阿笠「未来を見たくないかね?」コナン「はあ?」


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1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/20(水) 23:44:49.85 ID:op+b5VhkO

コナン「何を訳のわかんねー事を」

阿笠「実はの、暇潰しに凄い物を発明してしまったんじゃよ!」

コナン「凄い物?」

阿笠「何と......。未来を見る事が出来る機械じゃよ!」

コナン「どこの青ダヌキのパクリだよ。どーせろくでもねーもんなんだろ?」

阿笠「む、見る前から否定するとは。論理的な探偵とは言えんのう!」

コナン「ぐ......。そこまで言うなら、見せて貰おうじゃねーか!」

3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/20(水) 23:52:56.82 ID:op+b5VhkO

阿笠「良かろう。これじゃ!」

コナン「......見た目は普通のパソコンだな」

阿笠「この機械に未来を見たい人間の名前を打ち込むと、コンピュータが予測した未来の映像を見せてくれるんじゃ。名前だけ入力すれば、一番確率の高い未来を見せてくれる。時間や条件など、細かい項目も入れられるぞい!」

コナン「へぇ。何かちょっと面白そうだな。じゃあ早速見せてくれよ!」

阿笠「ふふふ、実はの。既にワシがチョイスした未来をダビングしておいたんじゃ!」

コナン「え?誰のだよ?」

阿笠「ズバリ!もし新一と蘭君が結婚したら、じゃよ!」

コナン「バ、バーロ!何勝手にそんな物を!」

阿笠「じゃが、興味深く無いかの?」

コナン「うっ......。あ、あるけどよ......」

阿笠「まあ、所詮予測の映像じゃ。占いの延長だとでも思って、息抜きに見てみんか?」

コナン「わ、わーったよ......」

阿笠「よし!それではスタートじゃ!」

5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:00:01.49 ID:UWaV0bUHO

コナン(何か緊張して来たぜ......。ま、博士の言う通り、息抜きに見てみるか)

阿笠「では。ポチッとな!」

※映像の登場人物の台詞は、『』で表されます。

新一『zzz......』


コナン「お、映った!」

阿笠「ふむ。寝ているみたいじゃの」

コナン「どうやら、見た感じ俺は新一に戻ってるみたいだな!」

阿笠「そのようじゃな」


蘭『新一!朝よー!起きてー!』


コナン「お、蘭だ!な、何か色っぽい感じになってんな」

阿笠「顔がにやけとるぞ、新一」

コナン「ん、んな事ねーよ!」


新一『ん、あと5分......』

蘭『ダメ!早く起きてよ!』

新一『もうちょっとだけ......』

蘭『もう、起きてって......ばぁっ!!』バキッ

新一『いってぇーっ!!』


コナン「」

阿笠「」

6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:08:44.43 ID:UWaV0bUHO

新一『い、痛ぇ......。殴らなくても......』

蘭『新一が起きてくれないからじゃない!朝ご飯は一緒に食べるって約束でしょ!』

新一『だからってこんなに早く起こさなくても......。まだ朝の5時半だぞ......』

蘭『早く起きればそれだけ一緒にいれるじゃない!』

新一『そうやって一緒にいたいって言って、寝たのが深夜じゃねーかよ!一緒にいたいっても睡眠時間削ってまで......。こうやって結婚して一緒にいるんだから良いじゃねーか!』

蘭『ダメ!ちゃんとこうやって新一と顔を合わせて話したいの!』

新一『でも......』

蘭『......でも?』ギロッ

新一『......すいません。起きます』

蘭『うん!早く来てね!』

新一『......はぁ』


コナン「......何か、朝から凄いんだけど」

阿笠「ま、まあ、蘭君らしいじゃあないか」

コナン「......俺、スゲー溜め息ついてるし」

阿笠「ま、とにかく続きじゃ!な?」

コナン「......ああ」

7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:16:32.48 ID:UWaV0bUHO

新一『眠てぇなあ......』

蘭『遅いよ新一!早く座って!』

新一『はい......。あれ......?』

蘭『どうしたの?新一?』

新一『いや、飯がさ』

蘭『?』

新一『ここんとこずっとオムレツだなって......』

蘭『ああ!この間作ったら、美味しいって言ってくれたでしょ?』

新一『いや、確かにそうだけどさ。朝昼晩、しかも1週間ずっとって......』

蘭『だって、美味しいって言ってくれたから......。嫌なの?』ギロッ

新一『......いただきます』

蘭『うん!おかわりあるから!』ニコッ

新一(いらねーよ、流石に......)


コナン「......おい、朝の時点でスゲー事になってんぞ」

阿笠「ま、まあまあ。蘭君らしい愛情表現じゃないか」

コナン(不安だ......。蘭は元々粘着質かつ強引な所があるが......。結婚してそれが酷くなってる様に見える......)

8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:21:45.92 ID:UWaV0bUHO

新一『......ごちそうさま』

蘭『もういいの?』

新一『今日は追跡調査だ。腹一杯で動けなかったら困るだろ』

蘭『......そっか』

新一(飽きて食えない、なんて言ったら殺されるからな......)


コナン「この発言だと、俺は探偵になってんのかな」

阿笠「良かったのう、夢が叶って」

コナン「......幸せそうに見えねーけどな。俺が」

阿笠「最後まで見ないと分からんじゃろ?」

コナン「......」

10 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:31:24.21 ID:UWaV0bUHO

新一『......じゃ、行ってくる』

蘭『行ってらっしゃい、あんまり遅くならないでね』

新一『分かったよ』

蘭『じゃ、頑張ってね!』チュッ

新一『じゃ、じゃあ。行ってくる』


阿笠「何とも微笑ましいのう」

コナン「......そうかな」

阿笠「何じゃ、嬉しくないのか?」

コナン「映像の俺を良く見ろよ。一瞬喜んだけど、すぐ顔が曇ったぜ」

阿笠「そうかの?気のせいじゃろ?」


新一『......はぁ。そろそろか』

ピコーン

新一『......来たか』

ポチッ

蘭からのメール(以後M蘭)【お疲れさま!今どこ?】

新一『はぁ......。今家出たばかりだろ......』ポチポチ

新一のメール(以後M新一)【今依頼人に会いに行く。てか家出たばかりだろ?】

新一『......はぁ。すぐ来るな......』

ピコーン

新一『やっぱり』ポチッ

蘭『そっか!頑張って!』

新一『ありがとうっと......』ポチポチ

新一『はぁ。家を出ると5分置きにメールが来るからなあ。返さないとキレるし。仕事になんねーよ......』


コナン「」

阿笠「」

12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/08/21(木) 00:32:36.31 ID:UWaV0bUHO

あ、書いといてM蘭にするの忘れた......。
スミマセン。

14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:37:23.29 ID:UWaV0bUHO

その後も仕事中に蘭から新一へのメールは続いた。

ターゲットを尾行中もメールは続き、遅れると電話がかかってくる始末だった。

結果、新一は尾行を依頼されたターゲットを見失い、依頼人にこっぴどく叱られる始末だった。

新一『はぁ。今日も散々だったぜ......』グゥー

新一『......腹減ったな。お?あそこにラーメン屋が出来てる!行って見るかな?』

新一『......ダメだ。蘭に怒られる』

新一『どうしてこうなっちまったんだ......』

15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:46:15.30 ID:UWaV0bUHO

新一『結婚仕立ての頃は良かったのに......。段々束縛が厳しくなって......』

新一『飯は朝晩は必ず一緒。買い物も必ず2人。てかどこに行くにも必ず一緒。プライベートなんかありゃしねぇ。1人で気楽に飯食った事もねぇ......』

新一『仮に1人で行動しても、位置確認のメールや電話の嵐......。ちょっとでも蘭以外の人間の話題を出したり、目線を向けりゃキレられる......』

新一『疲れてようが具合悪かろうが、深夜まで付き合わされて延々話させられるし。したくない日でもアレは強要されるし......』

新一『これじゃ監獄以下だぜ。どうしてこうなっちまったんだ......』

新一『こんなんならコナンの頃の方が良かった......』

新一『ああ、誰か俺にアポトキシンをくれぇ!時を戻してくれぇぇえ!!』

end


コナン「......」

阿笠「......」

16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:53:09.44 ID:UWaV0bUHO

コナン「......なぁ、博士」

阿笠「な、何じゃ?」

コナン「これ、事前に見たのか?」

阿笠「い、いや!見とらんぞい?」

コナン「......そっか。なあ、これって確率の高い未来なんだよな?」

阿笠「そ、そうじゃ」

コナン「じゃあ、俺が蘭と結婚したら、こうなっちまうんだな......」

阿笠「あ、あくまでも必ずこうなるわけじゃあ無いわい!気にするな新一!」

コナン「......」

阿笠「そ、そうじゃ!どうせなら他の未来も見てみんか?楽しめるのもあるかも知れんぞ?」

コナン「......どんな?」

阿笠「こ、これなんかどうじゃ?もし新一と哀君が結婚したら!」

コナン「は、はぁ?そんなんまで用意したのかよ?」

阿笠「い、良いじゃあ無いか!な、気晴らしじゃ気晴らし!」

コナン「へっ!どーせロクな未来じゃねーだろ?アイツと俺じゃ」

阿笠「ま、まあとにかく見よう、な!」

コナン「......わーったよ」

20 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 01:03:21.08 ID:UWaV0bUHO

阿笠「じゃあ、スタートじゃ!ポチッとな」

コナン(絶対ロクでもねーだろうな......)

灰原「......あら?工藤君来てたのね。2人で何を見てるのかしら?」


新一『んっ、疲れたー!今日も仕事終わったー!さ、帰るか!』ニコニコ


阿笠「お、始まったぞい!どうやらこの服装はサラリーマンの様じゃな」

コナン「俺が?サラリーマン?マジかよ?」

阿笠「ホレ、スーツにネクタイじゃ」

コナン「何でまた俺がサラリーマンに......」

阿笠「さあのう?しかし、随分嬉しそうなかおじゃな」

コナン「仕事が終わったからだろ」

灰原(何なの?あれ......?ちょっと様子を見て見ましょう)

22 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 01:12:56.93 ID:UWaV0bUHO

新一『ふっふーん♪お、見えてきました我が家!』ニコニコ

新一『たっだいまー!』ガチャッ

灰原(以後哀)『おかえりなさーい!あなた!お疲れさまっ!』チュッ

新一『おいおい、ご近所さんに見えちまうだろ?』ニコニコ

哀『だってぇ、あなたが帰って来ると思ったら嬉しくって』ニコッ

新一『俺も哀に会いたくて、急いで帰って来たぜ!』ギュッ

哀『もう、バカね』クスッ

新一『へへ、おあいこだろ?』

哀『ふふ、そうね。あ、ご飯出来てるけとま、お風呂先にする?』

新一『そうだな......。一緒に入るか!』ニッ

哀『もう、エッチね。昨日も一緒に入ったのに』クスッ

新一『いいじゃんか、な!』

哀『......しょうがないわね』クスッ


コナン「」

阿笠「」

灰原「」

23 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 01:22:42.71 ID:UWaV0bUHO

コナン「ど、どうなってんだ......」

阿笠「ワシも驚いとるわい......」

コナン「何だよあのベタな幸せ展開は!どうなってんだよ?」

阿笠「ワ、ワシに聞かれても......」

灰原(こ、こっちが聞きたいわよ!何あれ?!どうなってるの?は、恥ずかしい......)

コナン「どう考えても灰原はああ言うキャラじゃねーだろ?!家庭的と一番縁遠いキャラだろ!?」

阿笠「じゃ、じゃからワシに聞かれても......」

灰原(......失礼ね。でも、私そう思われても仕方無いのかも......。いや!それより何なの?あの映像は?!工藤君と私がキ、キ、キスなんて......。キスなんて......)

31 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 18:51:45.49 ID:UWaV0bUHO

コナン「お、おい!一緒に風呂入るとか言ってたぞ?!どうすんだよ?!」

阿笠「そんな事言われても......。あ、場面が切り替わるぞい!」

コナン「え、いや、心の準備が!」

灰原(私の方が出来てないわよバカ!ど、どうしたら良いの?)


灰原『さ、着替えましょうか』ニコッ

新一『おう!じゃあ早速......』

灰原『あんっ///エッチね///』

新一『いーだろ?服脱がせてあげようと思ってさ』ニカッ

灰原『それは嬉しいけど、手がブラじゃなくて胸に来たわよ?』クスッ

新一『そっか?じゃ、ここか?』

灰原『あんっ///もう、お風呂入れないじゃない///』

新一『ワリーワリー、今度はちゃんとやるから』

灰原『もう、イタズラっ子ね。あっ///そこはお尻っ///』


コナン「......」ドキドキ

阿笠「......」

灰原(何してるのよ工藤君っ!スケベ!変態!エッチ!最低っ!私も何喜んでるのよっ!)

32 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 18:59:25.56 ID:UWaV0bUHO

※映像の方を哀に直すの忘れてました、スミマセン。

コナン「......なんて羨まし、じゃなくてヤバイ事してんだよ!おい!俺!」

灰原(えっ?!)

阿笠「映像に文句言っても仕方無いじゃろ」

コナン「っても、これは刺激が強すぎだぜ......」

灰原(私は今違う事で刺激を受けたわよ!何よ?羨ましいって!)

阿笠「あ、それより2人が風呂に入っとる!」

コナン「えっ?!」


新一『ふぅ、気持ち良いなぁ。哀と入るとなおさら気持ち良いぜ!』

哀『バカね、普通のお風呂じゃない!』

新一『何言ってんだよ、2人なら』ギュッ

哀『あっ///』

新一『こうやって入れるんだぜ?』

哀『......ええ///』


灰原(は、はぁぁああああ?!)

33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 19:05:16.66 ID:UWaV0bUHO

灰原(何してるのよ私!違うでしょ?!私そうじゃ無いでしょ?!こんな姿見られて工藤君にどうやって顔会わせれば良いの?!)

コナン「は、灰原って......。こんな可愛らしいヤツだったのか......?」

阿笠「ワシもビックリじゃわい......」

コナン「な、何つーか、自然な可愛らしさだな」

灰原(はいっ?!)

阿笠「新一、まさかこんな映像で......」

コナン「バ、バーロ!ただ素直な感想を......」

灰原(可愛いって、工藤君が私を可愛いって、いや、違うでしょ、違う違うでも可愛いって)

阿笠「あ、ホレ、画面画面!」

コナン「っと、いけね」

34 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 19:11:14.67 ID:UWaV0bUHO

哀『ねぇ、新ちゃん』


灰原(し、新ちゃん?!)

コナン(そんな呼び方なのか......?あの灰原が?!)


新一『ん?』

哀『ありがとう、いっつもこんなに大事にしてくれて』

新一『何言ってんだよ、こっちこそありがとな。哀のお陰で毎日楽しくて仕方無いぜ』

哀『私も。大好きよ、新ちゃん』チュッ

新一『哀......』チュッ


灰原(いやぁあああああ!!ちょっと待ってぇ!!何やってるの私?!)

40 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 20:35:32.66 ID:UWaV0bUHO

灰原(私でさえ工藤君に好きって言った事無いのに!え?いや、何言ってるの?別に工藤君の事、いや、でも好きは好きで大切な、あ、あれ?)


哀『私ね、新ちゃんの優しい所とか、真っ直ぐな所、大好きよ』ニコッ

新一『俺だって。哀の純粋な気持ちが、スッゴい好きだ』

哀『ううん。新ちゃんの方が真っ直ぐで、私の事本当に大事にしてくれて。新ちゃんの事、ホントにホントに大好きよ、昔からだーいすき!』


灰原(いやぁあああああ!ちょっと、昔からって!!私まだ何にも言って無いわよ!!大好きよ、なんて!そんな、そんな凄い事言えないわよ!!)

コナン(は、灰原......。ヤ、ヤベッ!胸が高鳴って仕方ねぇ!!)ドキドキ

阿笠(なーんでワシ、この映像にしたんじゃろ)ケッ

42 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 20:42:23.25 ID:UWaV0bUHO

新一『哀、俺も......。愛してるぜ』

哀『新ちゃん......。んんっ///真面目な話しながら胸揉まないでっ///』

新一『真剣だぜ?哀の身体に触れるんだから』

哀『もう、嬉しいけど、お風呂上がってからにしてっ///のぼせてしまうわ。後で、ゆっくり......ね?』

新一『分かったよ、その言い方。可愛いなぁ!幸せだ俺!』

哀『こんな事言える私の方が幸せよ』ニコッ


灰原「」

阿笠「全く、何ていい奥さんじゃろ。なあ新一?」

コナン「......」

阿笠(食い入るように見とるな......。蘭君の時とは偉い違いじゃな)

46 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 20:53:51.22 ID:UWaV0bUHO

灰原(も、もうイヤ......。自分で言ってないのにガンガン愛の告白なんて......。恥ずかしくて顔から火が出そう......)

コナン(灰原が嫁さんだと、こんな幸せな家庭が......。イヤイヤ、これはただの暇潰し、そう暇潰し!)

阿笠「お、今度は食事の場面じゃな」


新一『いっただっきまーす!!』

哀『どうぞ、召し上がれ』ニコッ

新一『うん、旨い!哀の料理はいつも最高だな!』

哀『大袈裟ね、ただの白いご飯じゃない』クスッ

新一『イヤイヤ、炊き加減が違うんだよ。最高!』

哀『ホント、バカなんだから』クスッ

新一『だって、いっつも俺の体調考えて、最適な料理を作ってくれるしさ。味付けも俺に合わせて。ホントに頭が上がらないよ』


コナン(さっきの蘭とは偉い違いだな......)

53 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 21:11:54.97 ID:UWaV0bUHO

灰原(はぁ、まだ終わらないの......?恥ずかしさともどかしさで死にそうよ)


哀『......嬉しい』

新一『んっ?』

哀『こうやってあなたが私のご飯を食べてくれるのが、とっても嬉しい』ニコッ

新一『そんな、嬉しいのは俺の方なのに』

哀『ううん。凄く嬉しいの。あなたがしてくれる事全部嬉しい。名前を呼んでくれるだけで、私は幸せ』ニコッ

新一『うん......。でも、もう戸籍も本名に戻ったのにさ、哀って呼ばれるの、変じゃないか?』

哀『ううん。その名前が良いの』ニコッ


灰原(えっ......?)

コナン(灰原......?)



哀『あなたと出逢った頃から名乗ってて、あなたに今までたくさん呼んでもらった、思い出のある名前だから、私は哀って呼ばれたいの。志保と言う名前も大切だけど、あなたには哀と呼ばれたいの』ニコッ

54 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 21:20:17.52 ID:UWaV0bUHO

コナン(灰原......。オメー、そこまで俺を......?)

灰原(バカ、何で言っちゃうのよ......っ。工藤君には、知られたくなかったのに......。名前を呼んで貰えるだけで、嬉しいって......)

阿笠(あーあー、もう見ちゃおれんわい)


新一『そっか。分かったよ。でも、どっちの名前も、昔も今も引っくるめて、俺は哀を大事にしたいと思うよ』

哀『ありがとう、新ちゃん』ニコッ

新一『あ、そうだ。これ......』

哀『何?どうしたの?』

新一『その、今日は......。哀にプロポーズした日だから』

哀『え?それで私に?わざわざ買ってくれたの?』

新一『え、いや、あの、やっぱホラ、記念だしさ』


コナン(バーロ、何しどろもどろしてんだよ......。見ちゃいられねーぜ。我ながら)

灰原(こういうクサい所、未来でも変わらないのね......)

56 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 21:32:57.20 ID:UWaV0bUHO

哀『ありがとう、開けていい?』

新一『お、おう』

哀『これ......。フサエブランドの新作?出たばかりなのに......。高かったでしょ?』

新一『んな事ねーさ。気持ちさ、気持ち』

哀『ありがとう、大事にするわ......』グスッ

新一『お、おいおい、泣くなよ』

哀『だって、嬉しくて。私となるべくいたいからって、わざわざ安定したサラリーマンになって、その上こんなに心を尽くしてもらえるんだもの......。嬉しくてたまらない』グスッ

新一『泣くなよ、俺がしたいんだからしてんだからさ』

哀『......ん』ニコッ


コナン(俺、そこまでしてたのかよ?!て言うか灰原......。こんな事でこんなに喜んでくれるんだな......。健気なんだな、アイツ......)

灰原(何で今はしてくれないのに、未来ではこんなに良い夫婦に見えるのかしら......。羨ましいわ......って違う違う!とにかく見入ってる場合じゃ)


新一『さ、湿っぽいのはこの辺にして。飯食って寝ようぜ!さっきの続きしなきゃな!』ニカッ

哀『もう、ホントに......。真面目な話しながらそう言う事言わないの』グスッ


コナン(さっきの......?)

哀(続き......?!)

57 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 21:41:51.24 ID:UWaV0bUHO

コナン「お、おい!さっきの続きって......」

阿笠「そりゃあ、アレじゃろうな......ぐふっ」

コナン「エロジジイ......っ!ダメ、ダメだ!博士はここまでだ!」

灰原(く、工藤君?)

阿笠「な、何でじゃ!ワシの発明じゃぞ!?」

コナン「ダメったらダメだ!これは俺1人で見る!」

阿笠「な、何じゃと?!何を今更」

パシュッ

阿笠「ふにゃ......」ガクッ

コナン「ワリーな博士、何でかわかんねーけど、アイツの裸、他のヤツには見せたくねーんだよ」

灰原(!!)

コナン「それに、博士の目がいやらしすぎたからな......」

灰原(幻滅だわ、博士......)

コナン「さ、さて!乗り掛かった船だ!最後まで見なきゃな!ア、アレを」

灰原(み、見ちゃうの?!工藤君!?ねぇ、見ちゃうの?!)

62 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 01:47:38.86 ID:18JGPs7FO

コナン(何をやってるのか自分でも分からなくなって来たが......。とにかく続きを見なきゃ)

灰原(工藤君、なんで見るの?なんで見たいの?性欲?それとも)


新一『さて、じゃあ行くか』

哀『ええ』

新一『じゃあ、手を』

哀『......ええ///』ギュッ


灰原(いちいち顔を赤らめないでよ、もう!)


哀『じゃ、行きましょう』

新一『ああ、こうやってな』ヒョイッ

哀『きゃっ!?』

新一『どうだ?』ニカッ

哀『お姫様抱っこなんて、腰悪くしても知らないから///』


灰原(何故こんなに至れり尽くせりなの?!女の子がして欲しい事ばかり......っ!!)

64 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 07:23:02.52 ID:18JGPs7FO

新一『大丈夫だよ、これくらいさ』

哀『もう。落とさないでね』チュッ

新一『わーってるって』


灰原(いちいちキスをしないで!私そんなベタベタする性格じゃないでしょ?!はっ?!結局見ちゃってる!?)チラッ

コナン「......」

灰原(ものすご?く凝視してる。今の私を見ないのに、未来の私ばかり見るのね......。私が今幼児体型だから?やっぱり大人の身体が良いの?)


新一『さ、着いたぜ!』

哀『ありがとう、降ろしてくれる?』

新一『おう』

哀『ありがとう、お疲れさ』チュッ

哀『んっ///』

新一『ん......』チュッ

哀『......っ、不意討ちね///』

新一『油断するからだ』ニカッ

哀『ズルいわね、でも嬉しい///』


灰原(こっちは腹立つ一方よ!さっきからズルいわよ、あなたばっかり!私なんて、私なんて、何もしてもらって無いんだから!)

65 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 10:47:38.91 ID:18JGPs7FO

哀『はぁ、ホントにズルいわ......ねっ///あっ///』

哀『も、う......っ。手をズボンに入れるの早いっ///』

新一『いいだろ?焦らすより』

哀『そう......だけどっ///ちゃんと脱がせてっ///』

新一『わーったよ、じゃ』スルッ

哀『んっ、脱がすのは何故ゆっくりなのっ?///』

新一『だって、ちゃんと脱がせてって言うからよ』ニカッ

哀『イジワル......ねっ。あっ///』

新一『なんて言ってる内に、ブラ取れちまったな』

哀『いきなり、ズルいわね///』


灰原(何なの、何なのこれ......。恥ずかしいのに、目を逸らせない......。胸のドキドキがおさまらない......。変な感じ......)

コナン「......」ゴクッ

68 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/24(日) 11:15:56.60 ID:dYSpxmJgO

新一『何と言われても平気だぜ』ニカッ

哀『エッチ......んぁっ///ズボンの上から触らないでっ///』

新一『ズルいって言われたから、脱がす部分を教えてあげようとさ』

哀『やっ、胸......んんっ ///あんまり激しく揉まないでっ///』

新一『イヤ?』

哀『違っ、弱いからっ///敏感......だからっ///』

新一『知ってるよ』ニカッ

哀『も、イヤッ......///ち、乳首あんまりつままないでっ///あんまり弄るとっ///』

新一『いじると?』

哀『......っちゃうから』

新一『ん?』

哀『イッて......しまうからっ///』

新一『良いじゃん、何回でも』ニカッ


灰原(この変態!ドS!私もなんでそんなので悦んでるの?!いつからそんなになったの?未来にはそうなってしまうの?唯の変態じゃない?!)

69 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/24(日) 11:26:20.33 ID:dYSpxmJgO

コナン(ヤベェ、た、勃っちまうっ!!は、灰原の身体が......。エロ過ぎるっ!!未来の俺が羨ましいと同時に殴りてぇ!)


哀『や、いつまでズボンの上からっ///』

新一『ん?いつまでだろな?』

哀『や、め......///も、ダメっ///』

新一『ん?』

哀『パンツが、濡れちゃうからっ......っ///我慢、出来なくなるからっ///あん......まり、あっ///イジメ、ないでっ///』

新一『でもな......。その表情もまた可愛いしなあ』ニカッ

哀『おね、がいっ//服の上......もう、やっ///新ちゃんの手で、直接触って欲し......いっ///』

新一『......了解』ニカッ



71 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/24(日) 11:41:00.66 ID:dYSpxmJgO

灰原(本当にっ......。変な感じっ......?!私、まさか.....)

ジュンッ

灰原(やっぱり、濡れてる?!あ、あの映像を見て?!そんな、私......。本当に変態じゃないっ?!)

灰原(何故?!私自身の映像だから?それとも......)

灰原(工藤君が、私にしてる映像だから......?)

クチュッ

灰原(!?な、何で私......!?自分で触ってるの?!や、止めないと、本当に変態っ......)

クチュッチュッ

灰原(何故止められないの!?ダメ、手が......止まらないっ......!!こ、こんな所、工藤君に見られたらっ!!)



72 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/24(日) 12:20:04.95 ID:dYSpxmJgO

コナン(クソッ、もう無理だ!我慢出来ねぇ!)バッ

灰原(えっ......)

コナン(ちきしょう、自分でも最低だって解るけど......。あまりに灰原が綺麗過ぎてっ!)シコシコ

灰原(工藤、君......。あなた、何してるの?それ、私を見て興奮してるの?私に......反応してるの?)

クチュクチュッ

灰原(ダメッ、そんなの、そんなの見たら......。私も我慢がっ......!!)

クチュクチュッ

灰原(こんなっ、こんな事でこんなに興奮してしまうなんて......。こんなに惨めな状況でっ!)

80 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/24(日) 21:12:03.58 ID:dYSpxmJgO

新一『じゃ、脱がすぜ』

哀『ええ......。んんっ!!///』

新一『どうした?大丈夫か?』

哀『ちょっと敏感になっちゃって、触れられると......』

新一『と?』

哀『感じてしまうのっ///だから、あんまり......』

新一『触らないで、って?』スリスリ

哀『あぅっ///ダメよ、本当にっ///』

新一『もう少しでズボン脱げるからさ、我慢してくれ』

哀『......んっ、んん///は、やくっ///』

新一『うん、ズボンは脱げたけど。パンツが濡れてるな』

哀『言わないでっ///恥ずかしいっ///』

新一『あんまり恥ずかしいって顔をしてないけど?』ニカッ

哀『だって、だって......///』



81 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/24(日) 21:18:58.00 ID:dYSpxmJgO

哀『新ちゃんに触ってもらうの、嬉しいし///見てもらうのも嬉しいんだものっ///』

新一『その顔も言い方も、可愛いぜっ』ニカッ

哀『ありがとう、ね、早く......///』

新一『すっかりエッチモードだな、よし』

哀『あんっ///』

新一『あらら、スゲー濡れてるな。余程感じてたんだな』

哀『言わないでって言ってるのにっ///分かるでしょ、何でそうなってしまうか///』


灰原(分かるわよ、分かるわよ......。何であなただけそうなるの?何故私はこんな惨めな姿なの?)

82 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/24(日) 22:13:40.79 ID:dYSpxmJgO

新一『何でかな?』

哀『イジメないでよ、分かるでしょ?///』

新一『何で?』


灰原(言わないでよ、もう分かってるからっ!)

コナン(......?)


哀『大好き、だからよっ///昔からっ///何度も言ってるじゃないっ///』


灰原(っ!!)


新一『......ありがとう、嬉しいぜ。その言葉が何よりさ』チュッ

哀『んっ///』


灰原(そうよ、分かってるわ。こんな惨めな姿を晒す程に、工藤君に対する想いがあるのは分かってるわ。いえ......)

灰原(分からされたわよ!!)

83 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/24(日) 22:32:56.96 ID:dYSpxmJgO

灰原(何なの?あんまりじゃない!こんなの!)

灰原(博士と工藤君が何してるのかちょっと見てただけなのに)

灰原(いつの間にか訳の分からない映像を見る羽目になって)

灰原(しかもそれは未来の自分らしくて、その自分から自分の本心を気付いて無い部分まで話されて......)

灰原(それを、好きな人に聞かれて......。しかも、自分の本心に気付かない様にしていたのに。強制的に気付かされて)

灰原(素直な未来の自分を見て、羨ましいけどどうしようも無くて)

灰原(挙げ句、あんな痴態を晒されて......。そしたら工藤君がそれに反応して)

灰原(それに対して、恥ずかしさと同時に嬉しさを感じてしまって......)

灰原(しかも、その工藤君が反応してるのが自分は自分だけど、未来の自分で。私からしたら別人みたいなもので、それに工藤君が反応する事に戸惑いと嫉妬まで感じて......)

灰原(その果てに、こんな......。自慰行為までして、惨めで、恥ずかしくて、でも止められなくて......)

灰原(工藤君は、私の事なんて何とも思って無いのに......)

灰原(こんなの、あんまりじゃない......。私、自分の口て気持ちすら伝えた事無いのに)

灰原(あんまり......よ......)グスッ

85 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 03:48:17.66 ID:R13Bm6XMO

灰原(でも、1番酷いのは......。気付いてしまった事かもね)

コナン(くっ、灰原、灰原......!)シコシコ

灰原(こんな屈辱を感じてなお、止められない......。彼が好きだって事を。私、歪んでるのね、きっと。......んっ)

灰原(ああ、気持ち良い......っ。止まらないっ)クチュクチュッ


新一『んっ......』クチュクチュッ

哀『んっ///あっ///かき回しちゃ、らめぇ///』

新一『でも、身体は反応してるぜ?』クチュクチュッ

哀『あぅっ///だってっ///』

新一『そろそろ、やめるか?』

哀『イヤ、やめちゃイヤっ///もっとしてぇ///』


灰原(ああ、とっても気持ちよさそうね......。羨ましい......。んっ///工藤君、工藤君っ///)クチュクチュッ

90 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 21:32:11.53 ID:AovozxlUO

コナン(うっ......。出るっ!!)ドピュッ

コナン(くっ、最低だ、俺は......。でも、やめらんねぇ......。鎮まらねぇ!)シコシコ

灰原(工藤君......。まるで、獣みたいね......んっ///)クチュクチュッ

灰原(私も、変わらない......っ。絶頂が来るまで、きっと......)


哀『ね、新ちゃん......?もう、我慢出来ないのっ///ね、ね、お願いっ///』

新一『まだそんなに時間経ってないぜ?』

哀『も、ダメ///1つに、なりたいの......。お願い///』

新一『良し、分かった。実は俺も、そう思ってた』ニカッ



91 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 21:39:25.91 ID:AovozxlUO

灰原(イヤ、映像の私と合わさって感覚が増してく......。私、どうなってしまうの......)


新一『ちょっと、びっくりするぞ』

哀『え?きゃっ!?』ドサッ

新一『な?』

哀『ベッドに倒すなら、そう言ってよ///もう///』チュッ

新一『んっ......』チュッ

哀『も、ダメ......///キスするだけでダメ///新ちゃん、早く......///』

新一『じゃ、行くぜ......』

哀『んっ、入ってくるぅ///新ちゃんのがっ///』


灰原(どんな感覚なの......?1つになるって......?)

コナン(ちきしょう、頭が真っ白になって来る......っ!!)シコシコ

92 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 21:50:37.58 ID:AovozxlUO

新一『もう、少しっ......』

哀『あ、ああぁぁっ///』ビクン

新一『っ!』パンッ

哀『はあうっ!!///は、入って来たわ......新ちゃんがっ///』トローン

新一『顔がスゲーエロくなってるぜ?』

哀『だって、嬉しいし、気持ち良いし///』


灰原(んんっ///私も、知りたいっ!体感したい......っ///好きな人と1つになるって、どんな感覚なの?)クチュクチュッ


新一『あのさ、こんな体勢で言うのもあれだけどさ』

哀『なぁに?』

新一『愛してるよ、哀』


灰原(ーっ!!バカッ!今、そんなの......)


哀『はぅっ///ん、あぅっ!///ら、めぇ......っ///い、ま......そんなことっ///いったら///』

哀『イッちゃ......うぅっ!!///』プシャーッ


灰原(私も......っ、ダメッ!)ビクンビクン

灰原『あ、ああぁぁっ......』ビクンビクン

灰原(あ、頭が......。沸騰しそ......う。く、工藤君に......聞こえた?)

コナン(ん?何か映像と声が違った様な?気のせいか?)シコシコ

93 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 22:03:41.19 ID:AovozxlUO

灰原(気付かれなかった......みたいね。でも)クチュクチュッ

灰原(ダメ、治まらない......。より火照って行くわ......。んんっ///)クチュクチュッ

灰原(この快楽から、脱け出せない......。こんなに惨めなのに、なのに......)

灰原(どうしたら、終わるの?この地獄は)


哀『あ、うぅ......///』クタッ

新一『イクのが早いぜ、哀』

哀『らって、きもちよすぎて///』

新一『まだ、終わらないぜ?』

哀『うん、してぇ///』

新一『よっしゃ!』パンパンパン

哀『あ、う、はぁぅっ!!///はげ、しっ///』

新一『哀、気持ち良いぜっ!』パンパンパンッ

哀『ああぁぁっ////わた、しもっ///きもち、いっ///』

哀『すきぃ///しんちゃん、すきぃっ///もっと、きてぇっ!!///』

新一『哀、哀っ!』パンパンパンッ


灰原(ああ、全てを晒け出してる......。そう、なのね......。私も......。そうすれば......もっと)

94 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 22:11:20.17 ID:AovozxlUO

哀『しんちゃ......わたし、またっ///』ビクン

新一『お、れもだっ......』パンパンパンッ

哀『ね、おねがいっ......///ふたりで、ね///』

新一『分かったっ、行くぜ、哀!!』


灰原(あぁ、ダメ......っ!1番激しい波が、来るっ!私も、おかしくなる......っ!)ビクンッ


哀『あ、くるっ///きちゃうっ......///あぁ、ああぁぁぁぁああああぁぁっ!!///』

新一『う、哀っ!哀ぃっ!』ドピュドピュッ


コナン(う、俺も......またっ!!)ドピュッ

灰原(う、はぁぅっ!ああぁぁっ!!///)ビクンビクン

95 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 22:18:18.43 ID:AovozxlUO

哀『はぁ、はぁ、も、もう......ダメ......///』

新一『っと、大丈夫か?哀?』

哀『大丈夫じゃ、無いけど......。赤ちゃん、出来ちゃうわよ?』

新一『何か問題が?』

哀『ううん、無いわ』クスッ

新一『だろ?』ニカッ

哀『ね、可愛い赤ちゃん、出来ると良いわね』ニコッ

新一『気がはえーよ。でも、そうなると良いな』ニカッ

哀『ええ、本当に。ありがとう、新ちゃん。私、本当に幸せよ』ニコッ

新一『俺もさ、哀。ずっと、一緒に幸せでいような』

哀『ええ、ずーっとね』

end


灰原(は、ぁぁああ......。お、終わったのね、工藤君は......?)

コナン(はぁ、はぁ、ヤベーな、まだ興奮してやがる......っ。考えたら、博士がずっと横で寝てたのに、何やってんだ、俺......)

96 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 22:25:31.32 ID:AovozxlUO

灰原(正気に、戻ったのかしら......?映像も終わったから......)

灰原(......終わった?いいえ、終わってないわ)

灰原(この火の着いてしまった私の本心は、映像が終わったって消えない......)

灰原(......なら、私は)スッ

コナン「......はぁ、何やってたんだろ。俺」

コナン「あんまり映像の中の灰原が可愛いし、エロいしで、気が付いたら......はぁーぁ......」

コナン「見られてねーよな、俺?まさかな?」

コナン「......でも、蘭と灰原で、随分対称的な未来だったな」

コナン「もし、灰原と結婚したら......。あんな幸せな未来が......?」

コナン「な、訳ねーよな!あんな目付きの悪い意地悪ツンツンあくび娘に限って、あんな可愛くなる訳が......」

灰原「随分な言い種ね」

コナン「?!!?!!?は、灰原?!」

97 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 22:31:46.78 ID:AovozxlUO

灰原「周りにも気付かず、随分と妙なモノに御執心だったわね?」

コナン「あ、いや、これはその......。は、博士の発明で、その......」

灰原「ふぅん?博士の発明で、未来の私が未来のあなたと、あられもない行為をしているのを見ていたの?」

コナン「いっ!?」

灰原「挙げ句、それを見て自慰行為に耽っていた訳ね?私が見ているのにも気付かずに?」

コナン「い、いや、その......。ゴメンッ!」

灰原「何故謝るの?」

コナン「へっ!?」

灰原「別に私は、あなたを咎めてる訳じゃないわよ?」

コナン「だ、だって、見てたんだろ?」

99 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/26(火) 00:32:57.84 ID:l/NTk2u9O

灰原「確かに見てたわ。大体ね」

コナン「だから、それで軽蔑したんだろ?あんなの見てさ......」

灰原「いいえ」

コナン「は?」

灰原「軽蔑なんかしてないわ。いいえ、出来ないわ」

コナン「何言ってんだよ?」

灰原「私が、後ろからあなたを見て何をしていたと思うの?」

コナン「何って......?冷やかに見てたんだろ?」

灰原「違うわ。寧ろ熱を帯びていた」

コナン「へ?」

灰原「あなたと同じ事をしていたのよ、後ろでね」

コナン「......え?」

灰原「聞こえなかった?私は、あなたの後ろで自慰に耽っていたの」

コナン「嘘......だろ?何で?」

灰原「言わなきゃ分からないの?」

101 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/26(火) 00:47:59.26 ID:l/NTk2u9O

コナン「......?」

灰原「あなたが、好きだからよ」

コナン「......!?」

灰原「聞こえなかった?」

コナン「冗談、だろ?」

灰原「愛の告白を冗談で言う程、私は軽く見えるかしら?」

コナン「いや......。でも、その......ほ、ほら、あれじゃねーか?ちょっとエロいモノを見て興奮しちまっただけじゃ......」

灰原「確かに興奮はしたわ。でも、映像のせいだけじゃないわ」

コナン「?」

灰原「映像で、刺激されたから。私が見ない様にしてきた感情を」

コナン「......え」

灰原「私は今まで、色々な感情を押し殺して来たわ。その中には、あなたへの気持ちもあった。でも、それは触れずに終わる筈だった。なのに」

コナン「なのに?」

灰原「あの映像が私の全てを抉り出してしまった。私の望み如何によらず......」

コナン「何でだよ、あれは仮想の映像なんだぜ?」

灰原「映像は仮想の物でも、気持ちは同じ様に持っているとは考えなかった?」

コナン「......」

灰原「責任、取って貰うわ」

コナン「責任?」

104 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/26(火) 13:04:36.53 ID:l/NTk2u9O

灰原「そう、こんな不本意な形で私の気持ちを目覚めさせた。その責任は取ってもらうわ」

コナン「ど、どうやって?」

灰原「別にあなたがどうこうする必要は無いわ。ただ、私は絶対にあなたを振り向かせる。あの子がいようといまいと、もう関係無い。私は、私の心に従ってあなたを想い続ける。覚悟して」

コナン「灰原......。オメー、そこまで......」

灰原「とりあえず、話は以上よ。ああ、そうだわ」ヒョイッ

灰原「これは、没収よ。また何を見られるか分かったモノじゃないから。じゃあ」

コナン「お、おい!灰原!」

コナン(な、何でこうなったんだよ?完全に不可抗力なのに......)

コナン(クソ、俺はどうすりゃ......)

―あなたが、好きだからよ―

コナン「......っ!待てよ、灰原!」

コナン(そんな事言われて、黙ってられっか!こうなりゃ後がどうなろうと、アイツに向き合ってやる!確かめてやる!俺自身、あれはただの性欲だったのかどうか!)



阿笠「......ん、ハテ?ワシは一体?」

阿笠「あ、そうじゃ!新一、よくもワシを......。あれ?」

阿笠「新一、どこじゃ?ワシの発明は?」

阿笠「一体、どうなっとるんじゃ.......?」

105 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/26(火) 13:11:50.34 ID:l/NTk2u9O

それから、月日は流れて。

阿笠「おーい、新一。開けるぞ」コンコン

新一「どうぞー」

阿笠「おお、新一。仕度は出来たかの?」ガチャッ

新一「あ、ああ。何か落ち着かねーな。この格好」

阿笠「ま、生涯に1度しかしないんじゃから。我慢するんじゃな。晴れの結婚式なんじゃから」

新一「ああ、そうだな」

阿笠「向こうも準備が出来たみたいじゃ、行くかの?」

新一「あ、ああ。何か緊張するぜ」




阿笠「ホレ、開けんか」

新一「いや、でも......」

阿笠「早ようせんか。ワシは向こうに行っとるぞ」

新一「うっ......。わーったよ」

新一「ん、んんっ。は、入るぜ」コンコン

「どうぞ」

新一「......お邪魔しまーす」ガチャッ

灰原「そんなコソコソしないで、堂々と入ってくれば良いじゃない?工藤君?」クスッ

106 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2014/08/26(火) 13:19:49.82 ID:l/NTk2u9O

新一「あ、いや、その......」

灰原「緊張してるの?」クスッ

新一「ん、うん......」

灰原「今更緊張する事も無いじゃない?」

新一「ま、まあな。あ、あのさ」

灰原「何?」

新一「き、綺麗だぜ、志保」

灰原(以後、志保)「ありがとう、嬉しいわ」

新一「何か、不思議だな。結局、あの未来の通りになっちまった」

志保「あら、同じじゃないわ。あなたは私を本名で呼んでるし」

新一「確かにな。オメーも、俺を工藤君って呼び続けてるしな。でも、結婚してからもそれはおかしくね?」

志保「良いじゃない。気に入ってるのよ。この呼び方が」クスッ

新一「そっか、なら良いや」

コンコン

新一「はい?」

係員「失礼します、そろそろ移動をお願いします」

新一「あ、分かりました。じゃ、行くか」

志保「ええ。あ、そうだわ......。工藤君。あの未来と違う所は、他にもあるわ」

新一「ん?」

志保「きっと私達はあの未来より......」

志保「もっと幸せになるんだから」クスッ


完。



107 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/08/26(火) 14:51:45.38 ID:l/NTk2u9O

読んで下さった方々、ありがとうございました。
勢いで進めてしまったので、また違ったキャラでいつか書ければなと思います。
ありがとうございました。



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