1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/06(月) 12:22:19.50 ID:ueHmCFF90
シンジ「な、なんだよ急に」
アスカ「あくまで仮の話よ。実際あんたなんかと付き合うとかありえないし」
シンジ「まあ……うん」
アスカ「で、そしたらさ。家で二人っきりだし、エッチなことし放題よね」
シンジ「…っ」
アスカ「……」
シンジ「……」ドキドキ
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/06(月) 12:42:53.05 ID:ueHmCFF90
シンジ「でも……付き合ったからって、そーいうコトするとはするとは限らないんじゃ」
アスカ「なんで? 同意の元で女に触れられるっていうのに、しないわけ?」
シンジ「……」
アスカ「キスしたり。胸いじったり。太もも……撫で回してみたり
シンジ「ちゅ、中学生なのにっそんなのダメだって!」
アスカ「なぁに焦ってんのよ。あくまで仮定だって言ってんでしょ」
シンジ「仮定でも……」
アスカ「いつ死ぬか分かんない暮らしで、中学生だからなんだってのよ。それに、普通に暮らしてる子だってしてる子はしてるわ」
シンジ「……」
シンジ(アスカと……毎日、家でエッチなこと……)
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/06(月) 12:45:03.12 ID:ueHmCFF90
アスカ「あ。今あんた、エロい想像してる」
シンジ「し…っ、してないって」
アスカ「嘘!? こんな話してるのに何も考えないわけ? バカなんじゃないの」
シンジ「そりゃ……全然何もってわけじゃなくて、ちょっとは」
アスカ「なーんだ。やっぱり想像してんじゃない。スケベ、変態」
シンジ「……」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/06(月) 12:47:13.64 ID:ueHmCFF90
シンジ「もう。メチャクチャ言ってからかわないでよ」
アスカ「ふん」
シンジ「僕、部屋戻るね」
アスカ「待ちなさいよシンジ」
シンジ「なに?」
アスカ「……一週間、試してみる?」
シンジ「なにを?」
アスカ「仮想恋人生活」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/06(月) 13:30:33.72 ID:ueHmCFF90
アスカ「実際どんな感じなのか、恋人っぽく過ごしてみるわけ。ま、一種のゲームよゲーム」
シンジ「……やだ。絶対またなんかからかう気だろ」
アスカ「疑り深いわねー。ただちょっとロールプレイで暇つぶししよって言ってるだけじゃない」
シンジ「ろーるぷれい??」
アスカ「バぁカ。あ、言っとくけどあくまで仮想。エッチなこと全部させてあげたりはしないから、勘違いしないこと」
シンジ「分かってるよそれくらい。それに、そんな遊びやるなんて言ってないだろ」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/06(月) 13:32:03.92 ID:ueHmCFF90
アスカ「ちぇ……つまんない男。お相手が私じゃ不満?」
シンジ「不満とか、そういうことじゃ―――」
ギュッ
シンジ「!?」
アスカ「ねえ、シンジ。全部じゃなくて、途中までなら……体験させてあげていいけど?」
シンジ「……え。え?」
アスカ「知ってみたくない? 私を彼女にしたら、どれだけイイ思いできるか」スリスリ
シンジ「アアア、アスカ。なんでそこまで……」
アスカ「だって。このままあっさり断られたんじゃ、仮想でも私が振られたみたいじゃない」スリスリ
シンジ「そんな、振ったとか振られたとかじゃ、ああああああ」
ムギュゥゥ
アスカ「しよ。シンジ」
シンジ「わっ分かった! するよ、仮想恋人ごっこするから、離れて!」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/06(月) 13:39:25.26 ID:ueHmCFF90
アスカ「おし。これでお互い合意の上ってことで」
シンジ(はぁ……びっくりした。まだ感触が……)ドキドキ
アスカ「じゃあ早速シンジ、私に告白しなさい」
シンジ「―――へ?」
アスカ「あんたバカ? 仮想恋人なんだから、仮想告白からスタートに決まってるでしょ。で、念のため録音しとくから」
シンジ「えええっ!?」
アスカ「心配しなくても音声を悪用したりしないわよ。ちょっと待ってて、今準備するわ」ガサゴソ
シンジ「ええー……」
アスカ「演技なんだからそんなに照れなくていいでしょ」
シンジ「いや、でも」
アスカ「それすらできないようじゃ、あんたいつまでも女と付き合えないわよ?……はい、もういいわよ、どうぞ」
シンジ「……」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/06(月) 13:47:24.73 ID:ueHmCFF90
シンジ「あー、あの。アスカのことが好きです」
アスカ「感情こもってなさすぎでOKする気になれない。やり直し」
シンジ「……」
アスカ「早く!」
シンジ「アスカ。僕、アスカのことが好き……です。だからあの。僕と付き合ってくれたら、すごく嬉しいなって」
アスカ「なにそれ、腰引けすぎ」
シンジ「……ごめん」
アスカ「ま、でもバカシンジならそんなもんよね」
シンジ「あれ? 返事とかは?」
アスカ「あ、忘れてた」
シンジ「忘れないでよ」
アスカ「ん。あんたなんかと私じゃまるっきり釣り合わないけど、もっといい男捕まえるまでの時間つぶしに、しばらく付き合ってやってもいいわ。泣いて感謝しなさいバカシンジ」
シンジ「……」
アスカ「なによその不満そうな顔。OKもらえたんだから、ここは涙流して喜ぶとこよ」
シンジ「……はぁ」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/06(月) 13:56:50.00 ID:ueHmCFF90
シンジ「まあいいけど。とりあえずお終いでいい?」
アスカ「お終いじゃなくてスタートだっての」
シンジ「うん、スタートでもお終いでも、どっちにしろそろそろ宿題するから。じゃ」
スタスタ
ガララ…パタン
シンジ(なんでああいう妙な遊び考えつくんだろ、アスカ。で、どうせまた明日には飽きてるくせに)
シンジ「……」カリカリ
アスカ「……」カチッ
『僕、アスカのことが好き……です』
アスカ「……」カチッ
『僕、アスカのことが好き……です』
アスカ「……」カチッ
『僕、アスカのことが好き……です』
アスカ「〜〜〜っ」ジタバタ