1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/10(水) 22:26:16.51 ID:cAXClWXzo
シンジ「ねぇアスカ、これどうしよう?」
アスカ「この塊なに?」
シンジ「黒毛和牛のサーロイン2キロ」
アスカ「す、凄いじゃない…どこから持ってきたのよ?」
シンジ「商店街の福引きで1等当たっちゃった…」
アスカ「あんた…やるときゃやるわね」
シンジ「これどうしようか?」
アスカ「あんたバカぁ?食べるに決まってるじゃない!」
シンジ「えと、やっぱりステーキとか?」
アスカ「あったり前でしょー!サーロインと来たらステーキと相場が決まってんのよ!」
シンジ「だよなぁ…」
アスカ「ん?あんたまさか…焼けないとか言うんじゃないでしょうね?」
シンジ「うん…やったこと無いんだ…」
アスカ「かぁ〜!あんたって、ホントにバカね!ステーキなんか焼くだけでしょうが!?」
シンジ「え、いやだって…ちゃんと焼くのって難しいらしいよ?」
アスカ「分かんなきゃ調べればいいでしょ!」
シンジ「う、うん…わかったよ…」
2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/10(水) 22:27:56.21 ID:cAXClWXzo
カチカチ
シンジ「え〜と…ふむふむ、なるほど…」
アスカ「どうなの?」
シンジ「うん、なんとかなりそうだよ」
アスカ「じゃあ今夜はステーキパーティーね!」ウキウキ
シンジ「上手く焼けなくても怒らないでよ?」
〜〜〜〜〜〜〜〜
シンジ「じゃあ焼くけど、何グラム食べる?」
アスカ「500グラム!」
シンジ「ええ!そ、そんなに食べるの!?」
アスカ「あんたあたしをナメてんの?そんくらい普通よ、普通!」
シンジ(凄いな…さすがゲルマン民族だよ…)
シンジ「で、焼き方は?」
アスカ「レアよ!レア!レア以外考えられないわ!」
シンジ「レアが一番難しいのに…」
シンジ「えと、このくらいかな…」ズシュ…
カチャン
シンジ「おっ、惜しい…515グラムだ」
アスカ「どーでも良いからさっさと焼いてよねぇ、お腹ぺっこぺこなんだから!」
シンジ「わかったよ、いちいちうるさいなぁ〜」カタン ガチン、ボッ!
シンジ「」
アスカ「」
シンジ「牛脂ひいて…」
アスカ「」イライラ
シンジ「」チリリ…
アスカ「早く焼いてよ!」
シンジ「今フライパン温めてんだよ!しっかり熱くしないとダメなんだってば!」
アスカ「あ、そう…」
3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/10(水) 22:29:31.74 ID:cAXClWXzo
シンジ「よし、そろそろ良いかな…」ジュワァ〜
アスカ「…じゅるっ」
シンジ「焼き色が付いたら裏返して…」クルッ ジュワァ〜
アスカ「……」ソワソワ
シンジ「ここで一旦火から降ろして布巾に乗せる…」ジュウ〜…
シンジ「」ジリジリジリ…
アスカ「」グギュルル…
シンジ「」チリチリ…
シンジ「よし、蓋して火にかけて弱火…」ボッ
シンジ「」チリチリ…
アスカ「…」グギュルルル…
シンジ「この厚さだったら、これくらいかなぁ…」チリチリ…
シンジ「ミサトさんゴメン!ここでブランデーを掛けてフランベ!」パカッ チョロッ ジュボッ!
シンジ「火を止めて焼き上がり…」
ホワア〜ン
アスカ「う、上手く焼けてそうよ?」ジュルッ…
シンジ「ん〜、切ってみないと分かんないよ」
シンジ「まぁ食べてみてよ」
アスカ「わ、わかったわ…」スチャッ
4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/10(水) 22:31:33.47 ID:cAXClWXzo
カチャカチャ
アスカ「おおお…綺麗なピンク色になってるわ…肉汁も溢れてきたし…」
シンジ「あ、岩塩とブラックペッパーで食べて、ガリガリして」
アスカ「うん」ガリガリ
パクッ モムモム…
シンジ「どう?ちゃんと焼けてる?」
アスカ「………」ゴクン…
シンジ「アスカ?」
アスカ「………」
アスカ「うまい!!!」ダンッ!
シンジ「うわっ!」ガタン!
アスカ「ん?なにしてんのよ?」
シンジ「いきなりビックリするだろ!」
アスカ「これ上手く焼けてるわ、ネットで見ただけなのに、良くできるわね」
シンジ「いや、なんとなく…」
アスカ「…」パクッ モムモム…
アスカ「う〜ま〜い〜〜〜!!」
シンジ「良かった、上手くいって…」ホッ
5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/10(水) 22:33:12.23 ID:cAXClWXzo
ミサト「たっだいま〜!」
シンジ「お帰りなさい、ミサトさん」
アスカ「ミサトお帰り〜」
ミサト「すっごい良い匂いするんだけどぉ〜」クンクン
アスカ「今夜はステーキよ!」
ミサト「マジで!?」
シンジ「福引きで1等が当たったんですよ」
ミサト「おほぉ〜!でかしたわシンちゃん♪」
シンジ「食べますか?」
ミサト「もちろん!」
シンジ「何グラム焼きます?」
ミサト「500グラムお願い!」
シンジ「え?ミサトさんもですか!」
ミサト「ええ、それくらい楽勝よ〜!」
シンジ(ウチの女共は肉食系だなぁ…)
シンジ「ちょっと待っててください、すぐ焼きますから」
シンジ「あ、焼き方どうします?」
ミサト「レアでシクヨロ〜♪」
〜〜〜〜〜〜〜〜
ミサト「いただきま〜す」カチャカチャ
パクッ モムモム…
ミサト「………」ゴクン…
シンジ「?」
ミサト「………」ジワッ…
シンジ「えっ!?」
シンジ「な、何か不味かったですか?」
ミサト「お、美味しいわ…」ボロボロ…
アスカ「な、なに泣いてんのよ?」
ミサト「だって、美味しいんだも〜ん…」グスッ
ミサト「あ、シンちゃんビール…」
アスカ「美味しい物食べて泣く人、初めて見たわ…」
6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/10(水) 22:34:06.77 ID:cAXClWXzo
〜〜〜〜〜〜〜〜
ミサト「は〜、美味しいかったわ〜」
アスカ「やっぱり黒毛和牛は違うわね〜」
シンジ「合成肉なんて食べられなくなりそうだね」
アスカ「そうね」
ミサト「残った肉はどうするの?」
シンジ「どうします?」
ミサト「あたしが食べる」
アスカ「あたしが食べる」
ミサト「!?」キッ
アスカ「!?」キッ
シンジ「止めてよ二人とも、分けて食べればいいじゃないか」
ミサト「そ、そうね…」
アスカ「残り700グラム…」
シンジ「二人で250グラムずつ、僕は200グラムで良いですから」
アスカ「仕方ないわね…」
ミサト「それで良いわよ」
シンジ(色気より食い気かよ…)
ペンペン「クワッ!!」
シンジ「あ!ペンペン忘れてた!」
ミサト「あたしのは分けないわよ」
アスカ「あたしのは分けないわよ」
シンジ「くっ…(こいつら…)」
ペンペン「クェー!!」
シンジ「わかったよ、僕の分けるから」シクシク
ペンペン「クワックワッ♪」
シンジ「はぁ…」ジュワァ〜
7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/10(水) 22:36:55.42 ID:cAXClWXzo
〜〜〜〜〜〜〜〜
シンジ「はい、今度は塩コショウとガーリックバターで味付けだよ」
シンジ「ペンペンはそのままね」
ペンペン「クェー♪」ガツガツ
アスカ「ガーリックバターの風味が食欲をそそるわね…」モムモム…
ミサト「たまんないわ〜、ビールが進む♪」モムモムグビグビ
シンジ「……」チョビチョビ…
アスカ「は〜、もうお腹いっぱい!」
ミサト「シンちゃんありがとね〜堪能したわ〜♪」ヒック
シンジ「あ、はい…どうも…」
シンジ(どんな胃袋してんだよ…2キロの肉がその日の内に無くなるなんて…)
ミサト「アスカ〜お風呂先入って〜」
アスカ「わかった〜」
ミサト「ねぇシンちゃん…」
シンジ「なんですか?」
ミサト「あたしとHしようか?」
シンジ「ぶーーーーっ!!」
シンジ「ななな、何を言うんですか、いきなり!?///」
ミサト「あははは!冗談よ、冗〜談!」バンバン
シンジ「そ、そんな冗談、よしてくださいよ…///」
ミサト「真っ赤になっちゃって〜可〜愛い〜」ケラケラ
シンジ(くそっ…食欲が満たされたら、今度は性欲かと思ったじゃないか…///)イラッ
ミサト「あたしもお風呂入っちゃお〜」
シンジ「アスカがまだ入ってますよ?」
ミサト「いいじゃん!女どうしだし〜」ヌギヌギ
シンジ「ちょっ!向こうで脱いで下さいよ!!///」
ミサト「はいは〜い」スタスタ
シンジ(この酔っぱらいわぁ〜)
8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/10(水) 22:38:19.60 ID:cAXClWXzo
アスカ『あっ!ミサト何入って来てんのよ!?』
ミサト『いいじゃん、たまには〜』
アスカ『イヤよ!あたしは一人で入るのが好きなの!』
ミサト『いいから、いいから〜あたしが洗ってあげるわ〜』ダキッ モミモミ
アスカ『ぎゃあぁぁ!おっぱい揉むなぁ!!///』
ミサト『うひょひょ〜綺麗な肌ね〜』
アスカ『イヤぁぁぁ〜!!変なとこ触るなぁ〜///』
シンジ(何やってんだよ!?何やってんだよ!?何やってんだよ!?)タラッ…
シンジ「うっ…鼻血だ…」トントン
シーン…
シンジ(き、急に静かになったぞ?)
シンジ(まさか…二人でけしからん事を…///)
ガラッ!
シンジ「うわっ!!」
アスカ「何鼻栓しながらビックリしてんのよ…//」
シンジ「ななな、何でもないよ!」
アスカ「どーでもいいけど…あれなんとかしてよ…」
シンジ「えっ?」
9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2013/04/10(水) 22:41:58.81 ID:cAXClWXzo
シンジ「あちゃ〜、寝ちゃったのか…」
アスカ「ほんっと迷惑な大人ね!!」
ミサト「んがぁぁぁ… んがぁぁぁ…」
シンジ「どうしよう?このままじゃ風邪引いちゃうよ…」
アスカ「仕方ないから運びましょ…」
シンジ(ミサトさん裸じゃないですか)
アスカ「あんたは目を瞑ってなさいよ!」
シンジ「え!?」
アスカ「見るなってんの…エロシンジ」
シンジ「わ、わかったよ…(運びにくいだろ…)」
ズルズル… ヨロッ
シンジ「あっ!」グラッ
アスカ「ちょっ!バカシンジ!」ドタッ!
アスカ「いった〜い、痛いじゃないのよ!このグズシンジ!」
シンジ「しょうがないじゃないかぁ!見えなかったんだよ!」
アスカ「言い訳すんな!ってか見るな!」ハラッ…
シンジ「あ…(た、タオルが…///)」
アスカ「///」プルプル…
シンジ「」ゾクッ…
アスカ「この…///」プルプル…
アスカ「このエッチ!バカ!変態!信じらんない!」ドカァッ!!
シンジ「ぐはっ!!」
シンジ(何回聞いたか分からないよ、そのセリフ…)バタッ…
シンジ(もうイヤだ…)ジワッ…
終わり