コナン「ふ〜ん。お前が今回の事件の犯人か」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ドキュメント 〜『涼宮ハルヒの憂鬱』 その舞台裏に迫る〜

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 17:08:50.39 ID:gNXZ0QFK0

犯人「はい!よろしくお願いします!」

コナン「どうでもいいや。僕の足だけは引っ張んないでよね」

犯人「・・・はい」

監督「本番始まります。江戸川さん今回もよろしくお願いしますね」

コナン「ちっ、仕方ねーな」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 17:23:58.51 ID:gNXZ0QFK0

監督「本番3秒前!・・3・・2・・・1・・」

コナン『見た目は子供、頭脳は大人。その名も名探偵コナン』

監督「はい。オッケーです!!さすが江戸川さん。今日もばっちりですよ!」

コナン「バーロー俺を誰だと思ってんだよ」

犯人「すごいですねコナンさん!僕、演技にしびれちゃいました!」

コナン「なに勝手に話かけてきてるの?それにコナンさんじゃなくて江戸川さんな!!モブが立場わきまえろよ!」

犯人「・・・すみませんでした。江戸川さん・・」

監督「まあまあ江戸川さん。彼も悪気はないんだし」

犯人「すみません!!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 17:30:34.02 ID:gNXZ0QFK0

コナン「なんかやる気なくなっちゃったなぁ〜。今日はもう帰るわ。じゃ!」

監督「待ってくださいよ!!・・・・行っちゃった・・」

犯人「す、すみません!僕のせいで・・」

監督「気にすんな。今に始まった事じゃないしな。よーしみんなシーン32のコナンが出てないところをとっちまうぞ!」

全員「了解で〜す」

監督「ほら犯人さん、出番ですよ!!」

犯人「わ、わかりました。よろしくお願いします!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 17:42:36.95 ID:gNXZ0QFK0

歩美「・・・それでね今回は知的キャラを目指そうと思ってやらせクイズ番組を企画させてるのよ」

光彦「相変わらず、生き残る術をよく知ってますねwww」

コナン「よ、オメーら!」

歩美「コナン君!!」

光彦「コナン君じゃないですか!今日は収録のはずじゃなかったんですか?」

コナン「すっぽかしてきた」

光彦「本当ですかww」

コナン「だって、今日の収録犯人役の奴と二人っきりだぜ。マジ無理!!」

歩美「確かにそれキツいかもwww」

コナン「だろ。まあ監督がうまい具合にスケジュール組み直してくれんだろ。そんなことより遊び行こうぜ!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 17:49:43.49 ID:gNXZ0QFK0

〜次の収録日〜

監督「おはようございます。江戸川さん」

コナン「ああ」

光彦「相変わらずの社長出勤ですねww」

コナン「うっせww」

犯人「この前はすいませんでした!」

ドン

コナン「あれ〜、何かにぶつかったな〜。ここには何もないはずなのにな〜」

歩美「ちょwwひどいコナン君wwww」

光彦「ひどwwww」

コナン「え?なにがwww」

犯人「・・・・・」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 17:59:10.63 ID:gNXZ0QFK0

元太「あ、おはよう江戸川さん」

コナン「ちっ。おい何回言ったらわかんだよクソデブが!「おはようございます」だろうが!!」

元太「すみません。おはようございます、江戸川さん!」

コナン「よ〜し。それでいいんだよ」

歩美「で、私たちには挨拶ないわけ?」

元太「!!・・・おはようございます。歩美さん、光彦さん」

光彦「円谷さんと吉田さんだろうが!!!」

元太「ひっ!!す、すみません・・」

光彦「立場をわきまえろよ糞豚が!!」

歩美「ほんとよね〜」

元太「・・すみません・・・・」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 18:14:57.94 ID:gNXZ0QFK0

コナン「そういや、博士は?」

博士「呼んだかね?コナン君」

コナン「おお、びっくりした。どこいたんだよ」

博士「トイレじゃよ。それよりなんでわしを探してたんじゃ?」

コナン「この前借りたゲームを返したくてな。なかなか面白かったぜ!」

光彦「それコナン君も借りてたんですか。僕もやって借りてるんですよ。面白いですよね!」

歩美「歩美も借りてる!本当に博士が自分で作ったの信じられない!」

博士「すごいじゃろ。今新しいゲームを開発中じゃ。楽しみにの」

元太(おれ・・借りたことねぇぞ・・・・)

監督「本番になりますから、スタンバイしてください!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 19:51:34.10 ID:gNXZ0QFK0

博士『なんじゃと』

光彦『犯人がわかったって本当なんですか?コナン君』

コナン『ああ、間違いねぇ』

歩美『教えてコナン君!!』

元太『そうだぞ!教えろよ、コナン!』

コナン『犯人はあの人だ!!』

監督「はい、カット!!」

監督「小島く〜ん、セリフ間違っちゃダメだよ〜。「そうだぞ!早く教えろよ、コナン!」でしょ!」

元太「す、すみません!」

コナン「チッ。何してんだよ」

元太「ご、ごめんな、コナン」

コナン「えどがわさんだろぉが!!」

元太「すみません・・江戸川さん・・」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 20:00:57.13 ID:gNXZ0QFK0

光彦「撮り直しですよ〜。まったく」

歩美「勘弁して欲しいって感じよね〜」

元太「ご、ごめん・・」

博士「・・・・」

監督「さ、さあ、もう一回さっきのシーンを撮るからみんな準備して!」

コナン「元太。お前休憩時間に俺の楽屋に来いよ!」

元太「!!」

監督「じゃあ、本番3秒前!・・3・・2・・・1・・」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 20:16:32.59 ID:gNXZ0QFK0

〜コナン楽屋〜

コナン「最近お前調子乗ってるよな?」

元太「そ、そんなこと・・」

コナン「乗ってるんだよ!てめぇ見てるとイラつくんだよ!」

元太「そんなこと言われても・・」

コナン「焼き入れてやんよ!上脱げ。」

元太「え?」

コナン「上脱げって言ってんだろ早くしろ!!」

ヌギヌギ

コナン「だらしねえ体してんな。目つぶれ」 ジュ!!

元太「あっつ!」

コナン「逃げんじゃね!!俺がタバコで焼き入れてやってんだからありがたく思えや!!」

元太「あちぃよ!!やめてくれよ!!コナン!!!」

コナン「江戸川さんだろうがぁぁ!!!」ジュー

元太「ぎゃあああぁぁぁぁ!!!!!!」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 20:30:28.11 ID:gNXZ0QFK0

博士「・・・・・」

光彦「あれ、博士なんでイヤホンなんてつけてるんですか?」

博士「あ、いや・・お、おんがくを聞いておってのぉ」

光彦「ふ〜ん。ところでコナン君どこにいるか知ってますか?」

博士「さあ?」

光彦「う〜ん、楽屋にいるのかな。見てきますね」

博士「こ、これ邪魔しちゃいかん!」

光彦「?」

博士「あ・・だ、だからコナン君も一人になりたい時間はあるじゃろ?それを邪魔は・・・」

光彦「それもそうですね。」

歩美「ねぇ。あの豚ちゃん知らない?」

光彦「元太のことですか?どうせ一人寂しくトイレで時間でも潰してるんじゃないですかwww」

歩美「なぁーんだ。せっかくからかってやろうと思ったのにwww」

博士「・・・・・」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 20:41:08.50 ID:gNXZ0QFK0

監督「もうすぐ休憩終わりますよ!」

光彦「あ、コナン君!楽屋にいたんですか?」

コナン「ああ、少し休憩してた。」

歩美「あ、元太くん!どこにいたのwwww探してたのにwww」

元太「・・・」

歩美「元気ないじゃんwwwうなぎ食べ過ぎてお腹壊した?wwwww」

元太「・・・」

監督「じゃあ、みんな揃ったし撮影再開するよ!」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 21:04:55.60 ID:gNXZ0QFK0

光彦『あ、犯人が逃げましたよ!』

コナン『にがすかよ!』

犯人『くそ!そこのガキ、来い!!』

元太『うわあああぁぁ』

歩美『元太君が人質に!』

犯人『このガキがどうなってもいいのか?ああ?』 グイ

元太「痛っ!」

監督「カット!!!」

監督「またかね、元太君。痛がるなんて台本には書いてないだろ」

元太「すみません・・」

コナン「何やってるんだよ元太」ニヤニヤ

元太「ごめ・・すいません」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 21:15:18.75 ID:gNXZ0QFK0

監督「じゃあもう一回さっきのところを・・」

小五郎「どうも、みなさん元気にやってますかな!」

蘭「やっほーー」

全員「!!」

コナン「蘭さん、小五郎さん!!」

監督「びっくりした。お二人とも今日は撮影はないはずですけど?」

小五郎「いや〜、近くに来たんでついでに差し入れでもと思いまして」

蘭「じゃーん!あの有名店のチーズケーキだよ!人数分あるよ!!」

監督「これはありがたい。じゃあみんな少し休憩にして差し入れを頂きましょう」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 21:31:48.29 ID:gNXZ0QFK0

蘭「コナン君久しぶり!といってもこの前撮影であったかりだけどね。はっはっはっは」

コナン「いや〜まさか蘭さんと、小五郎さんが来るなんて思いませんでしたよ」

小五郎「迷惑だったかな?」

コナン「とんでもない。むしろとても嬉しいです。」

小五郎「それで撮影は順調に進んでるかな?」

光彦「ばっちりですよ!」

歩美「たまに元田君がミスしちゃうけどね」

コナン「でも僕達友達だからちゃんとフォローしてあげるんだよ。ねぇ、元田君」

元太「お、おう・・」

蘭「お前ら本当に仲良しなんだな!!」

コナン「もちろん!!」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 21:50:00.83 ID:gNXZ0QFK0

小五郎「うんうん。仲がいいことは非常によろしい」

元太「あ、あの・・実は・・・おれ・・・」

小五郎「ん?どうしたんだね元田君」

元太「実は・・・コナン達に・・」

コナン「あー僕トイレ行きたくなっちゃった。元田君、一緒に行こうよ!」

光彦「僕も行きたくなっちゃいました。行きましょ元田君!」

歩美「歩美も!!」

元太「・・・うん」

コナン「蘭さん、小五郎さん少し失礼します」

蘭「つれションとは、仲イイね!!」

博士「仲が良いのぉ、ほんとうに・・・」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 22:04:20.22 ID:gNXZ0QFK0

〜トイレ〜

コナン「おい豚!お前さっき何言おうとしてた?」

元太「・・・・」

コナン「蘭と小五郎に何言おうとしたんだって聞いてんだよ!!」

元太「もう・・くれ・・・」

コナン「あ、聞こえねーよ」

光彦「ちゃんと喋ってくださいよ、豚!」

歩美「しゃべれよ」

元太「もういじめるのは辞めてくれって言ってんだよ!!!」

元太「なんでいじめるんだよ!前まであんなに仲良かったのに・・意味分かんないよ!!」

光彦・歩美「・・・」

コナン「・・・本気で、本気で言ってんのか・・・」

元太「当たり前だろ、わけわからないよ」

コナン「・・・お前どこまでクズなんだ・・」

元太「・・・え?」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 22:14:12.75 ID:gNXZ0QFK0

〜スタジオ〜

蘭「そういや、哀ちゃんがいないようだけど?」

小五郎「確かに、今日は少年探偵団の撮影なのにいないな」

博士「彼女は体調不良でのぉ、監督に言って休みをもらってるんじゃ」

蘭「そうなのか、早く良くなるといいな」

博士「ああ・・そうじゃの・・」

犯人「小五郎さん。ちょっといいすか?」

小五郎「君は確か今回の犯人役の・・。どうかしましたかな?」

犯人「少しお話がありまして・・」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 22:28:27.05 ID:gNXZ0QFK0

〜トイレ〜

元太「俺が・・・灰原に・・・」

コナン「そうだ!忘れたとはいわさねーぞ」

元太「俺がレイプ未遂・・?灰原に・・」

光彦「うそでしょ!覚えてないんですか!!」

歩美「信じられない!」

元太「うそだ!そんな・・おれそんなことした覚えないぞ!!」

コナン「てめぇ!ふざけんなよ。しらばっくれやがって!」

光彦「そうですよ僕達その現場にいたんですから!」

元太「いや、待ってくれよ!ほんとに覚えてないんだよ。ほんとだよ!!」

コナン「つまり、レイプなんてお前にとって記憶するに値しない出来事ってことかぁぁ!!!」

元太「違うよ。本当に知らないんだって!だいたい灰原ただの体調不良だって・・」

光彦「レイプされたから休みますなんて、監督に言えるわけないじゃないですか!!」

元太「でも・・おれ本当に・・・」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 22:41:36.03 ID:gNXZ0QFK0

歩美「まだ白を切るつもり!どこまでクズなの!!」

元太「いや、おれは・・」

コナン「身内でこんな事件が起こったなんて世間が知ったら名探偵コナンは終わっちまう。そう思って灰原はお前を警察には届けなかった」

光彦「でも、僕達がそんな事を許せるわけないじゃないですか!!」

コナン「事件の次の収録日にお前が俺らにいつも通りに話しかけて来た時は殺してやろうと思ったぜ」

元太「そんな・・でも・・」

歩美「これ以上しゃべらないでくれない?吐き気がするわ」

コナン「わかったか?腐ったお前の頭では忘れたみたいだけどこれがお前をいじめてる理由だよ。いや制裁してる理由だ!」

元太「そんな・・・・」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 22:57:57.59 ID:gNXZ0QFK0

〜スタジオ〜

小五郎「コナン君達が元田君をいじめてる!」

犯人「はい、僕が見た感じでは・・・」

小五郎「ははは、それは見間違いですよ」

犯人「しかし・・」

小五郎「私はこの前、彼ら少年探偵団と一緒に収録したんですよ。今日は居ませんが灰原さんという女の子も一緒の時にね。5人とも本当に仲が良かったですよ」

犯人「・・・」

小五郎「そんな彼らの友情は簡単に壊れないと思いますよ」

犯人「小五郎さんがそういうなら・・・」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:08:28.90 ID:gNXZ0QFK0

犯人「それともうひとつ、またコナン君のことなんですが」

小五郎「またか、君も好きだね・・」

犯人「実は彼猫かぶって・・」

コナン「あ、小五郎さんこんなところで何しゃべってるんですか?」

犯人「!!」

小五郎「おお、コナン君ちょっと彼と話していてね」

犯人「そ、そうなんですよ。江戸川さん」

コナン「いやだな〜江戸川さんだなんて。コナンでいいですよ。」

犯人「え、だって最初に会ったとき・・」

コナン「コナンでいいですよ」

犯人「こ、コナン君」ビク

小五郎「ところでさっきの話だけど」

犯人「ああ、やっぱり大丈夫です!気にしないでください!!」

小五郎「ん?そうか?」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:20:44.05 ID:gNXZ0QFK0

小五郎「それじゃあ、撮影頑張ってください」

蘭「放送楽しみにしてるから!!」

全員「ありがとうございました」

監督「それじゃ撮影再開するよ。みんな」



小五郎「ちょっとちょっと、犯人くん。」

犯人「なんですか小五郎さん?」

小五郎「これ俺の電話番号。さっき何か言いたいようだったから。一応」

犯人「あ、ありがとうございます!」

小五郎「じゃ、撮影頑張って!」

犯人「はい!」

監督「よーし、さっきのところからまた撮るぞ!!」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:32:03.76 ID:gNXZ0QFK0

コナン「は〜ようやく撮影終わったぜ!!」

光彦「疲れましたね・・」

歩美「ほんと歩美クタクタ・・」

コナン「元太!今から俺の楽屋集合な」

元太「俺・・本当に・・」

コナン「来いよ!!」

元太「う・・ん・・・」

光彦「僕も行きます」 歩美「歩美も」

コナン「わかった」

犯人(ん?なにかみんなで話すみたいだな・・)

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:44:10.08 ID:gNXZ0QFK0

〜コナン楽屋〜

コナン「で、いつまで嘘つくつもりだ、元太」

元太「だから言ってるだろ。本当に俺は知らないんだ。覚えてないんだよ。」

光彦「仮に本当に覚えてないにしてもお前のしたことは到底許されることではないですよ」

歩美「哀ちゃんかわいそう・・」

元太「だから俺はやってねーよ。灰原をレイプなんて!!!」

ガタ

コナン・光彦・歩美・元太「!!」

コナン「だれだ!誰かそこにいるのか!」

光彦「見てきます」 ガチャ

光彦「扉の前には誰もいませんよ。たぶん廊下のバケツが倒れたんですよ」

コナン「・・・そうか」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/29(水) 23:55:01.39 ID:gNXZ0QFK0

犯人「はあはあはあ」

犯人(えらいこと聞いちまった。まさかあの元太とかいう奴が・・とにかく小五郎さんに連絡しないと)

ピピピピピ

犯人「早くでないかな」

バキッ

犯人「がはっ!!!」

犯人(なんだ、痛てぇ!)

バキッ、ドコッ、バキッ

犯人(やべ・・意識が・・・・・)

携帯『はい、こちら毛利小五郎。もしもし、もしもし?』



博士「君に恨みはないんじゃが、このことを知られるのはまずいんでのぉ。すまんの、犯人君」

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 12:26:23.94 ID:nvb7bkzZ0

〜楽屋〜

元太「みんなも冷静に考えてくれよ俺がそんなことするはずないだろ?」

光彦「どの口がそんなこと言うんですか!今までだって散々悪いことやってたでしょ!」

歩美「そうよ、万引きやってたところ歩美見たもの!ねぇコナン君、光彦くん」

コナン「え?ああ・・」

光彦「そ、そうでしたっけ?」

歩美「何言ってるの、みんなで元太くんの万引き止めたでしょ?」

ガチャ

博士「みんなでなにをしゃべっているんじゃ?」

コナン・歩美「!!」

光彦「ああ、博士。実は灰原さんの件で元太くんと話を・・」

コナン「なんでもないぜ!博士!」

博士「そうか、なら早く帰るんじゃぞ。みんな。」

コナン「じゃあね、博士。」

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 12:31:06.01 ID:nvb7bkzZ0

コナン「・・・ふ〜。博士いったか・・」

光彦「ちょっとコナン君。なんで博士に話さないんですか!」

コナン「バーロー!!これは俺達だけの秘密だろうが!」

歩美「そうよ光彦くん!ほかの人にバレたら哀ちゃんかわいそうだよ・・」

光彦「え?だって元太くんがレイプしたとき博士一緒に目撃してたじゃないですか!」

コナン「何寝ぼけたこと言ってんだ!俺達3人だけだったろうが!」

歩美「そうよ!」

光彦「あれ?・・・」

元太「・・・?」

コナン「とにかく、今日はお開きだ。元太、今度ふざけたこといってらただじゃおかねーからな!」

元太「・・・」

光彦(何かおかしいです・・)

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 12:51:55.82 ID:nvb7bkzZ0

〜光彦家〜

光彦「なんかおかしいです・・・」

朝美「みっちゃん、どうしたの?」

光彦「おねえちゃん。いや・・なんでもないです。」

朝美「ふふふ・・。撮影でなんかあったでしょ?」

光彦「!!」

朝美「なんで分かるかって顔ね。それぐらいわかるわよ、あなたの姉なんだから!なに悩んでるかしらないけどきっと大丈夫よ!」

光彦「・・」

朝美「そんなことより、今テレビでみっちゃんの好きな特番やってるわよ。「ザ・犯罪」ってやつ。ほら」ピッ

テレビ「続いての犯罪はこちら!村人が消える?その手口とは!!です。」

光彦「なんだこれ再放送ですよ。前に放送してましたから。確か手口は・・・・・」

光彦「・・・・まさか・・」

朝美「みっちゃん?どしたの」

光彦「すみません、僕ちょっと部屋で調べたいことがあるので!」

朝美「・・みっちゃん?」

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 13:05:49.31 ID:nvb7bkzZ0

〜元太家〜

元太「どうなってんだ、俺が・・・」

元太(確かに、俺がいじめられ始めたのは灰原が休んだ頃だし・・)

元太(まさか本当に俺がやっちまったのか・・・いやいや、そんなことは・・)

元太母「元太。お客さんだよ!」

元太「誰?」

元太母「あんたがお世話になってる人だよ。」

元太「今行く!」

バタバタバタ

元太「すみません、お待たせしてしま・・・・・え!!」

元太「なんで・・俺の家に・・?」

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 13:25:03.88 ID:nvb7bkzZ0

〜次の収録日〜

コナン『グルト!は・・・』 タタタタ・・・

コナン『グルト!は・・・』 タタタタ・・・

コナン『グルト!は・・・』 タタタタ・・・

コナン『こおらせてもおいしい!』 ダッ

監督「はい!オーケーでーす!お疲れ様でした」

コナン「はーなんだよこの撮影・・少しは仕事選べよな・・・」

監督「まあまあ江戸川さんそんなこと言わずに。ところで知ってますか?この前の犯人さんが死んだこと」

コナン「え、死んだって?」

監督「この前の犯人役の人ですよ。なんか川に浮かんでたらしいですよ。橋から転落して死んだのか、それとも別の場所で・・」

コナン「ふ〜ん、興味ない。別にもう名探偵コナンでは必要ないし、死のうが何しようが好きにしろって感じ」

監督「ク、クールだねぇ・・」

コナン「そんなことより午後の撮影は?」

監督「蘭さんと小五郎さんの3人で事務所のシーンですね」

コナン「わかった」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 13:53:55.73 ID:nvb7bkzZ0

〜午後〜

蘭「それで園子がな、また彼氏に振られたからって傷心旅行に海外へ行っちまったんだよ」

コナン「相変わらずですね。園子さんは」

蘭「だろ。撮影までには戻って来いよって言っといたけど、どうなるんだか・・」

小五郎「物語内ではあんないい男と付き合ってるのにのにな・・」

蘭「そりゃしょうがないね。私だって新一なんてヘタレと現実では付き合いたくはないもの」

コナン「ですね」

蘭「ところで知ってる?この前の犯人役の人死んだんだってな・・」

小五郎「・・そうらしいな」

コナン「僕それ聞いてビックリしちゃいましたよ。あんなに良くして頂いたのに・・残念です・・・」

蘭「誰が犯人を殺した犯人か分からない?父ちゃん」

小五郎「俺はただの役者だぞ」

蘭「でも台本読みの時、ほとんどの事件で犯人とトリックを見破ってるじゃない」

小五郎「それとこれとは話がだな・・」

監督「そろそろ本番行きまーす。準備してください」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 14:08:41.35 ID:nvb7bkzZ0

〜その日の夜。光彦家〜

光彦「やっぱり、僕の思った通りです。まさかこんなことが・・」

光彦「とにかく、みんなに知らせないと。」

光彦「あれ電話が通じない・・」

朝美「家電なら使えないわよ、なんか夕方から調子悪くなっちゃたのよね〜」

光彦「なら、ちょっと公園の公衆電話で電話かけてきますね」

朝美「今日は遅いから明日にしたら?」

光彦「いえ、すぐに知らせなきゃいけないことがあるので!!じゃ、行ってきます」

朝美「そう・・気をつけてね・・」

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 14:20:25.92 ID:nvb7bkzZ0

光彦「確かこの公園には公衆電話が・・あ、あった」

ガチャ ピピピピピ

光彦「まずは歩美ちゃんですね、出てくれるといいですけど」

ヒュ

光彦「え!!」

ガシャン

光彦「ぐわーーー」

光彦(ま、まさか・・家の電話を壊したのも・・僕をここにおびき寄せるための・・・・)

バキ、ボキ、バキ

光彦「み・・みんな・・・にげ・・・・」

バキ、ドコ、バキ

光彦「」

博士「恨むんなら、気づいてしまった自分を恨むんじゃな、光彦くん。」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 14:49:02.14 ID:nvb7bkzZ0

〜次の収録〜

コナン「うぃーす。ってなんか騒がしいな」

歩美「コナン君、大変!!光彦くんが行方不明だって!!」

コナン「なに、光彦が!」

歩美「もう撮影どころじゃないってパニック状態だよぉ」

コナン「どうなってんだよ・・」

元太「なあこんな時にいうことじゃねーんだけどよ・・やっぱり俺がレイプした。」

コナン・歩美「!!」

コナン「白を切るのをやめたようだな。てめーがやったなんて俺らは知ってるがな」

元太「ああ、俺がやったんだ。なんか言っておきたくてよ」

歩美「そんな糞豚のことより、光彦くんを探さないと・・・」

コナン「そんなこと言っても今日いなくなったわけじゃねーし、どこを探せばいいのか・・」

元太「そうだ・・俺がやったんだ・・・俺が灰原を・・」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 14:54:11.90 ID:nvb7bkzZ0

歩美「とにかく、私は博士に何か光彦くんを見つけ出す案がないか聞いてみる」

コナン「どこにいるか知ってるのか?」

歩美「第2スタジオで見た人がいるの。コナン君は蘭さんたちに電話して!」

コナン「わかった!」

元太「おれが・・おれが・・」

コナン「胸糞わりいこと言ってんじゃねーぞ!」

元太「おれが・・」

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 15:03:46.17 ID:nvb7bkzZ0

〜第2スタジオ〜

歩美「博士〜どこにいるの〜。博士〜」

歩美「いないのかしら・・。ん?向こうから声が」

博士「全く・・光彦くんには困ったもんじゃ。せっかくうまくいっていたのにのぉ」

歩美(博士・・なんの話かしら?)

博士「彼を殺したのは計算外じゃが、仕方あるまい・・なんてったて彼はこの秘密に・・・」

歩美(!!) ガタ

博士「誰じゃ!!」

歩美(しまった!に、逃げなくちゃ・・)

バタバタバタバタ

博士「あの後ろ姿は、歩美くん・・。聞かれてしまったか・・・」

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 15:50:53.53 ID:nvb7bkzZ0

歩美「はあはあ・・まさか博士が光彦くんを・・」

ガチャ ガチャ

歩美「この扉開かないじゃない!!ほかの出口は・・・」

博士「おや、どうしたのかね?歩美くん」

歩美「は、博士!!」

博士「道に迷ったんじゃろ?このスタジオは複雑な構造じゃからな。わしについてきなさい、出口まで案内しよう」

歩美「いやよ!」

博士「・・・どうしてじゃ」

歩美「とぼけないで、光彦くんを殺したくせに!」

博士「残念じゃな・・」

歩美「え?」

博士「君がじゃよ。まだたったの6,7年しか生きていないのに、こんなところでその命が終わってしまうからのぉ」

ヒュ

歩美「キャーーーー!!!」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 16:00:36.26 ID:nvb7bkzZ0

〜毛利家〜

小五郎「何!それは本当かコナンくん!わかったすぐ行く」

小五郎「蘭!コナンくんから連絡があった光彦くんが行方不明だそうだ。すぐに出かける準備をしろ」

小五郎「蘭!おい聞いてるのか蘭。PCを見のはやめて・・」

蘭「父ちゃん!これ見て!さっき園子から送られてきた画像なんだけど・・」

小五郎「なんだこんな時に・・・」

小五郎「!!!」

蘭「どういうことかな・・」

小五郎「蘭、先にスタジオに行っていてくれ。俺は少し寄るところがある・・」

蘭「え?父ちゃん!・・・・いっちゃたよ・・」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 16:06:15.76 ID:nvb7bkzZ0

〜スタジオ〜

コナン「歩美もいなくなった!?」

スタッフ「はい、いつの間にか・・」

コナン「クソ、どうなってやがる!」

博士「どうしたんじゃ、コナンくん」

コナン「博士!歩美が見なかったか?博士を探しに行ったきり行方不明なんだ」

博士「さあ?わしは知らんぞ」

元太「俺のが・・・灰原を・・」

博士「・・・・」

コナン「うるせえ元太!気にすんな博士こいつちょっとおかしいんだ」

博士「・・ああ」

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 16:15:16.04 ID:nvb7bkzZ0

蘭「コナンくん!!」

コナン「蘭さん!小五郎さんは?」

蘭「それが行きたいところがあるって言ってどっかいちゃった。すぐにこっちに来ると思うけど。それより光彦くんは?」

コナン「まだ見つかってないんです。それに歩美ちゃんも行方がわからなくて・・」

蘭「歩美ちゃんまで!いったいどうなってんだ・・」

監督「皆さん、一回集まってください!」

蘭「そうね、一回情報を整理しないと・・」

コナン「そうですね。」

元太「うう〜・・おれ・・」

博士「・・・・・急過ぎたか」ボソ

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 16:42:07.73 ID:nvb7bkzZ0

監督「これからどうしましょう。こんな状態じゃ撮影なんて・・・・」

全員「・・・・・」

博士「それより、今後どうするかじゃよ」

監督「え?」

博士「メインが二人もいなくなったんじゃ、このことを外に漏らしたら撮影どころか作品が終了してしまうぞ」

コナン「つまり、このことは黙っておけってことか・・」

博士「そうじゃ。警察には知らせずにわしらだけでなんとかするんじゃ。見つかればこれまでどうり、見つかなければ適当な理由で代役をたてて・・」

蘭「ちょっとまって!それ・・」

コナン「本気で言ってんのか博士!!二人共行方不明なんだぞ!!」

博士「冷静になるんじゃ。もしここで警察をよんでことを大きくしたら、この作品はメディアの食い物にされて終わってしまうかもしれないんじゃぞ!それでもいいのか!」

コナン「けど・・」

博士「光彦くん、歩美ちゃんはメインとはいえ主人公ではないんじゃ。代役を立てればいずれみななれてゆく」

コナン「けどよ・・・」

博士「全体を生かすためには、多少の犠牲は仕方ないんじゃ」

全員「・・・・・・」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 16:54:54.79 ID:nvb7bkzZ0

小五郎「そいつは違うな!」

全員「!!」

博士(くそ、あと少しで言いくるめることができたのに・・)

博士「違うとはどういうことかじゃ?小五郎くん」

小五郎「博士さん。あなたの言ってることは間違いだと言っているんですよ」

博士「確かにいけないことかもしれないが、この作品を思うなら・・」

小五郎「それだけですか?」

博士「!!」

小五郎「本当は自分の犯した罪を隠すために警察に届けないなんていう提案を出したんじゃないんですか?」

博士「つ、罪?なんのことかね?」

小五郎「今回の一連の事件その全てがあなたが仕組んだことだって言ってるんですよ!」

全員「!!」

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 17:18:15.49 ID:nvb7bkzZ0

蘭「一連の事件って光彦くんと歩美ちゃんの行方のこと?」

小五郎「ああ、あとその前に起きた犯人役が殺された事件もだ」

蘭「!!」

コナン「それも博士がやったていうことですか!」

小五郎「ああ、そしてこの三つの事件が起きる前から行われていたある実験もね」

蘭「実験?」

小五郎「まずはその実験について話さなくてはな。話せるかい、元太くん」

元太「ああ、大丈夫だ」

博士(な!奴はすでに俺の手駒のはず・・)

元太「おれは、コナンたちにいじめられてたんだ。」

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 17:35:25.62 ID:nvb7bkzZ0

コナン「馬鹿!今そんな話をする状況じゃねーだろ。それにお前自分で罪を認めたんじゃ・・」

蘭「どういうことだ、コナンくん」

コナン「い、いや〜あの〜」

元太「俺は灰原をレイプした。ってことになってるんだ」

蘭「え?」

元太「俺は少し前からコナンたちの記憶の中で灰原をレイプした犯罪者ってことになってるんだ、それだけじゃなくて前から万引きなどを繰り返すクズってことにね」

コナン「は、何言ってんだよ!お前実際しただろ。それに今日は認めてたじゃねーか!」

元太「あれは演技だよ。今日は博士と合うからね。それより俺がレイプしたって言うなら場所と時間正確に覚えてる?」

コナン「当たり前だろ。あれは確か・・・・あれ」

元太「大体の時間でもいいから」

コナン「あれは夕方か・・いや・・夜・・・朝か・・。場所は・・・学校?・・公園・・」

元太「ほら、レイプしたという事は覚えてるのに時間や場所は全然」

コナン「どうしてだ・・」

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 17:55:39.66 ID:nvb7bkzZ0

元太「博士の実験のせいだよ」

コナン「博士の!」

博士「!」

元太「最近、コナンたちは博士からあるものを借りていただろ?俺ははぶられてたけど」

コナン「俺と光彦と歩美が博士から借りてたもの・・・まさか・・」

元太「そう、ゲームだよ。そのゲームのなかにトリックが隠されてたんだ。」

コナン「ゲームに?」

元太「確か、ザブリナル?サボリナル?」

小五郎「サブリミナルだよ。知覚不可能なメッセージを繰り返すことで相手の潜在意識に刷り込ませることさ」 ※辞書より

元太「そう、それそれ」

小五郎「実際にはサブリミナル効果の信憑性は薄いけど博士は独自にこれを昇華させてほぼ100%刷り込みできるようにしたんだろう」

博士「くっ」

コナン「じゃあ、おれはそのサブリミナルってやつで元太がレイプをしったってことを刷り込ませられたってことか・・」

小五郎「そういうことだ」

264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 18:26:50.84 ID:nvb7bkzZ0

小五郎「そしてこれが、その証拠のゲーム。」

コナン「そのゲームどこから・・」

小五郎「歩美ちゃんの家に行ってお借りしたんだよ。光彦くんの家にはなかったから、光彦くんを殺害後処分したみたいだけどね」

蘭(父ちゃん別の所にいくって言ってたけど、二人の家に言ってたのか)

小五郎「さあ、博士もう言い逃れできませんよ」

博士「元太くん、小五郎さんを使ってまで自分がレイプしたことを隠したいのじゃな」

元太「なにいってんだ!それはザブリミンのせいだって・・」

博士「それについてわしはよく知らんが、そのゲームを解析するには10時間はかかるんじゃないかのぉ。カンじゃがの」

博士「つまりその間はわしはまだ自由の身じゃ。最近急に旅行がしたくなる時があってのう。まあ10時間もあればきっと支度もできるじゃろう」

元太「逃げるつもりか!」

博士「ただの旅じゃよ。いつ帰るかはわからんがの・・」

小五郎「元太くんがレイプしてないって証明ならできますよ」

博士「なに!」

小五郎「灰原さんに直接聞けばいいんです。」

博士「ホッホッホ。好きにするといい」

272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 18:45:28.87 ID:nvb7bkzZ0

博士(馬鹿め・・哀くんは今電話に出れるわけがない。ずっとつながるのを待ってればいいさ。そのあいだに高飛びさせてもらう)

博士「どうぞ電話をかけてください。一回だけなら待ってあげようじゃないか。その代わりでなければわしは帰らしてもらうからな。こんな茶番付き合いきれん」

小五郎「分かりました。蘭、電話をかけてくれ」

博士(アホか。誰がかけようと出やしねーよ!!)

小五郎「ただし、かけるのは灰原哀じゃなくて鈴木園子にだ」

博士「え?」

蘭「わかった。」ピピピピピピ

博士(園子ってあの小娘の・・どういうことだ・・)

蘭「あ、園子!うん俺、俺。・・・そう哀ちゃんにかわって欲しいんだけど、うん。よろしく」

電話『もしもし、灰原ですけど?』

博士「なに!!!」

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 18:47:34.77 ID:nvb7bkzZ0

小五郎「灰原さん、どうも毛利小五郎です。ひとつお伺いしたいのですがよろしいですかな?」

電話『なに?』

小五郎「あなた、小嶋元太くんにレイプされましたか?」

電話『は!?何ふざけたこと言ってるのよ!セクハラで訴えるわよ!』

小五郎「では、レイプは・・」

電話『されるわけないでしょ!もし襲ってきたら股間蹴り上げてそのまま踏み潰すわよ!』

元太「こ、こわ・・」

小五郎「ありがとう。もう用は済みました。快適な旅をお楽しみください。」

博士「な、なんで・・」

小五郎「これで証明されましたね」

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 20:16:16.49 ID:nvb7bkzZ0

博士「馬鹿な・・哀くんは・・・・」

小五郎「今はパリあたりですか。いいですね私もぜひ行ってみたい」

博士「!!」

小五郎「いやー、ついさっき園子くんが蘭あてにメールを送ってきたんですよ、写真と一緒にね」

博士「くっ」

小五郎「びっくりしましたよ。体調不良を理由に休んでる彼女がその写真に写ってたんですから。メールには園子くんが傷心旅行中にヨーロッパにいってる時に偶然出会ったって書いてありましたよ。」

小五郎「あ、そうそう。灰原さんが感謝してましたよ。博士が長期旅行をプレゼントしてくれたって。」

博士「・・・・・」

小五郎「ちなみに、あなたがサブリミナルを仕掛けた事はもう証明済みですよ。元太くんにプレゼントしたこのゲームソフト、知り合いに頼んで解析終わってますから。10時間かかったそうです。博士、あなたカンが鋭いですね。」ニコ

コナン「元太はゲームもらってないんじゃ・・」

小五郎「犯人役を殺した日に、博士が元太くんの家に渡しにいったんですよ。自分がレイプ犯だってサブリミナルをかけたこのゲームをね」

元太「でもその前に、小五郎さんが来て何か不審なことがあったらすぐ知らせるように言われてたんだ。で夜に急にゲームを届けてきた博士を不審に思って知らせたんだ」

博士「なるほどな。だからお前はサブリミナルにかからなかったというわけか・・」

コナン「そんな、じゃあ本当に・・・」

博士「ああ、私が君たちにサブリミナルをかけ、3人を殺した犯人だ。」

321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 20:29:09.83 ID:nvb7bkzZ0

コナン「光彦も、歩美も・・」

博士「ああ私が殺した。光彦くんは自力でサブリミナルに気づいてしまってね。本当は殺したくはなかったが仕方ない」

小五郎「テレビの特番ですね。」

博士「すごいね小五郎くん。そこまでわかってるなんて!」

元太「特番?」

小五郎「その特番は犯罪特集でな、サブリミナル効果による村人集団失踪の特集をやってたんだ。それで気づいたんだろう」

博士「歩美くんは光彦くんを殺したのがバレてしまってね。仕方なく・・」

博士「犯人役は・・まあ、君たちの喧嘩を聞かれてしまって騒ぎを起こされる前に殺したって感じかな」

蘭「ひでぇ・・」

337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 21:09:12.61 ID:nvb7bkzZ0

コナン「なんでそんなこと・・なんで・・・・」

博士「簡単なことだよ。俺はこの名探偵コナンという作品を愛しているからさ!!誰よりもね!!」

蘭「どういうことだよ!」

博士「それだよ!!それが嫌なんだ!!!」

蘭「え?」

博士「この作品を誰よりも愛しているがゆえに、俺はそのキャラクターとお前たちとのギャップに苦しんできた!!!」

全員「!!」

博士「お前らにわかるか!名探偵コナンでの毛利蘭はお前みたいな言葉遣いじゃない!」

博士「毛利小五郎はこんなに推理力はないし、江戸川コナンは主人公という地位にあぐらをかいて人を下を見下し、上に媚びるようなやつじゃない!!!」

博士「わかるかのぅ?」

博士「わしが阿笠博士に近づこうと日頃から阿笠博士を演じているのに、俺が阿笠博士に近づくたびにお前らのギャップに吐き気がしてくるんだ!!!」

博士「わかるか!!!!」

博士「コナンはコナンらしく蘭は蘭らしく小五郎は小五郎らしく元太は元太らしく光彦は光彦らしく歩美は歩美らしく。なんでそんなこともできないんだぁぁぁ!!」

343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 21:19:33.95 ID:nvb7bkzZ0

博士「だから俺は・・・いや、わしはサブリミナルを使ってお前らをキャラクターと全く同じにすることをおもいついたんじゃ!!」

博士「嬉しいじゃろ?それが本望というもんじゃろ!!!」

監督「狂ってる・・」

博士「狂ってる?この俺が!!狂ってるのはお前らの方だ。私はただこの作品を愛してただけなのに!!」

博士「でも、もう終わりだよ・・・すべてが台無しだ・・・」

小五郎「ナイフ!やめるんだ!!!」

博士「じゃあの・・・」



バシッ

コナン「ハーハーハー」

博士「なんで、なんで止めたんだ!もう俺は死ぬしかないんだよ!!」

コナン「バーロ・・・犯人を推理で追い詰めて、みすみす自殺させちまう探偵は・・・殺人者とかわんねーよ・・・。だろ」

博士「は・・はははは。なんだよ・・くそ・・立派に・・・・えどがわコナンじゃねぇーかよ・・・」

367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 21:47:37.53 ID:nvb7bkzZ0

このあとすぐに警察が呼ばれ、阿笠博士は逮捕された。
この事件はすぐに世間に知れ渡り、『名探偵コナン』は放送を終了することになった。

蘭「なんか、暇になっちゃったね・・」

コナン「あれ、蘭姉ちゃんその口調」

蘭「コナンくんも蘭姉ちゃんって・・・撮影以外で初めてじゃない!」

コナン「なんかね、あの事件のあともう一度江戸川コナンに向き合ってみようと思ってさ。」

蘭「そうだ、お父さんひとつ教えてよ。なんで博士は哀ちゃんにサブリミナルかけなかったんだろう?わざわざ海外旅行なんてめんどくさい手まで使ってさ」

小五郎「なんだよ、せっかくへっぽこ迷探偵になろうと努力してるのによ。」

蘭「お願い!!」

小五郎「たっく・・・・。きっと灰原さんを大事にしてたんだ。サブリミナルで、嘘とはいえレイプされたなんて記憶を刷り込みたくなかったんだろ」

蘭「なるほどね〜」

コナン「それにきっと・・・」

蘭「それに?」 小五郎「なんだ?」

コナン「いや・・・・・なんでもない」

おわり

379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/30(木) 21:59:39.99 ID:nvb7bkzZ0

レス300越えありがとうございます。



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