1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 00:45:44.15 ID:RAoe0M3g0
キョン「わかりました。日にちと時間はどうしますか?」
みくる「ん〜。まだ決めてないです」
キョン「じゃあ、決まったら教えて貰えますか?」
みくる「はい。わかりました!」
ハルヒ「キョン!ちゃんと、エスコートするのよ!」
キョン「わかってるよ!」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 00:46:31.41 ID:RAoe0M3g0
古泉「この辺りの穴場をお教えしましょうか?」
みくる「場所はもう決めてあるの!」
古泉「そうですか。わかりました」ニコッ
キョン「どこなんですか?」
みくる「ふふふ。まだ、秘密です!」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 00:47:13.98 ID:RAoe0M3g0
キョン「朝比奈さん」
みくる「はい。」
キョン「ハルヒとは、今日なんですよね?」
みくる「そうですよ。」
ハルヒ「ガールズトークよ!ガールズトーク!!」
キョン「ふ〜ん。」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 00:47:48.14 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「興味なさそうね!」
キョン「ガールズトークだからな。内容は聞いても教えてくれないだろ?」
ハルヒ「あったり前よ!!」
みくる「ふふふ。」
長門「…ユニーク」
古泉「これはこれは」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 00:48:28.45 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「星か…キョンには、あんまり似合わないんじゃない?」
キョン「うっせーよ。バカハルヒ!」
ハルヒ「な、なんですってぇえええ!!」
長門「………」パタン
ハルヒ「うっ…。時間ね。じゃあ、今日の団活は終わり!」
キョン「じゃあな!」
ハルヒ「ふんっ!」
キョン「はぁ〜やれやれ…」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 00:49:11.10 ID:RAoe0M3g0
古泉「では、失礼します!」
みくる「キョン君、時間決まったらまた連絡しますね!」
キョン「わかりました。待ってます!」
キョン(それにしても、朝比奈さんと星を見に行くか…)
キョン(何てロマンチックなんだ!!)
キョン(フロイト先生もビックリしておられるだろう!)
キョン(フロイト先生バンザーイ!フロイト先生バンザーイ!)
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 00:58:24.18 ID:RAoe0M3g0
さて、どうしてこんな事になっているかというとだ
いつものどおりのある日の事でもなく、朝比奈さんが突然立ち上がり言ったわけでもない
今は7月も目前に迫っているんだが、
本来なら朝比奈さんは、そろそろ受験勉強or就職活動のシーズンなのである
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 00:59:17.20 ID:RAoe0M3g0
だが、朝比奈さんは未来人…
普通とはかけ離れた存在であり、そんな必要はないかもしれない
未来に帰る時期が近づいてきたのかはわからないが
「突然すいません!みなさん一人一人との思い出が欲しいです!」
とおっしゃった
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:00:13.90 ID:RAoe0M3g0
卒業するから思い出が欲しいのか、未来に帰るから思い出が欲しいのか…
朝比奈さんに聞いていないからわからないが、おそらくはそんなところだろう
長門と古泉の、思い出作りとやらはすでに終わっている
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:01:12.64 ID:RAoe0M3g0
朝比奈さんがおっしゃってすぐに、長門とは食べ歩きの旅に出たようである
二人で団活を休み、土日を利用して出掛けて行った
帰ってきた朝比奈さんと長門に大量のお土産を貰ったが、未だに消化しきれていない
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:02:19.78 ID:RAoe0M3g0
古泉とは、その次の週に一日中買い物に出掛けた
古泉曰く
「流石の僕も疲れました…。女性の買い物は凄いですね…ははは…」
と、次の日に言っていた
どれくらいの規模かは、まったく想像はつかないが、俺の想像を超える事だけはたしかだろう……
恐るべし…朝比奈さん…
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:03:13.56 ID:RAoe0M3g0
そしてハルヒとは
「腹を割って話したい!」
と言ったそうだ
今日の朝に、ハルヒが言っていた
ガールズトークらしいけどな
そのガールズトークとやらは、朝比奈さんの家で行われるみたいだ。
ハルヒは今日、朝比奈さんの家に泊まりにいくみたいである
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:04:22.13 ID:RAoe0M3g0
ちくしょーー!俺も泊まりに行きてぇよ!!
などと思ってはいても、決して叶わない夢なのは…いわずもながである
だが、どうしても願ってしまう俺は、朝比奈さんにご執心なのだろう
朝比奈さんの家に泊まるなんてシチュエーションは、彼女を知っている誰もが夢見るはずである
フロイト先生も夢見るだろうな
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:05:04.60 ID:RAoe0M3g0
長門「………」ジー
キョン「ん?どうした長門」
古泉「では、僕はここで」
キョン「あぁ、じゃあな!」
古泉「はい。また明日の不思議捜索で」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:05:38.62 ID:RAoe0M3g0
長門「………」ジー
キョン「何だ?俺の顔に何かついてるのか?」
長門「………」フルフル
キョン「あぁ、わかった!」
長門「……!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:06:24.65 ID:RAoe0M3g0
キョン「お前も、フロイト先生の良さがわかったって事か?」
長門「………」ジトー
キョン「ち、違うのか…?」
長門「………」コクリ
\シツレイカミマシタ チガウワザトダ カミマミタ ワザトジャナイー /
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:07:03.46 ID:RAoe0M3g0
キョン「……。何かあるなら言えよ」
長門「カレー…」
キョン「カレーが食べたいのか?」
長門「そう…」
キョン「じゃあ、今から行くか?」
長門「………」コクリ
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:08:54.57 ID:RAoe0M3g0
そんなわけで、小学生を苛めていた高校生くらいの青年を無視し、俺達はカレーを食べて帰った
カレーを食べた長門が
「…ユニーク」
と、言ったような気がしたが…おそらくはユニークな空耳だろう
きっと、フロイト先生だってそう言うさ
そして、家に着いた俺は、ガールズトークとやらを若干気にしながら眠りについた
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:10:17.20 ID:RAoe0M3g0
ピンポーン
みくる「はーい!」
ガチャ
ハルヒ「来たわよ!みくるちゃん!!」
みくる「待ってましたよ。涼宮さん」
ハルヒ「おっじゃましまーす!」
みくる「はい、どうぞ」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:10:54.51 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「スー…ハー…。うん、みくるちゃんの臭いで充満してるわね!」
みくる「な、な、なんですかそれ///や、止めて下さいよ…///」
ハルヒ「いいじゃない別に。減るもんじゃないし」
みくる「い、いや…そういう問題じゃ…」
ハルヒ「じゃあ、さっそくだけど…」
みくる「はい!」
ハルヒ「ガールズトーク…始めっ!!」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:15:12.10 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「って言っても、あたしってガールズトークとかした事ないわ…」
みくる「そ、そ、そうなんですかー?」
ハルヒ「うん。考えたらする相手なんていないしね」
みくる「ん〜。坂中さんは?」
ハルヒ「そうね…。話したりはするけどって感じかしら?」
みくる「私は鶴屋さんとずっとガールズトークですけどね!」
ハルヒ「鶴ちゃんとならそんな感じになりそうね!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:16:12.61 ID:RAoe0M3g0
〜数時間後〜
ハルヒ「結構話したわね…」
みくる「そうですね。」
ハルヒ「じゃあ…次は…」
みくる「………」ゴクリ
ハルヒ「ズバリ、恋愛ね!」
みくる「れ、れ、恋愛っ!?」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:16:51.82 ID:RAoe0M3g0
所詮、童貞にはガールズトーク無理でした・・・
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:21:24.99 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「あたし知ってんだからね?」
みくる「ふぇっ?」
ハルヒ「みくるちゃんの好きな人!」
みくる「ふぇええ!!」
ハルヒ「うん。だから…まずは謝るわ!」
みくる「へっ?」
ハルヒ「本当にごめんなさい。」
みくる「な、な、な、何がですかっ!?」
ハルヒ「数えたら…キリがないわね…」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:25:31.18 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「いつからか…あたしはみくるちゃんを、見る立場に追いやったのよ…」
みくる「涼宮さん…」
ハルヒ「今になって思うわ…それはダメだったって…」
みくる「そ、そんな…そんな事…」
ハルヒ「あたしのね、恋は終わったのよ…」
みくる「ふぇっ?お、終わった?」
ハルヒ「そうよ、終わったわ」
みくる「ど、ど、どういう事ですかっ!?」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:33:29.70 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「みくるちゃん、驚きすぎよ…」
みくる「だ、だ、だって…!」
ハルヒ「ガールズトークだもん!全てぶっちゃけるから安心しなさい!!」
みくる「は、はい…」
ハルヒ「いつからかね、恋を超越したのよ…」
みくる「超…越…だと…」
みくる(フ、フロイト先生もビックリです!)
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:44:33.37 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「笑っちゃうでしょ?」
みくる「そんな事は…」
ハルヒ「だからね、離れるつもりはないし、離すつもりもない…ただ…」
みくる「ただ…?」
ハルヒ「この関係から変わる事はないわね。」
みくる「………」
ハルヒ「あたしはね…恋は精神病の一種と思ってたのよ」
みくる「そうなんですか?」
ハルヒ「うん。だからね、自分の中でこれは恋じゃないって否定してたのよ」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:52:10.83 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「ある事があってね…」
みくる「ある事…?」
ハルヒ「それで気がついたらこうなってたわ!」
みくる「涼宮さん…」
ハルヒ「だからね、今までのあたし、こんなあたしが言うのもなんだけど…」
みくる「……?」
ハルヒ「キョンを頼むわ!」
みくる「ふ、ふぇっ!?」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 01:57:40.73 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「あたしが認めたみくるちゃんだから…」
みくる「私…だから…」
ハルヒ「違うわね…ライバルだったからよ!!」
みくる「っ!!!」
ハルヒ「みくるちゃんも何か抱えているんでしょうね…」
みくる「………」
ハルヒ「でも、SOS団の団員たるもの、ルールなんてね…」
みくる「は、はい…」
ハルヒ「ぶち破りなさい!!他の誰でもない、あたしが許可するわっ!!!」
みくる「うぅ…涼宮しゃん…」ポロポロ
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:02:22.18 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「だからね…」ギュー
みくる「はいぃ…」ポロポロ
ハルヒ「今までごめんなさい」
みくる「そんなの…全然…全然…」ポロポロ
ハルヒ「あたしはふたりの幸せを…心の底から願うわ!」ニコッ
みくる「うぅ…涼宮しゃんの…バカ〜…」ポロポロ
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:07:38.69 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ(キョン…あんたはきっと幸せになれるわ)
ハルヒ(あたしが保証してあげる…)
ハルヒ(だからね…ちゃんと幸せになりなさいよね!)
ハルヒ(みくるちゃんと幸せになるのよ)
ハルヒ(さようなら…あたしの恋…)
ハルヒ(キョンだけじゃない…みんなが幸せになれる世界…)
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:10:33.66 ID:RAoe0M3g0
長門「!!!」
朝倉「世界が…改変されてる…?」
長門「……!」クスッ
朝倉「ん!?長門さん、今笑わなかった?」
長門「………」フルフル
朝倉「そう。ならいいわ」
長門「…ユニーク」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:16:15.37 ID:RAoe0M3g0
古泉「神人が…」
森「な、何がどうなってるのよ!?」
古泉「……!そういう…事ですか…」
森「何かわかったの?古泉」
古泉「アッハッハハハハ!!」
森「はいっ!?」
古泉「涼宮さんっ!やっぱりあなたは最高の人です!!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:21:15.78 ID:RAoe0M3g0
みくる(大)「な、何っ!?時空震…?」
みくる(大)「えっ?何これっ!?」
みくる(大)「……!」
みくる(大)「そういう事か…」
みくる(大)「さすが、SOS団の団長だわ!」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:25:06.88 ID:RAoe0M3g0
次の日、不思議捜索に行くと、始めて俺は一番のりした
その嬉しさを噛み締めていると、長門がきて、次に朝比奈さんとハルヒ、最後には、古泉がきた
その事には特に触れられる事もなく
喫茶店のお会計は俺がした…
フロイト先生もドン引きである
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:29:28.17 ID:RAoe0M3g0
その日は、くじ引きではなくハルヒが決める事になった
その結果、午前は俺とハルヒ
古泉、長門、朝比奈さんになった。
午後からは、ハルヒと朝比奈さんが変わるだけというものだった
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:33:48.78 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「さてと、今日は行きたい場所があるわ!」
キョン「どこだ?」
ハルヒ「どこだと思う?」
キョン「……?察しがつかんな」
ハルヒ「はぁ〜仕方がないわねぇ〜」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:36:53.23 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「その場所はなんと…東中よっ!!」
キョン「っ!!?」
ハルヒ「まぁ〜いいからさっさと行く!いいわね?」
キョン(おい!おい!東中って…)
キョン(そんな所に行って何をするつもりだよ…)
キョン(ま、まさか…バレたか…)
キョン(いや、それはありえない…だが…)
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:41:13.33 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「キョーーン!!何やってんのよ!」
キョン(一体どういう事だ?)
ハルヒ「早くきなさーーい!!」
キョン(何かあれば…あいつらから何かしらの連絡があるはず…)
ハルヒ「早くしろーー!!バカキョーーン!!」
キョン(えぇい!ままよ!!)
キョン「あ、あぁ、今行くよ!」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:46:32.74 ID:RAoe0M3g0
〜東中〜
ハルヒ「やっと着いたわね!」
キョン「あ、あぁ…」
ハルヒ「そうそう…ここよ!この校門よ!」
キョン「っ!!?」
ハルヒ「あんたとみくるちゃんと、始めて会った場所になるのかしら?」
キョン「な、な、何言ってん…だよ…?」
ハルヒ「さぁ〜次よ!!」
キョン「お、おい!ハルヒ!!」
ハルヒ「グラウンドに行くんだから早く!!」
キョン(な、何がどうなってやがんだ…?)
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:53:12.17 ID:RAoe0M3g0
〜グラウンド〜
ハルヒ「あんた、覚えてる?」
キョン「な、な、何を…ですか…?」
ハルヒ「ここに、宇宙人のメッセージを描いた事よ!」
キョン「し、知らんなぁ〜…」
ハルヒ「はぁ〜…じゃあ、切り札よ…」
キョン(ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!)
キョン(なんだこれ?意味がわらかない!)
キョン(誰か助けてくれ!!!)
ハルヒ「会いたかったわ…。ジョン…ジョン・スミス!!」
キョン「っ!!?」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 02:55:48.12 ID:RAoe0M3g0
キョン「ジョンって…誰ですかー?」
ハルヒ「せいやっ!」
バキッ
キョン「いってぇええ!!何すんだよ!」
ハルヒ「あんたがいつまでもシラを切るからよ!!」
キョン「な、何の事だか…」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 03:02:13.49 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「まぁ〜いいわ。話があるから聞きなさい!!」
キョン(確実にヤバイな…どうしたものか…)
ハルヒ「ふざけたら…存在を抹消するわ!」
キョン「っ!!?」
ハルヒ「わかった?」
キョン「………」ゴクリ
ハルヒ「返事は?」
キョン「わ、わかった…」
キョン(力を…認識してる…?)
キョン(ジョン・スミスを知ってる時点で、当たり前か…)
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 03:10:49.97 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「スー…ハー…」
ハルヒ「うん。よし!」パンパン
キョン「………」
ハルヒ「あたしね、ずっとあんたが…キョンが好きだったの!」
キョン「……?」
キョン「好き…?ハルヒが…好き…?」
キョン「えっ!?えっ!?えぇえええ!?」
ハルヒ「驚きすぎよ!本当にバカキョンなんだから!!」
キョン「いや、ちょっと待て!超展開すぎる!!!」
ハルヒ「うっさい!黙れ!!」
キョン「は、はい!!」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 03:19:17.79 ID:RAoe0M3g0
キョン(何で急に愛の告白になってんだよ!)
キョン(フロイト先生も超展開すぎてついていけねーよ!)
ハルヒ「それでね、あんたの全てを見たいと思ったわ」
キョン「す、全て…?」
ハルヒ「そうよ!そしたらね…本当に全てが見えたわ!」
キョン「なっ…」
ハルヒ「あんたが今までしてきた事の全てがね!」
キョン「は、ははは…」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 03:25:41.94 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「その時に全部わかったわ!」
キョン「な、何が…?」
ハルヒ「あんたが色々と不思議体験してたのも、有希が宇宙人なのも、古泉君が超能力者なのも、みくるちゃんが未来人なのもね」
キョン「ま、マジか…」
ハルヒ「マジよ!あんたが、ジョン・スミスなのもよ」
キョン「………」
ハルヒ「今までのあんたの記憶が、入ってきたって感じかしら?」
キョン「き、記憶が…」
ハルヒ「まぁ〜だから、黙ってた事は許してあげるわ!今までのあんたの苦労に免じてね!」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 03:29:59.29 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「初めは信じられなかったけどね…」
キョン「……そうだろうな」
ハルヒ「あっ!やっと認めたわね!」
キョン「もう、認めざるおえないだろ?」
ハルヒ「そうね!いつ話そうか迷ってたわ」
キョン「………」
ハルヒ「でも、このタイミングが一番だと思ったの」
キョン「な、なんだそりゃ!?」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 03:34:55.44 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「色々とわかったあたしは、あんたに対しても気持ちが変わったのよ」
キョン「……?」
ハルヒ「恋をね…超越しちゃった」
キョン「超…越…だと…」
ハルヒ「みくるちゃんと同じ反応しない!」
キョン「誰だって同じ反応するだろっ!」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 03:40:14.44 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「まぁ〜そんな訳だから、あんたから離れるつもりはないし、離すつもりもないわっ!」
キョン「そうかい」
ハルヒ「ただ、恋人にはなれないわね…」
キョン「………」
ハルヒ「あんたと同じ気持ちよ!キョン!!」
キョン「……。そうだな!」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 03:51:38.42 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「だからね…あんたは未来人との禁即の恋に燃え上がりなさい!!」
キョン「は、はいっ!?」
ハルヒ「お似合いよ。あんたとみくるちゃん!」
キョン「それは…俺も吝かではないな…」
ハルヒ「本当に素直じゃないわね!」
キョン「すまんな」
ハルヒ「みくるちゃんに今日、告白しなさい!いいわね?」
キョン「……お前が決めるな!と言いたいところだが、わかったよ!」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 03:55:21.70 ID:RAoe0M3g0
ハルヒ「あっ!それから、MIKURUフォルダはチクっておいたから!」
キョン「っ!?」
ハルヒ「知らないと思った?」
キョン「い、いや…それは…ま、マジですか…?」
ハルヒ「大マジよ!」
キョン「ははは……」タラタラ
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:02:44.01 ID:RAoe0M3g0
そんな訳で、みんなの待つ合流場所に向かった
昼飯は、長門の希望でカレーになった
話していてわかった事だが、昨日世界が改変されてたみたいだった
そしてハルヒの力は殆んどが消失したようだ
改変された世界は、誰もが幸せになれるような世界だそうだ
古泉が言っていた
そして、午後の団活が始まった
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:08:06.29 ID:RAoe0M3g0
〜公園〜
みくる「既定からは外れちゃったけど…良かったなって思えるんです。」
キョン「……そうですね。俺もそう思いますよ」
みくる「キョン君は、少し寂しそうですね?」
キョン「寂しいというか…何と言いますか…」
みくる「……?」
キョン「やっぱり、寂しいですね…。もう、不思議体験は出来ないとなると…」
みくる「ふふふ。そうですね」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:13:02.36 ID:RAoe0M3g0
キョン「七夕に、星を見に行きましょうか?」
みくる「七夕ですか?」
キョン「はい。俺と朝比奈さんが、始めて時間を飛び越えてデートした日です」
みくる「キョン君…」
キョン「そ、その…」
みくる「ん?」
キョン「俺と…恋人になってもらえませんか?」
みくる「えっ!?」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:16:46.55 ID:RAoe0M3g0
キョン「俺と禁即なんてルールを破りましょう!必ず幸せにします!」
みくる「………」
キョン「俺はあなたが…好きです!!」
みくる「私も…私も…好きです…!キョン君…」ポロポロ
キョン「朝比奈さん…」ギュー
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:23:44.56 ID:RAoe0M3g0
みくる「嬉しくて…いっぱい泣いちゃいました!」テヘ
キョン「泣き虫ですからね」
みくる「キョン君のいじわるぅ〜」
キョン「ははは。すいません」
みくる「もー。私、嫉妬深いし、わがままだし、いっぱい困らせちゃうよ?」
キョン「朝比奈さんのわがままなら、望むところですよ!」
みくる「キョン君の…バカ…///」
キョン「照れて…かわいいですね!」ニヤニヤ
みくる「か、かわっ///って、もー。またいじめるぅ〜」
キョン「ははは!!」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:30:36.95 ID:RAoe0M3g0
みくる「今まで見てるだけだったから、きっと依存しちゃう…」
キョン「朝比奈さん…」
みくる「そんな…そんな私でもいいんですか?」
キョン「離しませんよ!絶対にね!」
みくる「キョン君、あなたを好きになって良かった!」
キョン「俺もです!!」
みくる「あっ、でも!」
キョン「ん?」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:39:15.90 ID:RAoe0M3g0
みくる「MIKURUフォルダは、ちゃんと消去して下さいよ?」
キョン「っ!?」
みくる「わかりましたか?」
キョン「あっ…えぇ…その…」アセアセ
みくる「キョン君…返事は!?」ニコッ
キョン「は、はぃい!」
みくる「はい。よろしいです!」
キョン(こえぇー!今の笑顔超こえぇーよ!)
キョン(フロイト先生でもビビりまくるわっ!!)
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:45:53.85 ID:RAoe0M3g0
こんなやり取りを繰り返し、午後の活動も終わりまたみんなと合流した
俺と朝比奈さんは付き合った事を報告すると、鶴屋さんが現れた
ハルヒが呼んでたみたいだ
その後に、小さなパーティーが開かれみんなに祝福してもらった
ハルヒが作り出した最後の世界は、みんなにとって最高の世界になると確信した
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:50:17.92 ID:RAoe0M3g0
〜七夕〜
みくる「凄い…綺麗ですね!」
キョン「圧倒されますね!」
みくる「それにしても、鶴屋山って凄いですね…」
キョン「そうですね。まさか鶴屋山とは思いもしませんでしたよ!」
みくる「以前鶴屋さんに、星がよく見えるって聞いてたから」
キョン「そうだったんですか」
キラーン☆ミ
みくる「あっ!流れ星!!」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:55:45.88 ID:RAoe0M3g0
キョン「願い事しました?」
みくる「ふふふ。」テヲギュ
キョン「ん?」
みくる「もう、叶ってますよ!」
キョン「みくる…」
みくる「でも、ちゃんとしましたよ!」
キョン「何て願ったんですか?」
みくる「それはね…」
キョン「………」
みくる「IDの数だけ腹筋です!」
キョン「ははは。フロイト先生もビックリだ!」
くぅ〜疲れましたw
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/10(日) 04:58:02.86 ID:RAoe0M3g0
もう無理。限界ッス!
何でこんな話しになったのかもまたまたわかりませんです。
寝ます…お休み