1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:03:53.59 ID:PHeE/+wno
提督「…んん」
提督「…」
提督(朝か…今何時だ?)
提督(午前4時か、早く起きすぎた)
提督(外は薄暗いな、もう一眠りするか)
提督「…」
提督「だめだ、完全に目が覚めてしまった」
提督「う〜ん」
提督(散歩でもするか)
2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:04:27.59 ID:PHeE/+wno
。。。。。。。
<外>
提督(涼しいな…たまにはこの時間に散歩するのもいいかもしれん)
提督「…ん?」
提督(あれは、響?)
3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:05:38.37 ID:PHeE/+wno
響「…」
提督「響」
響「…ん?ああ司令官」
提督「散歩か?」
響「ああ、司令官も?」
提督「まあな」
響「目が覚めてしまったのかい?」
提督「ああ、響もか?」
響「まあね」
提督「そうか」
響「そうだよ」
提督「…一緒に歩かないか」
響「…ああ、一緒に歩こう」
4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:06:50.58 ID:PHeE/+wno
。。。。。。。
提督「…」テクテク
響「…」テクテク
ビュオオ〜
提督「うお」
響「ん…」ブルッ
提督「ほれ、これ羽織れ」バサ
響「…いいのかい?」
提督「いいさ、それくらい」
響「…ありがとう」キュッ
提督「ああ」
6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:07:51.24 ID:PHeE/+wno
響「司令官、はい」スッ
提督「手?ああほれ」スッ
響「上着のお礼に司令官の手を温めてあげる」ギュッ
提督「はは、これはいいな。暖かいよ、すごく…」ギュッ
響「うん…私も」
提督「ああ…」
7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:12:23.25 ID:PHeE/+wno
。。。。。。。。。
提督(少し、明るくなってきたな…)
響「…」
提督(30分くらいか、あれから何もしゃべらず、ずっと手をつないで、二人並んで歩いている)
提督(だけど、この時間は…)
響「…好きだよ」
8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:13:16.19 ID:PHeE/+wno
提督「…響?」
響「この時間、私は好き」
提督「…」
響「私、他の娘たちに比べて、あまり口数多くないほうだから」
響「皆といると楽しい、けどたまに疲れてしまうことがあるんだ」
響「でも、司令官とは、司令官の隣は、すごく好き」
9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:14:03.44 ID:PHeE/+wno
響「余計な言葉なんていらない、私が思ってること、感じたこと、言葉に出さなくても、全部君に伝わってる」
響「だから、君といるこの時間が、この瞬間が、すごく心地よくて、好きなんだ」
10 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:14:58.54 ID:PHeE/+wno
響「…君は」提督「はは」
響「司令官?」
提督「いや、可笑しくてな」
提督「響と、まったく同じことを思ってたんだ。俺もさ」
響「!」
提督「だから、ついな」
響「フフ、確かに可笑しいね」ニコ
提督「ああ、可笑しい」
響「…」
提督「…」
11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:15:41.70 ID:PHeE/+wno
ピカッ
提督「うお、まぶしい」
響「夜が明けたね…」
提督「ああ…」
響「…朝日を見るのは久しぶりだよ」
提督「…」
12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:16:37.14 ID:PHeE/+wno
提督(朝日を浴びる響を、見つめていた)
提督(白い光が、響の銀色の髪一本一本に反射し光り輝いていた)
提督(その姿が、光景が、とても美しくて、愛おしくて、尊くて)
提督「…響」
響「なんだい、司令官?」
提督「俺も、好きだよ。お前といる全てが」
提督「好きだよ」
響「…うん」
13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:17:11.67 ID:PHeE/+wno
響「私も、好きだよ…」
14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:21:23.33 ID:PHeE/+wno
。。。。。。
暁「ちょ、ちょっとちょっと!?あの二人すごくいい雰囲気じゃない!?」
雷「暁、静かにしてよ。気づかれるでしょ?」
暁「いや、だって提督と響だよ!?年の差ありすぎでしょ!?」
雷「暁は子供よね、愛に年の差なんて関係ないのよ!」
15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:22:00.91 ID:PHeE/+wno
。。。。。。
暁「ちょ、ちょっとちょっと!?あの二人すごくいい雰囲気じゃない!?」
雷「暁、静かにしてよ。気づかれるでしょ?」
暁「いや、だって提督と響だよ!?年の差ありすぎでしょ!?」
雷「暁は子供よね、愛に年の差なんて関係ないのよ!」
16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:22:37.21 ID:PHeE/+wno
暁「そ、そんなこと関係ないじゃない!ただ私は姉として…」
雷「それに、あの二人は気持ちが通じ合ってる」
雷「響き合っているの、二人の想いが」
雷「とっても素敵な関係じゃない?暁がなにいってもあの二人の関係は変わることはないわ」
17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:23:28.62 ID:PHeE/+wno
暁「…雷はよくわかるわね」
雷もちろん!司令官の事はなんでもわかるわ!頼られてるんだから私♪」
雷「電もそう思うでしょ?」クルッ
電「…」
雷「電?」
暁「どうしたの?さっきから黙ってるけど…」
電「なんでも…ないのです」
18 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:24:08.34 ID:PHeE/+wno
雷「そう?あ、もしかして眠い?」
暁「まあ、まだ寝てる時間だもの。もう戻りましょう」
雷「そうね!二人の邪魔しちゃ悪いわ」
電「…はい、戻りましょう」
ソレニシテモアカツキハコドモヨネー
イッイチニンマエノレディートシテアツカッテヨネ!
電「…」
19 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:25:47.76 ID:PHeE/+wno
電(私も、響ちゃんと同じくらい、司令官さんのこと想っているはずなのに)
電(なのに、なんで響ちゃんの想いは伝わり、私の想いは伝わらないのですか)
電(司令官さんに届く前に、落ちてしまう)
電(電のように一瞬だけ光り、そして消えていくように…)
電(司令官さん、私の想いでは、あなたには届かないのですか?)
電(私では…)
20 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/09/04(木) 23:26:41.00 ID:PHeE/+wno
_____あなたの心に響きませんか?
21 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/09/04(木) 23:27:11.15 ID:PHeE/+wno
終わり。
じゃあの