1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 22:53:43.39 ID:j3ij2kCD0
マスオ「今日は休みだし散歩にでも行こうかなー!」
トゥルルルルルルルルルル・・・・!
マスオ「お!電話だ。ハイ、もしもし〜」
サザエ「あ、マスオさん!!今すぐ私のツイッターアカウントを見て!きっと驚くわよ〜」
マスオ「ツイッターかい?どれどれ・・・」
マスオ「えぇー!!フォロワーが一気に1000になってるじゃないか!いったいどうしたんだい?」
サザエ「驚くのは最新のツイートを見てからよ」
マスオ「え?どれどれ・・・」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 22:56:13.56 ID:j3ij2kCD0
マスオ「えぇー!!この写真はなんだい?カツオ君がコンビニのアイスケースに・・・」
サザエ「ウフフフフ。驚いたでしょ?しかも10000リツイートもされてるのよ!」
マスオ「すごいじゃないかサザエ〜!でも店員さんに許可はとっているのかい?」
サザエ「大丈夫よ!今父さんと母さんに頼んでウコンの力を
一本ずつ何回も買わせてるからレジはずっと大忙しだもの!ウフフフ!」
マスオ「それなら安心だねサザエー。タラちゃんも一緒にいるのかい?」
サザエ「ウフフフフ!最新のツイートを見てマスオさん!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 22:59:25.89 ID:j3ij2kCD0
マスオ「え?わかったよサザエー。スライドして更新っと」
マスオ「えぇー!!タラちゃんも冷蔵庫に入ってるのかい!?
しかもハーゲンダッツが入ってる方の冷蔵庫じゃないか!」
サザエ「タラちゃんなら入れると思ったの!まさにピッタリだったわ!」
マスオ「すごいじゃないかサザエ〜!もう1000リツイートされてるよ!」
サザエ「ウフフフフ!今日の夕食はカツオの好きなハンバーグにしようかしら」
マスオ「それは楽しみだなー!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:02:08.54 ID:j3ij2kCD0
波平「サザエー!!!」
サザエ「どうしたの?父さんそんな大声出して」
波平「ウコンの力の在庫がもうないらしい!ワシはもう帰る!」
サザエ「そんなー!じゃあ次はおやつカルパスでも買ってちょうだい!
母さんもなんとか言ってよー!」
フネ「お父さん。いいじゃありませんか。Tポイントもたまりますし一石二鳥ですよ。」
波平「うーん・・・母さんが言うなら仕方ない!サザエ!
限度をわきまえて行動するように!!」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:05:51.00 ID:j3ij2kCD0
サザエ「ありがとう父さん。さてとそろそろカツオを出そうかしら」
ガラガラガラ・・・バコっ!!
カツオ「プハーー!涼しかった!!一家に一台置いておきたいね!」
サザエ 「馬鹿おっしゃい!いくらになると思ってるの!」
イクラ 「ハーイ!」
カツオ「うわ!イクラちゃん!いきなり下から
出てくるなんてびっくりしたよ!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:08:33.69 ID:j3ij2kCD0
ゴゾゴソゴソ・・・ドバっ!!
ノリスケ 「こらイクラ!勝手に飛び出しちゃダメだぞ!せっかく涼んでたのに台無しだよ」
カツオ「ノリスケおじさん!!なんでこんなところに!!」
ノリスケ 「おっ!カツオ君!ひどいじゃないかー!
僕たちは朝の6時からこの中で涼んでたのに君が上に乗ってきて
出られなかったじゃないかー!」
カツオ「そうだったんだ!ごめん!ノリスケおじさん!」
ノリスケ 「あははは!いいんだよカツオ君。そのぶん十分涼めたしね!」
イクラ 「ハーイ!」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:11:07.62 ID:j3ij2kCD0
サザエ 「お騒がせな先客がいたものねー。」
一同 「わははははははははっ!!」
波平 「サザエ!カルパスもなくなったぞ!ワシは帰る!」
フネ 「サザエ。財布のほうもそろそろ
薄くなってきたしそろそろ帰りましょう。」
サザエ 「そうね!それじゃノリスケさん、
イクラちゃん!タイコさんによろしくね!」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:13:57.84 ID:j3ij2kCD0
ゴゾゴソゴソ・・・ドバっ!!
タイコ 「私もいますよ。」ニコっ
サザエ 「あら!タイコさん!」
カツオ 「やっぱり一家に一台は足りなそうだね〜」
波平 「バカモーン!!調子に乗るでない!!」
カツオ 「ごめんよ父さん!冗談だって〜!」
一同 「わははははははははっ!!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:16:16.83 ID:j3ij2kCD0
その日の夜-------
一同 「いただきまーす!!」
カツオ 「姉さん!夕食ハンバーグの予定だったらしいじゃないか!」
サザエ 「あら!マスオさんバラしたのねー!
仕方ないじゃない!カルパス沢山買っちゃったんだもの!」
フネ 「カツオ。カルパスも食べやすくておいしいですよ。
お味噌汁がわりにウコンを飲みなさい。」
どぼどぼどぼ・・・(おわんに入れる音)
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:18:54.80 ID:j3ij2kCD0
波平 「好き嫌いはいかんぞ!カツオ!」
ノリスケ 「そうだよカツオ君!僕も昔よく叱られたなー」ゴクゴク・・・
マスオ 「それでサザエ〜。ツイッターの方はどうなったんだい?」
サザエ 「あら!あれから見てなかったわ!うふふ。
きっとすごい事になってるわよ〜どれどれ・・・」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:21:18.90 ID:j3ij2kCD0
「このアカウントは凍結されています」
サザエ 「そんな〜!もしや!カツオの仕業ねー!」
カツオ 「え!?知らないよ姉さん!せっかく体をはって頑張ったのに!」
ノリスケ 「あはは!アイスケースだけにアカウント凍結ってところですね!」
波平 「ノリスケー!!調子に乗るでない!!」
ノリスケ 「ひえっ!おっと!そろそろ原稿ができる時間かなー!それでは!」
サザエ 「待ちなさいカツオー!!」
カツオ 「助けてー!!ワカメもなんか言ってくれよ!!」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:26:32.63 ID:j3ij2kCD0
ワカメ 「お姉ちゃん!タラちゃんはリカちゃんの家にお泊りなの?」
サザエ 「しまった!!」
波平 「バカモーン!!息子を忘れてくる親がいるかー!!」
カツオ 「やっぱり僕は扇風機で充分かな〜」
タマ 「にゃーん」
-----完------
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:47:02.42 ID:j3ij2kCD0
後編
その頃コンビニでは・・・
客「ハーゲンダッツハーゲンダッツっと・・・」
客「ん?なんだこれ?」
ボトっ!!ごろごろ・・・・
客「ひっ!!人・・!?人だー!!」
店員「どうなさいました!?」
客「人!!人が冷蔵庫に!!」
店員「え!?う、うわああああ!!警察!警察に連絡を!!」
ウイーーン(自動ドアが開く音)
サザエ 「タラちゃん!!タラちゃっ・・・」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/17(土) 23:52:11.46 ID:j3ij2kCD0
カツオ 「姉さん!!店員が警察呼んだみたいだよ!
このまま出るのはまずいって〜」
サザエ 「危機一髪だったわ〜もう少し様子を見ましょう」
カツオ 「とりあえず本を立ち読みして様子を見ようよ!」
サザエ 「そうね〜タラちゃんにはもう少し我慢してもらわなきゃ」
カツオ 「明日の夕飯こそはハンバーグだからね姉さん」
サザエ 「もう!一言多くなければ可愛い弟なのに!」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/18(日) 00:00:39.00 ID:fiq0r8er0
店員 「大丈夫かい?声聞こえるかい?」
タラオ 「・・・・・・・」
サザエ (タラちゃん・・・頑張るのよ・・・)
トゥルルルル!!
サザエ 「あら!マスオさんからだわ!!もしもし〜」
マスオ 「サザエ〜!!ツイッターが大変な事になってるよ〜!!」
サザエ 「え〜!どういうこと!?」
マスオ 「ツイッターは今タラちゃんの冷蔵庫の話題で一杯なんだ!」
マスオ 「サザエが朝カツオくんとタラちゃんの画像あげたつぶやきも
拡散されていてもうバレるのも時間の問題かもしれないよ〜!」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/18(日) 00:09:03.13 ID:fiq0r8er0
カツオ 「姉さんすごいや!!どのつぶやきもタラちゃんの話題でいっぱいだよ!」
サザエ 「もしや!あのお客の仕業ね〜!ちょっとあなた!!」
客 「え!?なんですか!?」
サザエ 「勝手に写真を撮ってネットに流すなんてひどいじゃない!!」
カツオ 「ちょっと姉さん!作戦が台無しだよ〜」
店員 「あなたはこのこの子のご家族の方ですか?」
サザエ 「え?あっあの・・・」
カツオ (こりゃ父さんの雷が落ちるぞ〜)
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/18(日) 00:14:33.11 ID:fiq0r8er0
ウイーーン(自動ドアが開く音)
波平 「ちょっと失礼・・」
サザエ 「父さん!!」
波平 「サザエは黙っておれ!!ワカメ!ポットを」
ワカメ 「はい!お父さん!!」
じょぼぼぼぼぼぼぼ・・・・・しゅーー・・・
サザエ 「た、タラちゃん!!?」
タラオ 「うーん・・・まだ眠いです〜」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/18(日) 00:24:36.10 ID:fiq0r8er0
ワカメ 「良かった〜!おはようタラちゃん!」
タラオ 「ワカメお姉ちゃん!なんでこんなところにいるですかー?」
サザエ 「良かったわ〜!!まさに九死に一生ね〜」
波平 「バカモーン!!ワカメ!ポットを」
ワカメ 「はい!お父さん!!」
じょぼぼぼぼぼぼぼ・・・・・
サザエ 「あっ!!アツッ!!熱い〜!!」
波平 「お前は当分そうしておれ!!」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/18(日) 00:31:14.41 ID:fiq0r8er0
カツオ 「雷のほうがよっぽどマシだったね〜」
波平 「バカモーン!!お前も反省しろ!ワカメ!」
じょぼぼぼぼぼぼぼ・・・・・
カツオ 「あちち!!冷めたり熱したりとんだ一日だよ〜」
ピーポーピーポー・・・
カツオ 「あ!!忘れてた!!警察が来たみたいだよ姉さん!!」
サザエ 「大変〜!!店員さん!どうにかならないかしら?」
店員 「ご家族の方は全員ここから動かないでください!!」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/18(日) 00:40:33.06 ID:fiq0r8er0
その頃磯野家では・・・
トゥるるるるるるるる!!
トゥるるるるるるるる!!
トゥるるるるるるるる!!
マスオ「サザエやつFacebookに電話番号まで載せていたから
特定されていたずら電話が鳴り止まないじゃないか!!」
フネ 「まあ人の噂も七十五日といいますし時期収まるのを待ちましょう。」
マスオ「お母さんそんなに待てませんよ〜」
トゥるるるるるるるる!!
マスオ「もう!!はい!もしもし!!」
社長 「フグタ君かい?君に聞きたい事があるんだが?」
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/18(日) 00:57:19.09 ID:fiq0r8er0
一方コンビニ店内・・・
警察 「この子が冷蔵庫に入っていた子であなたがこの子の保護者ですか?」
サザエ 「はい・・・」
警察 「ボク?なんで冷蔵庫に入っちゃったのかな?」
タラオ 「ママに入れられたでーす!」
サザエ 「た、タラちゃん!!」
カツオ 「子供は正直だからね〜」
波平 「カツオは黙っておれ!!」
警察 「君はこの写真の少年だね?」
カツオ 「え!?そのアカウントはカオリちゃんの・・・
つぶやきに僕の名前と学校名まで書いてある!!」
警察 「磯野カツオくんだね?君も一緒に来てもらおうか」
波平 「お前も頭を冷やして来い!!」
カツオ 「そんな〜」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/18(日) 01:07:15.96 ID:fiq0r8er0
ウイーーン(自動ドアが開く音)
マスオ「サザエー!!」
サザエ 「マスオさん!?どうしたのよそんな血相変えて〜」
マスオ 「サザエがFacebookに僕の勤め先まで載せてたせいで
今回の騒ぎが会社にばれちゃったじゃないかー!!」
サザエ 「しまったー!Facebookは想定の範囲外だったわ〜」
ウイーーン(自動ドアが開く音)
フネ「お父さん!!」
波平 「か、母さん!どうしたそんな慌てて!」
フネ「今会社から電話があって今回の騒ぎの件で話があるみたいですよ」
波平 「な、なにー!?サザエ!!」
マスオ「えぇー!!お父さんの情報まで載せていたのかい?」
サザエ「痛恨のミスだったわ〜」
波平 「ば、バッカモーン!!!」
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/08/18(日) 01:15:17.02 ID:fiq0r8er0
警察 「とりあえずご家族の方全員署の方に来ていただきますね」
カツオ 「明日の朝食はかつ丼かな〜」
ワカメ 「お兄ちゃんずるい!!」
波平 「バッカモーン!!!場をわきまえろ!!」
フネ「お父さん。お店の中でみっともないですよ。」
タラオ 「ぼくパトカーの前の席に乗りたいでーす!」
マスオ 「こらこらタラちゃん走っちゃだめだよ〜」
サザエ 「もうSNSは当分遠慮しておかないとね〜うふふふふ!」
-----完------