1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:25:34.96 ID:jELddRpoP
少佐「予定通りだな、スネーク」
少佐「今回の任務はそのあたりに生息する生命体”ポケットモンスター”、通称ポケモンと呼ばれる生物の調査、捕獲だ」
少佐「君は以前も、ポケモンの調査任務を行ったことがあったな?」
スネーク「ああ、ポケモントレーナーになるのはこれで三度目だ」
少佐「ならばポケモンの捕獲は問題ないだろう。任務の前に、まずは捕獲対象の資料を確認しよう」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:28:59.54 ID:jELddRpoP
スネーク「この眠たそうなヤツか。コイツは?」
少佐「それは"ねんりきポケモン"のケーシィだ。その名の通り強力なサイコキネシスを使用するといわれている」
スネーク「念力か…コブラ部隊も真っ青だな」
少佐「相手の能力はまったくの未知数だ。慎重に任務にあたってくれ」
スネーク「ああ」
少佐「…それと、今回はもう一つ任務がある」
スネーク「?」
少佐「…が、まぁそれはポケモンの捕獲完了後で良いだろう。その時にはまた無線を送る
まずはケーシィの捕獲に専念してくれ」
スネーク「了解した、任務を開始する」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:32:05.10 ID:jELddRpoP
スネーク「(…さて、まずはいつもどおり2,3匹捕獲するか)」
スネーク「…」ノソノソ
スネーク「(…うん…?みたことのない野草があるが…)」
ピピピッ ピピピッ
スネーク「パラメディック、あの野草はなんだ?」
パラ子「ああ、あれもポケモンよ。"ざっそうポケモン"のナゾノクサね」
スネーク「…雑草とは、ずいぶんは言いようだな」
パラ子「資料によると、あんまりおいしくないらしいわ。じゃあ頑張ってね」
スネーク「おいおい、まずはポケモンの説明をしてくれないか…」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:35:14.41 ID:jELddRpoP
パラ子「…じゃあ今だから言わせていただきますけどね」
スネーク「なんだ?」
パラ子「あなた、今まで何匹のポケモンを食べてきたと思ってるの?」
スネーク「…!」
パラ子「私の覚えてるだけでもピカチュウ、キャタピー、パラス、サンド…
これだけで四匹も食べてるのよ?」
スネーク「いや、それは…」
シギント「スネークならこの前、ポッポも焼き鳥にして食ってたぞ」
スネーク「シギント…!」
パラ子「…私の言いたいこと、わかる?」
スネーク「…じゃあ、もっとマシな味のレーションを…」
パラ子「黙って聞く!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:38:37.85 ID:jELddRpoP
スネーク「…」
パラ子「ともかく、金輪際ポケモンを食べようだなんて思わないこと!
それだけ約束してくれれば、また私のありがたい講義を聴かせてあげてもいいのよ」
スネーク「無粋な奴め…」
パラ子「何か言った!?」
スネーク「…分かった、俺の負けだ…もうポケモンは食わない、約束しよう」
パラ子「…ホントに?」
スネーク「ああ」
パラ子「…よろしい。じゃあ、説明するわ」
パラ子「ナゾノクサ、別名アルキメンデス。基本的に昼間は雑草に擬態して身を隠しているけど、
夜になると二本足で起ちあがって、300メートルも移動するらしいわ」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:44:28.41 ID:jELddRpoP
パラ子「それから、ナゾノクサを無理に引き抜かないこと
どうしても引きぬくなら、鳴き声に気をつけて」
スネーク「鳴き声?」
パラ子「ナゾノクサの鳴き声を聞いた人は、みんなそれがトラウマになって入院したとか、
赤ちゃんがひきつけを起こしたとか・・・とにかく、悪い話しかないのよ」
スネーク「…なるほど、地面の中にいる時に、鳴き声を封じる手段が必要なのか…」
パラ子「…スネーク、また悪いこと考えてない?」
スネーク「いや、問題ない。説明のおかげで助かった。これで捕獲できそうだ」
パラ子「…食べちゃダメですからね」
スネーク「わかってるさ。任務に戻る」
プツン
ピッ ピッ カチャッ
[ TORCH ]
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:48:55.42 ID:jELddRpoP
カチッ
シュボッ
スネーク「…」モゾモゾ
ナゾノクサ「…」
スネーク「…」
ボッ
ナゾノクサ「…!?…! ! …!!! …!」
ナゾノクサ「…!! …! ! … …」
ナゾノクサ「」
スネーク「ふんっ」ズボッ
ナゾノクサ「」
スネーク「ポケモン、ゲットだぜッ!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:53:30.46 ID:jELddRpoP
-CALL-
ピピピッ ピピピッ
少佐「ナゾノクサを捕獲したようだな」
スネーク「ああ」
少佐「いや、捕獲と言って良いものか…」
スネーク「大丈夫だ。呼吸はある」
少佐「それなら良いが…」
スネーク「…確かに、最近暴力に訴えすぎた部分はあるかもしれない、次回から気をつけよう」
少佐「そうしてくれたまえ。ポケモンの捕獲に最低限の戦闘が必要とはいっても、外傷は少ない方が好ましい」
少佐「可能な限り無傷で済ませてくれ」
スネーク「ああ、やってみよう」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 21:56:31.96 ID:jELddRpoP
!
ファン!
スネーク「!!」
ガーディ「(∪^ω^) わん!」
スネーク「(な、なんだコイツ…!?)」
ガーディ「(∪^ω^) わんわん!」
ピピピッ ピピピッ
スネーク「パラメディック、子犬に絡まれたんだが…これは?」
パラ子「もちろんそれもポケモンよ。こいぬポケモンのガーディね」
スネーク「そのまんまじゃないか」
パラ子「私に言われても困るんだけど…」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 22:01:19.93 ID:jELddRpoP
パラ子「縄張り意識が強いポケモンだけど、人懐っこい性格ね
主人への忠誠心も強い忠犬よ」
スネーク「なるほど、今俺は縄張りに立ち入った侵入者ということか」
パラ子「縄張りに立ち入ったものには、激しくほえて追い出そうとするみたい」
スネーク「ずいぶんと可愛い鳴き声だがな」
パラ子「その子も捕獲するんでしょ?」
スネーク「そのつもりだが…」
パラ子「…その子、無傷で捕獲できないかしら」
スネーク「今、俺もちょうどそのことについて考えていた
ポケモン相手にどこまでやれるかわからんが、可能な限り努力しよう」
パラ子「…その調子なら、食べる心配もなさそうね」
スネーク「まだ疑ってたのか…」
パラ子「え?い、いや…どうかしらね…?とにかく頑張ってね」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 22:06:05.14 ID:jELddRpoP
スネーク「…」
ガーディ「(∪^ω^)ぐるるるる…」
スネーク「…お手」スッ
ガーディ「(∪^ω^) わんわん!わん!」
スネーク「…お座り」
ガーディ「(∪^ω^) ううううう…!わん!」
スネーク「…」
ガーディ「(∪^ω^) がうっ!!」ガブッ
ガーディの かみつく!
スネーク「ぐおおっ!!」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 22:10:19.73 ID:jELddRpoP
スネーク「(くっ…!やはりこのまま捕獲は無理か…!)」
ガーディ「(∪^ω^) がるるるる…」
スネーク「(…仕方ない…!)」
スネーク「ふんっ!」←ローリング
ゲシッ
ガーディ「(∪^ω^) きゃうぅん!」
スネーク「ふんっ!」←ローリング
ゲシッ
ガーディ「(∪^ω^) きゃうぅん!」
スネーク「ふんっ!」←ローリング
ゲシッ
ガーディ「(∪^ω^) くぅぅぅん…」←気絶
スネーク「良しッ!行けっ!モンスターボール!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 22:15:17.62 ID:jELddRpoP
ボイン ボイン ボイン
テンテレテンテレテーン
スネーク「ポケモン、ゲットだぜッ!!」
-CALL-
ピピピッ ピピピッ
パラ子「ガーディをキャプチャ…じゃなくて、捕獲したのね、スネーク」
スネーク「ああ、残念ながら多少の戦闘は避けられなかったが…」
パラ子「モニタしてたけど、あの状況じゃ仕方ないわね…まぁ、あなたに犬の世話は任せられないのはわかったけど
スネーク「褒めても何も出ないぞ」
パラ子「…ハァ、まぁいいわ…ケーシィの捕獲に専念して頂戴」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 22:27:49.82 ID:jELddRpoP
再開ついでトイレ入ってたら急に思いついた、このスレにはまったく関係ないライジングネタなんです編
〜〜〜
雷電「ドクトル、俺の味覚抑制を外せ」
ドクトル「バカな…!そんなことをしたら…」
雷電「やるんだ!」
ドクトル「あ、ああ…」ピピッ
雷電「…!! ぐうぅッ!!」
雷電「ク…ククク…!」
雷電「不味いッ…!」
雷電「これでこそ…!嫁 の メ シ だ ッ !! 」オゲェエェェェェェ
ローズ「死にたいのはお前か」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 22:32:59.11 ID:jELddRpoP
スネーク「(…さて、任務を再開するか…)」
スネーク「(…ん…・あれは…!)」
ピピピッ ピピピッ
スネーク「少佐、例のポケモンを発見した」
少佐「ああ、こちらでもモニターした。間違いないだろう」
スネーク「…あれが念力ポケモンか…とても念力を使うようには見えないが…」
少佐「基本的に睡眠時間が非常に多いポケモンといわれているからな。眠っているのかもしれん」
少佐「だが、眠っているようにみえるケーシィに近づき、念力による攻撃を受けたという例も少なくない」
スネーク「迂闊に近づけないということか…」
少佐「そうだな。油断せず捕獲を遂行してくれ」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[スッキリしてきました] 投稿日:2013/03/16(土) 22:56:51.97 ID:jELddRpoP
ケーシィ「…zzz…」
スネーク「…」ノソノソ
ケーシィ「…zzz…」
スネーク「…」
ケーシィ「……!!」
スネーク「…!!」
スネーク「(…?)」
スネーク「…(な、なんだ…?体が…)」
スネーク「(…う、動けない…!?)」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 23:00:58.63 ID:jELddRpoP
ピピピッ ピピピッ
少佐「どうした、スネーク?」
スネーク「…少佐、今、ヤツの念力を受けている」
少佐「どういうことだ?」
スネーク「…動かないんだ、体が…」
少佐「何だと…?」
スネーク「指一本動かせないというわけじゃなさそうだが、少なくともこのままだと捕獲はできない…」
少佐「確かに、そのままだと捕獲はおろか、君の身に何かあるかわからん。一度退却した方がいいが…」
スネーク「…ダメだ、どうやっても動きそうにない。幸い、相手もこちらにこれ以上の攻撃を仕掛けては来ないようだが…」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/16(土) 23:05:25.79 ID:jELddRpoP
ノープランのながら投下でやってっからこんなことになるんだバカめ
何も出てこないし頭あついんで寝ます済まぬ済まぬ