1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 07:59:34.02 ID:t2YQlt2z0
スネ夫「おいしいレモネードはいかがですかー!」
ジャイアン「やあスネ夫調子はどうだ?」
スネ夫「だめだよ…日本が戦争に負けてからというもののパパも失業しちゃったし」
ジャイアン「大変だな…」
ブリタニア兵「おいガキ、一つよこせ」
スネ夫「はい、ありがとうございます」
ブリタニア兵「じゃあな」
スネ夫「あの…お金を…」
ブリタニア兵「あ?なんだ貴様?イレブンのくせに金を取ろうってのか」
スネ夫「一応商売ですので…えへへ…」
ブリタニア兵「イレブンのくせに生意気だ!」バキッ
スネ夫「ぐへっ!」
ジャイアン「おい!やめろ!子供相手に大人がやることかよ!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 08:06:26.10 ID:t2YQlt2z0
ブリタニア兵「へ、イレブンのクソガキ共が二度と大人をナメるんじゃねえぞ」
ジャイアン「おいスネ夫…大丈夫か…」
スネ夫「ジャイアンこそ…」
ジャイアン「ちくしょう…ブリタニアの奴ら…いつかギッタンギッタンのメッタメタにしてやる…」
スネ夫「ダメだよ…僕等子供じゃ敵うはずないよ」
ジャイアン「こんなときドラえもんさえいてくれればなぁ」
スネ夫「なにもブリタニアが宣戦布告する前に未来に帰らなくてもいいのに…」
のび太「おーい!ジャイアンスネ夫〜!」
スネ夫「のび太か…」
のび太「どうしたんだいその怪我!?」
ジャイアン「ブリタニアの奴らだ、あいつら調子に乗りやがって…」
のび太「くそっ!ブリタニアめ許せない!」
スネ夫「なぁのび太…ドラえもんをこっちに呼び戻すことはできないのか?」
のび太「う〜ん…そう言われても…」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 08:20:43.83 ID:t2YQlt2z0
スネ夫「とにかくこのままじゃ僕等生きていくのもギリギリだよ」
ジャイアン「なにかドラえもんの道具置いてってないのかよ」
のび太「そうだなぁ…え〜っと…あ、これはどうかな」
スネ・ジャイ「なんだなんだ?」
のび太「悪魔のパスポート〜」
ジャイアン「なんだそれ?」
のび太「これを見せれば誰でも言うことを聞かせられるんだ」
スネ夫「すごいじゃないか!」
のび太「そうかな?どうも使うと悪い気がして」
ジャイアン「そんなこと言ってる場合かよ、それでブリキ野郎をぎゃふんと言わせようぜ」
のび太「う〜んうまくいくかなぁ?」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 08:26:16.93 ID:t2YQlt2z0
ジャイアン「おい、てめえ!」
ブリタニア兵「なんださっきのガキか、また痛い目にあいたいのか?」
ジャイアン「痛いめに合うのはお前のほうだブリキ野郎!」
ブリタニア兵「ガキが、ナメた口ききやがって…」
のび太「動くな!」
ブリタニア兵「うっ…は、はい…」
のび太「よーし、そのまま殴らせろ」
ブリタニア兵「わかりました」
ジャイアン「へへへ…さっきのお返しをしてやるぜ」
スネ夫「よくも僕を殴ってくれたな」
ジャイアン「うんがーっ!」
スネ夫「このやろー!」
ブリタニア兵「ぐふっ…!」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 08:30:15.50 ID:t2YQlt2z0
ジャイアン「へ、まいったかブリキ野郎」
スネ夫「子供を甘くみるなよ」
のび太「さすがにやりすぎなんじゃ…」
スネ夫「そんなことないさ、こいつら僕等の街で好き勝手してさ」
ジャイアン「そうだ、クラスメートだって何人か殺されてるんだ」
のび太「うん、確かにブリタニアは悪い奴らだ」
スネ夫「のび太だってそう思うんだろ」
ジャイアン「俺たちで戦おうぜ!」
のび太「でも怖いよ…ドラえもんだっていないし」
スネ夫「なにか道具ほかにないの?」
のび太「あるにはあるけど…」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 08:35:20.66 ID:t2YQlt2z0
ジャイアン「よし、のび太の家で作戦会議だ」
のび太「わかった、でも前の家はもう焼けちゃってないんだ」
スネ夫「のび太のところもか、僕ん家も燃やされたよ」
のび太「あそこの廃ビルの一階で寝泊りしてるんだ」
ジャイアン「じゃあ行こうぜ」
のび太「うん、道具もそこに置いてあるんだ」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 08:39:52.78 ID:t2YQlt2z0
のび太「ただいま」
のび母「あらおかえり」
ジャイアン「おじゃまします」
のび母「あら剛田くんにスネ夫くんいらっしゃい」
スネ夫「こんにちは」
のび太「ジャイアン、スネ夫こっちだよ」
ジャイアン「おう」
スネ夫「なにか使える道具はありそう?」
のび太「こんなものしかないけど…」
ジャイアン「お、スモールライトに…」
スネ夫「ひらりマント、石ころぼうし」
のび太「どうかな?」
ジャイアン「これだけありゃ上等よ、俺たちだけで戦えるぜ」
のび太「本当!?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 08:47:48.06 ID:t2YQlt2z0
のび母「のび太、大変よ!シンジュクゲットーでブリタニア軍と反ブリタニアの武装勢力が交戦してるって!」
のび太「つまりどういうこと?」
のび母「この辺も危ないわ、避難しましょう」
ジャイアン「おい、スネ夫」
スネ夫「うん…」
のび太「え?なになに?どうするの?」
ジャイアン「決まってるだろ!ブリタニアをやっつけるんだよ!」
のび太「ええ〜!?」
スネ夫「のび太も行くんだろ」
のび太「そうだね…わかった…僕も行くよ」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 08:58:35.95 ID:t2YQlt2z0
ルル「23秒後に敵のサザーランドがそこにいる、おそらく2機壁越しに撃ちまくれ」
扇「3…2…1…撃て!」
ブリタニア兵「ぐあっ!」
ルル「P1、P4、P7、100メートル右に移動しスラッシュハーケンを3時の方向に」
ジャイアン「なんだぁ?ナイトメアフレーム同士で戦ってるぞ?」
のび太「本当だ、一体なにが起こってるんだろう」
スネ夫「反ブリタニアの武装組織が敵のナイトメアフレームを奪ったとか?」
のび太「そうかもしれないね」
ジャイアン「でもこれじゃどっちが敵か味方かわからないぞ」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 09:05:46.71 ID:t2YQlt2z0
のび太「見て、あっちから白いナイトメアフレームが来るよ」
ジャイアン「すっげー早ぇなあれ」
スネ夫「しかもどんどん相手を撃破していってるよ」
のび太「あれがブリタニア軍だったら大変だ!」
ジャイアン「そうだな、一旦あいつを止めよう」
スネ夫「よし、僕がやるよ」
のび太「大丈夫?気をつけて」
スネ夫「問題ないよ、石ころ帽子にひらりマントタケコプターと完全装備だもん」
ジャイアン「よし、スネ夫あいつを捕まえて捕虜にするんだ」
スネ夫「オッケー」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 09:08:33.28 ID:t2YQlt2z0
スザク「いける!このランスロットなら!」
スネ夫「スモールライト!」
スザク「ん?なんだ…視界がおかしい…」
スネ夫「さて小さくなったところを…」
スザク「なんだ?機体がもちあがってる!?」
スネ夫「捕獲成功、簡単簡単」
スザク「一体なにが起こってるんだ!!?」
スネ夫「ねえ、パイロットの人、ちょっと出てきてよ」
スザク「なに!?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 09:14:46.32 ID:t2YQlt2z0
スネ夫「出てこないとこのまま潰しちゃうよ?」
スザク「まさか…僕は敵に捕まったのか…」
スネ夫「早くでてきなよ」
スザク「仕方が無い…ここは従うしかないか」ウィーン
スネ夫「あ、出てきた」
スザク「なっ!?巨大な人間!?」
スネ夫「ちょっと聞きたいんだけどさ…」
スザク「バカな…一体なにが起こってるんだ…?」
スネ夫「ああ、小さくなったから驚いてるんだね」
スザク(小さくなった…?まさか僕が小さくなったのか?)
スネ夫「驚いてなにもしゃべれないか…あーもうおめんどくさいなぁ、あなたは日本人?」
スザク「え…?あ、ああ…そうだが…」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 09:20:34.01 ID:t2YQlt2z0
スネ夫「と、言うわけであの白いのは味方だったよ」
ジャイアン「そうか、あの白いやつ強いし大丈夫そうだな」
のび太「僕等はどうしよう?」
ジャイアン「俺にいい考えがある」
スネ夫「なになに?」
ジャイアン「クロヴィスを殺しに行くんだ」
スネ夫「それはいい考えだ」
のび太「誰が行くの?」
ジャイアン「そりゃあこの俺様だ」
のび太「ジャイアン…人を殺せるの?」
ジャイアン「やるしかねえだろ、やらなきゃこっちがやられちまうんだっ…!」
のび太「そ、そうだよね、じゃあこれ使って」
ジャイアン「お、通り抜けフープか、こりゃあいいぜ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 09:37:50.94 ID:t2YQlt2z0
のび太「ジャイアン大丈夫かなぁ…」
スネ夫「楽勝だよ、ドラえもんの道具さえあれば誰だってできるさ」
のび太「そうじゃなくて、人を殺しちゃったら…ジャイアンの心が…」
スネ夫「そんなこと言っても無駄さ、キレイ事じゃ世界は変えられない」
のび太「そうなのかなぁ…」
スネ夫「のび太、お前はいい奴だけど甘すぎるよ」
のび太「ごめん…」
スネ夫「ドラえもんがいなくっても、いや、いないからこそ強く生きるんだ」
のび太「そうだね…ドラえもんはもうもどってこないんだ」
ドラえもん「のび太く〜〜〜ん!」
のびスネ「ドラえもん!?」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/20(水) 09:43:14.93 ID:t2YQlt2z0
ドラえもん「のび太くんたちの世界が大変なことになってるって知ってもどってきたんだ」
のび太「ドラえも〜ん…ボロ…ボロ…」
スネ夫「遅いよドラえもん…」
のび太「ドラえもんさえいてくれたら無敵だ」
ジャイアン「今もどったぞ〜クロヴィスの野郎もう死んで…あれ?ドラえもん!」
ドラえもん「みんな大変だったんだね」
スネ夫「大変なんてもんじゃないよぉ〜」
ドラえもん「よーし、僕が来たからにはブリタニアの好きにはさせないぞ」
ジャイアン「よっしゃー!やろうぜのび太!スネ夫!」
スネ夫「うん!」
のび太「僕はブリタニアをぶっ潰す!」
おわり