1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 16:41:15.04 ID:+9iAAXF70
オーキド研究所
ビュティ「オーキド博士。こんちには」
オーキド「おお、よく来たの」
レッド「博士。ポケモンをくれるって本当?」
オーキド「勿論じゃ」
ビュティ(よし。今日からポケモンマスターへの第一歩を踏み出すんだ)
オーキド「ビュティ、ここにポケモンがおるじゃろ?これをビュティには渡そうと思う」
ビュティ「え?」
ボーボボ「……」
ビュティ(変なアフロがいるー!!!!)
ボーボボ「ピカッ、ピカチュウ」
ビュティ(こいつピカチュウのつもりだー!!!!)
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 16:46:13.85 ID:+9iAAXF70
オーキド「では、レッド。お前にはこいつを渡そう」
ピカチュウ「ピカチュ!」
レッド「おー。可愛い。いいの?」
オーキド「大事にしてくれ」
ビュティ「あ、あの!!」
オーキド「どうかしたか?」
ビュティ「こ、これ、なんですか!?」
ボーボボ「ピカチュウだ」
オーキド「本人がピカチュウと言っておるから、ピカチュウではないか?」
ビュティ「いや!!でも、ピカチュウはそこにいるネズミの可愛いやつですよね!?」
オーキド「ポケモンはまだまだ謎に包まれておるから……」
ビュティ「謎って!!もうこれ別の系統じゃないですか!!!ていうか人間じゃん!!ポケモンですらないよ!!!!」
ボーボボ「不服か?」
ビュティ「不服だよ!!!!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 16:52:29.28 ID:+9iAAXF70
オーキド「おいおい。ビュティ、我侭はいかんのう」
レッド「そうだぞ。幼馴染として、苦言を呈しておく。ビュティ、どんなポケモンでも関係ない。それでポケモンマスターを目指せばいいだけだ」
ピカチュウ「ピカっ!」
ビュティ「だから!!ポケモンじゃないし!!!私も可愛いのがいいです!!!」
オーキド「ならば、素手で捕まえてくるしかないの。がんばれ」
ビュティ(博士、なんかつめたいー!!!)
レッド「じゃあ、オレは出発するよ」
オーキド「気をつけての」
レッド「よし!!絶対にポケモンマスターになってやる!!!」
ボーボボ「まちな。クソガキ」
レッド「なんだよ?」
ボーボボ「ポケモンマスターは世界に二人もいらん」
ビュティ(え……)
ボーボボ「ポケモンマスターになるのは、オレだぁぁ!!!!!ピカチュううううう!!!!!」
ビュティ(何いってんだ、このアフロー!!?)
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 16:58:35.00 ID:+9iAAXF70
レッド「ポケモンバトルをするっていうのか、ビュティ?」
ビュティ「いや、私は……」
ボーボボ「マスターよ。ここでオレの強さを見ておきたいとは思わないか?」
ビュティ「それは……まぁ……見たいけど……。あんたが本当にポケモンなら」
ボーボボ「交渉成立だな。よし。クソガキ、ポケモンでバトルだ」
レッド「分かった。いいぜ」
ボーボボ「ここでライバルを消しておくとあとで楽になるしな」
ビュティ「ちょっと!!!何怖いこといってるの!?!」
ボーボボ「いくぞぉぉ!!!!」ニュルル
ビュティ「鼻毛でたぁー!!!!」
レッド「いけ!!ピカチュウ!!!でんきショックだ!!!!」
ピカチュウ「ピカァァ!!!!」ビリビリビリ!!!!
ボーボボ「バカが!!!!オレの狙いはてめぇぇだぁぁ!!!!!死ねぇぇ!!!!」ドゴォォ!!!!
オーキド「ごふっ!?!」
ビュティ「あぁー!!!ポケモンマスターに一番近い男から消すつもりだぁー!!!!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 17:05:44.37 ID:+9iAAXF70
レッド「ビュティ。ポケモンが人間に手を出したから、反則負けな」
ビュティ「えぇ!?そんなこと言ってる場合!?!」
レッド「まずは一勝だ!!幸先いいな、ピカチュウ!!」
ピカチュウ「チュー♪」
ボーボボ「ふんっ。ポケモンの第一人者ってのも口ほどになかったな」
オーキド「ぐぐっ……。わしが倒れても……第二、第三のオーキドは生まれるじゃろう……」
ビュティ「博士!?何言ってるの!?生まれるだろうけど!!!」
ボーボボ「ならば、全てのオーキドをオレが潰すまでだ」
ビュティ「お前も何いってんだよ!!!」
ボーボボ「そろそろオレたちも行くか。ほら」
ビュティ「モンスターボール……。この中に入るの?」
ボーボボ「ああ」
ビュティ(やっぱり、ポケモンなのかな……)
ボーボボ「お前がな」
ビュティ「なんでよ!!!私は人間だ!!!!お前も人間だけど!!!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 17:12:24.66 ID:+9iAAXF70
街道
ビュティ「ポケモンなら、ボールの中に入りなよ!!」
ボーボボ「オレ、閉所恐怖症だから。昔、かくれんぼしてて、押入れに隠れたんだけど、隠れたことを忘れて10年ぐらい押入れにいたからそれ以来トラウマでな」
ビュティ「やっぱり人間でしょ!?!!?」
ボーボボ「ピッ、ピカチュウッ。チュー?」
ビュティ(くっ……。むかつく……!!)
ガサガサ……
ビュティ「なに!?」
ポッポ「ポッポー」
ビュティ「ポッポだ!可愛い!!よし、早速ゲットしよう!!ええと……」
ボーボボ「ピカチュウだ」
ビュティ「……ピカチュウ。ポッポを捕まえたいから、弱らしてくれない?」
ボーボボ「任せておけ。一秒で済む」ポキポキ
ビュティ「殺しちゃダメだからね!!!!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 17:18:57.71 ID:+9iAAXF70
ポッポ「かぜおこしぃぃぃぃ!!!!!!」ゴォォォォ
ボーボボ「ぐぉぉぉぉ!!!!!凄まじい風圧だぁぁぁぁ!!!!!」
ビュティ(予想外の熱いバトルがはじまったぁー!!!!)
ポッポ「人間風情が我を捕らえるだと!?寝言は寝て言え!!!!!」ゴォォォォォ
ボーボボ「なんだぁぁ!!!!この強さはぁぁぁぁ!!!!!」
ポッポ「ふっ。我はチャンピョンロードで修行を重ねた、ポッポ・the・キング。故に人語も発することができる」
ボーボボ「な、なに……!!」
ポッポ「そして、我がレベルは84だ!!!!!」
ボーボボ「なんだとぉぉぉ!!!!序盤で出てくるポケモンをはるかに凌駕してやがるぅぅぅ!!!!!」
ポッポ「いくぞぉぉぉ!!!!レベル84のすなかけを食らえぇぇぇぇ!!!!!」ゴォォォォ!!!!
ボーボボ「ぐわぁぁぁ!!!!砂の津波がくるぅぅぅぅ!!!!!」
ポッポ「ひゃーっはっはっはっはっはっは!!!!!」
ビュティ(ポケモンバトルこわいー!!!!!)ガタガタ
ボーボボ「ならば、こちらも本気を出すしかない!!!!鼻毛真拳!!!つるのまい!!!」ピシッ!!ピシッ!!!
ポッポ「ぬおぉぉぉ!!!!こうかはばつぐんだぁぁぁぁ!!!!」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 17:26:15.12 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「マスター。ポッポをゲットしたぞ」
ポッポ「煮るなる焼くなり好きにしろ!助けなど乞わんぞ!!!」
ビュティ「なんで簀巻きにしちゃうの!?普通はこのボールでゲットっていえるんだよ!?」
ボーボボ「人間のルールをポケモンに押し付けるなぁ!!!!」
ビュティ(何気に深い一言だー!!!)
ボーボボ「それにしても腹減ったな」グゥ〜
ポッポ「そうか」
ビュティ「はぁ……でも、今の私じゃこんなに強いポケモンを捕まえても、言うことなんて聞いてくれないだろうし……」
ボーボボ「よっこいせ」ボッ
ポッポ「我が人生に一片の悔い無し!!!!」
ボーボボ「焼けた。たべよっ」パクッ
ボーボボ「……うまいっ!」テーッレッテレー
ビュティ「よし!――ねえ、ポッポは諦め……あれ?ポッポはどうしたの?」
ボーボボ「逃げた」
ビュティ「そっか。まぁいいか。それじゃあ、いこっか。今度はもっと弱くて可愛いポケモンをゲットしようね」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 17:34:10.53 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「弱いポケモンだと?そんなことでデュエルマスターにはなれないぞ」
ビュティ「私はデュエリストじゃないの!!」
ボーボボ「な、なにぃぃぃ!?!?!?!」
ビュティ「驚きすぎだよ!!!!」
ボーボボ「知ってたけどな」
ガサガサ……
ビュティ「あ!ポケモン!?」
おっさん「やぁ」
ビュティ(草むらからおっさんが飛び出してきたー!!!)
ポケモン図鑑『ポケモン153 おっさん 最近リストラに遭い、草むらで時間を潰している』
ビュティ(なんか悲しい設定がついてるー!!!!ていうか、おっさんもポケモンなのー!!!)
おっさん「うぅ……お嬢さん……ヘッドハンティング……してください……私には大学受験を控えた娘がいるんですぅ……」
ボーボボ「人生はつらーい!!!!!」ドゴォ!!!!
おっさん「げろぉ!?!」
ビュティ「もっと優しくしようよ!!!!」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 17:37:45.48 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「ゲットするのか?」
ビュティ「……」
おっさん「うぅ……おねがいしますぅ……」
ビュティ「しないけどね」
ボーボボ「だろ?」
おっさん「!?!」
ボーボボ「先を急ぐか。時間を食いすぎている」
ビュティ「あんたが道草食ってるからじゃない」
ボーボボ「ピカチュウ」
ビュティ「都合が悪くなったら鳴くのやめてよ!!」
おっさん「……」
おっさん「うぅ……力が……力がほしい……」
ポッポ「力を求めるならチャンピョンロードにいくぞ」
おっさん「……今晩は焼き鳥だな」
ポッポ「貴様!!!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 17:43:39.90 ID:+9iAAXF70
トキワシティ
ビュティ「はぁ……やっとついたよぉ……。つかれたぁ」
ボーボボ「ぐぐ……過酷な旅だったぜ……」
ビュティ「なんで傷だらけになってるの!?!ずっと無傷だったじゃん!?!」
ボーボボ「はぁ……はぁ……もうダメかもしれねぇ……。マスター、あとは……わかるな?」
ビュティ「わかんないよ!!!出会って数時間も経ってないんだから、あんたの言わんとすることはわかんないよ!!!」
ボーボボ「オレはわかるぞ。マスターのことはもう理解している」
ビュティ「え……」
ボーボボ「今、太陽の黒点の数が気になっているんだろ?」
ビュティ「ないよ!!!!」
ボーボボ「今年の夏は暑くなりそうだ」
ビュティ「とにかく、傷ついてるならポケモンセンターに行こうよ」
ボーボボ「オレ、きずぐすり派だから」
ビュティ「ホントにポケモンなの!?!?」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 17:49:35.06 ID:+9iAAXF70
ショップ
ボーボボ「わーい。クーラーが効いててすずしぃー!」
ビュティ「そうだね……」
ボーボボ「今週のニセコイはどうなってるかなー?」ペラッ
ビュティ「立ち読みなんてしてる暇ありません!!!!」
ボーボボ「……あ?」
ビュティ「なんで半ギレ!?ここにはきずぐすり買いに来ただけでしょ!?」
ボーボボ「へぇ……」
ビュティ「なんで関心がないの!?あんたが言い出したんでしょ!?!?」
ボーボボ「分かってるって。さてと……えーと……」
ビュティ「まったくもう……疲れちゃうよ……」
ボーボボ「あった!!あったぞ!!マスター!!」
ビュティ「はいはい。良かったね」
ボーボボ「ボラギノール!」
ビュティ「お前、どこ怪我したの!?!?」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 17:56:16.72 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「言わせる気ですかぁ、マスタァ?」モジモジ
ビュティ(うざーっ!!!)
ボーボボ「オレの傷は深く、大きいんだ」
ビュティ「知らないよ!!!言わなくていいよ!!!!」
ボーボボ「塗ってくれるか?」
ビュティ「ぬるかぁ!!!もう!!!真面目にやってよ!!!!ポケモンなんでしょ!!!私の言うことを聞いて!!!お願いだから!!!」
ボーボボ「……悪かった」
ビュティ「え?」
ボーボボ「オレなりにマスターと打ち解けようと思って、色々と考えたんだが裏目に出てしまったようだな」
ビュティ(そ、そうか!!そんなことを考えて……!!わ、私ったら、そんなことも考えずにただ苛々して……)
ビュティ「ご、ごめんなさい!!私、そんなことって気がつかなくて!!!」
ビュティ「貴方がポケモンに見えないから、少し動揺して、その……酷いことも言っちゃって……」
ビュティ「本当にごめんなさい」
ボーボボ「来週から変態仮面連載するのかよ!!!すげぇぇ!!!!」
ビュティ「……」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 18:03:20.96 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「きずぐすりも買ったし、次はどこに行くんだ?」
ビュティ「確かトキワジムがあるはずだから、そこのジムリーダーに会ってみようかなって思ってるんだけど」
ボーボボ「トキワジム?あれのことか?」
ビュティ「ん?」クルッ
破天荒「おやびん!!!このガキがうちのバッジを欲しいって言ってます!!!」
首領パッチ「なんだとぉ?」
レッド「ポケモンバトルで勝負してほしい!!!」
ビュティ(レッドだ!!レッドもジムリーダーと勝負を……!!)
破天荒「どうしますか、おやびん?」
首領パッチ「……テストに受かったら。いいぞ?」
レッド「テスト!?分かった、受ける!!」
首領パッチ「オレのパンチを避けてみろ!!!!」ドゴォ!!!!
レッド「ぱぎゃ!?!」
ビュティ(開始と同時に殴ったぁー!!!)
首領パッチ「不合格だ。出直して来い」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 18:10:13.26 ID:+9iAAXF70
レッド「うぅぅ……。もう一度!!!もう一度だけ!!!お願いします!!!!」
破天荒「おやびんは忙しいんだ。帰りな、坊主」
首領パッチ「破天荒、急ぐぞ。魔法少女ドンパチパッチンが始まる」
破天荒「はいっ!!急ぎしょう!!」
首領パッチ「今日はあのパチ子ちゃんが活躍する回だ!!見逃せねえ!!!!チャンネルはそのままぁ!!!!!」
レッド「まってくれ!!!頼む!!!もう一度だけ、テストをぉ!!!!」
ビュティ(レッド……。どうしてそんなに必死になってるの……?)
レッド「うぅぅ……くそっ……!!」
ピカチュウ「ピカピ……」
レッド「ピカチュウ……」
ビュティ(いいなぁ……。心配してくれるんだ……。私もあんなに可愛いポケモンに慰められたいかも……)
ピカチュウ「バッジの一つももってねえ屑に、これ以上つき従う理由はねえな」
レッド「ま、待ってください!!もう一度だけチャンスを!!次は必ず!!!!」
ピカチュウ「なら、今からお前はオレの舎弟だ。ほら、手を出せ。灰皿ねえからよ」スパー
ビュティ(私、下克上の瞬間を見ちゃったー!!!!)
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 18:15:22.85 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「なるほど。バッジがなければ、マスターに対してあのような態度が取れるわけか」
ビュティ「そんなわけないでしょ!!!」
レッド「ビュティ……!!!」
ビュティ「あ。えっと……」
レッド「恥ずかしいところを見られたな……。でも、次は!!負けないから!!!」
ビュティ「心の底から応援してるから!!!」
レッド「ああ!!」
ピカチュウ「おら、屑。ボールにはいれや」
レッド「そ、それはさすがに……」
ピカチュウ「あぁん?」
レッド「……はいります」
ビュティ「レッドー!!!」
レッド「ビュティ……今度会うときは、オレ、もっと強く――」
ピカチュウ「よっしゃ。回収完了。さてと、次の街にいくか。――ピカチュウッ!!」テテテッ
ビュティ「レッド……辛くても生きてれば……絶対にいいことあるからね……」ウルウル
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 18:24:38.00 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「ところでビュティ?」
ビュティ(名前で呼ばれた!!しかも呼び捨て!?!まぁ、年上だろうから呼び捨てはいいけど……)
ボーボボ「お前、バッジ幾つもってんの?アーハン?」
ビュティ(や、やばい……!!今日から旅を始めたのに、持ってるわけないよ……!!)
ビュティ(ここで持ってないことを知られたら、私もレッドみたいに……!!それだけは……!!!)
ボーボボ「もーしーかーしーてー、ないんですかぁ?ビュティさんはぁ、バッジもってないんですかぁ?」
ビュティ「――もってるもん!!!」
ボーボボ「なら、見せてみろ」
ビュティ「はいっ!!!ニコちゃんバッジ!!!!」
ボーボボ「おいおい……」
ビュティ(やっぱり、無理があったかー!!)
ボーボボ「すげぇぇぇ!!!!!もう3つもあるじゃん!!!!すげー!!!さっき旅立ったのにすげー!!!忠誠を誓わざるをえねえ!!!」
ビュティ(よかったー!!!!バカで)
ビュティ「これからは言うこと聞いてね」
ボーボボ「はっ!!!ビュティ閣下のご意思のままに!!!!」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 18:32:29.90 ID:+9iAAXF70
ビュティ(でも、いつかこの嘘はバレるし、バッジは持っておかないと……。レッドは断られちゃったみたいだけど、私もトキワジムのリーダーにダメ元で頼んでみよう)
ボーボボ「ビュティさん。どこに行くんですか?」
ビュティ「ここのジムリーダーにポケモンバトルを申し込んでくる」
ボーボボ「もうビュティさんはバッジを3つも持っているんですよ?ここは無視してもいいんじゃないですか?」
ビュティ「そういうわけにはいかないよ。ポケモンマスターを目指す者としてはね」
ボーボボ「つまり、ポケモントレーナーは根絶やしにするってことですか。さすがはビュティさん。魔王的発想に痺れます」
ビュティ「そこまで言ってないよ!!!!あ、あと、別に敬語とかは使わなくていいからね」
ボーボボ「マジで?たすかるわー」
ビュティ(ぐっ……!!こいつ、すぐに調子にのる……!!!)
ボーボボ「で、行くのか?」
ビュティ「うん。もし戦うことになったら……」
ボーボボ「任せておけ。ビュティにはオレがいる。そしてボラギノールもな」
ビュティ「ボラギノールはどうでもいいよ!!!!」
ボーボボ「えー?」
ビュティ「もう!!早くいくよ!!!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 18:40:31.58 ID:+9iAAXF70
トキワジム
ビュティ「ここがトキワジム……」
ボーボボ「ここにあの日結婚を約束した人がいるのね……」
ビュティ「すいませーん」ドンドン
ボーボボ「ドキドキ……私の顔、覚えているかしら……」
ビュティ「……反応がないなぁ。居るはずなのに……」
ボーボボ「そんな!!!いるはずよ!!!この中にあの人はいるはずなのよ!!!!」
ビュティ「うるさいよ!!!」
ボーボボ「こうなったら、私が確かめてくるわ!!!!」
ビュティ「どうやって?扉、開かないよ?」
ボーボボ「んなもん!!!力で抉じ開ければいいだろうがぁぁぁぁ!!!!!」ドゴォ!!!!!
ビュティ「なにやってるの!?!」
ボーボボ「うぅ……いたいよぅ……右手が粉砕骨折しちゃったよぉ……。でも、大丈夫!!!こんなときのためのボラギノールがある!!!!」
ボーボボ「ぬーりぬりぬり!」
ビュティ「意味無いから!!!ボラギノールは骨折に効果ないから!!!!」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 18:48:19.33 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「いてぇぇぇ!!!!!腫れがひどくなるいっぽうだぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ビュティ「でも、どうして出てきてくれないんだろう?扉も……開かないし……」
ボーボボ「ビュティ。そんなときは、押してだめなら引いてみろだ」
ビュティ「え?いや、どっちも試したけど……」
ボーボボ「なら、壊さんかぁい!!!!!これがワイのボラギノールパンチじゃぁ!!!!」ドゴォォ!!!!!
バコーン!!!!
ビュティ(あいたー!!!!ボラギノールすげー!!!!)
ボーボボ「よし……行くか……」
ビュティ「う、うん……」
「なんじゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!!こりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ビュティ「な、なに……!?」
ボーボボ「ビュティ、下がれ」
首領パッチ「なんでゴルフでアニメが中止になってんだよぉ!!!!くそがぁぁぁ!!!!!!ふざけんなぁ!!!!!玉入れなんぞ誰がみるかぁ!!!」
破天荒「おやびん、どうぞ。この電話はテレビ局と繋がってます」
首領パッチ「おらぁ!!!!魔法少女ドンパチパッチンはいつやるんじゃ!!ごらぁ!!!!来週ぅ!?!?そうか!!!楽しみにしてるからよぉ!!じゃあな!!」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 18:54:24.98 ID:+9iAAXF70
ビュティ(なんだか、怖い人がいる……)
破天荒「よかったですね、おやびん。――ん?誰だ?」
ビュティ「私は……その……」
ボーボボ「こちらは魔王ビュティ。世界中のポケモントレーナーを駆逐するために旅をしている女傑だ」
ビュティ「おかしな紹介しないでー!!!!」
破天荒「危険な女だな。ここで始末しておくか……」
ビュティ(もう臨戦態勢だー!!!!)
ボーボボ「やれやれ。挨拶もそこそこにケンカ腰かよ。育ちの悪さが良く分かるな」
ビュティ「あんたが煽ったんでしょ!!!!」
首領パッチ「小娘がオレたちを殺しにきたってわけか……」
ボーボボ「そうだ!!!!」
ビュティ「お願いだから黙っててー!!!!」
破天荒「オレたちのことを知らないようですね、おやびん」
首領パッチ「みたいだな。でなきゃ、こんな冗談はいえねえはずだ。頭がパラッパラッパーでもなけりゃあなぁ」
ビュティ(パッパラパーって言いたいのかな……?)
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 19:00:44.58 ID:+9iAAXF70
首領パッチ「アチョチョチョチョチョー!!パンチッ!!キック!!!ソウレンドファイ!!ワチャチャメッペ!!」
ビュティ(英語が不得意だこの人ー!!!)
破天荒「おやびん!!!クールまで行きましたよ!!!」
首領パッチ「たまねぎ師範など、目じゃねえ!!!飽く迄もオレの目的はぁ!!!!!!ステージ2をクリアすることだぁぁぁ!!!!」
破天荒「おやびーん!!!!その志しの高さ!!!!すごいです!!!!!最高だぁぁぁぁ!!!!」
首領パッチ「ぎゃぁぁぁ!!!!たまねぎ師範が寝転んだぁー!!!!!!」
たまねぎ師範『アゲイン』
首領パッチ「クソガァ!!!!!」ドガァ!!!!!
破天荒「おやびん!!!次、がんばりましょう!!!」
首領パッチ「そうだな……。だが、その前に……」チラッ
ビュティ「……!」
首領パッチ「借金なら返せないって!!!何でも言ってるじゃないですかぁー!!!!魔王金融のビュティさん!!!!」
ビュティ「えぇ!?!?!」
ボーボボ「かえせねえなら、このカップラーメン差し押さえね」
首領パッチ「やめてぇぇ!!!!!シーフードだけは堪忍してぇぇぇ!!!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 19:06:25.18 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「食べよ」ズルズル
首領パッチ「この人!!!お湯を入れてから1分で!!!なんてやつなの!!!」
ボーボボ「麺がかたいわぁー!!!!!」ブンッ!!!!
首領パッチ「シーフードぉぉぉぉ!!!!!!」
破天荒「で、何のようだ?」
ビュティ「そのバッジが欲しくて……」
破天荒「はぁ……。お前、おやびんと対戦できると思ってるのか?まだ、一匹もポケモンを持ってないようだが」
ビュティ「い、います。隣に」
破天荒「隣……?」
ボーボボ「ゼニー、ゼニゼニー。ガメー」
ビュティ(ゼニガメになってるぅー!!!!)
破天荒「ゼニガメって、今はこんな姿なのか。知らなかったぜ」
ビュティ「いや、多分、違うと思います……」
首領パッチ「おもしれぇ。ゼニガメをもってるとはな。少しは楽しめそうだ。だが、最初からオレと戦えるとは思ってないよなぁ?」
ビュティ「テ、テストがあるんでしょ?」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 19:12:41.06 ID:+9iAAXF70
首領パッチ「良く知ってるじゃねえか。なら話は早いな……」
ビュティ「は、はじめて、いいよ……」
首領パッチ「まずは小手調べといくか。おい、お前からこのお嬢ちゃんの相手をしてやりな」
ビュティ(部下がいるの……?)
シーフード「どうも」
ビュティ(カップラーメンだぁー!!!!!)
シーフード「私、ポケモントレーナーのシー・フードと申します」
ビュティ「モンスターボール投げれるの!?!ねえ、投げれるの!?!」
シーフード「無論です。さぁ、戦いましょうか」
ボーボボ「わかったぁー!!!!!」ズルズルズルズル
シーフード「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!」
ビュティ「たべちゃったー!!!!!」
ボーボボ「ふぅ……。さぁ、次は誰だ?時間が惜しい、まとめてこい」
破天荒「てめぇ……!!!」ギリッ
首領パッチ(やだ!!私のシーフードが食べられちゃった!!おなかすいちゃう!!どうしよう!!!!)オロオロ
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 19:19:33.50 ID:+9iAAXF70
破天荒「いいだろう!!全員!!出ろ!!!!」
カレー・シーフード・しお「「はい!!」」
ビュティ(カップラーメンが出揃ったー!!!!!)
ビュティ(い、いや、違う……。一種類だけいない!!一体どこに……!!)
首領パッチ「あと2分……あと2分……ウフフフ」
ビュティ(作ってる最中だー!!!!)
ボーボボ「させるかぁぁぁ!!!!鼻毛真拳!!!やどりぎのたね!!!!」
破天荒「なんだと!?!」
ビュティ「その技は!?」
ボーボボ「そう。やどりぎのたね。その名の通り寄生し体力を奪う技」
首領パッチ「てめぇぇ……!!!」
ビュティ(でもまだ、ポケモンいないのに……)
ボーボボ「さぁ!!!お前に寄生して体力を奪ってやるぞ!!!!オレを養えー!!!!オレはニートになってやるぅー!!!」
破天荒「ぐわぁぁぁ!!!!!」
ビュティ「お前が寄生するのー!?!?」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 19:26:08.18 ID:+9iAAXF70
破天荒「ボボ太!!ボボ太!!!いい加減、働け!!!母さんも困っているんだぞ!!!」
ボーボボ「うるせぇ!!!オレは寄生するって決めたんだ!!!!」
破天荒「お前!!!母さんの気持ちも!!!」
首領パッチ「いいのよ、あなた」
破天荒「お前……。だけど!!」
首領パッチ「ボボ太。私、信じてるから。貴方がいつか……私の面倒を見てくれるって……」
破天荒「だが、オレももう体力の限界で……」
首領パッチ「……」
ガチャ……
首領パッチ「はっ!!ボボ太!?」
ボーボボ「母さん、父さん……オレ……オレ……」
破天荒「働くか!?」
ボーボボ「一生、遊んでくらすからよぉー!!!宝くじあててこいよぉー!!!じゃないと、過労死するぞぉー!?」
ビュティ(どら息子、ここに極まれりー!!!!)
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 19:31:55.42 ID:+9iAAXF70
破天荒「ぐあぁぁぁ……もう……体力の限界だぁぁ……!!」
ボーボボ「ほーらほら!!!はたらけぇぇ!!!」
首領パッチ「やめろぉぉぉ!!!!!これが目にはらないかぁぁぁ!!!!」
ボーボボ「そ、それは……!!!ロト7!!!」
首領パッチ「何故、オレがこれを見せたのか、分かるな?」
ビュティ「ま、まさか……!!!!」
首領パッチ「ただの紙切れだからよぉー!!!!」ビリビリッ!!!
ビュティ(はずれてたのー!!!)
首領パッチ「当たってたら、破天荒にすら内緒で隠居するに決まってるだろ!!!!」
破天荒「!?」
ボーボボ「……あれ?これ1000円当たってるじゃん」
首領パッチ「なにぃぃぃぃぃ!!!!破天荒!!!拾い集めろ!!!!破天荒のハーヴェストで!!!!」
破天荒「わかりやした!!おやびん!!いけ!!!オレのハーヴェスト!!!」
子天荒「「「わー」」」ダダダッ!!
ビュティ「ちっちゃい破天荒さんがでてきたぁー!!!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 19:38:02.73 ID:+9iAAXF70
首領パッチ「よし!!これで全部だな!!!換金お願いします!!!」
ボーボボ「一度破れたものは、ムリ」
首領パッチ「そこをなんとかぁ!!!1000円あれば、おっかぁの薬もかえるんだぁ!!!」
ボーボボ「無理」
首領パッチ「たのむよぉぉぉ!!!!」
ボーボボ「鼻毛真拳奥義!!!『無理毛ー!!!!』」バーンッ!!!!
首領パッチ「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!」
ビュティ(ギャル口調な必殺技でたー!!!)
ボーボボ「ルールは守ろうぜ」キリッ
破天荒「よくもおやびんを!!!こうなったら、ポケモンバトルだ!!!!」
ビュティ(今更ー!!?!?)
ボーボボ「いいだろう!!いけ!!ポッポ!!!君にきめたぁ!!!!」
ポッポ「――極楽浄土に行く術を教えてやろう」
ビュティ(ポケモンの分際でいつのまにゲットしてたのー!?!ポッポ・the・キングー!!!!)
破天荒「なるほど。面白い。なら、オレはこいつにするぜ!!!いけっ!!!」シュッ!!
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 19:45:18.89 ID:+9iAAXF70
バシュウゥゥ……!!!
ビュティ「一体、誰が……!!」
破天荒「はてはてー」
ビュティ「破天荒さーんだ!?!?じゃあ、誰がトレーナーなの……!?」
シーフード「いけぇ!!!破天荒!!!!」
ビュティ「カップラーメンだぁぁぁ!!!!」
ポッポ「相手にとって、不足なぁし!!!!」
破天荒「いくぞ!!!!」
ポッポ「おぉ!!!!」
ボーボボ「邪魔だ!!!!小鳥がぁぁぁぁ!!!!!」ドゴォ!!!!
ポッポ「ポボォ!?!」
ビュティ「仲良くしなよ!!!!」
ボーボボ「オレ以外のポケモン、皆、敵!!!!」
ビュティ(こいつの思考回路、こわーい!!!)
破天荒「余所見してたら、動けなくなるぜ?オレのカギ真拳でな!!!」ダダダッ
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 19:52:27.03 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「ぬっ!?」
破天荒「LOCK!!!」ガチャン
ボーボボ「――」
ビュティ「ボーボボ!?どうしちゃったの!?」
首領パッチ「わからねえか?」
ビュティ「どういうこと!?」
首領パッチ「今、丁度3時のおやつだ。つまり、オレはカップラーメンを食べる!!!!」
シーフード「……!」
首領パッチ「いただきまぁーす!!!!貴様はこの食物連鎖からは逃れられないぜぇぇぇ!!!!」
シーフード「いつまでも捕食される側に甘んじているつもりはない!!!」
首領パッチ「なんだと!?」
シーフード「カップラーメン真拳奥義『熱々のスープ飛ばし』」ピュッピュッ
首領パッチ「ぎゃぁぁぁぁ!!!!!あちぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」ゴロゴロゴロ
首領パッチ「――でも、うまーい!!」
ビュティ「どゆこと!?!」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 20:07:40.76 ID:+9iAAXF70
破天荒「さてと……。これで終わりだな……」
ビュティ「あぁ!!起きて!!!」
破天荒「こうなったら、どうやっても無理だ」
ビュティ「なら、ボールの中に入ってもらうしか……!!!」
破天荒「させねえよ!!!」ダダダッ
ビュティ「そんな!!!」
首領パッチ「やめろ!!!」
破天荒「おやびん……!!」
首領パッチ「よく見てみろ。ボーボボの顔を」
破天荒「え……?」
ビュティ「なに……?」
ボーボボ「――」
首領パッチ「ぶっさいくじゃね!?ぶっさいくじゃね!?!ぎゃはははははは!!!!!」
破天荒「確かに!!!おやびんの言うとおりだ!!!」
ビュティ(悪口いいだしたぁー!!!!)
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 20:12:33.98 ID:+9iAAXF70
首領パッチ「積年の恨みじゃぁぁぁ!!!!!」ドゴォ!!!
ビュティ「なにするんだよ!!!やめてよ!!!」
首領パッチ「だまってろぉ!!!今ここで、今までの借りを清算してやるんだよぉ!!!」
ビュティ「無抵抗な相手に卑怯だよ!!!」
首領パッチ「しるかぁ!!!おらおらおらおら!!!!これはあの時食べられたカレーパンの分!!!」ドゴォ!!!
首領パッチ「そして、これはあのとき食べられたカレーパンの分!!!!」ドゴォ!!!!
ビュティ(どのときのカレーパンか全然わかりませんー!!!)
破天荒「おやびん!!トドメを!!!」
首領パッチ「わかってる!!!これで、トドメだぁぁぁ!!!!」
ビュティ「いやぁぁぁ!!!!」
ボーボボ「――ふんっ!!!!」パリーン!!!!
破天荒「ちっ!!もうLOCKが解けたか!!!」
ボーボボ「……」
ビュティ「ボーボボ!!」
首領パッチ「ボーボボ!!さあ、破天荒を倒しちゃって!!ビュティ、応援してるから!!!フレーフレーボーボボ!!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 20:18:46.07 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「てめー、何属性だ?」
破天荒「オレか?みずタイプのポケモンだ」
ビュティ「そんな要素どこにもなかったじゃん!!!!」
ボーボボ「そうか。それは残念だったな」
破天荒「どういう意味だ?」
ボーボボ「オレはでんきタイプのポケモンだからな」
ビュティ「えぇぇー!?!ボーボボにもそんな要素なかったよ!!!」
ボーボボ「ピカッ、ピカチュウ。チュー」
ビュティ「それだけじゃん!!!いってるだけじゃん!!!!」
ボーボボ「甘く見るな、ビュティ。でんきタイプの技を今から見せてやろう」
ビュティ「でんきタイプの技を……!?」
破天荒「な、なに……!!!」
ボーボボ「うけてみろ!!!10まんボルトをなぁ!!!!」ゴゴゴゴ!!!
ビュティ「すごい!!!そんな技を!!!もしかして、本当にピカチュウ!?」
首領パッチ「ボーボボ!!!ファイトー!!!そのまま破天荒を感電死させちゃってー!!!」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 20:23:26.98 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「いくぞぉぉぉぉ!!!!!」ダダダダッ
破天荒「くっ……!!!」
ボーボボ「うおぉぉぉぉ!!!!」ダダダダッ
ビュティ「どこいくのー!?!」
首領パッチ「あのやろう……出て行きやがった……」
―ポケモンセンター―
ナース「ご利用のかたはこちらにどうぞー」
ボーボボ「うぉぉぉぉぉぉ!!!!鼻毛真拳奥義!!!!『ナースコールは突然に!!!!』」ポチッ
ナース「あぁ!!105号室のマンキー顔のおっさんが大暴れしているに違いないわ!!!急ぎましょう!!」テテテテッ
ボーボボ「今のうちに……!!!」ササッ
ボーボボ「よし!!いくぜぇぇ!!!!」ダダダダッ
―トキワジム―
ボーボボ「ただいまぁー!!!!!手に入れてきたぞー!!!!!AED!!!!」
ビュティ「やろうとしてることわかった!!!やめてー!!!!効果ないからー!!!!」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 20:28:06.24 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「んなもん!!やってみなきゃわかんねえだろうがぁ!!!!!」
ビュティ「わかるよ!!!それ心配停止している人には使えないんだよ!?!」
ボーボボ「分かってるさ。それぐらい」
ビュティ「だったら!!」
ボーボボ「首領パッチ!!!」
首領パッチ「はいはい?」
ボーボボ「息の根とめろぉ!!!!」ザンッ!!!!
首領パッチ「ぎゃらぁっ!?!?!」
ビュティ「そこまでしてAED使いたいか!!!!」
ボーボボ「首領パッチにセットしてっと」
ビュティ「相手は破天荒さんでしょ!?」
破天荒「おやびんになにをしやがる!!!」
ボーボボ「どいてろー!!!!!」ドゴォ!!!!
破天荒「がはっ!!!!」
ビュティ「もういいよ!!!これでボーボボの完全勝利だよ!!!」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 20:34:06.62 ID:+9iAAXF70
ボーボボ「まだだ!!!オレの戦いは終わっちゃいねえ!!!ビュティに、マスターにオレがポケモンであることを証明するまではな!!!!」
ビュティ「ボーボボ……」
ボーボボ「だから、続けさせてくれ」
ビュティ「……ダメだよ!!!少し考えたけど、こんな方法をとってる時点であんたはポケモンじゃないよ!!!」
ボーボボ「しゃらくせぇぇ!!!!!オレの好きにやらせろぉぉ!!!!」
ビュティ(身勝手だぁー!!!!)
AED『この人に電気ショックは必要ありません』
ボーボボ「なんだと?」
ビュティ「ほら、無理なんだって」
ボーボボ「まだ心臓うごかしてんのかぁぁぁ!!!!首領パッチ!!!!!」ドガァ!!!!
首領パッチ「ごぶぅ!?!」
ビュティ「きゃぁぁぁ!!!!」
AED『今すぐ電気ショックが必要になりました。出力を選択してください』
ビュティ「出力!?!」
ボーボボ「100まんボルトで」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 20:39:17.50 ID:+9iAAXF70
ビュティ「一桁あがったー!!!」
AED『では、行きます。ピッピカチュー!!』バリバリバリ
ビュティ(この救命機器もピカチュウだー!!!)
首領パッチ「ぎゃらばらぎゃぼらぎ!?!!?」
ビュティ「やめて!!!もういいから!!!止めてー!!!」
AED『息の根を止めろ!!!!』
ビュティ「お前、何者!!?」
ボーボボ「積年の恨みじゃぁー!!!!あのとき貴様に食べられた、オレのカレーパンのうらみじゃぁー!!!」
ビュティ「お前ら、カレーパン取り合ってるだけだろ!?!」
AED『シニマシタ』
ビュティ「なんで最後だけ機械っぽく言ったの!?それで罪は軽くならないよ!?」
首領パッチ「……」
ビュティ「首領パッチくん……」
ボーボボ「まずは一勝だな。ビュティ」
ビュティ「……そうだね」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/06/17(月) 20:46:52.48 ID:+9iAAXF70
ビュティ「全然ポケモンバトルじゃないよ……はぁ……」
ボーボボ「ビュティ!!バッジがあったぞ!!」
ビュティ「え!?バッジ!?」
ボーボボ「ほら、ニコちゃんバッジがこんなにたくさん。100個ぐらい持ってたら、相手に翳すだけで逃げ出すんじゃないか?」
ビュティ「そんな印籠みたいな効果はないと思うけど……。それに、これは偽――」
首領パッチ「やるじゃねえか……」
ビュティ「首領パッチくん!!!」
ボーボボ「生きていたのか……。ならば!!!でんきショックだぁぁぁ!!!」グイッ
首領パッチ「きゃぁ!?やだ!!なにぃ!?!」
ボーボボ「おらららららら!!!!」ドドドドド!!
首領パッチ「いやぁぁぁぁ!!!だめぇぇぇ!!!!」
ビュティ「それ電気あんまだから!!!もうでんきネズミじゃないこと認めなよ!!!!」
ボーボボ「チュー?」
ビュティ「むかつく……!!」
首領パッチ「お前ら、このハジケジムを攻略するとはやるな……。てめえらで丁度100人目だ」