阿笠博士「こ、こら新一! やめ……くぅっ!?」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:28:54.86 ID:c+3MnelA0

阿笠博士「ワシらは男同士なんだぞ!? 今すぐ抜き」

ヴィイイン

阿笠博士「くぅっ!?」ビクッ

阿笠博士「ち、ちがう! 今のはお前がいきなりスイッチを入れたから驚いて…」

阿笠博士「ほら、蘭君には黙っておくから、もうやめ」

ヴヴヴヴヴヴヴ!!

阿笠博士「あんッ!?」

ヴヴヴヴヴヴヴ!!!!!!

阿笠博士「こ、こらッ やめっぇ……あんっ!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:37:52.44 ID:c+3MnelA0

阿笠博士「く……っ うう……ッ」クチュクチュ

阿笠博士「い、痛いに決まってるだろ! こんな事、今まで」

チュッ

阿笠博士「んんっ!?」

阿笠博士「あん……む……っちゅ」チュパチュパ

バッ

阿笠博士「……っ はじめてのキスまで……」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:43:57.83 ID:c+3MnelA0

阿笠博士「新一の馬鹿ッ いいか? これは立派な犯ざ」
グリッ

阿笠博士「あくぅッ!?」ビクッ
コツッコツッ

阿笠博士「あぁ……っ そこッ だめぇっ!」ビクンッ
パンッパンッ

阿笠博士「やッ やじゃぁ! こんなぁ……っ はげしっ くうンッ!?」ビクッ

阿笠博士「も……っ もう止めてくれぇぇ!」
パンパンパンッ

阿笠博士「ぁぁぁぁぁぁ……っクぅぅぅ!!」

阿笠博士「……ぁ ……ぁん」ビクッビクッ
ドクッ ドクッ

阿笠博士「……おわった………のか?」

ドクッ

阿笠博士「ぁ………なか、出てる」

阿笠博士「あかちゃん…………できちゃう」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:48:48.52 ID:c+3MnelA0

阿笠博士「あ……あらわないと」ガクガク

ドテッ

阿笠博士「くっ!? 足が……」

グイッ

阿笠博士「…えっ、何」

ズプ……

阿笠博士「ぁうっ!?」

阿笠博士「なっ!? 終わったんじゃ!?」

グプッ

阿笠博士「ああ……っ!? またっ 堅いのがッ」ビクッ

阿笠博士「……くっ 離せ! 離してくれ!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:52:10.04 ID:c+3MnelA0

阿笠博士「あんっ あン!」パコパコ

阿笠博士「やだ……っ こんぁッ! 犬みたいンっ!?」

ズリュ…

阿笠博士「……んえ?」

ジュプンッ

阿笠博士「あンッ!?」

阿笠博士「あぅんッ あくぅ……ッ!!」パンパンッ

阿笠博士「や……やらっ またぁッ おっきくぅ!!」ビクッ

ジュプッジュプッ

阿笠博士「だめ……っ なかやらぁぁ!!」

パンッ パンッ

阿笠博士「ぁあ……ッッく……っうぅ!!」ガクガクッ

ドクッ

阿笠博士「う……っ ぅうう……!」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:53:13.43 ID:c+3MnelA0

ドクドクッ

阿笠博士「ま……まだでて……るっ」ビクッ

ズルッ

ドロォ…

阿笠博士「ぁ…………でちゃう」

阿笠博士「ふ、風呂……」ググッ

阿笠博士「……く、お腹重い」

クリッ

阿笠博士「ひゃうっ!?」ビクッ

阿笠博士「新一!お、お前どこ触って!」

クチュクチュ

阿笠博士「や、やめッ」ビクッ

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:54:20.00 ID:c+3MnelA0

クチュクチュ

阿笠博士「んッ!? かきまぜッなぁ……!」ガクガクッ

クリクリッ

阿笠博士「そこ……ッ んんっ さわっちゃ……アンっ」ピクンッ

阿笠博士「――――ッ!?」ビクッ

プシャッ

阿笠博士「―っ ――ぁ」ビクンッビクンッ

阿笠博士「……ぁ、………でちゃ……た」

阿笠博士「…………急に、摘むから」ピクッ

阿笠博士「……グスッ」

阿笠博士「…………もう、許してくれ」

シャアアアア

阿笠博士「……ぅぅ、グスッ」

阿笠博士「新一の……まだ出てくる」

阿笠博士「グスッ、怖いよう」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:55:28.50 ID:c+3MnelA0

シャァァァ

阿笠博士「……」

……キイ

阿笠博士「……?」

ガチャッ

阿笠博士「え!? ちょ、ちょっと!」

阿笠博士「で、出てけ!!」

グイッ

阿笠博士「やじゃ!! やじゃぁ!!」ググッ

ベロッ

阿笠博士「んぶっ!? ぁんむ……くちゅっ」ググ…

阿笠博士「……ちゅ……んちゅ……ぁ」

阿笠博士「……ぁん………ちゅ……」

阿笠博士「ぷはっ!」

阿笠博士「くっ」キッ

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:56:33.32 ID:c+3MnelA0

阿笠博士「ワシにこんな事して、許されるとでも思ってるのか!!」

ギュウッ

阿笠博士「ぁくぅっ!?」ビクッ

ギュッ

阿笠博士「いたっ 痛いっ」

阿笠博士「ち、乳首取れるぅ!?」ギュゥゥ

パッ

阿笠博士「……っ」ヘナッ

阿笠博士「……はッ ……はぁ!」ブルブル

阿笠博士「……」プルプル

阿笠博士「い……いやじゃ……」

阿笠博士「た、助けて……」

…………

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:57:51.96 ID:c+3MnelA0

灰原「は……ッ はぁ……ッ!」

灰原「江戸川君が……阿笠博士を……!」

灰原「ど、どうしよう……」

阿笠博士「……しゃぶったら、もう痛い事しないんじゃな?」

阿笠博士「……い、いくぞ」

阿笠博士「………レロ」

チュパ チュパッ

阿笠博士「んむ……レロォ」

阿笠博士「チュポッ ケホッ……あご痛い」

グイッ

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:59:04.56 ID:c+3MnelA0

阿笠博士「痛ッ や、止めて! 続ける! 頑張るから!」

阿笠博士「ン……グ……」

阿笠博士(く、苦し……)

阿笠博士(奥までって……無理じゃ)

グボッ

阿笠博士「!?」

阿笠博士「ゲホッ!? ゲホッ!!」

グッ

阿笠博士「ケホッ……っえ!? ちょっと、約束が」

ズンッ

阿笠博士「あくぅっ!?」ビクンッ

阿笠博士「あッ 嫌じゃッ 抜いてぇ!」パンパン

阿笠博士「わ、ワシをンッ!? 騙したっ アンっ!」パンパン

阿笠博士「くぅ…っ ひ、卑怯者ぉ」ガクガク

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/02(木) 23:59:48.82 ID:c+3MnelA0

ガクッ ガクッ

阿笠博士「も……ッ 足がぁッ」

ヌロォー

阿笠博士「ン……ッ」

ズプンッ

阿笠博士「―――――ッ!?」

阿笠博士「ぁ」カクン

ズグッ

阿笠博士「っく! イクぅぅぅ――――!!」

ドプンッ

ドプッ

阿笠博士「……ぁ、……はぁ」ビクッビクッ

阿笠博士「も…………無理」クタァ

コプッ

……

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:07:20.19 ID:c+3MnelA0

阿笠博士「……わかった、胸で挟むんじゃな」タユン

阿笠博士「ふっ……熱いな」ムニムニ

阿笠博士「ん……ぁ」ムニムニ

阿笠博士「……すご、どんどん堅く……」ムニムニ

阿笠博士「こ、この状態で舐めるのか?」

阿笠博士「や、やるともっ」

阿笠博士「……ぁー」

レロン

ペチョペチョ

阿笠博士「んっ……んっ……」チュパチュパ

ビクッ

阿笠博士「んむっ……!?」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:01:40.53 ID:5Z+IwS0U0

灰原「――――」カタカタ

灰原(怖い怖い怖い怖い怖い!)

灰原(今、江戸川君に見つかったら、私も犯されるかも知れない……!)

灰原(……吉田さん……円谷君!)

灰原(なんで……)

灰原(どうして江戸川君はあんな……酷い事を)

灰原「……グスッ」

……

灰原「………」

灰原(今、何時だろう)

灰原(博士、大丈夫かしら……)

灰原(ごめんなさい……私、助けに行けなかった)グスッ

……

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:04:32.45 ID:5Z+IwS0U0

「………ん」

「あ…くん」

灰原「……はっ!?」ガバッ

阿笠博士「哀君、大丈夫か?」

灰原「え!? ……あれ、私のベッド?」

阿笠博士「怖い夢でも見たのか?」

灰原「……夢?」

灰原「……江戸川君は?」

阿笠博士「新一?来とらんぞ」

灰原「……」

阿笠博士「それより、今日は外食にせんか?早く着替えなさい」

灰原「あ……はい」

灰原「……」パサッ

灰原(あれは夢だったの……?)

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:06:14.34 ID:5Z+IwS0U0

灰原「……!」

灰原(……いや、夢じゃない!)

灰原(私は22日の朝、ちゃんと起きた)

灰原(これは勘違いなんかじゃない)

灰原(だって、私は22日の朝、お風呂に入ってる)

灰原「だから、21日の夜と今私の着けている下着の色は違って当然なんだ……!」

灰原(江戸川君は私を見逃した……)

灰原(そして、あたかも何事もなかったかのように装ってる)

灰原「阿笠博士もそれを手伝ってる」

灰原(手伝わされてるのか、私に心配をかけまいと隠してるのか……)



チュパ…チュパ……

阿笠博士「は……ぁむ……レロ」

阿笠博士「こうすれば……哀君には手を出さないんじゃな…?」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:08:27.25 ID:5Z+IwS0U0

ビュッ

阿笠博士「ぷぁっ!?」

阿笠博士「くっ」

ドロッ

阿笠博士(うう……凄いにおい)

阿笠博士「い、いきなり出すな!」

阿笠博士「…………舐め取るんじゃな、わかった」

チュパチュパ…

阿笠博士(屈辱だ……新一のいいなりだなんて)

阿笠博士(堪えるんじゃ、堪えて反撃の機会を…)

パシャッ

阿笠博士「ん……?」チュッチュッ

パシャッ

阿笠博士「!? おいッ 写真は駄目じゃ!」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:09:20.81 ID:5Z+IwS0U0

ドンッ

阿笠博士「うわっ!?」

クチュ…

阿笠博士「やっ せめて避妊……」

阿笠博士「…………くっ、好きにしろ」

阿笠博士「いやっ 今のは間違いだ!」

クチ…クチュ…

阿笠博士「……お願いします、生で挿れて下さい」

阿笠博士「ワシに……思い切り種付けして下さい」グスッ

ズプゥ…

阿笠博士「ぁぁ……嫌じゃぁ……」ビクッ

グッ…グリッ

阿笠博士「ぅぅ……奥…っ、ン……あたってるぅ……」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:11:09.46 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「も……っ、はいんな……いッ」ビクッ
グリッ

阿笠博士「苦し…っ、ナカ……いっぱい」ムニュッムニッ

阿笠博士「ぁ……胸ぇ……新一の手がっ」ピクッ グニュッ

阿笠博士「うっ! 手……埋まってるぅ……!」 ムニッ

阿笠博士「手…………あついっ」ピクンッ ヌプッ…ヌプゥッ

阿笠博士「は……っ、あぁ……っ!」ピクッ

阿笠博士(なんだか……今日は……)

阿笠博士「……え?」

阿笠博士「ち、ちがっ! 物足りなくなん」
チュウッ

阿笠博士「んッ!? んむ……っ」

阿笠博士「ちゅっ、ンちゅ……っ、チュパッ」

阿笠博士「はン……む、ぁン……チュ」

阿笠博士「ぷぁ……」

阿笠博士(あ……糸ひいてる……)

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:11:54.71 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「な……なんで……ンッそんな優しくゥン! する…っ」

グチュッ…グチュッ…

阿笠博士「き、昨日ぉ……みたいにッ、乱暴にしろぉ……!」

クチュッ…チュプン…

阿笠博士「激しく……ッ 痛みを……!」

クチュッ…クチュッ…

阿笠博士(駄目……そんな優しくするなぁ!)

阿笠博士(乱暴にしてくれないと……)

クチュッチュブッ

阿笠博士「あ……ッン!」ピクッ

阿笠博士(これが……「快楽」だと認めてしまう……!)

コツッ

阿笠博士「くぅン!?」ビクッ

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:12:53.08 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士(な……なんだ今のは!?)

コツンッ

阿笠博士「あくぅ!?」ビクンッ

阿笠博士(身体に電気が流れたみたいに……)

阿笠博士「し、新一…」

トンットンッ

阿笠博士「あひっ!? やっ、やめぇ……!」ビクンビクンッ

トンットンッ

阿笠博士「あぅンッ!? らめっ」ビクビクッ

ググィッ

阿笠博士「ぃあ……!? ぁめぇ……ッ」ガクガク

コツンッ

阿笠博士「おなじとこ……らめぇッ!」ビクッ

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:14:04.18 ID:5Z+IwS0U0

ヌロォ

阿笠博士「ひ……はひっ」ガクガク

ジュプンッ

阿笠博士「―――――」ビクッ

プシャァ―ッ

阿笠博士()

阿笠博士()

阿笠博士()

阿笠博士「……ぁ」

阿笠博士「……ん、ンチュ」

……

灰原「やっぱり……」

灰原(あれは現実だったんだ……)

灰原(江戸川君が……阿笠博士を……)

灰原「グスッ」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:15:25.66 ID:5Z+IwS0U0

……

―ァン

―ダメェ

灰原「……ッ」

灰原(夜な夜な……夜な夜な聞こえてくる阿笠博士の声)

灰原(壊れた江戸川君に犯される阿笠博士……)

灰原「いや……」

灰原「阿笠博士も……もう壊れてしまってるのかもしれない」

……

阿笠博士「は……っ! は……ぁっ!」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:16:24.54 ID:5Z+IwS0U0

ギチ…ッ

阿笠博士「痛……っ」

阿笠博士「! わ、ワシが悪かった!」

阿笠博士「新一の……奴隷にも関わらず口答えしたりして」

クチ…

阿笠博士「…っ」

阿笠博士「お願いじゃ……縄を解いてくれ」

ブィィイ

阿笠博士「ひっ!?」ビクッ

阿笠博士「な、何の音だ……?」

ネトォォ

阿笠博士「冷たっ!?」

阿笠博士「何を!? ワシの……に、何をつけたんだ!?」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:17:36.22 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「は……っ はぁ……っ」ビクビク

阿笠博士「新一……そこにいるのか?」



阿笠博士「いるんだろ? なあ!?」



阿笠博士「まさか……ワシを置いて」

グチュウッ

阿笠博士「あくぅっ!?」ビクンッ

阿笠博士「く……な、なんだこれ……」

阿笠博士「冷たい……何を挿れたんだ!?」

ヴヴヴヴヴ

阿笠博士「ぁうン!?」ビクビクンッ

阿笠博士「ぁぁぁぁぁ!? な……らめぇぇぇぇ」ガクガク

ヴヴヴヴ

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:18:36.54 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「止めっ止めぇぇぇぇぇ」ビクビク

ヴヴゥ……

阿笠博士「はへ……」ピクッ

ズプッ

阿笠博士「あ……新一のだぁ」ピクンッ

……

灰原「……」

灰原(教室、通学路、クラスメート……そして私の部屋)

灰原(いつもの景色が……もう、くすんでしか見えない)

灰原(あらゆる情報が頭を通過していく)

灰原「私の頭の中を……博士達の事が独占しているからだ」

灰原「……」

灰原(もう嫌だ)

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:19:31.42 ID:5Z+IwS0U0

灰原(この世の全てから自分が隔離されるよう、願いながら布団に埋もれる)

灰原(でも……)

―あン! ぃやじゃあ……ッ イクぅぅぅ―

灰原(あの光景が目蓋に焼き付いて離れない……)

灰原(阿笠博士の甘い声……)

灰原(肉の弾ける音……)

灰原(涙と恍惚で曇った瞳……)

灰原「……」



阿笠博士「……う……グスッ」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:20:14.02 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士(よかった……生理が来た……!)

阿笠博士(新一はピルを禁止しなかったが、もし使ったら哀君が……)

阿笠博士「神様……ありがとう」

……ガチャ

阿笠博士「……だだいま」

灰原「あ、博士、おかえりなさい」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:24:31.25 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「ぁ……は、早くぅ」ドキドキ

クチュ…クチッ

ペチッ

阿笠博士「ぁひッ!?」ビクッ

ペチッペチンッ

阿笠博士「ひぁッ!? ぁくうッ!?」ビクッビクッ

阿笠博士「嫌ぁ!! ……ッ! チ●ポでンン……ッ!? たたくなぁぁ……ハァンっ!」ビクッ

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:25:38.93 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「きたッ! チ●ポきたァ!!」ガクガクッ

パヂュッ

阿笠博士「イクぅ……ッ!」ビクッ

パコッパコッ

阿笠博士「ぁぐ……ッ! あぶぅ……!!」プシャッ

パンッパンッ

阿笠博士「ぁへぇ……!! はへぇ……ッ!!」ブシャッ

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:26:10.56 ID:5Z+IwS0U0

グリッグリィッ

阿笠博士「ぐぅぅ……! おなか……奥ぅッ」ブルルッ

ゴッ ゴツッ

阿笠博士「ぅぅあ……ッ!? ……っ食い込ンッッ!」ビクッ

グッッ グリィッ

阿笠博士「ぁぇッ、……っぇ!! ぇ……ッ!」ガクガクッ

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:26:54.51 ID:5Z+IwS0U0

ヌロォォ…

阿笠博士「は……ぁぁ……」ブルッ

グブンッ

阿笠博士「きゅうッッ!?」プシャッ

ズロォォ……

阿笠博士「あ……はぁ……ッ」ピクッ

グボォッッ

阿笠博士「アきゅっ!!」プシャァ

ゴッゴッ

阿笠博士「ひ……ッ!? はへッ」ガクッガクッ

ドクンッッ

阿笠博士「ぁ―――――か」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:27:50.31 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「――――……ッ、――……ッ」ビクンッビクンッ

阿笠博士「…………ぁ」

阿笠博士「ん……チュッ…………クチュ……」

阿笠博士「……チュ……ぷぁ……っ」

ドクッ ドクッ

阿笠博士「まだ……れてる…………」ピクンッ

ドクッ…

阿笠博士「新一の…………あかちゃん……」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:29:50.63 ID:5Z+IwS0U0

第2部〜目覚めし生命〜

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:31:14.81 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「生理が来ないんじゃ…」

コナン「!?」

コナン「俺の子だってのか!?」

阿笠博士「だってワシはお前にしか身体を許していないから…」

コナン「ハン、どうだかな」

阿笠博士「新一…新一…」

コナン「想像妊娠なんじゃねぇの?よく調べてみろよ」

阿笠博士「………」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:32:00.89 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「あれから新一はワシの所に来ない…」

灰原「麻酔針がもう無いから事件が起きてもキック力増強シューズで小五郎さんを眠らせているわ」

阿笠博士「新一…」

灰原「お腹もずいぶん大きくなってきたわね」

阿笠博士「1人でこの子を育てていけるか心配じゃ…」

灰原「母は強しよ。ストレスは赤ちゃんによくないわ」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:32:33.86 ID:5Z+IwS0U0

光彦「コナン君最近元気ないですね」

コナン「は?バーロそんな事ねぇよ」

元太「でもたまに思いつめたような表情するしよぉ何かあったのか?」

灰原「何か思い当たるところがあるんじゃないの?江戸川くん」

コナン「………」

歩美「何かあったんなら歩美達に相談してよ!」

コナン「何でもない、ちょっと1人にさせてくれ」

光彦「コナン君!」

コナン「うるせぇ!光彦死ね!!」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:33:14.01 ID:5Z+IwS0U0

コナン「博士が身ごもったのは間違いなく俺の子だ」

コナン「でも俺と博士は男同士…周りにばれたらホモ扱いされちまう…」

コナン「クソッ!どうしたらいいんだ!」

灰原「江戸川くん」

コナン「灰原…」

灰原「博士はかなり思いつめているわ」

コナン「おろす気はねーのか?」

灰原「!」パシンッ

コナン「いてっ!何すんだ!」

灰原「よくもそんなデリカシーの無い事言えるわね。まぁそんな性格だから何にでも首を突っ込む探偵に憧れたのかしら?」

コナン「てめー!」

灰原「一番苦しい思いをしてるのは博士なのよ」

コナン「……」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:33:45.85 ID:5Z+IwS0U0

服部「困っとるようやな工藤」

コナン「服部!」

服部「ちっさい姉ちゃんのいう事は最もや。でもな俺にはお前の気持ちもよくわかる」

コナン「お前も同じ経験があるのか?」

服部「もう3人おろさせとる。つらかったで」

コナン「そうか…なんて言って説得したんだ?」

服部「ワイは浪速の名探偵。認知はできへん!の一点張りや」

コナン「博士は1人でも産むつもりみてーなんだ」

服部「なぁ工藤お前今までいくつの難事件を解いてきたんや?どれほど警察の無能ぶりを見てきたんや?」

コナン「服部お前…」

服部「お前なら作れるやろ…誰も暴けないトリックを…」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:34:47.70 ID:5Z+IwS0U0

灰原「博士、ご飯ができたわ」

阿笠博士「食べたくない…」

灰原「お腹の子のためにも食べないと毒よ」

阿笠博士「………」

灰原(あの関西野郎の提案が気がかりだわ…一応、この家の食料に薬が盛られていない事は確認したけど)

灰原(相手は江戸川くん…どんなトリックを仕掛けてくるか…)

阿笠博士「なぁ…新一は元気かのう…」

灰原「ええ、元気にしてるわ」

阿笠博士「そうか…ワシの事は何か話しているか…?」

灰原「特に何も」

阿笠博士「そうか…」

灰原「………」

阿笠博士「ごちそうさま。風呂に入ってくるわい」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:35:23.03 ID:5Z+IwS0U0

シャワワ〜〜〜

阿笠博士「風呂に入っている時が一番気が紛れるわい」

阿笠博士「はぁ…気持ちいい…」

その時、窓から麻酔針が!ピシュッ!

阿笠博士「う!」バタッ

コナン「…………」

服部「早く運び出すで工藤」

コナン「だけどこの巨体はこの窓からじゃ出せねーぜ、隣の部屋まで行かねーと」

服部「あまり物音を出すなよ工藤」


灰原「博士、ずいぶん長い間風呂に入ってるわね…」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:35:57.44 ID:5Z+IwS0U0

灰原「まさか!」

コナン「!!」

廊下で鉢合わせる3人と1人のハゲ!

灰原「江戸川くん…」

コナン「見られちまったか…」

灰原「博士をどうするつもり?」

コナン「お前の想像通りさ」

灰原「お腹の子はあなたの子なのよ。心が痛まないの?」

コナン「俺の子だから都合が悪いんじゃねーか」

灰原「博士を返して。身体が冷えると赤ちゃんによくないわ」

服部「これから堕ろす子供にいいもよくないもあらへんわ」

灰原「………」ピキピキ

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:36:29.69 ID:5Z+IwS0U0

灰原「わかってるの?いくら警察が無能でも私が警察にチクればあなた達は御用なのよ」

服部「ワイが何故わざわざあんさんの目の前でこの計画を話したかわかっておまへんのかいな?」

灰原「不気味な男ね」

服部「ここで見つかるのは計画外やったけどまぁぬかりはなし、ですわ」

コナン「そういうわけだ。眠ってもらうぜ灰原」ピシュッ!

灰原「うっ!……こ…この…ひとで…なし…」バタッ

コナン「悪いな灰原」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:38:37.38 ID:5Z+IwS0U0

灰原 ()

灰原 ()

灰原「う………ん………」

灰原「はッ!?」

灰原「博士!?博士ーーーっ!!」

阿笠博士「どうしたんじゃ哀君。大きな声を出して」

灰原「博士………!」

灰原「か、身体は何ともない!?」

阿笠博士「おかげさまでな。元気にワシの腹を蹴っておるわい」

灰原 (………)

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:39:11.08 ID:5Z+IwS0U0

歩美「おはよーみんな」

光彦「おはようございます」

元太「あ〜腹減った」

コナン「まだ学校来たばっかじゃねーか」

元太「寝坊しちまってよ〜朝はご飯3杯しか食えなかったんだ」

光彦「食べすぎですよ〜」

歩美「アハハハ…」

灰原「………」

灰原(あの後目が覚めたら博士は元通り自分の部屋にいた…)

灰原(そしてどうやらお腹の子も無事…)

灰原(そして江戸川くんのあの余裕そうな態度…)

灰原(一体どんなトリックを仕掛けたというの…?)

コナン「…………」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:43:44.99 ID:5Z+IwS0U0

キーンコーンカーンコーン

コナン「なんだよ灰原、こんなとこに呼び出して」

灰原「博士に何をしたの?」

コナン「何かしてあるように見えたか?」

灰原「詳しくは調べてないけど、異常は無いみたいだわ」

コナン「じゃあ何も無いんだろうよ」

灰原「ならどうしてあんな事までして博士を連れ去ったの?」

コナン「くっくっくっ ……近頃は地震が多いなぁ、灰原…」

灰原「話を逸らさないで頂戴」

光彦「あっ、灰原さんにコナン君、こんなところで何してるんですか〜」

灰原「チッ……」

コナン「おーう今行くよー」

コナン「じゃーな」

灰原「待っ……」

灰原「……」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:46:43.89 ID:5Z+IwS0U0

プルルル……

灰原「! もしもし」

阿笠博士「う、産まれる…ゥ…」

灰原「博士!落ち着いて!タクシーを呼ぶのよ!」

阿笠博士「お腹が痛い…痛いんじゃあ…」

灰原「博士!……私がタクシーを呼ぶからタクシーが来たらちゃんと出るのよ!わかった!?」プツッ

阿笠博士「痛い…痛いぃぃ……」

ブロロロ……… ピンポーン

運転手「○☆タクシーでーす」

ピンポーン

阿笠博士「うぅ……うぅ………」

ピンポーン

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:52:04.85 ID:5Z+IwS0U0

運転手「おかしいなぁ…」

運転手「住所間違えたかな?」

運転手「一旦会社に戻ろう…」

ブロロロ………

阿笠博士「うぅ………うぅ………う………」

阿笠博士「あぅう………っア………!」

阿笠博士「ぁぁぁあ〜〜〜!」ヨロ……

博士は立ちあがり、壁づたいに歩き出した…

そして玄関を出て、自力で病院への道を歩き出した…

博士にもう意識はない、目覚めた母性が、病院へと向かう力を奮い立たせたのだ!

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 00:57:03.20 ID:5Z+IwS0U0

そう!無意識!阿笠博士にはもう歩く事しかできない。

タクシー会社に電話する事、近隣の家へ助けを求めるという思考が、もう働かないのだ…

週に一度、何度も何度も通い、身体、いや母性で覚えたこの道を歩く事しか……!

今、阿笠博士は男から、母になろうとしているのだ………!!

阿笠博士「あう、う、うう………」

赤く染まって行くズボン、こぼれ落ちる涙…

博士は朦朧と感じる痛みの中で、コナン、新一との思い出を感じていた

それは走馬灯などではなく、これから来たる未来への、甘い期待なのであった…

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 01:00:17.56 ID:5Z+IwS0U0

ヒソヒソ…

ヒソヒソ…

通行人が、阿笠博士を見て冷たい言葉で語り合っている

当然。ハゲ散らかした白衣のおっさんが、

股を赤く染め、白目を剥き、うめき声をあげながらよろよろと歩いているのだ

誰がこれを妊婦だと予想しよう。

誰がどう見ても、きち○いの老人でしかなかった……

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 01:06:15.65 ID:5Z+IwS0U0

灰原「博士…!」ガチャッ

灰原「ハァ…ハア…」

灰原「よかった…無事タクシーに乗って病院に向かったみたいね…」

灰原「私も向かいましょう」

灰原は安心して病院へと歩き出した

博士の子が言葉を喋るようになったら自分の事は何て呼ばせればいいだろう?

お母さんは博士だし、おばちゃんじゃおかしいし、お姉さん…?

ふふ、お姉さん、か…

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 01:09:24.49 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「あ、ああ、あう……」

博士は歩いた…

母性という、神秘の力で歩き続けた

しかし、もう物理的な体力は、残ってはいなかった…

バタッ……

不運な事に、閑散とした路地で博士は倒れた

しかし子宮と産道は休むことなくうねり、

新しい生命は今にも産声をあげようと生命の扉を開けんとばかりだった

阿笠博士「しん…い…ち…」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 01:13:12.53 ID:5Z+IwS0U0

灰原「き、来てないですって…?」

産科医「ええ」

灰原「ハゲ散らかした白衣のおっさんの妊婦よ!?確かに来てるはずよ!タクシーで来たでしょ!?」

産科医「何度も言いますが来ていません。そういえばそろそろ予定日ですが…」

灰原「ま、まさか…」

灰原は携帯電話を取り出し、タクシー会社に問い合わせた

タクシー会社「お宅が留守だったようでキャンセル扱いになりましたよ」

灰原「そ、そんな!」

灰原「そんな…」

灰原は力なく、地面に膝をつけた

博士………

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 02:00:26.78 ID:5Z+IwS0U0

博士…

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 02:01:00.25 ID:5Z+IwS0U0

博士の運命やいかに。

コナンからのお願い
SSを読む時は部屋を明るくして画面から離れてご覧ください。

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 02:03:08.86 ID:5Z+IwS0U0

元太「あ!?あれ博士じゃねーか!?」

阿笠博士「………」

元太「おいおいおいおいどうしたんだよ博士…うわ!血が!け、怪我でもしたのか!?」

阿笠博士「………」

元太「と、とにかく病院に運ばなきゃ!」

元太は博士の両脇を抱え、ひきずった!

しかし大柄とはいえ小学一年生、15メートルもひきずったところで力尽きてしまった…

そして元太の知能は小学一年生以下であった……

元太「は、博士〜〜〜〜っ!!」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 02:31:43.46 ID:5Z+IwS0U0

疲れた。人生に

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 11:53:35.61 ID:5Z+IwS0U0

光彦「元太君!!!!!!」

元太「みづびご!!!!!!」

光彦「待ち合わせ場所に来ないと思ったら!!!!一体どうしたんですか!、!」

元太「あ、阿笠博士がぁぁぁ」

光彦は救急車を呼び、阿笠博士は産婦人科へと運ばれた

病院のロビーで力なく座り込んでいた灰原の目から、ひとすじの涙がこぼれ落ちた事は、誰も知らない

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 11:54:28.86 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「う、うぅうううぅううう!!!!!」

産科医「もっとイキんで!」

灰原「頑張って博士!!」

阿笠博士「ヒッヒッフー!ヒッヒッフー!!」

阿笠博士「あぁぁあぁ!」

オギャー…オギャー…

産科医「おめでとうございます。元気な男の子ですよ」

灰原「おめでとう博士」

阿笠博士「ありがとう灰原くん…」

灰原(おかしい…)

灰原(江戸川くんと関西野郎は一体何を企んでいるというの)

灰原(それとも両親の呵責で思い直したとでもいうの?)

阿笠博士「新士(しんじ)…この子の名前は新士じゃ」

オギャー オギャー

灰原「………」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 11:56:08.39 ID:5Z+IwS0U0

第3部〜街を包み込む混沌〜

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 11:57:03.59 ID:5Z+IwS0U0

灰原「ついに産まれたわ」

コナン「そうか」

灰原「本当に博士には何もしていないの?」

コナン「さぁな」

灰原「………まだ引っかかっているのよ。服部がなぜ私の目の前で計画を話したのか」

コナン「なぜかってそりゃ…くっくっくっ」

コナン「事件じゃねーからだよ 警察にチクったところで何の事件にもなりゃしねー」

灰原「…………????」

コナン「おっと授業が始まるぜ」

灰原(一体どういう事なの…)

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:26:53.86 ID:5Z+IwS0U0

歩美「博士、ご出産おめでとう!」

光彦「改めておめでとうございます!」

元太「元気そうな赤ちゃんで何よりだぜ!」

阿笠博士「ありがとう、ありがとうな皆…」

歩美「ところで博士と誰の子なの?」

阿笠博士「神様がな、授けてくださったんじゃよ」

歩美「ふぅん…」

灰原「……」

元太「ところで博士、コナンとケンカでもしたのか?」

阿笠博士「え、いや、別に…何も…」

元太「なんかここしばらく博士と会う機会がめっきり減った気がしてよー 博士が赤ちゃん産んだのも灰原から聞いたんだぜ」

光彦「今日も誘ったのに来なかったんですよ」

阿笠博士「嫌われちゃったのかのう、ハッハッハ」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:31:28.08 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「おっと、おっぱいの時間じゃ」

博士ははらりと白衣をはだけ、新士に母乳を与える

光彦「ゴクリ…」

阿笠博士「なんじゃ光彦君も飲みたいのか?」

光彦「いっ、いえぼぼぼ僕はそんな!」

元太「おいおいおいおいとんだスケベヤローだな光彦はよぉ!」

光彦「僕は…僕はそんな…!医学的見地っていうか!知的好奇心っていうか…!」

阿笠博士「ハッハッハ、右乳首が空いておるわい。母乳が溜まると突っ張って痛いんでな、むしろこっちからお願いしたいわい」

光彦「で、では…」ゴクリ

阿笠博士「ひゃぅんっ!!」ビクビクっっ

阿笠博士「か、噛んだらダメじゃって!」

光彦「ご、ごめんなさい!」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:34:42.85 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「あぅん!ひゃうん!」ビクビク

光彦「ごめんなさい!ごめんなさい!」チュパチュパ

元太「なんか俺も腹減ってきたなぁ〜〜」

歩美 (歩美もいつかこんな事する日が来るのかなぁ…)

灰原 (このまま…時が平和にすぎていきますように)

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:37:44.81 ID:5Z+IwS0U0

阿笠博士「のう灰原くん、ワシの研究室に入ったかね?」

灰原「入ってないわよ」

阿笠博士「おかしいのう、新一のために作っておいた麻酔針がいつの間にか無くなっているんじゃ」

灰原「………ハッ!」

灰原(江戸川くんは麻酔針を切らしていたはずなのにあの時、麻酔針を撃ってきた)

灰原(戸締りは厳重にしているはずなのにお風呂の窓が開いていたのもおかしい!)

灰原(まさか………!)

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:47:46.92 ID:5Z+IwS0U0

灰原 (そこら中探したけど抜け穴らしきものは見当たらなかった)

灰原 (だとすれば…)

灰原 (まさか博士を催眠術で操って、鍵を開けさせたり…とか…)

灰原 (…まさか!江戸川君にそんなスキルがあったら事件に推理もいらないわ)

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:48:52.56 ID:5Z+IwS0U0

歩美「おはよーみんな」

元太「おーっす」

光彦「………」

コナン「どうした光彦元気ねーな」

光彦「実は…僕………」

光彦「妊娠しちゃったみたいなんです」

灰原「!!!?!?!!!???!????」

コナン「でぇ!?お前そりゃどういう事だよ!」

光彦「………」

灰原「そ、それは…誰との子なの?」

光彦「相手が不特定多数すぎてちょっと誰の子かは…」

元太「ちゃんと避妊しねーからそういう事になるんだぜ!」

灰原「一体……どういう事なの……」

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:50:58.01 ID:5Z+IwS0U0

そしてそんな中、街の喫茶店で殺人事件が起こった

目暮警部「店の一番奥の席に座っていたのに背中をナイフでグサリ、どうにも不可解だ」

小五郎「わかった!きっと外で刺されてから入店してきたんですよ」

目暮警部「そんな馬鹿な事!」

蘭「そうよお父さん、それなら店員さんが気付くはずよ」

小五郎「う〜ん」

コナン「ねーねー目暮警部、凶器のナイフはどこ?」

目暮警部「それが見当たらないんだよ」

コナン「ふぅんおかしいねー、もしかしたら溶けちゃったのかも!」

目暮警部「ハッハッハそんな馬鹿な事……ん!?そ、そうか!」

コナン(よし、眠ってもらうぜおっちゃん)ピシュッ!

小五郎「ふにゃっ」ガクッ

小五郎(コナン)「謎は全て解けました」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:51:42.24 ID:5Z+IwS0U0

小五郎(コナン)「凶器はナイフではなく糸です」

目暮警部「やはりそうか」

容疑者A「糸だって!?何を馬鹿な!」

目暮警部「しかし店にいた者には全員アリバイが」

小五郎(コナン)「アリバイのない人間が1人だけいるんですよ、警部さん」

目暮警部「どういうことです?」

小五郎(コナン)「その前に気がかりな事があるでしょう」

小五郎(コナン)「被害者は妊娠していた」

目暮警部「ああ、しかしそれが何の……まさか!」

小五郎(コナン)「そのまさかですよ!」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:52:15.93 ID:5Z+IwS0U0

その時、隣の美術館の館長が駆け込んできた!

館長「た、大変だ!1000億円の価値があると言われる絵画『ゼウスの出産』が盗まれた!」

キッド「ハッハッハ、無能な警察諸君!君たちが殺人事件に夢中になっている間に、『ゼウスの出産』はいただいたぜー!」

目暮警部「キ、キッドォオ!」

キッド(これでいいんだな?浪速の名探偵さんよ)

小五郎(コナン)「まさかここでキッドが出てくるとはね、とんだ誤算でした」

そして病院では今まさに光彦が出産しようとしていた!!

光彦「う、ぐううーー!」

産科医「頑張るんだ坊や!頑張るんだ〜!」

元太「頑張れ光彦ーーーー!!!」

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/05/03(金) 12:52:52.91 ID:5Z+IwS0U0

オギャー!オギャー!

元太「やったな!産まれたぜ光彦!……光彦…………?」

産科医「残念だが…光彦くんは………」

元太「光彦!光彦〜〜〜〜〜!!!!」

光彦は………星になった……

−−−−−−−−−−

蘭「まさか喫茶店の裏に住んでたホームレスが犯人だったとはねー」

コナン「こう何回も殺人事件に巻き込まれるとぼくそのうち発狂しちゃうよ!」

小五郎「ハハッ!景気付けにパフェでも食って帰るか!マスター!パフェを3つ」

店長「残念ですが殺人事件の直後ですので今日は閉店させていただきます…」

小五郎「だっはっは!そりゃ残念!」

コナン(キッドの奴、うまくやってくれたかな?)



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