1 名前: ◆m9tEpcJqyE[sage] 投稿日:2014/07/06(日) 23:52:32.18 ID:zJCfhBZvo
※潮の流れに乗ったら沖まで流されたっぽい。
※書く速度が亀なので、かなり不定期更新。
※面白いと思うネタを得たら張り切るっぽい。
※基本建造(新キャラ追加)なし。ごく稀に追加の可能性あり。
【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話【ネタ募集】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391103396/
【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話2【ネタ募集】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398896767/
2 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/06(日) 23:55:21.75 ID:zJCfhBZvo
【前スレのあらすじ】
シリアス? いえ、知らない子ですね
13 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/08(火) 21:16:02.14 ID:djkyDGQ+o
《病院》ナース室
看護師A「聞いた? 個人用病室に入院中の提督さんの話」
看護師B「聞いた聞いた! 深海棲艦に捕まって、口では言い表せないような拷問を受けたって噂!」
看護師C「右目を除外されたり、頭の中を掻き回されたりで九鬼先生(白髪)状態になっちゃったんでしょ……」
看護師A「怖いよねえ」
看護師B「そうねえ……かわいそうだけど提督さん、一生PTSDを抱えることになったんじゃないかしら」
看護師「おお、怖い怖い」
《病院》提督の個室
提督「…………」(窓開け
風<今日は風が騒がしいな…
提督「いい天気だ。風も程よく、そして――」(チラッ
提督の個室<中に誰もいませんよ?
提督「ああ……あぁ」
提督「心が躍る……ここには私だけ、他に誰もいない。私は一人だ……私は今、(他人に気兼ねなく)生きている!」(歓喜
看護師D「提督さ〜ん、検温のお時間ですよ〜」(ノックノック
提督「……はい」(ショボリ
※病室ではお静かに
15 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/08(火) 21:22:30.82 ID:djkyDGQ+o
《提督のお見舞い》漣編
《病院》提督の個室
漣「ドーモ、ご主人様。お加減いかが?」(ピョコン
提督「む……漣君か」(読書なう
漣「あー、また本読んでるんですね。お目め1つになっちゃったんだから、程々にしといてくださいよ?」(窓アケアケ
提督「……善処しよう」
漣「(あ、これ公約守らないパターンだ)」(屑入れ袋カエカエ
漣「まあいいですけど。病室にずっとは退屈でしょうし……」(テーブルフキフキ
提督「す、すまない」
漣「いいえー、慣れっこですから。何か困ったことあります?」(布団トトノエ
提督「い、いや、今のところはないな……一人部屋のお陰で気を遣わずに済んでいるし」
漣「そのまま引き篭らないでくださいね。あ、そろそろ足りなくなると思って着替え、持ってきましたよ」(着替えダシダシ
提督「あ、ああ、ありがとう、助かるよ」
漣「どういたしまして。お見舞いに間宮さんのところでプリン買ってきたんですけど、食べます?」(花瓶の水カエカエ
提督「いただこう」(即答
漣「ニャハハ、甘味に飢えてるっぽいですねー。飲み物はコーヒー?それともお紅茶?」
提督「そうだな……では、コーヒーを」
漣「アイアイサー♪ とびっきり美味しいの淹れますね!」(ガッツポーズ
提督「あ、ああ、楽しみにさせてもらおう」
漣「フンフフンフフ〜ン♪」(ルンタッタ
(扉の隙間)
曙「休みの買い物ついでにお見舞いに来たはいいけど……」(呆れ
潮「私たちがやること……なにもなさそう、だね」(苦笑
朧「メイン秘書艦は伊達じゃない……」(感心
16 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/08(火) 21:33:29.72 ID:djkyDGQ+o
《提督のお見舞い》神通編
(朝)
《病院》提督の個室
提督(読書中)「…………」(ペラ…
提督「(片目だと少し読みにくいな……)」
神通「…………」(ソワソワ
神通「(提督がこんなに酷い怪我をされたのは私のせいだから、不自由されないように頑張らないと!)」(使命感
提督「……神通君」
神通「は、はいっ、なんでしょうか。お水ですか? それとも、お手洗いへ行かれますか?」(ガタッ
提督「い、いや、もう2時間もそこに座っているが……退屈ではないのかね? よ、よければ読み終わった本を貸すが……」
神通「平気です……あの、何か希望があればすぐに仰ってくださいね」
提督「む……う、うむ」
神通「……」(ジーッ
提督「……」(ペラ…
神通「…………」(ジジーッ
提督「…………じ、神通君」(汗ダラダラ
神通「は、はい、なんでしょうか。あ、も、もしかして傷が痛みますか?お医者様を呼びますか!?」(アワアワ
提督「いや、あまり凝視しないでもらえると……なんだ、助かる」(キリキリ…
神通「ぁ……す、すみません」(ショボリ
18 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/08(火) 21:36:50.24 ID:djkyDGQ+o
(昼)
看護師「はい、お待たせしました、お食事です」(カチャカチャ
看護師「少し味気ないですけど、我慢して食べてくださいね」
提督「りょ、了解しました」
提督「む……くっ」(プルプル
里芋の煮物<人間にこの動きは見切れまい…
提督「(こういう時、利き手が使えないと不便だな……)」
神通「あ、あのっ、提督、失礼します」(箸装備
提督「ぬ? 神通君、箸を返してくれな――」
神通「ど、どうぞ、お口を……開けてくだ…さい」(真っ赤
神通「ア……ァーン……」(プルプル
提督「……じ、神通君も自分の食事を取ってきたまえ」(震え声
神通「……ごめんなさい」(シュン
19 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/08(火) 21:40:04.54 ID:djkyDGQ+o
(夕方)
提督「(そろそろ風呂に入るか……)」
提督「贔屓されるのは、他の患者の方に悪いと思うが……やはり、個室に風呂がついているのはありがたい」(ヒョコ…ヒョコ…
提督「(共用シャワーだと、人に会うかもしれないしな)」(キリッ
<ガラッ
神通(水着)「あ、あの、提督っ、お風呂に入るのでしたら……オッ、オ、オ手伝イヲ……!!」(羞恥
提督「――――私のために頑張ってくれるのは嬉しい。だが、怪我のことを君が気に病むことはない」(替えの入院着バサー
提督「面会時間ももうすぐ終わる……今日はもう鎮守府に戻りたまえ」
神通「私では、お役に立てませんか……」(ショボリ
提督「……そ、その、神通君がよければまた明日、見舞いに来てくれると嬉しい」(まっすぐ真摯に見つめて
神通「――――ハ、ハイ!!」(パアァァッ
提督「(責任感の強さも神通君の良いところだが、いささか思い詰め過ぎである……ぐ、ぅぅ、胃が……裂けるッッ)」(キリキリ…
(扉の隙間)
看護師(通りすがり)「oh cool……」(驚嘆
21 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/08(火) 21:56:00.51 ID:djkyDGQ+o
《提督のお見舞い》赤城編
赤城「失礼します」(knock knock
提督「あ、ああ……赤城君。み、見舞いに来てくれたのか?」
赤城「はい。あの事件から提督とちゃんと話す機会がなかったので」
提督「そ、そうか」
赤城「提督、お昼はもう済みましたか?病院のお食事では物足りないと思って……」
赤城「じゃーん! お弁当、作ってきました!」(三段式重箱
提督「お、多くないかね?」
赤城「フフ、実は私、お昼まだで……ご相伴に預かろうと思います」(照れ
提督「……私が食べると足りなくなるのでは?」(心底心配そうに
赤城「……そりゃ、確かに人より多くご飯は食べますけど。いくらなんでも失礼じゃないですか?」(ジトー
提督「……す、すまない」(目伏せ
赤城「(一航戦の誇りを失わないためにも、食べる量、少し減らした方がいいのかも……)」
30 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/09(水) 00:54:40.27 ID:dOCOOhZPo
《提督のお見舞い》蒼龍文月弥生編
文月「えへへ〜、司令官、お見舞いに来たよぉ〜!」(トテテ
弥生「司令官…♪」(トタトタ
蒼龍「二人とも〜、病室で走っちゃダメだよー」
提督「……ふ、文月君、弥生君……それに蒼龍君まで」
蒼龍「アハハ、文月ちゃんと弥生ちゃんがどうしても提督に会いたいって言うから」
文月「蒼龍ちゃんもノリノリだったよぉ〜」(ムーッ
弥生「お土産、何にするか悩んで…ました」(ムスーッ
蒼龍「」(カチコン
提督「……」(目逸らし
文月「今日は文月が絵本、読んであげちゃうよぉ〜」(ニパー
弥生「さみしくないよう…ヌイグルミ、持ってきました…」(ニコ…
ヨタロウ(ピンク)<ハッハッハッ! こんなに楽しいことは初めてだァ!!
提督「……す、すまないな」(ワシャワシャ
文月「エヘヘ〜♪」(モジモジ
弥生「え、えへへ…」(モジモジ
蒼龍「(文月ちゃんと弥生ちゃんがいると、提督もリラックスした感じで話してくれるのよねえー)」(じー
蒼龍「あ、提督、果物買ってきたんですけど何か食べます?」
提督「む、では……そのリンゴを。君たちも好きなものを食べてくれないか?」
文月「文月もリンゴ食べるよぉ〜」
弥生「ウサギ…さん」(ピョコピョコ
蒼龍「はいはい」(皮ムキムキ
蒼龍「はい、出来た。まずは提督からですよ〜」(アーン
提督「」
蒼龍「――――って、アッ、アハハ! ゴメンなさいっ、つい文月ちゃんや弥生ちゃんにするみたいに……!」(アセアセ
文月「蒼龍ちゃん、ア〜ン」
弥生「司令官…お口、開けて」
蒼龍「あ……あ〜ん」(シャクシャク
提督「……」(シャリシャリ
文月「エヘヘ〜」(ニパー
弥生「エヘ…」(ニコー
蒼龍「ま、参ったなぁ……。ねえ、提督?」(チラチラ
提督「(なんだ、この居心地の悪さは……)」(ダラダラ
(扉の隙間)
看護師(通りすがり)「家族は大事……。あと、検温させろください」
43 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/10(木) 01:46:34.05 ID:r/uiw0gdo
《提督のお見舞い》金剛編
提督「……暇だ」
提督「(入院してから一週間……いい加減、本も読み飽きた)」
提督「仕方がない、鍛練でもするか」(腕立て準備
<ガラッ
提督「ぬ?」
金剛「……なにやってるネー」(ジトー
提督「………」(スゴスゴ
金剛『訳:まったく、怪我してるんだからおとなしく寝てなさいよ』(丸椅子ゴトゴト
提督「な、何をしているのだ?」
金剛「暇だからお見舞いに来てあげたデース♪」(ニッコリ
提督『訳:き、君も怪我で入院しているのだから、病室でおとなしくしていたまえ』
金剛『訳:私はとっくに完治してるわ。ただ、念のためもう2、3日入院して様子を見てるだーけ』(ベェー
提督「む、むう」
金剛『訳:なによ、役得なんだからちょっとは喜びなさいよ』(ホッペタうりうり
提督「(心配してお見舞いに来てくれるのはありがたいが……ひっきりなしに見舞いに来られるよりは、一人にしておいてくれる方が嬉しい)」
44 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/10(木) 01:52:00.32 ID:r/uiw0gdo
金剛「…………」(ジー
提督「……な、なんだ?」
金剛『訳:右目、ダメになっちゃったね』
金剛『訳:髪の毛も……こんなに白くなっちゃって』(髪サワサワ
提督「…………」(目逸らし
提督『訳:髪の毛はそのうち黒に戻ると、お医者様が保障してくださっている。右目は……軍人として戦争しているのだ、こういうこともある』
金剛『訳:だからって、あなたが酷い目に遭っていいわけじゃないでしょ』
金剛『訳:……ゴメンね、助けに行くのが遅くなって』(頭抱きかかえ
提督『訳:き、君や神通君たちが気に病む必要はないだろう』
金剛『訳:……それ、本気で言ってるなら怒るわよ?』(頬抓り
提督「……すまない?」
金剛『訳:ん、よろしい』(ナデナデ
提督「や、やめたまえ」(哀願
金剛「ンフフフ♪」(ナデナデナデナデナデナデナデナデ
提督「」(蒼白
<ガラッ
提督「む?」
金剛「!?」(真っ赤
霧島「――金剛姉さまのお見舞いに来たら、部屋にいなかったので司令のところだと思って来てみたのですが」(キラーン
霧島「……お邪魔だったようですね。どうぞ、ごゆっくり(意味深)」(スタスタスタスタ
金剛「Hey! ま、待つネ、霧島ァ!!」(ダダダッ!
<私の計算によると、たぶん戦いが終わったら、たぶん司令と金剛姉さまは、もしかすると、もしかすると…いえ、なんでもないです
<霧島……私は食らいついたら離さないワ!!
提督「…………」(部屋の鍵シメシメ
提督「フゥ」(安堵
提督「―――大丈夫さ、金剛……例え目がダメになっても、私にはまだ、前に進むための足も、何かを掴むための手も残っている」(ボソッ
73 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/11(金) 11:58:15.22 ID:TCbcclY7o
《提督のお見舞い》大和編
(夜)
《病院》提督の個室
提督「……」(ゴロ…
提督「…………」(ゴロゴロ…
提督「(まるで動物園のパンダにでもなったかのような気分だ)」(ゴロゴロゴロ…
提督「見舞いの嵐も過ぎて、静かなのはいいことだが」(安堵
提督「……いかん、眠くなってきた」(ウトウト
提督「(間もなく退院……そうなると、また迂闊には眠れない日々が帰ってくる。その時に備えて存分に寝るとしよう)」
提督「グゥ……」(スヤァ
<カラカラ…
???「…………」
???「……く、て……く」(ユサユサ
提督「うぅ……ヤメロ……パーソナルスペースが……ガ……」
???「てい…く……提督、起きてくださいませ」
提督「…………ハッ」
大和「ウフ、やっと起きてくださいました」
大和(ミニスカナース)「提督、診察のお時間です♪」
提督「」
大和「……あ、あの、いかがですか、この装束は?」(モジモジ
提督「……き、君は、何を……やっているのだ?」
大和「その、なんと言いましょうか……提督が入院されて2週間。提督は立派な殿方……病室に籠りっぱなしで、イロイロと溜まっておられるはず」
大和「なので大和、よかれと思って提督に夜のお見舞いで慰めて差し上げようと……」(胸ボタン外し
大和「提督……どうぞ、気兼ねなく大和をお使いくださいませ……ね?」(囁き
提督「や、大和君……」(ブルブル…
大和「(て、提督が震える手が肩に……つ、ついに大和、名実ともに提督のモノになる時……!!)」
提督「すまないっ」(ガバッ
大和「(あっ、ま、まさか、初めてがうつ伏せに組伏せられながら……!? て、提督、刺激的すぎます!)」
大和「ど、どうぞ遠慮なさらず、大和を……大和を提督の色に染めてください……」(恍惚
提督「む、むう……」(スチャッ
大和「?」
《この後、無茶苦茶ナースコール(SOS)した》
75 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/11(金) 12:05:34.32 ID:TCbcclY7o
大和(手縄)「…………」(ハイライトOFF
漣「ほら、チャキチャキ歩いてくださーい」
神通「て、提督、ご無事でなによりです……」(背中サスサス
提督「す……すまない、こんな時間に大和君を迎えに来てもらって」(疲労困憊
漣「いえいえー、ご主人様の身の安全を守るのも漣たちのお仕事なので」
大和「提督はいけずです……」(トボトボ
大和「(でも、こんな風に大和を冷たくあしらう提督も……素敵だと思います)」(ポッ
漣「じゃあ、漣と神通さんでこの超《駄》級戦艦を連れ帰るので、後しくよろです」
不知火「了解しました」(敬礼
不知火「この不知火、寝ずの番にて司令の身をお守りいたします」(ぬぃん!
看護師(通報者)「(鎮守府の提督っていろいろ大変なんだなぁ)」
(3時間後)
不知火「…………」(ユラ…ユラ…
提督「(立ったまま寝ている)」(ハラハラ
膝<足元がお留守ですよ
不知火「ふはっ!?」(キョロキョロ
提督「む、無理せず横になりたまえ」
不知火「……すみませ…ん」(提督のベッドへモゾモゾ
提督「」
76 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/11(金) 12:15:40.69 ID:TCbcclY7o
《そして提督退院》
喫茶《間宮》
間宮「うーん、ここは無難にイチゴのケーキ? それともドッシリ系なチョコケーキ?」
間宮「マロンケーキ……抹茶、チーズ……うぅん」
間宮「最近は蒸し暑くなってきたし、涼味のあるゼリーや水羊羹もいいわよね……あとはシャーベット、ムース……」
羽黒「(店長、今日退院して鎮守府に戻ってくる司令官さんのためのお祝いパーティーのデザート、何にするかでずっと悩んでる)」
間宮「提督さん、どれでも美味しそうに食べてくれるから、あまり参考にならないのよねぇ」(苦笑
羽黒「(こ、困ってるわりにすごく嬉しそうです……)」
間宮「フフフ、いけないわ、ちょっと燃えてきちゃった」(腕捲り
間宮「こうなったら思いついたお菓子、全部作っちゃいましょう! 提督さんの帰還退院お祝いパーティーのデザートは、喫茶《間宮》のスペシャルスイーツバイキングに決定!」
羽黒「あ、あの〜、パーティーまであと……7時間ぐらいしか……」
間宮「羽黒ちゃん……これが、私たちの、ペナン沖海戦よ」(真顔
羽黒「ふえぇ……それって私、沈んじゃうってことですかぁ……?」
間宮「羽黒ちゃんなら絶対、絶ぇっ対、大丈夫!」
羽黒「大丈夫じゃないですよぉ、店長〜」
《この後、無茶苦茶攪拌した》
※パーティーの様子は後日、青葉の鎮守府内通信にて?
77 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/11(金) 12:16:47.36 ID:TCbcclY7o
《艦娘の誕生日(進水日)しりーず》北上編
《鎮守府》執務室
北上「そーいえばさー、提督が入院してる間に私の誕生日、過ぎちゃったんだよねー」(ソファー寝転び
提督「そ、そうなのか」
北上「そうなんですよー」(じー
提督「…………」(目逸らし
北上「あ〜、悲しいな〜、提督に誕生日祝ってもらえなくてモチベーション下がっちゃうな〜(棒読み)」
提督「……ここに有名洋菓子店のスイーツバイキング割引券がある」(ゴソ
提督「これで手を打ってはくれまいか?」
北上「いいねぇ、痺れるねぇ……ありがとね♪」(受け取り
提督「(ホッ……)では、次の休みに大井君辺りと……」
北上「んじゃ、いつ行こっか?提督、明後日休みだったよね、丁度私も休みだし、そこでー」(即決
北上「せっかくだし、今度は大井っちも誘ってさ、3人で甘味天国行ってみよー」(乗り気
提督「」
(甘味天国当日)
北上「いいねー、ここのシュークリーム。カスタードと生クリームの配分が最高だよ」
提督「うむ……それにバニラビーンズ、洋酒をほんの僅かに匂わせることでクリームの味わいに爽やかさを加えている」
北上「あ、提督ー、そのエクレア半分ちょうだい。代わりにババロアあげるから」
提督「う、うむ」
大井「…………」(モッモッ…
北上「提督ー、このチョコムースすっごいよ」(差し出し
提督「む……これは三層仕立てか、しかもそれぞれの層で使用するチョコの種類、配分、固さ……全て変えてある」(受け取り
北上「ちゃんとパティシエの考えと腕に基づいて作ってあるのがわかるよ……いい仕事してますねぇ」(キラキラ
提督「ああ!」(キラキラ
大井「…………」(パクパク…
北上「来たよ、来ちゃったよ提督〜、今日の目玉スイーツ、クレープシュゼット!」
提督「薄いクレープ生地にグランマルニエ薫るカラメルソースのほろ苦い甘さ、オレンジの酸味が渾然一体となって……まるで口の中でダンスでも踊っているかのようだ」(幸福
北上「くぅぅ……コレだけで、今日ここに来た意味があるってもんよ」(至福
大井「……あの、私もう帰っていいですか?」(ムスッ
北上「えー? なに言ってんのさ大井っち、ここからが本番じゃん」
提督「も、もしかして、体調でも悪かったのかね?」
大井「 い ろ い ろ と 居 づ ら い の よ 」(ドスのきいた声
提督「そ、そうか……」(オド
大井「ふんっ」
97 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/12(土) 12:59:52.70 ID:7AS8FQXXo
《鎮守府》執務室
元帥『おい、ケッコンカッコカリせんのか?』
提督「い、いきなり電話してきて、何事かと思えば……」
元帥『他の提督連中がぼんぼんケッコンカッコカリ、あるいはケッコンカッコガチする中で、大本営の出した指輪受け取り任務すらこなしておらんのはお前のトコぐらいだぞ』
元帥『せめて指輪ぐらい受け取っておいてくれんと困るのだがな、こちらも』
提督「は、はい、申し訳ありません」
元帥『謝罪の言葉より行動を見せてもらいたいもんだ。艦船との同調レベルが99に到達している艦娘だっているだろう』
提督「え、ええ、まあ……」
提督「(むしろ、レベル99でない艦娘の方が少なくなってきたのだが……言わないでおこう)」
元帥『だろう。誰か一人選べとは言わんから、いざという時の戦力向上のためにも指輪受け取り任務をこなしておきたまえ』
提督「……かしこまりました」
提督「というわけで、ケッコンカッコカリに使う指輪の受け取り任務のための編成を考えたいの……だが」
<ざわざわ…
<クマクマニャーキソ…
北上「……ねえねえ、提督、質問〜」
提督「な、なんだね」
北上「この任務ってさー、当然旗艦の子がカッコカリの指輪貰えるんだよね?」
<どよ……!?
漣「ほほう」(ジー
神通「提督、あの、私……ゴメンなさい、なんでもないです」(ジィ…
蒼龍「つまり、旗艦の人にケッコンカッコカリを申し込むというわけですね」(ジー
大和「みんなの前で大々的に発表だなんて、わかってたことでも、大和は少し恥ずかしいです」(テレテレ
金剛「……プロポーズカッコカリ、って感じデスカ?」(ジジィー
提督「…………」(目逸らし
提督「う、上に言われて仕方なく受けとるだけで……ケ、ケッコンカッコカリする予定は未定のつもりだ」(キリキリ…
<えー!?
<ブーブー!
漣「デスヨネー」(ジトー
神通「ぁ……」(ショボリ
蒼龍「傷つくなぁ……」(苦笑
大和「」(ハイライトOFF
金剛「そう来ると思ってたワ」(嘆息
提督「」(キリキリ…
北上「フフフ、モテるねぇ提督?」(ニヤニヤ
提督「やめてくれたまえ……」(半泣き
北上「な、泣くことないじゃん……」
98 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/12(土) 13:01:05.43 ID:7AS8FQXXo
《艦娘たちとコミュニケーション》弥生編
《鎮守府》食堂
弥生「……」(ヨケ…ヨケ…
ピーマン<ヒャハハッ、どしたァお嬢ちゃん、俺様が怖ぇのか!?
提督「……弥生君、青椒肉絲のピーマンだけよけるのはやめたまえ」
弥生「……ぅ」
弥生「ピーマン…苦い、です」
提督「生に比べれば、どうということはない。火に通してあるし、ちゃんと味つけもしてあるのだから……食べてみたまえ」(アーン
ピーマン<テメッ、何しやがる!?
弥生「……ぁ…ん」
弥生「…………」(モムモム
提督「……ど、どうかね」
弥生「……平気…です」(モグ…パク…
提督「そ、そうか、偉いぞ弥生君」(ヨシヨシ
弥生「エヘ……」(テレ
不知火「…………」(チラッ
ピーマンの山<オラオラ、どしたかかってこいよォ!
提督『こんなにたくさんのピーマンを……すごいな、不知火君は』(ヨシヨシ
弥生『カッコイイ…です』
不知火『ピーマンは体にいいですから』(どやぁ
不知火「……フッ」(キラキラ
陽炎「あれ、不知火ってピーマン、ダメだったっけ?」
陽炎「しょうがないわねー、手伝ってあげるから、頑張って半分食べなさいよ」(ヒョイパク、ヒョイモグ
不知火「!?」
不知火「……不知火を怒らせたわね」(戦艦クラスの眼力
陽炎「わ、私が何したっていうのよ!?」
108 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/13(日) 00:38:01.06 ID:bQw/aHTHo
《艦娘たちとコミュニケーション》文月編
《鎮守府》会議室(黒板学習机仕様)
提督「――――であり、今回の作戦では駆逐艦をメインに」(板書カキカキ
蒼龍「(文月ちゃん……文月ちゃん?)」(ツンツン
文月「むにゃ――」(コックリ…コックリ
蒼龍「(お、起きて、まだ作戦会議中だよ……提督に怒られちゃいますよっ)」(ヒソヒソ
文月「ふみぃ」(ウツラウツラ
提督「――――文月君、眠いのなら顔を洗ってきたまえ」(ビシッ
蒼龍「(ああ、ホラやっぱり――)」
文月「んぅ……はぁい、おとーさん……」(目クシクシ
提督「」
蒼龍「ふ、文月ちゃん?」
文月「――――あ、あれ〜?」(真っ赤
文月「ち、ちがうよぉ……さっきのは間違えただけだよ、間違えちゃっただけ……!」(はわわ…
提督「まあ……学校の先生や職場の上司を自分の家族と呼び間違えてしまうことは、稀によくあることだしな……」(オホン
文月「あうぅぅ……見ないで、見ないでぇ〜」(パタパタ
提督「ふ、文月君!?」
<バンッ トテテテテテ……
蒼龍「て、提督、追いかけてあげないと!」
提督「む? む、うむ、心得た」(シュビッ
<捕まえたぞ、文月君
<ほわぁ!? 司令官、速すぎるよぉ……!
蒼龍「ホッ、よかった追いついたみたい」
蒼龍「(やっぱり文月ちゃん、提督のことお父さんみたいに思ってるんだなぁ……お父さん、提督がお父さんかー)」(モヤモヤ
文月『おとーさん、遊んで〜』
提督『む、むう……デュエルで構わないか?』
文月『文月がおかーさんさんで、おとーさんがおとーさんの役だよ〜、エヘヘ!』
提督『(私の意見は1つとして通らないな、この調子では……)』
蒼龍「……普段とやってること、あんまり変わらないなー」(苦笑
弥生「弥生は…仲間外れ、ですか?」(フルフル
蒼龍「そ、そんなことないから! 泣かなくていいよ〜」(ヨシヨシ
弥生「は…い」
※寝ぼけて先生を親呼びするのは誰もが通る道
109 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/13(日) 00:50:52.72 ID:bQw/aHTHo
《艦娘たちとコミュニケーション》神通編
――沈んでいく
――真っ二つ折れた体の、いたるところから火を吹きながら
――何発も何発も砲撃や魚雷を受けて、ゆっくりと、暗くて冷たい水底へ
神通「―――っ!」(ガバッ
神通「……ゆ、め?」(汗まみれ
カレンダー<7月13日
神通「……ああ、なるほど……今日は……《私》が沈んだ日、です」(俯き
《鎮守府》執務室
神通「…………」(ショボリ
提督「じ、神通君?」
神通「…………ハァ」(ドンヨリ
提督「……」
提督「(朝、来たときから神通君がずっと上の空だ……)」
提督「(体調不良? 季節外れの五月病? それとも、と、遠回しな拒絶だろうか?)」(キリキリ…
神通「…………フゥ」
神通「(せっかく提督の側にいられるのに……今日は元気が出ないです)」(ボンヤリ
提督「(憂鬱そうに窓の外を見ている……。やはりこれは疎まれている、のか)」(ズキズキ…
提督「(しかし、私が悪いのは確かだとして……何をやった。ここ最近は、自分で言うのもなんだがみんなとコミュニケーションを取れていたと思うのだが)」
提督「…………む?」(ミコーン!
提督「(そういえば、今日は7月13日……。軽巡洋艦《神通》が沈んだ日)」
提督「(艦船との同調レベルが高い艦娘が、戦時中の船の記憶を幻視することがあるというのは聞いたことがあるが……もしや)」
提督「(これは、そっとしておくべきか?)」
提督「(……ええい、南無三!)あ、あの、だな……神通君」
神通「あ……なんでしょうか」
提督「い、いや、その……」(キリ…キリ…
提督「こ……今夜、時間はある……かね?」(蒼白
神通「――――えっ!!!?」(驚愕
110 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/13(日) 00:52:52.09 ID:bQw/aHTHo
(夜)
旬彩《鳳翔》
提督「さ、さあ、好きなものを頼みたまえ」
神通「え……あ、あの……えっと……?」(状態:混乱
提督「こ、この揚げだし豆腐などはどうかね。せっかくだ、さ…………酒も、つけていい」(決死の覚悟
鳳翔「(……明日はアースクレイドルでも降ってくるのかしら)」(恐怖
神通「あの、提督……本当にどうされたんですか?ど、どこかお加減が……」
提督「ぬ……わ、悪いところなんてないぞ?」(ニコォ
提督「た、ただ、ちょっとした気晴らしに付き合ってもらいたかったというか、その、うむ……」(目泳ぎ
神通「………………ぁ」(ミコーン!
神通「その、もしかして、提督?」
提督「い、いや……別に他意はなくてだな……」(しどろもどろ
神通「(やっぱり。提督、今日が《神通》の沈んだ日だから……)」
提督「よ、余計なお世話だったか、すまない」
神通「……いいえ、そんなこと、ないです」(フルフル
神通「提督とこんな風にお話したり、食事をしたりできて……私、幸せです」(微笑
提督「ぬ、う、そ、そうか」(目逸らし
鳳翔「……すぐに食べる物とお酒、用意しますね。神通ちゃん、今日は提督にとことん付き合ってもらいなさいね?」(ウインク
神通「ハイ!」
(1時間後)
神通「……提督」
提督「な、なんだね」(チビチビ
神通「なんでもないです、キャハ♪」(クピクピ
提督「(那珂君の影響か……)」
神通「てーいーとーくー」
提督「こ、今度はなんだね」
神通「呼んでみただけデース……んー、さっきの、少し金剛さんぽかったでしょうか?」(首傾げ
提督「あ、ああ、そうだな、金剛っぽかったと思う……」
神通「私と一緒にいるのに……他の女の人の名前を出すなんて酷いです……」(グスン
提督「(どうしろというのだ……)」
鳳翔「はい、お酒の追加。空いてる器は下げちゃいますね」
提督「ほ、鳳翔君、もうお酒は……」
神通「どうしましょう……今日は、どこまでも飲めそうな気分です」(ポヤーン
(2時間後)
鳳翔「ありがとうございましたー。提督……頑張ってくださいね」(敬礼
提督「ああ……無事に送り届けてみせるよ」(赤疲労
鳳翔「(違う、そうじゃないです)」
神通(おぶわれ)「ウ〜ン……」(ギュー
111 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/13(日) 00:53:43.34 ID:bQw/aHTHo
《艦娘用宿舎》神通の部屋
神通(ベッドイン)「ゥ…………ンン」(モゾモゾ
提督「ゼエ……ゼエ……任務、完了」(やつれ
提督「さ、さて、帰るとするか。部屋の鍵は……スペアがあれば、それで閉めていくのだが」(スクッ
<グイッ…
提督「…………」(おそるおそる
神通「ンッ……スゥ……」(手握り
提督「……」(手フリフリ
神通「ン、ンン……」(ギュウ
提督「っ……!」(グイー
神通「ヤ……ウゥー……」(引き込み
提督「ぬおっ!?」(ギシッ
神通「ん……フフ……クゥ……」(抱き込み
提督「(チェーン強脱……! ダ、ダメだっ、足まで絡められて……!?)」(絶望
(深夜)
神通「…………ふにゃ」(パチリ
神通「いけない、電気つけたまま寝ちゃいまし……」
提督(抱き枕)「」
神通「!?」(呼吸と脈チェック
神通「(よ、よかった、意識を失ってるだけです……。どうして私、提督のこと抱きしめて……こ、ここ、私の部屋ですよね?)」
神通「(今日は提督にお食事に誘っていただいて、それで、それで)」
神通「たぶん、部屋まで送ってもらって……そこから……私が……?」
神通「て、提督、大丈夫ですか……」(サスサス
提督「」(グッタリ
神通「……目を、覚まされません」
神通「…………」
神通「な、なら、もう少し……せめて朝まで」(ギュッ
神通「こんなに近くで提督を感じられるなんて……か、体が火照ってきてしまいます」(ギュウ…
提督「」(沈黙
神通「提……督……」(ドキドキ
神通「ちょっと、だけ……ほんのちょっと……触れるだけ」(ス…
神通「……ンッ…」
112 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/13(日) 00:55:03.99 ID:bQw/aHTHo
(翌朝)
《鎮守府》執務室
文月(膝上)「司令官、虫刺されだ〜」
提督「む……?」
文月「首のとこ、赤くなってるよ〜?」
提督「ふ、ふむ……特に痒みはないのだが…」(ポリポリ
神通「〜〜〜ッ!」(プルプル…
弥生「神通さん、お顔が…真っ赤…です」(ジー
神通「なんでもないです……」(目逸らし
神通「(提督が目を覚まさないから……やり過ぎてしまいました)」(猛省
<キイィィィ…
漣「ドーモ、神通=サン、漣デス。ちょ〜っとお尋ねしたことがあるので、こちらへ」(オイデオイデ
神通「」
大和「(なるほど、沈没した日を持ち出して慰めてもらう……そういう手もありましたか)」(メモメモ
113 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/13(日) 00:56:56.80 ID:bQw/aHTHo
7月13日はコロンバンガラ島沖海戦で神通が伝説を作って沈んだ日
今日はここまで。適度に書きため出来たら2、3日ごに投下予定です
145 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/14(月) 23:58:48.45 ID:HBg/fMcMo
《艦娘の誕生日(進水日)しりーず》球磨編
球磨「今日は球磨の誕生日だクマー。お祝いしてほしいクマー」(バンバンッ
提督「む……」
提督「あ、安心したまえ、一応用意してある」
球磨「ヴォー! ホントかクマー?」(ワクワク
提督「……」(ゴソ
多摩「で、誕生日プレゼントのおねだりは上手くいったニャ?」
球磨「……ハチミツ貰ったクマー」
球磨「球磨は熊違うクマー、なんか屈辱だクマー」
木曾「俺たちに言うなよ……」
球磨「むー……このハチミツ、べらぼうに美味しいから余計に複雑な気分クマー」(ペロペロ
千年蜜(一升瓶)<蜜より甘い!
多摩「熊ニャ」
木曾「熊じゃねーか」
146 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/15(火) 01:22:41.05 ID:Bnebu09Co
《艦娘の誕生日(進水日)しりーず》大井編
※7月15日は大井の進水日
《鎮守府》執務室
提督「…………」(カリカリカリ
大井「(相変わらず、一人で仕事させると超がつくほど優秀ね)」(コーヒーブレイク
提督「……ふむ、こんなところか」
大井「提督、お疲れ様です」(コーヒー差し入れ
提督「む、う、うむ」
提督「今日の分の仕事は終わったので、大井君はもう休んでくれたまえ」
大井「提督はどうされるんです?」
提督「わ、私か? 私は……まあ、うむ」
大井「(はいはい、明日の仕事の準備に取りかかるんですね、わかります)」
大井「まあ、休んでいいなら休ませてもらいますけど……」
提督「あ、ああ、帰る前にちょっといいかね」
大井「?」
提督「いや、な……明日は大井君の誕生日だっただろう。当日は確か遠征の任務が入っていたはずだ」(ガサゴソ
提督「風情がなくて悪いが、先に渡しておこう。つまらないものだが、よ、よければ受け取ってくれたまえ」
大井「何ですかコレ?」
提督「た、誕生日プレゼント……のつもり、だが?」
大井「」(絶句
提督「……大井君?」
大井「(コレ……私、明日フラッシャーにでも遭遇するんじゃないかしら)」(戦々恐々
147 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/15(火) 01:25:10.28 ID:Bnebu09Co
(翌日)
軽巡洋艦《大井》
敷波『はあ、それで朝からテンション低かったんですね』
大井「提督からプレゼント貰うなんて想像もしてなかったから、あの後、部屋で4回ほど頬をつねったわ」
敷波『アハハ……。そういえば、プレゼントってなんだったんです?』
大井「腕時計よ。前から使ってたのが壊れたの、北上さんに聞かされたらしくて」
敷波『へー、いいないいなー。あ、もしかして今、それつけてます? よかったら見せてほしいなー、なんて』
大井「……ゴメンなさい、つけてないわ」
敷波『はれ? つけてくるの忘れちゃったんですか?』
大井「ええ、まあ、そんなところよ。いつも使ってたものじゃなくて、ついうっかり、ウフフ」
敷波『あー、あるあるー』(ケラケラ
大井「(壊したら悪いから、箱に入れたまま仕舞ってあるなんて絶対に言えないわね……)」
大井「あと、潮風に触れたら錆びたり、戦闘で壊れたりしても落ち込みそうだし……って」
大井「――――チッ、なんで私が提督に気を遣わなきゃいけないのよっ」(カァァッ
妖精A「(素直になれない乙女心……って奴です?)」
妖精B「(いつも悪態ついてるけど、大井さんも提督さんのこと憎からず思ってるです、絶対)」
妖精C「(誰が提督さんを射殺……射止めるのかわからなくなってきたです。とりあえず、帰港したらオッズ表の修正が必要ですー)」
妖精A「(今のとこ、トップ3の変更はなさそうです)」
妖精B「(穴、大穴もいい子が揃ってるから、一発逆転は可能性ありです)」
大井「 ウ フ フ 妖 精 さ ん た ち な ん の お 話 し て る ん で す か ?」(ガショッ
酸素魚雷<真っ直ぐいってぶっ飛ばす真っ直ぐいってぶっ飛ばす(以下略
妖精ABC「「「いいえ、何も?」」」(ホールドアップ
159 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/15(火) 15:11:17.90 ID:Bnebu09Co
《艦娘の誕生日(進水日)しりーず》弥生編
※7月11日は弥生の進水日……でした
《鎮守府》執務室
提督「…………あっ!?」(カリカリカリカ…
漣「ど、どうしたんですか、ご主人様?」(ビクッ
提督「今日は……何日だね」
漣「7月15日ですがー……あ、もしかして次のお休みですか? でしたら、次は19日――」(スケジュール帳ペラリ
提督「違う、そうではない……。そ、そうか、今日は15日か……15日」(ダラダラ
漣「ホ、ホントにどうされたんですか……」
提督「忘れていた、誕生日を……弥生君の」(キリ…キリ…
漣「」
提督「や、弥生君、怒っているかね?」
弥生「弥生、怒ってなんかないですよ? ……すみません、表情硬くて」(首傾げ
提督「も、もしよければだが、これから間宮君のところに行かないか……?」(アセアセ
弥生「だから、怒ってないんです……もう、そんなに気を使わないで…ください」
提督「…………」(ズキズキズキズキ
弥生「…………」
提督「やよ――」
弥生「司令官が元気なら、それでいい。弥生は、それでいい、です」(ニコ…
提督「……そ、そうか」(ナデナデ
弥生「……♪」
(物陰)
漣「(弥生ちゃん、いい子に育って……)」(感涙
弥生「……でも、やっぱり、間宮さんでアイスは…食べたい、です」(モジモジ
提督「あ、ああ、もちろんいいとも。では行こうか」
弥生「はい…」(手ギュー
提督「むう……」
(物陰)
漣「(……弥生ちゃん、恐ろしい子!)」(ガラスの仮面
164 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/15(火) 23:55:01.12 ID:Bnebu09Co
《重巡洋艦のなく頃に》
青葉「司令官さんとの関係で、ウチの鎮守府の艦娘たちが『愛して欲しい』『愛し合いたい』『愛してあげたい』のそれぞれ何処に属すか調査することになりました」
青葉「当人たちに聞いたら青葉の身の安全が危険で危ないので、独自に分類することにします」
青葉「全員は疲れるので、主力LOVE勢だけにしておきますけど」
青葉「まず『愛して欲しい』……これはある程度、簡単ですね」
《愛してほしい》
・大和
青葉「大和さんはここしかないというか、ここ以外に当てはめらないですねー」
青葉「愛し合いたいにも該当するんですけど……愛が重い」
青葉「では次、『愛し合いたい』」
青葉「これは――」
《愛し合いたい》
・金剛
・蒼龍
青葉「こんなところですねー。では次、『愛してあげたい』」
青葉「難しいですね、これは。正直、ウチの司令官さんは愛するよりも愛される方ですしねえ……」
《愛してあげたい》
・漣
・神通
青葉「漣さんは初期艦ということもあって、ここが鉄板。神通さんも愛し合いたいに分類されそうですけど、『提督が幸せなら、私はそれで構いません…(裏声)』って言うタイプでしょうし」
青葉「うーん、いくらなんでも5人じゃ少なすぎます。これは……潜伏してるLOVE勢をあぶり出して、大々的に発表する時――――」
<キィ……
青葉「!?」
???「――――」(鈍器振りおろし
どうしてこんなことになったのか 、青葉にはわかりません。これをあなたが読んだなら、その時、青葉は入院しているでしょう。
意識があるか、ないかの違いはあるでしょうが。 これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。 それだけが青葉の望みです―――― 重巡《青葉》
171 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/16(水) 00:37:16.55 ID:I91ynYb2o
《青葉レポート》
・これは、司令官さんが退院して鎮守府に帰還された時に開かれた宴会の様子を書き記すものである――
提督(眼帯+白髪=鎮守府棲鬼)「え、えー、今回の件では今まで以上にみんなに迷惑をかけた……」
提督「身の危険も顧みず、私の救出作戦を実行してくれた君たちには、何度感謝しても足りない……ありがとう」(深々
提督「……これ以上は冗長になる。みんな、今日は無礼講だ、私のことなど放置して、おおいに食べ、おおいに飲んで楽しんでほしい」
綾波「(遠回しに絡まないでって仰ってます)」
吹雪「(今日のパーティーの主役が自分を放置しろ、って無茶ぶりだと思います)」
神通「(よかった、いつも通りの……私の知っている提督です……)」(感涙
那珂「(神通ちゃん、提督が戻ってきて嬉しいのはわかるけど、男の人の悪いところまで肯定しちゃうの、那珂ちゃんどうかなって思う)」
木曾「(白髪に眼帯……いいなぁ、俺も髪の毛、染めようかな?)」
漣「えー、一部ツッコミどころがある気もしますが……ご主人様の奪還と退院と復帰を祝ってー!」
艦娘一堂「「カンパーーーイ!」」
提督「か、乾杯……」
雷「さあ、司令官、好きなものを選んでちょうだい!雷が取ってあげるわ!」
祥鳳「提督、お酒お注ぎしますね!」
川内「提督、私と夜戦(飲み比べ)しよっ!」
朧「たまには自分から絡んでみる……で、何の話をしようか?」
青葉「どもどもー、司令官さん、今の心境をひとつ!」
衣笠「そろそろ重巡洋艦の艦娘、増やさない?増やしてくれないとお触りしちゃうぞぉ〜、ホラホラ!」
提督「」
漣「ええいっ、無礼講だからってご主人様に一気に絡むな!シッ、シッ!!」
蜘蛛の子「「うわー」」(バラバラ
漣「ったく、みんなテンション高すぎなんですよ。ご主人様が病院にインメルマンターンしたらどうするつもりですか……」
提督「た、助かったよ。……漣君も向こうでみんなと楽しんできたまえ」(動機息切れ
漣「(こっちはこっちで、まるで成長していない……)」
大和「提督、お料理いくつか見繕ってきました」(スス…
大和「右手、まだ使えないですよね?大和がお世話させていただきます」
提督「い、いや、入院中に左手でも箸を使えるようにした。なので遠慮しよう」(ヒョイパク、ヒョイモグ
大和「」
漣「ホント、無駄に器用ですよねー……人間関係以外」
金剛「HEY、飲んでるー!?」
金剛『訳:日本のビールってちょっと薄いけど、冷たくて、スッキリしてて美味しいわ!』
金剛『訳:ほら、あなたも飲みなさいよ。今日は無礼講なんでしょ?』(ズズイ
提督「た、たとえ無礼講でも、酒の無理強いはやめたまえ」
金剛『訳:お酒強いくせに固いこと言わないの! ほら、飲んで飲んで!』(ジョッキどーん
提督「む、むう……」
漣「飛ばしてますねー、金剛さん。まあ、今回の作戦の立役者というか貧乏くじ引いてもらった人だし、文句はないですが」(苦笑い
172 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/16(水) 00:39:32.41 ID:I91ynYb2o
(数時間後)
文月「ふぁ〜……」(コシコシ
弥生「うぅ……」(うつらうつら
間宮「あらあら……文月ちゃんも弥生ちゃんもおねむみたい」
間宮「私たちは明日もお店があるから、そろそろ帰らないといけないし……文月ちゃんたちも回収していきますね」
羽黒「お、お先に失礼します……!」
提督「あ、ああ、すまないな」
間宮「いえいえ。たくさんデザートも用意していますから、本日の主役はもうちょっとだけ頑張ってくださいね」
提督「う……うむ」
文月「司令官、おやすみぃ〜」
弥生「司令官、おやすみなさい……」
青葉「……文月ちゃんと弥生ちゃんは行っちゃいましたね?」
青葉「それではみなさん、ここからは大人な二次会の時間ですねーーーー!!」
提督「あ、青葉君、何を言っているのだね?」
青葉「ンフフ、今日のために青葉、みなさんで楽しめるレクリエーションなゲームを考えてきました!」
青葉「その名も――――王様ゲーム!!」(キラキラ
<おおおぉぉ〜……(どよめき
提督「……君は何を言っているのだ」
青葉「細かいことはいいんです! ではでは、この王冠マークと番号を描いた割り箸を引いてってくださーい!」
173 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/16(水) 00:43:07.89 ID:I91ynYb2o
今日はここまで。次回は王様ゲーム編
命令内容は考えていますが足りないので、いくつか募集
内容に関しては……倫理・一般常識・提督の胃強度から逸脱しない範囲で
↓2
↓3
↓4
↓5
まで
175 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/07/16(水) 00:46:17.11 ID:+fEhLt2Po
両手を握り合って真正面からじっと5分見つめあう
176 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/07/16(水) 00:46:41.63 ID:W+Z7FIp7o
衣装交換
177 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/07/16(水) 00:49:08.17 ID:UD4oahWvO
膝に乗る
178 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/07/16(水) 00:49:32.87 ID:FnnP6W0vo
彼シャツ
204 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/17(木) 23:02:39.39 ID:dY6hAMewo
※王様ゲームとは、古代民族リントの飲み会で行われていた定番のレクリエーションゲームの一つである。
籤でランダムに決めた「王様」が出す命令を、ランダムに決められた参加者が実行する。
命令の内容は「王様」となったリントの良識によりけりで、時にゲームと称してふしだらな行為を強要されるという危険な一面も持ち合わせている。
(民明書房刊『宴会におけるレクリエーションゲームの歴史』より)
青葉「みなさん、割り箸は引き終えましたね?」
青葉「それじゃ、せーの!」
<王様だーれだっ!!
北上「私が王様かぁ……」
青葉「では王様、ご命令を! あ、命令の内容は倫理・一般常識から逸脱しない範囲でお願いしますね?」
北上「うーん、そう、そうねぇ……」
北上「じゃあ、21番と7番、『両手を握り合って真正面からじっと5分見つめ合う』でよろしくぅ」
提督「……」(21番
陽炎「げっ、私!?」(7番
北上「あちゃあ、大井っちは外しちゃったか」
大井「なにさり気なく怖いこと言ってるの、北上さん!?」
陽炎「手を握り合って5分見つめあうって、初っ端からとんでもないものが来たわね……」
陽炎「(えっと、こういう場合、マナー的な意味で手袋は外した方がいいのよね? 下手に手袋つけたままだと、提督、『そうだな、私のような者と直に手を触れ合わせるのは苦痛だろうしな』とか言いそうだし)」(ヌギヌギ
提督「……か、考え直すなら今のうちだぞ?」(ズキズキ
陽炎「しょ、しょーがないじゃない、王様の命令は絶対なんだから!」
陽炎「ほ、ほら、司令も手ぇ出してよ……」(オズオズ
提督「やるしか…ないのか」(ぎゅっ
陽炎「ひゃ……!?」
陽炎「(え、なにこれ、手おっきい! それにゴツゴツしてて逞しいっていうか……お、男の人の手ってこんな風になってるんだ……)」(ポッ
提督「が、我慢してほしい……わた、私も……耐え、ぐうぅぉッ…!」(ガクガクッ
陽炎「なんで今にも消滅しそうなの!? 手を繋いで見つめてるだけじゃない!!」
(5分経過)
提督「」(仰向け目元タオル
漣「冷却用の氷持ってきてー」(団扇パタパタ
神通「お、お水飲まれますか?」(オロオロ
大和「では大和は膝枕を」
金剛「トドメを刺すのはやめるネー」
陽炎「あー、恥ずかしかった……」(手仰ぎ
不知火「…………」
陽炎「ただいまー……って、どしたの不知火? 私のことじっと見て」
不知火「……」(ニギリ
陽炎「自分がやりたかったからって、私の手を握るなぁー!!」
青葉「一発目からなかなか面白いものが見れましたねえ。では次、いってみましょー!」
212 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/17(木) 23:52:53.85 ID:dY6hAMewo
間違えたので再投下します
<王様だーれだっ!!
加賀「私ですか……」
青葉「さあさ王様、ご命令を!」
加賀「そうね、せっかくのパーティーだし、空気の読めないことはしたくないわ」
加賀「じゃあ……15番と25番、衣装を交換してください」
提督「」(15番
木曾「お? 俺か……」
提督「」(チラッ
球磨「提督が物悲しそうにコッチを見てるクマー」(ヒソ
多摩「王様の命令で決まったことは回避できないニャ」(ヒソヒソ
青葉「え、えー、ではお二人で予備の服を交換してもらって、あっちとそっちの空き部屋で着替えて、どうぞ!」
(提督・木曾、服装チェンジ中・・・)
木曾(提督服)「ありだな!」(ドンッ
青葉「ふむふむ、これはなかなか! 歴戦の女提督って感じがよく出てますねー!!」(激写
青葉「では次はお待ちかね、司令官さんの番です! 着替えは済んでますよね? 登場、お願いしますっ!!」
襖<控えおろう!
提督(キャプテン・キッソーstyle)「…………」(ドドドドドド・・・
提督「笑いたければ……笑うといい。どうせ元から欠片ほどしかない、提督としての威厳なのだから……」(荒んだ笑み
<…………
漣「もうご主人様が艤装背負えばいいんじゃないですかねえ」(真顔
朧「正直、勝てる気がしない」(本音
潮「ビ、ビッグセブンだって敵じゃないです……」(畏怖
曙「(スカートじゃなきゃ、十分かっこいいわね、うん)」
提督「…………」(チャキッ
青葉「お、おもむろに軍刀を抜いて首に当てないでください!?」
216 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/18(金) 01:15:16.24 ID:mCN+XxA0o
提督「……」(ずぅん
青葉「え……と、司令官さんがちょっぴり沈みこんでいますが、もうちょっと続けたいと思いまーす!」
<王様だーれだっ!!
潮「う、潮……です」
青葉「おやおや、これは意外な人が……」
潮「す、すみません」
青葉「い、いえいえ! 楽しんでもらうために企画したゲームですから、誰が王様でも文句なしです!」
潮「じゃあ、いきますっ……!」
潮「じゅ、17番の人、1番の膝に座ってくださいっ!」(真っ赤
曙「げ、わ、私!?」(17番
提督「潮君、君もか……」(1番
潮「!?」
曙「ほ、ほらっ、さ……さっさとソコに座りなさいよ!」
提督「う、うむ」(キリキリ…
曙「じゃ、じゃあ座るわよ? 動いたり、変なことしたら承知しないんだからね!?」(トサッ
曙「(う、うぅ、微妙に座り心地いいのが……)」(プルプル
提督「――――」(遠い目
曙「(こ、こうやって背筋伸ばしっぱなしもきついし……え、えぇ〜い!)」(ポスッ
提督「」(披露度:赤
漣「ここぞとばかりに甘えるスタイル……」(ギリッ
朧「あざといねさすが、駆逐艦あざとい」
曙「べ、別に糞提督のなんとも思ってないんだから、こんなことしてもらってもどうってことないわよっ!!」
提督「(な、ならばすみやかに撤退してほしい……)」
229 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/19(土) 00:03:50.58 ID:NxngD3Nho
青葉「なんだかんだで司令官さんに甘える曙さんにホッコリしたところで、次の王様決めちゃいましょう!! せーの!」
<王様だーれだっ!!
瑞鶴「お、私ね!」
青葉「さすが幸運艦! ここで王様を引いてくるとは!」
瑞鶴「さーて、どんな命令しちゃおっかな〜?」(悪い顔
提督「(6番は嫌だ6番は嫌だ6番は嫌だ6番は嫌だ……)」(ガクブル
漣「(ああ、とうとうお祈りを始めちゃいましたねえ……)」
瑞鶴「それじゃ、いくわよ! 22番が6番の服で彼シャツ!!」
提督「ふぐ、うぅ、ぐうぅぅっ……」(蹲り
漣「さすがのドロー力」(背中さすり
瑞鶴「あちゃあ、また提督か〜。そんで?22番は……」
金剛「アハハ、私デース」(苦笑
青葉「えー、そろそろ司令官さんに申し訳なくなってきましたが、当たっちゃったものは仕方ありません」
青葉「では金剛さんっ、あちらの部屋でこの司令官さんYシャツに着替えてきてくださいっ!」
金剛「わかったネー」
(金剛、着替え中・・・)
231 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/19(土) 00:05:00.64 ID:NxngD3Nho
金剛「き、着替えたワ……」(オズオズ
瑞鶴「お、おお、これが噂の朝チュンコスチューム」(ゴクリンコ
川内「朝チュン? それって夜戦したってこと!?」(ガタッ
那珂「川内ちゃん、ちょっと黙ってて」
敷波「Yシャツの隙間とか裾から見えそうで見えない下着がエッチぃ……」
金剛(提督シャツ装備)「さ、さすがにこの格好でみんなの前に出るのは恥ずかしいデス」(モジモジ
提督「ングング――ふぅ。だったら拒否すればよかったのだ」(やけ酒なう
金剛『訳:なによその言い方……王様の命令は絶対なんでしょ?』(ムカッ
提督『訳:いくらなんでも限度があるだろう……』
金剛『訳:まったく、そういうところで空気読めないこと言うの、よくないわよ?』
金剛『訳:せっかく私がこんな格好してるんだから、少しは興奮してよ……ホラ』(前屈み
<オ、オォォ……!?(どよめき
提督『訳:やめたまえ、はしたない』(目逸らし
金剛『訳:フン、この根性なし……』(照れ
金剛『訳:それにしても……あなた、もしかして背が伸びた? 軍学校の時より袖とか余るんだけど……』(ダボッ
提督『訳:少しな。肉がついたのもあるし、サイズを変更した』
金剛『訳:肉って……ああ、筋肉の方ね。ガッシリしてるのはいいけどさー、ムキムキすぎるのは嫌よ、私』(二の腕胸板ペタペタ
提督『訳:なんなのだ、そのリクエストは……というか、あ、あまり触るな、あとそろそろ着替えてきてくれ』
金剛『訳:フフッ、もうちょっとー。ほら、お酒注いであげるから飲んで飲んで♪』
<は、離れたまえ……!
<いいじゃない、意地悪〜(ムスー
瑞鶴「なに喋ってるかわかんないけど……普通にイチャついてるっぽい」(砂糖吐きそうな顔
青葉「(軍学校の時よりとか、青葉とんでもないこと聞いちゃったような!?)」
232 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/19(土) 00:41:28.33 ID:NxngD3Nho
青葉「え〜、金剛さんの聞き捨てならない発言については、後日、追調査を行うとして……次の王様を決めちゃいましょう!! せ〜の――――!」
<王様だーれだっ!!
衣笠「王様は衣笠さんにお任せ!」
衣笠「じゃあ……13番が1番をハグして殺し文句を囁く!」
<おぉ〜!
<キャー♪
青葉「おぉ〜、これはまた大胆な命令が出ました」
衣笠「さーてさて、犠牲者は誰かしら〜?」
提督「……私が何をしたというのだ」(13番
衣笠「」
青葉「(なんかもう、不正でも働いてるんじゃってくらい当たり……外れ? を引いてますねー)」
提督「何なのだこれは……。ドローか? ドローの練習をしているのが悪いのか?」(ドンヨリ
衣笠「えーっと、これももう一人にはご褒美になっちゃう感じかな?」
衣笠「ハーイ、1番の人はだーれだっ!!」
大和「ハイッ、大和が1番です!」(満面の笑み
衣笠「」
青葉「――――あちゃ〜」
大和「みなさんの前で抱き締めてもらえて、しかも殺し文句まで囁いていただけるなんて、なんだか晴れがましいですっ!」(ハキハキッ
漣「あ、あんなにマトモな大和さん、久しぶりに見ました……」(驚愕
金剛「目の光が消えてなければ、タダの大和撫子だからネー」(苦笑
蒼龍「ガツガツ攻める大和撫子ってアリなのかなぁ?」
大和「さあ、提督!どうぞ遠慮なさらずっ、大和はいつでも準備万端です!」(ルンルン
青葉「えー、もう待ちきれないご様子ですので、司令官さん……やっちゃってください!」
提督「どうしてこうなった……」(キリ…キリ…
大和「……」(ソワソワソワッ
提督「(……これはもう、レ級と再会するまであるな)」(諦観
提督「」(ダキ…
233 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/19(土) 00:42:11.60 ID:NxngD3Nho
<いったぁ!?
<痺れるゥ〜!
<やぁりま〜した〜!
提督「(ああ、胃が砕けそうだ…)」(ブルブル
大和「ふ、ふわぁ……」(至福
青葉「さ、さすが司令官さんっ、胃痛に負けず王様の命令をこなす! そこに痺れる、憧れるっ!!」
青葉「しかし、だがしかし、王様の命令はハグだけじゃありません! 大和さんが一撃で着床しちゃうような殺し文句、お願いしちゃいます!」
漣「着床いうな、縁起でもない」
曙「大和さんの場合、ホントにそれだけでどうにかなりそうだから怖いのよね……」
大和「(ああ、大和は幸せ者です。幸せすぎて、もうこのまま轟沈してもいいぐらいです)」(ギュウ…
提督「(……ところで、殺し文句とはなんだ、どういう効果を持っている?)」
提督「(字面を見るに……『お前を殺す』的な言葉、だろうな)」
大和「(提督は大和にどのような言の葉を囁いてくださるのでしょう……)」(ドキワク
提督「(あまりこうした言葉を吐くのは好まんが、ルール効果だ……致し方あるまい)」(ゴクリンコ
提督「――明日のデイリー任務、君を解体しようと思うのだが……構わんかね?」(迫真
大和「!?」
青葉「待って司令官さんっ、そっちの殺し文句じゃないですよ!!?」
提督「む?」
大和「大和が……解体? どうして? そんな……嘘、嘘です――――嘘だッ!!!」(ハイライトOFF
漣「ヤバイッ、大和さんが発症した!!」
金剛「提督、絶対に離しちゃダメヨ!!」
提督「む……む!?」(ギュウ!
※この後、無茶苦茶謝った
238 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/19(土) 01:15:45.49 ID:NxngD3Nho
大和「ヒック……グス……提督、大和を……大和を捨てないでください、なんでもしますからぁ……」
青葉「泣き疲れて眠ってしまった大和さんはそっとしておくとして……そろそろ次の王様を決めたいと思いまーす。はい、せーの」
<王様だーれだっ!!
雷「雷が王様ね!」
雷「じゃあねー……えーっと……そうねっ、9番が31番の人にマッサージしてあげて!」
満潮「チョイスがお母さんっぽいわね……」
朧「さすが」
雷「なんか誉められてる気がしないけど……さあ、9番と31番は誰かしら!?」
提督(絶望)「」(9番
神通「あ、あの……提督、しっかりしてください、て、提督……!」(31番
雷「……」(ギギギ…
雷「えっと、やり直しってありかしら?」
青葉「もちろん……」(ニッコリ
提督「……!」(パァッ
青葉「だがノン! です!」(バッテン
提督「」(ショボリ
雷「そりゃそうよね……ゴメンね、司令官」
提督「……ああ、構わないさ……今日は無礼講……無礼講、だからな」(ズゥン…
木曾「これで5回目だしな、へこみもするよな」
多摩「1発目からいっぱいいっぱいだったニャ」
青葉「え、えーっと、司令官さんが落ち込んでるようですが、王様の命令ですから!」
青葉「張り切って神通さんのマッサージ、やっちゃってください!!」(REC
提督「……仕方あるまい。神通君、ここに来たまえ」(座布団シキシキ
神通「は、はい……すみません、お、お願いします」(オズオズ
提督「では、始めるとしよう」
神通「…………」(ドキドキ
提督「……」(キュム
神通「キャヒッ……!」(ビクンッ
提督「だ、大丈夫か、痛かったのかね?」
神通「へ……平気です。少し痛いけど、が、我慢できます」
提督「そうか……では、つ、続けるぞ?なるべく痛くないようにするから……君も力を抜いてほしい」(モミモミ
神通「っ、ァ……は、はい……ッッ」(ピクッ、ビクン
提督「…………固いな。ゆっくりと解していこう」(モミュ、コリコリ
神通「あ……ンンッ……!?」(ブルブル
提督「ほ、本当に大丈夫なのか……?」
神通「ハ……イ、続けて……ください」
神通「痛みはまだあるけど……ちゃんと気持ちいい、ですから……」(紅潮
提督「む、むう、そうか……辛くなったら、ちゃんと言いたまえよ」(ムギュムギュ
神通「ひぅ! 〜〜〜ッッ!!」(口押さえ
239 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/19(土) 01:16:56.03 ID:NxngD3Nho
提督「(普段から艤装のような重いものを背負っているせいか、随分と疲労が溜まっているようだ……)」(グリグリ
提督「(それでなくとも、神通君は秘書艦の仕事や演習を頑張りすぎる嫌いがある……せめてもの労いとして、真剣にマッサージをしてやるべきかもしれん)」(使命感
神通「(ダ、ダメです……提督の指で押されたとこ……神経を直接撫でられてる、みたいにビリビリする……)」(プルプル
提督「ふ、ふむ、だいぶ解れてきたようだし……そろそろ本格的に動かせてもらおうか」
神通「ふぇっ……!?」
神通「(ま、まだ準備の段階だったの……これで?そんな、こ、これ以上強くされたら、私……私、どうなっちゃうんでしょうか……)」(ドキドキ
提督「ぬ……むっ」(ギュウ、ムギュ
神通「ヒッ……ふぁっ!? や……あァッ……!」(ビクビクッ
提督「きついか……? もし苦しいのなら、ここで終わりにするが……」
神通「……! まだ、まだ神通は耐えられます、だから止めないで……さ、最後まで続けてくださいっ」(首フリフリ
提督「そうか、では……」(グリクリッ、ニュム…コリリッ…
神通「ッ……ん、ぁ…………うくっ、んんぅ……!」(ビクッ…ピクンッ
提督「…………」(ギュウギュウ、モミモミ
神通「くっ、ハァ……ハッ…………ンッ、ふぁ…」(モジモジ
神通「(ど、どうしましょう……提督のマッサージが気持ちよすぎて……体が火照ってきてしまいました)」(真っ赤
提督「……ここか」(凝り発見
神通「〜〜〜ッ!!?」(ビクンッ!
神通「ぁ……て、提督、ソコは……」(怯え
提督「あ、安心したまえ、すぐ楽になる……」(グリグリ
神通「提督っ、ンッ、ダメです……ダメぇ……! それ以上されたら、神通は……神通は、お、おかしくなっちゃ……ンッ、んんぅ…………ひぁぁァッ!!?」(ビクンッ!
那珂「もうやめたげてよぉ! 神通ちゃんのライフ(理性)は0だよ、提督!?」(タオル投げ
提督「ぬ?」
川内「あー、さすがにこっから先は夜戦突入待ったなしだし? 続きはまた二人っきりの時に、ね!?」(アセアセ
提督「あ、ああ……」
神通(艶)「ハァー……ハァッ………あ、あ……れ?」(ポヤー
提督「だ、大丈夫かね? 私が考えていた以上に疲労が溜まっていたようだが……」
神通「〜〜〜〜!!!」(ガバッ
神通「す、少し……風に当たってきます……!」(脱兎
提督「これで……少しは体が軽くなっていればいいのだが」
青葉「えー、軽くなるどころじゃなかった気もしますが……こ、今回の命令はこの辺でよろしいでしょうか、王様!?」
雷「え、ええ、もちろんよ! っていうか、この辺にしといてっ、雷たちのために!」
青葉「そですねー……」
青葉「(後で音声だけ抜き出してソフトに焼いておきましょう。高値で買ってもらえそうですし)」
240 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/19(土) 01:18:46.45 ID:NxngD3Nho
漣「ご主人様、右手が万全じゃない状態でアレとか……どんだけー」(ゴクリンコ
金剛「マッサージしてるだけってわかってるのに、NOな気分になりそうだったワ……」(ゴクリンコ
蒼龍「神通さんみたいに激しくされるのはちょっとだけど、提督のマッサージは私も受けたいかも。結構、肩凝りやすいからなぁ……」(ドタプン
金剛「ちょっとだけ同意するネー……」(タプン
漣「……くっ」(ギリィッ
漣「自慢ですか!?」(フシャァー!
蒼龍「え、な、なんですか?」
262 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 01:14:48.69 ID:zyugFqzuo
<ガラ……
神通「……も、戻りました」(シズシズ
漣「えーっと、神通さん、だ、大丈夫でした?」
神通「…………」(カァァ…
漣「(あ……)」(察し
金剛「(oh……提督、テクニシャンネー)」
蒼龍「(マッサージでコレかぁ……。提督がソッチ方面に本気出したら、私たちどうなっちゃうんだろ)」(ドキドキ
神通「うぅ……提督ったら、ヒドイです……」(モジモジ
青葉「え、えー、ゴホンッ! 神通さんが戻ってきたところで、次の王様決めちゃいましょう!」
青葉「みなさんっ、気合! 入れて! せーーのっ!」
<王様だーれだっ!!
球磨「球磨だクマー!」
青葉「では球磨王様っ、命令を!」
球磨「球磨王……強そうな響きだクマー。クマー……4番が14番を肩車したげるクマ!」
青葉「なかなか素朴でピュアな命令ですね!では、4番と14番の方、お願いします!」
4番(提督)「もう酒でも飲まねばやってられんな……」(クピクピ
不知火「不知火が……司令に肩車を……」(14番
提督「(まあ、命令が肩車でよかった……肩車なら、文月君や弥生君で慣れている)」(安堵
不知火「あの、司令、ほ、本当によろしいのでしょうか……?」
提督「む……きょ、今日は無礼講と言ってしまったからな」
不知火「ですが……」
提督「な、なに、不知火君なら、妙なことをする心配もあるまい……。さ、さあ、遠慮せず乗りたまえ」(しゃがみ
不知火「ぅ……」(オズオズ
提督「で、では、立つぞ。落ちないよう、気をつけてな」
不知火「は、はひっ」(キュッ
提督「(ぐう……び、微妙に足が首を締めてきて苦しい……)」
不知火「(こ、これが文月さんや弥生さんの特権と噂される司令の肩車……!)」(パアァァァッ
不知火「これは……とてもいい……」(キラキラキラキラ
陽炎「不知火……輝いてるわねー」
雷「べ、別に羨ましくなんかないんだから!」
<不知火君、そろそろ……
<あ、あと5分だけ……
<ぬう……
263 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 01:30:15.62 ID:zyugFqzuo
不知火「……」(ポワァ
青葉「えー、至福の笑みを浮かべてる不知火さんはそっとしておいて。次、いってみましょー」
<王様だーれだっ!!
祥鳳「私……ですか」
青葉「ここでやって来ました、祥鳳さん! 王様の特権です、遠慮なく命令しちゃいましょー!」
祥鳳「さ、さすがに提督もお疲れでしょうし……7番の人は28番の方に膝枕をしてあげてください」
漣「ッシャ、ktkr!」(7番
提督「(もう私が選ばれること前提で命令を考えられている気がする……)」(28番
漣「さ、さー、ご主人様、遠慮なさらずズズイッと漣に甘えてくださいっ」(太ももパンパン
提督「むう……す、すまない、少しの間だが我慢してくれ」(ゴロン
漣「少しの間と言わず、メンタルが回復するまで横になってて、どうぞ」(ナデナデ
提督「撫でるのは勘弁してほしいが……ありがとう、ほんの僅かだが楽になった」
漣「アハハ、だいぶお疲れのご様子。ちょっとぐらいなら寝ちゃってもいいですよー」
提督「……さすがに、それは」
漣「まあまあ、そこはご主人様と漣の仲ということでひとつ」
提督「む……むぅ……」
青葉「……これは一時中断の流れでしょうか」(ヒソヒソ
祥鳳「邪魔をしてはいけない雰囲気です……」(ヒソヒソ
青葉「しかし、これが最初期艦への信頼度……。疲れ果てているとはいえ、あの司令官さんが逃げ出さないなんて……」(ゴクリンコ
264 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 01:57:41.31 ID:zyugFqzuo
青葉「まだまだいきます! 次の王様は誰になるのでしょうか!」
<王様だーれだっ!!
朧「朧の番だね……」
青葉「おおっ、クールに王様の座をゲットしたのは朧さん!」
青葉「ではではーっ、時間も押してきていますし、ちゃちゃっと命令しちゃってくださーい!」
朧「……じゃ、20番が5番をお姫様抱っこ」
青葉「了解しました! さあ、女の子の憧れ、お姫様抱っこ! 果たして誰と誰の間にロマンスが生まれるのでしょうか!?」
赤城「5番? 私ですね」
提督「…………」(チラッ
割り箸<ジャンジャジャーン! オレ、20番〜!
提督「っ……く……こうなれば、もう奥の手を……!」(ピカッ
漣「ご主人様ー、めっ!ですよー。力技で番号を書き換えようとしないでくださーい」
提督「ぬう……」(ショボリ
青葉「司令官さんの普段からは想像もできない悪足掻きを見たところで、命令を実行していただきましょーうっ!」
赤城「あの、提督、よろしくお願いしますね?」
提督「あ、ああ……」(ヒョイ
赤城「ひゃっ……!? ちょ、ちょっといきなりは……!」(アワアワ
提督「暴れると落としてしまう……。服を掴んで体を安定させたまえ」
赤城「う……で、では、失礼して」(腕回し
提督「(服を掴んで、と言ったはずなのだが……)」(ガクガク
赤城「(う、うわー、これがお姫様抱っこですか……。提督の顔が凄く近くて……それに、体温と……男の人の匂い……)」(クンクン
赤城「(加賀さんじゃないけど……ちょっと気分が高揚しちゃう)」(顔埋め
提督心臓<いいノリしてるじゃねえかッ!!
赤城「(……提督の胸もドキドキしてますね)」
提督「(ど、動悸が激しすぎて……目眩がしてきた)」(プルプル
赤城「あ、あの、提督? 私、重くないですか? 右腕もまだ本調子ではありませんし、きついようでしたら、もう降ろしてくださっても……」
提督「む……むう、そこまで心配する重さではないと思うが……」
赤城「そ、そうですか」
提督「あ、ああ。それに……君一人、支えられないほどヤワな鍛え方はしていないさ」(苦笑い
赤城「」
提督「……む?」
赤城「へ?あ、い、いえ、その、べ、別に何でもありませんよ!?」
青葉「(そーいう殺し文句、大和さんの時に言ってあげてほしかったなぁ)」
(部屋の隅)
大和「…………」(三角座り
漣「……これに関しては漣、大和さんに同情します」(肩ポン
大和「大和も……大和も、赤城さんのように優しい言葉を囁かれたいです……」(シクシク
金剛「諦めたらそこで恋は終了デスヨ……」(肩ポン
大和「漣さん……金剛さん……」(ジーン
266 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 02:04:46.27 ID:zyugFqzuo
青葉「はい、ライバルたちの間に奇妙な友情が生まれたところで、そろそろ次の王様を決めたいと思います」
青葉「司令官さんに安息は訪れるのか!? 王様交代の時間でっす!」
<王様だーれだっ!!
陽炎「あ、私が王様?」
青葉「ここで続いた、陽炎型!さあ、命令をどうぞ!」
陽炎「そうねー……じゃあ、ここらで一発すごいのお見舞いしちゃいますか!」
陽炎「司れ……8番と26番でポッキーゲーム!!」
提督(26番)「もう番号を指定するのさえ無駄と思われているのか……」(ズッキンズッキン
陽炎「テヘヘ、なんかもー外れるビジョンが見えないから……」
青葉「はい、安定の司令官さんですね! では、その相方となるのは〜?」
大井「なんの冗談よ、これ……」(8番
青葉「あ」
陽炎「(アカン)」
提督「」(ゴプッ
267 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 02:06:10.75 ID:zyugFqzuo
青葉「えと、これはあくまでゲーム、ゲームですからぁ……あまりカリカリせず楽しんでいただけると……」
大井「チッ……なんで私がこんなこと」(ポッキーくわえ
提督「」(ビクッ
大井「ふぁにやっへるんれふか……ふぁやくくふぁへへくらふぁい」(ポッキーふりふり
提督「う……ぬ、ぬうぅ……」
大井「ン……」
<カリ……コリ……
提督「」(カタカタ
大井「あむ……ム……」
<カリ……パリ……
提督「」(ガタガタ
大井「…………」(じー
提督「???」(涙目
大井「……」(イラッ
<カリカリカリカリ……!
提督「…………!!?」
<…………ポキッ!
大井「……ふぅ。これで満足していただけましたか、王様?」(ジロッ
陽炎「え、ええ、もちろんオッケーよ!」(コクコク!
提督「ヒュー……ゼヒー……」(ドキバク
大井「お疲れ様でしたー、提督♪」
北上「大井っち、お疲れ〜。惜しかったねー、あと3センチー」
大井(赤面)「…………」(プルプル
北上「(カワイイ)」
<うぁぁぁ……!!
<大井っちー、一気はヤバイってー、一気は
268 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 02:15:19.37 ID:zyugFqzuo
青葉「大井さんのアタック、苛烈でしたねー。さすがは重雷装巡洋艦!」
青葉「果たして、司令官さんは絶望の未来を回避できるのか!? せーの……!」
<王様だーれだっ!!?
敷波「あたし? うーん、命令か……どうしよっかなっと」
敷波「そんじゃねー、1番が29番にキスしちゃってー」
<キャ〜〜〜♪
綾波「ちょっと敷波、そんな命令しちゃって大丈夫?」
敷波「ヘヘッ、平気平気。せっかくのパーティーだもん、こんくらい羽目外しても大丈夫だって」
綾波「いえ、私が言ってるのはそっちじゃなくて……」
提督「」
割り箸(29番)<これがオレのファンサービスだ!
敷波「あ、ヤッバ、忘れてた」
綾波「ほら、言わんこっちゃない……」
青葉「安定の司令官さんはさて置き……1番の割り箸を引いた幸運艦は果たして誰なのか!?」
<ゴクリンコ……
蒼龍「ア、アハハ……えっと、当たっちゃった……」(オズオズ
青葉「来たーーッ! ここで『真打ち登場!』とばかりに蒼龍さん!」
青葉「なんだか命令内容が過激になりつつある気がしますが、宴会の恥はかき捨て!!さあ蒼龍さんっ、一部勢力の方々が暴走する前にチューッと!ムチュッといっちゃってください!」(カメラ装備
提督「も、もういっぱいいっぱいなのだ……蒼龍君、後生だ、か、考え直してくれ……頼む」(命乞い
蒼龍「んもぅ、提督のそういう反応、結構傷つくんですから」(ジトー
蒼龍「あの、提督。目、瞑ってもらえますか?」
提督「ぬ、うぅ……」(ブルブル
蒼龍「(そこまで怖がらなくても……)」
蒼龍「せーの……えい」
提督ほっぺ<オレの側に近寄るなああーーーーーー!!
<チュッ!
提督「あ…ぁ…?」(ガタガタ
青葉「おおっと、蒼龍さん意外に控え目! 彼女の唇が触れたのは司令官さんのほっぺたでした!」
蒼龍「いくらなんでもゲームで本気のキスはちょっとね、なーんて」
蒼龍「(それに、どうせならやっぱり、提督から唇にキスしてもらいたいし?)」(唇なぞり
大和「ほっぺた……ギリギリ許容範囲ですね」
金剛「ま、まあ、ホッペや手の甲なら、英国にいた頃に私だって……」
神通「…………」(目泳ぎ
漣「……あー、ご主人様とキスしたら、どんな気持ちになるんでしょーか。ねえ、神通さん?」(クワッ
神通「」(ビクッ
大剛「「?」」
269 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 02:17:36.34 ID:zyugFqzuo
青葉「さあさ、なんかもう内容盛りだくさんで会場もヒートアップしてまいりましたよ!?」
青葉「このままオール、行っちゃいますかー!?」
<行っちゃえー!!
<余裕クマー!
<フシャー!
<誰だっ、多摩姉にマタタビ酒飲ませたの!?
青葉「いい返事ですねー! それじゃ、みなさーーんっ!?」
<王様だーれだっ!!
提督「……ああ、私は今日、ここで死ぬのか」(虫の息
レ級(天使の羽と輪っか装備)『大丈夫、提督ハレ級ガ守ルヨ』(パタパタ
提督「」
提督「(いかん、本当に迎えがやってきてしまった……意識が…………遠…く)」
レ級(エンジェル)『アレ? 提督ー、オーイ?』(ツンツン
<て、提督? ……た、大変ですっ、提督がまた意識不明に!!
<那珂ちゃん、AED取ってくる!
<では大和が人工呼吸を!!
<超駄級戦艦は座っててくださいっ! ご主人様っ、しっかりしてください、ご主人様ーーーーーっ!!
《この後、無茶苦茶お医者様に怒られた》
270 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 02:20:43.40 ID:zyugFqzuo
今日はここまで。王様ゲーム編、終了です
女の子は悪ノリすると怖い
281 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 12:39:12.45 ID:zyugFqzuo
《艦娘たちとコミュニケーション》???編
《鎮守府近郊》埠頭
提督「〜♪」(超ご機嫌
提督「再退院してから初めての釣り……。今日は徹底的に楽しませてもらおう」
提督「釣れたら夕飯に提供すると、今日の当番の子とも約束したしな」
提督「いざ……」(ヒョウン!
提督「…… …… ……」
すごい釣竿<引いてる 引いてる !
提督「ぬ!」(グイィッ!!
すごい釣竿<フィーーーシュッ!
潜水母艦《大鯨》『キャアッ!? び、ビックリしたぁ……』(ザバー
提督「…………」
大鯨「あ、あら、もしかして、あなたは提督?」(ガゴンッ……ヒョコ
大鯨「ちょうどよかったです、私は大鯨。この潜水母艦《大鯨》の艦娘です」
大鯨「この近くにとても住み心地のよい鎮守府があると、大本営の元帥様に聞きまして。転属願いを出す前に1度、遠征がてら見学に来たんですけど……」
提督「…………」
大鯨「もしご存じでしたら、この○○鎮守府へ案内していただきたいのですが……」(バシャバシャ
手描き地図<○○鎮守府 責任者:○○提督
提督(本人)「…………」(汗ダラダラ
提督「申し訳ない私は今日たまたまここへ釣りに来ただけの通りすがりの提督なのでこの○○鎮守府というのはとんと心当たりが本当に申し訳ない」(キリッ
大鯨「あ、あら、そうですか、残念ね……」(ショボリ
提督「ぐ……」(キリキリ…
提督「あ、あとこれは提督仲間から聞いたのだが、○○鎮守府の提督はコミュ障で対人恐怖症で人と5分と目をあわせていられず、おおよそ艦娘に信頼してもらうに値しないダメ人間だそうだ」
大鯨「ま、まあ、それでは日常生活にも支障をきたしそうですね……」
提督「う、うむ、そんな提督のもとに配属されても苦労するのが目に見えている。これは私個人の意見だが、今のうちに考え直したほうがいい」
大鯨「確かに……まともに会話もできない提督というのは困りますね……」
提督「う、うむっ、今いる艦娘たちとコミュニケーションを取るのがやっとのところに新しい子が着任などしたら、到底耐えられるはずがないっ」(断言
大鯨「う〜ん?」(違和感
大鯨「ちょっと腑に落ちないところがあった気もしますけど……そうですね、転属願いを出すかどうか、もうちょっと考えてみます」
提督「そ、そうだ、それがいい、そうすべきだ」
大鯨「はい、ご忠告ありがとうございます。釣りの邪魔をして申し訳ありませんでした」(ペコー
大鯨「では、私はこれで」(ザバザバ
潜水母艦《大鯨》<お帰りですかい、お嬢?
提督「も、もしどうしても転属したいと言うのなら、○○鎮守府よりも他所鎮守府をおすすめする!あそこの提督なら、きっと君のことも歓迎してくれるはずだ!」
<なにからなにまで、ご親切にありがとうございますぅー!(ザバババッ
提督「…………ふぅ」
提督「なんとかやり過ごせたな」(キリッ
282 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 12:46:25.08 ID:zyugFqzuo
(後日)
大鯨「新しくこの鎮守府に配属されました、大鯨です。よろしくお願いしますね、て い と く ♪」
他所提督「お、おおっ、こちらこそ!わからないことがあれば、俺が親切丁寧に教えてやるからな!」(デレ
龍田「……」(チャキッ
<盛りのついた提督はどこかしらぁ〜♪
<イ゛ェアァァァァッ!?
日向「ま、そうなるな」
292 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 17:06:02.12 ID:zyugFqzuo
《蒼龍が改二になりました》
《鎮守府》執務室
蒼龍(改二)「――申し訳ありませんでした!」
提督「い、いや、別に蒼龍君が悪いわけではない」
蒼龍「で、でも、私が大破したせいで……任務失敗も17回目……」
提督「達成こそしていないが、あの海域の深海棲艦は確実に数を減らしている。君に何の落ち度もないよ」
提督「……また後日、艦隊を編成して4-3海域任務の攻略を行う。今日はもう休みたまえ」
蒼龍「……ハイ」
飛龍「――で、私は今、やけ酒に付き合わされてると」
蒼龍「うぅ〜……せっかく改二改装後の初任務なのに失敗続きなんだよ?」
蒼龍「初っ端から戦艦に襲われて大破するし、大破しなかったらしなかったで、敵本隊に辿りつけないし――――羅針盤めぇ」(ゴキュゴキュ
飛龍「やけ酒しないの、もぉ〜」
飛龍「だいたい、なんでそんな必死になってるのさ。いや、せっかく取り戻した海域に深海棲艦が出てくるのは困るし、掃討はしなきゃいけないんだけど」
蒼龍「――――じゃない」(ボソ
飛龍「ん? なんだって?」
蒼龍「だ、だって、リランカ島任務のS評価ってアレに必要じゃない……」
飛龍「アレ? アレってなに、そういう曖昧な言い方はよくなって多門丸も言ってたよ?」
蒼龍「飛龍こそ、そうやって何でもかんでも多門丸さんを絡めるのやめなよ……」
飛龍「初代《飛龍》の偉大なる艦長だし、しょうがないじゃん。……本物に会ったことはないけどさ」
飛龍「そんなことより、アレがなんのかハッキリ言いなさいって」
蒼龍「アレって言ったらアレよ……ケ、ケッコンカッコカリ後の初任務……」(ポッ
蒼龍「空母旗艦は難しいって聞くし、今のうちに慣れておかなきゃダメでしょ、やっぱ……なーんて考えたら無性に焦っちゃって、タハハ」
飛龍「健気なのはいいけど……提督さんからケッコンカッコカリ指輪を貰う当ては?」
蒼龍「……全然ニャイ」(ハイライトの消えた瞳
蒼龍「あー、そうですよ、そうですよ! 一人で勝手にケッコンカッコカリ申し込んでもらって、提督と一緒に任務報酬のセンベイ布団を受け取って、そのまま――なんてさもしい妄想してるだけですよ〜!」(ゴキュゴキュッ
飛龍「ああ、もう! 一気飲みはしちゃダメだって!! 倒れちゃうわよ!?」
蒼龍「……潰れたら、提督に迎えに来てもらうからいいもん」(ムスッ
飛龍「やれやれ。すっかりヘソ曲げちゃってるわ、この子……」(眉間押さえ
304 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/21(月) 23:48:36.82 ID:zyugFqzuo
《艦娘たちとコミュニケーション》ただし両親がな!編
《鎮守府》廊下
漣「フンフフーン、ひっさしぶりの秘書艦〜♪」
漣「(ご主人様が深海棲艦に捕まって、そんでもってなんやかやして入院して、退院して……また入院して)」
漣「――本当に戻ってきてくださったんですねえ、ご主人様」(しみじみ
漣「PTSDを抱えなかったのは不幸中の幸いですがー……コミュ障そのものは依然治療の必要あり。最初期艦としてサポートせねば!」(フンス
<ガチャー!
漣「おはようございますっ、ご主人様! 今日もお仕事、張り切ってやっちゃいましょー………お?」
提督「や、やあ、漣君、おはよう……」(カタカタ
初老紳士「おや」
初老婦人「あらあら」
漣「へあ?」
初老紳士「ほうほう、この子が今の艦娘かー」
初老婦人「まあ、駆逐艦の子かしら? 可愛い〜」
漣「あ、あのー、ご主人様、お客様?」
提督「あ、ああ、まあ……客と呼ぶなら客……だろうな」
漣「???」
初老紳士「どうも、お嬢さん」(ガタッ
初老婦人「初めまして」(スクッ
初老紳士「父です」
初老婦人「母です」
初老紳士・婦人「「息子です♪」」(*´ω`*)σσ
提督「……」(胃薬ザラザラ
漣「」
漣「は……はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!!?」
331 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/23(水) 11:39:54.20 ID:9ixSkYgwo
《艦娘たちとコミュニケーション》漣編
《鎮守府》執務室
漣「は? え? おとーさん、おかーさん? ご主人様の?」
提督父「いかにも」
提督母「息子がお世話になっております〜」(深々
漣「はにゃ!? いえいえっ、そんな、こちらこそ!ご主人様にはお世話になってばかりで!」(ペコペコ
提督父「いやいや、息子の人見知りで苦労されているでしょう」
提督母「本当にこの子は、昔から人と会う度に倒れてて……。艦娘のみなさんも迷惑しているでしょう?」
漣「あわわわっ、そんなことは、ぜ、全然なくはないですが……だだ大丈夫ですっ、その辺は漣たちも慣れっこ……あああ、ちがくてっ……!」(目グルグル
提督「(そこはそんなことはないと……いや、無理だな、自分で言うのもなんだが擁護できん)」
漣「ええと、ええーっと!」
漣「(ご両親に挨拶とか、いきなりすぐる!? なんて言えば……はわわ、心の準備がまだなのです!)」
提督「漣君、少し落ち着き……」
漣(混乱)「ご、ご主人様は漣が支えるので、ご、ご安心くださいっ!」
提督「君は何を言っているのだ……」
漣「こ、これはただの決意表明といいますかー、ご主人様のお父様お母様にご挨拶といいますかー!」
提督「……む、むう?」
漣「はわわっ……お、お茶淹れてきますぅ……!!」
<バタバタバタバタッ!
提督父「ふむふむ、まず一人。何人ぐらいになるのやら」(メモメモ
提督母「ウフフ、ちょっと変わってるけど、根は照れ屋さん……ってところかしら〜?」
提督「父、母、なんの話をしておられるのですか……」
提督父「しかし、『ご主人様』……か。どう思う、かあさん」(ヒソヒソ
提督母「もしかして、呼び方を強要しているのかしら?」(ヒソヒソ
提督父「まさかのご奉仕プレイ? だとしたら、我が子ながらやるな……」(ヒソヒソ
提督「本当に何の話をしておられるのですか……!」(キリキリ…
336 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/23(水) 12:51:51.16 ID:9ixSkYgwo
《艦娘たちとコミュニケーション》神通編
《鎮守府》廊下
提督父「いやぁ、意外と変わらんもんだなあ」(キョロキョロ
提督母「本当に。あの頃を思い出すわ〜」
提督「お二人とも、許可を取っているとはいえ、あちこち覗くのはご遠慮ください……」
提督父「はてさて、工廠はどちらだろうか。妖精君たちに挨拶を」(フラフラ〜
提督母「お母さん、潜水艦の艦娘に会いたいわ〜」(フラフラ〜
提督「軍施設の中でフラフラしないでいただきたい」(ズキズキ
提督父母「「え〜」」(ブーブー
提督「いい歳をして不貞腐れないでくださいっ」
神通「その声は提督……? ど、どうかされましたか?」(パタパタ
提督「む、じ、神通君か。いや、たいしたことではないのだが……」
提督父「私たちはたいしたことない存在らしいぞ」(ヒソヒソ
提督母「まあ〜、さすが海軍大将様は仰ることが違いますね〜」(ヒソヒソ
提督「…………」(プルプル
神通「あの、提督……こちらの方々は……」
提督「……父母だ、私の」(頭痛
神通「え?」
提督父「ドーモ=オジョウサン、提督父デス」(オジギ
提督母「提督母で〜す♪」(キャピッ
神通「」
提督「だから、はしゃがないでください……!」
提督父「いやあ、君もこの子のコミュ障には苦労させられているんじゃないかい?」
提督母「あなたは……軽巡の艦娘さんかしら。凛としてて可愛いわね〜、お名前なーに?」(ナデナデ
神通「は、はひっ!? け、軽巡洋艦、神通です……!」(ビシッ
神通「ふ……不束者ですが、よろしくお願いします! お父様、お母様!」(ペコーッ
提督「神通君、いきなり何を言っているのだ……」
提督父「ひゅー」(肘ツンツン
提督母「ひゅ〜」(肘ツンツン
提督「…………」(胃薬ザラー
神通「て、提督、そんなにたくさんお薬を飲まれたら……」(アワアワ
提督父「ふむふむ、二人目発見」
提督母「ちょっと気弱そうだけど〜、ヤル時はヤルってタイプの子よ、きっと」(ヒソヒソ
提督父「夜戦(意味深)になると豹変しそう……と」(メモメモ
提督「すまない、神通君、ウチの親が本当にすまない……」(顔覆い
神通「提督……お休みになれる時に、お休みになってくださいね?」(背中さすり
377 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/24(木) 21:27:15.85 ID:V955jLVvo
《艦娘たちとコミュニケーション》蒼龍編
《鎮守府》中庭
提督「ゼエ……ゼエ……」
提督父「もうフラついてるのか……相変わらず貧弱だなぁ」
提督母「お茶飲む? お母さん、水筒持ってきてるから」
提督「け、結構です……」
提督「(むしろ、私の身を案じるなら、もう鎮守府見学を切り上げて帰っていただきたい……)」
提督「これから他の艦娘にも会うのだと考えると……気が滅入る」(キリキリ
文月「ほわぁ、司令官見つけた〜!」(テイタクッニトッビツコオ!
弥生「司令官、いました……」(ドンドンッ
提督「ぬお……!? ふ、文月君と弥生君か、どうした?」(キャッチ
文月「えへへ〜、えっとね、えっとね〜…………むぅ?」
弥生「……どちら様…ですか?」(オド…
文月「……」(カクレカクレ
提督「し、心配しなくていい、私の客人だ……」
提督父「」
提督母「」
提督「? な、なんですか、そのツチノコでも発見したかのような顔は」
蒼龍「あー、もう! やっと追いついた〜。文月ちゃんも弥生ちゃんも、勝手に走っていっちゃダメじゃない」
文月「ほわぁ、蒼龍ちゃん!」
弥生「ゴメン…なさい…」
蒼龍「アハハ、別に怒ってるわけじゃないから、いいんだけどね。二人とも、早く提督に自慢したかったんだもんね!」
提督「……何の話かね?」
蒼龍「ンフフ、実はですね〜!」
文月「蒼龍ちゃんとね、弥生ちゃんとね、お弁当つくったんだよぉ」(フンス
弥生「頑張り…ました」(フンス
蒼龍「つきましては、お昼ご飯、私たちと一緒にどうかな……なーんて」(テレテレ
提督「む、むう……それは、とてもありがたい申し出なのだが……」
蒼龍「あ、もしかして、もう先約があったり…………って、ハッ!? お、お客様でしたか! 大変失礼いたしました!!」(ピシッ
提督父「ああ、お気になさらず」
提督母「こちらこそ、団欒の邪魔をしちゃってゴメンなさいね」
蒼龍「だ、団欒……そ、そんな風に見えちゃいますか?いやー、照れちゃうなー!」
文月「誰ですか、誰ですかぁ?」
弥生「おはよう…ございます」(ペコリ
378 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/24(木) 21:28:07.38 ID:V955jLVvo
提督父「……」(アイコンタクト
提督母「……」(頷き
提督父「オジイチャンダヨー」(ニコー
提督母「オバアチャンダヨー」(ニッコー
文月「ふぇ?」
弥生「ぅ?」
提督「(薬……胃薬はまだあったか……)」
蒼龍「あ、あのー、提督? もしかしてですけど、こ、この方たちって……」
提督「私の父と母だ……」(ズゥン
蒼龍「(え、ええっ!? そんな、いきなり紹介されるなんて……と、とりあえずご挨拶しないとっ!)」(ワタワタ
蒼龍「おっ、お初にお目にかかります! 二航戦、蒼龍ですっ! ええと……て、提督には文月ちゃんや弥生ちゃんと一緒にお世話になってます!!」(深々
提督父「(デカイ)」(確信
提督母「(まあ、立派……給糧艦かしら〜)」(意味深
提督「……文月君や弥生君の面倒、任せることが多くて申し訳ないと思っている」
蒼龍「き、気にしないでくださいよ。私が好きでやってることですから」(上目遣い
提督父「三人目か。……ウチの家、この子の代で途絶えるの覚悟してたんだけどなぁ」(メモメモ
提督母「あなた、とても可愛らしくてお行儀の良さそうな子たちよ。きっと二人の教育の賜物ね」(ヒソヒソ
提督父「リアル孫かな? いや、連れ子でも養子でも、私は一向に構わんけど」(ヒソヒソ
提督父「男の責任と甲斐性の見せどころだな、かあさん!」
提督母「早くお手伝いさんたちに教えてあげたいわ〜、きっと狂喜乱舞よ〜♪」
提督父「何人か喜びすぎて、ポックリいくんじゃないか……?」
提督(逃避)「……」(ワシャワシャ
文月「えへへっ、なんですか、なんですかぁ♪」
弥生「あぅ……髪の毛…グシャグシャ…です」(照れ
蒼龍「(私も1回ぐらい、提督にお触りされたいなー……)」(ジー
395 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/26(土) 10:51:05.75 ID:XZOyeCBro
《艦娘たちとコミュニケーション》間宮編
喫茶《間宮》
間宮「あら、いらっしゃいませ、提督!」
羽黒「い、いらっしゃいませ〜」
提督「ああ……」(ドズゥン
間宮「……な、何事ですか?」
羽黒「(いつもより七割増しで暗いです……)」
提督父「ほうほう、ここが行きつけの店か」
提督母「相変わらず甘味が好きなのね。虫歯に気をつけるのよ〜?」
提督「とりあえず……ここで、一息いれましょう……」
提督父「(さすがにオマエガナーは言わないでおいてやろう)」
提督母「(ちょっとからかい過ぎたかしら〜?)」
提督「間宮君、私は間宮パフェのセットを頼む。お二人は……」
提督父「同じもので」
提督母「私も〜」
提督「……間宮パフェセット3つ、お願いします」(グッタリ
間宮「(いつも以上に倒れかけてる……)は、はぁ〜い、すぐにお持ちしますね♪」(引きつった笑顔
(数分後)
羽黒「お待たせしましたー、間宮パフェのセットです」
提督「む、すまない」(キラキラ
羽黒「ゆ、ゆっくりしていってくださいね……」(カチャカチャ
羽黒「あの〜……司令官さん、あちらの方たちはどちら様です?」(ヒソ
提督「私の両親だ」
<ツルッ……ガシャーン!
間宮「はわあぁっ!? し、失礼いたしました!!」
提督「間宮君、だ、大丈夫か?」
羽黒「て、店長……?」
間宮「だ、大丈夫、大丈夫、手が滑っただけだから〜……イタッ!」
提督「ほ、本当に大丈夫かね? ああ、破片は私が拾おう」
羽黒「わ、私、救急箱取ってきます……!」
間宮「す、すみません……」(ショボリ
間宮「(まさかとは思ったけど、本当に提督さんのご両親だったなんて……)」
間宮「(でも、言われてみれば面影が……)」(じー
提督父「……」(ニッコリ
提督母「〜♪」(手フリフリ
間宮「(面影が……)」(じー
提督「よし、もう破片は落ちていないな?間宮君、怪我の方は……な、なんだね?」(ビクッ
間宮「いえ、別に、ウフフフ」
間宮「(あまりご両親には似なかったんですね……性格的な意味で)」(目逸らし
396 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/26(土) 10:52:17.09 ID:XZOyeCBro
《艦娘たちとコミュニケーション》大和編
喫茶《間宮》
<カランコロ〜ン♪
間宮「いらっしゃいませ〜……あ」
羽黒「わわ……!?」
大和「?間宮さん、おはようございます。近くに寄ったので、少し遅めの朝食でもと思っ提督? 提督ではありませんか」(スススッ
提督「や……大和君か、お、おはよう」
大和「はいっ、おはようございます!」
大和「提督も間宮さんで息抜きですか? ウフフ、奇遇ですね」
大和「ここで会えたのも何かの縁、相席させていただいてもよろしいでしょうか?」(ストンッ
提督「(答える前に座られては断りようが……)」
提督「あ、ああ、私の客人も一緒だが、それで構わないなら」
大和「ありがとうございます! 提督と相席できるなら、大和は誰がいようと構いません(恍惚)」(腕に頬スリスリ
提督「……そうか」
大和「?」
提督父「かあさん、私たち席を移った方がよくないか?」(ヒソヒソ
提督母「若い二人の邪魔をしないよう、黒子に徹しておかないといけませんね、あなた」(ヒソヒソ
提督父「とりあえず、これで四人目。あれは戦艦の艦娘だなぁ。大和型か?こりゃまた凄い娘を……」(メモメモ
提督母「選り取りみどりね〜。サッカーチームができちゃわないか、私、とっても楽し……心配だわ〜♪」(ヒソヒソ
提督「(よかった、まだ胃薬が残っていた)」(サラサラ
大和「……あの、提督、失礼ですがあちらの方々は?」(ヒソ
提督「……私の父と母だ」
大和「」
間宮「(あら、石化しちゃいましたね)」
羽黒「(大和さん……)」
397 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/26(土) 10:52:57.71 ID:XZOyeCBro
大和「あ……その……お父様とお母様……でいらっしゃいましたか」(顔面蒼白
提督父「ハハハ、我々のことは案山子だと思って、気にせずイチャつきたまえ」
提督母「そうよ〜、オホホ、私たちなんて路傍の石ころだから〜」
大和「も、申し訳ありません! 先程の発言は、あのっ、提督と食事をご一緒できるという喜びを表現したもので……け、けっしてお父様やお母様を蔑ろにしたものでは……!」(アタフタ
提督父「……」(アイコンタクト
提督母「……」(頷き
提督父母「「君(あなた)にお義父様(お義母様)と呼ばれる筋合いはないな(ないわ)〜」」(ニヤニヤ
大和「っ……ぅぅ……」(涙目
提督「……あまり大和君をからかわないでいただきたい。この子は、その……そう、なんでも素直に受け止めてしまう子なので」
提督「大和君も……父と母の意地の悪い冗談を気に病む必要はないよ」
大和「て、提督……!」(パァァッ
提督「う、うむ……あと、できれば腕から離れてもらえると」
大和(ハイライトOFF)「…………」(上目遣い
提督「……な、なんでも……ない」
大和「ウフフ、やっぱり提督は優しくて素敵なお方です」(頬ずり
大和「さあ、お口を開けてください♪」(アーン
提督「や、やめたまえ」(震え声)
提督母「あなた、ア〜ン♪」
提督父「ウマウマ……美味しいな〜、ここのパフェ!」
間宮「(天国と地獄の比較図を見てる気分だわ)」
羽黒「(提督さん、頑張ってください……!)」(ハラハラ
399 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/07/26(土) 11:08:16.11 ID:XZOyeCBro
今日はここまで。2〜4日音信不通になります
提督母が元艦娘は確定ですが……当たったら建造でもエロネタでも持ってこいやぁ、の斜め下展開になりそうで胃が痛い
提督父母が誰を襲撃するか、希望を聞いておきます(登場済み艦娘、金剛は除外
現在の提督保有戦力
戦艦―伊勢
空母―赤城、加賀、大鳳、瑞鶴
軽空母―鳳翔、祥鳳、瑞鳳
重巡―青葉、衣笠
軽(雷)巡―川内、那珂、球磨、多摩、木曾、大井、北上
駆逐―朧、潮、曙、敷波、綾波、吹雪、陽炎、不知火、雷、満潮
潜水艦―伊168
喫茶《間宮》―羽黒
↓3
↓4
↓5
↓6
402 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/07/26(土) 11:19:02.28 ID:vU9OiuSsO
安価下
403 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/07/26(土) 11:19:12.16 ID:dHJvwoEfO
青葉
404 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/07/26(土) 11:19:39.09 ID:v9L/jLq50
ぼの
405 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/07/26(土) 11:19:51.10 ID:WC7ykmObO
加賀
406 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2014/07/26(土) 11:20:09.08 ID:1cr5Bq5O0
朧
511 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/02(土) 02:32:23.06 ID:JISUejCco
《艦娘想歌vol.1・vol.2は8月下旬以降発売予定》
プロデューサー(以下P)「……というわけなのですが」
提督「は、はあ、海軍のPR映像と艦娘のイメージソング……」
P「ええ、各鎮守府から何名かずつ選出してもらっているのですが……提督さん的に、この子は歌が上手そうという子はいませんか?」
提督「ふ、ふむ……」
P「あと、できればプロモ映像の写りもよさそうな子だと最高なんですけど!」
提督「歌が上手そうで画面栄えする艦娘……わかりました、少し考えてみます」
512 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/02(土) 02:33:16.93 ID:JISUejCco
提督「……というわけなのだが」
神通「わ、私、ですか?」
提督「私もいろいろ考えたのだが……その結果、頼めそうなのは神通君しかいないと」
神通「!」
神通「そ、それはどうしてでしょうか……」(ドキドキ
提督「う、うむ……最初は漣君はどうかと考えたのだが、歌の途中で妙な叫び声を上げそうだった」
神通「(キタコレ、とかメシウマのことですね……)」
提督「大和君は……求められたものと別なものを熱唱しそうだった」
神通「(提督へのラブソング……私も歌ってみたいです)」
提督「金剛は……妙ちくりんな日本語の発音がPRには向かないだろうし、かといって英語にすると……うむ」
神通「(きっとただの洋楽になってしまいます……)」
提督「蒼龍君は……何故か、文月君や弥生君ぐらいの年代向けの歌になりそうでな」
神通「(……私だって、文月ちゃんと弥生ちゃんのお母さん代わりになれるのに)」(ハイライトOFF
提督「他も……まあ、何かしらやらかしそうな子が多く……」
神通「ようするに、消去法で私になったということですね」(ジト…
提督「こ、この埋め合わせは必ずするので、どうかお願いできないだろうか?」
提督「わ、私にできる範囲でなら何でもしよう」(アセアセ
神通「な、何でも……!? じゃ、じゃあ……!」
川内「……で、提督にお買い物(意味深)連れてってもらうのに、私たちまで駆り出されたんだ?」
那珂「ぶー、どうして提督、那珂ちゃんにこのお話持ってきてくれなかったのかな〜」(プンスカ
神通「ゴ、ゴメンなさい、一人で歌うのはやっぱり恥ずかしくて……」
川内「いいじゃん、一人で。提督も見に来てるんだし、『私の歌を聞けー!』ってさー」
神通「そんな、は、恥ずかしいです……」
那珂「え〜、でもでも、ここで神通ちゃんがビシッと一発録り決めたら提督、神通ちゃんに惚れ直しちゃうと思うな〜」(チラッチラッ
神通「え……惚れ、なお……」
提督(妄想)『神通君、素晴らしい歌だったよ……。やはり君に頼って正解だった』(抱き締め
神通『提督……私、体が……火照ってきてしまいました』(上目遣い
提督『私もだよ、神通君……』
《ブース外》
提督「……むう、胃がシクシクと痛む?」(サスサス
P「大丈夫ですか?」
神通「…………神通、歌います!」(シャキーン
川内「(チョロい)」
那珂「(計 画 通 り )」(那珂ちゃんスマイル
神通「提督、私の歌……聞いてください!」
《この後、滅茶苦茶絶唱した》
513 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/02(土) 02:34:20.98 ID:JISUejCco
(後日)
提督「(前評判だけで予約が締め切られた上、別の艦娘のボーカルまで依頼されるとは……)」
赤城「まさか私たちまで歌うことになるなんて」
加賀「さすがに緊張します……」
赤城「(でも、ここで頑張っていい歌を歌えば、提督も少しは見直してくれるかしら?)」
赤城「私は主に食欲だけの女じゃない、って」(死んだ魚の目
加賀「(提督に下手な歌を聞かせるわけにはいかないわ……)」
加賀「一航戦の誇り、こんなところで失うわけにはいきません」(キリッ
赤城「あの、加賀さん、それ私の台詞」
提督「ふ、二人ともやる気だな……大変だとは思うが、頑張ってくれたまえ」
提督「録音が終わったら、この近くにある美味しいと評判の食べ放題に案内してもらえるよう、Pさんにお願いしてある」
赤城「食べ放題?」(ピキッ
提督「む、あ、赤城君?」
赤城「そうやって、すぐに私と食べ物を結びつけて……さすがに頭に来ました」
提督「!?」
加賀「あ、赤城さん、それは私の台詞よ」(オロオロ
514 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/02(土) 02:37:01.29 ID:JISUejCco
(さらに後日)
提督「神通君と赤城君、加賀君の次は君か……」
金剛「イエース! 提督に私の歌唱力、見せつけてあげるネー!」
提督「(ところどころイントネーションが外れているせいで、漣君などが聞いているユニークな歌にしかならなさそうだが……)」
携帯<失礼、着信だ。発信先はカテゴリー《家族》、バディ、早く電話に出たまえ
金剛「hello?」
金剛「oh、もうみんな到着してるのネ?ワカッタワ、私もすぐスタジオに行きマース」
提督「(みんな?)」
金剛「ええ、もちろん提督も一緒ヨ。霧島はともかく、会うの久しぶりデショ?楽しみにしてて!」(ピッ
提督「……こ、金剛、みんなというのは?」
金剛「ンッフッフッ〜、今日の収録のために金剛型姉妹が勢揃いネ!!」
提督「」(無言の逃走
金剛「逃がさないカラ!?」(タッチダウン
提督「ぬ、ぬう、放せ……放したまえ!」(ジタバタ
金剛「絶対に……Nooooッ!!」
金剛「そ、そろそろあの子が迎えに来る頃ヨ! 観念するネー!」
提督「あ、あの子……だと……」(絶望
??<金剛姉様ぁぁぁぁぁぁっ!!(ドドドドドッ
提督「」
515 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/02(土) 02:39:42.55 ID:JISUejCco
サントラ予約できなかった他もろもろの解消
金剛姉妹はそのうち出るかも、スレが続けば
提督両親ネタ再開
516 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/02(土) 02:41:17.15 ID:JISUejCco
《艦娘たちとコミュニケーション》青葉編
提督「(……間宮君のところで甘味を食べたのに疲労が回復しないとは)」
提督「そ、それでは、私は昼食の約束があるので、しばらく離れますが……本当によろしいのですか?」
提督父「ああ、ゆっくりしてきなさい。私たちは食堂で適当に食べさせてもらうよ」
提督母「文月ちゃんと弥生ちゃんによろしくね〜」
提督「(正直な話、私は一瞬たりともゆっくりできないのだが……腹を括るしかあるまい)」
提督「では、1時間後に迎えに参ります……」
提督父「適当に食べさせてもらうとは言ったが、やはり一緒に食事できんのは寂しいなあ」
提督母「夜はあの子の家で食べましょう、あなた。私、腕によりをかけちゃいますから♪」
提督父「おお、それは楽しみだ!あいつも喜ぶぞー、たぶん」
提督母「ウフフ、自信をもって言えない辺り、本当に残念な子よね〜」
提督父「物心ついた頃に難物傑物怪物下衆といろんな人に会ってしまったせいで、心をオープンにすることが苦手になったもんな」
提督母「素直に甘えてくれなくなって、私、とっても悲しかったわ」(ヨヨヨ
提督父「2、3歳の我が子に猜疑の目を向けられるのは、存外来るものがあったなー……」(オロロン
青葉(in茂み)「(ふーむふむ、司令官さんの対人恐怖症は物心ついた頃のトラウマが原因と……)」(メモメモ
青葉「(見知らぬ方が鎮守府を彷徨いてるので何者かと思えば、まさか司令官さんのご両親とは……)」
青葉「(これは密着取材(取材申請なし)のし甲斐がありますね〜!)」
青葉「(そしてそして、ご両親の好きなもの嫌いなもの、司令官さんのお嫁さん(ハート)に求めておられるものを調べあげて、鎮守府のみなさんにお伝えするのが青葉の使命!)」
青葉「(少なくとも、漣さんや神通さん、大和さん、蒼龍さん、金剛さん以下数名の方たちはそういった情報、高いお値段で買ってくださるでしょうし?)」
青葉「(上手くいけば、カメラのレンズを新調できますねー、クフフ!)」
提督父「……ところで、かあさん」
提督母「なんですか〜、あなた?」
提督父「得られるかどうかもわからない戦果を数えて悦にはいることを何て言ったっけ?」
提督母「あらあら、ど忘れですか?そんなの簡単ですよ〜」
提督母(20.3p連装砲)「……取らぬ狸の皮算用、です」(ガショッ
青葉「」
提督父「3秒やろう、出てこなければ撃つ」
提督母「はい、さ〜〜〜〜ん秒♪」
青葉「ちょっ」
《この後、滅茶苦茶連撃された》
534 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/02(土) 15:11:41.65 ID:JISUejCco
《艦娘たちとコミュニケーション》不知火編
《鎮守府》食堂
青葉「こ、ここが食堂です、ハイ」
提督父「うむ、御苦労」
提督母「ありがとうね〜」(ナデナデ
青葉(アフロ)「いえいえ〜」
青葉「(砲口、突きつけて『食堂へ案内してくれる親切な子、どこかにいないかしら〜?』って言う人のお願い、断れる人なんていませんよ〜)」(泣き
<ニャークマー!
<人の焼き鮭を奪い合うなよ!?
<北上さん! 一緒に食べましょう!
<いいよ〜
提督父「いいにおいがするなー」
提督母「今日の定食はコロッケカレーとサラダみたいですね〜」
雷「くださいなー!」
不知火(配膳係)「はい、食券はそこの缶に。……どうぞ」(ヨソイヨソイ
雷「ありがと!」
提督父「お願いします」
提督母「くださいな〜♪」
不知火(配膳係)「はい、食券はそこ…………どちら様ですか?」(戦艦クラスの眼差し
不知火(配膳係)「鎮守府は一般人の見学をお断りしています。許可証はお持ちでしょうか? 申し訳ありませんが提示をお願いします」(警戒MAX
不知火「(今日は司令がお休みの日……もし、この二人が侵入者なら不知火が全力で拘束しなくては)」
提督父「コレでいいかな?」(提示
提督母「ゴメンなさいね〜」(提示
不知火「…………確認しました。正式な鎮守府のお客様ですね、失礼いたしました」
提督父「いやいや、しっかり仕事をされていて好印象だよ」
提督母「しっかりしてるのね、エライエライ♪」
不知火「い、いえ、そんにゃことは……」(テレ
不知火(配膳係)「で、では、食券をそちらへ」(ヨソイヨソイ
提督父「はいはい」
提督母「は〜い」
535 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/02(土) 15:12:36.56 ID:JISUejCco
不知火(配膳係)「……ところで、お二人は鎮守府にどのようなご用事で?」(カケカケ
提督父母「「息子に会いにきました」」
不知火(配膳係)「息子……?」
提督父「いやあ、我が子がしっかり提督できているのか心配でね」
提督母「あの子、ちゃんと毎日ご飯食べてますか?」
不知火(配膳係)「し……司令の、お父上とお母上……!」
不知火(配膳係)「……」(チラ
カレー<おまえは…オレを喰うんだろォ!
不知火(配膳係)「…………」(モリモリカケカケ
カレー皿<もう…喰ったさ。ハラァ…いっぱいだ(ボタボタ
不知火(配膳係)「よしっ」
提督父「こぼれとる、こぼれとる」
提督母「こんなに食べられないわ〜」
不知火(配膳係)「」
陽炎(食器洗い係)「なにやってんのよ、あの子……」(ジャブジャブ
555 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/03(日) 13:03:50.90 ID:tqNAN94Co
《艦娘たちとコミュニケーション》曙編
朧「……どうやら、あそこのおじ様とおば様が漣のメールにあった提督のご両親みたいだね」
潮「わ、私たちも挨拶した方がいいのかな……?」
曙「べ、別に必要ないんじゃない?」(ソワソワ
朧「……ホントに?」
曙「ホ、ホントよ! なんでそんなこと聞くの!? 糞提督のお父さんとお母さんが来たくらいで、どうして私が慌てなきゃいけないのよ!?」
曙「(あわわ、提督のお父さんとお母さんがいるのに糞提督とか、いくらなんでも言い過ぎでしょ私……!? ああもう、バカバカッ、どうして提督のこといつも糞とか言っちゃうのよ! 指揮も上手いし、私たちのこと部下として人として大事に扱ってくれてて、任務失敗してもこっそりフォローしたりしてくれてるのに……てかそもそも、あの人が私を性悪の本当の糞提督から助けてくれたから艦娘続けてられるのに、もぉぉ〜!ああぁぁぁぁぁ……!)」(慙愧
潮「(別に今、どんな気持ちかなんて聞いてないよ、曙ちゃん……)」
朧「(語るに落ちる……ツンデレ乙、って言えばいいのかな)」
提督父「失礼、ここいいかな?」
提督母「あなたたちは駆逐艦の子かしら? たぶん、漣ちゃんと同じ型の艦娘よね〜」
潮「え、えっと、第7駆逐隊…潮っていいます」
朧「同じく、第7駆逐隊 朧。こっちは曙」
曙「ぴ!? あ、あ、曙よ! よろしく!!」
提督父「ああ、挨拶が遅れましたな。どうも、提督の父です」
提督母「ど〜も〜、提督のお母さんです〜」
提督父「いやー、しかし、ここは可愛らしい艦娘さんがいっぱいいるねえ」
提督母「ホント、イイ子がたくさん。直々に見に来た甲斐があったわ〜」
朧「(直々……?)」
潮「お、朧ちゃん、どうしたの?」
朧「ううん、なんでもない……たぶん」
曙「(ヤバイ、緊張してカレーの味がわかんない、お腹も痛くなってきた)」(モソモソ
提督父「どうかしたのかね、なんだか調子が悪そうだが?」
提督母「お薬飲む? あの子が小さい時に常飲してたものならあるけど〜」
曙「ひ、ひぇ!?」
曙「(は、は、話しかけられてる! なにか喋らないと、なにか……!)」
曙「ちっ、小さい時から薬ばっかり飲んでたなんて、糞提督ってばホントに変わらないのね!!」
提督母「あ゛?」(ニコリ
曙「」
曙「(し、しまったぁぁぁぁっ!? いつもの癖で提督に糞ってつけちゃったぁぁぁぁぁっ!!)」
提督父「さ、さて、私は少し席を外すとしようか」(ガタッ
朧「あとは若い者に任せるとしよう」(カタッ
潮「わ、私、お茶とって来るね……」(スススッ
曙「お、置いてかないでぇーーーー!?」
提督母「クスクス……詳しい話、聞かせてほしいな〜。ねえ、お嬢さん?」(ニコニコ
《この後、無茶苦茶弁解した》
561 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/03(日) 15:24:16.66 ID:tqNAN94Co
《艦娘たちとコミュニケーション》正規空母編
赤城「ん、美味しい」(パクパク
瑞鶴「ん〜! 鳳翔さんのカレーも美味しいけど、今日の食事当番のカレーもいけますね!」
加賀「食べながら喋らないでくれる? ……というか、どうしてあなたが一緒に食べてるのかしら?」
瑞鶴「え〜、いいじゃないですか〜、私ぃ、赤城さんに誘ってもらったしぃ〜」
加賀「……」(ガタッ
瑞鶴「お? やる気ですか? 馬力の違い見せてあげましょーか?」(ガタッ
赤城「おとなしく座って食べてくださいよ、もう……」
提督父「失礼、ここいいかな?」
潮「はぁ……ゴメンね、曙ちゃん」
朧「提督に糞なんて付けたら、普通はそうなる。まして、提督のご両親の前ならなおさら」
提督父「私は特に気にしないがね。あの子にも悪いところはあるんだろうし」
潮「そ、そんなことは……」
朧「まともにコミュニケーション取ってくれないとこぐらい、かな」
潮「お、朧ちゃん〜……」
提督父「あれでも小さい頃に比べれば、改二改修MAXになったぐらいコミュニケーション能力は向上してるんだがね」
潮「えぇ〜……」
朧「(段ボールにでも籠って生活してたのかな)」
562 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/03(日) 15:25:32.14 ID:tqNAN94Co
赤城「あのー……先ほどからお話されてる方って、もしかして」
潮「あ、は、はい」
朧「紹介するの忘れてた……」
提督父「こんにちは、提督父です」
赤城「(この方が提督の……)」
提督父「ふむ……」(じっ
赤城「あ、あの、なんでしょうか?」
提督父「間違ったら悪いが、君が赤城君かな?」
赤城「は、はい、そうですが……どうして私のこと?」
提督父「いやなに、あの子の手紙に君のことが書いてあってね、ピンと来た」
赤城「!」
赤城「(提督が私のことを手紙に? そ、それってもしかして……!)」(はわわ
提督父「うううむ、噂にたがわぬ食べっぷり。あの子も感心していたよ」
赤城「」(現在3杯目
朧「ああ、赤城さんが死んだ魚のような目に……気持ちはわかる」
潮「あ、赤城さん……」(オロオロ
加賀「あの方が提督の御父君……」(Win
瑞鶴「て、提督と違って人当たりよさそうな……人、ですね」(Lose
加賀「ご挨拶しておかないと」(髪整え
瑞鶴「い、いまさら猫かぶっても手遅れじゃないですか……?」
加賀「……頭に来ました」(ギリギリ
瑞鶴「ダ、ダメですって、ギブギブ、それ以上は腕曲がんないから……!」
提督父「やあ、あそこの子たちは元気だねえ」
潮「げ、元気というか暴れてる……」
朧「一航戦と五航戦というより、あの二人が致命的に相性が悪い……たぶん」
590 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/05(火) 14:28:21.82 ID:hO9kMPgLo
《艦娘たちとコミュニケーション》曙編
《鎮守府》食堂
提督母「ふーむふむ、なるほど〜、初代駆逐艦《曙》の話でからかわれたのが切っ掛けなのね〜」
曙「味方の護衛失敗のこととか、前のクソ提督にからかわれて……最初は我慢してたんだけど」
<アー、クソッ、またかよ。ホント、曙ちゃんは使えねーなぁ
<先代だけじゃなくて、艦娘の方もろくに護衛できねえのかよ……
曙「……その内、任務の失敗とか演習の敗北を私のせいみたいに言われ始めて」
曙「突き飛ばされたり、舌打ちとかずっと嫌味聞かされたりするようになって……」
曙「ちょっとでも不満そうにしたら……解体するぞ、って怒鳴られて、なんも言えなくて……」(ショボリ
曙「他の艦娘の子たちは、陰で慰めてくれたりしたけど……クソ提督が怖くて、止めてくれる子なんていなかったし……」
提督母「そう、辛かったわね〜」
曙「……」(コクリ
提督母「ウフフ〜……それで、どういう経緯でウチの子の鎮守府に来たのかしら?」
曙「それは……たまたま、漣たちと演習する機会があって」
漣『あー! 曙、久しぶり〜、元気してました?』
曙『漣…………あ、あったり前じゃない! そっちこそ元気してたの?変なノリでそっちの提督、困らせたりしてないでしょうね!』
漣『ヌルフフ、心配ご無用! 漣とご主人様はそりゃあもう、固い信頼で結ばれた仲でしてー(以下略』
提督『む……さ、漣君、ここにいたのか』(コソッ
漣『あ、ご主人様。もしかして、そろそろ演習開始ですか?』
提督『うむ。神通君たちはすでに自分の艦で待機している。急いでくれたまえ』
漣『あいあいさー!』
漣『……ところでご主人様、木を盾にして話すのやめません? この子、漣の友達ですからー、いきなり襲いかかったりしませんからー』
提督『久しぶりの友との再会に水を差されたことを不快に思って、という可能性は……』
漣『ないない。ねえ、ぼのぼ?』
曙『誰が猿の仲間よ!?』
提督『』(スス…
漣『あー、曙がおっきな声出すから……』
曙『えっと、大丈夫なの、アンタの提督……冗談抜きで』
591 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/05(火) 14:29:15.95 ID:hO9kMPgLo
曙「初めて会った時は、正直……全然頼りなかったけど」
提督『……雷撃開始! 目標、敵旗艦!!』(シャキーン
漣『逃がさないよっ、漣はしつこいから!』
神通『来ないでって言ったのにぃ!!』
<キャアアッ!?
漣『どーですか、ご主人様! 漣、いつもふざけていると思われがちですが、まぁちょっと本気はスゴイでしょ、ね?』
神通『こんな私でも、提督のお役に立てて…本当に嬉しいです』
提督『う、うむ、みんなよい連携だった……だから、あと2メートルほど離れてくれると……』
漣『えー……』
神通『す、すみません……』
<司令官、褒めて褒めてー!
<あ、じゃあ私もー
<や、やめたまえ……(震え声)
曙『……いいなぁ』
曙「……漣とか他の艦娘が一緒にいて、すっごく楽しそうなの見てたら、なんか自分がスゴく惨めに思えて…」
曙「演習で負けたことグチグチ言ってくる前の提督が我慢できなくなって、このクソ提督ー! って罵倒したら解体が決まっちゃって……ハハ」
提督母「…………」
曙『あーぁ、バカやっちゃったなー』
曙『2週間も営倉の中、しかも食事一日一回……。たまに他の子がお菓子、差し入れくれるけど……お腹空いたわ』(クゥ…
曙『(あとちょっとで、艤装とのリンク切られて……そしたら、晴れてお役御免の厄介払い、か)』
曙『グスッ……私、こんな目に遭いたくて艦娘になったんじゃないのに……なんで……なんでなのよ、バカァ』
592 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/05(火) 14:30:10.34 ID:hO9kMPgLo
曙「それで、情けないやら悔しいやらでメソメソしてたら……」
提督『……こんなところにいたのだね』
曙『あなた……さ、漣の提督……なっ、なにか用!? 私のこと笑いに来たわけ!?』(グシグシ
提督『ヒッ……』
曙『(ヒッ、って言った、ヒッ、って)』
提督『そ、そういうわけではない、ただ、少し君に伝えることがあってだな……』
曙『(なによ……どーせ、解体処分開始の時間とかでしょ)』(プイッ
提督『――綾波型駆逐艦《曙》……本日付で君を私の鎮守府所属の艦娘に任命する』(シャッキリ
曙『はいはい、りょーかいしました、今日からアンタの鎮守府に所属――って、え、えぇー!?』
提督『曙君がここでどのような境遇にあったか……詳しくは知らない。もしかすると、このような目に遭わせた「提督」そのものを憎悪しているのかもしれない』
提督『だが、それでも君が艦娘として、まだ誰かの為に戦いたいと願うのなら……私と共に来てほしい』
曙『来てほしいって、解体は……提督の承認だって……』
提督『……ただ力尽くで君を異動させても意味はない。故に、正式な手順を踏んでの人事となったのだが……遅くなってすまなかった』
提督『ちなみに、彼は今回の件について「快諾」してくれた。曙君が心配することはなにも無い』(真顔
曙『(あのクソ提督が快諾とか……なにやったのよ、この人)』
提督『質問はもう終わりかね? では……ここから出るとしよう』(スタスタ
曙『う、うん。あの――――』
提督『…………』(フラッ
<ドシャ!!
曙『ふぁっ!? ちょ、ちょっと、大丈夫なの!?』
漣『あーあー、緊張の糸が切れちゃったんですねー……無茶シヤガッテ。神通さん、上半身をお願いします。漣、ご主人様の足を持つのでー』(ヒョコ
神通『は、はい!』(ギュウ
漣『曙ー、あんたの艦の出航準備はできてるから、ちゃちゃっとシャワー浴びて、必要なもの持って港に集合。ココの艦娘さんたちにお礼も忘れずにね!』
曙『へ? あ、りょ、りょうかい……』(ポカーン
<えっさほいさ、えっさほいさ
<提督の体……あたたかいです(ボソ
<神通さん?
<な、なんでもないです……
曙『――――なんなのよ、もぉ』(ポツン
曙『……ありがとうぐらい、言わせなさいよ…』
593 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/05(火) 14:33:53.42 ID:hO9kMPgLo
曙「えっと、それで、まあ……こんな感じ、です」
提督母「あの子にしては頑張ったわね〜」
提督母「(よっぽど腹に据えかねる話を聞いたってことかしら、ね)」
曙「それで、クソ提督っていうのは……て、提督って呼ぶのが恥ずかしくてついクソって付けちゃうっていうか……」
提督母「なるほど〜、お母さん安心したわ〜。クソ提督なんて呼ばれてるから、私てっきり、あの子が嫌われてるんだと」
曙「そ、それは! 別に提督のことは嫌いじゃないっていうか……どっちかって言ったら……す…すっ――!」(真っ赤
提督「ここにいたのですね、母よ。父もそろそろ次の場所を見たいと言っています、移動しましょう」
曙「!?」
提督「む、曙君と一緒だったのか。母が迷惑をかけなかったか?」
曙「」(カァァァァッ!
提督母「『す』の続きは何かしら〜?」(ニコニコ
曙「スラバヤ沖海戦ぐらい大っ嫌いよ! このクソ提督ぅ!!」(脱兎
提督「あ、曙君!?」
提督母「ウフフ、後で謝らないといけないわね〜」
提督「(私が何をしたというのだ……)」
609 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/08(金) 00:22:11.44 ID:702X9Octo
《艦娘たちとコミュニケーション》金剛編
(夕方)
提督父「いやあ、疲れた疲れた」
提督母「さすがに1日で全員とお話はできなかったわね〜」
提督父「遠征中の子たちもいるしな。なに、残りは明日会えばいいさ」
提督父「というわけで、一晩厄介になるぞー」
提督母「今日は久しぶりにお母さんがご飯、作ってあげちゃうから〜」
提督「……とてもたのしみです」(憔悴
《鎮守府》提督の部屋
提督「……」(ガチャー
提督父「ほうほう、艦娘用の宿舎とは別のところに住んでいるのだな」
提督母「お邪魔しま〜す」
提督「狭いところですが…………?」
<ル〜ルル……ル〜ルルル♪
提督父「どうした?」
提督「いえ、台所に人の気配が……お二人はここに」(警戒
提督「…………」(ヒョイ
金剛(私服エプロン)『訳:お帰りー。どしたの、今日はやけに早いじゃない』(振り返り
提督「何を……しているのだね?」
金剛『訳:いやね、今日お休みだったのはいいんだけど、することなくて暇でねー……アハハ』
金剛『訳:部屋でゴロゴロも飽きたし、暇潰しも兼ねてね、あなたの晩ごはん作って驚かせようかなって!』(ペロ
金剛『訳:あ、でも、こんなに早く帰ってきたなら一緒にご飯、食べられるわね』
金剛『訳:私もここで食べるつもりで、ちょっと多目に作ってたし……あれ、もしかして誰かいる?』(ヒョイ
提督父「……」
提督母「……」
金剛「…………どちら様デスカー?」(ヒソ
提督「両親だ」
金剛「え」
610 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/08(金) 00:22:54.76 ID:702X9Octo
提督父「おい、息子よ、こちらのお嬢さんは? 留守中に部屋に上がって料理とか、アレか、アレなのか」(興味
提督母「ひょっとして、ひょっとするのかしら〜?」(津々
提督「アレが何を指していて、どうひょっとするのかはわかりませんが……」(キリキリ
提督「彼女は金剛。戦艦の艦娘で……英国にいた頃、なにかと迷……世話になった友人です」
金剛(借りてきた猫)「エト……ドウモ」(ペコ
提督父「ホーホーホー、金剛! 彼女がお前の手紙に度々登場した金剛!」
提督母「あらあらまあまあ〜♪」
提督「ま、待ってください、その話は……!」
金剛「(そんなに慌てて……しかも、た、度々登場? それってつまり、そういうこと?ちょっと、照れるじゃない、も〜!)」(テレテレ
提督父「鬼、悪魔、金剛!」
提督母「胃袋の破壊者さん〜♪」
提督父「一体どんな子かと思ったら……なんだ、可愛らしいお嬢さんじゃないか」
提督母「聞いてたよりもマトモそうね〜」
金剛「」(ハイライトOFF
提督「あ、あぁ……」(絶望
金剛「……コホン。さあ、こんなところで立ち話はbatですカラ、お父さんとお母さんは居間へどうぞネー」
金剛「腕によりをかけて、追加のメニュー作っちゃいマース!」
提督父「おお、そりゃ楽しみだ」(スタスタ
提督母「私はお料理、手伝っちゃおうかな〜。材料たくさん買ってきたから♪」
金剛「ワーォ、これは気合を入れないといけませんネ♪」(ニコニコ
提督「(ど、どうやら怒っていないようだ……)」(安堵
金剛「居間はコッチデース♪」(通りすがり
金剛『訳:……どーいうことを書いたのか、後でじっくり聞かせてもらうからね』(ボソ
提督「」
621 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/08(金) 01:58:47.26 ID:702X9Octo
提督父「おい、息子よ、こちらのお嬢さんは? 留守中に部屋に上がって料理とか、アレか、アレなのか」(興味
提督母「ひょっとして、ひょっとするのかしら〜?」(津々
提督「アレが何を指していて、どうひょっとするのかはわかりませんが……」(キリキリ
提督「彼女は金剛。戦艦の艦娘で……英国にいた頃、なにかと迷……世話になった友人です」
金剛(借りてきた猫)「エト……ドウモ」(ペコ
提督父「ホーホーホー、金剛! 彼女がお前の手紙に度々登場した金剛!」
提督母「あらあらまあまあ〜♪」
提督「ま、待ってください、その話は……!」
金剛「(そんなに慌てて……しかも、た、度々登場? それってつまり、そういうこと?ちょっと、照れるじゃない、も〜!)」(テレテレ
提督父「鬼、悪魔、金剛!」
提督母「胃袋の破壊者さん〜♪」
提督父「一体どんな子かと思ったら……なんだ、可愛らしいお嬢さんじゃないか」
提督母「聞いてたよりもマトモそうね〜」
金剛「」(ハイライトOFF
提督「あ、あぁ……」(絶望
金剛「……コホン。さあ、こんなところで立ち話はbadですカラ、お父さんとお母さんは居間へどうぞネー」
金剛「腕によりをかけて、追加のメニュー作っちゃいマース!」
提督父「おお、そりゃ楽しみだ」(スタスタ
提督母「私はお料理、手伝っちゃおうかな〜。材料たくさん買ってきたから♪」
金剛「ワーォ、これは気合を入れないといけませんネ♪」(ニコニコ
提督「(ど、どうやら怒っていないようだ……)」(安堵
金剛「居間はコッチデース♪」(通りすがり
金剛『訳:……どーいうことを書いたのか、後でじっくり聞かせてもらうからね』(ボソ
提督「」
623 名前: ◆m9tEpcJqyE[sage] 投稿日:2014/08/08(金) 02:04:25.51 ID:702X9Octo
投下しなおし
次辺りで母正体など出して親襲来ネタ終了
640 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/09(土) 02:23:46.55 ID:ponSXVtRo
《鎮守府》提督の部屋
<ぴんぽーん
提督父「おや? お客さんみたいだぞ」
提督「……見てきます」
提督「は、はい?」(ガチャ
神通「あ、あの……! 提督、今日はご自宅で、お、お父様やお母様とお食事されると聞いて……その、お夕食を作らせていただこうと……」(モジモジ
神通「ご……ご迷惑、でしたか?」(涙目
提督「……はいりたまえ」
神通「――は、はい!」(安堵
<こ、金剛さん? どうしてここに……
<オー、神通も来ましたカ。これは……どちらの料理が上か勝負の流れネ!
<ま、負けません……!
<じゃあ、審査は私たち一家でやるわね〜♪
提督「…………」
提督父「(作戦中みたいな厳つい顔しとるな)」
641 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/09(土) 02:25:21.82 ID:ponSXVtRo
<ピンポーン
提督「」(ビクッ
提督父「………お客さんのようだな」
提督「……だ、誰だ?」(おそるおそる
漣「こーんばんわー、突撃ご主人様の晩ご飯のお時間ですー!」
漣「ご主人様のお父さんお母さんが来ているのに、おもてなし一つしないとあっては初期艦の名折れ。というわけでー、ご飯作りに来ちゃいました!」
漣「あ、この子らはアシスタントです」
曙「誰がアシスタントよ!! ……ふ、普段まともにご飯食べないんだから、こういう時ぐらいちゃんとしたもの食べさせてあげようと思って……文句ある!?」
朧「アシスタントA……よろしく」
潮「ア、アシスタントB、です……えへへ」
提督「……君たちまで」
漣「君たち?」
<な、なんで金剛さんと神通さんが……ハッ、まさか抜け駆け!?
<さ、漣さん……これは、その……
<私は暇だったから、提督の部屋でゴロゴロしてただけデース!
<そっちの方がなんかタチ悪くない!?
<そんなことより料理しよう……私、おうどん食べたい
<お蕎麦ならお中元で貰ったのあるよ……?
642 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/09(土) 02:26:04.09 ID:ponSXVtRo
提督「…………」
提督父「(減量中の力石みたいな顔してるぞ、こいつ……)」
<ピンポーン
提督「」(スタスタ
提督父「……もう腹は決まったって感じだな」
提督「はい」(ガチャ
蒼龍「あはは、今日は家でご飯食べるって聞いて……間宮さんのケーキ、持ってきました〜」
文月「文月が選んだんだよ〜」(フンス
弥生「弥生も…選びました」(フンス
提督「……」(ナデナデナデナデ
文月「えへへ〜」
弥生「〜♪」
提督「狭いところだが上がりたまえ……」(ノロノロ
文月「わ〜い!」(パタパタ
弥生「……♪」(トテトテ
蒼龍「(あれ、私は? 撫で撫でないの?)」(待機
643 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/09(土) 02:28:52.49 ID:ponSXVtRo
<ピンポーン
提督「」(カチャ
大和「あ、あの! お父様とお母様のお口に合うかわかりませんが、お料理持ってきましたぁ!!」(タンシチュー&ローストビーフ
大和「もしかしてお邪魔でしたでしょうか!? か、家族団欒の邪魔をしてしまったでしょうか!?」
大和「も、もしそうでしたら大和、帰ります! お料理だけ食べていただければ、それで十分なので……!!」(目グルグル
提督「(こうしていれば、大和君も歳相応で可愛らしいのだが……)」
提督「ウチの父と母はそういうのは気にしないから……まあ、入りたまえ」(肩ポン
大和「(提督が……大和に優しい!! コレは、もしかして、ご両親と一緒に食事をしてほしいというアプローチ!?)」
金剛「大和も来ましたカ……」
神通「ど、どうも……」
漣「フッ、一足遅かったようですねー」
大和「な、なぜ、あなたたちが……!?」
曙「なんか気合入ったもの持ってきた……」
蒼龍「(私、ケーキしか持ってこなかったんだけど、これってかなり不利?)」
提督母「あらあら、昔からあの子は隅に置けないわね〜」
提督母「どうしようかしら、さすがにこの人数じゃ居間に入りきらないわ〜」
<ピンポーン
提督「もう…勘弁してくれ」(頭抱え
提督父「千客万来だなー……どこまで増えるのかワクワクしてきたぞ!」(ニヤニヤ
646 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/09(土) 03:01:53.94 ID:ponSXVtRo
旬彩《鳳翔》
鳳翔「それで、ウチのお店ですか」
提督「すまない、急に押しかけて……しかし、あの人口密度はもう耐えられなかったのだ……」
鳳翔「まあ、宴会にもってこいの場所ではありますけどね……」(チラ
提督母「あの頃はね〜、艦娘も装備もロクに揃っていない状況で……」
提督母「練習艦でのんびりやってたのに、海防艦になって〜、警備艦になって〜、そこから対潜護衛艦って……所属がコロコロ変わって大変だったわ〜」
北上「大変でしたね〜。提督のおとーさんとは何時会ったんです?」
提督母「それは練習艦の時に〜。遠方に航海してる時に深海棲艦に襲われて〜、それをお父さんの指揮で乗り切ってね〜♪」(テレテレ
北上「練習艦かー、大井っち、感想どうぞ」
大井「練習艦経験してるからって、そんな答えにくいこと振らないでくれます!?」
提督母「あなたも練習艦だったの?」
大井「ま、まあ……」
提督母「ウフフ、個人的に軽巡の艦娘さんは応援してあげたいんだけど〜……あなたも神通ちゃんと同じで軽巡の艦娘なの〜?」
大井「私は重雷装巡洋艦……」
提督母「神通ちゃん〜、あの子が中学生の時にこっそり買ってた本にね〜」
<ふ、ふえぇ!?
大井「〜〜〜〜!!」
北上「どうどう、大井っち、短気は損気だよ〜」
647 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/09(土) 03:40:23.19 ID:ponSXVtRo
提督母「あら〜?」
イムヤ「ヒッ!?」
提督母「イムヤちゃんじゃない、お久しぶり〜。元気にしてた?」
イムヤ「は、はい! 問題なしであります!!」(敬礼
提督母「ここに配属されたって聞いて心配してたのよ〜。あの子のことだから、水着の子に話しかけられるのが怖いとか言うんじゃないかって〜」
イムヤ「ど、どうして水着なのかは聞かれました……あと、《霧》クラスの戦力を求められたりとか……」
イムヤ「で、でも、世間で噂になってるほどコミュニティ障害は酷くないんじゃないかな〜、なんて……」
提督母「ここの提督になってから、あの子もずいぶん、コミュ障マシになったのね〜。これもここの子たちのお陰かしら? お母さん、感激」
イムヤ「(今の状態でマシとか……昔は日常生活もダメだったってことですね、わかります)」
提督母「そういうイムヤちゃん、えっちなパソコンゲームはそろそろ卒業できたのかしら〜? 軍学校時代、よくそれに熱中しすぎて訓練に遅刻してたけど〜」
イムヤ「く……黒歴史を掘り出さないでくださいよぉ、八雲教官〜……!」
提督母「あらあら、ウフフフ♪」
イムヤ「そういえば、今回の訪問はどうしてですか? かなり急な感じでしたけど……」
提督母「今度の大規模作戦に向けて各鎮守府に部隊編成の指令を出さなきゃいけなくなってね〜。ここは艦娘の数もすくないから、視察のついでにあの子の様子見よ〜。あの子、いまだに心配なところがたっくさんあるから〜」
イムヤ「(……確かに)」
提督母「パーティーのお陰で、会えなかった子たちにも会えたし、後は遠征から帰ってきた子たちに会えば今回のお仕事は終了よ〜」
イムヤ「今、遠征に出てる艦娘というと……」
(艦娘、遠征中・・・)
吹雪「資材の確保完了。あとは鎮守府に帰るだけなんですけど……退屈ですねー」
伊勢『しょうがないよ、ウチは遠征も籤で決めてるし。引いちゃった自分が悪いって』(カチカチ
吹雪「それはそうですけど……さっきからパソコン打ってるみたいですけど、何してるんです?」
伊勢『んー? 前まで書いてた小説が完結したから、次の話をねー』
吹雪「(満喫してるなー、ウチの鎮守府ライフ)」
吹雪「前のって、あのラノベっぽいのですよね。次はどんな話にするんですか?」
伊勢『今回はガチガチの戦闘ありのシリアスなお話にしようかなって思って』
吹雪「へー」
伊勢『今、触りの部分を書き終わったところなんだけどね』
人見知りなテイトクであったコミュ・ショウは、深海棲艦の襲撃で嫁艦を轟沈させられてしまう。
自身も瀕死の重傷を負った彼に、全ての深海棲艦への憎悪を燃やすランカー・テイトクのソウルが憑依。ショウは赤黒い軍服を纏い、「深」「殺」 の二文字と共に復活する。
深海棲艦を沈める者……深海スレイヤーとして!
伊勢『どうかな? まったく新しい提督のお話になると思うんだけど!』
吹雪「…………いいんじゃないですかねー」
648 名前: ◆m9tEpcJqyE[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 03:47:35.94 ID:ponSXVtRo
両親関係の話はこれで粗方終了です
提督母は八雲。出雲が出た時はひやりとしました
イベントどうしようかな、もうALだけでやめようかな
スレほどではないけど、ウチも育ててる艦が極端に少ないし、正直面ど……今日はここまでにして寝ます
658 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/09(土) 12:20:43.81 ID:ponSXVtRo
しばらくイベントで更新が途絶えるかもですが、久しぶりのネタ募集だけしておきます
このネタでこの艦娘を満足させてくれよぉ! と書いていただけると
現在の提督保有戦力(そろそろ重巡洋艦の艦娘増やそうかな…)
戦艦―大和、金剛、伊勢
空母―蒼龍、赤城、加賀、大鳳、瑞鶴
軽空母―鳳翔、祥鳳、瑞鳳
重巡―青葉、衣笠
軽(雷)巡―神通、川内、那珂、球磨、多摩、木曾、大井、北上
駆逐―漣、朧、潮、曙、敷波、綾波、吹雪、陽炎、不知火、文月、弥生、雷、満潮
潜水艦―伊168
喫茶《間宮》―羽黒
↓3
↓4
↓5
↓6
661 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 12:31:49.17 ID:L91hW6yyO
青葉と映画館
662 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 12:33:18.74 ID:IAxDPKiH0
青葉とデート
663 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 12:33:51.43 ID:lTRh1dqCO
最近提督と絡めない瑞鳳が拗ねる
664 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 12:34:08.10 ID:WatEHRxGO
乙です!
球磨ちゃん!間に合えっ!
ex海域は地獄見そう…
687 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/13(水) 16:09:23.36 ID:5vQ5BH2eo
《鎮守府》大浴場
提督母「まあ、いいお湯〜」(リラーックス
漣「我が鎮守府自慢の艦娘用保養施設ですからね〜」(リラック〜ス
神通「い、いくら大浴場だからって、入れる艦娘全員はやりすぎなんじゃ……」
<極楽クマ〜
<ニュ〜
<オイッ、湯船にタオルつけんな!
川内「えー、いいじゃん、こういうの面白い!」(スッポン
那珂「そーそ……それんしいても、神通ちゃん」(ポーン
神通「な、なんですか……?」
川内「……普段サラシ巻いてるから気付かなかったけど、ちょっと胸部装甲厚くなった?」(フニフニ
神通「ヒャアァァッ!?」
金剛「オー、神通もなかなか……」(プルン
大和「さすがに戦艦クラスではないようですけどね」(プルルン
曙「なんなのよ、あのワガママボディたち……」
朧「しょせん、私たちは駆逐艦ってこと」(かぶりを振る
曙「駆逐艦、ねえ……」
潮「ふえ? ど、どうしたの、曙ちゃん?」(タップン
曙「なにをすればここまで大きくなるのかしら」(糸目
朧「その胸は豊満であった」(糸目
潮「あ、あまり見ないでぇ〜……」
文月「わふぅ〜」
弥生「目…痛い…」
蒼龍「ああっ、弥生ちゃん大丈夫!? ほら、顔バシャバシャして!」(ドタプン
弥生「ハイ…」
漣「はぁ〜、相変わらず蒼龍さんの胸部装甲は強烈ですねー」
神通「……」(ポヨポヨ
那珂「神通ちゃん、ただ揉むだけじゃ胸は大きくなんないよ……」
神通「!?」
川内「あー、夜戦(意味深)で興奮しなきゃホルモンが増えないどーのって聞いたことあるよーなないよーな」
688 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/13(水) 16:10:34.33 ID:5vQ5BH2eo
提督母「……それにしても、安心したわ〜。あの子がここで楽しくやってるみたいで」
漣「……楽しく?」
神通「(よく苦行のようなお顔をされていますが……)」
提督母「私がハーフのせいか、あの子、日本じゃ『あいのこ』っていじめられたりしてたし……」
提督母「英国に行って、『ここでは自分も日本人のようです』なんて手紙が届いた日には、もうお母さん悲しいやら悔しいやら」
提督母「……うっかり、あの子を虐めた連中の家に乗り込みかけたわ」(目見開き
金剛「うっかりでしていい顔じゃないデース……」
(艦娘たち入浴中)
大和「そういえば、お母様も元艦娘とのことですが、どういった種類の船を操っておられたのですか?」
提督母「ん〜、装甲巡洋艦って呼ぶとカッコイイんだけど、とにかく古い艦で……」
提督母「下手をすれば、駆逐艦の子にも負けちゃうから、ずっと神経張り詰めてたわ」
提督母「その反動か、引退したらすっごく気が長くなっちゃったけど〜」
曙「(ウソだぁ)」
漣「はぁ〜、随分と苦しい戦いをされてたようでー」
提督母「ウフフ、それでも私の隣にはお父さんがいてくれたから、へっちゃらだったわよ〜♪」
<オ、オォー……
<なんかカッコイイ!
<戦場のLOVEロマンス! いい記事になりそうですねー
<青葉、その髪の毛どしたのさ?
提督母「クスクス……さて、ウチの子の隣には誰が立ってくれるのかしら〜?」
<これは……圧倒的アピールの流れ!
<よくわかりませんが、司令のサポートでしたら私が!
<はーいはい、あんたは少し黙ってなさい
<不知火に落ち度でも……?
<キャッキャウフフ
689 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/13(水) 16:11:17.89 ID:5vQ5BH2eo
《提督用岩風呂》
(壁越し)
<キャッキャウフフ
<ちょっと、ど、どこ触ってるんですか!?
提督父「あっちは楽しそうだなー。いいなー、私も混ざりたい」
提督「…………………………………………」(じー
提督父「じょ、冗談、冗談だ」
提督父「オホン……しかし、お前もなかなか、あの子たちには心を開いているようだな」
提督「みな、心根の優しい良い子たちです」
提督「正直なところ、その優しさを私を放置する方向に向けてほしい子も何人かいますが」(死んだ魚の目
提督父「あいっ変わらず、お前という奴は……」(頭痛
提督「……なんにせよ、信頼できる部下に恵まれて提督冥利につきます」
提督父「まあ、提督として慕われ、尊敬されとるのはいいとして……」
提督「む?」
提督父「なあなあ、お前、あの艦娘たちの中で誰が一番好みよ?」(ヒソヒソ
提督「父よ、学生のようなノリはお止めください」
提督父「いいだろ、なあ。誰にも言わないからっ、父さんにだけコソッと!」
提督父「あの子か?それともあの子か?……まさか全員か!このいやしんぼめッ、父さんはありだと思うぞ!」
提督「…………」(ススス
提督父「お、観念して白状する気になったガボボボボ……!!?」
提督「」(頭押さえ
(壁越し)
<いいお湯ですね、父よ
<アイェェェッ!?(バシャバシャッ!
提督母「あらあら〜、あの子ったら照れちゃって〜」
漣「照れてるんですかねー、コレ」
提督母「ウフフ、どうかしら? さあ、みんな、のぼせる前にあがりましょうか〜♪」
<ハーーイ!
690 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/13(水) 16:11:57.23 ID:5vQ5BH2eo
(翌日)
提督父「さて、本来の目的だった視察も終わったことだし、そろそろ帰るとするか」
提督「お疲れさまでした」
提督父「たまには実家に帰ってこいよ。お手伝いさんたちも、みんなお前に会いたがってる」
提督「その件については、前向きに検討させていただく所存にて……」(汗ダラダラ
提督父「公約守らん政治家か、お前は……」(呆れ
提督「帰れば構われるのがわかっているからこそ、実家に帰りづらいのです」(キリッ
提督父「威張るな、アホタレ」
提督「む……」
提督父「(……どうしよう、こういう軽口をきいても倒れない息子の成長っぷりに涙が出てきた)」(ウルウル
提督「ち、父よ、どうされました?」
提督父「ばんでもばい……!」(男泣き
691 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/13(水) 16:12:55.75 ID:5vQ5BH2eo
提督母「それじゃ〜、あの子のことよろしくね〜」
漣「はい、お任せあれ!」
神通「も、もちろんです、お母様……!」
蒼龍「なんか照れちゃうなー、こういうの」
大和「大丈夫です、提督は大和が……大和が命に変えてでもお守りいたします!」
金剛「心配無用ヨ、大船に乗せたつもりで任せてほしいネー」
提督母「ウフフ、とっても頼もしいけど〜、そんな風に余裕ぶっこいてると、案外あっさりあの子を撃沈されちゃうわよ〜?」
提督母「元・対潜護衛艦の勘だけど、ココ……『潜水艦』が結構、いそうよ〜?」
漣神蒼大金「「「…………」」」(チラ
<サッ
<ササッ
<スサササッ
漣神蒼大金「「「……気をつけます」」」
提督母「ウフフ〜、じゃあね〜♪」(フリフリ
提督父「では、これにて失礼」
提督「お二人とも、体に気をつけて」
提督「――――フゥ」
<ドサーッ!
<ハイッ、ご主人様が限界を迎えましたー!
<那珂ちゃん、担架を取りにいきましょう!
<オッケー!
<毎度毎度、何かある度に倒れてない? ウチの提督……
<不甲斐ない提督で済まない……クマー
<倒れて入院するまでがセットの提督になるのは遠慮したいニャ
<提督の右目に魔眼とか邪眼……? カッコイイじゃん、それ
<おお、もうこのキャプテン・キッソーは……
《提督両親襲来編》終了
693 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/13(水) 16:16:41.06 ID:5vQ5BH2eo
(とある旅館)
《歓迎、潜水艦艦娘様御一同》
伊58(ゴーヤ)「えー、それではゴーヤたち潜水艦艦娘の慰労会、始めたいと思いまーす!」
伊8(はっちゃん)「スパシーバ」
伊19(イク)「はっちゃん、その台詞は別の人の台詞なのね!」
伊401(シオイ)「まーまー、固いこと言いっこなしで」
伊168(イムヤ)「それにしても、ホントに久しぶりよね。こうしてみんなで集まるのって!」
イムヤ「やっぱりみんなもお休み取るの大変だった?」
ゴーヤ「……大変だったでち」
はっちゃん「今日のためにはっちゃん、1週間分のノルマを3日短縮したよ……」
イク「イクも……。これでまた、スケジュールが過密になっちゃうかもなのね」
シオイ「私はみんなほどじゃないけど、やっぱりねー」
58・8・19・401「「「ハア……」」」
イムヤ「つ、疲れ果ててるわね……」
ゴーヤ「みんなはいつもどこ行ってるでち?」
はっちゃん「はっちゃんはオリョクル……」
<あー
<デフォなのね
<そうそう
イムヤ「(オリョクル……?オラクルの言い間違いかしら?)」
ゴーヤ「ゴーヤはカレーでち……」
<定番なのね
<あそこもしんどいよねー
<カレー、嫌い……
イムヤ「(あれー?はっちゃん、カレー嫌いだったっけ?)」
イク「正直、キスはやめてほしいのね……」
<わかるわ
<吸われるもんね……
<あれ、どうしてだろうね
イムヤ「(今度は……キ、キス!?しかも、すす吸われるって、まさかディープの方!?)」
シオイ「シオイはねー」
イムヤ「ちょっ、ちょっ、ちょっと待った!みんな、なんでいきなりキスの話なんてしてるの!?」
イムヤ「し、しかも、は、激しい方とか……えと、まさかみんな、鎮守府の提督さんとそーいう関係……なの?」
ゴーヤ「イムヤこそなに言ってるのね?」
イク「なんだか話が通じてないっぽいの」
はっちゃん「えっとね、イムヤ?いま、はっちゃんたちはね……」
(はっちゃん説明中・・・)
694 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/13(水) 16:18:43.52 ID:5vQ5BH2eo
イムヤ「オリョクルコワイ……カレーキライ……キスハヤメテ……」(カタカタ
ゴーヤ「むしろ、オリョクル知らないイムヤの方が怖いでち」
はっちゃん「イムヤとはっちゃんたちに、こんなにも意識の差があったなんて……」
イク「はっちゃん、なんか部屋の中がモヤモヤするからやめるのね」
シオイ「えー、でもオリョクルとかやったことないって、イムヤのとこの鎮守府は資源どうやって集めてるの?」
イムヤ「集めてるっていうか……」
提督『むう……』
漣『むう……、じゃないですよー、ご主人様?どうすんですか、とうとう各資材、備蓄倉庫に入りきらなくなりましたよ……』
提督『な、何故こんなことに……』
漣『何故って、使わないからだってハッキリわかんだね』
漣『というわけで、ご主人様!建造チャンスのお時間ですっ、チャーラン♪』
提督『』
漣『さすがに青葉さんと衣笠さんだけじゃ、層が薄いですし、漣的には重巡の建造がオススメですねー』
提督『い、嫌だ、私は絶対に建造しないぞ……』
漣『えぇ〜……いつ建造するのか!?』(耳に手を当てて両目を瞑る
提督『い、いまでないことだけは確かだ』(目逸らし
イムヤ「むしろ余ってる?」
シオイ「なにそれこわい」
ゴーヤ「で、でも、さっきイムヤ、『みんなもお休み取るの大変だった?』って」
イムヤ「あ、ああ、だってウチ、潜水艦操れるのイムヤしかいないから……」
イムヤ「周辺海域の警戒を考えたら、あんまりシフトに穴あけられないし」
イムヤ「でも、今日のこと話したら、提督も鎮守府のみんなも、気にせず楽しんでおいでって、エヘヘ」(テレテレ
ゴーヤ「」
イク「」
はっちゃん「」
イムヤ「?どしたの、みんな」
イク「どうやら裏切り者は見つかったようなのねー!」(ガバー
<お仕置き、するのね!
<ゴーヤ、潜りまーす(意味深
<フォイア!
<ンヒャアァァァァァッ!?
シオイ「ま、そうなるよねー」
シオイ「あー、お茶とお饅頭おいしー」(しみじみ
イムヤ「キャンッ……!?ちょっと、どこ触って……た、助けて〜!?」
《この後、無茶苦茶ムチャクチャされた》
709 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/16(土) 18:09:26.09 ID:m6MT9avQo
《艦娘想歌が届きました》その1
《鎮守府》執務室
赤城「提督、お荷物が届きましたよ」
提督「む……そうか、ありがとう」
赤城「(あら? これって、前に来られたプロデューサーさんから……)」
提督「手紙と……CD?」(ガサゴソ
提督「ふむ……」
プロデューサー『先日、収録させていただいた艦娘さんの歌、無事にCDとして近日販売予定ととなりました。よかれと思って、提督さんにもβ版を1つ送らせていただきます』
提督「近日中に、他のβ版も出来上がり次第、送らせていただきますので、どうかお楽しみに……」
提督「そうか、先日のボーカルソングのあれか……」
提督「ふむ、これは赤城君と翔鶴君の歌が入っているようだ」
提督「せっかくプロデューサーさんが送ってくださったのだ、聞いてみるとしよう」
赤城「い!? も、もしかして今、聞くんですか!?」
提督「む、そ、そのつもりだが、何か不都合でもあるのかね?」
赤城「いえ、あの、不都合はないですけど……」
提督「そ、そうか、なら問題ないな」(ポチーッ
赤城「でも、目の前で自分の歌を流されるのはちょっと……って、もうセットしちゃったんですね」
(提督、試聴中・・・)
<〜〜〜♪
提督「ふむ……」
赤城「あ、あぁ……」
<〜♪〜〜〜♪〜〜〜〜♪
提督「勇ましい歌だが……どこか悲壮な決意も感じられる」
提督「ふむ、なかなかよいのではないか?」
赤城「お、お褒めに預かり光栄です……」
赤城「で、ですが、その、そろそろ歌を止めていただけると……思った以上に恥ずかしい……」(ゴニョゴニョ
提督「うむ……たまには音楽でもかけながら仕事をするのもいいかもしれんな」(閃いた
赤城「」
<〜〜♪〜〜♪♪
提督(真剣)「……」(カリカリカリカリ
赤城「(う、うあぁ……提督が私の歌をリピートで聞きながら仕事を……うわぁぁぁぁ……何だか、うわぁぁぁぁぁぁぁっ!?)」(悶え
赤城「(い、今すぐ部屋を飛び出したいけど、今日は私が秘書艦だから、それもできない……!)」
提督「…………」(カリカリカリカリ
赤城「(ウ、ウゥゥ、ご飯の時間はまだかしら……食堂に逃げたい)」(耳赤い
<……小腹が空いたな。虫抑えに買っておいた大福があるのだが……よ、よければ赤城君も食べるかね?
<……お茶、淹れてきますぅ(妥協)
710 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/16(土) 18:22:44.87 ID:m6MT9avQo
《艦娘想歌が届きました》その2
《鎮守府》執務室
雷「じゃーん! 司令官に荷物が届いたわ!」
提督「む、そ、そうか、ありがとう」
雷「どういたしまして! あ、雷が開けてあげるね!」
提督「あ、いや、私宛の荷物……」
雷「大丈夫、雷に任せて!」(ビリビリィ!
提督「…………助かるよ」
提督「なるほど、2枚目のβ版か……」
雷「なになに、それって何の音楽が入ってるの?」(ズズイッ
提督「う、うむ、これはこの間、協力してもらった君たちの歌の試作品…………すまない雷君、あまりこちらへ身を乗り出さないでくれないか…」(震え声
雷「あ、ヒッドーイ!」
雷「でも、そっか、この間のお歌がCDになったのね……なんだか照れちゃうわ!」(ニカッ!
提督「(雷君の明るさが眩しくて辛い……)」
(提督試聴中・・・)
<〜〜♪〜〜♪♪
提督「…………」
雷「どうかしら、どうかしら!」(ワクワク
提督「君たちは四人姉妹だったな……」
雷「ええ、そうよ! 前に会ったでしょ、暁と響と電!」
雷「変わってるところもあるけど、みんなとってもいい子たちなのよ〜」(オカン論
雷「そういえば、最近連絡が来ないわね……。便りがないのは元気の報せって言うけど、やっぱり心配よねえ」(苦笑
提督「………も、もし、姉妹たちと一緒にいたいというのなら、私からあちらの鎮守府への異動願いを…」
雷「やーねー、異動なんて希望するわけないじゃない〜」(ケラケラ
提督「む……?」
雷「コミュ障が治るまで、私が傍にいてあげるから! 安心してね、司令官!」
提督「」
雷「あれ、司令官? ちょっと、聞いてるー?」
716 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/16(土) 20:52:43.43 ID:m6MT9avQo
《艦娘想歌が届きました》その4
《鎮守府》執務室
神通「あの、提督、依然お仕事を依頼しに来られたプロデューサーさんからお荷物が届きました」
提督「む、ありがとう」(イソイソ
神通「(提督、少し楽しそう? 一体なにが送られてきたのでしょうか……)」
提督「ふむ、今回は神通君たちの歌か」(ガサゴソ
神通「……え?」
提督「こうした音楽はあまり聞かなかったのだが……先入観はいけないな。歌詞なども心に訴えかけるものがあるし、なにより部下たちの意外な一面を見ることが……この場合は聞くことか? できて満足だ」
神通「あ、あの、提督! その荷物に入っていたCDってもしかして……」
提督「む? ああ、これか。これは以前、君たちに協力をお願いした艦娘のボーカルソングのβ版だ」
神通「」
提督「さて、さっそく聞いてみると――――?」(ガクンッ
神通「…………」(腕掴み
提督「じ、神通君?」
神通「ダ、ダメ……」
提督「な、何がだね? その、すまないが手を握るのはやめてもらえると……」
神通「ダメです、は、恥ずかしいから提督に聞かれるのだけはダメなんです……!」(状態:混乱
提督「ぬ、ぬおっ、何をするのだ神通君!?」(グラッ
<ドンガラガッシャーンッ
神通「――――ハッ!?」(馬乗り
提督「む、むう」(クラクラ
神通「て、提督? 提督っ、しっかりしてください……!?」
提督「だ、大丈夫だ……大丈夫だから、ど、どいてくれないか」
<ガチャー!
青葉「司令官さーん、この間頼まれた大本営提出用の所有艦隊の写真―――」
神通「あ、青葉、さん…」(絶望
提督「」
青葉「」(無言の激写
<バタン・・・・ダダダダダダッ!!
<スクープです! つ、ついに、ついに神通さんが司令官さんを押し倒しちゃいましたー!!
神通「…………」(チラッ
提督「あ、青葉君の誤報は私がきっちり否定しておくから、早くどいてくれたまえ……」(懇願
神通「は、い……すみません…」(羞恥
《この後、無茶苦(火消しに)茶奔走した》
725 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/17(日) 06:57:24.18 ID:fTSyw4GGo
《艦娘想歌が届きました》その3
《鎮守府》執務室
金剛「Hey、提督! プロデューサーさんから荷物が届いたネ〜」
提督「そ、そうか」
金剛「コレはきっとCDネ、今すぐ聞くデース!」
提督「……う、うむ」
(提督視聴中・・・)
<〜♪〜〜〜♪〜〜〜〜♪
提督「……」
金剛『訳:ど、どうかしら?』(期待の眼差し
提督『訳:き、君の姉妹たちは元気そうだな、安心したよ』
金剛『訳:……それだけ?』
提督『訳:……君の声は目立つな』
金剛『訳:他に感想はないわけ? このステゴザウルス!』
提督『訳:ほ、他に何を言えと……一人にしないとか、私にとっては嫌がらせでしかないだろう……!』
金剛「」(無言の手刀
提督「ヌウー!?」(白刃取り
742 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:23:03.46 ID:wJaXnIvF0
《妖精さんの科学力は世界一》
妖精A「大規模作戦の編成でお疲れの提督さんのために、我々ガンバリました」
妖精B「艦娘さんたちの練度測定器ですー」
妖精C「お役だち」
練度測定器<レベル…たったの5か……ゴミめ
提督「(好意はありがたいが、おそらく今回限りの使用だろうな……)」
提督「……というわけで、妖精君たちにこわれてだな、き、君たちの練度を測定させてもらいたいのだが」
漣「またけったいなものを……さすが妖精さん」
木曾「おいおい、なんだそりゃ!いいぞぉ、燃えるじゃねえかっ!!」
不知火「興味深いですね」
北上「んー、別に勝っても負けてもいいけど……自分がどんなもんかは知りたいかなー」
大井「たしかに気になりますね」
提督「で、では、皆の練度を測定させてもらっても……」
<いいともー!
<提督、測って測ってー!(ズイズイ
提督「(最近、皆の反応や態度が親しげというか……パーソナルスペースを詰め気味で怖い)」
743 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:26:12.43 ID:wJaXnIvF0
(提督測定中・・・)
提督「ふむ……」
漣:level99
練度測定器<戦闘力10000……こ、これが駆逐艦だというのか?
漣「ktkr!」
神通:level99
練度測定器<戦闘力……10000…11000…バカな、まだ上昇するだとぉ……
神通「な、なんだか恥ずかしいです……」
北上「まあ、なんていうか流石ー」
大井「ウチの鎮守府の中でも、頭おかしいレベルの強さを誇るエースですものね」
木曾「な、なあ!次、俺!次、俺を見てくれよ!」(ワクワク
提督「う、うむ」
球磨「木曾がすごく楽しそうにしてるクマー」
多摩「子供の心を忘れていないピュアガールなのニャ」
木曾:level99
練度測定器<戦闘力6700……なかなかやるな
木曾「カーッ!やっぱ漣や神通には届かねえか!」
木曾「(でも、これってかなり高い方だよな?フフフッ、これで球磨姉たちを見返してやれるぜ!)」
球磨「せっかくだし、球磨たちも測ってもらうクマー」(ダルーん
提督「ち、近い、もたれかからないでくれ、球磨君……!」
球磨「よいではないかー、よいではないかークマー」
744 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:28:10.60 ID:wJaXnIvF0
球磨:level99
練度測定器<戦闘力9920?本当にただの軽巡なのか…
球磨「フフフゥン、お姉ちゃんの意地だクマ〜♪」
木曾「ま、まあ、球磨姉ならしょーがねえな」
多摩:level99
練度測定器<戦闘力7000……いや、貴様、まだ力を隠してやがるな
多摩「改二が来たら本気出してもいいニャ」
木曾「俺、もう改二なんだけど……」
北上「ほいじゃ提督ー、いっくよー……ハアァァァァー」(棒読み
北上:level99
練度測定器<せ、戦闘力が膨れ上がって……一瞬だけとはいえ、フラル級を超えやがった…
北上「ハァ、疲れた」
木曾「た、高い戦闘力を維持できる方が安定感あるよな」
大井:level99
練度測定器<そ、そうか、わかったぞ……雷巡の連中は自在に戦闘力を変化させられるんだ!
大井「なんで三下のやられ役みたいな台詞なんですか、この測定器?」
提督「わ、私に聞かないでくれ」
木曾「……俺も雷巡だっつーの」(グスン
木曾「結局、俺がドベじゃねえか……」
球磨「木曾、泣いてるのかクマ?」
木曾「べ、別に悔しくなんかねーし!」(ゴシゴシ
多摩「姉より優れた妹なんて存在しないってことニャ」(ニヒルな笑み
北上「フフフ、まだまだ未熟よのー」
大井「末っ子艦は末っ子艦らしくしてなさいな」
木曾「……ちくしょぉぉ、提督、俺、もっと強くなりてぇよ…!」(ダキッ
提督「わ、わかった、今度一緒に訓練でもなんでもするからしがみつかないでほしい……!」
木曾「ホントか!?約束だかんな!?」(ギューッ!
提督「!!!!」(コクコクコクッ
球磨「……末っ子はワガママだクマー」
多摩「駄々こねて何かしてもらうのはズルいニャ」
北上「無理矢理抱きついて言うことを聞いてもらう……これだ、大井っち」
大井「私に何させようとしてるの、北上さん!?」
神通「提督、いま何でもって……」(ドキドキ
漣「ほほう、なんでも……」(ゴクリンコ
北上「ほら、ぼやぼやしてるとエースの人たちが提督に抱きついちゃうよー?」
大井「お願いだから、筆頭艦娘の連中と一緒にしないで!?」
745 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:29:31.77 ID:wJaXnIvF0
提督「ハァ……測定を続けよう」(疲労度:橙色
文月「司令官、司令官!次、文月と弥生ちゃんの番〜!」(ピョンコピョンコ
弥生「ん…」(コクコク
提督「よ、よし、わかった、わかったから飛びつかないでくれたまえ……」
提督「……」(ピッ
文月「ほわぁー!」(威嚇する咆哮
弥生「ンンー…!」(プルプル
文月:level99
弥生:level99
練度測定器<戦闘力3000……カワイイ!
文月「司令官、どうですか、どうですかー?」
弥生「弥生…頑張りました」
提督「が、頑張って変化させるものではないと思うが……う、うむ、とても頼もしいよ」(イイコイイコ
文月「えへへ〜♪」(はにゃーん
弥生「エヘ…」(ふにゃ…
陽炎「なにアレ、すっごくカワイイ」
不知火「……司令、次は不知火の測定をお願いします」(キッ
提督「ッ……りょ、了解したから、睨まないでほしい……」
陽炎「ちょっと不知火?なに怒ってんのよ」
不知火「は?怒ってなどいませんが?」(ピリピリ
陽炎「滅茶苦茶、機嫌悪いじゃない!?」
不知火「では司令、どうぞ」
提督「ぬ、うむ」(ピピッ
不知火:level99
練度測定器<戦闘力5500……俺でなきゃ見逃しちゃうね
不知火「…………」(チラ
文月「んぅ?」
弥生「?」
不知火「……勝ちました」(ぬぃん
陽炎「ちっちゃい子に対抗意識燃やすなー!!」
不知火「不知火はただ、私も頼りになるということを司令に知っていただきたかっただけで、別に撫でてもらっていたのが羨ましかったわけではありません……。な、なんなんですか、不愉快です、まったく」(キョドキョド
陽炎「崖に追い詰められた犯人張りに自白してるじゃん……」(頭痛
不知火「し、不知火に落ち度でも……」(半泣き
陽炎「司令ー、ちょっとこの子、慰めたげてー」(匙投げ
提督「!?」
《この後、無茶苦茶撫で撫でさせられた》
746 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:31:11.57 ID:wJaXnIvF0
不知火「フッ……」(キラキラッ
提督「で……では次にいくとしよう」
大和「はい!はいはいはい!提督、大和をっ、次は大和のことを見てください!」(アピール
提督「…………」(チラッ
曙「ま、まあ、いいんじゃない!」
朧「提督、ファイト」
潮「が、頑張ってください……」
提督「わかった、大和君の練度を測定しよう」
大和「ハイ!大和、とても嬉しいです!」(キラキラ
提督「ど、どれ……」(ピッ
大和:level99
練度測定器<戦闘力……さ、36000…!?あ、悪魔タン…
提督「これは……流石と言うしかないな」
大和「フフ、ご覧になりましたか?コレが真の超弩級戦艦の力というものです」(どやぁ
大和「やはり、提督をお守りするには最低限、大和クラスの戦闘力は欲しいところだとは思いませんか、ねえ?」(チラッ
漣「……」(ビキビキッ
神通「……」(ザワッ
練度測定器<こ、こいつら、まさか……穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた伝説の……!?
提督「け、喧嘩はやめたまえ……!」
漣「……」(スゥ…
神通「て、提督がそう仰られるのでしたら……」(フッ…
提督「大和君も……他の艦娘を煽るようなことを口にしてはいけない」
大和「も、申し訳ありませんでした」
瑞鶴「あー、怖かった」(安堵
大鳳「あの面子がぶつかるなんて考えたくもないですからね……」
瑞鶴「金剛さんとか、他の火種になる面子が作戦行動中でよかったよねー……」
大鳳「はい……」
747 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:34:02.72 ID:wJaXnIvF0
(そんなこんなで測定終了?)
提督「え、えー、ではこれで鎮守府にいるメンバーは全員測った、か?」
北上「提督ー、まだ提督君の測定が残ってると思いまーす」(挙手
提督「」
北上「フフフ、せっかくだしさー、提督も測っとこうよー」
<確かに不公平……かな?
<私、気になります!
<えるたそー
<鎮守府を預かる人の実力、調べる価値ありですね
北上「ほら、みんなも気になるって」(クレクレ
提督「む、むう……」(渡し渡し
北上「それじゃ、いきますよー」(ピッ
748 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/21(木) 00:34:30.56 ID:wJaXnIvF0
提督:level109
北上「え」
提督「ど、どうしたのだ?」
北上「んー、ちょっち目が……」(ゴシゴシ
北上「……」(ピピッ
提督:level109
練度測定器<う わ ら ば ! !(ボンッ
北上「うわ、ビックリしたー」
提督「き、北上君、怪我はないかね!?」
北上「だいじょぶ、だいじょぶ。それよか提督ー」
提督「?」
北上「ケッコンカッコカリして限界突破してるなら、先に教えといてよー。私、ビックリしちゃった」
<ナ、ナンダッテー!?
提督「……?」
漣「……」(薬指確認
神通「……」(薬指確認
大和「……」(薬指確認
<指輪あったー?
<ううんー、ない
<ちょっと、誰ー?提督とケッコンカッコカリしてるのー
北上「水臭いなー、もう。で、相手だれ?北上さんにだけコッソリ教えなよー」
提督「ま、待ちたまえ、それは何かの間違い……そ、そう、測定器の故障だ、きっと」
<ホントかなー?
<そういえばこの前、お見合いしてたよね……
<断ったって言ってたけど、もしかして本当は……
《鎮守府》工廠
妖精A「あ」
妖精B「どうしたです?」
妖精A「練度測定器、提督のとこだけレベル上限設定し忘れてたですー」
妖精C「理由のない結婚疑惑が提督さんを襲う!」
750 名前: ◆m9tEpcJqyE[sage] 投稿日:2014/08/21(木) 00:39:30.83 ID:wJaXnIvF0
>>1です
今まで使っていたパソコンが轟沈したので、現在繋ぎのパソコン使用しています
今日はこれだけ。次から安価でいただいたネタを書いていきます
それが終わったら…すごく久しぶりに重巡キャラ追加する……かも
イベント終了までに雲龍入手できれば投下早まるはずです
779 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 00:54:59.14 ID:guLtBGqL0
《艦娘たちとコミュニケーション》お風呂編
《鎮守府》執務室
提督「…………フゥ」(カリカリカリ
漣「おや、珍しいですねー。ご主人様が書類相手にため息なんて」
提督「む? う、うむ……大本営から戦力増加要請の催促が来てな。正直、頭を抱えている」
漣「戦力増加を要請しても通らなくて、頭を抱える提督が普通なんですけどねえ」
提督「私には君たちがいる。戦力の不足などどこにもない」(キッパリ
漣「…………」
漣「そういうこと真顔で言っちゃうから、一人になれないんですよ……」(ボソ
提督「む……?」
漣「コホン。確かに、なんだかんだでウチはバランスよく艦娘が揃ってますよね」
漣「いきなり戦力増やせと言われても困りますなー」
提督「う、うむ」
漣「まあ、ご主人様にこういう問題がすんなり解けるとは思えませんし?」
漣「そんな時は、ゆったりお風呂に浸かるなりして、いいアイデアが浮かぶのを待つが吉です、はい」(ニッコリ
提督「……そうかもしれん」(苦笑
漣「(ハイッ、微笑みいただきましたー!!)」(キラキラ
780 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 01:02:38.33 ID:guLtBGqL0
(夕刻)
《鎮守府》大浴場
不知火(掃除当番)「…………」(ゴッシゴッシ
陽炎「前から思ってたけど、ここ司令しか使わないのに大きいわよねー。私たちが使ってるとこと同じぐらいあるんじゃない?」(コシコシ
不知火「無駄口を叩かず、もっと真剣にやってください。ぬめりが残っていて司令が怪我をされたらどうするんです」(ゴッシゴッシ!
陽炎「あー、ハイハイ」(キュッキュッ
陽炎「ところでさ、不知火ー」
不知火「なんですか?」
陽炎「今日って提督用と艦娘用の浴場、交代する日じゃなかったっけ?」(※参照
不知火「」(ピタ
※妖精さんの○○鎮守府豆知識!
妖精A「艦娘さんたちが普段、利用しているのは天然温泉風の岩風呂。そして提督さんは銭湯風のお風呂を利用してるです」
妖精B「提督さんにも岩風呂を楽しんでいただきたいという、一部艦娘の強い要望により、週の半分を提督さんに利用してもらっているです」
妖精C「一週間は割り切れない? 答えは簡単です。余った1日は提督さんと艦娘さんたちがキャッキャウフフできる混浴にしているのです」
不知火「……岩風呂に提督マークの暖簾を設置してきます」(タタッ
陽炎「いってらー」(ヒラヒラ
795 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 21:41:28.67 ID:WNp8iDaqo
《鎮守府》大浴場(岩風呂)前
不知火「よかった、まだ誰も入っていないようですね」(掲げ掲げ
提督「む……不知火君?」
不知火「し、司令? もしや、これからお風呂でしょうか」
提督「う、うむ、今日は岩風呂を使ってもいい日だし……その、少し息抜きをしようと思ってな」
不知火「(か、間一髪でした。陽炎、感謝します)」
不知火「ではどうぞ、お入りください。清掃はこの不知火が責任を持って行いました、司令にご満足いただけるかと」(フンス
提督「そうか、ご苦労だったな。ありがとう、不知火君。……で、では、遠慮せず使わせてもらうとしよう」(暖簾潜り
不知火「ハ、ハイッ、ごゆっくりどうぞ!!」(手ブンブン
不知火「フフ、司令に褒めていただきました…ご苦労だったな、と」
不知火「おっと、こうしてはいられません。そろそろ、演習を終えた方たちがお風呂を利用しに来る時間です。銭湯式の方の掃除を終わらせなければ」(スタスタ
797 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 21:44:02.19 ID:WNp8iDaqo
間宮(入浴セット装備)「あれは……不知火ちゃん?」
間宮「……暖簾、掛け間違いかしら? 岩風呂が提督さん用になるのは明日のはずだけど」
間宮「しょうがないわね、提督さんが間違って入る前に戻しておいてあげましょう」(外し外し
<ガヤガヤ
<夜戦ッ、夜戦もしようよー! 探照灯だけっ、探照灯だけでいいから!
<川内ちゃん、諦めが悪いよ……
間宮「あら、みなさんお揃いで」
神通「あ…間宮さん。間宮さんもお風呂ですか?」
間宮「ええ、そうなの。お店は羽黒ちゃんがお留守番してくれてるから。みんなは……演習の帰り?」
那珂「そだよ〜。2班に分かれて紅白戦♪」
伊勢「普通に別の鎮守府とやるより疲れたわ」
大和「それだけみなさんの練度が高い。即ち、提督の指導が行き届いている証拠」
大和「ああ、流石は大和の提督……」(キラキラ
金剛「イロイロ訂正したいとこはあるけど、練度に関しては否定しないネー」
朧「というか、水雷船隊旗艦の人たちの練度が突出しすぎで怖かった…」
大和「主砲を潜り抜けて突っ込んで来た時は、大和も少し恐怖を覚えました」
金剛「今回は味方側でよかったデース」
伊勢「ホント、ホント」
神通「?」
川内「?」
那珂「??」
曙「ぜぇ……ゼヒ…」
潮「あ、曙ちゃん、しっかり〜」
赤城「そうよ、曙ちゃん。今日はとっても頑張っていたし、おかずのコロッケ、半分あげるからもうひと踏ん張りよ」
加賀「では、私もコロッケを半分、差し上げるわ」
曙「この状態で食べろって……アンタたち鬼ぃ?」(疲労困憊
赤城「? 食べれば治るわ」
加賀「動いたのなら、相応に食べて治すべきよ」
間宮「あ、あはは。みんな、訓練お疲れ様。それじゃ、お風呂に入って疲れを吹き飛ばしちゃいましょう!」
<ハーイ!
<ハイッ!!
798 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 21:48:22.55 ID:WNp8iDaqo
《大浴場》岩風呂
提督「……」(体ワッシャワッシャ
<ドザバー
提督「ふぅ。さて、久しぶりの岩風呂だ、ゆっくり浸からせてもらうとしよう」(ペタペタ
<ワイワイガヤガヤ
<大和サンオッキイ…
<金剛サンモ負ケテナイヨ
<ミンナ! ウチノ神通モ負ケテナイッテ
<川内姉サンヤメテ!?
<間宮サン……意外ナ伏兵ガ
<回リガ豊満ナ人バカリデ沈ミタイ
提督「む?」(向き直り
<那珂チャン一番乗リー♪
<ア、ズルーイ!?
<ガラガラー!
艦娘一同「「「え?」」」(真っ裸
提督「」(真っ裸
801 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 21:51:50.63 ID:WNp8iDaqo
那珂「――――て、徹甲弾だ……」(ゴクリンコ
曙「な、なななな、なんでここにいるのよクソ提督!?」(顔背け
朧「ド、ドーモ=提督サン、ゴ入浴中デスカ」(動揺
潮「イヒキャアァァァァァァっ!?」(脱兎
赤城「え……あ、あれ? どうして提督が……それにアレってもしか
して、え? え?」(真っ赤
加賀「赤城さん、落ち着いて素麺を数えるのよ」(混乱
伊勢「あちゃあ、まさかの鉢合わせ……ってか、うん、なんていうか……立派なモノをお持ちですね?」(照れ
金剛『訳:なっ、なんてもの見せるのよバカッ!? なに考えてるの!? し、信じられないっ!!』(体隠し
大和「アレが……アレが提督の主砲……」
大和「アレが大きくなって、大和の装甲を貫いて……掻き分けて……はぅぅ」(恍惚のアレのポーズ
川内「うわー、アレが男の人のナニかー。へーっ、私、初めて見た。ねえねえ神通っ、見てみなよスゴイって提督のアレ!」(子供
神通「……」
川内「はれ? 神通?」
神通「――――キュウゥゥ…」(目渦巻き
<ドサーッ
<ワァー!? じ、神通が気絶したー!
<というか、私たちいつまで提督に裸晒してるの!?
<そうだった! みんなっ、退避!退避ー!!
<ドタバタ……!
間宮「へ? あれ?」(ポツーン
提督「……間宮君も、早くみんなのところへ退避したまえ」(トボトボ
提督(in岩風呂)「私はしばらく、ここから動かん」
間宮「ア、ハ、ハイ……あのっ、お見苦しいものを見せてしまい、失礼しました!!」(タタタッ
提督「……そうだ、憲兵を呼ぼう」(遠い目
808 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/23(土) 22:37:42.50 ID:WNp8iDaqo
憲兵A「なるほど、提督用と艦娘用のお風呂を交換する日だと勘違いしていて……」
提督「はい――――!」
憲兵A「?」
提督「で、ですが、もしかすると無意識に性欲の発散の行き場を求めて、艦娘たちが来る浴場に待機していたのかもしれません。いや、きっとそうに違いない」
提督「そのような提督にあるまじき卑劣な男が提督を続けていていいのでしょうか? いいえ、私はそうは思いません。そのような危険な人物はすぐに更迭すべきです」(熱弁
憲兵A「(あ、この人、いま提督を辞める口実を思いついたな)」
憲兵B「(大本営の元帥さんから、艦娘と肉体関係持とうが何しようが辞めさせないでほしい、って依頼きてるんだよね)」
憲兵C「(むしろ求められてるんだから、いい加減、艦娘とチョメチョメぐらいすれいいのに)」
憲兵A「ん、まあ、今回も艦娘たちから被害届が出ていないということで、提督さんにはここの責任者を続けていただくということで一つ」
提督「!?」
憲兵B「(なんでって顔してる)」
憲兵C「(提督よ、これが絶望だ)」
憲兵A「あ、あとよろしければコレを」(スッ
提督「?」
ケッコンカッコカリ道具一式<オイ、ケッコンしろよ
薄いゴム製品<避妊すればよかろうなのだぁ!!
提督「ぬうっ!!」(投げ捨て
818 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/24(日) 00:20:12.10 ID:lCfAw+ffo
漣「……で、ご主人様も不知火さんもお風場呂交換の日を一日早く勘違いしていたと」
不知火「し、不知火は……コヒュッ……し、司令に、ケホッ、エホッ……!! ヒック……日々の疲れを癒していただき……ゲホッ、オェ……」(ボロボロ
漣「あ、あーあー、えずくまで泣くことないじゃないですか」(背中サスサス
不知火「ヒック、グシュ……!」(グシグシ
陽炎「あ、あの、不知火にお風呂交換の日って言ったのは私だから……」
漣「毎回毎回、不知火さんの落ち度にはしないので、ご心配なく」
陽炎「そ、そう、よかった」
漣「あ、陽炎さんにはそれ相応の罰を受けていただきますのでー」
陽炎「」
漣「ご主人様も怒ってない……というか、完全に自分が悪いと考えてるでしょうし」
漣「まあ、憲兵さんたちも慣れてるでしょうし、ご主人様が更迭されるないとして。問題は――」
大和「ああ、いつか提督のアレが大和の中に……」(キラキラ
金剛『訳:ま、まったく、とんでもない目に遭ったわ。ロクでもないもの見せてくれちゃって……』(キラキラ
神通「あんな……む、無理。でも、て、提督が求めてくださるなら、神通……が、頑張ります……!」(キラキラ
<スゴカッタネ…
<アレヨリ大キクナルトカ、信ジラレナイ
<サスガニ気分ガ高揚シマス
<提督ハ上司……尊敬スル立派ナ上司……
曙「フ、フン、あんなのどーってことないわよ!」(キラキラ
朧「……どうしよう、今度から提督の顔、まともに見れないかも」(ポッ
潮「あうあうあう……」(真っ赤
漣「…………」
漣「漣だけすごく損した気分がするのは何でなんですかねえ?」(ギリィッ
845 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 20:29:39.14 ID:n9FmPtuRo
《各鎮守府の提督たち。》壱
旬彩《鳳翔》
他所提督「えー、ンッンー!間抜けにも深海棲艦に捕まった提督がいたが、俺様の活躍もあり、無事に戻ってくることができた」
他所提督「今日集まってもらったのは、コミュ障で胃痛持ちの提督殿の帰還祝いと慰労、そして同期提督の親睦会を兼ねて、えー」
他所提督(メガネ)「おいバカ、長いぞバカ。さっさと始めろバカ」
他所提督(オネエ)「そうよバカ、せっかく提督ちゃんが飲み会に招待してくれたのに、バカの話聞いてたらお腹痛くなって帰っちゃうじゃないバカ」
バカ「バカバカうっせーよ! バカっつーほうがバカなんだよバーカァ!」
メガネ「フン、弱いバカほどよく吠えるな、さすがバカ」
オネエ「やぁねー、キャンキャン、キャンキャン、バカみたいに……あ、バカだったわねー、ゴメンねバカ」
バカ「ケンカ売ってんのかテメエら……」(ユラリ
提督(コミュ障)「さ、3人とも、言い争いはやめたまえ……」
メガネ提督「安心してくれ、喧嘩や言い争いは同等の相手がいて初めて成立する。僕らとバカは最初から格が違うから、これは言い争いなんかじゃない」(サムアップ
オネエ提督「そうよぉ。バカに優しくしてもつけあがるだけなんだから、このぐらいの扱いで丁度いいのよ」(ウインク
提督「む……む?」 バカ「そうなのか?みたいな顔すんなよぉぉー!!」
メガネ提督「とりま、無事に4人で集まれたことを喜びつつ、乾杯」
オネエ提督「カンパーイ♪」
提督「う、うむ……か、乾杯」
他所提督「ちぇっ、初っぱなからグダグダじゃねえか……乾杯」
<ツマミ、なに食うー?
<アタシ、唐揚げー
<レモンは俺がかけといてやったぜ!
<死ねバカ
<犬歯の先端にレモン汁すり込むわよバカ
<わ、私がそのレモンをかけたものをいただこう……
<ワイワイガヤガヤ
(カウンター)
鳳翔「私、夢を見ているのでしょうか?」(調理なう
<ガララ……
間宮「こんばんわ、鳳翔さん。晩ごはん、食べさせてもらいに……どうしたんですか、青い顔して?」
鳳翔「間宮さん……提督が……あの提督が、お店に友達を連れてきた上に、わ、和気藹々と飲みニケーションを……」(ガクブル
間宮「え、なにそれ怖い」
854 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/25(月) 22:56:00.12 ID:n9FmPtuRo
(飲み会開始30分)
他所提督「お前ら、最近どうよ?」
メガネ提督「どうとはなんだ、どうとは」
オネエ提督「何についてどうなのか言ってくれないとわからないわよ。ねえ、提督ちゃん?」
提督「う、うむ」
他所提督「何についてって、仕事に決まってんだろうが……。遠征とか海域の攻略とか開発とかいろいろあんだろ」
メガネ提督「第六駆逐隊の子たちが遠征頑張ってくれてて幸せだ」
オネエ提督「変わらないわねえ、小さい子好きなの」
メガネ提督「小さい子が好きなんじゃない、小さいものが好きなんだ!」
提督「(確かに、文月君や弥生君を見ていると和むものがある……)」(日本酒チビチビ
他所提督「変わんねえなあ……。オネエの方はどうよ?」
オネエ提督「私の方はねえ、いつも通りかしら? お仕事頑張ってくれてるし、仲良いし……あ、この間、みんなで温泉行ったわ」
他所提督「温泉……いいなー、俺も温泉行きてえ」
提督「(温泉……温泉か。そういえば、リクエスト箱に温泉に行きたいと……しかし、そこに艦娘たちと行くと、何かが終わってしまいそうな気がする)」(ブルリ
他所提督「今度の大規模作戦の編成がな。多方面に出すには保有戦力が足りねえ」
メガネ提督「ウチも駆逐艦が主戦力だから厳しい」
オネエ提督「私のところは重巡、戦艦も揃ってるから問題ないわねえ」
提督「(ウチの鎮守府は……うむ、みんな十分な練度を積んでいるし、戦力の不足はないだろう)」(慢心
876 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/26(火) 12:46:53.22 ID:JN9FSa+oo
(飲み会開始1時間後)
メガネ提督「だからさ、電ちゃんが最高なんだよ。健気で、ちっちゃくて、優しくて、ちっちゃくて……もう、なのです! なんだよ」(熱弁
他所提督「憲兵さん、こちらです」
オネエ提督「病的なまでの小さい子好きよね。大丈夫? 憲兵は無慈悲よ」
メガネ提督「あー……一度、憲兵に拘束された」
提督「……何度も憲兵の方には来ていただいたが、私はこれまで、一度もそんなことをされた覚えがないのだが」
他所提督「お前んとこは先生が憲兵に、多少の不祥事があっても見逃してやってくれって頭下げてるからな」
提督「!?」
オネエ提督「アッハッハッハッハ! 提督ちゃんは先生が一番、手を焼いたお気に入りだものねえ!」
メガネ提督「僕たちもたいがい、先生に手を焼かせたと思うけどね」
他所提督「いや、さすがにコイツほどじゃねえっしょ。自分から提督なったのに、すぐにやめようとするって艦娘経由で相談来てんだけど」
提督「なん……だと…」
メガネ提督「苦労してそうだなー、君のところの艦娘たち」
オネエ提督「英国の軍学校首席の鳴物入りなのに、残念すぎて浮いた話がないのよね」
他所提督「ま、まあ、それで助かってる子たちもいるし……とりあえず飲め飲め!」
提督「う、うむ……」
(御座敷外)襖の隙間
間宮「ほ、本当に提督さんがお友達と飲んでる」(驚愕
鳳翔「他所提督さん以外に提督仲間がいたんですねえ……」
間宮「どのくらいの付き合いなんでしょうか……私、気になります」(キラキラ
鳳翔「そうねえ……次のお料理持っていく時にそれとなく聞いちゃいましょうか」(キラキラ
間宮「いいですねえ。あ、私もお料理持っていくの手伝います!」(ワクワク
鳳翔「あらあら、それじゃお言葉に甘えちゃおうかしら!」(ウキウキ
888 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/27(水) 15:58:10.17 ID:QRwAugrnO
《各鎮守府の提督たち。》弐
<失礼しまーす
<お料理とお酒の追加、お持ちしましたー
他所提督「お、来た来た」
オネエ提督「はァーい、どうぞ入っちゃってー」
鳳翔「はい、お楽しみのところ邪魔して申し訳ありません」
間宮「空いたお皿、下げさせてもらいますねー」
提督「(何故、間宮君が手伝いをしているのだ?)」
鳳翔「揚げ物とお刺身、おすすめを盛り合わせにしておきました。焼き物はお肉とお魚、どちらがよろしいですか?」
提督「で、では……」(チラッ
他所提督「男なら肉だろ、肉。牛牛豚鶏、牛牛内臓内臓の順で頼め」
提督「に、肉をお願いする」
鳳翔「フフ、お肉ですね、かしこまりました」
メガネ提督「美味しいよなー、ここの料理」
オネエ提督「ホント、ホント。間宮さんもいるし……ウチの子たちも甘いもの好きだから、羨ましいわぁ」
提督「過酷な任務をこなしてもらっているからな……。私にできるせめてもの労いだ」
オネエ提督「相変わらず、そういう気配りは忘れないのねえ」
メガネ提督「これでコミュ障でさえなければ……」
他所提督「それ、違和感ありすぎて俺らが耐えられねえだろ」
オネエ提督「……」
メガネ提督「……」
オネエ・メガネ「そうよねぇ(だなぁ)!」
提督「うぬ……」
鳳翔「ウ、ウフフ……」(チラッ
間宮「……」(コクリ
鳳翔「ええっと、みなさん、ずいぶんと仲がよろしいのですね。お付き合い、長いのですか?」(探り探り
メガネ提督「付き合い……」
オネエ提督「軍学校の頃からだから……あらためて考えると腐れ縁よねぇ」
他所提督「とっくに発酵して糸引いてそうだよな」(ゲラゲラ
鳳翔「なるほど、なるほど、軍学校の頃から」
オネエ提督「これでもみんな、英国留学組なのよ♪」(ウインク
提督「じ、実際に付き合いが始まったのは、先生……大本営の元帥の下で実戦訓練をするようになってからだがな」
オネエ提督「それまではお互い、名前や噂は知ってる、って程度だったわ」
提督「(そ、そうだったのか……知らなかった)」
メガネ提督「そうそう。成績トップの引きこもりと、オカマと、バカがいるってね」
提督「か、完全に引きこもってはいなかったぞ……。ただ、できるだけ人と接しないようにしていただけで……」(ゴニョゴニョ
オネエ提督「オカマじゃねえよ、ただ女言葉で話してるだけだ、つってんだろうが」(バリトンボイス
他所提督「誰がバカだ、駆逐艦の艦娘に声かけまくってた犯罪者予備軍が!」
メガネ提督「僕は犯罪者じゃない!ただ、小さくて可愛い存在を見ると、無性にお近づきになりたくなるだけさ!」
間宮「類は友を呼ぶ、ですね」(マミャマミャ
鳳翔「方向性はてんでバラバラのようですけど、ね」(ホショホショ
889 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/27(水) 15:59:03.94 ID:QRwAugrnO
(飲み会開始2時間後)
他所提督「テンション上がってきたぜぇぇぇっ!」
提督「」(ビクッ
オネエ提督「んもゥ!うるっさいわよバカ!」
メガネ提督「そーだ、提督の心臓が止まったらどうするんだバカ!」
他所提督「語尾にバカつけんのやめろよ、いい加減さぁ!?」
オネエ提督「いやぁよ、アンタどこまでいってもバカだし」
メガネ提督「ウチの可愛い駆逐艦の艦娘にバカうつさないでくれよー?」
他所提督「……どうやら、そろそろ俺たちの中で誰が一番強いか決着をつける時が来たようだなぁ、ええ?」(ユラリ
メガネ提督「お、やる気か?いいぜ、かかってこいよ」(スック
オネエ提督「軍学校からどのくらい成長したか見てあげるわ」(ガタッ
提督「み、みんな、せっかくの飲み会で争い事は……」(オロオロ
他所メガネオネエ「「「デュエルの時間だ、オラァ!!」」」
提督「!?」(カンコーン!
鳳翔「お待たせしました、お肉のスペシャル盛り合わせ……」
他所提督「お、俺のガガガが……」
メガネ提督「可愛いローレベフルモンたちが……ゴメンよぉ、みんなぁ」
オネエ提督「フッ……まさか……B.K.がパンチ力で負けるなんて……ね」
鳳翔「な、何があったんですか?」
提督「……い、いや、久しぶりにみんなで手合わせを少し…」(銀河
890 名前: ◆m9tEpcJqyE[saga] 投稿日:2014/08/27(水) 15:59:32.55 ID:QRwAugrnO
(飲み会開始3時間後)
他所提督「うぃ〜……ヒック!酒、おかわりぃ〜ん♪」
オネエ提督「アハハハッ!ちょっと飲み過ぎよぉ、アナタ!」(グビグビ
他所提督「自分を信じてー!まだまだ飲むでありますっ!」(ガブガブ
メガネ提督「ブハハッ!キャラがブレブレだぞー!」(ゴキュゴキュ
提督「さ、3人とも、そろそろ酒は控えた方が……」
他所提督「ウッセー!ひとり陰気に飲みやがって〜……お前も飲め〜」(グイグイ
オネエ提督「そうよぉ、私、提督ちゃんのちょっとイイトコ見てみたい♪」
メガネ提督「おー、いけいけー、やれやれー」
提督「ウグーッ!?」(※お酒の強要、ダメ絶対!
提督「この間、食堂で配膳係の艦娘が料理を出した後、こちらを見て笑ったのだ」(フラフラ
提督「……アレはきっと、私のことを笑っていたに違いない」(ブルブル
他所提督「ネーヨ、どう考えても好印象得るための笑顔アピールだろ」
オネエ提督「相変わらずネガティブサイドを突っ走るわねぇ」
メガネ提督「軍学校の時も、放課後、艦娘が君に声かけるかどうか相談してただけなのに、視界から消えてほしいと思われてるってダッシュで帰宅したことあったよね」
他所提督「別の意味で艦娘を泣かせてたよなぁ」
提督「な、なるほど、つまり……私は泣かれるほど疎まれていたということか」(グランガラン
他所提督「……コイツが愉悦に目覚めたらヤバくね?」(ヒソヒソ
オネエ提督「愉悦提督ちゃん……」
メガネ提督「逆に一部の艦娘がダメな世界に目覚めるんじゃない?」
提督「う、うぬ……?」(フラフラ
911 名前: ◆m9tEpcJqyE[sage] 投稿日:2014/08/29(金) 10:18:57.56 ID:xqfRR7C+O
イベント…早霜が欲しかった。早霜が出てくれれば、それでイベントは勝ったようなものでした
燃料四万、その他二万、バケツ四百使うも遭遇できず
あきつ丸三体リリースで特殊召喚できないですか、そうですか…
提督たちネタ終わったら次スレ立てる予定です
一応のご報告。……少し復活に時間かかるかも