1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 12:58:36.72 ID:PmFQgNGo0
ゲンドウ「そうだ、使徒だ。我々の敵だ。」
シンジ「敵って・・・、これはエヴァじゃないか!」
ゲンドウ「シンジ、これはもうエヴァではない。使徒だ。」
シンジ「そんな・・・、使徒に乗っ取られたのか・・・。
ア、アスカ!パイロットは・・・綾波は!?」
アスカ「ここからじゃわからないわ。でも乗ってたらなんとか助けなきゃ・・・!
(借りもあるしね・・・。)」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:01:34.18 ID:PmFQgNGo0
前日
ネルフ本部女子更衣室
レイ「ねえ。」
アスカ「わっ・・・、急に話しかけないでよ!ビックリしたじゃない!!」
レイ「あなた、明日の3号機のテストパイロット、引き受けるらしいわね。」
アスカ「そ、そうよ。2号機が凍結されるみたいだしね・・・。」
レイ「それ、代わるわ。」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:02:29.13 ID:PmFQgNGo0
アスカ「はあ?あ、あんたは食事会があるじゃない!」
レイ「あなたが出て。テストパイロットは、わたしが引き受ける。」
アスカ「あんたバカァ?あんたが招待した食事会にあんたが出ないなんて、
おかしいじゃない!それにあたしがエヴァに乗りたいから引き受けたのよ!!
あんたの為とかじゃない!勘違いしないで!!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:04:33.40 ID:PmFQgNGo0
レイ「あなたが出て。わたしは、あなた名義で招待状を書いたわ。だから、
あなたが出ないほうがおかしい。」
アスカ「えっ・・・。」パッ
アスカ「ホントだ・・・、な、なんで勝手にこんなことするのよ!」
レイ「あなた、料理の練習してた。」
アスカ「それがどう関係あるのよ!!」
レイ「手、見せて。」ガシッ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:06:56.78 ID:PmFQgNGo0
アスカ「な、触らないでよ!!」パシッ
レイ「あなたの方が絆創膏、多いわ。それはあなたの方が練習してる証拠。」
アスカ「そ、そんなこと・・・、あんたには関係ない!!!」
レイ「それにあなた、自分からはこういうこと、言い出さないじゃない。
だから、わたしが代わりに。」
アスカ「余計なお世話よ!!何様のつもり!?」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:08:44.80 ID:PmFQgNGo0
レイ「とにかく、あなたは食事会に出て。わたしが3号機に乗る。
それに、碇司令には2号機の代わりに、零号機を凍結するように通してあるわ。」
アスカ「何から何まで勝手に・・・!!!いい加減に・・・!!」バッ
レイ「出て。」
アスカ「ひっ・・・。」ゾクッ
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:10:21.98 ID:PmFQgNGo0
アスカ「わ、わかったわよ。出ればいいんでしょ、出れば!!
みんな、あたしの料理の上達ぶりに感動すること間違いないわ!!!!」
レイ「じゃ。」プシュ
アスカ「ま、待ち・・なさいよ・・・。行っちゃったか。
(ありがと・・・、エコヒイキ、ううん、レイ・・・。)」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:13:18.39 ID:PmFQgNGo0
廊下
レイ「(碇くんは、きっとあなたといる方がポカポカしてくれる。
だから、これでいい。)」タッタッタッ
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:15:24.85 ID:PmFQgNGo0
ズン…ズン…ズン
アスカ「(絶対に助けるわよ・・・、レイ・・・。)」
3号機「グオオオオ!!!」バッ
アスカ「!?キャアアアアアア!!!!」
シンジ「アスカ!?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:16:37.76 ID:PmFQgNGo0
青葉「エヴァ2号機、第9使徒と接触!」
日向「損傷した模様です!」
ゲンドウ「(レイ・・・。)」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:20:06.08 ID:PmFQgNGo0
前日
ネルフ本部司令室
レイ「碇司令。」
ゲンドウ「レイか、どうした?」
レイ「2号機凍結の件と、明日の3号機のテストパイロットの件について、お話があります。」
ゲンドウ「なんだ?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 13:52:34.10 ID:PmFQgNGo0
レイ「2号機の代わりに、零号機を凍結してください。セカンド・チルドレンは、2号機を必要としています。
それと、明日のテストパイロットは、セカンド・チルドレンではなく、わたしがやります。」
ゲンドウ「・・・、ダメだ。」
レイ「お願いします。」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:04:58.69 ID:PmFQgNGo0
ゲンドウ「なぜだ、お前がそこまで言う理由はなんだ?」
レイ「セカンド・チルドレンはエヴァ、いえ、2号機に乗ることで、
そして碇くん・・・、サード・チルドレンといることで喜びを感じ、生きています。
彼女には2号機、彼共に必要であり彼もまた彼女を必要としています。
明日の食事会も、そのことを考え提案しました。」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:08:24.74 ID:PmFQgNGo0
ゲンドウ「そうか・・・、だが私も招待するのはなぜだ。」
レイ「碇くんは碇司令も必要としています。
碇司令と上手くいかないことを彼は日々悲しんでいました。
だから、食事会で少しでも碇司令と碇くんの距離が縮まればいいと思って。」
ゲンドウ「(レイがここまで自分の意見を私に言うとはな。)
・・・、今日は・・・、よく喋るな。」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:18:53.92 ID:PmFQgNGo0
レイ「いけないことですか?」
ゲンドウ「いや、珍しくてな。」
レイ「わたしも少し驚いています。」
ゲンドウ「・・・、本当にそれでいいんだな?」
レイ「はい。」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:21:39.13 ID:PmFQgNGo0
ゲンドウ「では零号機を凍結、そして明日の3号機のテストパイロットはレイに変更とする。
下には私が話を通しておく。行っていいぞ。」
レイ「ありがとうございます、碇司令。では失礼します。」タッタッタッ
ゲンドウ「いや、最後に1つだけ、
普段からこのぐらい喋れ、レイ。無理にとは言わんが。」
レイ「・・・、出来る限りそうしてみます。」プシュ
ゲンドウ「レイ・・・。」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:24:09.89 ID:PmFQgNGo0
シンジ「アスカ!待ってて、今助けに行く!!」ダッ
アスカ「こんのおおおおお!!!!」ガキン
3号機「グオオオオアアアアア!!!!!」ガシッ
アスカ「ぐっ・・・、レ・・・レイを・・・、返しなさいよ!!」ガシッ
ギギギギギ
マヤ「2号機パイロット、生命維持に支障発生!このままでは危険です!!」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:26:34.26 ID:PmFQgNGo0
ゲンドウ「シンジ、早くしろ!!」
シンジ「分かってるよ!!」ズドドドドド
3号機「グアアアアア!!!」ドーン
アスカ「遅いわよ、バカシンジ!!」
シンジ「アスカ!!まだだ!!!」
3号機「ガアアアアア!!!」バッ
アスカ「うっ!!!」ドーン
ギギギ…バキッ
アスカ「キャアアアアアア・・・・!!!」ガクッ
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:28:13.36 ID:PmFQgNGo0
青葉「エヴァ2号機、完全に沈黙!パイロットは意識不明!!」
ゲンドウ「シンジ!何をしている!!」
シンジ「綾波が乗ってるんだよ父さん!!下手に攻撃できないんだ!!」
ゲンドウ「っ・・・。(あの時私が許可していなければ・・・。)」
『碇くん・・・。』
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:34:17.44 ID:PmFQgNGo0
シンジ「綾波!?」
『もう、わたしはダメ。』
シンジ「何を言ってるんだよ綾波!!絶対助ける!!!」
『ダメなの、もうこの使徒と共にしか、生きられないの。』
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:36:23.36 ID:PmFQgNGo0
シンジ「助けるんだ!!!うおおおお!!」ダッダッダッ
『あなたはセカンド・・・、いえ、アスカを守ってあげて。
そしてアスカと碇司令と・・・、幸せに・・・。』
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:41:39.73 ID:PmFQgNGo0
シンジ「何言ってるんだよ綾波!!綾波もいないとダメなんだよぉ・・・!!!」
『さあ、わたしから離れて』ガッ
シンジ「離れるもんかっ・・・、っ・・うわあ!!!」ズドーン
『さよなら、アスカ、碇司令、そして・・・シンジ。』
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:47:00.33 ID:PmFQgNGo0
マヤ「第9使徒、ATフィールドを反転!!」
冬月「使徒を抑えこむつもりか!」
ゲンドウ「レイ!よせ!!」
シンジ「綾波ィイイ!!!」
ズドオオオオオオオ
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:51:34.18 ID:PmFQgNGo0
シンジ「綾・・・波・・・?」
青葉「目標、消失。」
ゲンドウ「・・・・・。」
冬月「碇・・・。」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:53:15.66 ID:PmFQgNGo0
ゲンドウ「現時刻をもって作戦を終了とする。
第一種警戒態勢へ移行。」
日向「了解・・・、状況イエローへ速やかに移行。」
マヤ「エントリープラグの射出は確認されていません・・・。」グスッ
ゲンドウ「初号機、2号機及び第9使徒の残骸を回収、生存者の確認・救出を急げ。
冬月先生、後を頼みます」タッタッタッ
冬月「ああ・・・。」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 14:57:53.33 ID:PmFQgNGo0
シンジ「綾波は・・・?」
マヤ「シンジくん、言い辛いんだけどね・・・レイは・・・・」グスッ
シンジ「聞きたくない。」
マヤ「え・・・?」
シンジ「聞きたくないよ!!!!
うわああああああ・・・・!!!」ボロボロ
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 15:04:55.77 ID:PmFQgNGo0
病室
シンジ「・・・。」
アスカ「・・・んっ。」
シンジ「!?
アスカ?目を覚ましたんだね・・・、良かった・・・。」
アスカ「シンジも無事だったのね・・・、はっ、レイは!?」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 15:10:29.10 ID:PmFQgNGo0
シンジ「綾波は・・・、あやな・・うっ・・ううっ・・・。」ポロポロ
アスカ「嘘でしょ・・・?嘘よね・・?ねえ、シンジ・・・?」
シンジ「綾波を・・・救えなかった・・・。」
アスカ「い、いや・・いやああああ!!!」ボロボロ
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 15:26:46.54 ID:PmFQgNGo0
アスカ「あたしのせいだ・・・、あたしがあの時意地でも断っておけば・・・。」
シンジ「アスカ・・・、綾波が最後にこう言ったんだ。
『アスカを守ってあげて、そして碇司令とアスカと幸せに・・・』って。」
アスカ「レイ・・・。」
シンジ「これは綾波が僕たちに残した最後の言葉で、最後の約束だと思うんだ。」
アスカ「約束・・・?」グスッ
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 15:30:47.41 ID:PmFQgNGo0
シンジ「そう・・約束。だから僕はもう泣かないって決めたんだ。
泣いてたら、アスカを幸せにできないからね。」
アスカ「シンジ・・・。」
シンジ「(綾波・・・、君との約束は必ず守るよ。ありがとう綾波。)」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 15:38:40.93 ID:PmFQgNGo0
セントラルドグマ
ゲンドウ「・・・レイ、おいで。」
アヤナミ レイ「はい、碇司令。」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 15:54:33.37 ID:PmFQgNGo0
予告
綾波レイの死を乗り越え、アスカと共に生きていくことを決意するシンジ
そこに現れた新たなチルドレン
生きていたアヤナミレイ
突如襲撃する第10使徒
上空より飛来するエヴァMark.06
果たしてシンジはこの危機にどう立ち向かうのか
次回 ゲンドウ「待ってくれ!赤木くん!!」オロオロ
さーて、この次もサービスサービスぅ♪
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/04(月) 16:01:13.92 ID:PmFQgNGo0
とりあえずこれで終了
初SSだから文がひどいとかは勘弁してくれ
需要あるなら続きもぼちぼち書くよ。