1 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 20:31:32.56 ID:TuBVWc/H0
※キャラと口調が怪しい
※山なし落ちなし意味なし
※短い
2 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 20:32:04.98 ID:TuBVWc/H0
提督「秘書艦を務めてくれている鈴谷と熊野に対して、日頃のお礼をしようと思う」
提督「ホワイトデーということにすれば違和感なく受け取ってもらえるだろう」
提督「間宮さんや鳳翔さんに協力してもらったし、きっと大丈夫なはずだ」
提督「それじゃあ二人を探しに行くか」
3 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 20:33:10.40 ID:TuBVWc/H0
提督「鈴谷は出撃してそのまま入渠してたはずだ」
提督「そろそろ入渠も終わるはず……おっ」
鈴谷「ふぃ〜、やっぱりお風呂はいいねぇ」
鈴谷「いつまでも入ってたくなっちゃうよ」
提督「お〜い!鈴谷〜!」タッタッタッ
鈴谷「…ん?おぉ、提督じゃん!どしたの?」
提督「ほら、これ」
鈴谷「わ、何?この包み…。鈴谷にくれるの?」
提督「ああ、バレンタインのお返し渡してなかったろ?」
提督「今日はホワイトデーだからな」
鈴谷「わぁ…提督、サンキュー!ねね!いま開けてもいい?」
提督「え…ここでか?まぁ構わないが」
4 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 20:39:03.50 ID:TuBVWc/H0
鈴谷「やった!何かな何かな…ふふふ!」ガサガサ
鈴谷「あれ?中にまた2つ包み入ってるよ?」
提督「両方鈴谷のだよ。好きな方から開けていいぞ」
鈴谷「え、マジ?提督太っ腹だねぇ」
鈴谷「ん〜、じゃあまずこっち!」ガサガサ
鈴谷「ん、いい匂い…」
鈴谷「これは…、クッキー?」
提督「あぁ。お菓子なんて初めて作ったからな、口に合わないかもしれないが」
提督「一応間宮さんと鳳翔さんにも見てもらっていたからな」
提督「食べられないことはないはずだ」
鈴谷「ふむふむ…。それじゃあ早速一枚」サクッ
鈴谷「…」モグモグ
提督「どうだ…?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 20:53:11.46 ID:TuBVWc/H0
鈴谷「…うん」
鈴谷「美味しいよ!」
提督「そうか…!」ホッ
提督「口にあって良かったよ」
鈴谷「取り敢えず食べ過ぎるとご飯入らなくなっちゃうし、残りは後でたべるね?」
提督「そうだな、それがいい」
鈴谷「よし!それじゃあもう片方も見ちゃうよ!」ガサガサ
提督「気に入ってくれるといいんだが…」
鈴谷「…んーと…。わぁ…!かわいい…!」
提督「気にいってもらえたか…?」
鈴谷「うんうん!もちろん!」
鈴谷「あ、ねぇねぇ!これ今つけてもいい?」
提督「ああ、もちろんだ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 21:01:37.34 ID:TuBVWc/H0
鈴谷「やった!……んしょ…と。ね、どうどう?」
提督「よく似合ってるよ。それにしても、ヘアピン変えるだけで結構印象変わるもんなんだな」
鈴谷「そう?今鈴谷どんなカンジ?」
提督「そうだな…、ヘアピンの猫の意匠が、普段より可愛らしさを引き立ててると思うぞ」
鈴谷「え?ホントホント!?かわいい?」
提督「あ、ああ。俺はそう思うが…」
鈴谷「そっかそっか…!」
7 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 21:06:18.01 ID:TuBVWc/H0
鈴谷「提督、ありがとね!すっごい嬉しいよ!」
提督「喜んで貰えて良かったよ。ヘアピン、たまにでいいから使ってやってくれると嬉しい」
鈴谷「毎日でも付けてきちゃうよ!任せといて!」
提督「ハハ…そこまで気に入ってくれたなら本望だよ」
提督「…っと、結構時間経っちゃったな」
提督「それじゃあ俺は行くな、また後で」
鈴谷「うん、またね〜」ヒラヒラ
鈴谷「…」
鈴谷「かわいい…かわいいかぁ…」ムフフ
鈴谷「ふふふ…!」ニヤニヤ
曙「…」
曙「…なに一人でニヤニヤしてんの…?」
鈴谷「んうぇえええ!?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 21:14:46.04 ID:TuBVWc/H0
提督「よし、後は熊野か」
提督「今日の秘書艦は熊野だからな、執務室に行けば会えるだろう」
提督「ただいま。熊野、一人で仕事させて悪かったな」
熊野「あら、おかえりなさい」
熊野「気になさらなくても結構よ?」
熊野「提督の補佐するのも秘書艦の努めですもの」
提督「いや、そう言ってもらえると助かるよ」
熊野「それにしても結構長かったですけれどね」クスッ
熊野「一体どちらへ行かれていましたの?」
提督「ああ、ちょっと鈴谷のところにな」
熊野「鈴谷…?あの子に何かありましたの?」
9 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 21:20:21.28 ID:TuBVWc/H0
提督「何かあったっていうかな」
提督「これを渡しにいってたんだ」
熊野「何ですの?提督…この包みは…」
提督「まぁまぁ。見てみな?」
熊野「はぁ…?」
熊野「あら…いい匂いが致しますわ…」
熊野「この匂いは…クッキーかしら?」
提督「お、よくわかったな」
熊野「ええ、まぁ。私もよく焼きますし」
熊野「ところで、これをどうしろと?」
提督「その包みは熊野の分だよ」
熊野「え?これを私に…?」
提督「あぁ、バレンタインのお返しがまだだったろ?」
提督「良ければ受け取ってくれ」
10 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 21:29:55.30 ID:TuBVWc/H0
熊野「お返しだなんて…。気になさらなくてもよろしかったのよ?」
熊野「そうね…でも…折角の厚意ですもの、ありがたく頂戴致しますわ」
提督「ああ、そうしてもらえると嬉しい」
熊野「…あら?」
熊野「提督、包みが2つあるようですけど」
熊野「誰かの分が混じっているのではないの?」
提督「いや。それは2つとも熊野の分だよ、安心してくれ」
熊野「あら、そうなの。開けてみても宜しくて?」
提督「ん、いいぞ」
熊野「では…。こちらはクッキーですわね」
提督「熊野の焼くクッキーには劣るだろうが…。食べてみてくれないか?」
熊野「謙遜なさらなくても大丈夫ですわよ」
熊野「見た目も香りも美味しそうですもの。では…」サクッ
11 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 21:34:52.90 ID:TuBVWc/H0
提督「…」
熊野「…美味しいですわ」
熊野「お菓子作りは初めてなのでしょう?」
提督「ああ。間宮さんと鳳翔さんに手伝って貰って何とか完成させたんだ」
熊野「初めてでここまで作れるのなら大したものですわよ」
提督「ありがとう、嬉しいよ」
熊野「ふふ、どういたしまして。…それではもう片方も開けてしまいますわね」ガサガサ
提督「趣味に合うといいんだが」
熊野「あら、これは…シュシュ、ですわね」
提督「熊野の髪型はポニーテールだろ?だから合うんじゃないかと思ったんだ」
熊野「なるほど…、提督?」
提督「ああ」
熊野「有難うございます。とても嬉しいですわ」
12 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 21:41:04.69 ID:TuBVWc/H0
提督「そうか、それはよかった…!」
熊野「せっかくですから今着けてしまいましょうか」
提督「お、そうか。是非頼むよ」
熊野「ええ、では…」シュル サラ...
熊野「はいどうぞ、提督」ポン
提督「え?」
熊野「折角ですもの、提督が結ってくださらない?」
提督「え?いいのか?変になるかもしれないぞ?」
熊野「その時はその時。お願いしますわ」
提督「そうか…。それじゃあ失礼して…」
13 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 21:48:37.51 ID:TuBVWc/H0
サラサラ
シュッ
キュッ
提督「…ん。こんな感じかな」
熊野「中々上手じゃありませんの」
提督「そうか?ありがとな」
熊野「ええ。それより…どうでしょう?似合っていますかしら?」
提督「ああ、似合ってる。綺麗だと思うぞ」
熊野「! …そう、それなら良かった」ニコ
熊野「っと…あら、もうこんな時間」
熊野「提督、急いで残った仕事を終わらせましょう」
熊野「あんまり夕食に遅れると鈴谷に悪いでしょうし」
提督「そうだな。よし!パパッと終わらせて飯にしよう」
14 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 22:03:01.21 ID:TuBVWc/H0
ガチャ
鈴谷「うぃーす!」
熊野「あら?鈴谷、どうしたの?」
鈴谷「いやいや。暇になったからさ、手伝いに来たんだよ」
提督「そりゃ有難い」
熊野「ええ、助かりますわ」
鈴谷「ふふふ。鈴谷にお任せー!ってね!」
鈴谷「…ありゃ?熊野シュシュなんて買ってたっけ?」
熊野「ああ、これはさっき提督から頂いたんですの」
鈴谷「お、熊野もか〜。鈴谷も!ほら見て見て!」
熊野「鈴谷は猫の意匠のヘアピンですのね。中々似合ってますわよ」
鈴谷「そうでしょそうでしょ!」
鈴谷「熊野もシュシュ似合ってるじゃん。明日からシュシュにしてみたら?」
熊野「それもいいかも知れませんわね」
提督「ん…、鈴谷?」
提督「手伝ってくれるんじゃなかったのか?」
鈴谷「あっと、いけないいけない」
提督「よし、それじゃぱぱっと終わらせて食事に行こうか」
鈴谷「おー!」
熊野「ええ」
お わ り
15 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/03/14(土) 22:06:14.32 ID:TuBVWc/H0
ホワイトデーのボイスを聞いて衝動で書いてしまった物
やっぱり鈴熊はかわいい
それでは