元太「俺さ、ダイエットしようと思う」コナン「!?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:綾波「一度話合いましょう」長門「その必要はない」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:13:36.83 ID:A3TOP42q0

歩美「う、ウソでしょ?はは、冗談やめてよ…」

元太「ほ、本当だ!!俺はもううな重食べない!」

光彦「げ、元太君ですか?本当に?本物?」

元太「本物だよ!」

灰原「でも、いいんじゃない?」

コナン「いや、そんなことよりお前に何があったんだよ?」

元太「お、俺昨日な、病院行ったんだ…そしたら高血圧だってよ」

コナン「お前はおっさんかよ!?」

元太「うっせ〜!」

8 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:19:48.38 ID:A3TOP42q0

コナン「ま、まぁ応援しようぜ!な?」

歩美「そ、そうだね」

元太「んで、最初は何すればいいんだ?」

コナン「ん〜…まずはグランドを何周も走って汗流してそのあと晩御飯まで何も食べない!」

歩美「そしたらお風呂で汗流す!」

コナン「あ、ちなみに食べた後に風呂がいいな」

元太「お、おぅ」

灰原「あとはお菓子も禁止!」

元太「ああ」

コナン「うな重も」

元太「おう!」

光彦「…ニヤっ」

12 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:24:14.38 ID:A3TOP42q0

   放課後

光彦「ねぇこの後みなさんで何か食べに行きませんか?」

コナン「お、いいなぁ!」

灰原「で、でも…小島君が…」

歩美「そうだよ…」

コナン「それが狙いだよ!ほら!元太のうな重好きは依存症レベルだろ?」

歩美「うん」

コナン「だから、やせたらうな重食べるという野望ができる。すると必死になるだろ?」

灰原「…なるほどね…そういうことね」

コナン「多分、光彦は意地悪したわけじゃないんだよ」

光彦「んじゃ〜今、米花町で一番人気のうな重屋さんで決定で」

コナン「……」

15 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:30:08.77 ID:A3TOP42q0

   うな重店

店員「らっしゃい、らっしゃい!!」

光彦「んじゃ〜うな重」

コナン「俺も」

灰原「私も」

歩美「歩美も」

元太「0カロリーのゼリー」

店員「え?」

元太「お、俺…ダイエットしてて…」

店員「お、そ、そう…か…」

17 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:32:40.76 ID:A3TOP42q0

コナン一同「ウメ〜!!マジでやべぇ〜!」もぐもぐ

元太「…味ないけど美味しいな…(・ω・`)」もぐもぐ

コナン「…」(なんかかわいそうに思えてきた…)もぐもぐ

22 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:39:34.11 ID:A3TOP42q0

店員「ありがとうございましたぁ〜!!」

がらがらがらっバタン


光彦「いや〜美味かったですね〜もう!最高」

コナン「はは、そうだな」

灰原「ええ」

歩美「本当に最高だったよ」

光彦「また明日もいきませんか?」

コナン「え?いや、明日はさ、ほら、元太も可哀そうだしよ…な?運動に付き合おうぜ」

歩美「賛成〜」

灰原「ええ、それがいいわね」

光彦「そ、そうですね…」


   翌日

元太「お、おい…まだ走るのかよ?」はぁぜぇはぁ…たったった

コナン「当たり前だ!RUNRUNRUNRUN♪」

25 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:43:02.53 ID:A3TOP42q0

歩美「もっとよ〜1、2、3、4♪」たったったっ

灰原「1、2、3、4♪」たったったっ

元太「はぁぜぇはぁぜぇぜぇ…」(やべ…もう無理…走れねェ…疲れた…)バタッ

    どん!グキッ

コナン「らぁっらぁああああああああああああああああああああああああんんん」

一体俺の身に何があったのかわからなかった。ただわかることは、いきなり思い物が俺の背中めがけて倒れてきたことだけだった。

28 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:46:42.93 ID:A3TOP42q0

歩美「コナン君!?元太君!?」

元太「お、俺もう走れねェ…」

光彦「ち、違いますよ!元太君!コナン君をつぶしてます!」

元太「な、何!?」

コナン「っ…お、重いぉ…」グキグキグキ

コナン「うおおおおおお…」

元太「あ、今どくからな!」さっ

コナン「あ、どーも…」

灰原「ちょっと?大丈夫?」

コナン「わかんねぇ…変な音したけど多分平気…」

31 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:51:01.83 ID:A3TOP42q0

コナン「よっこらしょしょしょ〜…」バタッ

歩美「!?」

灰原「ちょ、ちょっと!背中見せなさい!」

コナン「わ!こ、こんなところで服ぬがすなよ//」

灰原「いいから!」

コナン「は、はい…」

灰原「骨折はしてないみたいね…痛めただけよ」

コナン「な、なんだ…」

灰原「でもしばらく休んでなさい…」

コナン「お、おぅ…」

元太「ご、ごめんな!コナン…俺が重いから…」

コナン「き、気にするなよ…俺は平気だから…お前は痩せる努力をするんだ!」

元太「こ、コナン…」じいいいいん…

光彦「あ、そういえばお昼にお菓子とうな重もってきましたよ!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:54:45.72 ID:A3TOP42q0

コナン「お…おぅ…」

元太「……コ、コナンは食べてろよ!!」

コナン「ア…お、俺!あんまり腹へってねぇ〜し!大丈夫だよ!!」

 ぎゅるるるるる〜

コナン「!」

元太「…俺に気をつかうなよ…お前食べろよ…」

コナン「元太…」じいいいん

光彦「んじゃみなさん一回ご飯食べましょうか」

みんな「!?」

36 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 18:57:48.11 ID:A3TOP42q0

元太「…み、みんなは食べてろよ!!これは俺の問題だ!」たったった

歩美「…」

光彦「さぁ〜僕たちは…」

灰原「ちょっと!」

光彦「なんですか?」

灰原「あなた!意地悪しすぎよ!小島君の目の前で!」

光彦「…仕方がないじゃないですか」

灰原「え?」

光彦「ああでもしないと元太君、すぐあきらめちゃうし…」

39 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 19:00:13.19 ID:A3TOP42q0

歩美「え?」

光彦「だからこうして僕たちは意地悪してる感じでそっと見守るんですよ…」

灰原「そ、そんな理由が…」

光彦「わかってくれたでしょうか?」

歩美「光彦君、優しいんだね」

光彦「いやぁははっはっあはっいひひっいひひひひひひひwwあ、食べましょうか」

43 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 19:06:47.95 ID:A3TOP42q0

こうして元太は頑張った。俺はいつも犠牲者になったが、俺も頑張った。だがしかし…

元太「はぁぜぇはぁ」たったったっ

コナン「いけいけいけRUNRUNRUN♪」

元太「お〜う!」たったった

歩美「もう少しよ!」たったっ

灰原「頑張れ」

光彦「うな重がまってますよ!」

元太「ぜぇはぁはぁはぁ…」たったったっ

44 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 19:11:29.04 ID:A3TOP42q0

   スーパー

店員「ありがとうございました〜」

蘭「ふぅ〜今日の夕食はすき焼きね!」


元太「ふぅひぃはぁふぅ…やべ…もうダメ…だ…」

コナン「!?」

歩美「あ!」

コナン「元太危ない!落ちる!ここは歩道橋だぞ!?」たったっ

コナン「いったぁ!」ずきずき

(やべ…元太にやられた数か所の怪我が…)

元太「はぁ…だ、だいじょぉぉぉおおおお!お、落ちる!だ、誰か!」

コナン「あ!ま、待ってろ!元太!」

元太「やべ…もう無理…」

コナン「あ!(し、下にいるのは…蘭!このままじゃ二人とも危ない!ど〜する)」

45 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 19:15:32.17 ID:A3TOP42q0

元太「あ、もう…む…」

ダダダダッダダダダダダダダダダダダ!

元太「!?」

コナン「げんたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

元太「は、はぃ?」

コナン「ら、らぁああああああああああああああああああああああああああん!!」

灰原「あ、危ない!このままじゃ江戸川君も小嶋君も下にいる蘭さんも…!」

歩美「みんなぁあああああああああああああああああああ!!」

コナン「!?」ずりっずずっずりっ…

コナン「っぁあ…」

もうだめかと思った。死ぬかと思った。だけど、その時だった…

光彦「元太君!うな重が空飛んでます!」

元太「!?」

光彦「しかも0カロリー」

46 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 19:18:38.71 ID:A3TOP42q0

元太「な、なんだってええええええええ!」

コナン「げ、元太…?」

元太「おらぉおおおおおおおおおおおおおおおあああああ!」

コナン「え?」

元太「ふぁああああああああああああああああああいとおぉおおおおおおおおおおおおお」

コナン「い、いっぱーーーーーーーーーーーーーーーーーーーつ」

     トンッ

コナン「ふ、ふぅ〜助かったぜ〜www」

元太「うな重!うな重はどこだ〜!?ど〜こ〜だぁあああああ〜」

コナン「!?」

元太「う…う…」

コナン「え?おい元太!」

元太「俺のうな重どこだっぁああああああああああああああああああああ」

47 名前:以下、名無しにかわりましてvipがお送りします[] 投稿日:2013/03/21(木) 19:20:48.31 ID:A3TOP42q0

コナン「げ、元太!暴れるな!やめろぉ!!」

元太「う〜な〜じゅ〜う〜く〜い〜に〜い〜く〜ぞ〜」

コナン「え?」

みんな「は?」

こうして俺達の苦労、そして俺の怪我は無駄になった。

   end



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