シンジ「今日はどうやってアスカを虐めようかな」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:朝倉「ふふっ…ここがキョン君の前立腺ね」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 11:26:59.10 ID:JtqvgLAS0

シンジ「迷うなぁ」

シンジ(色々あるけど・・・)

シンジ(やっぱりオーソドックスに行こうかな)

シンジ(よし!準備準備っと・・・)

シンジ(・・・)かきかき

シンジ(アスカ、どんな反応するだろう?)

シンジ「よし!出来た!!」

アスカ「アンタ、何してんのよ?」

シンジ「手紙書いてたんだ」

アスカ「ふーん・・・ラブレターでも書いてたの?」

シンジ「そんな所かな?」

アスカ「嘘っ!古典的ぃ・・・バカみたい」

シンジ「そうかな・・・」

アスカ「ま、あっさり玉砕して来なさい?骨は拾ってあげるわ」

シンジ「じゃ、先行くから・・・」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 11:32:01.88 ID:JtqvgLAS0

アスカ「嬉しそうにして・・・バカシンジの癖に恋なんて100年早いわ!!」

アスカ「・・・」

アスカ(何よ!これじゃ私がヤキモチ焼いてるみたいじゃない!!)

ミサト「なになに?アスカ?ヤキモチぃ?かーわいっ」

アスカ「ちっがーう!!バカミサト!!」

ミサト「ムキになる所が怪しいわー・・・」

アスカ「そんな事ない!!」

ミサト「意外とシンちゃん、アスカの靴箱に手紙入れてるかもよ?」

アスカ「えっ・・・?」

ミサト「だって、いつも一緒に行ってるのに今日はアスカ先に置いて行ってるじゃない?」

アスカ「そ・・・そんなワケ!!」

ミサト「ワケ?」

アスカ「ないわよ・・・」

アスカ「大体!私が好きなら直接言うなりすれば良いじゃないの!!」

アスカ「それに、目の前で聞いたのにあっさり答えたのよ?私じゃないわ・・・」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 11:38:34.01 ID:JtqvgLAS0

靴箱

アスカ「・・・嘘」

アスカ(入ってる・・・同じ封筒・・・)

アスカ「・・・ば・・・か」

アスカ(とりあえず、読んでみようかしら?)

アスカ(ラブレターってわかってるのを読むのは何か逆に恥ずかしいわね・・・)

アスカ(なになに?)

アスカ(アスカ、大事な話があるんだ)

アスカ(今日、放課後に屋上に来てくれないかな?)

アスカ(家の中でも良いんだけど、あまりにも普通過ぎて特別じゃないっていうか)

アスカ(だから、そこでちゃんと僕の気持ちを伝えます)

アスカ(碇シンジ)

アスカ「・・・」

アスカ「〜〜〜〜〜!!!!」カァァ

アスカ(どうしよう・・・!!告る気満々じゃない!!)

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 11:42:57.79 ID:JtqvgLAS0

教室

シンジ「アスカ、今来たの?」

アスカ「え・・・ええ・・・」

シンジ「あの、さ・・・手紙・・・」ぼそっ

アスカ「あ・・・あぁ・・・見たわよ」ぼそっ

シンジ「ありがとう、そう言う事だから」ぼそぼそ

アスカ「な・・・なによ!行くなんて言ってないでしょ!!」

シンジ「そっ・・・か・・・」しゅん

アスカ「あ・・・シンジ・・・?」

シンジ「いいんだ・・・気にしないで、アスカ」にこっ

アスカ「うぅ・・・」きゅん

シンジ「じゃ・・・」

ケンスケ「碇ぃ!、また夫婦喧嘩かぁ?」

シンジ「やだな・・・そんなんじゃ無いよ・・・」

アスカ(何よあいつ、あからさまに元気無くなってんじゃない・・・)

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 11:48:20.58 ID:JtqvgLAS0

放課後

アスカ(結局来てしまった・・・)

アスカ(何よアイツ、人呼び出しといて!)

アスカ(まだ来てないなんて・・・減点1ね!!)

10分後

アスカ(遅いわね・・・ビビって逃げ出したのかしら?)

20分後

アスカ(まだなの!?アイツ、今日当番だっけ?)

30分後

アスカ(当番にしても遅過ぎるわよ!!あのバカ!!)

1時間後

アスカ「だぁああああああ!!自分から呼んどいて何なのよ!!あのバカ!!」

アスカ「もう知らない!!帰るっ!!絶対文句言ってやるんだから!!」

アスカ「誰があんな奴!!頼まれたって付き合ってやるもんですか!!」

アスカ「なんなのよ!もう!!」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 11:53:58.71 ID:JtqvgLAS0

帰宅

アスカ「バカシンジ!!居るッ!?」

シンジ「あれ?アスカぁ?どうしたの?」パクパク

アスカ「アンタが来ないから1時間も屋上で一人待ってたのよ!!」

アスカ「ラブレターなんか渡しといてどういうつもりよ!!しかもポテチ食べながらその態度は何なワケ!?」

シンジ「だってアスカ来ないって言ったじゃないか・・・?」

アスカ「そ・・・それは!!」

シンジ「おかしなアスカ・・・?」

アスカ「なんですってぇえええええ!!」

シンジ「大体、ラブレターって何の事?」

アスカ「ハァ?アンタバカぁ!?朝書いてた手紙入れたんでしょ!?」

シンジ「そうだよ」

アスカ「ラブレターって言ってたじゃない!!」

シンジ「アスカが聞いて来たんだろ?」

アスカ「うっ・・・それは・・・」たじ

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 11:59:31.04 ID:JtqvgLAS0

シンジ「僕はそんな所かなって言っただけだよ?」

アスカ「こんのぉ・・・!!」

シンジ「何で怒るんだよ!僕は間違った事言ってないよ!!」

アスカ「もういい!!で!?その家で言えない特別な話って何よ!!?」

シンジ「あぁ・・・それはね」

アスカ「それは?」

シンジ「忘れちゃったよ・・・そんな事」

アスカ「はぁ?」

アスカ「わざわざ手紙書くくらいなんでしょ!?思い出しなさいよ!!」

シンジ「えっ・・・何だっけ?」

アスカ「特別って書いてあるじゃない!!大事な相談とかでしょ?」

シンジ「おかしいよ、アスカ」けたけた

アスカ「何がおかしいのよ!!このバカシンジ!!」

シンジ「いや、良く読んでみてよ?」

アスカ「ハァ?ちゃんと書いてあるわよ!!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:04:04.99 ID:JtqvgLAS0

アスカ「アスカ、大事な話があるんだ」

シンジ「うん」

アスカ「大事な話って書いてるじゃない」

シンジ「そうだね」

アスカ「・・・今日、放課後屋上に来てくれないかな?」

アスカ「行ったわよ!仰せの通りに!!」

シンジ「そうだね」

アスカ「アンタ、舐めてんの?」イラっ

シンジ「そんな事ないよ」

アスカ「家の中でも良いんだけど、あまりにも普通過ぎて特別じゃないっていうか」

アスカ「ほら!」

シンジ「あ・・・そこだよアスカ」

シンジ「それはさ・・・」

シンジ「別に家の中でも良いけど、余りにも普通の話だから特別じゃないけど」

シンジ「って意味だよ」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:10:07.51 ID:JtqvgLAS0

アスカ「アンタねぇ・・・」ぷるぷる

シンジ「え?時間無かったから文章はしょっただけだよ?」

アスカ「もう!!日本語って不便ね!!あぁあああああ!腹立つわ!!」

シンジ「日本語に文句言わないでよ・・・」

アスカ「アンタに腹立ってんのよ!!こんのバカ!!」くわっ

シンジ「で・・・えっとね、思い出したよ!!」

アスカ「何よ?」

シンジ「今日の晩ご飯な」

アスカ「死ね!!」ごすっ

シンジ「うげぼっ」

シンジ「痛いじゃないか」

アスカ「何?まだ食らい足りないワケ?」

シンジ「僕にとっては大事な話だった気がするんだよ・・・」

アスカ「アンタ、私の1時間返しなさいよ・・・」

シンジ「やだなぁ!時間は返せないよアスカ?」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:16:16.94 ID:JtqvgLAS0

アスカ「もういいわ!!とんだ時間の浪費よ!!部屋に戻るわ!!」

アスカ「ったく!!ざけんじゃないわよ!!バカシンジの癖にっっ!!」

シンジ「・・・」ニヤニヤ

アスカ「ったく!!」

キィィ

バシャーン!!

アスカ「・・・!?」

シンジ「大変だ!アスカ!!ずぶ濡れだよ!?」ニヤニヤ

アスカ「アンタ・・・これ仕掛ける為にわざとあんな手紙書いたの?」

シンジ「えっ・・・?違うよっ!!誤解だよっ!!」ニヤニヤ

アスカ「このクソボケ!!殺してやる!!」

シンジ「うわぁあああ・・・助けてぇえええ・・・」

アスカ「黙れ!!一発殴らせろっ!!」

シンジ「そんな事より、シャワー浴びないと風邪ひくよ?」

アスカ「・・・何よ、心配するくらいならこんな悪戯しないでよ!」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:21:28.39 ID:JtqvgLAS0

シンジ「だから僕じゃないって・・・」

アスカ「ハァ?アンタしか居ないのにありえないわ!」

シンジ「もう!そんな事よりアスカが心配だよ!!」

アスカ「なっ・・・」

アスカ「アンタに心配される筋合いなんてないわよ!!バカ!!」ぷいっ

シンジ「ほら、バスタオル!」

アスカ「あ・・・ありがと・・・」

シンジ「いいんだ・・・」

アスカ(何よ・・・気が利くのか利かないのかわかんないヤツ・・・)

アスカ「覗くなよ!」

シンジ「そんな事しないよ!」

アスカ「・・・フン!!」

シンジ「さてと・・・」ピッピッ

アスカ「あっつぅうううううううううい!!!!!!!!!」

シンジ「クソワロ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:25:35.79 ID:JtqvgLAS0

ガラガラピシャッ

アスカ「ちょっとバカシンジ!!何度に設定してんのよ!!」

シンジ「えっ・・・?」

アスカ「お湯の温度よ!!」

シンジ「あっ!ゴメン、煮沸用にお湯沸かしてたから・・・」

アスカ「もう!!バカ!!ちゃんと直しておきなさいよね!!」

シンジ「ごめん、今すぐ直すよ・・・」ピッピッ

シンジ「それと・・・」

アスカ「?」

シンジ「その・・・目のやり場に困るよ・・・」

アスカ「いやぁああああああああ!!!!!!!」

アスカ「エッチ!!バカ!!変態!!信じらんない!!!」

シンジ「アスカが裸で出て来たんじゃないかっ!!」

アスカ「アンタがお湯の設定直してないからでしょっ!!サイテー!!!」

シンジ「今直したじゃないかっ!!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:32:21.03 ID:JtqvgLAS0

アスカ「うるっさい!!見物料絶対取ってやるんだから!!」

シンジ「事故だよ!!」

アスカ「どうだか!?」

シンジ(チッ・・・バレたか?)

アスカ「今度出るゲーム、買ってきなさいよね!!」

シンジ「安い女」

アスカ「何か言った!?」

シンジ「何もー?」

アスカ「フン!!」

シンジ(さ、次の準備・・・と)

アスカ「全く!何なのよ今日は!!」

シンジ(ご立腹だなぁ・・・)

アスカ「バカシンジのバカがこんなに厄介な日も無いわ!!」

シンジ(随分な言い方だなぁ・・・)

シンジ「聞こえない様に言ってよぉ!!」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:38:30.23 ID:JtqvgLAS0

アスカ「アンタバカぁ?聞こえる様に言ってんのよ!!」

シンジ(さすがに少し腹立った)

アスカ「アンタのバカが収まる様に、自覚させてやってんのよ!!」

アスカ「感謝して欲しいくらいだわ!!」

シンジ(それだけ大きい声でしゃべってくれたらバレないよねー?)

シンジ「酷いよアスカぁ!」

シンジ(よし!準備オッケー)

アスカ「ふぅ・・・ま、お風呂入るのが早くなったから、テレビがゆっくり見れるわ!」

アスカ「そこだけマシね」

ガラガラ

ザパーン

アスカ「・・・」

シンジ「人にバカバカ言うからだよ!!」けたけた

シンジ「同じ手に二回も引っかかる方がバカだよね!?」けたけた

アスカ「何コレ?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:43:48.12 ID:JtqvgLAS0

シンジ「何って・・・天ぷら粉と水混ぜ合わせたモノだよ?」ニヤニヤ

シンジ「あ、今日は天ぷらにするんだ!」ニヤニヤ

アスカ「そう?」

シンジ「もう一度シャワー浴びた方が良いよ?」ニヤニヤ

シンジ「その間に揚げておくから!」

アスカ「へえ・・・それは良い事聞いたわ・・・」

シンジ「えっ・・・?」

アスカ「アンタ、天ぷら粉余ってるんでしょ?貸しなさいよ?」

シンジ「あ・・・ああああああああアスカぁ?」

アスカ「・・・あっコレね?」

シンジ「あす・・・アスカ?目が・・・目が・・・」

アスカ「ちょっと黙ってなさいよ?バカシンジ・・・動いたら殺すから」ぺたぺた

シンジ「ちょっ・・・」ぺたぺた

アスカ「黙っててって?」ぺたぺた

シンジ「いや・・・その・・・あの・・・」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:49:10.93 ID:JtqvgLAS0

アスカ「えっと・・・?天ぷらだから・・・」

アスカ「強ね」

シンジ「アスカさーん?もしもーし?」

アスカ「ん?何か言った?」

シンジ「僕、衣付いてるんですけど・・・」

アスカ「あら?奇遇ね、私もよ?」

シンジ「いや・・・そ、そうだね?」

アスカ「今日天ぷらでしょ?良かったわね」

シンジ「な・・・何を・・・」

アスカ「オカズが一品増えるわよ?嬉しいわ・・・」

シンジ「あ・・・あすあすあすあすか・・・目が・・・怖いよ?」

アスカ「何?私、普通よ?別に特別怒ってもないし・・・ごく普通よ、何でもない平常心よ」

シンジ「た・・・助けて・・・ミサトさぁああああああああん!!!」

アスカ「ミサト?まだ帰ってないわ」

シンジ「ひっ・・・ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 12:54:25.05 ID:JtqvgLAS0

教室

アスカ「と・・・言う事があったワケ」

ヒカリ「それであんな感じなのね・・・碇君」

シンジ「こわい・・・アスカこわい・・・アスカこわい・・・アスカこわい・・・」

トウジ「そらセンセの自業自得や」

ケンスケ「何がお前をそこまで駆り立てたのか知らないけど、それはやり過ぎだよ」

ケンスケ「しかも、式波に対」

アスカ「何か言ったぁ!?バカトリオ!!」

シンジ「ひぃいいいっ!!揚げないで!!天ぷらだけはっ!!」

トウジ「こらアカン、完全にアウトや」

ケンスケ「碇、勇気と無謀は違うんだぞ?」

シンジ「学習しました・・・」

アスカ「それでね・・・やられっ放しで腹立つから」

ヒカリ「もう・・・アスカったら・・・」

アスカ「今度はこっちから仕掛けてやるわ!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:00:13.51 ID:JtqvgLAS0

教室

アスカ「ふふ・・・作戦開始!!」

アスカ(どうしてやろうかしら・・・?)

アスカ(出来るだけ同じような目に遭わせてやりたいわね・・・)

アスカ(ならまずは・・・)

アスカ(手紙ね・・・思い知りなさい!!)

アスカ「傷つけられた!プライドは!じゅーう倍にして返してやるわ!!」

アスカ(私はあんなバカみたいにヘマしないし!!)

トウジ「センセ、気をつけや・・・?一所懸命何か書いとるぞ?」

シンジ「アスカこわいアスカこわいアスカこわいアスカこわい」

ケンスケ「もう100倍は返されてる感じだよ・・・」

アスカ「るんるんー」

ヒカリ(アスカ・・・嬉しそう・・・)

アスカ「何?ヒカリ、何か顔に付いてる?」

ヒカリ「な・・・なんでもないの、気にしないで?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:06:11.34 ID:JtqvgLAS0

アスカ「さて、男子共は水泳ね・・・」

アスカ「今のうちに・・・」

アスカ「フフフ・・・セット完了!」

アスカ(早く帰って来ないかしら・・・バカシンジ・・・)

シンジ「なんだコレ?手紙・・・」

シンジ「これは!!もしかして・・・」

シンジ「ラブレター・・・」

シンジ「!!」キョロキョロ

シンジ「差出人が書いてない・・・」

シンジ(なになに?)

シンジ(碇君へ)

シンジ(転校して来た時から気になってました)

シンジ(名前を書くと来て貰えない気がして・・・)

シンジ(それに、ちゃんと会って言いたいの)

シンジ(放課後、屋上で待ってます)

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:13:32.47 ID:JtqvgLAS0

シンジ「僕はここに居てもいいんだ・・・」

シンジ「僕はここに居てもいいんだ!!」

トウジ「何やアレ?急に元気になったで?」

トウジ「さっきまで死んだ魚みたいに浮いとった癖に」

ケンスケ「式波の罠にでもかかったんだろ?もう放っとこうよ・・・」

トウジ「せやな」

シンジ「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!そう!!逃げちゃダメだ!!」

アスカ(おっかしー!こんな古典的な罠に引っかかるなんて!!)プクク

アスカ(アホね・・・でもま、私の文章力を持ってすれば当然ね!!)

アスカ(何たって私、天才だもの!!日本語なんて楽勝よ!!)

アスカ「後は・・・くくっ・・・」

アスカ「アイツを呼ぶだけね!!」

シンジ「誰だろうなぁ・・・ワクワクするなぁ・・・」

アスカ(そうやってバカ面下げてられるのも今のうちよ!!)

アスカ(地獄にたたき落としてやるわ!!バカシンジ!!)

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:19:12.90 ID:JtqvgLAS0

放課後・屋上

シンジ(誰かなぁ・・・ドキドキするなぁ・・・)

シンジ(あの子かな?)

シンジ「お待たせ!手紙、ありがとう!!あやな」

シンジ「綾波っ!?」

レイ「そう」

シンジ「あの手紙・・・綾波が?」

レイ「そう」

シンジ「そっか・・・そうだったんだ、僕今まで気付かなかった・・・」

レイ「そう」

レイ(碇君・・・どうして碇君なの?)

レイ(セカンドのお願い・・・)

アスカ「いい!?ナナヒカリ!!アンタ、放課後屋上に行きなさい!!」

レイ「どうして?」

アスカ「理由なんてどうでも良いのよ!!強いて言えば面白いモノが見れるわ!!」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:23:27.25 ID:JtqvgLAS0

レイ「興味ないもの」

アスカ「ニンニクラーメンチャーシュー抜き」ぼそっ

レイ「!!」

アスカ「おごってあげるわ」

レイ「・・・屋上で何をすれば」

アスカ「いつものお澄まし人形で」

アスカ「そう」

アスカ「とか!!」

アスカ「わからないわ」

アスカ「とかっ!!」

アスカ「適当に相づち打っときゃ良いのよ!!」

レイ「そう」

アスカ「それよそれ!!それで良いの!!完璧っ!!」

アスカ「アンタ、やっぱり「そう」以外言わないでいいわ!!」

アスカ「じゃ、よろしく!!」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:29:49.48 ID:JtqvgLAS0

レイ(碇君とお話するだけでラーメン・・・)

レイ(一石二鳥・・・)

レイ(ぽかぽかする・・・ニンニク的な意味で)

シンジ「転校して来た時からなんて・・・参ったなぁ」

レイ「そう」

シンジ「僕も、綾波の事が気になってたんだよ」

レイ「そう」

シンジ「でも、こういう事は女の子に言わせちゃダメだよね!!」

レイ「わからないわ」

シンジ「だから、僕から言わせてよ!」

レイ「そう」

シンジ「僕も綾波がす」

アスカ「待たんかゴルァアアア!!」げしっ

シンジ「たわばっ!!」

アスカ「何いい雰囲気になってんのよ!!アンタ達は!!バカなの!?死ぬのっ!?」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:35:24.00 ID:JtqvgLAS0

レイ「わからないわ」

シンジ「アスカっ!!何でここに!!」

アスカ「何でもヘチマも無いわよ!!このスットコドッコイが!!」

レイ「スットコドッコイって何?」

アスカ「このバカみたいなヤツの事言うのよ!!」

レイ「そう」

シンジ「綾波・・・」しくしく

レイ「碇君、何故泣くの?」おろおろ

シンジ「いいんだ・・・綾波・・・」

レイ「そう」

アスカ「だぁあああああ!!イチイチなんなのよアンタら!!」

アスカ「エコヒイキと二人きりで会話なんて保たないと思うのが普通でしょうが!!」

シンジ「綾波との間に会話なんていらないよ」キリッ

レイ「そう」

アスカ「〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:44:51.16 ID:JtqvgLAS0

アスカ「エコヒイキ、さっき「そう」以外喋ったわね!!」

アスカ「ラーメン無しっ!!」ビシィッ

レイ「」ガーン

シンジ「ラーメン?何の事だよ!アスカ!!」

アスカ「アンタバカぁ?エコヒイキをラーメンで釣ったのよ!!」

アスカ「因にあの天才的な手紙を書いたのはこの私!!」

アスカ「ハート射抜かれたでしょ!?ざまぁ見なさい!!バカシンジっ!!」

シンジ「綾波・・・そんな・・・」

レイ「碇君、私ラーメンが好き・・・でも碇君のこ」

アスカ「言わせねぇよ!!」

レイ「もごもご」

シンジ「そんな・・・綾波っ!!綾波ぃっ!!」

アスカ「残念だったわね!愛しのエコヒイキちゃんとポカポカしたかったわね!!」

シンジ「アスカぁ・・・」

アスカ「残念でしたっ!手紙を書いたのはこのアスカちゃん!!作戦成功!!バーカバーカ!!」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:50:40.69 ID:JtqvgLAS0

シンジ「うわぁ・・・」

レイ「もごもご」

アスカ「さ!作戦は終了よ!!エコヒイキ!!帰投するわ!!」

レイ「あなたはさっき作戦成功と言った」

アスカ「はぁ?」

レイ「ラーメンを所望するわ」

アスカ「チッ!仕方ないわね・・・」

レイ「」パァァ

シンジ「こんな時、どんな顔すれば良いかわからないよ・・・」

アスカ「アンタバカぁ!?私がアンタの分も笑っといてあげるわ!!」

レイ(ラーメン・・・碇君と話も出来たポカポカする)

レイ(セカンド・・・碇君とラーメンを運んでくれる人、ポカポカする)

アスカ「そう言うワケで今日私ご飯要らないから!!」

シンジ「そんなぁ・・・」

アスカ「ミサトと二人でよろしくやればぁ?行くわよ!エコヒイキ!!」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:55:21.65 ID:JtqvgLAS0

ラーメン屋

アスカ「・・・」

レイ「・・・」

アスカ「チャーシューメン大盛り!」

レイ「ニンニクラーメンチャーシュー抜き」

アスカ「・・・」

レイ「・・・」

アスカ「・・・」

レイ「・・・」

アスカ「・・・」

レイ「・・・」

アスカ「・・・」

レイ「・・・」

アスカ(どうしよう話す事ない)

レイ(ラーメン、遅いわ)

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 13:57:50.07 ID:JtqvgLAS0

アスカ「・・・」

レイ「・・・」

アスカ「いただきます」

レイ「いただきます」

アスカ「・・・」ずるずる

レイ「・・・」ずるずる

アスカ「・・・」ずるずる

レイ「・・・」ずるずる

アスカ「・・・」

レイ「・・・」

アスカ「ごちそうさま」

レイ「ごちそうさまでした」

アスカ「帰るわよ?」

レイ「ええ」

アスカ「・・・」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 14:01:38.13 ID:JtqvgLAS0

アスカ「ただいまぁ・・・」

シンジ「あ、お帰りアスカ!」

アスカ「はぁ・・・なんで私がこんな目に遭わなきゃいけないのよ・・・」

シンジ「何かあったの?」

アスカ「アンタ、エコヒイキと二人の空気によく耐えて居られたわね?」

シンジ「だから、綾波との間に言葉は・・・」

アスカ「確かに要らなかったわね、会話自体ないから」

シンジ「そうなの・・・?」

アスカ「そうよ」

シンジ「へぇ・・・」

アスカ「あぁああ!!どっと疲れたわ!!」

シンジ「なんて言うか、おつかれさま」

アスカ「ホントよ!シンジ!!マッサージして!!」

シンジ「ええっ・・・なんでだよ・・・」

アスカ「うるさいわね!揚げるわよ!?」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 14:06:06.23 ID:JtqvgLAS0

シンジ「ひっ・・・」

アスカ「嫌なら早くしなさいよ!!」

シンジ「わかったよ・・・」

アスカ「あぁ・・・そこっ!」

シンジ「ここ?」

アスカ「んっ!もう少し左ぃ・・・あんっ・・・」

シンジ「変な声出さないでよ・・・」

アスカ「仕方ないでしょ!変な気起こさないでよ!!」

シンジ「起こさないよ!!昨日裸見たって別に・・・」

アスカ「あん?」

シンジ「何とも・・・」

アスカ「・・・なんか固いの当たってるんだけど?」

シンジ「思い出すと・・・その・・・」

アスカ「気持ち悪い」

シンジ「ごめん」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 14:11:17.72 ID:JtqvgLAS0

シンジ「よっ・・・ここは?」

アスカ「んっ!いいっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

シンジ「もう!やめてよね!!絶対からかってるでしょ!!」

アスカ「わかっててソレなんてアンタも大変ねー?」

シンジ「う・・・うるさいな!!仕方ないだろぉ!?」

アスカ「ま、私に魅力が無いってワケじゃないみたいだし」

アスカ「良しとするわ!」

シンジ「僕は良く無いよ・・・」

アスカ「ところでミサトは?まだなの?」

シンジ「そうだよ・・・おかげで晩ご飯は一人だよ」

アスカ「わっ!さーみしいっ!」

シンジ「女二人ラーメン屋で会話無しよりマシだよ」

アスカ「何ですってぇ!!?」

シンジ「なんだよっ!!」

アスカ「やんのかコラっ!?」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 14:16:49.92 ID:JtqvgLAS0

シンジ「言っとくけど、僕馬乗りなんだからね!?」

アスカ「ふんっ!アンタなんか!」ごろん

シンジ「うわぁっ!」ごろん

アスカ「ハイ、逆転ー!大尉舐めんじゃないわよ!!」

シンジ「酷いよ・・・戦闘スキルに差がありすぎるよ・・・」

アスカ「こちとら軍人よ!!バーカ!!」

ガチャ

ミサト「ただいまー?少し遅くなっちゃっ」

ミサト「あららー?失礼しました・・・」

ガチャ

アスカ「これは!!違う!!ミサト!!カムバック!!」

シンジ「あわわわ!!ミサトさん!!助けて!!!」

アスカ「あんですって!?それじゃ私が襲ってるみたいじゃないの!!」

シンジ「そうじゃないか!!」

アスカ「人聞きの悪い事言わないでよ!!」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 14:21:49.44 ID:JtqvgLAS0

ミサト「仲のおよろしい事で・・・」

アスカ「ちがーうっ!!」カァァ

ミサト「シンジ君?」

シンジ「助けて下さいよ!ミサトさん!!」

ミサト「お姉さんからのアドバイスは・・・」スっ

アスカ「何コレ?」

ミサト「女の子は傷つけちゃダメよん?」ニヤニヤ

アスカ「〜〜〜〜〜!!!!!」カァァ

シンジ「こここ・・・こんど・・・こんどうさん・・・」

アスカ「中学生に何てモノ渡してんのよ!!バカミサト!!」

ミサト「あらぁ?中学生だからこそよん?」

シンジ「」

アスカ「」

シンジ「あ・・・ああああああアスカ?」

アスカ「な・・・ななな何よバカシンジ・・・」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 14:29:45.18 ID:JtqvgLAS0

ミサト「これは良い酒のつまみだわ」ぐびぐび

ミサト「でもアンタ達、そろそろ離れたら?」ぐびぐび

アスカ「!!」

シンジ「!!」

ミサト「そんなモン横に置いて馬乗りで見つめ合ってたら」ぐびっ

ミサト「始まらないモンも始まっちゃうわー?」ニヤニヤ

アスカ「〜〜〜〜!!」

ミサト「それとも、その体勢を説明出来る大義名分があるのかしらん?」ぐびぐび

ミサト「シンジ君、膨らんでるわよん?」ニヤニヤ

シンジ「!!」

ミサト「健康な証拠ね?同じ様にシンクロ率も上がってくれたら嬉しいわー?」

アスカ「バカシンジ!!いつまでもおっ立ててんじゃないわよ!!アンタのせいで勘違いされてるんじゃない!!」

シンジ「仕方ないだろぉ!?健康なんだから!!」

アスカ「ワケわかんない事言ってないでさっさと納めろー!!」

シンジ「出来たらとっくにやってるよ!!」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 14:35:31.43 ID:JtqvgLAS0

ミサト「アンタ達、私が居ないといつもこんな事してるワケ?」

シンジ「そんな事!!」

アスカ「無いわよ!!」

ミサト「息ぴったりね・・・ユニゾンのおかげかしら?」

アスカ「知らない!!」

シンジ「もう、降りてよアスカ!!」

アスカ「まだマッサージ終わってないわ!!」

シンジ「もういいじゃないか・・・ミサトさんも帰って来たんだし」

アスカ「だーめ!揚げるわよ!!」

シンジ「そんなぁ・・・」

ミサト「はいはい、もう好きにしてぇ・・・ごちそうさま」

ミサト「色んな意味で」

アスカ「うるさいわね!!シンジ、場所替えよ!!」ごろん

シンジ「わかったよ・・・もう・・・」ごろん

ミサト「体位交換も完璧、か・・・末恐ろしいわ・・・」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/23(水) 14:43:47.07 ID:JtqvgLAS0

アスカ「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」

シンジ「ふう・・ふう・・・」

ミサト「動きが無いと卑猥ね」

アスカ「バカ言ってんじゃないわよ!!ミサト!!」

シンジ「そうですよ!マッサージって大変なんですよ?」

ミサト「そうね・・・大変そうね・・・もう何でもいいわ・・・」

アスカ「んっ・・・そこ・・・もっと奥っ」

シンジ「こうかな?・・・どう?」

アスカ「あぁあああああ!!いいっ!!そこっそこっ!!」

ミサト「アンタ達、わざとでしょ?」

アスカ「日照りの三十路女には刺激が強いかしら?」

ミサト「言う様になったわね?アスカぁ?」

ミサト「ご心配なく、私には加持が居るから日照ってないのぉ」イラッ

アスカ「全く!あんなヒゲロンゲの何が良いのかさっぱりわかんないわ?」

アスカ「汚いオッサンじゃない・・・」



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