シンジ「あれ?なんで猫が居るんだろ?」 1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:01:04.58 ID:nY5adECao シンジ「赤毛の猫だ…」 猫「ニャー」トトト… シンジ「こっち来た…よしよし…」 猫「ニャッ!!」シャッ! シンジ「痛っ!」 猫「フゥー!」 シンジ「怒ってるみたいだ、触るなって…」 猫「ニャー!ニャー!」 シンジ「何か言いたいのかな…」 リツコ「シンジ君」 シンジ「あ、リツコさん…」 シンジ「あの、ネルフであの猫飼うんですか?」 リツコ「その猫ね…」フゥ〜 2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:02:01.28 ID:nY5adECao リツコ「アスカよ」 シンジ「へ?」 リツコ「その猫は、式波・アスカ・ラングレー大尉なの」 シンジ「ははは、変な名前ですね」 猫「ニャッ!!」バリッ! シンジ「痛っ!!」 シンジ「確かにこの狂暴さは似てますけど…」 リツコ「だから、それアスカなのよ」スパ〜 シンジ「……?」 シンジ「全然意味が分かりませんけど」 リツコ「簡単に言うと、安全にビーストモードを発動させるために、      極秘で開発していたエントリープラグの実験中、      システムがコントロール不能になり、アスカの身体が消失したわ…」 シンジ Σ「えぇぇぇ!!!?」 リツコ「いえ、消失と言うより、変身してしまったと言った方が正解ね」 シンジ「じゃ…この猫がアスカ本人…?」 猫アスカ「ニャーニャー」 シンジ「ア、アスカ……なんて変わり果てた姿に……くっ…」 猫アスカ「ニャ〜」スリスリ シンジ「そうかそうか…分かって欲しかったんだな…」ナデナデ 猫アスカ「ニャー…ゴロゴロ…」 3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:02:52.07 ID:nY5adECao ━━━━━━ シンジ「それで…アスカは元に戻れるんですか?」 リツコ「今のところ無理ね」 リツコ「変身の原因が不明のうえ、システムが焼け焦げて復旧の目処も立ってないわ」 リツコ「しばらくはその姿のままね」 シンジ「そ、そんな…」 リツコ「幸いこちらの話は通じるみたいだし、連れて帰っても良いわよ」 リツコ「ミサトにはさっき説明しておいたわ」 シンジ「……」 猫アスカ「ニャア〜」 シンジ「わかりました…とりあえず連れて帰ります…おいでアスカ…」 猫アスカ「ニャ〜」トトト… 4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:03:58.43 ID:nY5adECao ━━━━━━━ シンジ「ただいま…」 猫アスカ「ニャア〜」 ペンペン「くわ〜」 ペンペン Σ「くわっ!!」 猫「ニャー」 ペンペン「くわわっくわっ!!」バタバタ 猫アスカ「ニャア」スリスリ ペンペン「くわ〜…」 シンジ「ペンペン?アスカがわかるのかい?」 ペンペン「くわっくわっ!」バタバタ シンジ「そうか…ペンペンにはわかるんだ…」 猫アスカ「フニャァ〜ニャ〜」 シンジ「どうしたんだい?お腹すいたの?」 猫アスカ「ニャッ」 シンジ「何を食べさせたら良いんだろう…」 シンジ「とりあえず煮干しかな?」 シンジ「はい、アスカお食べ」 猫アスカ「フニャ!!」バシッ! シンジ「違うのか…まさかハンバーグとか?」 猫アスカ「ニャン!」 シンジ「なんとなく伝わるけど、そうなのか…わかったよアスカ、すぐ作るから…」 シンジ「一応猫だからネギ系は使えないな…」 5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:05:27.56 ID:nY5adECao ━━━━━━ シンジ「出来たよアスカ、お食べ」 猫アスカ「ニャーゴロゴロ…」ムシャムシャ シンジ「美味しそうに食べてるや…ふふっ」 プシュー タダイマー ピシャー シンジ「ミサトさんお帰りなさい、ってなんです?その大荷物?」 ミサト「猫がウチに来たからね〜、猫トイレとか猫砂とか猫餌とかね♪」 猫アスカ「フニャー!!ニャーニャー!!」 ミサト「何この子?怒ってるの?」 シンジ「多分 猫扱いするな! と言ってるんだと思います・・・」 ミサト「あらそう・・・やっぱり人間の習慣で生活したいのね・・アスカ」 猫アスカ「ニャッ!」 ━━━━━━ ミサト「ご飯あげたの?」 シンジ「はい、ハンバーグが食べたそうだったので」 猫アスカ 「!?」 トン・・・ テテテテテテ 猫アスカ「ニャーニャー!!」カリカリ ミサト「もしかしてあの子、おトイレしたいんじゃないの?」 シンジ「そうかもですね、ドア開けてみます・・・」 カチャ  ササッ! 猫アスカ「ニャァ〜〜〜!!!!」 シンジ「あ、ゴメン蓋開けなきゃね・・・」パカ 猫アスカ「・・・・・・」 シンジ「・・・・・・」 猫アスカ「シャァーー!!!!」 シンジ「あわわ!!ご、ごめん!!」 6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:06:26.21 ID:nY5adECao ━━━━━━ 猫アスカ「〜♪」 プルプル・・・ 猫アスカ「・・・」カラッ・・・ カラカラカラカラ 猫アスカ「ニャァァァ!!」カラカラカラカラ シンジ ガチャ「どうしたのアスカ!!」 シンジ「ああっ!!ダメだよアスカ〜!!トイレットペーパーそんなにしちゃぁ!!」 猫アスカ「ニャァ〜〜・・・」 ミサト「ここは任せて」 シンジ「あ、はい・・・」 ━━━━━━ その後トイレは、アスカ用にペーパーを切った物を置くようにした。 自分でちゃんと流せるようなので、安心した。 ドアは仕方が無いので、半開きで取りあえず凌ぐ。 その内猫扉を作ってあげなきゃ・・・ 7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:07:23.64 ID:nY5adECao シンジ「お風呂はどうしようか・・・」 猫アスカ「ニャ」 シンジ「入るの?」 猫「ウニャ!」 シンジ「ミサトさーん!アスカがお風呂に入りたいって言ってますよ!」 ミサト「zzz」 シンジ「寝てるし・・・」 シンジ「ねぇアスカ、僕が入れてあげても良いかな?」 猫アスカ「・・・」 猫アスカ「ニャ・・・」トトト・・・チラッ トトト・・・ シンジ「来いって事か・・・」 シンジ「考えてみたら、今だって裸みたいなもんだよな、      気にする必要まるで無いじゃないか・・・」 シンジ「あ!猫用シャンプーが欲しいよ!」 シンジ「そいえば、ミサトさんが買ってきた中に無いかな・・・」 シンジ「あった♪」 シンジ「アスカ!今お風呂に入れてあげるよ!」 8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:08:39.63 ID:nY5adECao ━━━━━━ シンジ「どう?大丈夫?痒い所無いかい?」ワシャワシャ 猫アスカ「ニャァ」 シンジ「そうか、よかった」 ━━━━━━ ゴォー シンジ「ちゃんと乾かさないと風邪引いちゃうかも知れないからね・・・」 ゴォー 猫アスカ「ウニャ・・・」 シンジ「良し、乾いたよアスカ」 猫アスカ  ペロペロ シンジ「毛づくろいしてると、ホントに猫らしいや」ニコ・・・ ━━━━━━ シンジ「アスカ、一応アスカの部屋のドアは開けとくね、じゃおやすみ・・・」 猫アスカ「ニャ・・・」 ━━━━━━ シンジ「アスカ・・・必ず元に戻してあげるよ・・・・・・グスッ」 猫アスカ  ムクッ トトトトト・・・ ガリガリ ズスス・・・ スルリ シンジ「zzz」 猫アスカ「・・・ニャァ・・・」 ゴロゴロ・・・ ゴロゴロ・・・zzz シンジ「・・・ン?  アスカ・・・」 シンジ「一緒に寝てくれてたのか・・・」 シンジ「暖かいや・・・」・・・ zzzzz 9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:09:59.91 ID:nY5adECao シンジ「ミサトさん!!今日は朝から会議でしょ!!遅れますよ!!」 ミサト「ひゃぁ〜遅れる〜〜!!」バタバタ シンジ「これかじりながら行って下さい!!! トマトジュースも!!!」 ミサト アング!「あいがおひんひあん」アングアング・・・ プシュー ピシャー シンジ「・・・しょーがない大人だなぁ〜」 シンジ「仕事中はカッコいいのにね」 猫アスカ「ウニャ」 ━━━━━━ シンジ「学校はさすがに無理だよなぁ・・・」 猫アスカ「ニャァ・・・」 シンジ「アスカ、家でゴロゴロしててよ、それしかないよ」; シンジ「TVとか好きなの見れるし、イイよね?」 猫アスカ「ニャーニャー」 シンジ「ん?何だい?」 バリッ シンジ「痛っ!!」 シンジ「なんだよお、痛いじゃないかぁ!!」 猫アスカ「ニャンィアニャァニャ!!」 シンジ「え?エコヒイキとイチャイチャしてんじゃないわよって・・・      そんなの有る訳無いじゃないか・・・」 何故かアスカの言いたい事が、段々分かるようになってきた。 それは飼い主の妄想のような物なのかも知れないけど。 飼ってるんじゃない、れっきとした同居人だよ・・・ 10 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:11:18.23 ID:nY5adECao ━━━━━━ 猫アスカ「ニャァアァ!」 シンジ「分かったよ、唐翌揚げが食べたいんだね」 シンジ「ただし、肥満にならないように、ササミの唐翌揚げだからね!」 猫アスカ「ニャゥ!」 ムシャムシャ ゴロゴロ シンジ「アスカ・・・」ジワッ・・・ 僕はその時、テーブルの上に乗って、旨そうに唐翌揚げを食べるアスカを見て、 ずっとアスカがこのままの姿で居るのかと思ったら、悲しくて仕方が無かったんだ。 アスカは僕の涙に気が付いたら、ふいと部屋に帰ってしまった・・・ きっと自分でも悲しくなったんだと思う、猫の姿になった自分を憐れんで涙する僕を見て・・・ ━━━━━━ ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁ・・・ ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁ・・・ シンジ「使徒だ!!」 猫アスカ「ニャァァァ!!!!」 シンジ「行こうアスカ!!!!」 ━━━━━━ 猫の姿のままで、エヴァを操縦できるはずも無く、 やむなく発令所でミサトさんと居たようだ。 戦闘中相当興奮して暴れていたらしい・・・ 青葉さんの顔が何故か絆創膏だらけになっていた。 11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:12:23.28 ID:nY5adECao ━━━━━━ シンジ「さぁ帰ろうアスカ・・・」 猫アスカ「ニャァ」トトト・・・ レイ「碇くん・・・」 シンジ「ん?どうしたの綾波?」 レイ「その猫・・・・・・弐号機の人なのね・・・」 シンジ「そ、そうだよ・・・」 猫アスカ ジィー レイ「・・・・・・かわいい・・・・・・」 猫アスカ Σ「!?」 猫アスカ「・・・・・・」スリッ・・・ レイ「・・・」オソルオソル・・・ 猫アスカ「シャァー!!」 レイ「!?」ビクッ!! シンジ「撫でられるのは嫌なそうだよ・・・」 レイ「そう・・・なのね」シュン 12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:13:36.78 ID:nY5adECao ━━━━━━ シンジ「今日は何を食べようかな・・・」 猫アスカ「ニャ〜ゥ」 シンジ「パ、パスタはどうだろう・・・止めといた方が良いと思うよ」 シンジ「身体に悪いから、人間の食べ物は避けた方がいいよ・・・」 猫アスカ「ニャオゥニャニャア」 シンジ「でも・・・・・・」 シンジ「・・・わかったよ、ナポリタンの玉ねぎ抜きね・・・」 猫アスカ「ニャフ♪」 ━━━━━━ シンジ「身体のサイズに合わせて細い麺で作ったよ、      しっかり噛んで食べるんだよアスカ」 猫アスカ「ニャウニャウアギアギ♪」 シンジ(いつまでこのままなのかな・・・) ━━━━━━ シンジ「おやすみアスカ」ナデナデ 猫アスカ「ゴロゴロ♪」スリスリ シンジ「・・・ねえアスカ・・・」 シンジ「もしそのままの姿がずっと続くなら・・・」 シンジ「僕のそばにずっといてくれる?」 猫アスカ   ガブッ!! シンジ「痛っ!! なんだよもう〜〜〜・・・」 猫アスカ   ジッ・・・ 猫アスカ「ニャオゥ・・・」 シンジ Σ「!?」 シンジ「・・・・・・・・・ウン・・・ウン・・・」ジワッ シンジ「分かったよ、絶対元に戻ろうね・・・」ポロッ・・・ 13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 22:17:14.23 ID:nY5adECao アスカは猫のままじゃ無く、人の姿に戻ってから、 人としてその言葉を聞きたいと言っていた。 胸が・・・締め付けられる・・・ 本日ここまで(*_ _)ペコリ 16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/25(月) 09:42:15.40 ID:OtuLInbDO ━━━翌日 学校━━━ トウジ「センセ〜ここんとこ式波が居らんで活きが悪うなっとるな〜」 シンジ「べ、別に僕の元気は関係ないけどね…アスカはちょっと出向で他の支部に行ってるだけだし…」 ケンスケ「あれか!?新兵器のテストとかあるのかな!?」 シンジ「極秘だから詳しい事は何も知らないんだよ…」 トウジ「パイロットが知らん事もあるんやな…ま、どーでもええけど」 レイ「…」 ━━━放課後━━━ レイ「碇くん…ちょっと」 シンジ「何?綾波」 レイ「これ」 シンジ「何だろ?クッション?手作りじゃないか!?」 レイ「あの子に…」 シンジ「アスカに?」 レイ「ええ」 シンジ「あ、ありがとう綾波…きっと喜ぶよ」 シンジ(綾波…手に絆創膏がたくさん……) 17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/25(月) 10:04:56.77 ID:OtuLInbDO ━━━葛城邸━━━ シンジ「ただいま」 猫アスカ「ニャー」トトト… シンジ「ほら、アスカ用のクッションだよ」 猫アスカ「ニャー?」 シンジ「綾波が作ってくれたんだ」 猫アスカ「ニャッ!?」 クンクン 猫アスカ「……」フンッ! シンジ「ダメだよアスカ、そんな態度しちゃぁ」 シンジ「綾波は手にたくさんケガをしたのに、頑張って作ったんだよ」 猫アスカ「……」 シンジ「僕はご飯の仕度してくるから…」 猫アスカ「……」 猫アスカ「……」ポフッ 猫アスカ クァ〜… zzzzz… シンジ「…寝てる」クスッ 22 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/25(月) 12:27:13.46 ID:OtuLInbDO シンジ「ご飯だよ〜」 猫アスカ「」ピク 大きなあくびをし、思い切り伸びをしてから、 アスカはテーブルに飛び乗って来た。 今夜のオカズは棒々鶏、 味は薄めでアスカの身体を気遣おう。 シンジ「美味しいかい?」 猫アスカ「ニャフ」ムシャムシャ シンジ「ふふっ」 28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/25(月) 15:20:03.95 ID:OtuLInbDO シンジ「はい、お水だよ」 猫アスカ「ニャッ」ピチャピチャ 猫にお茶やコーヒーは駄目だし、ジュースも論外、 なのでミネラルウォーターにしている、 硬水は泌尿器系に良くないから、軟水をチョイス、 僕だけジュースを飲むわけにも行かないので、 僕もミネラルウォーターを飲んでる。 お風呂の時、シャンプーは人間用を使えと言いたいらしいが、 猫の肌には洗浄力が強すぎて、荒れたりするから我慢して貰っている。 アスカはとても不満そうだ。 シンジ「あれ?毛が抜ける……時期かな?…年中夏だから分かんないよ…」 シンジ「ブラシ買わなきゃ…」 30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/25(月) 16:38:26.07 ID:OtuLInbDO ━━━ペットショップ━━━ シンジ「ラバーブラシか、これなんか良さそうだな…」 シンジ「……」 シンジ「これも買っておこうかな…」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「ただいまー」 シンジ「アスカ〜!ブラッシングしよう」 猫アスカ「ニャー」トトト… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「凄いや、たくさん抜けるよ!」ザッザッ… 猫アスカ「ニャア〜…ゴロゴロ…♪」 シンジ「気持ち良さそうだな〜」クスッ シンジ「今日はこの辺で良いと思うよ、また明日やろう」ニコッ 猫アスカ「ニャア〜ン」 31 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/25(月) 18:55:48.47 ID:OtuLInbDO シンジ「……」コソッ… パタパタ 猫アスカ 「!」 パタパタ 猫アスカ「……」 パタパタ 猫アスカ「……」ピクッ パタパタ 猫アスカ「……」ピクピク パタパタ 猫アスカ「……」ウズウズ… パタッ パタッ! 猫アスカ「ウニャッ!」バッ! サッ彡 シンジ「ふふ〜ん」ニヤッ 猫「ウニャニャ〜…」ムカムカ 猫「ギャース!!!」バリバリバリ! シンジ「うわあああああ!!」 シンジ「痛い痛い!ごめん!ごめんってば!!」 猫アスカ「ウニャアアアア!」バシッバシッ! シンジ「ごめんアスカ!もうやらないから許してよ!」 ミサト「たっだいま〜♪ って、一体なんの騒ぎ!?」 35 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/25(月) 21:43:13.93 ID:OtuLInbDO シンジ「み、ミサトさん!助けてください〜」イテテ… 〜〜〜〜〜〜〜〜 ミサト「これはシンちゃんが悪いわ」 シンジ「はい…」ショボーン シンジ「からかおうとした訳じゃ無いんですけど…運動不足解消とか考えたり……」チラッ 猫アスカ「 」ツーン ミサト「とにかくアスカは、猫扱いされたのが面白く無かったみたいね〜」 猫アスカ「ニャッ!」 シンジ「ご、ごめん…アスカ…もうふざけないから、許してよ…」 猫アスカ「ウニャッ!」プイッ ミサト「まあまあアスカ、そろそろ許してあげなさい、シンちゃんも悪気が有った訳じゃないし」 猫アスカ「ニャア〜………」 猫アスカ「 」プイッ トトト… シンジ「あ、行っちゃった…」 ミサト「ふぅ…しょうがないわねぇ…」 36 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/25(月) 21:56:39.21 ID:+XPAmoSko PCから書きます ━━━アスカの部屋━━━ ミサト「ねぇアスカ・・・シンちゃんは、本当にアスカの事が心配で、色々世話を焼いてくれるのよ?」 ミサト「今回もホントにアスカの身体を思ってやったことかもしれないし・・・」 猫アスカ「・・・ウニャァ・・・」 ミサト「だから、許してあげなさい、ねっ」ニコ 猫アスカ「・・・」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ミサト「さぁ、シンちゃん!さっさとお風呂に入って休みなさい!」 シンジ「は〜い・・・」 ミサト「ふふっ・・・」 猫アスカ「ニャァ〜」トトト・・・ シンジ「あ、アスカ?お風呂入りたいの?」 猫アスカ「ニャ・・・」 シンジ「そっか、わかったよ」ニコ ミサト「二人とも単純ねぇ〜」クスクス 38 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/25(月) 22:14:14.88 ID:+XPAmoSko ━━━翌日 NERV本部━━━ ミサト「ねぇリツコ、まだ実験システムの復旧終わらないの?」 リツコ「ええ・・・まだ掛かりそうだわ」 リツコ「ハードは大体出来上ってるんだけど・・・」.スパァ〜 リツコ「何故獣化したのか・・・まるで見当がつかないのよ・・・」 ミサト「そう言えば・・・」 アスカ『あ〜あ〜!ほ〜んと嫌んなっちゃうわ!!毎日毎日・・・なんでこんなにあたしだけ忙しいの!?』 アスカ『人間やってるのが嫌になってくるわ!!猫にでもなりたいわね!!』 ミサト「もしかして・・・」 ミサト「リツコ!人の願いが人の形状を作り上げるのに作用するとか有りえる?」 リツコ「勿論有りえるわ、現在私達の姿を形造るのが、無意識下の自我、要するにATフィールドのようなものよ」 リツコ「あの実験の時、アスカが猫になりたいと思ってたら、変身してもおかしくないわ」 ミサト「じゃぁ!!」 リツコ「ええ、またシステムが暴走状態になってる時、今度は人に戻りたいと願えば・・・」 ミサト「人に戻れる!」 40 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/25(月) 22:27:06.82 ID:+XPAmoSko ━━━葛城邸━━━ シンジ「あはははは、この芸人面白いね〜」 トトトトト・・・  クルッ・・・ シンジ「アスカ?」 バッバッバッバッバッ! 猫アスカ「フニャニャァ・・・」カイカイ シンジ「あ!もしかして耳が痒いのかい?」 猫アスカ「ニャァ〜ァ」バッバッ シンジ「こりゃ耳ダニかも知れない!」 シンジ「アスカ!耳見せて!」 シンジ「あ・・・幸い数が少ないな・・・」 シンジ「ちょっと我慢してね・・・」チョイチョイ シンジ「日本は年中夏だからダニは付きやすいんだね」チョイチョイ シンジ「よし!綺麗になったよアスカ!」 猫アスカ「ニャン♪」 45 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 07:54:46.71 ID:vy+WsSKDO だんだん僕は猫アスカと暮らす日常に、幸せを感じ始めていた。 可愛い、とにかく可愛すぎる、 長い紅毛に映える碧眼、本当に美しい猫だ。 〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「さ、今日も綺麗にブラッシング出来たよ」 猫アスカ「ニャオ」ポフッ シンジ「どういたしまして」ニコッ シンジ「テレビでも見ようかな…」ポチッ シンジ「……」 猫アスカ「…」トトト 最近僕がテレビを見てると、 アスカは膝の上に乗ってくる。 幸せなひとときの一つだ。 シンジ「……」ナデナデ 猫アスカ「ゴロゴロ…」 シンジ(可愛いなぁ…なんかこのままでも良い気がしてきたな…)ナデナデ 46 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 08:28:25.82 ID:vy+WsSKDO ミサト「シンジ君!朗報よ、アスカが元に戻れるわ!!」 シンジ「ほ、本当ですか!?」 ミサト「実験用エントリープラグの修理も終わったし、アスカが猫になった原因も掴めたの」 シンジ「そ、そうなんですか…」 シンジ「アスカ…元に戻れるってさ…ははっ」 猫アスカ「ニャア〜」 ミサト「明日、本部の実験室に行きましょう」 シンジ「…はい」 ミサト「…何かあまり嬉しそうじゃないけど…?」 シンジ「い、いえ!そんなはず無いじゃないですか!」 シンジ(そんなはず…無いよ…)チラッ 猫アスカ「…」キョトン 49 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 11:55:43.46 ID:vy+WsSKDO ━━━シンジの部屋━━━ シンジ「猫のアスカは今日で最後か……何か寂しいなぁ…写真くらい残しとこうかな…」 トトト… 猫アスカ「ニャン」 シンジ「あ、アスカ…丁度良かった。ちょっとお願いがあるんだけど…」 猫アスカ「?」 シンジ「写真を撮らせてくれないかな…」 猫アスカ「……」 猫アスカ「ニャ…」 シンジ「ありがとうアスカ!」 そして僕達は1枚の写真を撮った、 アスカは僕の膝の上に座りカメラ目線だ、中々良く撮れてると思う。 背景が僕の部屋なので、ちょっと勿体無かった。 シンジ「なんか名残惜しいや」クスッ 猫アスカ「ニャア〜」 シンジ「猫姿、可愛かったよ…」 シンジ「じゃあ、おやすみ…アスカ…」 猫アスカ「ニャウ〜…」 50 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 14:48:45.10 ID:vy+WsSKDO ━━━翌日 実験室━━━ リツコ「では始めるわ」 リツコ「アスカをエントリープラグに入れて頂戴」 シンジ「はい…」 猫アスカ「ニャア〜…」 シンジ「じゃあ、またね…」 ピョン!タタタ シンジ「あ、アスカ!」 猫アスカ「ニャア〜ン」スリスリ… シンジ「アスカ…」ナデナデ… ミサト「アスカも名残惜しいのかしらね…」 シンジ「ダメだよ…ちゃんと入らないと…」 猫アスカ「……」タタタ ピョン! リツコ「閉めるわよ」 プシュー ピチッ… リツコ「意図的に暴走状態にするわ、数時間後に結果が出るわよ」 ミサト「アスカ聞こえる?」 猫アスカ『ニャー』 ミサト「システム稼働中、常に人に戻りたいと願いなさい!」 ミサト「そうすれば必ず戻れる!」 猫アスカ『ニャーニャー』 シンジ「……」 こうして作業は始まった、 猫から人に戻すために。 猫のアスカが人に戻るんだ… なぜか無性に悲しくなってきた… シンジ「うっ…」ジワッ ダダダッ! ミサト「シンジ君!!どこに行くの!?」 僕は実験室から逃げ出してしまった。 51 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 15:17:52.96 ID:vy+WsSKDO リツコ「どうしたのかしらね」 ミサト「たぶん猫のアスカに、情が湧いたのかもね…ずいぶん甲斐甲斐しく世話を焼いてたから…」 リツコ「そう…」 リツコ「そろそろビーストモードに移行するわ、一か八か…帰って来なさいアスカ…」 ミサト「……」 〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ(アスカ…アスカ…) 僕の脳裏には、猫アスカとの思い出が次々と映し出されていた。 全てが愛おしい記憶だ… レイ「碇くん…」 シンジ「…綾波…」グスッ… レイ「どうして…泣いているの?」 シンジ「…なんでも…ないよ…」ゴシゴシ レイ「あの子が…居なくなるから?」 シンジ「……でも、アスカが人に戻れるんだ…」 レイ「そう……」 レイ「寂しいのね…」 シンジ「猫だったアスカは、ホントに可愛かったよ…」 シンジ「でも……」 レイ「わたしも…猫になりたい…」 シンジ「綾波…何を言うの?」 レイ「そうすれば…碇くんに可愛がって貰えるから…」 シンジ「綾波!?」 レイ「嘘……冗談よ」ニコッ レイ「そろそろ…迎えに行ってあげて」 シンジ「う、うん…」 52 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 15:29:12.31 ID:vy+WsSKDO リツコ「プラグ深度がマイナスからプラスに上がって来たわ…」 ミサト「いよいよね…」 シンジ「あの…アスカは?」 ミサト「シンジ君!」 リツコ「もう少しで終わるわよ」 シンジ「……」 その内エントリープラグの唸りが止まった… アスカは戻れたのだろうか? バシュ〜ン… ゴボゴボ リツコ「LCLの排水が始まったわ」 ミサト「アスカ…」ゴクリ プシュー リツコ「……」 53 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 16:44:50.51 ID:vy+WsSKDO ━━━病室━━━ アスカ「ン…」 アスカ(ここは……病院のベッドの上?) アスカ(そこに居るのは…バカシンジじゃない…眠りこけてるわ…) アスカ「……ンジ…シンジ…」 シンジ「ん…んひぁ…?アスカ?」ゴシゴシ アスカ「あたし…どうなったの…?」 アスカ「人に…戻ったの…?」 シンジ「う、うう…うん…一応…成功したっぽいよ?」 アスカ「何をキョドってんのよ、バカシンジ…」ピコッ シンジ「うっ!//」 アスカ「あん?何しまりの無い顔してんのよ…」ピコッ シンジ「いや、その…なんと言えば良いのか…///」 アスカ「おっかしいわねぇ〜…あたしの顔に何か付いてるわけぇ?」ピコッ ピコッ シンジ「はうっ!(反則だ!これは反則だよアスカ!)///」 アスカ「よっ」ギシッ シンジ「お、起きても大丈夫なの!?」 アスカ「大丈夫よ…あんたとは鍛え方が違うわ!」スタスタ シンジ「どこ行くんだよ!」 アスカ「トイレよ!トイレ!言わせんな恥ずかしい!」フンッ カラッ ピシャ シンジ「行っちゃった…」 ミサト「シンチャン…シンチャン…」コソコソ シンジ「ミサトさん…」 ミサト「アスカの様子どぉ?」 シンジ「あ、いや、まだ気が付いてない見たいですけど…そろそろ」 イヤアアアアアアアアア!! シンジ「あ、気が付いた」 バタバタバタバタ ガラッ! アスカ「ちょっとバカシンジ!?これなんなのよぉ!!!」ピコピコピコ シンジ「それは……み、耳だと、思うよ?」ニヘ アスカ「それにぃ!!」フリッ アスカ「あたしのキュートなお尻に付いてるコレっ!!」フリッ フリッ シンジ「そ、それは……し、尻尾だと、思うよ?」ニヘラ アスカ「だああああああ!!?何なのよこれぇぇぇぇぇ!!?」ピコピコフリフリ リツコ「せっかくの猫耳なんだから、逆に楽しんだらどう?」フッ アスカ「もういやああぁぁ〜」ピコピコフリフリ 54 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 16:49:46.82 ID:vy+WsSKDO リツコ「まあ説明させてもらうわ」 アスカ「ちょっとこれ!何とかしてよ!」ピコピコフリフリ リツコ「簡単に言うと、システム稼働中にあなたは人に戻りたいって願いの他に…」 リツコ「猫でも良いかもって、思ったはずよ?」 アスカ「あ……」 ミサト「思い当たるフシがあるのね…」 アスカ「確かに…あの時の楽しかった事とか考えたかもしれないわ…」 リツコ「ふ〜…やっぱりね」 リツコ「その中途半端な思いが、半人半獣の原因ね」 アスカ「いやあああああ!!」 シンジ「///」ニヘラニヘラ アスカ「あ ん た は何ニヤついてんのよ!!」バキッ! シンジ「痛っ!ちょっと待ってよ、落ち着いてよアスカ!」 アスカ「何よ!」フーッフーッ! シンジ「それ……凄く可愛いと、思うよ///」 アスカ「なっ!!///」カァッ アスカ「うっさいっ!!このボケシンジっ!バカシンジっ!エロシンジ〜っ!!」ドカッドカッ!! シンジ「うわああ!!ごめん!ごめんってば!!」ヒィ! アスカ「で!?治るのこれ!?」フリッ ピコッ リツコ「実験プラグはまた破損したわ、無理矢理暴走状態にしたから…」 リツコ「修理に2週間は掛かるわね」 アスカ「それまでこのままって事!?」ワナワナ リツコ「ええ」 アスカ「そんな……」ペタン ミサト「でもホントに可愛いわよそれ?」 アスカ「何よあんたまで!バカミサト!!」ムキィー! 55 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 17:05:12.76 ID:vy+WsSKDO 猫娘になってしまったアスカ、 最初はかなり落ち込んでいたが、 3日もたったら逆に楽しみ始めた。 何しろあの容姿に猫耳と尻尾だ、 その破壊力たるやN2高空爆雷の乱れ撃ちのごとしである。 世の男性諸君が熱烈に萌えたぎっているようだ。 何を隠そう僕もその内の一人なのである。 アスカ「バカシンジ!今夜はハンバーグにしなさいよね!ガーリックソースよ!ガーリックソース!」ピコピコフリフリ シンジ「わかったよ〜任せといてよ」ニヘラ アスカ「いちいちニヤケんなっつーの!!」ドカッ! シンジ「痛いよアスカ〜」 アスカ「ふん!」ピコフリ 57 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 17:20:36.29 ID:vy+WsSKDO アスカ「ご飯できたら呼びなさいよ!後あんたのマンガ借りるからね!」スタスタ ガラッ アスカ「え〜と、どこかしら」キョロキョロ アスカ「あったあった…」ペラッ アスカ「…………」ペラッ 〜〜〜〜〜〜〜〜 アスカ「あんまし面白くなかった」バサッ アスカ「ん?…この写真」 アスカ「ちゃんと飾ってたんだ…」フリフリ アスカ「ホント…バカね…」ニコッ シンジ「ミサトさーん!アスカー!ご飯できたよ〜」 ミサト「は〜い」 アスカ「今行く〜!」フリフリ 「「「いただきまーす♪」」」 おしまい 60 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 18:06:59.77 ID:vy+WsSKDO 猫のままの案も有ったんだけど、 しんみり終わっちゃいそうだったので止めたんだよ。 猫耳にして明るく終わりたかった。 61 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/26(火) 18:32:52.54 ID:NKa2YBhg0 いや、こう考えればいい 猫のままのエンディングも書けばいいさ 62 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/26(火) 18:52:59.05 ID:vy+WsSKDO くっ…なん…だと… わかった、ちと待ってくれ。 64 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 19:07:22.87 ID:vy+WsSKDO おまけ ━━━アスカ人化作戦失敗の場合━━━ リツコ「おかしいわ…プラグ深度がマイナスのまま変化がないわ…」 ミサト「どう言うこと!?」 リツコ「アスカが…人に戻りたいと願っていないんだわ…」 ミサト「そ、そんな…どうして?」 〜〜〜〜〜〜〜〜 コポコポ… 猫アスカ「……」ピクッ… シンジ〈アスカ!ご飯だよ♪〉 猫アスカ「ニャ…」 シンジ〈アスカ〜お風呂に入れてあげるよ!〉 猫アスカ「ニャウ…」 シンジ〈ほら、ブラッシングしてあげるよ!〉 猫アスカ「ニャオ…」 シンジ〈おいでアスカ、よしよしいい子だね♪ナデナデ〉 猫アスカ「ニャァァ…」 シンジ〈アスカは可愛いなぁ〜ずっと一緒に居たいや♪ニコニコ〉 猫アスカ「フニャア〜!」 66 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 19:22:45.44 ID:vy+WsSKDO リツコ「やめなさいアスカ!!人に戻れなくなる!!」 ミサト「行きなさいアスカ!誰かの為じゃない!あなた自身の願いの為に!!」 リツコ「ミサト!?何を言ってるの、正気!?」 ミサト「アスカは…シンジ君との暖かい日々を求めているんだわ!猫のままの方が良いと判断したのよ!」 リツコ「それじゃパイロットが不足するわ!」 ミサト「構わないわ!バックアップが居るもの!」 リツコ「それもそうね」 シンジ「アスカ!アスカはどうなったんですか!?」 リツコ「人化は失敗よ、アスカは猫のままになるわ」 シンジ「そ、そんな!?」 68 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/26(火) 20:08:25.62 ID:vy+WsSKDO アスカは人に戻る事を拒んだ、 猫のまま僕と生きることを選んだ。 僕も本当はそうなる事を望んでいたのかもしれない。 〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「アスカ、今日はお客さんが来るよ」 猫アスカ「ニャア?」 ピンポーン シンジ「やあ、いらっしゃい」 マリ「こんばんにゃ〜♪」 猫アスカ「ニャッ!」ビクッ マリ「あ〜あ、姫ホントに猫になっちゃったんだにゃ…」ニクキュウグリグリ 猫アスカ「フニャア〜ア〜!」イヤイヤ シンジ「マリさんがアスカの代わりに弐号機のパイロットになったんだよー」 マリ「そーゆーことにゃ!弐号機はあたしにまっかせなさ〜い♪」ボヨン 猫アスカ「ニャア〜フニャア〜…」 シンジ「よりによってコネメガネが来るとはって…二人は知り合いだったの?」 マリ「ま〜その〜あれだ!その辺はややこしいから秘密にするにゃ♪」 マリ「って、わんこ君って猫語が解るんだ?」 シンジ「いや、他の猫はわからないけど、なぜかアスカのだけわかるんだよ」 マリ「ふ〜ん……愛の力かにゃ?」ニヨニヨ 75 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/27(水) 08:25:54.49 ID:AuMnTOTDO シンジ「あ、愛の力とか…そんなんじゃ無いよ//」 猫アスカ「…//」バシッ!バシッ! マリ「にゃ!猫パンチ!?」 猫アスカ「…」ゲシッ!ゲシッ! マリ「今度は猫キック!?」 猫アスカ「フンッ!」 マリ「そんな攻撃でぇ、わたしを沈黙させる事は…出来ないにゃー♪」ガバッ! 猫アスカ「フギャー!」ジタバタ マリ「逃げんなぁぁぁ!!」 猫アスカ「シャー!」ガブッ! マリ「にゃー!いったーい!」 マリ「…でもぉ…面白いから…イイ!!」ガバァッ! ナデサセロー! フギャアアア!ゲシッゲシッ! シンジ「何だか楽しそうだな」フフッ シンジ「あ、そうだマリさん、夕食たべてく?」 マリ「にゃっ!食べる!」カイグリカイグリ 猫アスカ「ブニャァ〜」ゲシッゲシッ! 77 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/27(水) 11:06:33.35 ID:AuMnTOTDO 〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「さ、食べてよ!」ドンッ マリ「おお〜♪これがウワサの手作りハンバーグ…」 シンジ「どこのウワサだよ…」 マリ「んにゃ、生前に姫が美味い美味いと自慢しくさっt」バシッ!猫アスカ「ウニャニャ!!」ゲシッ! シンジ「まだ生きとるわ!だって」 〜〜〜〜〜〜〜〜 マリ「あ〜美味かったにゃ〜♪」 マリ「いつもこんな美味しいもの、食べれる姫が羨ましいにゃ〜」 猫アスカ「ニャッ♪」 78 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/27(水) 12:56:26.34 ID:AuMnTOTDO マリ「すっかりご馳走になっちゃった♪ありがとねん」ギュウ〜 シンジ「うわっぷ!何を!///(胸が!胸が!)」 猫アスカ「ウニャー!」バッ!ビシッ! シンジ「痛っ!なんで僕が…」ヒリヒリ マリ「そろそろ帰るにゃ!」 シンジ「あ、うん…またね」 猫アスカ「ウニャ…ニャア〜」 マリ「わかってるって、任しときな!お ひ め さ まっ!」 マリ「じゃ〜ね〜」フリフリ 〜〜〜〜〜〜〜〜 シンジ「なんかマリさんも、アスカの言うこと解ってるみたいな……」 シンジ「まあいいか」 シンジ「さ、お風呂にしようかアスカ!」 猫アスカ「ニャア♪」 弐号機の事  頼んだわよ コネメガネ… おしまい 81 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2013/02/27(水) 18:01:16.56 ID:AuMnTOTDO いや、これはもうここで完結にしまふ。 ご清読ありがとうございました(*_ _)ペコリ 83 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/27(水) 20:54:37.04 ID:AuMnTOTDO あ〜 テレビ版のミサトさんより、 新劇のミサトさんの声がそそるなぁ… やっぱ女は40過ぎが良いよな〜色々と…