のび太「ドラえもん!ゾイドを出してよ!!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「……時よ止まれ」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 21:39:15.99 ID:UtsfcKIE0


〜空き地〜

スネ夫「僕のパパがアイアンコングPKを買ったんだ」

ジャイアン「アイアンコングPKだって!?」

のび太「PKってサッカーの……」

しずか「のび太さん、PKはプロイツェンナイツのことよ」

しずか「アイアンコングPKは、プロイツェン様の親衛隊専用機なの」

しずか「素敵だわプロイツェン様〜〜〜」

のび太(しずかちゃんプロイツェンのファンだったんだ)

2 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 21:42:07.84 ID:UtsfcKIE0


ジャイアン「すげーなスネ夫、親衛隊専用機だなんて」

スネ夫「僕のパパがプロイツェンと知り合いでね。特別に売ってもらったんだ」

しずか「すごいわスネ夫さん」

スネ夫「今度パパに頼んでプロイツェンに会わせてあげるよ」

しずか「ありがとうスネ夫さん!プロイツェン様に会えるなんて最高よ」

のび太(自慢ばっかり。スネ夫のヤツめ〜〜〜)

※世界観解説

この世界では競技的なゾイドバトルが行われている。
プロイツェンはアイドル的なファイターで人畜無害なのだ。

3 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 21:44:57.18 ID:UtsfcKIE0


スネ夫「今からアイアンコングPKに乗るんだけど、みんなも来ない?」

ジャイアン「いいのかよスネ夫!!お前は心の友だぜ」

しずか「私も行くわ」

のび太「ぼ、ぼくも……」

スネ夫「悪いなのび太、アイアンコングPKは三人乗りなんだ」

のび太「う、うわーーーん!!ド・ラ・え・も〜〜〜〜ん!!!」

4 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 21:50:33.30 ID:UtsfcKIE0


〜のび太の家〜

のび太「というわけなんだよ〜」

ドラえもん「で、僕にゾイドを出しほしいんだね」

のび太「出してくれるの!?」

ドラえもん「それよりのび太くん、まだ宿題やってないよね」

のび太(ギクッ)

のび太「ス、スネ夫のヤツ、僕も乗りたいって言ったら、何て言ったと思う?」

のび太「お前の家にはタヌキ型ゾイドが居るじゃないか。って言ったんだよ」

ドラえもん「なんだって!!僕はタヌキじゃなくてネコ型ゾイド。じゃなかったネコ型ロボット!」

ドラえもん「よーし、のび太くん!スネ夫をギャフンと言わせてやろう。庭まで付いて来て」

のび太(うまくいったぞ)

6 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 21:53:09.56 ID:UtsfcKIE0


〜庭〜

ドラえもん「とっておきのゾイドを出してあげよう」

ドラえもん「ブレ〜ドライガ〜〜〜〜」

のび太「うわ〜〜、かっいいーーーー」

のび太「青色のウサギ型ゾイドだね」

ドラえもん「のび太くんあれは耳じゃなくて、タテガミだよ」

ドラえもん「ブレードライガーはライオン型ゾイド」

のび太「へーー、ライオン型かぁ〜〜」

ドラえもん「僕と同じネコ科で青色、速い上にパワーもある。そっくりでしょ」

のび太(同じなのは、ネコ科と色だけだと思うけどな〜)

7 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 21:57:09.11 ID:UtsfcKIE0


のび太「さっそく操縦しよう」

ドラえもん「待った!君ゾイド操縦したことある?」

のび太「あるわけないじゃないか」

ドラえもん「……。のび太くん、こんな巨大なゾイドで事故を起こしたらどうなると思う?」

ドラえもん「家を壊し、車を踏み潰し、下手をすれば人だって」

のび太「……」ブルブル

のび太「だったらどうすればいいのさ!?」

のび太「ブレードライガーを自慢しただけじゃないか!」

ドラえもん「まあ、まあ、落ち着いて。そんなのび太くんにぴったりのゾイドがある」

8 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:02:21.23 ID:UtsfcKIE0


ドラえもん「オ〜ガノイド〜ジ〜ク〜〜〜〜」

ジーク「グォ」

のび太「うわっ、恐竜だ!これもゾイドなの?」

ドラえもん「オーガノイドと言って、他のゾイドと合体して操縦をサポートしてくれるんだ」

ドラえもん「いざという時にはパイロットを包んで脱出もしてくれる」

のび太「すごいんだね。よろしくジーク」

ジーク「グォ〜〜」


9 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:08:36.58 ID:UtsfcKIE0


〜ブレードライガーコックピット〜

メインコックピット のび太

サブコックピット ドラえもん

ドラえもん「まずはジークと合体しよう。元気よくジークを呼んで」

のび太「ジ〜ク」

ドラえもん「もっと元気よく!」

のび太「ジーーーーーク!!」

ジーク「グォォォ」バシューーーーーーー

ブレードライガー「ガォーーーン」

10 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:12:40.95 ID:UtsfcKIE0


ドラえもん「さあ、レバーをにぎって」

のび太「う、うん。や、やるぞ」ガシッ

ブレードライガ「ガォーーン」ブルン ブルン

のび太「うわぁ!ゆ、ゆれる」

ドラえもん「いったんレバーを離すんだ」

ブレードライガー「ガゥゥ」

11 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:16:09.09 ID:UtsfcKIE0


のび太「何が起こったの!?」

ドラえもん「のび太くん、ゾイドは生き物なんだ」

ドラえもん「のび太くんの緊張がブレードライガーにも伝わったんだ」

ドラえもん「ゾイドの操縦で目指すのはパイロットとゾイドの一心同体、人馬一体の境地だよ」

のび太「難しそうだな……」

ドラえもん「大丈夫だよ。ゾイドは心で動かすんだ。さあやってごらん」

のび太「やってみる」

のび太「行くよ。ジーク、ブレードライガー!!」


12 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:21:17.01 ID:UtsfcKIE0


〜町〜

ブレードライガー ガシンッ ガシンッ

のび太「速い!速い!」

ドラえもん「だいぶ慣れてきたね」

のび太「裏山まで全速力だ!」

13 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:24:06.34 ID:UtsfcKIE0


〜一方その頃〜

アイアンコングPK

操縦 ジャイアン

砲撃 スネ夫

懲罰席(対空迎撃要員)しずか

※懲罰席

懲罰席とは、理不尽な位置にある剥き出しのコックピットのことである。
進行方向とは逆向きで、揺れるであろう尻尾についていることが多い。
このアイアンコングPKには、ブースターの中心に斜め上向き、両サイドに風防なしという素敵なコックピットがある。

アイアンコング ズシンッ ズシンッ

スネ夫「どうだいジャイアン?」

ジャイアン「最高だぜ。巨大でパワフル。オレさまにぴったりのゾイドだ!」

しずか(前が見えなくて酔いそう。でもプロイツェン様に会うために我慢よ)

14 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:27:04.73 ID:UtsfcKIE0


スネ夫「ん?レーダーに反応あり?」

スネ夫「ジャイアン、近くにゾイドが居るよ」

ジャイアン「なんだって!」

スネ夫「きっとのび太がドラえもんに頼んだんだ」

ジャイアン「のび太のヤツにアイアンコングPKの強さを思い知らせてやるぜ!」



15 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:30:39.12 ID:UtsfcKIE0


のび太「あれ、裏山ってこんなに近かったかな?」

ドラえもん「のび太くんブレーキ!裏山じゃない。アイアンコングPKだ!!」

のび太「アイアンコングPK?ジャイアンたちだ」

ジャイアン「のび太、良いゾイドを持ってるじゃないか」

ジャイアン「のび太のくせにゾイドなんて生意気だぞ。それをこっちによこせ」

のび太「そんなの嫌だよ!」

ジャイアン「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のものなんだ!」

のび太「無茶苦茶だよ〜」

16 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:33:09.23 ID:UtsfcKIE0


ジャイアン「渡さないなら力ずくで奪ってやる。やるぞスネ夫」

スネ夫「う、うん(アイアンコングPKに傷をつけないでよ)」

しずか(のび太さんとドラちゃんが怪我をしませんように)

ジャイアン「いくぞのび太!ハンマーナックル!!」

ドラえもん「のび太くん避けて!」

のび太「うわっ」

ズシーーーン

のび太「地面に穴が開いた。なんてパワーだ」

17 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:37:59.40 ID:UtsfcKIE0


ドラえもん「のび太くん、こうなったら戦うしかない」

のび太「そんなの嫌だよ」

ドラえもん「戦闘用ゾイドに乗る限り、戦いは避けられない。今がその時なんだ」

ジャイアン「まだまだいくぞ!ビームランチャーだ!」

バシューーーン バシューーーン

のび太「くっ」

のび太「戦うしかないのか」

18 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:41:12.30 ID:UtsfcKIE0


ジャイアン「ちょこまかと逃げやがって。10連ミサイルだ!」

ボシューーー

のび太「避けきれない!」

ドラえもん「ブースターを使うんだ!」

のび太「ブースターオン」

バシューーーン

ジャイアン「全部避けやがった」

スネ夫「なんて機動力なんだ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:44:07.85 ID:UtsfcKIE0


ジャイアン「スネ夫、こうなったらフルバーストだ!」

スネ夫「了解」

ジャイアン「のび太、もう逃げられないぞ。これで終わりだ!!」

バシューーーン ボシューーー ズギャン ズギャン

のび太「もうだめだ」

ボムッ

ジャイアン「やったぜ!!」

スネ夫(こちらは無傷だ。よかった)

しずか(のび太さん、ドラちゃん、無事でいて……)

20 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:48:29.13 ID:UtsfcKIE0


スネ夫「センサーに反応あり!」

ジャイアン「そんなバカな!?」

スネ夫「あ、あれはエネルギーシールド…」

ジャイアン「すべて防いだってのかよ」

のび太「ありがとう。ジーク、ブレードライガー、僕を守ってくれたんだね」

ジーク「グォー」

21 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:51:15.80 ID:UtsfcKIE0


ドラえもん「のび太くん、必殺技だ!」

のび太「食らえ!ブレードアタックーーーー!!」

バキィーーーーー

ジャイアン「うわーーー!!」

スネ夫「腹部に損傷大!コンバットシステムフリーズ!」

ジャイアン「チクショーーー!!」

スネ夫「パパに叱られる〜〜〜〜!」

しずか(よかった)ホッ

ドラえもん「おめでとう。のび太くん、初勝利だ!」

ジーク「グォグォ」

のび太「みんなのおかげだよ〜」

22 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 22:56:58.24 ID:UtsfcKIE0


〜スネ夫の家〜

ジャイアン「スネ夫!負けちまったじゃねーか!」

スネ夫「僕に言われても困るよ。それに操縦してたのはジャイアンじゃないか…」

ジャイアン「何だと!俺が悪いってのかよ!」ガシッ

スネ夫「わわわ、許してよジャイアン」

ジャイアン「だったら、のび太を倒せるゾイドを用意しろ!」

スネ夫「そんな無茶な…あっ、もしかしたら、いや、でもあれは……う〜ん」

ジャイアン「どうしたんだよ?」

スネ夫「スネ吉兄さんのゾイドなら、のび太を倒せるかもしれない」

ジャイアン「本当か!?早速行ってみようぜ」

スネ夫「いいけど、大丈夫かな……」

23 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:02:14.66 ID:UtsfcKIE0


〜スネ吉の家〜

スネ吉「やあ二人ともよく来たね」

スネ夫「スネ吉兄さん、例のゾイドを見せて欲しいんだけど」

スネ吉「いいとも、地下室研究所に付いておいで」

〜スネ吉の地下研究所〜

ジャイアン「ずいぶん深くまで降りるんだな」

スネ吉「ゾイドが大きくてね。もうすぐ着くよ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:06:29.77 ID:UtsfcKIE0


〜最深部〜

ジャイアン「ゾイドはどこにあるんだ?」

スネ吉「慌てないで、今照明を点けるから」ポチッ

ジャイアン「デ、デ、デスザウラーーー!?」

ジャイアン「伝説のゾイドじゃんかよ。どうやって手に入れたんだ?」

スネ吉「骨川家の蔵で古代の設計図とコアを見つけてね。僕が組んでみたんだ」

スネ夫「起動実験は成功したの?」

スネ吉「いや、さっぱりだめだね。コアが反応しない。何かが足りないんだ」

ピコン ピコン

スネ吉「ん、バイタルサインが反応している。なぜだ?もしや…」

スネ吉「ジャイアン、デスザウラーのコックピットに乗ってみないか?」

ジャイアン「いいのかよ!?」

25 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:08:53.16 ID:UtsfcKIE0


〜デスザウラー腹部コックピット〜

スネ吉「どうだい?デスザウラーのコックピットは?」

ジャイアン「すごいぜ、流石伝説のゾイドだ。力がみなぎって来る様だぜ!」

スネ吉(デスザウラーのバイタルサインがどんどん上昇している)

スネ吉(最後の鍵が凶暴なパイロットだったとはね)

ジャイアン「早くこいつを動かしてみたいぜ」ドクン ドクン

ジャイアン「何だ?頭が熱い。う、う、うあーーー!」ドクン ドクン ドクン

スネ夫「ジャイアン!どうしたの?ジャイアン!スネ吉兄さん何が起こったの!?」

スネ吉「人間とゾイドが一心同体とはよく言ったものだね」

スネ吉「ジャイアンの精神がデスザウラーのコアと同調しているんだ」

26 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:13:36.73 ID:UtsfcKIE0


デスザウラー「グァアアアアアアーーーー」バキッ ガコッ スドーーン

スネ吉「まずいぞ!暴走を始めた!逃げるんだ!」

スネ夫「ジャイアンはどうなるんだよ!!」

スネ吉「ジャイアン?それどころか暴走したデスザウラーはこの星を焼き尽くすよ。僕はとんでもない物を創ってしまった」

スネ夫「た、大変だ!みんなに知らせなきゃ!」

27 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:17:44.81 ID:UtsfcKIE0


〜町〜

のび太「ゾイドバトルにも勝ったし、そろそろ帰って昼寝でもするか」

ドラえもん「待って、スネ夫としずかちゃんが走って来るよ。どうしたんだろう?」

スネ夫「大変だ!もう地球はお仕舞なんだ!!」

しずかちゃん「落ち着いてスネ夫さん」

ドラえもん「何があったんだい?」

スネ夫「かくかく、しかじか」

のび太「デ、デスザウラー!?」

しずかちゃん「それに剛さんまで…」

ドラえもん「大変なことになったぞ」

28 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:21:19.14 ID:UtsfcKIE0


ジーク「グォ」

のび太「どうしたのジーク?」

ピカッ ドゴーーーーン

のび太「な、なんだ?」

しずか「裏山が消えたわ!!」

ドラえもん「荷電粒子砲だ!」

スネ夫「デスザウラーが来たんだ。もう駄目だ」

のび太「大きい」ゴクリ

29 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:24:25.48 ID:UtsfcKIE0


ドラえもん「のび太くん、僕たちが止めるしかない」

のび太「そんなの無理だよ。裏山を一撃で吹き飛ばすんだよ」

ドラえもん「このままだと地球は滅亡するよ。今戦えるのは僕たちだけなんだ」

スネ夫「僕からも頼むよのび太、ジャイアンを助けて欲しい」

しずか「私からもお願いするわ。みんなを助けて」

のび太「……怖いけど、やるしかないみたいだね!」

ドラえもん「その意気だ、のび太くん!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:26:38.22 ID:UtsfcKIE0


〜ブレードライガーコックピット〜

のび太「ドラえもん、ジーク、ブレードライガー、みんな行くよ!!」

ドラえもん「ラストバトルだ!」

デスザウラー「グァアアアアアアアア」

のび太「こんなのに勝てるのかな…もし荷電粒子砲を撃たれたら…」

ドラえもん「大丈夫、レーザーブレードは可電粒子を拡散できるんだ」

ドラえもん「デスザウラーが可電粒子砲を撃った時が攻撃のチャンスだよ」

のび太「よし、ショックカノンで威嚇だ!」

ドムッ ドムッ

31 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:31:54.34 ID:UtsfcKIE0


デスザウラー「グァアア」ピカーーー

ドラえもん「のび太くん、来るぞ!」

のび太「ブレードを前面に展開!ブレードアタックーーーー!!」

ズバーーーーーーーー

しずか「すごい。可電粒子を切り裂いてるわ……」

スネ夫「がんばれのび太ーーーー!」

32 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:35:42.60 ID:UtsfcKIE0


デスザウラー「グァアアアア」ガシッ

のび太「つ、捕まえられた!!」

ドラえもん「ハイパーキラークロー!なんて反応速度なんだ!」

のび太「勝てるんじゃなかったの!?」

ドラえもん「ジャイアンの闘争本能がデスザウラーの能力を上げているんだよ」

メキメキメキッ

のび太「まずい、潰される!ブースター全開!!」

ブォーーン

33 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:38:43.86 ID:UtsfcKIE0


のび太「危なかった。他に弱点はないの?」

ドラえもん「背中に荷電粒子の吸入ファンがあるけど…」

のび太「一か八かだ」

のび太「パルスレーザーガンロックオン」

ドラえもん「衝撃テイルだ!避けて!」

ブンッ

のび太「うわっ!」

のび太「今度こそ」

ドラえもん「16連装ミサイルだ!回避して!」

ボシューーー

のび太「くっ!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:41:40.87 ID:UtsfcKIE0


のび太「まるで難攻不落の要塞だ」

ドラえもん「それに、正面には荷電粒子砲があるし…」

のび太「荷電粒子砲……そうだ!僕に良い考えがある」

ドラえもん「良い考え?」

のび太「うん。もしかしたらデスザウラーを倒せるかもしれない。ドラえもん、ジーク、よく聞いて」

のび太「ごにょごにょごにょ」

ドラえもん「よし!危険だけどそれしかないね」

ジーク「グォォォ」

のび太「作戦開始だ!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:45:53.65 ID:UtsfcKIE0


デザウラー「グァアアアアアア」

のび太「やいデスザウラー、もう一度荷電粒子砲を撃ってみろ!くらえ!」

ドムッ ドムッ

デスザウラー「グァアアアア」ピカーーー

ドラえもん「来るぞ」

のび太「これが最後のチャンスだ」

のび太「ブレード展開!ブースターオン!ブレードアタックーーー!!」

ズバーーーーーーーー

36 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:48:10.70 ID:UtsfcKIE0


スネ夫「また同じ手だ。勝てっこないよ」

しずか「きっと何か考えがあるのよ」

のび太(ギリギリまで近づいて)

のび太「今だ!ドラえもん!」

のび太(機体のエネルギーを限界までパルスレーザーガンに注入する)

ドラえもん「パルスレーザーガン、エネルギー充填率400%」

37 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:51:17.77 ID:UtsfcKIE0


のび太「ロックオ・・・・・・ンできない!?」

ドラえもん「何だって!?周りの熱原が多すぎるんだ!」

のび太「ドラえもん、マニュアル照準に切り替えて!」

ドラえもん「地球の運命、君に託した!」ポチッ

のび太(撃てるのは一回限り。集中だ。集中するんだ。)

のび太「そこだ!!」カチッ

バシューーーン

デスザウラー「・・・・・・」ズバン

38 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:54:44.24 ID:UtsfcKIE0


スネ夫「デスザウラーの頭を撃ち抜いた・・・」

しずか「見て!首から荷電粒子が溢れて、体が崩れていくわ」

スネ夫「やった!勝ったんだ!」

しずか「でも剛さんは……」

のび太「頼んだよ、ジーク」

ジーク「グォォ」バシューーーー

のび太(最後はジークが、崩壊するデスザウラーからジャイアンを脱出させて終わりさ)

ドラえもん「やったね、のび太くん!君の射撃の腕は世界一だ!」

のび太「照れるな〜。これで一件落着だね」

39 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:57:54.35 ID:UtsfcKIE0


〜空き地〜

しずか「剛さん目を覚まして」

スネ夫「ジャイアン!ジャイアン!」

ジャイアン「う、う〜〜〜ん」

のび太「よかった。気が付いた」

ジャイアン「あれ、デスザウラーに乗って、それから……俺とんでもないことを…」

ドラえもん「安心して、全部終わったよ」

ジャイアン「のび太が助けてくれたのか?」

のび太「ジャイアンを助けたのはジークだよ」

ジーク「グォ〜〜〜」

ジャイアン「うわっ!もうゾイドはこりごりだぜ」

一同「わははははは」

のび太「あれ、何か忘れているような……」

ドラえもん「のび太くん、学校の宿題だよ」

のび太「それは言わない約束だよ〜〜〜」

終わり

40 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2015/01/30(金) 23:59:01.25 ID:UtsfcKIE0


以上です。
大晦日に押入れを整理しているとゾイドが出てきて、懐かしくなり思わず書いてしまいました。
読んで下さった方ありがとうございます。



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