1 名前: ◆6XkZGiwaBg[sage] 投稿日:2015/04/19(日) 20:27:00.28 ID:GJvCEIW+o
雷「……お腹空いたわね」グー
電「なのです」グー
暁「もーいきなり何なのよ! はしたないわね!」
響「でも今日は間宮が改装工事でお休みだよ」
2 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 20:28:47.57 ID:GJvCEIW+o
雷「じ、じゃあどうするのよ! ご飯食べられないじゃない!」
電「そういえばこの前、赤城さんがオススメのラーメン屋さんを教えてくれたのです!」ピコーン
暁「ら、らーめんですって!? そんなのレディーの食べ物じゃないわ!」
響「まぁいいじゃないか、暁。大人の女性は好き嫌いをしないものさ」
雷「あれー? 暁、もしかしてラーメン屋さんに行ったことないのー?」
暁「そ、そんなことないわよ! いいわ、今日はそのらーめん屋さんに行くわよ!」
電(……ちょろいのです)
雷「じゃあ出発よ!」
4 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 20:32:18.25 ID:GJvCEIW+o
――――――――――――
電「ここが教えてもらったラーメン屋さんなのです!」
>ゴ…ゴチソウサマデチ…
>ダンケ、ダンケ!
>シュトーレンタベタイナー
雷「あら、潜水艦の子じゃない。ここのラーメン食べたのかしら?」
5 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 20:33:04.03 ID:GJvCEIW+o
伊168「そうよ。なかなか美味しかったわ」
伊58「も、もういっぱいでち……」
伊19「こんなんでイクを追い込んだつもりなの…?」
呂500「はっちゃん、シュトーレン食べにいこー?」
電「じゃあ潜水艦のみなさん、また後で、なのです」バイバーイ
6 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 20:37:33.52 ID:GJvCEIW+o
雷「……それにしても、なんかここ臭うわ。なんなのかしら?」クンクン
響「ハラショー。ニンニクの香りだ」スパシーバ
暁「ちょっと待ってよ、こんなに長い列に並ぶわけ?」
電「仕方ないのです。赤城さんはとっても美味しい人気店だって言ってたのです」
暁「ま、まぁ一人前のレディーは、何時間でも待っていられるんだから!」
雷「それにしても、並んでるのは戦艦の先輩ばかりね」キョロキョロ
電「さっき戦艦の先輩の演習が終わったばかりなのです。多分それで皆で来てるのです」
響「じゃあ、並ぼうか」
7 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 20:40:16.93 ID:GJvCEIW+o
――30分後
響「ようやく店の中に入れたね」
暁「ねぇ、私たちの順番はまだなのかしら?」ソワソワ
電「大丈夫なのです。先に食券を買うのです」
雷「私はスタンダードなやつで行くわ! 小ラーメンね!」ポチー
響「じゃあ私もそうしよう」ポチー
電「暁ちゃんはどうするのですか? 参考にさせてもらうのです」ジーッ
暁「そ、そう? じゃあ大人の女性として大らーめんを選ばせていただくわ!」ポチー
雷「ちょっとそれ、大丈夫なの?」
電「さすがお姉さんなのです! でも私はさっきお菓子を少し食べてしまったので、小にするのです」ポチー
10 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 20:44:06.95 ID:GJvCEIW+o
――そして5分後
>ゴチソウサマデース!!
>サスガハオネーサマ!! イイタベップリデス!!
>ウップ…ハルナハ…ダイジョウブデス…
>ドウシテ…ワタシノ…ロットブンセキガ…
響「ちょうど4人席が空いたね。座ろうか」
電「まずは食券を上に置くのです」
暁「これで待ってればいいのね!」
電「赤城さんによると、後で店員さんから、トッピングを訊かれるらしいのです」
雷「なになに、サービスいいじゃない!」
12 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 20:50:07.40 ID:GJvCEIW+o
響「私はニンニクを多めにお願いしたいな」
電「その時は、ニンニクマシ、と言えばいいと聞いたのです」
雷「じゃあ私もそうするわ!」
暁「他にトッピングはないの?」
電「お野菜もあるのです。栄養たっぷりで背もぐんぐん伸びるのです」
暁(なるほど……)
13 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 20:54:07.52 ID:GJvCEIW+o
店主「ラーメン小の方、ニンニク入れますか?」
雷「ニンニクマシでお願いするわ!」
店主「お隣の方は?」
響「ニンニクマシ」
店主「お隣は?」
電「ニンニクマシマシアブラカラメ、なのです!」
暁「(ちょ、なによそれ!? 電、野菜を多めにするにはどうすればいいの?)」コソコソ
電「(ヤサイマシマシ、って言うのです)」コソコソ
店主「お隣の方、ニンニクは?」
暁「ヤ、ヤサイマシマシッ!」
電(……ちょろいのです)
15 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 20:56:47.41 ID:GJvCEIW+o
店主「はいお待ち!」ドッドッドッ
雷「な、なによこの量……」
響「このニンニクの香り……実にハラショーだ!」
電「いただきますなのです!」
店主「お待ちどーさま!」ドカッ
暁「」
16 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 21:00:02.78 ID:GJvCEIW+o
電「暁ちゃんのは、お野菜たっぷりなのです。うらやましいのです!」
響「もやし…チャーシューも…」ムシャムシャ
雷「暁、大丈夫なのそれ……?」
電「大人の女性は皆食べてるのです! 赤城さんもヤサイマシマシなのです」
暁「……わ、分かったわ。見てなさい!」
響「ハラショー」ムシャムシャ
20 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 21:03:51.53 ID:GJvCEIW+o
――15分後
響「スパシーバ! 素晴らしいラーメンだった」ゴチソウサマ
雷「も、もう入らないわ……」ゴチソウサマ
電「美味しかったのです!」ゴチソウサマ
暁「うっぷ……ちょ、ちょっと待ってみんな……」
響「大丈夫かい? 残してもいいんじゃないかい?」
23 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 21:07:27.78 ID:GJvCEIW+o
電「それはダメなのです! ギルティーなのです!」
暁「な、何言ってるの…電…」ウップ
電「暁ちゃん、私たち3人はお店の外で、食べ終わるのを待ってるのです」
暁「」ウルウル
電「雷ちゃん、響ちゃん、いったんお店を出るのです。次のお客さんがいるのです」
雷「そ、そうね……待ってるわ、暁」
暁「……響は」ウルウル
電「響ちゃんもほら、行くのです」ソソクサ
響「う、うん…分かった…」
暁「」
25 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 21:10:38.78 ID:GJvCEIW+o
――さらに10分後
響「遅いね、暁」
雷「大丈夫かしら……?」
電「大丈夫なのです! 暁ちゃんは、私たちのお姉さんなのです!」
ガラガラ
暁「…………」フラフラ
響「大丈夫かい?」
暁「店員さんが、もう残してもいいよって言ってくれたわ……」ヨロヨロ
雷「良かったわね……」
電「なのです」チッ
28 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 21:13:56.95 ID:GJvCEIW+o
響「まぁ味はハラショーだったし、また来よう」
雷「そうね! でも次は麺半分にするわ」
電「なのです!」
暁「私もう無理……」オエップ
雷「もう、だらしないわね! 暁も、もっと私に頼っていいのよ!」
29 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 21:15:20.51 ID:GJvCEIW+o
電(とまぁ、こんな感じの二郎デビューだったのです)
電(暁ちゃんの泣き顔が、とってもキュートだったのです)
電(私は暁ちゃんが大好きなのです。写真に収めておけばよかったのです)
響「実にハラショーなラーメンだった。また行きたいな」
暁「もう、絶対らーめん二郎なんて行かないんだからー!」
電(ラーメン二郎は、こんな感じで評価が二極化するのです)
電(でも大丈夫!)
電(潜水艦の子は、みんな麺半分コールをしていたのです。初めての方はそうすると良いのです)
電(みなさんも、是非行ってみてほしいのです)
電(それではみなさん、ごきげんよう、なのです)
30 名前: ◆6XkZGiwaBg[] 投稿日:2015/04/19(日) 21:16:08.90 ID:GJvCEIW+o
終わり!
神保町店は夜の部もやってほしいのです。