1 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:33:00.51 ID:4jphTb8NO
短め
深夜、夜勤テンション
弾薬が3桁突入、残り一週間。E-4で401を掘ろうか迷っちゃうぜ!
2 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:33:43.73 ID:4jphTb8NO
熊野「はぁ……」
暁「熊野さんじゃないですか、ため息つくと幸せ逃げちゃいますよ」
熊野「あぁ、暁ではありませんか……」
暁「え、熊野さんどうしたんですかその顔! クマが出来てますよ! 寝不足はお肌の天敵ですよ!」
熊野「やっぱりクマが出来ていましたか。まぁ私は熊野ですからね、クマくらい出来て当然クマよ……」
暁「な、なんだか尋常じゃないわ……一体どうしたんですか?」
熊野「いえ、これは私の問題でしてよ。暁にはまだ早い……」
暁「同じれでぃーとして見過ごせないわ! 話すことで気が楽になるかもしれないから話してくれる?」
熊野「……フフ、そうね。私ももう限界ですから……」
暁「この暁に任せなさい! さぁ、何があったの?」
3 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:34:28.05 ID:4jphTb8NO
熊野「実は……、先日提督が鈴谷とケッコンしたでしょう?」
暁「えぇ……鈴谷さんは昔から司令官の秘書官だったし、つい先日に鎮守府全体で鈴谷さんにドッキリプロポーズしたものね」
暁(はっ! ま、まさか……熊野さんは司令官のことが……!! こ、これが大人の恋愛事情というやつね!)
熊野「実はあれ以来提督が……」
暁(し、司令官のことが……! す、す……好きに……)
熊野「夜な夜な私を執務室へ連れ込んでは朝まで相手させられるんですの……」
暁「」
熊野「おかげで私は寝不足。鈴谷は秘書官としての仕事を終わらせて自室で寝てるんですけど、まだ提督の仕事は終わってなくて」
暁「」
熊野「あ……そろそろドラム缶積んで5-4へ行く準備ですわ……」
暁「」
熊野「それじゃあ暁、あなたに話せたおかげで今日も頑張れますわ、また後ほど……」フラ
暁「」
4 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:36:05.28 ID:4jphTb8NO
出撃終了……
最上型部屋
熊野(鎮守府に帰ってきましたわ……、これで鈴谷が私たちの部屋にいる場合……)
ガチャ
鈴谷「おかえりー!熊野ー!」
熊野「……ただいま帰りましたわ」
最上「ケガなかったの? 随分綺麗だけど」
熊野「それでも潮をたくさん受けました、お風呂に入らせてもらうわね」
最上「はーい、いってらっしゃーい」
鈴谷「あたしもお風呂入ってこようかなー。……あぁでもダメだ、眠いよー」
三隈「鈴谷は秘書の仕事で疲れが出てるんですから、もう休んでおきなさい」
鈴谷「そうするー」
熊野「私も長く入らせていただきますから、最上も三隈もお休みなさってもらって結構ですわよ」
最上「そう? じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな」
三隈「では私はモガミンと一緒のベッドで……」
三隈「おいでよ、三隈」キラーン
三隈「今行きます! モガミン!」
最上「ボクなにも言ってないよ!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:36:38.52 ID:4jphTb8NO
入渠後……
最上型部屋前
熊野「…………」
提督「…………」ソワソワ
熊野「何してるんですの?」
提督「うおっ! ……熊野探してたぞ!」
熊野「声が大きいですわ……それで今日は休みたいのですが……」
提督「ダメだ」
熊野「何であなたと鈴谷がくっついたんでしょうか……」
提督「部分的にその台詞を返したいな……じゃあ行くぞ……」
熊野「分かりましたわ……」
カツカツ
……ギイィ
鈴谷「…………嘘」
6 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:37:33.71 ID:4jphTb8NO
鈴谷(嘘嘘嘘……、なんで夜中に提督と熊野がどこかに、行くの?)
鈴谷(それに、熊野の言葉から考えるとこれが最初じゃないみたいだし……)
鈴谷(あと、つけてみる……)
提督「…………」
熊野「…………」
鈴谷(何も喋らないのね……)
暁(そうね、やっぱり夜遅くだから控えているのかしら)
鈴谷(そうかしら。……ってええぇぇ!?)
暁「静かに」ゴショゴショ
鈴谷「えっと、たしか……響型の……」ゴショゴショ
暁「暁型です!」ゴショゴショ
鈴谷「じょ、冗談冗談……ってなんで暁がいるの?」
暁「実は今朝……熊野さんから執務室へ毎夜提督に呼び出されている、と……はっ! 」
鈴谷「…………」
暁「あ、あのあの。暁としては鈴谷さんを応援しているというか。こういうことを止めさせたいからここにいるわけであって、別に興味……は少しあるけどじゃなくって」
鈴谷「いいよ、ありがと、暁」ナデナデ
暁「あっ、鈴谷さん。れ、れでぃーは頭を撫でられるような人じゃないです」
鈴谷「そうなの? でも熊野ら頭撫でられるの気持ちいいって言うよ?」ナデナデ
暁「……く、熊野さんも、頭撫でられているのなら、れでぃーは頭を撫でられていいん……だよね」
鈴谷「そうよ、素直に頭撫でられておきなさい」ナデナデ
暁「……気持ちいい」
鈴谷「ん」ナデナデ
7 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:38:11.41 ID:4jphTb8NO
暁「あ、鈴谷さん、司令官たちが執務室へ入ったわよ」
鈴谷「……暁、怖かったら帰ってもいいわよ」
暁「か、帰るのはお子様よ。私はれでぃーなんだから」
鈴谷「……そか、じゃ……いくよ」
暁「まずは中の様子ね。扉に耳当てて……と」
『………………んで…………』
『…………し…………』
鈴谷「……あんまり聞こえないわね」
暁「というより、あまり喋らないのね」
『……れは…………す……で』
『……かし…………かじゃ……』
鈴谷「少し会話がヒートアップしてるような……」
暁「それでもあまり聞こえないわね、少しだけ開けてみようかしら……」
鈴谷「えっ、ちょっ」
8 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:38:49.93 ID:4jphTb8NO
ガチャ
提督「だから鈴谷は可愛くってエロくって、それであのほんの少し幼い性格がツボるんだよおおおぉぉぉ!!」
熊野「結局のところ鈴谷の体しか見ていないじゃありませんか! いいですか、耳かっぽじってよく聞きなさいな。鈴谷はああ見えてすごく気が利く子でしてよ!」
熊野「作戦行動の見直しをしているシチュエーションとしましょう! 一つのテーブルに鈴谷と向かい合っていてあまりの鈴谷の可愛さに手持ちぶさたとなって、お茶を全部飲み干してしまいました。そしたら鈴谷は迷いもなく湯飲みにお茶ついでくれたり、自分の分を譲ってくれるんですよ!」
提督「いぃなあぁぁあ!! いぃぃぃなああぁぁぁぁああ!!」
提督「でもシチュエーションじゃん! そんなことなかったじゃん!」
熊野「確かにそんなことはありませんでしたがそうしてくれる子なんです! はっ! 今度私と鈴谷で2-5へと行かせてくださいな!」
提督「いいだろう! ただしその時はこのビデオカメラを渡す。しっかりと鈴谷を撮ってこいよ!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:39:33.79 ID:4jphTb8NO
提督「というか俺も作戦行動会議に混ぜろ!!」
熊野「そこは譲れませんわ! 最上型の部屋を会議室として使わせてもらいますから」
提督「ここでしろここで! なんなら鈴谷だけここで寝てもらって構わん!」
熊野「よくもまぁ鈴谷の体目当てでケッコンした癖にそんなことを言えますね」
提督「ぬかせ! 俺はな昔から鈴谷といたんだよ! この鎮守府でずっと支えてきてもらったんだよ!」
提督「初めて2-4を突破したとき! 初めてイベント海域に行ったとき! 初めて5-3を突破したとき! 」
提督「あいつはずっと活躍してくれたさ! おはようからお休みまで、何回聞いたことか」
提督「さらに言うと俺が風邪引いた時なんか布団の横でしばらく手を握っていてくれたりしたんだぞ!」
10 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:41:50.13 ID:4jphTb8NO
提督「あと、どうせ熊野にはわからんけどな。毎朝同じ時間に起きて、電車に揺られて出勤して、近くのコンビニでコーヒー飲んでからさぁ行くかって時に『あれ? てーとくじゃん。ちーっす!』って言ってくれる女子高生風の鈴谷がいたら惚れるに決まってるだろ!!」
熊野「なんのことかさっぱり分かりませんでしたが、女子高生に手を出したら犯罪では!?」
提督「もちろんそこはわきまえるさ。問題は鈴谷がそうやって俺に笑顔を向けていることだ」
熊野「確かにあの子の笑顔一つで疲れなんか吹き飛びますからね……」
提督「そうだろうさ。あぁ、まだあるぞ俺が鈴谷に惚れた理由」
熊野「私も鈴谷に惹かれた理由はありましてよ!」
提督「あいつ仕事してる俺の横に椅子持ってきてじっと見つめてくるんだよ。どうした?って聞いたら俺を真っ直ぐ見つめてちょっと恥ずかしがりながら『仕事してる横顔、カッコいいね』って言ってくれるんだよ!」
熊野「あの子と一緒の布団で寝ていて時計のアラームで私が起きれなかった時、あの子寝ぼけて私に『おきろー』っていって頭こすりつけてけるんですの!」
提督「いいぃぃなあぁぁあ!! 俺も一緒の布団で鈴谷と眠りたいなああぁぁ!」
熊野「私も鈴谷に『熊野に惚れ直しちゃった』みたいなこと言ってほしいですわ……」
11 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:42:25.33 ID:4jphTb8NO
暁「あの……」
提督「うおっ!!」
熊野「あ、暁!? どうしてここに!?」
暁「さっきまで鈴谷さんもいたんですけど……顔を赤くして飛び出しちゃいました……」
提督「……まじ?」
熊野「微かに香る鈴谷のシャンプーの匂いからして本当でしょう」クンクン
提督「な、なにいっ!? こ、これが鈴谷のシャンプーの匂いかっ!!」クンクン
暁「…………れでぃーはもう寝る時間ね」
12 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:43:00.41 ID:4jphTb8NO
最上型部屋前
「………………」
提督「す、鈴谷ぁ〜? そろそろ時間なんだけど……」
熊野「ダメですわ……開けてくれません……」
提督「なんでこうなった……」
熊野「そもそも提督が鈴谷とケッコンした日に私を呼び出して『なんで熊野が鈴谷と一緒に寝てるんだ』なんて愚痴り始めたからでしょう」
提督「そうそう、そしたら熊野も眠たかったんだな。お嬢様口調が段々剥がれて、『鈴谷の可愛いところ100選』を互いに言い始めたんだっけ」
ドスン!!!
熊野「……多分鈴谷が枕を投げた音ですわね……」
提督「……鈴谷が来ないと仕事が出来ないがそれでも言いたいことがある」
熊野「奇遇ですわね、私もですわ……」
「「拗ねても可愛い」」
鈴谷「うああぁぁあぁあぁ!!」////
艦
13 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/17(火) 04:47:29.25 ID:4jphTb8NO
暁のれでぃー語は未完成なので丁寧語とお嬢様言葉がいりまじる感じ
最上型は最上・三隈で二段ベッド
鈴谷・熊野で二段ベッドのイメージ
ちなみにまだ自分にはケッコン艦がいぬい
ケッコン予定艦は陽炎(85)ですぬい、あとちょっと!