1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 21:39:03.22 ID:V5u8EsAe0
コジロウ「ついにこの時が来たな!」
ニャース「何回も何回も邪魔されたがついに!あのピカチュウをサカキ様に献上することが出来たのニャ!」
ムサシ「あたしはロケット団ジョウト支部の支部長に!」
コジロウ「俺はロケット団特務工作部幹部に!」
ニャース「ニャーは常務執行役員に昇進なのニャ!」
「何だかとってもいい感じー!」
ニャース「でも……」
コジロウ「どうしたニャース?」
ニャース「これで3人は解散だニャ……」
コジロウ「それは……」
ムサシ「昇進決まったってのに何ジメジメしてんのよ!
何も死んだわけじゃあるまいし、また会えるわ!」
ニャース「そうだといいけどニャ……」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 21:43:18.61 ID:V5u8EsAe0
ロケット団特務工作部
コジロウ「よし、シラヌイ博士は開発を、バショウとブソンは現場へ行ってくれ」
「「「はい!」」」
コジロウ「(収入はどーんとはね上がるし、ムサシに命令されるどころか、逆に命令する立場になるなんて感激だぜ!)」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 21:45:37.94 ID:V5u8EsAe0
ロケット団ジョウト支部
ムサシ「何言ってんのよ!ここは一斉に行くに決まってんでしょ!」
団員「は、はい!」
団員「(鬼だ……)」
ムサシ「全く、本当あんた達使えないわね!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 21:47:29.63 ID:V5u8EsAe0
ニャース「サカキ様、お茶が入りましたニャ」
サカキ「うむ、ご苦労」
ニャース「(ついにあのペルシアンの立場を奪ってニャーがサカキ様のお側に!
何年も夢見たことがついに叶ったのニャ!)」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 21:50:17.87 ID:V5u8EsAe0
数週間後
ロケット団特務工作部
コジロウ「ちょ、ちょっとそれはやりすぎなんじゃ……」
シラヌイ「やりすぎ?相変わらず甘いですな」
バショウ「ったく、何で甘甘な奴が幹部に……」ボソッ
ブソン「しかもいきなり現れたんだぜ?俺の出世はどうなるんだよ」ボソッ
コジロウ「……」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 21:52:29.16 ID:V5u8EsAe0
ロケット団ジョウト支部
ムサシ「あんたバカァ!?あんたが死んでも代わりがいるでしょ!」
団員A「し、しかし……我々の命も……」
団員B「ちきしょう!やってられっか!」
団員C「こんな奴が上司ならストライキしてやる!」
団員D「そうだそうだ!帰ろうぜ!」
ムサシ「何よ!もういいわ!勝手に帰りなさいよ!」
団員D「お言葉に甘えて」
ムサシ「……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 21:55:22.86 ID:V5u8EsAe0
サカキ「違う!私はモカチーノとカフェ・マキアートを2対1の割合で入れるのが好みだと言っただろ!」
ニャース「し、しかし……」
サカキ「口答えはいい
入れ直せ」
ニャース「は、はいなのニャ(役員も大変なのニャ……
それに比べてあの頃は……)」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 21:57:57.68 ID:V5u8EsAe0
アイリス「ねえサトシ……いい加減立て直したら?」
デント「そうだよ、今からでも取り返しに行くことは出来るんだからねぇ」
アイリス「私はカントーまで着いていってあげるわ」
デント「僕もピカチュウを守れなかった責任があるからね」
サトシ「そうか……そうだよな……
今もきっとピカチュウが助けを待ってるんだ
俺がいつまでもうじうじしてられないよな……!」
アイリス「サトシ……!」
デント「決心がついたようだねぇ」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:00:18.67 ID:V5u8EsAe0
ポケモンセンター
オーキド「そうか、ピカチュウが……」
サトシ「はい、でも俺、助けに行きます!」
オーキド「分かった、迎えを出そう」
サトシ「お願いします!」
ブツッ
サトシ「待ってろよピカチュウ……必ず取り返してやるからな……!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:02:34.08 ID:V5u8EsAe0
カントー地方
アイリス「ここがカントー……」
デント「いい地方だねぇ」
オーキド「サトシ、待たせたな」
サトシ「オーキド博士!」
オーキド「これがモンスターボールじゃ」
サトシ「ありがとうございます!
やっぱりピカチュウを取り返すには、イッシュのポケモンだけには頼ってられない
ロケット団の基地に行こう!」
アイリス「うん!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:04:11.23 ID:V5u8EsAe0
ロケット団基地
団員「襲撃者だ!」
サトシ「リザードンは火炎放射!ゴウカザルはマッハパンチ!」
リザードン「グオッ!」
ゴウカザル「ゴウ!」
団員「うわあああ!」
サトシ「オーキド博士の情報だと、サカキの部屋にピカチュウが……
待ってろよピカチュウ!」
32 名前:ミスった[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:09:35.84 ID:V5u8EsAe0
バン!
ニャース「ニャニャ!ジャリボーイ!」
サトシ「サカキ!ピカチュウを返せ!」
サカキ「あのピカチュウは特別なピカチュウ、返すわけにはいかない!
ゴローニャ!」
ゴローニャ「ゴロ!」
サトシ「ゴローニャか……
それなら俺はキングラー!きみにきめた!」
キングラー「グラー!」
団員「みんな見つけたぞ!侵入者はサカキ様の部屋にいる!
行け!ベトベトン!」
アイリス「ここは私達が食い止める!」
デント「その間にサトシはピカチュウを取り返してくれ!」
サトシ「分かった!」
アイリス「カイリュー!出番よ!」
デント「マイビンテージ、ヤナップ!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:11:23.08 ID:V5u8EsAe0
サカキ「ゴローニャ、いわなだれだ!」
サトシ「かわせ!」
アイリス「カイリュー!かえんほうしゃ!」
デント「ヤナップ!タネマシンガン!」
団員「ベトベトン!ヘドロばくだん!」
ニャース「ニャニャ……ニャんだか大変なことになってるのニャ……」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:14:28.71 ID:V5u8EsAe0
アイリス「止めのかみなりパンチ!」
カイリュー「リュー!」
ベトベトン「ベトベトン……」
団員「くっ、戻れ!
こいつらガキのくせに強い……!」
アイリス「サトシ、そっちはどう!?」
サカキ「止めだ!アームハンマー!」
キングラー「グラ!?……」
サトシ「キングラー!?大丈夫か!」
キングラー「……」
サトシ「キングラー!
お願いだ!立ってくれ!立て!立つんだ!
キングラアアアアアアア!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:16:55.85 ID:V5u8EsAe0
キングラー「グラ……」
サトシ「キングラー!」
サカキ「まだ立てるのか……!?」
サトシ「キングラー!お前の力を振り絞るんだ!
クラブハンマー!」
キングラー「グラ!!!」
ゴローニャ「ゴロ!?」
ドーン
アイリス「ふっ飛んで壁に激突した……」
ゴローニャ「ゴロ……」
サカキ「ゴローニャが負けるとは……」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:20:02.16 ID:V5u8EsAe0
サカキ「ピカチュウは返そう」
ニャース「そ、そんなサカキ様!」
サカキ「正々堂々の勝負に私は負けた
それだけだ」
サトシ「サカキ……」
ガサゴソ
サカキ「ピカチュウだ」
ピカチュウ「ピカピ!」
サトシ「ピカチュウ!やっと会えたぜ!」
サカキ「ただし、その特別なピカチュウは必ずまたいつか奪う」
サトシ「受けて立ってやるぜ!」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:22:26.06 ID:V5u8EsAe0
数日後
ムサシ「あれ、コジロウ?」
コジロウ「ニャース!」
ニャース「ムサシじゃニャいか
何でこの部屋にいるのニャ?」
ムサシ「私は大事な任務があるからって……」
コジロウ「俺もだ」
ニャース「ニャーもだニャ」
サカキ「聞こえるか」
コジロウ「この声はサカキ様!」
サカキ「お前達に任務を言い渡す
サトシという少年からピカチュウを奪う任務だ」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/04/01(月) 22:26:23.77 ID:V5u8EsAe0
サカキ「以上」
ムサシ「つまり私達……」
コジロウ「降格したってことか?」
ニャース「そういうことになるのニャ……」
「「「……」」」
ムサシ「また3人でいられるのね!」
コジロウ「正直幹部は大変で、またこの3人でやれたらいいなって思ってたんだ!」
ニャース「ニャーもニャ!」
ムサシ「それじゃあ早速、ピカチュウを捕まえに行くわよ!」
コジロウ「おう!」
ニャース「ピカチュウ!
我らロケット団の力で必ず捕まえてやるのニャ!」
ムサシ「何だかとっても、」
「「「いい感じー!」」」
終わり