1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:05:50.41 ID:7nzACPy20
艦これの二次創作ネタに便乗するSSです。
元ネタを考えた方々には申し訳なく思っています
2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:07:12.24 ID:7nzACPy20
吹雪「おーい!誰かー!出してーー!!」
吹雪「私、ここにいるよー!うわーん!!」
吹雪「はぁはぁ…駄目だ、扉があかない…」
吹雪「工廠で開発していたら、まさか外から鍵を掛けられちゃうなんて…不幸だよぉ!」
吹雪「しかも、よりによって一緒に閉じ込められたのが…」
電「ヤ゙ギゾバパンお゙い゙じい゙の゙です!」
木曽「キソソソソ!キソソソソッ!!」
雪風「しれぇ!しれぇ!」
潮「」
日向<瑞雲は…いらないのか?
吹雪「こんな人たちという…」
3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:08:14.99 ID:7nzACPy20
吹雪「なぜ貴方たちも工廠にいたのかよく分かりませんが」
吹雪「とにかく私たちはこの工廠から脱出しなくてはなりません」
吹雪「ここを上手く脱出して、私たちの実力を皆さんに知らしめてやりますよっ!」
電「な゙の゙です!」
木曽「早く脱出して、キラ付けやりたいでキソ」
雪風「しれぇ!」
潮「」
日向<ほう
吹雪「…やっぱりなんか不安なメンバーだ」
5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:10:04.66 ID:7nzACPy20
日向<…で?どうやって出るんだ
吹雪「えーと、とりあえず作戦はですね」
吹雪「ここは工廠ですし、主砲を造って扉をブチ抜こうという作戦で行きたいと思います」
木曽「主人公にしては脳筋で雑な作戦だキソね」
吹雪「よ、余計なお世話です」
吹雪「戦艦の日向さん、35.6cm砲でもいいんでとにかく破壊力のあるものの開発をお願いします!」
日向<出来たぞ
吹雪「早いですね…違う!これ瑞雲!破壊力はあんまり無い!!」
木曽「さすが日向キソ。瑞雲への想いは本物だキソ!」
日向<フ…これからは航空戦艦の時代だからな
吹雪「そんなの来ないから!絶対来ませんからねっ!いいから主砲つくってください!」
6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:13:06.43 ID:7nzACPy20
日向<仕方ない。作ろう
吹雪「しかしなんで主砲レシピで瑞雲が出来たのかなぁ…」
雪風「しれぇ!」
吹雪「え、何?雪風…瑞雲を貸せって?」
雪風「しれぇしれぇ!」ヒョイ
雪風「ぶーん!」
吹雪「遊ぶな!」
雪風「しれー!」バキッ
吹雪「せっかく作ったのに壊すな!!」
7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:15:23.37 ID:7nzACPy20
日向<ああ、私のかわいい瑞雲が
雪風「しれー…」
吹雪「って、元はと言えば日向さんがこんな余計なものつくったからでしょ…」
日向<余計なものとは失礼だな
日向<瑞雲は数で勝負するものだ…見ろ、この大量の瑞雲を
吹雪「ちょっと待って!!あんた何勝手に瑞雲を量産してんですか!?主砲造れって言いましたよね!」
日向<お前も瑞雲を積め
吹雪「何言ってんですか!?積めませんよ!」
日向<まぁ、そうなるな
吹雪「なんで喜んでるんですか!」
8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:16:41.16 ID:7nzACPy20
吹雪「と、とにかく主砲を…」
吹雪「ってあれ!?それによく見たら資材があと10/10/10/10しかない!!」
吹雪「瑞雲にどんだけ資材を使ってるんですか日向さぁぁん!!」
日向<それは私ではない。あれだ
吹雪「え?」
電「ああああ!大゙型゙建゙造゙を゙じだら゙ま゙る゙ゆ゙が出でぎだな゙の゙です!」
吹雪「電ちゃーん!?」
9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:17:56.94 ID:7nzACPy20
吹雪「おぉい!大型建造なんて余計なことしてんじゃないよ!?」
電「はわわ!大゙型゙建゙造゙で大゙和゙が長゙門゙を゙出じで扉゙を゙ブヂ抜ぐ作゙戦゙だっ゙だの゙です!」
吹雪「それギャンブル過ぎぃ!」
木曽「キソソソ!これは傑作だキソ!」ゲラゲラ
吹雪「笑ってる場合じゃないよ!」
吹雪「あーもう、これどうすればいいの…完全に詰んだじゃない…」
??「困っているのか、駆逐艦よ」
吹雪「え?」
??「そこで諦めるというのは良いことだとは思わないな」
吹雪「は、誰?」
まるゆ「私だ」
吹雪「!?」
まるゆ「自分の力を超える者が現れたのなら、それに立ち向かうという努力をすればいい」
まるゆ「私はそのためなら、この身を削ることを厭わないさ。私は皆の司令官なんだから」
吹雪「な、何かイケメン出てきたー!!」
10 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:19:20.66 ID:7nzACPy20
電「ま゙る゙ゆ゙がど思っ゙だら゙ま゙る゙ゆ゙ざん゙だっ゙だの゙です!」
木曽「キッソー!こいつは驚きだキソ!凄い大物が出てきたでキソ」
吹雪「え!?まるゆとまるゆさんって何か違うの!?」
日向<ああ。まるゆさんとは、私と似たような性格で有名な人だ
吹雪「違う!見た目も雰囲気も何もかも違うから!」
日向<まぁそうなるな
吹雪「ていうかまるゆ1人出たくらいで、この状況が変わるわけないでしょ!早く脱出の方法を考え…」
まるゆ「それは聞き捨てならないな、駆逐艦」
吹雪「え?」
まるゆ「お前たち、この工廠から脱出したいのだろう?」
吹雪「まぁ、はい」
まるゆ「ならば私が、あの扉をこじ開けてみせようじゃないか」
吹雪「ええ!?出来るんですか!?!?」
まるゆ「当然だ。私はまるゆだぞ」
まるゆ「こんな大きな鉄扉くらい、どうということはない」
吹雪「…マジですか」
11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:20:17.63 ID:7nzACPy20
まるゆ「行くぞ…」
吹雪「…」ゴクリ
まるゆ「…!」グッ
吹雪「!!」
まるゆ「…」グッグッ
吹雪「…?」
まるゆ「…」グッグッグッ
吹雪「…」
まるゆ「………」グイ-ッ
吹雪「………」
まるゆ「……………ふぅ」
まるゆ「潜水艦は肉弾戦よりも頭脳戦の方が得意でな」
吹雪「知ってたよ!」スパ-ン
12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:21:40.25 ID:7nzACPy20
まるゆ「…人間に頬をぶたれたのは久しぶりだな」ヒリヒリ
日向<吹雪、まるゆさんになんてことを…
木曽「こ、こいつは暴徒だキソ…!内戦発生だキソ…」
電「吹雪は嫌゙い゙な゙の゙です!」バンッ
雪風「しへぇ!しへぇ!」ガブカブ
吹雪「え?何で私が悪いみたいになってんの?」
まるゆ「そうだ皆、吹雪を責めるのはやめたまえ」
吹雪「!?」
まるゆ「彼女はまだ若い。嗜みを知らぬような年頃の娘なんだ」
まるゆ「ならばやみくもに怒鳴るのではなく、親切に教えるのというのがマナーというものだろう」
まるゆ「吹雪は大切な仲間だ。仲間が傷つけられている姿は、私はあまり見たくはない」
木曽「…キソッ」
日向<まるゆさんがそうおっしゃるのであれば
吹雪「………」
まるゆ「で、どうやってここから出ようか?」
電「ア゙イ゙デア゙が無゙い゙の゙です」
吹雪「うーん、こうなったら結局ふりだしに戻って考えるしかなさそうな気が…」
潮「」ヌッ
吹雪「…ひっ!?」ビク-ッ
13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:24:11.52 ID:7nzACPy20
潮「」
吹雪「うわ…びっくりした…」
木曽「ん?何だこいつは?どっから湧いて来たでキソ」
潮「」
電「ごれ゙はゔじお゙ぢゃ゙ん゙な゙の゙です。一応最゙初゙がら゙い゙だ人゙な゙の゙です」
吹雪「あ…そういえばいましたね!」
まるゆ「こいつは驚きだな。この駆逐艦は気配を消すことが出来るのか」
日向<しかもずっと微動だにせず立ち続けているとはな
日向<もしかしたら、この駆逐艦の実力は瑞雲と互角かもしれない
吹雪「瑞雲と互角ってなんですか」
雪風「しれぇ?」
吹雪「で、潮ちゃん、一体どうかしたの…?」
潮「」ヒョイ
吹雪「ん…?資材10/10/10/10?」
潮「」カイハツ
吹雪「こ、これは!」
14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:25:21.93 ID:7nzACPy20
潮「」
吹雪「電探!」
潮「」コクコク
まるゆ「なるほど、こいつで外部と連絡を取り助けを呼ぶ作戦か」
木曽「おお!駆逐艦はキラ付けのお供くらいしか役に立たないと思ってたけど、こいつは出来る駆逐艦だキソ!」
吹雪「よし潮ちゃん、さっそくこれを使って助けを呼ぼう!」
潮「」モグモグ
吹雪「って喰うなーー!」スパ-ン
潮「」ペッ
15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:27:00.41 ID:7nzACPy20
吹雪「え!?何なの?電探って食べ物なの!?」
潮「」?
電「ふぶっきー、もうい゙い゙がら゙早゙ぐ電゙探゙を゙使゙ゔの゙です!」
吹雪「う、わかった」
吹雪「こちら吹雪です!誰か応答お願いします!」
漣『こちら第七駆逐隊。用件は』
吹雪「あっ漣ちゃん!助けて、私たち閉じ込められたの!」
漣『どこに』
吹雪「工廠!お願いだからここから出して!!」
漣『了解。こちら第七駆逐隊、すぐに工廠へ急行する』
吹雪「ほっ…」
16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:29:35.71 ID:7nzACPy20
漣『着いたよ』
朧『助けに来たよ』
曙『この中にいるのね、あんたたち』
吹雪「そうだよ!だから早く助けてー!」
日向<助けてくれたら、私が丹精込めて作った瑞雲を君たちに15機ずつプレゼントしよう
朧『やる気なくすなぁ』
日向<まぁそんなこと言わずに
曙『んで…どうやって開くのこの扉?』
漣『解錠の方法がわかんない。情報求む』
吹雪「えっと…じゃあ、今から教えるね」
17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:32:49.72 ID:7nzACPy20
吹雪「扉の近くに暗証番号入力できる機械があるでしょ?」
漣『どれ?』
曙『漣が今いじってる、その機械じゃない?』
漣『あぁ、これか』ピピピ
吹雪「え!?それ、勝手に変な番号入力したら駄目なやつ!」
漣『え?』
漣『あ゙ーーーーー!?』デデ-ン
曙『さ、漣ーー!!』
吹雪「…その機械、変にいじったら、相手を不審者と見なしてプログラムが攻撃してくるのよ…」
まるゆ「うん。派手にやられたな、あれは」
潮「」
18 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 22:33:55.75 ID:7nzACPy20
吹雪「完全に打つ手がなくなりました」
日向<まぁこうなるな
吹雪「どうしよ…」
どうやって脱出する?>>22
※この安価でSSを終わりにします
22 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 22:40:39.89 ID:ArhbBCFGO
衣笠さん参上
24 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23:28:11.10 ID:7nzACPy20
衣笠「じゃん!衣笠さん参上!」
吹雪「!?」
木曽「な、なんだキソ!?乱入者キソ?」
衣笠「そうよー。オチを任されちゃったからね!」
衣笠「衣笠さんがいっちょ大きなことしちゃうって訳なの!」
日向<大きな事?
吹雪「な、何か嫌な予感しかしないんですが」
衣笠「大丈夫大丈夫!私のあだ名、何か知ってるでしょ?」
吹雪「アダ名?」
衣笠「私のアダ名は…」
衣笠「キノガッサ!」
吹雪「!?」
25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23:30:11.66 ID:7nzACPy20
衣笠「マッハパンチ!!」バキィ
吹雪「うおぅ!?あの硬い鉄扉に穴が!」
電「す、ずごい゙破゙壊゙力゙な゙の゙です!」
まるゆ「なるほど、あの重巡は考えたな」
日向<はがねタイプにかくとうタイプは効果抜群…
木曽「相性というものを上手く利用したキソか!」
吹雪「それゲームが違うでしょ!」
衣笠「うおりゃー!衣笠アターック!!」ドカバキィ
吹雪「…でも、出れるならまあいっか」
日向<まぁそうなるな
26 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23:32:52.12 ID:7nzACPy20
吹雪「…完全に穴が空いた」
衣笠「ふんす!」
電「やったーな゙のです!」
木曽「キソソソソ!これで大潮をさらってキラ付け出来るキソ!」
日向<私も夕張に瑞雲を渡しに行かなくては
雪風「しれぇ!」
潮「」
まるゆ「ま、ハッピーエンド、ってとこか」
衣笠「どうよ!見た吹雪ちゃん、私の力!」ブンブン
吹雪「み、見てましたよ…とりあえず私の手を握って激しく振り回すのやめてください」
衣笠「とにかくこれでこのSSは終わりだね!楽しかったよ、ばいばーい!」
吹雪「…はぁ」
27 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23:34:09.79 ID:7nzACPy20
吹雪「扉が空いた途端、みんな早々に帰ってった」
吹雪「まぁいいや、無事に終わったんだし」
吹雪「私も部屋に帰ろっと」
吹雪「…」
吹雪「…あれ?」クラッ
28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23:36:24.55 ID:7nzACPy20
吹雪「うっ!」バタッ
吹雪「あ、あれ?体が動かない!」
吹雪「これ麻痺してる!なんで!どうして!?」
吹雪「私も工廠から出たいのにっ…」
吹雪「ん?そういえば…?」
吹雪「衣笠…キノガッサ…」
吹雪「特性…キノコのほうし…麻痺…」
吹雪「ああ!?」
吹雪「握手されたあの時、麻痺しちゃったんだ私!!」
29 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23:39:00.92 ID:7nzACPy20
吹雪「な、なんとか動かないと…」
提督「あれ?工廠の扉こわれてるぞ」
吹雪「あっ司令官だ!おーい司令官!助けて!!」
提督「全く誰だよ…妖精さんに修理して貰わないと」
吹雪「駄目だ、麻痺したせいで提督に届くだけの声を出せない!」
提督「仕方ない、とりあえず応急処置だけしとくか…」トンカン
吹雪「待って待って!せっかく空いた穴を塞がないで!私ここにいるよー!」
提督「…ふぅ、これでよし」バタン
吹雪「おーーーーーい!!」
吹雪「やっぱり1人にしないでーーー!!」
おしまい
30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23:40:19.09 ID:7nzACPy20
終わりです
ちなみに元ネタは全部pixivにあるやつです
33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 23:49:01.30 ID:7nzACPy20
一応書いときます
電→ナスは嫌いなのですを描いた人
木曾→白い艦これ
雪風→しれえ(鳴き声)
潮→うしおちゃん
日向→師匠
何度も言いますが、元ネタの方々さん本当にすみませんでした