9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:11:01.89 ID:WzbRE6NI0
作り直しがてらに貼っていくね
シロガネ山
レッド「ピカ、10まんボルトだっ!」
イエロー「ラッちゃん、ひっさつまえ――あぁっ、ラッちゃん!」
レッド「……あぶなかった」
イエロー「ラッちゃん、頑張ったね……今、治すから……」ポワッ
イエロー「ピカもおいで」
ピカ「ピカッ!」トテトテ
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:14:33.80 ID:WzbRE6NI0
レッド「……ごめんな、無理言って誘って。戦うの、嫌いなんだろう?」
イエロー「ははははは……まだ慣れないところがあります。ポケモンが傷つくのを見るのはやっぱり苦手です」
イエロー「でも、レッドさんはポケモンを傷つけないですから。ラッちゃんもピカも怪我しちゃいましたけど、傷ついていないんです」
イエロー「むしろレッドさんとバトルするとポケモンが生き生きとするんです。不思議ですね、体に傷を負っても心はそうじゃない」
レッド「それがポケモンバトルさ。お互い力を尽くして戦い、最後に認め合う。人間もポケモンもとってもいい気分で終われるんだ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:18:50.99 ID:WzbRE6NI0
レッド「イエロー、今、気分いいか?」
イエロー「はい、レッドさんといればいるほどいい気分になります」
レッド「そうか」
イエロー「レッドさんはどうですか?」
レッド「イエローといれて、嬉しいよ」
レッド「今よりもっと嬉しくなれればいいな」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:22:16.81 ID:WzbRE6NI0
テントの中
レッド「そろそろランプ切るぞ」
イエロー「はい」
レッド「また明日頑張ろうな」
イエロー「はい」
レッド「今よりもっとよくなれればいいな」
イエロー「おやすみなさい、レッドさん」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:26:29.46 ID:WzbRE6NI0
レッド「Zzz……」
イエロー「(レッドさん、床についても帽子を脱がない僕を変だと思いませんか?)」
イエロー「(落ち着かないといっただけで、あなたは納得してくれましたね)」
イエロー「(スオウ島であなたに会って以来、あなたの前で帽子を脱ぐことはありませんでした)」
イエロー「(気づかないいんですか? 気づいてくれなかったんですか?)」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:30:37.45 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(僕はこんなにもあなたが好きです。トキワの森で助けられてから、ずっとお慕いしています)」
イエロー「(でもあなたは、そんな僕を異性とすら見てくれません、感じてくれません)」
イエロー「(ポケモンも、人も傷つけてはいけないのに)」
イエロー「(胸が痛いです)」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:32:37.47 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(切なくて切なくて苦しいんです)」
イエロー「(……だからちょっとだけ、今日もちょっとだけ癒してください)」
イエロー「(せめて、これだけは、僕にさせてください)」
イエロー「(レッドさん、好きです)」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:37:00.01 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(レッドさん……)」サワッ……
イエロー「(朝立ち……しているんですね……)」
イエロー「(とても熱い……火傷しそうです)」
イエロー「(レッドさん……レッドさん……)」シュッ……シュッ……
イエロー「(ごめんなさい、ごめんなさい……)」
イエロー「(でもこうすれば、誰も傷つかない……)」
イエロー「(僕も……レッドさんも……)」
イエロー「(あ、出ちゃった……)」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:39:56.89 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(レッドさんの……とても熱くてレッドさんの匂いがする……)」
イエロー「(ごめんなさい。今度は僕のを……ん……)」クチュッ
イエロー「(ごめんなさい……ごめんなさい……あぁ……)」クチュクチュ
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:41:53.64 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(レッドさんと僕のが混じり合って……もうどっちのだかわからなくて……)」
イエロー「(もっと奥で……もっと奥で……奥に……)」
イエロー「(あ……いく……)」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:43:32.69 ID:WzbRE6NI0
イエロー「ん……ッ!」ビクッ
イエロー「(……ごめんなさい、レッドさん、好きです)」
イエロー「Zzz……」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:46:38.71 ID:WzbRE6NI0
イエロー「レッドさん、朝ですよ」
レッド「おぉ……朝か……」
イエロー「おはようございます。今日も昨日と同じようにいい天気だといいですね」
レッド「あぁ、そうだな」
イエロー「水浴びしてきますね」
レッド「そうか」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:48:55.59 ID:WzbRE6NI0
レッド「……俺もあとでいかなきゃな」
イエロー「ははは、またですか」
レッド「……健康ってことなんだろうけどな」
イエロー「僕は気にしてませんよ」
イエロー「まったく」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:51:09.89 ID:WzbRE6NI0
小川
イエロー「自分でもわかる」
イエロー「僕とてもいやらしい匂いをしている」クンクン
イエロー「洗わなきゃ」バシャバシャ
イエロー「洗わなきゃ」バシャバシャ
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:53:06.05 ID:WzbRE6NI0
イエロー「あ……レッドさんのが出てきた……」
イエロー「洗わなきゃなあ……」
イエロー「嫌だなあ……」
イエロー「ずっと入れておきたいなあ……」
イエロー「でも、洗わなきゃ」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:55:33.07 ID:WzbRE6NI0
イエロー「んん……!」ググッ
イエロー「出て行っちゃう……」ポタッ…ポタッ…
イエロー「レッドさん……レッドさん……」ポタッ…ポタッ…
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 19:58:31.21 ID:WzbRE6NI0
レッド「今日もいっぱい戦ったな」
イエロー「そうですね」
レッド「とても楽しかった」
イエロー「ポケモンも喜んでいます」
レッド「イエローはどうだ?」
イエロー「レッドさんやポケモンが楽しいと僕も楽しいです」
レッド「そうか」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:00:20.41 ID:WzbRE6NI0
レッド「いつまで続けようか」
イエロー「いつまでもしていたいです」
レッド「はははは、そうだな」
レッド「嬉しいか?」
イエロー「はい、とても」
レッド「もっと嬉しくなれればいいな」
イエロー「晩御飯、作りますね」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:03:23.44 ID:WzbRE6NI0
イエロー「今日の晩御飯は僕の担当です」
イエロー「レッドさんに元気なままでいてほしい」
イエロー「朝も昼も夜も元気でいてほしい」
イエロー「朝から活力にあふれて、昼も生き生きとして、夜はぐっすり眠るんだ」
イエロー「ピーすけ、ねむりごな」
ピーすけ「……」
イエロー「ねむりごな」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:05:05.86 ID:WzbRE6NI0
テントの中
イエロー「ランプ、消しますね」
レッド「あぁ……頼む……」
イエロー「お疲れですね」
レッド「今日は……いつもよりな……」
イエロー「おやすみなさい」
レッド「明日も……頑張ろうな……」
イエロー「えぇ」
レッド「もっともっと……頑張ろうな……」
イエロー「レッドさん、おやすみなさい」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:07:28.96 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(レッドさん、ファーストキスはいつ経験しましたか?)」
イエロー「(僕はもう経験しました)」
イエロー「(もしレッドさんも僕と同じだったら)」
イエロー「(僕と一緒に経験したことになりますね)」
イエロー「(そして、次はもう何回目かもわかりませんね……)」
イエロー「(レッドさんも、僕も)」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:10:28.88 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(レッドさん……好きです……ごめんなさい……)
イエロ「んっ……」
イエロー「(レッドさんの……舌……今日も熱い……)」
イエロー「(レッドさんのほっぺの裏、舌の奥、歯の付け根……)」
イエロー「(全部知っています。ナツメさんもエリカさんも誰も知らない……僕だけが知っているんだ……)」
イエロー「(僕だけ……僕だけ……)」
イエロー「(ごめんなさい……我慢できない……我慢できないよ……)」クチュッ
イエロー「(レッドさん、レッドさん……)」クチュクチュ
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:12:29.05 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(あ……いく……)」
イエロ「(ん……)」
イエロー「(……)」
イエロー「ぷは……」
イエロー「……」
イエロー「レッドさん、好きです」
イエロー「おやすみなさい」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:14:06.04 ID:WzbRE6NI0
イエロー「おはようございます、レッドさん」
レッド「……今日も早いな」
イエロー「今日もいい天気だといいですね」
レッド「……そうだな」
イエロー「今日もいいことがあるといいですね」
イエロー「朝ごはん、食べましょう」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:18:16.92 ID:WzbRE6NI0
イエロー「昨晩はぐっすりでしたね」
レッド「疲れがたまっているのかな」
イエロー「まだ凍傷が完治していないこともありますからね」
レッド「そうだな」
レッド「毎日は辛いかもな」
イエロー「今日は休むんですか」
レッド「考えようか」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:23:10.97 ID:WzbRE6NI0
レッド「毎日、楽しいか?」
イエロー「レッドさんといれて、ポケモンも僕も楽しいです」
レッド「ずっと続けたいか?」
イエロー「はい、ずっと続けたいです」
レッド「そうか」
レッド「やっぱり今日もやろうか」
イエロー「はい、頑張りましょう」
レッド「もっともっと頑張ろうな」
イエロー「オムすけ、今日は君からお願い」
レッド「ニョロ、行ってこい」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:26:44.14 ID:WzbRE6NI0
レッド「ちょっと休もうか」
イエロー「はい、休みましょう」
イエロ「あ……」
レッド「どうした?」
イエロー「雲行きが怪しくなってきましたね」
イエロー「空気も重たい」
イエロー「やだなぁ……」
レッド「一雨来そうだな」
レッド「テントに、戻ろうか」
イエロー「……はい」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:29:23.09 ID:WzbRE6NI0
テント
レッド「さすがに毎日は辛かったな」
イエロー「僕は毎日でもかまいません」
レッド「そうか」
レッド「そうです」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:32:25.36 ID:WzbRE6NI0
レッド「そういえば、無理言って付き合ってもらったお礼をしていなかったな」
イエロー「そんな、いまさら」
イエロー「いまさらですよ」
イエロー「いまさら」
イエロー「レッドさんといるだけで、ポケモンも僕も嬉しいんです。それだけで十分じゃないですか」
レッド「俺になにかできることはないか?」
イエロー「このままでいてください」
レッド「それでいいのか?」
イエロー「このままでいてくれれば、ポケモンも僕も嬉しいですから」
レッド「そうか」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:33:57.66 ID:WzbRE6NI0
レッド「降ってきたな」
イエロー「降ってきましたね」
レッド「いつまで続くんだろうな」
イエロー「わかりません」
レッド「このままじゃ……冷えるな」
イエロー「そうですか? 僕は全然そうは思いません」
レッド「あぁ、寒い……」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:35:52.48 ID:WzbRE6NI0
イエロー「なにか暖かいものを作りましょう」
レッド「いや、今日の当番は俺なんだ。俺がつくる」
イエロー「僕が作りますよ?」
レッド「いや、今日は俺に作らせてくれ」
レッド「作らせてくれ」
イエロー「……わかりました」
レッド「ごめんな」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:37:29.54 ID:WzbRE6NI0
イエロー「でも明日は僕が作りますから」
イエロー「僕が当番なんです」
レッド「そうだな」
イエロー「僕が作るんです」
レッド「わかった」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:39:22.54 ID:WzbRE6NI0
レッド「うまかったか?」
イエロー「えぇ、とっても」
イエロー「レッドさんの味、僕好きです」
レッド「そうか」
イエロー「レッドさん、僕の味は好きですか?」
レッド「好きだよ」
イエロー「嬉しいです」
レッド「もっと腕を磨かなきゃな」
イエロー「ごちそうさまでした」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:41:38.68 ID:WzbRE6NI0
レッド「協会から連絡があったんだが」
レッド「今夜その使いが来る」
レッド「だけど、この天候で到着が遅れているそうだから、今日はちょっと起きてるぞ」
イエロー「いったいなんの用でしょうね」
レッド「おおかたジョウトとカントーのジムリーダー対抗戦のことだろう」
イエロー「あぁ、もうそんな日ですか」
レッド「グリーンのやつ元気かな。対抗戦勝てばいいな。そうだ、応援に行くか?」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:45:48.15 ID:WzbRE6NI0
イエロー「レッドさん、良くなったとはいえまだ完治していなんでしょう? 僕なんかに手こずっているようじゃまだまだここを離れるべきじゃないですよ」
レッド「……そうだな、まだ離れられないよな」
イエロー「このままでいましょう」
レッド「すぐに良くなるといいな」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:48:32.66 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「遅れてすまないな」
レッド「悪いな、こんな雨の中来てくれて」
イエロー「ナツメさんだったんですね、お久しぶりです」
ナツメ「久しぶりだな、イエロー、レッド」
ナツメ「邪魔するぞ」
イエロー「ナツメさんだったのかぁ」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:51:35.24 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「対抗戦の日取りが決まった」
ナツメ「それにもし来る気があるなら、お前たちは特等席で観戦できるとのことだ」
イエロー「行くのは無理なんです」
ナツメ「やっぱりまだ治らないか」
レッド「まだまだかかりそうだ」
ナツメ「進んではいるのか?」
レッド「たぶんな」
ナツメ「どれぐらいかかりそうだ?」
レッド「わからない」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:52:23.55 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「このままってこともありえるのか?」
レッド「……それもわからない」
ナツメ「そうか……辛いな」
レッド「あぁ……」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 20:56:35.41 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「仮にこのままだったとしたらどうするんだ?」
レッド「どうもできないかもしれない……」
イエロー「気を落とさないでください」
レッド「このままは……とても辛い」
ナツメ「……私になにかできることはあるか?」
レッド「少し……俺たちのそばにいてくれ……」
イエロー「レッドさん」
ナツメ「そんなことでいいのなら……」
イエロー「レッドさん」
イエロー「レッドさん」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:01:31.45 ID:WzbRE6NI0
イエロー「ナツメさん、ジムの仕事があるのでは?」
ナツメ「事が事だ仕方ない」
ナツメ「それに私も対抗戦のメンバーだ。出るとなれば勝ちたい。だからもっと強くなりたい。自分は鍛え直すいい機会だ」
イエロー「そうですか」
レッド「ごめんな、ナツメ」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:02:54.10 ID:WzbRE6NI0
イエロー「ランプ、消しますよ」
レッド「あぁ」
ナツメ「しかし狭いな」
レッド「二人用だからな」
イエロー「僕が中央かな」
ナツメ「お前の隣りなら安心だな。レッドの隣だとなにされるかわからん」
レッド「するか!」
ナツメ「あのときも私に近づいてきたじゃないか。バリヤードに壁を貼らせていなかったらどうなっていたか」
レッド「どうもならない!」
イエロー「寝ますよ」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:05:47.67 ID:WzbRE6NI0
レッド「Zzz……」
ナツメ「……」
イエロー「(あのままでよかったのに)」
イエロー「(僕はあのままで……)
イエロー「(レッドさん、レッドさん)」
イエロー「(あのままでいいじゃないですか。誰も傷つかない。僕もレッドさんもポケモンもみんな嬉しい)」
イエロー「(とても幸せなことです)」
イエロー「(あのままだったら)」
イエロー「(僕はとても幸せです)」サワッ…
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:08:03.19 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(レッドさん、レッドさん……好きです、好きなんです)」シュッ……シュッ……
イエロー「(好きです……好きです……)」
イエロー「(ごめんなさい……ごめんなさい……)」
イエロー「(ごめんな……さい……)」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:09:58.12 ID:WzbRE6NI0
イエロー「(あなたのことがあなたのことが)」
イエロー「(誰よりも誰よりも)」
ナツメ「ずっとこんなことをしていたのか」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:17:44.82 ID:WzbRE6NI0
イエロー「――ッッ!!!???」
ナツメ「抜身のような心の声だった」
イエロー「あっ……う……うぁ、ひっ……」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:21:25.21 ID:WzbRE6NI0
イエロー「やだ……いやだ……いやだよぉ……」
ナツメ「伝えたくても伝えられない」
ナツメ「伝えなくなければ伝えなければいい」
ナツメ「心の中だけで怒り、腐り、嘲り、愚痴り」
ナツメ「そうすれば誰も傷つかないだろうな」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:25:28.94 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「私は嫌でも聞いてきた。伝えたくても伝わらない奴がいるのに、私は聞きたくなくても聞こえてしまう」
ナツメ「不便だな」
イエロー「やめて……やめて……僕……レッドさんに……」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:28:03.45 ID:WzbRE6NI0
イエロー「言わないで……レッドさんに言わないで……」
ナツメ「なぜだ?」
イエロー「こんな僕……大嫌いになるに決まっている」
イエロー「ひどいことを考えながら」
イエロー「ひどいことをしていた」
ナツメ「なんでわかっていて、やったんだ?」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:30:53.38 ID:WzbRE6NI0
イエロー「胸が痛かったんです」
イエロー「僕、ずっと傷ついていたんです」
イエロー「癒されたかった」
イエロー「癒されたかったんです」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:34:19.05 ID:WzbRE6NI0
イエロー「僕、ポケモンが傷ついたら癒します」
イエロー「ポケモンが傷つくようなことはしないです」
イエロー「人も傷つけないです」
イエロー「人が傷ついたら、僕はその人をできるなら癒したい」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:35:02.90 ID:WzbRE6NI0
イエロー「でも……」
イエロー「僕が……」
イエロー「傷つて……いたら……?」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:39:46.59 ID:WzbRE6NI0
イエロー「痛いのは嫌です」
イエロー「痛いままなんでとても嫌です」
イエロー「だから癒されたかった」
イエロー「レッドさんにしかできなかった」
イエロー「僕を癒せるのはレッドさんだけだった」
イエロー「レッドさんに癒されたっ、かっ……たっ……!!」
イエロ「ぼっ……く……は……レっ……レッドさん……にっ……」
ナツメ「もういい」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:43:45.02 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「もういいんだ」
ナツメ「もういい……」
ナツメ「休め……休むんだ……」ギュッ
イエロー「レッ、レッドっさっ、ん……僕っ……を癒っ……し……て……」
ナツメ「休んで……」
ナツメ「休んで……」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:46:52.25 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「お願い……」
ナツメ「休んで……」
ナツメ「休みなさい……」
イエロー「あぁぁっ……レッドっ……さぁっ……ん……」
ナツメ「休むのよ……」
ナツメ「休むの……」
……
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:53:32.06 ID:WzbRE6NI0
レッド「おはよう」
ナツメ「おはよう」
レッド「イエローはまだ眠っているのか」
ナツメ「そのようだな」
レッド「毎日だったんだ」
レッド「しばらくそのままにしてやってくれ」
ナツメ「あぁ」
ナツメ「動けないから、朝食の支度は一人でやってくれよ」
レッド「わかってる」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 21:56:03.28 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「イエロー」
ナツメ「お前はレッドが好きなんだな」
ナツメ「そうか」
ナツメ「辛いな」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:00:39.46 ID:WzbRE6NI0
ピカ「ぴかっ!」
ナツメ「お前か、久しぶりだな」
ナツメ「ポケモンは不思議だな」
ナツメ「私はかつてお前を殺そうとしたのに、今はその気はないと知っている」ナデナデ
ピカ「ぴかぁ〜♪」
ナツメ「お前も、レッドが好きか」
ピカ「ピカッ!」
ナツメ「ふふふ、そうか」
ナツメ「レッドが好きか」
ナツメ「私もだ」
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:06:07.03 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「あいつは裏表がないんだ」
ナツメ「怒っているようで怒っていて、笑っているようで笑っているんだ」
ナツメ「ありったけに素直なあいつを見ていたら、あいつに惹かれていた」
ナツメ「いや、他にもいっぱい惹かれたところがあるんだが」
ナツメ「まぁ、それら全部ひっくるめて、あいつが好きだ」
ナツメ「なぁ、お前もそうだろう?」
ナツメ「ピカ」
ナツメ「イエロー」
イエロー「……」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:08:42.72 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「おはよう」
イエロー「……」
ナツメ「あいさつぐらいしたらどうだ、一晩中胸を借りといて」
イエロー「……おはようございます」
ナツメ「おはよう」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:12:54.61 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「もういいか?」
イエロー「……はい」
ナツメ「あー疲れた。腰にきた」
レッド「飯できたぞー」
ナツメ「あら、いいタイミングだ。朝食にするか」
イエロー「……はい」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:20:40.15 ID:WzbRE6NI0
レッド「ごちそうさま」
ナツメ「ごちそうさま」
イエロー「……ごちそうさまでした」
ナツメ「レッド」
レッド「ん?」
ナツメ「伝え忘れたことがあった。大事なことだ」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:24:04.75 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「あ……そういえば、晴れたな」
レッド「そういえばそうだな」
ナツメ「へぇ、ジョウトもカントーも見渡せるのか。いい景色だな」
ナツメ「まあいい、それでだ」
レッド「なんだよ」
ナツメ「好きだ」
レッド「ブッ――」
イエロー「ッ!?」
ナツメ「そういうわけだ」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:31:19.94 ID:WzbRE6NI0
イエロー「あの……ナツメさん……さっきの朝食でのこと……」
ナツメ「本気だ」
イエロー「……なんで、伝えられるんですか」
ナツメ「伝えたいから、知ってほしいから」
イエロー「傷つくことになるかもしれない」
ナツメ「もしかしたら傷つかないかもしれない」
イエロー「傷ついたら痛いです。苦しいです」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:43:42.28 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「今のままで嬉しいのか?」
イエロー「嬉しいです」
イエロー「だってレッドさんがいて、ポケモンがいて、誰も気づかなくて、僕は……癒されて……幸せじゃないですか」
ナツメ「あの戦いでお前はなにを学んだんだ」
ナツメ「進まなければ覚えられないことがたくさんある」
ナツメ「そのバタフリーはキャタピーのままのほうがよかったのか」
ナツメ「ワタルに勝つため、変わったんじゃないのか、変えたんじゃないのか」
ナツメ「変わらなくて勝てたら、変わらなかったのか」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:47:02.01 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「進みたくないのなら、そこで見てろ」
ナツメ「私は先に進む」
ナツメ「自分の好きなようにすればいい、私は一切関知しない」
ナツメ「レッド」
ナツメ「レッドが好きだ」
イエロー「僕は……」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:50:54.01 ID:WzbRE6NI0
レッド「な、ナツメ……さっきのは……」
ナツメ「なんだ、信じられないか」
レッド「一度殺されかけたし……」
ナツメ「そんなことはどうでもいいッ!!」(唇を奪う)
レッド「ん――ッ!?」
ナツメ「…………好きだ」
レッド「……あ、あのな」
ナツメ「好きだ」
レッド「……」
イエロー「あぁぁ……」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:54:33.13 ID:WzbRE6NI0
イエロー「僕も好きなのに」
イエロー「レッドさんのことが誰よりも好きなのに」
イエロー「どうしてなんだろう」
イエロー「僕が変わらなかったから?」
イエロー「人を傷つけることを怖がったから?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:56:39.97 ID:WzbRE6NI0
イエロー「僕も好き、レッドさんが好き」
イエロー「レッドさんに見つめられたい、触られたい、好きって言って欲しい」
イエロー「変わるんだ」
イエロー「変わるんだ」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 22:57:44.47 ID:WzbRE6NI0
ここから閲覧注意な
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:02:47.40 ID:WzbRE6NI0
イエロー「ナツメさんはレッドさんが好き、僕もレッドさんが好き」
イエロー「ワタルはポケモンの復讐のために戦った」
イエロー「その復讐は僕たちの手で妨げられた」
イエロー「ワタルにはワタルの思いがあった」
イエロー「僕たちがしたことはワタルの思いを足蹴にすること、ワタルを傷つけるだったんだ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:05:37.64 ID:WzbRE6NI0
イエロー「目的が相反すれば、どちらかが傷つくしかないんだ」
イエロー「ポケモンバトルでも二人とも勝ちなんてないんだ」
イエロー「ナツメさんは僕が傷ついていいと思っているんだ」
イエロー「そうなんだ、そうなんだ」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:08:00.09 ID:WzbRE6NI0
イエロー「……」
ナツメ「イエロー、私は先に進んだ」
ナツメ「お前はいいのか、このままで」
ナツメ「レッドが好きなんだろう、どうしようもなく好きなんだろ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:11:35.99 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「そんなにレッドが信じられないか」
ナツメ「私はあいつを信じている」
ナツメ「あいつを好きになったことは後悔しない」
ナツメ「あいつが私に振り向かなくたっていい」
ナツメ「私は傷つかない。好きだという思いを伝えただけで」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:17:09.48 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「わかるか、イエロー」
ナツメ「傷つくか傷つかないかは自分が決めることなんだ」
ナツメ「お前が傷つかないと思えばいいんだ」
ナツメ「好きだって言えるんだ」
ナツメ「昨夜、私が聞いたあの思いをレッドに伝えるんだ!!」
ナツメ「言え、言うんだ!! もっともっと頑張るんだ、変わるんだ!!」
ナツメ「レッドは、お前に何度何度も言っていたんだろ」
ナツメ「今より、もっともっと嬉しくなれ、楽しくなれって!!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:20:08.23 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「だから言え、言うんだ、言うんだ!!」
ナツメ「お前から言わなきゃダメなんだよッッ!!」
ナツメ「レッドだって、レッドだって、ずっとずっと――ッ!!」
グサッ
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:24:22.25 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「え……あ……え……? なんで後ろか……ら……?」ポタポタ……
イエロー「それはメタモンです」
イエロー「さっき捕まえました」
イエロー「ピーすけ、ナツメさんにもいとをはく」
ピーすけ「フリィ……」
イエロー「糸をはくんだよ!!!」
……
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:28:26.25 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「……うぅ……な、なにが……」
ナツメ「あ、あれ……お腹が治っている?」
イエロー「目が覚めました?」
ナツメ「……イエロー、お前はッッ!!」
イエロー「動けませんよ、ピーすけの糸でぐるぐる巻きにしていますから」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:32:05.36 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「こんなことをしてこんなことをして……もう取り返しがつかないじゃないか……」
イエロー「なにも変わりません」
ナツメ「こんなことをしてレッドにばれずにいると思っているのかッッ!!」
イエロー「ばれるだなんて、そんな」
イエロー「だって」
イエロー「レッドさんも、ここにいるじゃないですか」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:35:00.77 ID:WzbRE6NI0
イエロー「この洞窟は僕が偶然見つけました」
イエロー「まあ、誰にも見つかりません」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:38:07.73 ID:WzbRE6NI0
イエロー「レッドさん、起きてください」ユサユサ
レッド「……ん、お、い、イエロー……?」
イエロー「おはようございます」
ナツメ「レッドっ!!」
イエロー「ナツメさんに大切なことを教わりました」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:42:53.98 ID:WzbRE6NI0
イエロー「変わらなきゃいけないことがあるって」
イエロー「僕も変わりたかった」
イエロー「だからこうします」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:44:36.34 ID:WzbRE6NI0
ナツメ「お前というやつはお前というやつはぁぁぁ!!!!」
イエロー「ふふふふ」
ナツメ「何が、何がそんなにおかしいんだ!!!」
イエロー「だって」
イエロー「このレッドさん」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:46:21.12 ID:WzbRE6NI0
イエロー「メタモンですよ?」
ナツメ「……は?」
イエロー「それにさっきのは刺したわけじゃない」」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:49:21.82 ID:WzbRE6NI0
イエロー「ピーすけのねんりきでそう錯覚させただけです」
イエロー「そんな一瞬で治るわけないじゃないですか」
ナツメ「待ってくれ、なにがなんだか……」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:52:39.49 ID:WzbRE6NI0
イエロー「昨夜の仕返しです」
ナツメ「……は?」
イエロー「仕返しです」
ナツメ「……おおおおおおお前というやつはああああああああああああ!!!!!!!!」
イエロー「あはははははははは」
イエロー「でも、そんなのはおまけです」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:55:11.10 ID:WzbRE6NI0
イエロー「あなたに聞いて欲しいことがあります」
ナツメ「こ、こんな回りくどいことをしていったいなんだ……ッ!!」
イエロー「それはですね……」
イエロー「好きです」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/03(火) 23:55:48.22 ID:WzbRE6NI0
ここから濃厚な百合スレになります!!!!!!!!!!!!!!!!!
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:02:16.29 ID:79QlmoSa0
ナツメ「は……?」
イエロー「昨夜のあなたに抱かれて眠りました」
イエロー「とても安心しました。あんなに安らぎを感じたのは生まれて初めてです」
イエロー「とてもとても癒されました。はじめは認めたくなかった。こんな気持ちになるなんて……」ウットリ…
ナツメ「」ゾゾゾゾゾ
イエロー「でも、僕はあなたに教えられました」
イエロー「人を傷つけることも恐れちゃいけないって」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:07:28.90 ID:79QlmoSa0
ナツメ「お、教えてない!!!」
イエロー「レッドさんが好きなナツメさんにこんなことしちゃいけないって思っています」
ピーすけ「フリィ…」
イエロー「はい? 同性なのはおかしいって?」
ナツメ「そ、そーだそーだ!」
イエロー「そんなことはどうでもいいッ!!」
イエロー「好きなんだ」
イエロー「好きなんです」
ナツメ「」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:11:14.29 ID:79QlmoSa0
イエロー「なつめさん、ここには誰も来ません……レッドさんさえも」スタスタ
ナツメ「や、やめろ……」
イエロー「傷つくことはもう恐れません……」
ナツメ「いやだああああああああああああああ!!!!!!!!」
イエロー「好きです……ん……」チュッ…
ナツメ「んんんんんんんッ!!!???」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:17:25.22 ID:79QlmoSa0
ナツメ「いや――……やめ……舌絡め……や……んん……」
イエロー「……気丈そうなあなたでも顔真っ赤にして涙を湛えるんですね。ん……」
ナツメ「や……も……んんっ……やぁ……ん……」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:22:58.18 ID:79QlmoSa0
イエロー「細い足してますね。黒いパンストがとても似合う……」ツー
ナツメ「さわ……るなぁ……」
イエロー「綺麗な脚……うらやましい……うらやましい……」
イエロー「あ……昨日からお風呂に入っていませんね?」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:25:01.13 ID:79QlmoSa0
イエロー「足のつま先付近がとても匂う……」
ナツメ「嗅がないで……嗅がないで……」
イエロー「……舐めて……いいですか?」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:28:02.23 ID:79QlmoSa0
イエロー「」レロッ
ナツメ「んぅ……」
イエロー「」レロッ……ムグ……
ナツメ「含む……なぁ……あぁっ!?」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:31:20.64 ID:79QlmoSa0
イエロー「」ハムハム……グチュッ……レロレロ……
ナツメ「やだよぉ……やだよぉ……」
イエロー「ナツメさんの濃厚な味……」ハムッ……グチュグチュ
ナツメ「うぅ……ひっぐ……ぐすっ……うぐ……」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:35:00.67 ID:79QlmoSa0
イエロー「はぁはぁ……」
ナツメ「ひっぐ……ひっぐ……」
イエロー「ナツメさんも、僕のを味わって……」(靴を脱ぎ、つま先をナツメの口に突っ込む)
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:38:17.70 ID:79QlmoSa0
ナツメ「むぐっ!?」
イエロー「僕の靴下」
イエロー「僕の汗で湿っているんです」
イエロー「味わって……」
イエロー「あ……舌がぬるって……気持ちいい……」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:40:54.71 ID:79QlmoSa0
イエロー「どう……でした……?」
ナツメ「謝るから…謝るから……全部謝るから……もうやめて……」
イエロー「ナツメさんかわいい、とてもかわいい……」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:43:08.00 ID:79QlmoSa0
イエロー「もう一回……キスしていいですか?」
ナツメ「ごめんなさい……ごめんなさい……」
イエロー「許さないですよ……ん……」
ナツメ「ん……」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:47:30.08 ID:79QlmoSa0
イエロー「(ナツメさんの舌……舌先だけ逃げても、付け根は逃げられない)」
ナツメ「ん……」
イエロー「(あとお願いがあります……)」
イエロー「(僕の唾液を……飲んで……)」
ナツメ「……んぐっ!?」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:50:10.88 ID:79QlmoSa0
ナツメ「んんん……!」
イエロー「(喉を細めて耐えてるんですね)」
イエロー「(でも、舌先を逃がしながらは、無理ですね)」クチュクチュ
ナツメ「んぐっ……んんっ!? ……ん……んん……」ゴクッ…ゴクッ…
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:53:58.31 ID:79QlmoSa0
イエロー「……ナツメさん、どうでした?」
ナツメ「……」グッタリ
イエロー「もう、頃合ですね……。ここ……服の上からでもわかりますよ、とっても熱い……」
ナツメ「あっ……」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:55:50.85 ID:79QlmoSa0
イエロー「もう、下着もパンストもぐちゃぐちゃですね」
イエロー「糸ひいちゃってます」
イエロー「脱ぎましょうね」スルッ
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 00:59:56.53 ID:79QlmoSa0
イエロー「……フゥゥゥ」
ナツメ「あっ……ぅ……」
イエロー「同性だからわかるんです」
イエロー「含みます……」ハムッ
ナツメ「あぁっ!!」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:21:22.91 ID:79QlmoSa0
充血したクリトリスを口に含んだ瞬間、ナツメの腰は喘声を生じて跳ね上がった
ナツメのそれは待ち焦がれた刺激だったのだろう。熱く、固い。
イエローはかまわず唇で吸い付き舌でつぶすようにねぶった。
ナツメ「うぐぐ……」
ナツメは歯を食いしばって刺激に耐えようとしている。イエローは強ばる彼女を尻目に女が人差指と中指を蜜口に突き立てた
ナツメ「ひぐっ!?」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:22:47.62 ID:79QlmoSa0
彼女の腰は反射的に逃げようとした。イエローは引こうとする彼女の腰に追いつくように、彼女の奥へと指を突き立てる。
ナツメ「うぐっ……」
イエロー「逃がさないですよ……」
イエローは舌でクリトリスをねぶりながら、指先で奥から手前をなぞって行く
ナツメ「あぁぁ……」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:26:45.75 ID:79QlmoSa0
奥へ、手前へ、奥へ、手前へ。イエローはぐちゅぐちゅと音を立てながらリズミカルに抜き差しする。
ナツメ「あっ、あっ、あっ……」
ナツメは気づいているだろうか。腰はとうにその動きに合わせて前後に動いていることに。手前に指が戻れば、逃がさないとでもいうようにくわえ込んでくるし、奥を付けば、腰は喜びに震える。
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:31:39.69 ID:79QlmoSa0
イエローは徐々にスピードをあげる。舌と唇で彼女のクリトリスをもみくちゃにしながら、指を前後する。
ナツメ「あっ、あっ……ッ!!」
もう限界も近そうだ。その限界に上り詰めようと彼女の腰はよりいっそう激しく前後する
ナツメ「い……くっ……ッ!!」
彼女の中が強く締まった刹那、イエローは指を引き抜き、口も離した。
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:33:50.23 ID:79QlmoSa0
ナツメ「え……あ……え……?」
イエロー「どうしたんです、嫌じゃなかったんですか?
ナツメ「……」
イエロー「あんなに嫌がってたから、やめたんですよ」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:37:37.50 ID:79QlmoSa0
ナツメ「……」モジモジ
イエロー「無理ですって。この手が使えない状況で触れませんって」
ナツメ「……あ……あ……」
イエロー「なんです?」
ナツメ「……せて……」
ナツメ「いかせてよぉ……お願い……」
イエロー「いいですよ」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:41:05.63 ID:79QlmoSa0
テントの中
ナツメ「……」キョロキョロ
イエロー「大丈夫です、レッドさんはしばらく戻ってきません」
イエロー「吹き飛ばしで、遠くに行きましたから……」
ナツメ「生身の人間相手に無茶なことを……」
イエロー「ナツメさんとふたりっきりになりたかったから……」
ナツメ「……」
イエロー「……続きをやりましょう。今度は布団の上で」
ナツメ「……」
ナツメ「……うん」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:47:48.75 ID:79QlmoSa0
生まれたときの状態になったイエローとナツメは、抱き合い、唇を貪りあった。
舌を絡め、胸をこすりつけ合い、お互いを貪りあった。
イエロー「ナツメさん……スレンダーな肉体……綺麗……綺麗……ん……」
ナツメ「年端もいかない少年を抱いている……みたいだ……ん……」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:50:54.20 ID:79QlmoSa0
イエロー「ナツメさんも……足を開いて……」
ナツメ「わかった……」
イエロー「もう、僕も限界……だから」
ナツメ「私もだ……」
二人はお互いの秘肉を擦り付け合いだした
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 01:55:50.72 ID:79QlmoSa0
イエロー「あぁっ……やだ……ぐちゃぐちゃだよぉ……」
ナツメ「イエロー……ん……もっと強く……」
イエロー「でも気持ちいい……僕癒されてる……」
ナツメ「なんっ……なんっで……私……あぁっ!! ……私を選……あぅっ!!」
イエロー「だってだって……はじめて……あぁぁっ!! はじめて……あっ……だったんだ……」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 02:02:11.18 ID:79QlmoSa0
イエロー「安心したんだ……あんなにも安心したんだ……」
ナツメ「私は……くっ……ロケット……んんっ……ロケット団……だぞ…………あぁっ!!」
イエロー「ロケット団でも……あぁぁぁ……なんでもいい……んぐっ!!]
イエロー「僕を癒して……ひっぐ……癒してよぉ……うぅっ!!」
イエロー「あ……いく……いくっ……」
ナツメ「あ、強く……擦り付けるッ……な……あ、あぁ……ッッ!!」
イエロー・ナツメ「あぁぁぁぁぁっ!!!!」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 02:03:20.38 ID:79QlmoSa0
ナツメ「ばかな女だ……」
ナツメ「私なんかに……」
ナツメ「……」ギュッ
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 02:05:50.39 ID:79QlmoSa0
イエロー「こうして僕は変わることができました」
イエロー「傷つくことを恐れずに、前へと進むことができるようになりました」
イエロー「大好きないとと一緒に……」
イエロー「これから先……いつまでも……」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/09/04(水) 02:07:24.69 ID:79QlmoSa0
終わり
イエローとナツメの百合百合を書きたいだけでした