1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 00:52:02.93 ID:Aak9LUMt0
コンコン
シンジ「ミサトさん、朝ですよ起きてください」 コンコン
ミサト「がー、がー…」
シンジ「相変わらずうるさいイビキだなぁ…ミサトさん」 コンコン
シンジ「ミサトさん」 コンコンコンコン
シンジ「…もう、いい加減自分で起きられるようになってくれないかな…
ミサトさん、開けますよ」
ガラッ
シンジ「うぅっ!?」
シンジ「くっさ!!!」
シンジ「これはまさか……」
ミサト「がー、がー」
シンジ「やっぱり……寝ゲロしてる…」
ミサト「がー、がー」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 01:01:42.30 ID:Aak9LUMt0
シンジ「うぅっ…またこのシーツ僕が洗わなきゃいけないのか…」
ミサト「がー、がー」
シンジ「昨日僕が作った夕食ほとんど出てる…
くそっ、朝から嫌なもの見ちゃったよ…」
ガラッ
アスカ「ふわぁ…ぁ」
シンジ「あ、おはようアスカ」
アスカ「んー。
あたしシャワー浴びてくるからご飯並べといて」
シンジ「う、うん…」
アスカ「なに、またミサトが起きないわけ?
もういい加減蹴りでも…臭っ!!」
アスカ「な、なによこの臭い!まさか!?」
シンジ「ご覧の通りだよ…」
ミサト「がー、がー」 ゲロマミレ
アスカ「うっ……あ、あたしやっぱり今日朝ご飯いらない…」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 01:08:26.65 ID:Aak9LUMt0
シンジ「まあ、そんなわけだから…今日ちょっと遅刻していくよ…はぁ」
アスカ「もう!いい加減放っておきなさいよ
だからミサトいつまで経っても懲りないのよ」
シンジ「そうは言っても…こんな汚物放置したまま学校なんて気になって行けないよ」
ミサト「がー、がー」
アスカ「い、言っとくけどそのシーツとあたしのもの一緒に洗わないでよ!?」
シンジ「わかってるよ…」
ミサト「がー、がー」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 01:15:59.31 ID:Aak9LUMt0
・・・2時間後
ミサト「ほんっとごめん!」
シンジ「いいですよもう…」
ミサト「いやー、今日有給だからって昨夜飲み過ぎちゃったわタハハ」
シンジ「もうお願いだから飲み過ぎないようにしてくださいね」
ミサト「わかってるってー、まかせんしゃい」
シンジ「…布団はなんとか無事でしたけど、枕は中まで染みちゃってたので捨てましたから。
シーツと枕カバーは乾いたら自分で取り込ん…」
プシュ!
シンジ「!?」
ミサト「ぷはー」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 01:21:25.49 ID:Aak9LUMt0
シンジ「な!?言ったそばから何飲んでるんですか!」
ミサト「飲みすぎた次の日は迎え酒って言ってね、これが一番効くのよん」 ゴクゴク
シンジ「や、やめてください!」
ミサト「酔い覚ましの為のお酒なんだってばー
ノーカン、ノーカン、これ1本だけだから」 ゴクゴク
ミサト「ぷっはー!」
シンジ「もう!知りませんからね僕!学校行ってきます!」
プシュン
・・・翌朝・・・
ミサト「がー、がー」 ゲロマミレ
シンジ「……」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 01:28:11.65 ID:Aak9LUMt0
ミサト「がー、がー」 ゲロマミレ
シンジ「……」
アスカ「…どうすんのよアンタ、今日も学校遅刻していくわけ?」
シンジ「…いや、いいよ、もう」
アスカ「だから最初っから放っておきなさいて言ってたじゃない」
アスカ「さ、学校行くわよ」
シンジ「いや、僕は今日休むよ…」
アスカ「は?」
シンジ「引っ越すよ」
アスカ「はぁ!?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 01:31:29.22 ID:Aak9LUMt0
アスカ「な、なに言ってんのよ?」
シンジ「昨日も言ったじゃないか、家にこんな汚物あったら気になって仕方ないよ」
アスカ「だからってなんでアンタが引っ越すのよ!?
放っておけばミサトが自分で掃除するわよ」
シンジ「しないよ、絶対。
ミサトさんはそのままゲロまみれの布団を使い続ける人だ」
シンジ「ゲロのある場所で生活なんて出来ないよ」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 01:40:06.68 ID:Aak9LUMt0
アスカ「引っ越すったって、どこに行くつもりなのよ」
ミサト「がー、がー」 ゲロマミレ
シンジ「ネルフの宿舎でも用意してもらうよ…
できなかったら野宿でもいい…僕はもうここにいたくないんだ…」
アスカ「ちょ、ちょっと早まるんじゃないわよ!
安心しなさい!あたしが今夜ビシッ!!と言ってやるから!」
シンジ「無理だと思うけど……
ミサトさんに酒飲むなだなんて、息するなって言ってるようなもんだよ」
アスカ「いいから!今日はとりあえず学校行くわよ!
帰ってきたらミサトが自分で片付けてるかもしれないし」
シンジ(それは絶対無いよ…)
ミサト「がー、がー」 ゲロマミレ
アスカ「行きましょ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 01:54:05.41 ID:Aak9LUMt0
…帰宅、ドアの前…
シンジ「…なんかドア開けるのが怖いよ」
アスカ「大丈夫だってば、さすがのミサトだってゲロ放置なんてしないわよ」
プシュン
シンジ「ただい…うっ!」
アスカ「こ、この臭い…!」
シンジ「だ、だから言ったじゃないか……」
アスカ「け、けどなんだってミサトの部屋に留まらず
玄関で既にこの臭いなのよっ……」
シンジ「ミ、ミサトさん…部屋の戸が開けっ放しだ…
とりあえず仕事には行けたみたいだけど…」
アスカ「うぐっ…」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 02:02:38.04 ID:Aak9LUMt0
・・・居間・・・
シンジ「…ゲロシャツをこんな場所に放置して…家中臭うわけだよ…」
シンジ「何時に起きたか知らないけど…よっぽど急いでたみたいだね」
アスカ「うぅっ…あたしももらいゲロしそう…」
プシュン
アスカ「あ!ミ、ミサトが帰ってきたわよ!」
アスカ「ちょっとミサ…」
ミサト「シンジくん!!」
シンジ「ミサトさん…」
ミサト「どうして朝起こしてくれなかったのよ!!?」
シンジ「え?」
ミサト「おかげで散々怒られちゃったのよ!!!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/07/16(火) 02:10:39.35 ID:Aak9LUMt0
寝る