115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 10:14:03.94 ID:1/ilvRB+0
シンジ(あの事件以来……)
〜〜〜
〜〜
〜
アスカ「ちょっと! こっち見てんじゃないわよエロシンジ!」
アスカ「あんたにプラグスーツ姿見せると何されるか分かったもんじゃないわ!」
レイ「………」サッ
ミサト「えっと……初号機の準備が遅れてるからシンちゃんは更衣室で待機してて」
リツコ「ミサト、二人の搭乗が完了したわ」
ミサト「ちょっリツコ! そこは初号機の準備が遅れてることにするって話でしょ!」
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 10:21:59.39 ID:1/ilvRB+0
シンジ(アスカと綾波はまともに話してくれない)
シンジ(ミサトさんは前までと同じように接しようとしてくれてるし)
シンジ(リツコさんは全く変わってないけど……)
シンジ(マヤさんとは一度も会えてない)
シンジ(リツコさんに聞くと配属が変わった訳じゃないから)
シンジ(きっと避けられてるんだ)
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 10:31:39.11 ID:1/ilvRB+0
シンジ「なんで僕がこんなツライ目に合わなきゃいけないんだ……!」
シンジ「何も無視までしなくたっていいじゃないか!」
シンジ「いつだってイヤらしい目で見てる訳じゃないだし」
シンジ「僕だって男なんだから時々そういう風に見ちゃっても仕方ないじゃないか!」
シンジ「中途半端なフォローなんていらないよ! むしろもっと傷付くんだよ!」
シンジ「そんなことされる位ならリツコさんみたくされた方がよっぽどマシだよ!」
シンジ「そもそもあんな事を仕掛ける方だって悪いじゃないか!」
シンジ「それなのに、なんで僕だけが、こんな目に……」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 10:38:47.67 ID:1/ilvRB+0
シンジ「ツラいよ……心が痛いよ……」
シンジ「こんな所にいるくらいならもういっそ死んじゃいたいよ……」
???「」
シンジ「……うん、ありがとう。慰めてくれて」
シンジ「そうだよ。僕には君がいるんだ」
シンジ「僕を蔑んでくる現実の女の人なんていらない」
シンジ「君さえいればいいんだ」
シンジ「マヤさん」
マヤ(ラブドール)「」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 10:47:50.27 ID:1/ilvRB+0
アァ…マヤサン、マヤサんキモチイヨォー!(シコシコ)
イク!イクヨマヤサン、マヤァー!(シコシコ…ドピュ)
アスカ「……ねぇミサト、本気でアレどうにかしてよ!」
アスカ「あんなエロ猿がいたらいつ襲われるか堪ったもんじゃないわ!」
ミサト「大丈夫よ。シンちゃんは私達に興味なんてないもの」
ミサト(シンちゃん……)
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 10:59:19.53 ID:1/ilvRB+0
加持「おっ、シンジくんじゃないか」
シンジ「加持さん! こんにちは!」
加持「ははっ、随分元気そうだね」
加持「一時期はとてもやつれてたけど最近は調子がよさそうだ」
シンジ「はい! ぜんぶ加持さんのお陰です!」
シンジ「加持さんがマヤさんを持ってきてくれたから――」
加持「おっと、ここでその話はやめとこうか」
シンジ「あっ……ご、ごめんなさいっ」
加持「謝らなくてもいいよ。幸い人もいないし、次気をつければいいさ」
加持「それじゃあ、いつもの場所に行こうか」
シンジ「はい!」
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 11:33:18.34 ID:1/ilvRB+0
加持「それでどうだい、最近の調子は」
シンジ「最高です! やっぱり発声機能を取ったらすごく興奮出来ました!」
加持「そうか……でも喘ぎ声はあった方が興奮するんじゃないか?」
シンジ「そんなことないですよ。むしろ声なんて必要ないです」
シンジ「優しい言葉もキツイ言葉も喘ぎ声も呻き声もいりません」
シンジ「ただ僕を避けず、ずっと傍いてくれるだけで十分なんです」
シンジ「やっぱりドールはいいですね」
シンジ「加持さんがリツコさんの所から持ってきてくれてなかったら気付けませんでした」
シンジ「本当にありがとうございます加持さん!」
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 11:43:52.10 ID:1/ilvRB+0
加持「礼を言うほどの事じゃないさ」
加持「それより、前に頼まれてたローションとアレが届いたよ」
シンジ「本当ですか!?」
加持「ローションは俺の特注品だから品質は保証するよ」
加持「そしてこっちが、股間部パーツ(処女)だ」
シンジ「うわぁ……!」
加持「付け替え方は以前説明した通りだけど憶えてるかい?」
シンジ「大丈夫です!」
加持「いいかい、処女バージョンは本当にキツイから念入りな前戯が必要だ」
加持「お湯で溶いたローションを多めに作ってしっかりとほぐすんだよ」
加持「それと、その時爪で血液パーツを傷つけないよう爪切りを忘れてはいけない」
加持「あとは君の思いを彼女にぶつけるだけだ」
シンジ「はぁはぁ……」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 11:56:22.00 ID:1/ilvRB+0
シンジ「これでやっとマヤさんと繋がれます!」
加持「ついにシンジくんが脱童貞か。何だか感慨深いな……」
加持「………」
加持「ところで、どうして今までぶっかけオナニーで済ましていたのに」
加持「急に膣の方を使おうと思ったんだい?」
シンジ「それはやっぱり、マヤさんがやっと完成したからですかね」
シンジ「初めは、プラグ内で最初に会った時の仕様でもよかったんですけど」
シンジ「無駄な機能を省いて感じる魅力があったんです」
加持「そうか」
加持「……シンジくん、君なら立派なドールマスターになれる。俺が保証するよ」
シンジ「加持さん……ありがとうございます!」
シンジ「さっそく今夜しようと思います」
シンジ「それじゃあ準備がありますので。さようなら!」
加持「あぁ、頑張れよ、シンジくん」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 12:17:17.24 ID:1/ilvRB+0
シンジ「よし、パーツの付け替えは終わったぞ」
シンジ「あとはシチュエーションだけど……」
シンジ「やっぱり初めては布団で正常位だいいかな」
シンジ「でも、加持さんのおすすめはお風呂場だっけ」
シンジ「う〜ん……」
シンジ「加持さんのアドバイスは的確だし、今回はお風呂場にしようかな」
シンジ「お風呂場ならマヤさんを温めやすいし後片付けも楽そうだ」
シンジ「ローションの使用量が分かったら布団でもやり易くなりそうだしね」
シンジ「それじゃあさっそく準備しよう」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 12:31:10.55 ID:1/ilvRB+0
シンジ「よっと」ヒョイ
シンジ「ドールを痛めないようにタイルにタオルを引いてっと」
シンジ「あと、寒くならないように暖房も付けとこう」
シンジ「最後にローションを少し暖かめのお湯でといて」ヌチャヌチャ
シンジ「これで……準備完了だ!」
シンジ「はぁはぁ……はぁはぁ……」
シンジ「すー……はぁー……」
シンジ「――よしっ! いくz」
「ただいまー! ミサトォいるー?」
シンジ「ちっ!」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 12:47:39.88 ID:1/ilvRB+0
「なぁんだ、まだ帰ってきてないのね?」
シンジ「今日はまだ帰ってこないはずだったのに……」
「向こうから呼び出しておいて先に着いてないなんて」
シンジ「……いや、もうアスカなんかがいたって構わない」
シンジ「僕はやるんだ……今やるんだ……!」
シンジ「うおぉおお―――……!!!(小声)」
「見つけたわよエロシンジ! さっさとご飯作んなさいよ!」
シンジ(無視しろ無視しろ無視しろ)
「何か言いなさいよ。というかアンタ風呂場で何してんの?」ガララ…
シンジ(……!!!)
シンジ「な、何でもないよアスカ! すぐ行くからドアは開けないで!」
「ふーん……? あっと。なら早く出てきて作りなさいよね」スタスタ
シンジ「………」
マヤ「」
シンジ「……ごめんマヤさん。僕、ちょっとご飯作ってくるよ」
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 13:00:48.22 ID:1/ilvRB+0
シンジ「……出来たよ」コトッ
アスカ「遅いわよ、変態シンジ」
シンジ「………」
アスカ「ハンバーグ……アンタちゃんと手洗ったんでしょうね」
シンジ「……洗ったよ」
アスカ「ほんとかしら? さっきだってどうせお風呂場でイヤらしい事してたんでしょ」
アスカ「そんな汚い手でこねたハンバーグなんて食べれないわ」
シンジ「洗ったって言ってるだろ!!!」
アスカ「なにエロシンジの癖にキレてんじゃないわよ!!!」
シンジ「そっちだっていつも邪魔ばかりして!」
アスカ「なんの邪魔? どうせオナニーなんでしょ!」
アスカ「いつもいつもにマヤの人形に掛けて、ホント馬鹿らしくて気持ち悪いわ!」
シンジ「何だと!!!」
アスカ「何よ!!!」
ミサト「ちょ、ちょっち二人ともストップ、ストップ!!!」
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 13:17:46.77 ID:1/ilvRB+0
ミサト「二人とも何で喧嘩してるのよ」
アスカ「だってこいつがオナニーした手でハンバーグなんて出してきたから!」
シンジ「オナニーなんてしてないし、手もちゃんと洗ったよ!」
ミサト「あ〜……分かったわ」
ミサト「アスカ。今からリツコのとこに行くわよ」
アスカ「なんでよ!」
ミサト「さっき電話したでしょ。弐号機の新武装の件で話があるの」
ミサト「あとシンちゃん。作ってもらっておいて悪いけどご飯は取っておいてくれる?
ミサト「今日は遅くなるし、最悪帰れなさそうだから。明日の朝食べるわ」
シンジ「……分かりました」
アスカ「ちょっと!あたしは食べるなんて言ってな」
ミサト「いいから行くわよ」ガチャ
151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 13:25:59.28 ID:1/ilvRB+0
リツコ「――それで、今日のシンジくんの様子はどうだったの?」
加持「安定しつつある。が、非常に危ういな」
リツコ「確かに、あの事件直後のシンクロ率30%代からは急速に戻りつつある」
リツコ「むしろ今回のシンクロテスト結果は、事件前の平均値を上回る結果だった」
加持「あぁ、発声機能を抜いたのが良かったらしい」
加持「身体動作、視覚認識、体温調整、発声機能」
加持「これでりっちゃんが組んだプログラムは全部消えた。本物のただの人形さ」
リツコ「技術者としては悔しいわね。高度技術の結晶よりそれがない方に興奮されるなんて」
加持「人間なんてそんなものさ。いつだって合理的じゃない」
加持「だからこそフェチズムなんだよ」
ミサト「ごめんっ遅れたわ!」
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 14:27:26.78 ID:1/ilvRB+0
加持「何かあったのか、葛城」
ミサト「アスカとシンジくんがちょっち揉めててね」
加持「てことはアスカもまだ一緒にいるのか?」
ミサト「アスカはこっちに連れてきてシュミレーターに突っ込んできたわ」
ミサト「それで、話はどうなったの?」
リツコ「このままシンジくんにはダミーに依存していてもらうわ」
ミサト「ちょっと、何言ってるのリツコ!」
リツコ「どうしようもないの……もう彼の精神はダミーなしに安定はないわ」
リツコ「主力である初号機が起動できない状態で使徒が襲来する危険性は」
リツコ「作戦部長であるアナタが一番理解しているはずよ」
ミサト「でも!」
リツコ「ミサト。私達にその先を言う権利はないわ」
リツコ「私達がシンジくんを壊してしまったのよ」
161 名前:飯食ってた[] 投稿日:2013/05/21(火) 14:46:08.09 ID:1/ilvRB+0
加持「葛城、人間は人形や機械じゃない」
加持「人のする行動に絶対的なアルゴリズムは存在しないし」
加持「パーツの取り換えもアップデートも出来ない」
加持「まして、心理に依拠するシンクロ率を上昇させるパッチなんてもっての外」
加持「人間に変化を求めるのなら、それは成長によるしか方法はないんだ」
リツコ「………」
加持「僕らのしていることは、いたいけな思春期の男の子の性的嗜好を弄り」
加持「そして、その罰を受けてもなお、まだ操ろうとしている」
ミサト「だったらどうすればいいって言うのよ!」
加持「だから――」
165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 15:02:53.65 ID:1/ilvRB+0
シンジ「なんなんだよ……アスカも、ミサトさんも!」
シンジ「何でアスカにまでボロクソに言われなくちゃいけないんだよ!」
シンジ「ミサトさんだって、僕のハンバーグが食べたくないならちゃんと言ってよ!」
シンジ「あんな気の使われ方なんてしたくないよ!」
シンジ「あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!」
シンジ「もうイヤだイヤなんだ現実の女なんてイヤなんだ」
シンジ「僕を苦しめるアスカも綾波もミサトさんもリツコさんも要らない!」タタタッガラ
マヤ「………」
シンジ「マヤさん……マヤさんだけが僕の傍にいてくれればいいんだ!」
シンジ「マヤさん、マヤさん、マヤさん、マヤ、マヤ、マヤ!!!」ギュゥー
マヤ「………」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 15:11:46.37 ID:1/ilvRB+0
シンジ「もうアスカもミサトさんもいない。やっとマヤさんと一つになれる!」
シンジ「これでもう僕らはずっと一緒に居られるんだよね」ヌギヌギ
シンジ「あっ……そ、そうだ! ローションは!?」
シンジ「やっぱり冷めちゃってるか。もう一度作り直さないと」ヌチャヌチャ
シンジ「……よし。これで準備はできた」
シンジ「それじゃあ始めるよ、マヤさん」
マヤ「………」
ぐぐっ
シンジ「何度見ても本物みたいだ。さすが加持さん」
シンジ「えっと、ローションをすくって、まずは外側から塗るんだっけ……?」ヌリヌリ
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 15:19:46.72 ID:1/ilvRB+0
シンジ「ほら、ぬるぬるしてきたよ、マヤさん」
シンジ「あそこの毛もぴったり張り付いてイヤらしいね」
シンジ「もう少しローション足してみようかな」
トロ…
シンジ「あっ、お尻の方まで垂れちゃった」
シンジ「勿体ないから塗り込んじゃおっと」ヌリヌリ
マヤ「………」
シンジ「イヤらしいよ」
シンジ「お尻の穴までテカテカしてるマヤさん、凄くイヤらしい」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 15:34:15.11 ID:1/ilvRB+0
シンジ「……外側はこれぐらいでいいかな」
シンジ「それじゃあ、その……中の方を……」クパァ
シンジ「……うわぁ! 凄い、これがモザイクの下なんだ!」
シンジ「へぇー、なんか思ってたよりもちょっとグロいんだ」クチュクチュ
シンジ「あ、そろそろローション足さないと」
シンジ「これが小陰唇で、これが尿道、上になるのがクリトリスかな?」
シンジ「尿道の下にあるのが……その、入れるところだよね?」
シンジ「確か加持さんはそう言ってたと思うんだけど……」
シンジ「……指が入る大きさの穴だったら、入れるところなんじゃないかな」
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 15:49:36.74 ID:1/ilvRB+0
シンジ「これだけローション塗れば大丈夫かな?」
シンジ「じゃあ指入れるからね、マヤさん……」ヌプッ
シンジ「えっ!!?」キュポン
シンジ「あれ、どうして中が熱いの!?」
シンジ「そういえば、中だけじゃなくて全身があったかい!」
シンジ「体温調節機能は前に切ってもらったのに」
シンジ「……そういえば、する時寒くないように暖房入れておいて」
シンジ「そのままマヤさんを放置してたんだっけ」
シンジ「失敗した。ローションもお湯じゃなくて水で割ればよかった
シンジ「ひんやりしてた方が気持ちいいのになぁ……」
シンジ「でも、もう止まれないよ」
シンジ「せめてこの冷めちゃってたローションを全身に塗りたくろう」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 16:08:29.62 ID:1/ilvRB+0
シンジ「あぁ、すごく気持ちいいよ!」
シンジ「ひんやりしたおっぱいに顔を埋めるのすごく気持ちいい!」
シンジ「ひんやりしたおへそを撫で撫でするの気持ちいい!」
シンジ「ひんやりした太ももでおちんちん挟むの気持ちいい!」
シンジ「あぁ、やっぱりドールは最高だ……」
シンジ「陰口も悪口も言わない。暴力もふるったりしない。無視もしない」
シンジ「僕を傷つけずにただ傍にだけ居てくれるんだ」
マヤ「………」
シンジ「あぁ……マヤさん、マヤさん!」
シンジ「それじゃあついに、一緒になろう」
178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 16:16:31.35 ID:1/ilvRB+0
シンジ「えっと、ここでいいんだよね?」
マヤ「………」
シンジ「じゃあ行くよ、マヤさん……」
シンジ「うっ、んっ……!」ググッ
マヤ「………」
ギリギリッ
シンジ「!?」
シンジ「だ、誰っ!?」
………。
シンジ「今誰かいた気がしたんだけど……」
シンジ「き、気のせいかな?」
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 16:32:48.94 ID:1/ilvRB+0
シンジ「気を取り直して、もう一度……」ググッ
マヤ「………」
ギリギリッ
シンジ「!!!」
シンジ「やっぱり何か聞こえる!」
シンジ「もしかして、アスカ達が帰ってきたの!?」
シンジ「そんな……やっと一つになれたのに」
シンジ「もう何度も何度も邪魔されるもんか!」グイッ
マヤ「………」
ギリギリッ
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 16:34:45.27 ID:1/ilvRB+0
シンジ「うっぐっ、ぐぅぅ!」グイグイ
マヤ「………」
ギリギリッ
シンジ「僕は、僕はマヤと一つになるんだ!」パンパン
マヤ「………」
ギリギリッ
シンジ「もう嫌なんだ! 現実の女の人なんていらない!」
シンジ「僕にはマヤさえいればいいんだ!!!」パンパン
マヤ「……ッ」
ぽろ、ぽろ……
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 16:47:13.83 ID:1/ilvRB+0
シンジ「えっ……?」
マヤ「……し、…んッ」
シンジ「な、何で……?」
シンジ「何でマヤが泣いてるの……?」パンパン
マヤ「しゅいん……く、……んッ」
シンジ「そんな! だって、マヤさんはリツコさんが作った人形のはずだ!」
シンジ「いつも僕の部屋に居て、何も食べないし、何も飲まない!」
シンジ「なのに……なんで泣きながら喋ってるんだよ……!」パンパン
マヤ「……ご、…めん……な…・さ」
マヤ「さっ……き、入れ……代…って」
シンジ「そんな! じゃあ僕がセックスしてるのはマヤじゃなくて」
シンジ「現実のマヤさんだって言うの……!?」パンパン
シンジ「本物の女の人だったなんて、でも、だったらなんで……」
シンジ「僕の腰が止まらないんだよぉ!」パンパン
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 16:56:25.43 ID:1/ilvRB+0
シンジ「止まれ、止まれ、とまれよぉぉおおお!!!」パンパン
マヤ「……イ、ダ……ッ!」
シンジ「マヤさん痛がってるのに、血が出てるのに!」パンパン
シンジ「あっ! だめ、だめだ!」パンパン
シンジ「射精る! 射精ちゃうよ!」パンパン
マヤ「ア……う……」
シンジ「あ、あ、あっ! 射精る、マヤさん射精る!」パンパン
シンジ「うぅぅぅあああああああああああ―――!!!!」ドピュピュ
マヤ「ぐぅ……あ…ぁ…」クタ…
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 17:04:19.26 ID:1/ilvRB+0
シンジ「はぁ、はぁ……」
マヤ「……アァ……」
シンジ「ふぐぅ……ふぅ……」
マヤ「………」
シンジ「………」
マヤ「………」
シンジ「………」
シンジ「どうしよう」
シンジ「マヤさんと……マヤさんと……。あぁ……」
「あー、つっかれた〜……もうシャワーだけ浴びて寝よ……」
シンジ「!?!?!?」
シンジ「う、うわぁぁぁぁあああああああ!!!!!」ダダダッ
「ちょ、アンタなってカッコしてんのよ変態コッチ向かってくんな!」
「……ってあれ? ちょ、ちょっと待ちなさいよ!アンタ全裸でどこ行くのよ!」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 17:23:01.00 ID:1/ilvRB+0
ミサト「――で、プラグスーツも着ずエヴァーに籠城したと」
ミサト「この結果に関して作戦立案者のご意見をお聞かせいただけるかしら?」
加持「ははは……いや、まさかこんなことになるとはね」
ミサト「何が『性対象を人間に戻すためまずは人に欲情した事実を作る所から始めよう』よ!」
ミサト「結局あんたもあたしらとやってること変わんなかったじゃない!」
ミサト「しかもマヤにまで傷を負わして!」
加持「いや、マヤくんは自ら志願してくれて……」
ミサト「いいから黙ってろ!」ボカッ
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 17:27:04.80 ID:1/ilvRB+0
ミサト「それで、シンジくんの方はどうなってるの?」
リツコ「強制射出信号も受け付けない。完全に向こうからブロックされてるわ」
ミサト「他に方法はいくらでもあるでしょ!」
リツコ「それが妙なのよね。シンジくんが知らないコードまで封じられてるの」
ミサト「まさかそんなこと」
リツコ「本当よ。生命維持モードだからあと15時間は何もできないわね」
ミサト「シンちゃん……」
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 23:17:40.84 ID:1/ilvRB+0
シンジ「どうしようどうしようどうしよう」
シンジ「マヤさんをレイプした、レイプしたんだ僕は」
シンジ「もうだめだ……ここから出られないよ」
シンジ「これ以上アスカになじられたくなくて」
シンジ「綾波に無視されたくなかったのに」
シンジ「ミサトさんに失望されたくなかったのに」
シンジ「マヤさんに……」
シンジ「………」
シンジ「どうしてこんなことになったんだろう」
265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 23:27:46.54 ID:1/ilvRB+0
シンジ「最初はミサトさんとリツコさんが変な実験をしてきて」
シンジ「本物みたいなマヤさんの人形をプラグの中に入れるから……」
シンジ「しょうがないじゃないか! だってマヤさん可愛いし」
シンジ「いい匂いがして、それで、服が勝手に破れちゃって」
シンジ「胸を触ったら急に動かなくなっちゃって……」
シンジ「そしたらもう、オナニーするしかないじゃないかッ!!!」
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/21(火) 23:43:11.10 ID:1/ilvRB+0
シンジ「実験が終わったら言ったんだ。今日のことは秘密にするって」
シンジ「ミサトさんもリツコさんも約束してくれたんだ」
シンジ「なのに、次の日からアスカが僕をエロシンジ、変態シンジって罵倒してきて」
シンジ「綾波も学校でもネルフでも視線すら合してくれない」
シンジ「その内クラスの女子も僕のこと避け始めたんだ」
シンジ「多分アスカが言い回ったんだと思う」
シンジ「女子とは違って、トウジもケンスケも他の男子も優しくしてくれた」
シンジ「たくさんエロ本を貸してくれた。嬉しかった」
シンジ「そして気付いた……」
シンジ「本の中の女の人は僕を避けずに微笑んでくれてたように」
シンジ「あのマヤさんも、オナニーする僕を避けずに見つめていてくれたんだ」
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/05/22(水) 00:02:47.71 ID:9ADX6MFn0
シンジ「あのマヤさんだけが僕を避けないでいてくれる」
シンジ「もう僕にはマヤさんしかいないと思ってた」
シンジ「そんな時、ちょうど加持さんが声をかけてくれたんだ」
加持『何か困ってることはないかい? オレで手伝えることなら何もするよ』
シンジ「だから『あのマヤさんにもう一度会いたい』って言ったら」
シンジ「加持さんは次の日には会わせてくれた」
シンジ「その日から、僕はずっとマヤさんと一緒だった」
シンジ「添い寝や膝枕もしたし、オナニーもした」
シンジ「加持さんは、手入れの仕方とか隠し方とか色々教えてくれて」
シンジ「他にも改造の依頼とかも引き受けてもらってた」
シンジ「それでやっと、完璧なマヤさんが完成して」
シンジ「これからもずっと、一緒に居られると思っていたのに……」
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 00:28:59.46 ID:9ADX6MFn0
シンジ「一つになれると思ったら、それが本物のマヤさんで」
シンジ「気付いた後も腰が止まらなくて、中に出しちゃって……」
シンジ「……マヤさんが入れ替わりなんてしていなければ……!」
シンジ「アスカがクラスの皆に言いふらさなければ!」
シンジ「ミサトさん達が約束を守っていてくれさえすれば!」
シンジ「そもそも! あんな実験をミサトさん達がしなければ!!!」
シンジ「こんなことにはならなかったんだッッッ!!!!!」
……ザザッ!
加持『――そ…は間違っ…る…、シンジくん』
シンジ「えっ、か、加持さん!?」
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 00:42:32.63 ID:9ADX6MFn0
シンジ「嘘だ……外部通信はちゃんと切ったのに……」
加持『エヴァのシステムのほとんどはマギに依存している』
加持『いくらそちらがチャンネルを閉じても、割り込むすべはあるさ』
加持『……シンジくん。確かに葛城とりっちゃんがした事は許されることではない』
加持『君の心をいたずらに弄んだあげく、深く傷つけた』
加持『だけど、だからと言って君がいつまでも逃げていていい訳じゃない』
加持『自分がしたことは、自分で背負わなくちゃいけないんだ』
シンジ「そんな……そんなの理不尽じゃないか!」
305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 00:58:56.18 ID:9ADX6MFn0
シンジ「ミサトさん達があんなことしなければ!」
シンジ「アスカや綾波やクラスの皆に嫌われたりしなかった!」
シンジ「そしたらマヤさんの人形を好きになる事なんてなかったし!」
シンジ「……そうだよ、加持さんが僕にマヤさんをくれたんじゃないか!」
シンジ「加持さんがマヤさんを持ってきさえしなければ」
シンジ「僕がマヤさんをレイプする事なんてなかったんだ!」
加持『……そうだ。俺にも責任がある』
加持『りっちゃんの馬鹿げた実験を止められなかった責任と』
加持『たとえ、君を救うのに必要な措置だったとしても』
加持『君を傷つけると理解したうえ上で、人形を渡した責任だ』
加持『だから、これが俺なりの贖罪だよ』
……ざざっ
マヤ『シンジくん……?』
シンジ「マヤさん!?」
307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 01:09:20.24 ID:9ADX6MFn0
シンジ「いやだ……いやだいやだいやだ!」
マヤ『お願い、聞いてシンジくん……』
シンジ「聞きたくない、聞きたくないよ!」
マヤ『私は怒ってないから、お願い、聞いて……』
シンジ「ごめんなさい、マヤさんごめんなさい、ごめんなさい!」
シンジ「だから嫌わないで、怒らないで!」
シンジ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
シンジ「許して下さい!ごめんなさい、謝るから、たくさん謝るから!」
シンジ「だから――嫌わないでよ!!!」
――ブツンッ
312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 01:29:54.44 ID:9ADX6MFn0
初号機「――ウォォォォォォオオオオオオオオ!!!!!」
日向「エヴァ初号機、生命維持モードから戦闘態勢へ移行!」
青葉「シンクロ率上昇! 85、90、95…100%突破、なおも上昇中!」
ミサト「まさか暴走!?」
リツコ「ちっ、しくじったのね」
日向「右腕及び左腕油圧拘束具大破! エヴァ初号機、動きます!」
青葉「初号機からリフトへの強制信号を受信!」
青葉「D-24経由のZ-89……目的地ターミナルドグマです!」
ミサト「なんですって! 止めなさい今すぐに!」
青葉「無理です! ルートオールグリーン、既に初号機は降下中」
ミサト「なら実力で止めるまでよ! アスカ聞こえる?」
314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 01:40:18.43 ID:9ADX6MFn0
アスカ『聞こえてるわよ! あーもう、シュミレーターでハードメニューやらされて』
アスカ『やっと帰れたかと思えば、また変態シンジのお守りなんて、ホント最悪!』
アスカ『んで、あのバカは今度はいったい何やらかそうとしてるの?』
ミサト「分からないわ。でも、最悪のケースを想定しておいて」
アスカ『つまりここごと自爆ってこと!?』
リツコ「そういうことよ」
アスカ『はぁ……男のヒステリーに巻き添え食らって死ぬなんて、絶対にイヤ!』
ミサト「いいアスカ、パイロットの確保を最優先、機体へのダメージも出来るだけ抑えて」
ミサト「初号機の内部電源はもう4分強だから時間を稼ぐだけで十分よ」
アスカ『分かったわよ!』
アスカ『――エヴァンゲリオン弐号機、行きます!』
320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 01:59:51.37 ID:9ADX6MFn0
シンジ(……ただ、嫌われたくなかっただけなのに)
シンジ(ネルフに連れてこられて、エヴァに乗って戦って)
シンジ(辛かったけど、やっと居場所が出来たんだ)
シンジ(だから皆にここに居てもいいって言われたくて頑張ってきたのに)
シンジ(それなのに、こんなことになるなんて……)
シンジ「……ここに僕の居場所はないんだ」
シンジ「誰も僕の傍に居てくれないんだ」
シンジ「だったら……」
アスカ『こぉらぁー! 止まりなさいよ、エロシンジー!』
シンジ「誰もいてくれないなら、一人にしてよ!」
325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 02:23:32.55 ID:9ADX6MFn0
青葉「弐号機、初号機と接触! 初号機の内部電源は残り3分28秒」
日向「ふぅ……どうやら何とかなりそうですね」
ミサト「何とかなるじゃなくて、何とかするの」
ミサト「司令達がアメリカ支部の視察中にこんな事件があったなんて」
ミサト「絶対に悟られてはダメ。痕跡を一つ残らず抹消するのよ」
日向「は、はい!」
加持「いや、初号機のブースが大破した時点で完璧な隠ぺいは無理だろ」
ミサト「うっさいわよ! 大体初号機の暴走はアンタの作戦が失敗したせいでしょ!」
加持「失敗なんてしてないさ。むしろ、今頃は王手だろうね」
ミサト「なにが……」
日向「に、弐号機、右上腕部、右脚部及び左側腹部に裂傷、中破!」
青葉「さらにプログレッシブナイフ喪失! 戦闘持続は困難!」
ミサト「うそでしょ!?」
326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 02:37:43.89 ID:9ADX6MFn0
アスカ『ぐっ、アガルマトフィリアの癖に! エロシンジ、アガルマトシンジ!』
シンジ「意味が分かんないよ! いいからもう放っておいてよ!」
アスカ『いい訳ないでしょうが!』
アスカ『レイプ犯なんかをターミナルドグマに入れたら何するか分からないでしょ!』
アスカ『だいたい、なんでターミナルドグマなんかに降りようとしてんのよアンタは』
シンジ「知らないよ! エヴァが勝手に動くんだ!」
アスカ『はぁ!?』
シンジ「でも僕には分かる。きっと僕を誰もいない所へ連れていってくれようとしてるんだ」
アスカ『だからそれって、あの世ってことじゃない!』
328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 02:52:40.52 ID:9ADX6MFn0
アスカ『アンタはいつだってそう、ぐじぐじぐじぐじして、逃げてばっか!』
アスカ『マヤのことからも逃げて、死ぬのもエヴァ任せって訳?』
シンジ「違う!」
アスカ『違わないわよ!』
シンジ「違うったら違うんだ!!!」グサッ
アスカ『ぐぅうッ……!』
シンジ「あっ、ご、ごめんアスカ……」
アスカ『っ痛ぁー! こんのバカシンジがぁ――』
アスカ『何でも謝ってりゃすむと思ってんじゃないわよっ!!!』
アスカ『やったことにはちゃんと向き合いなさいよ!!!』
シンジ「向き合ってるから謝るんじゃないか!」
331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 03:04:59.91 ID:9ADX6MFn0
アスカ「違う! アンタのはただの逃げよ!」
アスカ「本当に向き合うって言うのはねぇ……」
アスカ「こういうことよ―――!!!」
シンジ「うわぁぁぁああ―――!!!」
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335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 03:21:54.44 ID:9ADX6MFn0
青葉「初号機、弐号機、ともにターミナルドグマに墜落!」
日向「弐号機パイロットとの通信途絶、応答ありません!」
ミサト「そんな……どうしたらいいのよ!」
リツコ「どうしようもないわ」
リツコ「弐号機は行動不能。そして初号機にはまだ2分強の時間がある」
リツコ「そしてもう、私達には彼を止める手段はない」
ミサト「……これが、シンジくんにした事の罰ってこと」
リツコ「そうなのかもしれないわね」
ミサト「今さら謝って許してもらえないかしら?」
リツコ「彼が死を選ばなければ機会はあるかもしれないわよ」
ミサト「もう、遅いわよ……」
ミサト「………」
ミサト「そういえばあのバカはどこに行ったの?」
336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 03:45:13.61 ID:9ADX6MFn0
〜〜〜
〜〜
〜
シンジ「――……はッ!」
シンジ「ここは、一体……痛っ゛!」
シンジ「そういえば確か、弐号機と一緒に地面に叩きつけられて……」
ガシンッ!
シンジ「うわっ! な、何の音!?」
ガシンッ!
ガシンッ!
シンジ「な、何するんだよ! アスカなんでしょ、お願いだからやめてよ!」
338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 03:59:19.82 ID:9ADX6MFn0
ガシンッ!
ガシンッ!!!
――ズルルルル……
シンジ「やめてよ、なんでプラグを抜いてるんだよ! やめてよアスカ!」
――グッ……ガシャン!
アスカ「あっつ! あぁー思いっきり火傷しちゃったじゃない」
シンジ「な、なんで……」
アスカ「ったく、滅茶苦茶手間かけさせて、このバカシンジ」
アスカ「ミサトに傷つけないよう言われてたのに、思いっきり大破しちゃったじゃない」
340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 04:09:39.87 ID:9ADX6MFn0
シンジ「し、知らないよ。そんなの。アスカが勝手にやったんじゃないか……」
アスカ「ふーん……まぁいいわ」
アスカ「別にアタシはアンタを連れ戻しに来たわけじゃないから」
シンジ「えっ……」
アスカ「ミサトにはそう言われたけど、そんなのどうでもいいの」
アスカ「これで加持さんに頼まれた仕事は最後」
アスカ「ほら、あんたに散々抜かれまくったラブドール……よッ!」
バシャ―ン!
マヤ「あぶっ、あぶぶっ……!」バチャバチャ
シンジ「マヤさん!?」
343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 04:32:25.91 ID:9ADX6MFn0
シンジ「なにがラブドールだよ、本物のマヤさんじゃないか!」
アスカ「そうよ。でもアンタにとっては同じなんでしょ?」
シンジ「違うよ!」
アスカ「ならどこが違うのか説明してみなさいよ!」
シンジ「それは……マヤさんは人間で、」
アスカ「待ってアタシに説明しないでよ。それはマヤに言うべきことでしょ」
アスカ「アタシの仕事はあんたをフン縛ってでもマヤに会わせること」
アスカ「あっ、あと加持さんからの伝言」
アスカ「『責任ってのはただ償うことじゃない。自分の心をもって相手に向き合うことだ』って」
シンジ「………」
アスカ「それじゃアタシは先に帰るから。アンタも早くしなさいよ」
アスカ「アタシはまだ謝ってないんだから……」ボソッ
シンジ「えっ……?」
アスカ「!!! なんでもないわよ!」ダダッ
348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 04:41:48.31 ID:9ADX6MFn0
――きゅるる、ガシャ。
シンジ「………」
マヤ「……えっと。わ、わあー、プラグの中に入るのなんてわたし初めてですよー」
マヤ「すごーい、いつもは映像でしか見てないけどこういう感じだったんですねー」
シンジ「……あの、マヤさん」
マヤ「は、はい?」
シンジ「ここまでどうやって来たんですか?」
マヤ「それは、弐号機のプラグの中に入れて貰って…・…あっ」
シンジ「………」
マヤ「………」
349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 04:46:48.59 ID:9ADX6MFn0
シンジ「………」
マヤ「………」
シンジ「………」
マヤ「………」
シンジ「……あの」
マヤ「は、はいっ!」
シンジ「……なんで怒らないんですか」
マヤ「え……?」
シンジ「僕、マヤさんを襲ったんですよ」
シンジ「マヤさんのことを傷つけたんだ!」
シンジ「なのになんで何も言わないんですかっ!」
マヤ「シンジくん……」
350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 04:55:24.95 ID:9ADX6MFn0
マヤ「シンジくんは私に、怒ってほしいの?」
シンジ「怒られたくないです、でも……」
マヤ「………」
マヤ「……私もね、シンジくんに怒られなくちゃいけないの」
マヤ「シンジくんに酷い事をするって知ってて先輩たちの実験を手伝ったわ」
マヤ「だからシンジくんは私を怒っていいのよ」
シンジ「……出来ないです、そんなこと」
マヤ「そっか……」
シンジ「………」
マヤ「だったら、私の話、聞いてくれる?」
353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 05:11:43.16 ID:9ADX6MFn0
シンジ「えっ?」
マヤ「だから、シンジくんを怒る代わりに、話を聞いてほしいの」
シンジ「えっと……大丈夫です」
マヤ「ふふっ、ありがとう。それじゃあ話すね」
マヤ「……あの時、先輩たちとシンジくんを止めに言った時」
マヤ「私のダミーで必死に、その……ぉなにーをするシンジくんを見て」
マヤ「私は、凄く気持ち悪いと思った」
シンジ「うっ……」
マヤ「男の人のそういう所には嫌悪感しかなくって」
マヤ「そういう事をしてるシンジくんを見て、避けるようになったの」
375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 07:48:36.08 ID:9ADX6MFn0
マヤ「先輩に頼んでシンジくんと会わないようにしてもらって」
マヤ「あと、初号機のオペレートからも外してもらったりしてた」
シンジ「………」
マヤ「シンジくんには本当に酷いことしてたとは思う」
マヤ「でも、その内、アスカ達にも虐められてるって聞いて」
マヤ「時々シンジくんの様子をこっそり覗いてた」
マヤ「そしたら、凄くシンジくんがやつれていていて……」
マヤ「シンジくんは私達の被害者だったのに、こんな目に会わせてしまった」
マヤ「だから、私達でシンジくんを何とかしようと思ったの」
382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 08:18:29.72 ID:9ADX6MFn0
マヤ「あ、私達って言うのは先輩と葛城三佐と私ね」
マヤ「でも私たちだけじゃどうしようもなくて、加持さんに相談したら」
加持『方法はある。ただ、マヤちゃんには辛いことになるよ』
マヤ「ちょうどその日がシンジくんが加持くんに相談した日みたいで」
マヤ「シンジくんが求めてる私のダミーを利用する作戦を立ててくれたわ」
マヤ「それが『私入れ替え作戦』」
シンジ「……加持さんは、ずっと僕をだましてたんですか」
マヤ「騙してたわけじゃなくて、その……」
シンジ「騙してたんじゃないか!!!」
マヤ「違うわ! お願い、話を聞いて!」グイッ
シンジ「!!? も、もがが……(む、胸が……)」
386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 08:33:50.31 ID:9ADX6MFn0
マヤ「加持さんは私達の罪を一緒に背負ってくれたの」
マヤ「私達がなのも出来ないばかりに巻き込んでしまっただけ」
マヤ「だから、責めないであげて……」
シンジ「!!!」コクコク
マヤ「ありがとう……あ、ごめん、苦しかった?」
シンジ「……ぷはっ、はぁはぁ……だ、大丈夫です……」
マヤ「そ、そっか……」
シンジ「はい……」
マヤ「……あの、それ……」
シンジ「え? ……あっ!」ギンギン
シンジ「あぁ!? ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」サッ
マヤ「い、いいわよ、しょうがないのよね……」
マヤ「それに……」
391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 08:52:49.16 ID:9ADX6MFn0
マヤ「シンジくんは、私で興奮してるの……?」
マヤ「あの人形じゃなくて、私でよかったの?」
シンジ「うぅ……」
マヤ「そっか、よかった。シンジくんの女性不審は直せたんだ……」
マヤ「じゃあ私の処女も無駄じゃなかったのね」
シンジ「……ごめんなさい」
マヤ「だから謝らないで……」
マヤ「入れ替わりしたらそこまで行くかもしれないって分かってたから」
シンジ「でもマヤさん、泣いてたじゃないか!」
395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 09:11:54.93 ID:9ADX6MFn0
マヤ「うん。そうね……」
シンジ「やっぱり僕とセックスなんてしたくなかったんじゃないか!」
マヤ「違うの、泣いてたのは嫌だったんじゃないの!」
マヤ「……あの時、人形の振りをするために経口の全身麻酔をしてたの」
マヤ「だからシンジくんが何をしても感覚はなかったはずだった」
マヤ「なのに、予定より全然早く麻酔が切れちゃって」
マヤ「……思ってたよりもずっと痛いのね」
マヤ「耐えられるかと思ったけど、声を抑えようとしたら歯軋りしちゃって」
マヤ「結局、涙も声も堪え切れてなかったけど」
マヤ「でもね、一番の理由はシンジくんがあまりにも痛々しくて」
マヤ「それを癒すのにこんな事しかできない自分の情けなさ、だった」
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 09:42:09.00 ID:9ADX6MFn0
シンジ「なんで……なんで僕なんかのためにそこまでしてくれるの!」
シンジ「だってマヤさんは僕のこと嫌いだったんでしょ!」
マヤ「……初めは気持ち悪いと思ったわ」
マヤ「でも傷ついたシンジくんを何とかしたいって思って」
マヤ「ごめん……シンジくんが聞きたいのはこんなことじゃないのよね」
マヤ「私がシンジくんを助けようと思ったのは」
マヤ「私が今、こうしてシンジくんに会いに来たのは」
マヤ「――シンジくんのことが、嫌いじゃなかったからよ」
シンジ「………」
シンジ(……そっか)
402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 09:43:22.66 ID:9ADX6MFn0
シンジ(そういうことだったんだ……)
『自分がしたことは、自分で背負わなくちゃいけないんだ』
シンジ(だからアスカも加持さんも必死に僕に伝えようとしてくれて)
『何でも謝ってりゃすむと思ってんじゃないわよっ!!!』
シンジ(マヤさんがここまでしてくれるのはただ謝るだけじゃなくて)
『やったことにはちゃんと向き合いなさいよ!!!』
シンジ(自分のしたことを、気持ちを込めて伝えようとしてくれてるんだ)
『責任ってのはただ償うことじゃない。自分の心をもって相手に向き合うことだ』
シンジ(なら、僕も……)
シンジ(僕の気持ちから、逃げちゃだめなんだッ!!!)
シンジ「マヤさんっ!!!」ガシッ
404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 09:53:04.18 ID:9ADX6MFn0
マヤ「え、ちょっとシンジくん……?」
シンジ「僕は、怖かったんです。また女の人に嫌われるのが」
シンジ「だから生きてる人と違って動かない、喋らない人形でオナニーして」
シンジ「……でも結局、『人形』が好きだったのは」
シンジ「やっぱりまだ女の人が好きだったからなんだと思います」
マヤ「あっ……」
シンジ「そして、あの実験の時、マヤさんの人形を襲ったのも……」
シンジ「あのお風呂場で中だししちゃったのも……」
シンジ「今もこうして勃っちゃってるのも……」
シンジ「――僕が、マヤさんにムラムラしてるからなんです!!!」
410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 10:13:07.10 ID:9ADX6MFn0
シンジ「ムラムラするのが好きってことなのか僕には分からないです」
シンジ「でも、マヤさんのこと考えるとムラムラもするし」
シンジ「添い寝とか膝枕とかも、またして欲しいと思うんです」
シンジ「だからマヤさん、僕と付き合って下さい!」
マヤ「えっと……」
シンジ「………」
マヤ「……その……」
シンジ「………」
マヤ「――い、い」
ガシャンッ!
ミサト「シンちゃん! マヤ! 無事なの!?」
414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 10:26:37.73 ID:9ADX6MFn0
シンジ「ミサト、さん……?」
ミサト「よ〜し、二人とも無事ね! これで一応人的被害は無し、と!」
リツコ「問題はターミナルドグマに残される電源切れのエヴァ二体ね」
マヤ「葛城三佐、それに先輩まで!?」
ミサト「どっすかな〜、零号機で運べるかしら?」
リツコ「それよりも先にリフトを修理しないと上層階に上げることすらできないわよ」
ミサト「……それって技術部の方で1日くらいで何とかならない?」
リツコ「不可能に決まってるでしょ。最低3日はかかるわね」
ミサト「そんな! 司令達が帰ってくるの明後日なのよ!」
ミサト「なんとかして2日で仕上げて頂戴!」
リツコ「無理なものは無理よ。いい加減諦めましょ」
ミサト「そんなぁ、こんなの減給降格じゃ済まないわ、なんとかするのよ!」
シンジ「………」
417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 10:45:36.45 ID:9ADX6MFn0
加持「やっ。元気そうで何より」
シンジ「加持さん……」
加持「……どうやらふっ切れたみたいだね」
シンジ「はい。……ごめんなさい、僕、加持さんにも酷い事言いました」
加持「気にしてないよ。むしろ言われて当然だったからね」
加持「それよりも、あの二人の事を見てたのかい?」
シンジ「………」
加持「葛城もりっちゃんも、俺とは違って責任がある立場だ」
加持「だから表には出さないだけで、心の中では心配してたんだよ」
加持「それに、シンジくんのことも嫌ってないさ」
シンジ「ほんとですか……?」
加持「まぁそう見えないかもしれないな。特に葛城は」
加持「でも一応モトカレからのアドバイスとして聞いといてくれ」
シンジ「……はい」
418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 10:56:41.82 ID:9ADX6MFn0
マヤ「……シンジくん」
シンジ「あ、マヤさん……」
加持「おっと、お邪魔虫は退散退散っと」タタッ
シンジ「ま、待って加持さん!」
シンジ(そんな、さっきミサトさんに遮られたせいで気まずいのに……)
マヤ「………」
シンジ「………」
マヤ「……あ、あのね」
シンジ「は、はい!」
マヤ「やっぱり私たちって年の差もあるし、シンジくんもまだ中学生じゃない?」
マヤ「それに私、男の人を好きになった事がないから男女の事はよく分からないの」
シンジ「そうですね……えっ?」
マヤ「だから……、その……」
マヤ「恋人見習い、みたいなのなら……いいかな」
419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 11:03:16.58 ID:9ADX6MFn0
マヤ「………」
シンジ「……ありがとうございます!」
マヤ「!」
シンジ「正直絶対に断られると思ってました」
シンジ「でも、見習いでも嬉しいです!」
マヤ「そっか……」
シンジ「あの、これからもよろしくお願いします!」サッ
マヤ「……こちらこそ、よろしくね!」ギュッ
――むくむくっ!
シンジ「あっ!」
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 11:16:57.41 ID:9ADX6MFn0
――エピローグ。
ミサト「二階級特降のうえ給与全カット。生活必需品は配給制……」
ミサト「……こんなのやってられる訳ないでしょーが!」
加持「まぁまぁ、よくもまあこんな寛大すぎる措置で済んだものだよ」
ミサト「どこがよ! ビールもつまみもないのよ! ワンカップさえも!」
加持「葛城。小破した初号機と大破した弐号機の修理に加え」
加持「ターミナルドグマと初号機ケージの修繕費、合わせて十数兆は下らないぞ」
ミサト「!?」
リツコ「とはいえ、離職も出来ないときたら完全な奴隷にされたのね、私達」
ミサト「こうなったらいっそ労働組合にでも訴えるしか……」
リツコ「超法規組織にそんなものあるわけ無いでしょう」
425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 11:36:16.59 ID:9ADX6MFn0
ミサト「あーあ、こんなことならリツコの口車に乗らなきゃよかったわ」
リツコ「どうせお金があってもビール代に消えるんだからいいじゃない」
ミサト「アンタはいいわよね、どうせここに骨を埋めるつもりだったんだし」
リツコ「あら、ミサトにもここを辞める理由もないでしょう?」
リツコ「それに、悪い事ばかりじゃないわ。ね、加持くん」
加持「んっ?」
リツコ「マギを経由しないエヴァへの直通回線に、システム系統への干渉」ボソッ
加持「!!! やっぱりりっちゃんにはバレてたか……」
リツコ「そんな札まで持ってたなんてね」
リツコ「でもよかったの? こんな事なんかに使っちゃって」
加持「……あぁ。まぁ、この程度でどうこうならないさ」
加持「それに、シンジくんはそれを掛けるだけの男になってくれたさ」
リツコ「そう」
ミサト「ちょっと何の話をしてるのよ〜!」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 11:53:34.14 ID:9ADX6MFn0
加持「ところで、シンジくん達はどうなったんだ?」
ミサト「どうなったも何も、人気もはばからずいちゃついてるじゃない」
ミサト「あ〜あ、最初の頃の初々しさが全然なくなっちゃって」
ミサト「リツコも可愛い後輩を採られて寂しがってんじゃないの〜?」
リツコ「別に寂しくなんてないわよ。時々混ぜて貰ってるし」
ミサト「……は?」
リツコ「それに加持くんの聞きたいのはそっちじゃなくて、シンクロテストの方でしょ?」
ミサト「ちょ、ちょっち待ってリツコ! あんた何て言っt」
マヤ「先輩! 初号機腹部に異常確認!」
リツコ「どうしたの!」
青葉「骨盤前部付近にしょごう機とは異なる体組織が発生」
日向「hCG確認、パターン赤紫、妊娠です!」
ミサト・リツコ・加持「「「 」」」」
〜完〜
432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/22(水) 12:04:01.35 ID:9ADX6MFn0
>>103でシンジが出した精液で初号機が妊娠する話を書きたかったのに、どうしてこうなった…
あと普段ギャグしか書いてないのにシリアスなんて書こうとするもんじゃないな
一応、加持の脱童貞発言とか、マヤの入れ替わりは「」と「………」が伏線とかあるけどどうでもいいや
寝落ちする前は初号機からマヤに受精卵を託されたりする話も入れようとしてたけど無理だったし
まぁなんだ、読んでくれた人ありがとうな
あと>>9、勝手に続けてすまんかった