1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/13(土) 18:03:33.32 ID:7KCa1fpDO
シンジ「」ガアー ガアー
アスカ「」
シンジ「」ガアー ゴンゴン
アスカ「痛いわね、何すんのよ」
シンジ「掃除の邪魔なんだけど」ガアー ガアー
アスカ「無言でぶつける事無いでしょーが」
シンジ「見たら分かるだろ!早く退けてよ!」ガアー ガアー
アスカ「」スクッ
シンジ「」ガアー ガアー
アスカ「ついでにあたしの部屋も掃除機かけなさいよ」
シンジ「自分の部屋は、自分でやる決まりだろ」ガアー ガアー
アスカ「ケチ!」ゲシッ!
シンジ「いてっ!何すんだよ!」
アスカ「さっきのお返しよ」フンッ
スタスタ ガラッ ピシャッ
シンジ(くそ〜、なんだってんだよ…)ガアー ガアー
2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/13(土) 18:06:54.45 ID:7KCa1fpDO
〜〜〜〜〜〜〜〜
コンコン
アスカ「何よ!?」
シンジ「ほら、掃除機!こっち終わったから、掃除機かけなよ!」
ガラッ
アスカ「イヤよ!めんどくさい!」
シンジ「先週からやって無いだろ!やんなきゃダメだよ!」
アスカ「いいの!まだ汚れて無いから!」
シンジ「ふ〜ん…」
アスカ「な、何よ…」
シンジ「ダニ…湧いてるよ?」
アスカ「えっ!?だ、ダニ?」
シンジ「1メートル四方に、10000匹は湧いてるね、確実に…」
アスカ「げっ…そんなに居るの…?」
シンジ「も〜ウジャウジャ」
アスカ「イヤあああ!!」
アスカ「ダニはイヤ!ダニはイヤ!ダニはイヤ!ダニはイヤあああ!」
シンジ「さっさと掃除機かける!」
アスカ「わ、わかったわよ…」シブシブ…
アスカ「」ガアー ガアー
シンジ「」
アスカ「」ガアー ガアー
シンジ「」
アスカ「いつまで見てんのよ!あっち行け!」
シンジ「わかったよ!」ピシャッ
4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/13(土) 18:08:23.32 ID:7KCa1fpDO
〜〜〜〜〜〜〜〜
アスカ「終わったわ」
シンジ「じゃ、中のゴミ見てみなよ、パカッとして」
アスカ「あん?めんどくさいわねぇ〜」ガチャ
パカッ バササッ…
アスカ「あ…」
シンジ「ちょっ!なんでそこで開けるんだよ!普通ゴミ箱の上だろ!」
アスカ「分かんなかったのよ!うっさいわねぇ!」
シンジ「も〜、ちょっと貸して…」ガチャ
シンジ「」ガアー ガアー
アスカ「」
シンジ「よし…」ガチャ
スタスタ パカッ バササッ…
シンジ「見なよこれ、これアスカの部屋だけで、こんなにゴミが集まったんだよ!」
アスカ「え…ウソ…?」
シンジ「本当でーす、僕がやった分はとっくに捨てたから」
アスカ「こ、これからはマメにやるわよ…」
シンジ「よろしい」
アスカ(なんかムカツク…)
5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/13(土) 18:10:29.41 ID:7KCa1fpDO
〜〜〜〜〜〜〜〜
アスカ「シンジ〜、今夜のご飯何〜?」
シンジ「今夜の当番はアスカだろ」
アスカ「あ、そうだった…」
アスカ「どーしよう、何も考えてなかった…」
シンジ「なんでも良いよ…パンでも良いし」
アスカ「ぶっちゃけパン飽きた」
シンジ「アスカ本当にドイツの血入ってんの?」
アスカ「あ、あんたバカぁ!世界一優秀なゲルマン民族を愚弄するき!?」
シンジ「誰もそこまで言ってないよ」
シンジ「て言うか、外国人だったら毎日パンでも問題無いだろ?」
アスカ「飽きるもんは飽きるのよ!あたしはご飯の方が好きだもん!」
シンジ「すっかり日本に染まったね、髪も黒く染めたら?」
アスカ「」ブチッ!
アスカ「あんたねぇ!なに今日に限って、あたしにケンカ売るような態度ばっかしてんのよ!!」ドカッ!
シンジ「いてっ!!」
シンジ「うるさいな!!もうアスカに遠慮しないようにするんだよ!」クルクル
アスカ「新聞なんて丸めてどうする気よ?」
シンジ「こうするんだよ!!」スパーン!
6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/13(土) 18:12:13.33 ID:7KCa1fpDO
アスカ「いったーい!何すんのよ!バカシンジ!武器を使うなんて卑怯じゃない!」
シンジ「武器じゃないよ、新聞だよーん」ペラッ バサバサ
アスカ「あああもう!あったま来た!」ムカムカ!
アスカ「ぶっ飛ばす!!」
シンジ「やるか!!」
アスカ「あんた…あたしが空軍大尉だっての、忘れてるでしょ…」ユラッ…
シンジ「そ、それがどうしたのさ!」
アスカ「一応格闘術極めてるのよね…」ボキボキッ
シンジ「あ…」サーッ…
アスカ「そこ動くな!!ギタギタにしてやるわ!!」バッ!
シンジ「うわあああああ!!」
アスカ「まてぇ!!バカシンジぃ!!」ダダダ!
シンジ「ゴメン!アスカ!ゴメンって!」ダダダ!
アスカ「許さん!!」
ギャアアアアア!!
7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/13(土) 18:13:58.51 ID:7KCa1fpDO
〜〜〜〜〜〜〜〜
ミサト「た〜っだいまぁ〜」
アスカ「ミサトお帰りー」
シンジ「オカエリナサイ…」ジュウ〜
ミサト「ん?今夜の当番アスカじゃ無かったっけ?」
アスカ「いいのよ、バカシンジがあたしの当番分全部やるってから」
ミサト「あらそう…」
シンジ「ボクガヤリマス…ヤラセテイタダキマス…」ジュワ〜
ミサト「シンちゃん、なんか元気無いわね…?」
シンジ「いえ、大丈夫です…ははは…」ボロッ…
ミサト「ちょっ!なにそのアザ!?どうしちゃったの?」
アスカ「バカシンジがあたしをコケにするからシメたのよ」
ミサト「」プルプル…
アスカ「まぁ、これだけシメとけば当分生意気な口も叩かなくなるわよね〜♪」
ミサト「ア ス カ…」プルプル…
アスカ「ん?なによ?」
ミサト「なによじゃないでしょ!!ダメじゃない、こんなになるまでやったら!!」カッ!
ミサト「こっち来なさい!!」グイッ!
アスカ「な、なにすんのよ!」
ミサト「アスカみたいなおてんばな子はこうよ!!」バシッ!バシッ!バシッ!
アスカ「ぎゃあああ!痛い痛い痛い!お尻叩かないでえええ!」ジタバタ
ミサト「ダメ!反省しなさい!!」バシッ!バシッ!バシッ!
アスカ「わああああん!もうしないから許してえええ!」ジタバタ
シンジ「み、ミサトさん…もうその辺で…」オロオロ…
ミサト「こら!本当にもうしないか!?」
アスカ「はぁい…」グスッ…
8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/13(土) 18:16:27.64 ID:7KCa1fpDO
〜〜〜〜〜〜〜〜
アスカ「いただきます…」ヒリヒリ…
ミサト「いっただきまーす」
シンジ「今夜はチーズハンバーグにしたんです」
ミサト「チーズなんかどこにも乗って無いわよ?」
シンジ「切ってみてください」
カチャカチャ トロ〜
アスカ「あ…中からチーズが出てきたわ…」
シンジ「デミグラスソースをたっぷり付けて食べてよ」
アスカ「うん…」パクッ モムモム…
ミサト「良いわねこれ、美味しいわ」モムモム…
シンジ「テレビで見て、真似してみたんですよ」ニコッ
ペンペン「クワッ!クワッ!」
シンジ「ペンペンは鰯だよ、ハンバーグは香辛料入ってるからね」
ペンペン「クワーッ♪」ングング
ミサト「そっか、カレー食べさせたらマズかったんだ」
シンジ「ダメですよ、だから具合悪くしちゃうんですよ」
アスカ「シンジ…」
シンジ「ん?」
アスカ「ご飯おかわり…」ソッ…
シンジ「うん、たくさん食べなよ」ニコッ
アスカ「あ、ありがと…///」
アスカ「あの…さっきはゴメン…やりすぎたわ…」
シンジ「いいよ、僕も言い過ぎたし、アスカ手加減してくれたじゃないか」ニコッ
アスカ「うん…///」
ミサト(あらあら、ケンカするほど仲が良いってね♪)クスクス
葛城家は今日も平和であった。
終わり