1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/05/27(月) 18:50:08.61 ID:CH9jWANT0
キョン「車椅子はどうしたんだ?」
ハルヒ「あれめんどくさいのよ、あんたがおんぶすればいいでしょ!」
キョン「やれやれ・・・まぁお前がリハビリに専念に行ってくれるのなら構わんが」
ハルヒ「本当は義足も面倒だけど、いつまでもあんたに迷惑かけるわけにはいかないでしょ」
キョン(迷惑だとわかってるのなら車いす使ってくれ・・・)
ハルヒ「ほら早く」
キョン「親には説明してるのか?」
ハルヒ「今日はキョンが来る日ってわかってるから車いすおいて出て行っても大丈夫よ」
キョン「あのな、おんぶって長時間してると疲れるんだぞ」
ハルヒ「何よ、両足が無い分他の女の子より軽いはずでしょ!」
キョン「やれやれ・・・」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/27(月) 18:57:40.44 ID:CH9jWANT0
ハルヒ「ねぇ、そろそろ休憩してもいいわよ」
キョン「もうすぐ病院だろ」
ハルヒ「疲れて落とされちゃかなわないわよ」
キョン「大丈夫だ、もう慣れたよ」
ハルヒ「へぇ、最初の時は何回も休憩して病院に付いたのにね」
キョン「何事も慣れだ」
ハルヒ「ねぇ、大学楽しい?」
キョン「それなりにな」
ハルヒ「私、あんたと同じ大学受験するから」
キョン「勉強してるのか?」
ハルヒ「はぁ?あんな大学勉強しなくても入れるわよ」
キョン(まぁこいつの頭なら可能だろうな、俺は猛勉強したんだが・・・)
ハルヒ「その時までには義足に慣れてるはずだから安心しなさい!」
キョン「ぜひそうしてくれ」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/27(月) 19:01:30.26 ID:CH9jWANT0
ハルヒ「お待たせ、退屈だったでしょ?」
キョン「本読んでたから気にならなかったぞ」
ハルヒ「本か、有希思い出すわね」
キョン「そうだな」
ハルヒ「有希が今も生きてたら今も一緒にいたのかな」
キョン「そうかもしれないな」
ハルヒ「古泉君の手術は終わったの?」
キョン「今度五度目の手術を受けるそうだ」
ハルヒ「そう、みくるちゃんは相変わらず行方不明なの?」
キョン「みたいだな」
ハルヒ「・・・あんな事故さえなかったらよかったのに・・・」
キョン「しかたないさ」
ハルヒ「私が山に登りたいとか言ったせいで・・・あのバスにさえ乗らなかったら・・・」
キョン「何度も言ってるだろ、自分を責めるな、あれは仕方がない事だったんだよ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/27(月) 19:06:15.60 ID:CH9jWANT0
ハルヒ「ねぇ、本当に休まなくていいの?」
キョン「だから大丈夫だと言っただろ?」
ハルヒ「ほら、ちょうどあそこに喫茶店あるし」
キョン「お前、もしかして喫茶店に寄りたいのか?」
ハルヒ「あんたが疲れてるかと思って気を利かせただけよ」
キョン「そうかそうか」
ハルヒ「なっ何よ」
キョン「そうだよな、家と病院を往復するだけなんてつまらないもんな」
ハルヒ「そんな事言って無いでしょ!」
キョン「喫茶店にでも寄らないとデートっぽくないもんな」
ハルヒ「ちっ違うって言ってるでしょ!」
キョン「ほら行くぞ、お前が何言おうが連れて行くからな!」
ハルヒ「・・・ありがとう」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/27(月) 19:08:35.04 ID:CH9jWANT0
キョン「どうしたんだ、喫茶店に入るなりおとなしくなって」
ハルヒ「だって・・・みんな私をジロジロ見てるし」
キョン「だからなんだよ、気にするな」
ハルヒ「でも、脚の無い私はやっぱり目立つでしょ・・・やっぱり出ましょう」
キョン「もう注文しただろ、だいたいお前は人の目を気にする奴じゃないだろ」
ハルヒ「私はいいけど・・・キョンが」
キョン「あのな、お前が脚が無くて目立つからって俺は何も困らんぞ」
ハルヒ「でも・・・」
キョン「あーもう、むしろ俺は人に注目されるお前と一緒に入れて誇らしいぞ、それに脚が無いから見てるのか?お前が美少女だから見てるんじゃないのか?」
ハルヒ「・・・バカ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/27(月) 19:12:02.23 ID:CH9jWANT0
ハルヒ「ねぇ、キョンって将来の事考えてる?」
キョン「将来の事?さぁな、それなりにいい会社に入ってそれなりの暮らしができればいいかな」
ハルヒ「そう、そのあとは?」
キョン「後?」
ハルヒ「あのね、私・・・将来どうなのかなって思うのよ、その・・・私脚が無いでしょ?だから・・・」
キョン「ん?」
ハルヒ「私見たいな女はずっと一人なのかなって・・・」
キョン「お前らしくないな」
ハルヒ「え?」
キョン「昔のお前なら俺に何かしてほしかったら命令しただろ、お前の言いそうな事はだいたい予想がついてるし受け入れる自信はあるぞ」
ハルヒ「そ・・・そうよね、わかった命令するわ、キョン!私と結婚しなさい!」
キョン「嫌だ」
完