1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:08:57.22 ID:CS+ymvjjO
−松代 初号機と3号機が取っ組み合い中−
マヤ「危険です!神経回路が次々と断線していきます!」
冬月「いかん、シンクロ率を28%までカットだ」
ゲンドウ「待て」
冬月「しかし碇。このままだとパイロットが死ぬぞ」
ゲンドウ「シンジ。何故戦わない」
シンジ「だって……アスカが……アスカが乗ってるんだよ?父さん」
ゲンドウ「かまわん。そいつは使徒だ。我々の敵だ」
シンジ「でも……。でも、出来ないよ!人殺しなんか出来ないよ!」
ゲンドウ「お前が死ぬぞ」
シンジ「いいよ!アスカを殺すよりはいい!!」
ゲンドウ「……」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:10:46.03 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「……シンジ」
シンジ「なに……?」
ゲンドウ「反抗期か……?」
シンジ「は?」
冬月「は?」
マヤ「は?」
ゲンドウ「反抗期なのかっ!!」ダンッ!!
シンジ「何で突然キレたんだよ!意味がわからないよ!」
ゲンドウ「おいユイ!シンジが反抗期だぞ!!」
冬月「お、おい碇。早くしないとパイロットが……」
マヤ「浸食は尚も拡大しています!これ以上はシンジ君が!!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:12:35.37 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「黙っていろ!シンジが反抗期なんだぞ!そんなこと言っている場合か!」
シンジ「だから何反抗期ごときでテンパってんだよ!僕が死ぬのより反抗期になった事のほうが大変なのかよ!」
シンジ「っていうか僕の年齢的に反抗期に入るのは当然だろ!前もって心の準備しとけよ!」
ゲンドウ「やっぱり反抗期なんだな!」
マヤ「使徒の浸食が危険域に達しました!プラグ深度下がってます!」
冬月「おい碇、パイロットが死……」
ゲンドウ「将来パパのお嫁さんになるって言ったお前は何処へ行った!!」
シンジ「はぁぁぁぁぁ!?いつそんなこと言ったよ!?……ちょ、アスカ邪魔!」ゲシッゲシッ
3号機「ウボァー」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:14:39.69 ID:CS+ymvjjO
マヤ「あ……使徒を引き剥がした……?」
アオバ「まさか、これが司令の作戦……?」
冬月「いやそれはない」
ゲンドウ「確かに言ったぞ!お前が4歳くらいの時に!!」
シンジ「そんな昔のことノーカウントだろ!なんでそんなこと覚えてんだよ!散々僕の事蔑ろにしてたくせに!」
ゲンドウ「私はずっと楽しみにしていたぞ!お前が結婚出来る歳になるのを!」
シンジ「本気にしてたのかよ!!」
3号機「ウガー」
ヒュウガ「っ!?シンジくん!危ない!!」
シンジ「アスカ邪魔っ!!」ボガッ
3号機「ウボァー」
マヤ「カウンターパンチ……。エヴァにこんな機能が……」
冬月「いやそんなものないから」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:16:10.23 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「そんなお前が反抗期なんて……私は認めんぞ!!」
シンジ「アホかあんた!!」
ゲンドウ「先生から毎日のように手紙を送って貰っていた……」
ゲンドウ「『12歳になってやっとおねしょが治りました』と貰った時はお前の成長を喜んだものだ」
シンジ「なに暴露してんのぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
3号機「プッ」
シンジ「笑うなぁぁぁぁぁぁ!!」ドゴォッ!!
3号機「ウボァー」
ヒュウガ「シンジくん!落ち着くんだ!!おねしょ癖には個人差がある!」
冬月「フォローになってないぞ」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:18:37.55 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「他にもまだあるぞ。義理チョコを本命と勘違いしてフラれたこととか」
シンジ「おぉぉぉぉい!!」
ゲンドウ「それが元で3ヶ月ほどからかわれた事とか」
シンジ「先生あの野郎なんで逐一報告してんだよ!」
ゲンドウ「身体測定の時に女子の着替え覗いたのがバレて叱られた事とか」
シンジ「に゙ゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
アスカ「何それ信じらんない!バカ!変態!エロシンジ!」
シンジ「アスカ黙れ!」ドゲシッ!!
3号機「ウボァー」
マヤ「あれ……?今一瞬3号機が……」
冬月「精神汚染されてもなお罵ることはできるのか」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:20:11.42 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「そういえば『僕の考えた素晴らしい世界』のノートはまだ持ってるのか?」
シンジ「」
ゲンドウ「世界中の女の子がシンジくんにメロメロだとか、睨むだけで敵の動きを封じることができるとか恥ずかしいことを書いていたらしいが」
シンジ「恥ずかしいことってわかってんなら暴露すんなよぉぉぉぉ!!」
ゲンドウ「さっきから口答えばかりだな……やっぱり反抗期か!」
シンジ「もうそれはいいよぉぉぉぉ!!」ドカァッ
3号機「ウボァー」
アオバ「3号機とばっちりですね……」
冬月「もう躊躇いなく殴っているな」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:21:41.59 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「ああ、あと他にも……」
冬月「おい、碇。このまま続けるとパイロットが死ぬぞ。社会的に」
ゲンドウ「……そうか。最近レイの家に行ったあとしばらくトイレに籠っていた話とか、
葛城一佐の家にセカンドチルドレンが来てからトイレに行く頻度が増えた話とかあったのだが」
シンジ「だから何で暴露すんだよぉぉぉぉ!!つーか何で知ってんだよぉぉぉぉ!!」
アスカ「変態!エロシンj」
シンジ「うるさい黙れ!」ナグリッ!
3号機「ウボァー」
マヤ「……エヴァ3号機、完全に沈黙しました」
アオバ「……結局やっつけちゃったし」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:23:21.28 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「お前も大人になったなぁとこっそり喜んでいたぞ」
シンジ「こっそり喜ぶだけにしとけよ!!なんでカミングアウトするんだよ!!」
ゲンドウ「あ、そうそう他にも……」
シンジ「だぁーかぁーらぁぁぁぁ!!」
いーつまでもーたえるーことなくー♪
とーもだちでーいようー♪
ゲンドウ「レイとアスカって僕に惚れてるのかなぁってクラスメートに聞いたりとか」
あーすのひをーゆーめーみーてー♪
きぼーうーのーみちをー♪
シンジ「何言ってんだよ!父さん!!」
きょーうのひはーさよーなーらー♪
ゲンドウ「レイのプラグスーツを借りたとか」
シンジ「誰かそのヒゲ止めろよぉぉ!!」
まーたーあうーひまでー♪
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:26:22.30 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「そうそう、精液は時間が経つと黄色くなるから、白いプラグスーツにかけてもすぐバレるぞ」
シンジ「止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ!!」
まーたー……あーうー
ゲンドウ「あと……」
シンジ「止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ……」
ひーまーでー……♪
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:28:21.04 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「そうそう、精液は時間が経つと黄色くなるから、白いプラグスーツにかけてもすぐバレるぞ」
シンジ「止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ!!」
まーたー……あーうー
ゲンドウ「あと……」
シンジ「止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ……」
ひーまーでー……♪
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:29:57.71 ID:CS+ymvjjO
−ジオフロント ネルフ本部−
マヤ「初号機の連動回路、カットされました」
アオバ「まさに籠城だな」
冬月「射せ……射出信号は?」
マヤ「プラグ側から固定されてます。受信しません」
シンジ「信じた僕がバカだったんだ……父さん……。何か言えよ……何とか言えよ!!」
ゲンドウ「じゃあ、お前が中学に入ったばかりの時に……」
シンジ「そういう意味じゃねぇよぉ!!」
ヒュウガ「シンジくん!しかし、ああしなければ君がやられていたかも知れないんだぞ!!」
シンジ「そんなの関係ないよ」
ヒュウガ「だが、それが事実だ」
シンジ「そんなの関係ないって言ってるでしょ!!というか、明らかにやりすぎでしょ!!」
ヒュウガ「まぁ、確かに」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:31:07.72 ID:CS+ymvjjO
シンジ「そんなこと言って……これ以上僕を怒らせないでよ」
シンジ「初号機に残された185秒。これだけあれば本部の半分は壊せるよ」
アオバ「今の彼ならやりかねませんね」
冬月「黒歴史の抹消か……」
マヤ「シンジくん!話を聞いて!あなたの行動は思春期男児として当然のものなのよ!」
冬月「フォローになってないぞ」
シンジ「信じた僕がバカだったんだ……父さん。何か言えよ……何とかか言えよ!!」
ゲンドウ「やはり反抗期か!!」
シンジ「だからそれはもういいっつってんだろヒゲ!!つーかなんで急にテンションあがんだよぉ!!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:32:00.52 ID:CS+ymvjjO
シンジ「父さんは何もわかってない!父さんも恥ずかしい思いをすればいいんだ!!そうすればきっとわかるよ!!」
ゲンドウ「最近のオナニー事情を話せばいいのか?」
冬月「誰得」
ゲンドウ「最近は……そうだな。初号機エントリープラグで全裸オナニーだな」
マヤ「うわぁ……」
シンジ「何やってんだよ!何やってんだよ!何やってんだよ!!」
ゲンドウ「床にこびりついた精子がLCLに溶け込んでるかもな」
シンジ「ごめんなさい僕が悪かったですマヤさんアオバさんヒュウガさん助けて早くここから出して」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:33:24.26 ID:CS+ymvjjO
ゲンドウ「そうだ。LCL圧縮濃度を限界まで上げろ。死んだ精子が生き返ってシンジが孕むかもしれん」
シンジ「お前は僕をどうしたいんだよ!!というかLCLに何を求めてんだよ!!」
マヤ「わかりました」
シンジ「ふぉぉおお!?マヤさん何乗ってん……ぐはっ……」
シンジ(ちくしょう……ちくしょう……ちくしょ……)
シンジ(……孕みたくねぇ…………)
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:35:25.93 ID:CS+ymvjjO
−いつもの天井の下−
シンジ「はっ!」
シンジ「……」
シンジ「妊娠……してないよな」
黒服「出たまえ。シンジくん。司令がお会いになる」
シンジ(会いたくねぇ……)
黒服「あと、レイちゃんのプラグスーツを秘密裏に貸してくれない?」
シンジ「なんであんたも知ってんだよぉ!!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:37:07.31 ID:CS+ymvjjO
−司令執務室−
ゲンドウ「エヴァの占有。本部設備の破壊。稚拙な恫喝。実の父親をヒゲ呼ばわり。これらはすべて犯罪行為にあたる」
シンジ「最後は違うだろ。あと何普通に素のテンションに戻ってんだ」
ゲンドウ「何か言いたいことはあるか」
シンジ「エヴァには金輪際乗りたくありません」
ゲンドウ「そうか。では出ていけ」
シンジ(……帰ったらとりあえず先生をシメよう)
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「……」
ゲンドウ「やっぱり反抗期なのか!?」
シンジ「どんだけ引っ張るんだよ!!」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:39:11.13 ID:CS+ymvjjO
−ミサトん家−
ミサト「……わかってると思うけど……、ネルフの登録を抹消されても、監視は続くし、行動にはかなりの制限がつくから」
シンジ(行動は制限せざるを得ない)
ミサト「それとこれ……忘れ物。洞木さんと……何故か黒服から何度も留守電が入ってる。心配してる……のよ……多分……」
シンジ(委員長のパンツ盗んだのもバレたか……。いいや、トウジに貸したし)
シンジ(黒服は放置……と)
シンジ「別に要りません。置いてったものですから」
ミサト「……碇司令の事は聞いたわ」
シンジ(聞いちゃったのか……)
ミサト「私は、あなたの知られたくないであろうことも知ってしまった。トイレに籠りっぱのこともリークしてしまった」
シンジ「あれあんたの仕業かよ!!」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:41:58.66 ID:CS+ymvjjO
ミサト「それがあなたの重荷になってしまったのも知ってる。あなたがエヴァに乗る目的に失望してしまったのも知ってる。……けど!それでも私はあなたに……!」
シンジ「……」スッ
ミサト「……」
ミサト「あの日、碇司令は軽いジョークを言ったつもりだったの」
ミサト「また自分と仲良くなって欲しかったの」
ミサト「一緒に笑って欲しかったのよ……」
シンジ「……僕はもう、誰とも笑えません」
ゲンドウ「反抗期か!!」
シンジ「お前のせいだよ!!」
−おわれ−
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/03/01(金) 07:43:01.10 ID:CS+ymvjjO
くぅ〜疲れましたwこれにて完結です!
実は、深夜テンションでエントリープラグが強制射出したのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
シンクロ率28%を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、ヒュウガ達のみんなへのメッセジをどぞ
ヒュウガ「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
アオバ「いやーありがと!
俺のかっこよさは二十分に伝わったかな?」
マヤ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
3号機「ウボァー」
冬月「・・・ありがと」ファサ
では、
ヒュウガ、アオバ、マヤ、3号機、冬月、ゲンドウ「皆さんありがとうございました!」ウボァー
終
ヒュウガ、アオバ、マヤ、3号機、冬月「って、なんで司令が!?
改めまして、ありがとうございました!」ウボァー
本当の本当に終わり