1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:56:02.06 ID:K6p1/Yxo0
綾波成分が足らないから書く
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:57:57.77 ID:K6p1/Yxo0
利根川「出席を取るぞ。あ、綾波レイ。綾波レイは居ないか? 何だ休みか……次」
トウジ「また、綾波は休みかいな。シンジや惣流と違って忙しそうやのう」
シンジ「そうだね。綾波は僕やアスカと違って実験とかで駆り出されることが多いから」
ケンスケ「そうなのか。まぁエヴァパイロットにも向き不向きはあるだろうからなぁ」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/07(月) 01:03:47.27 ID:K6p1/Yxo0
ケンスケ「けど、綾波は羨ましいよ。僕も実験でいいからエヴァに乗ってみたいな〜」
アスカ「あんたじゃ到底ムリね。動かす事すらままならないわよ」
ケンスケ「く、分かってるよ。ただ夢を見ること位は自由だろ……」
アスカ「精々叶わない夢を見る事ね」
アスカ「ま、シンクロ率が低くて戦闘では結果を出せないファーストには丁度いい雑務よ」フンッ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/01/07(月) 01:05:35.50 ID:K6p1/Yxo0
―――帰り道
シンジ(アスカはあんな事を言ってたけど)
シンジ(確かに僕たちがエヴァで使う武器や新しい機械なんかの開発で、綾波は頑張ってくれてるんだよね)
シンジ(よく考えてみれば、僕、綾波が普段ネルフで何をしているのか全然知らない)
シンジ(綾波に負担が掛かってるんじゃないか?)
シンジ(僕に何か出来ないかな)
シンジ「あっ」
レイ「」スタスタ
シンジ「綾波! 待ってよ!」タッタッ
レイ「何?」ウトウト
シンジ「今、本部からの帰りだよね。一緒に歩いても良い?」
レイ「……構わないわ」ウトウト
シンジ「ほんと! ありがとう」
レイ「ええ……」ウトウト
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:09:16.98 ID:K6p1/Yxo0
何か、専ブラが不安定
シンジ「―――それでさ、トウジったら委員長の事をあんな風に思ってるみたいなんだ」
レイ「そう」ウトウト
シンジ「綾波大丈夫? なんか元気少ないね」
レイ「本部昨日から新型兵装の試験だったから……」ウトウト
レイ「少し、肩を借りても良い?」ガタッ
シンジ「綾波! そんな、急に体から力が抜けて」アワワ
レイ「ごめんなさい、少しだけこうさせて」
シンジ「と、取り敢えず公園のベンチに……」アタフタ
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:10:17.54 ID:K6p1/Yxo0
レイ(温かい)
レイ(これが人のぬくもり)
レイ(碇くんのぬくもり)
レイ(碇くん)
レイ(エヴァ初号機専属パイロット)
レイ(サードチルドレン、わたしの同僚)
レイ(クラスメイト)
レイ(碇司令の一人息子)
レイ(わたしの体をぽかぽかさせてくれる人)
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:12:00.64 ID:K6p1/Yxo0
レイの中のシンジ(僕に何を願うの?)
レイ(分からない)
レイ(この気持を言葉にした事が無いから)
レイの中のシンジ(言葉に出来ない?)
レイ(出来ると思う)
レイ(でも、その言葉が適切なのか、わたしには分からない)
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:13:07.98 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(公園に来てもう二時間近く経ってる……)
シンジ(アスカとミサトさんは明日松代で実験があるから今日は向こうで泊まる)
シンジ(だから今日の夜は僕一人だ。夜に予定は入ってない)
シンジ(綾波の髪の毛)
シンジ(すごく艶がある)
シンジ(まるで絹糸みたいだ)ヨシヨシ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:14:38.95 ID:K6p1/Yxo0
レイ(起きた)
レイ(何故か体が横になっている)
レイ(頭の下の感覚、これは何?)
レイ(碇くんのふともも? 膝枕……)
レイ(丁度いい。わたし、心地いいのね)
レイ(!?)
レイ(碇くんの手がわたしの頭の上に)
レイ(碇くんの手のひらがわたしの髪の毛をすく)
レイ(毛づくろい? グルーミング?)
レイ(グルーミング。人間同士の場合、人との絆を深めるもの)
レイ(碇くんはわたしと絆を深めたい?)
レイ(……わたし、ぽかぽかしてる)
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:16:39.65 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(何だか澄んだ気持ちになれる)
シンジ(綾波といるとすごく落ち着けるんだ)
シンジ「」チラッ
レイ「……」ギョウシ
シンジ「うわぁああ! 綾波っ、起きてたの!」
レイ「ええ」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:19:49.23 ID:K6p1/Yxo0
シンジ「綾波、ごめん! 急に綾波の体から力が抜けたからそれで……」アタフタ
シンジ「と、とにかく、ごめん! 体どかすよ」
レイ「」ギュッ
シンジ「!!!」
レイ「このまま」ギュッ
シンジ「ぇ……」
レイ「続けて、碇くん」
シンジ「……うん」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:22:13.91 ID:K6p1/Yxo0
レイ(続けてと言ったけれど、もう周りは暗いわ)
レイ(このまま公園に留まるのは適切じゃないかもしれない)
レイ(それなら)
レイ「碇くん」
シンジ「な、何?」
レイ「続き」
レイ「わたしの家で、続き」
レイ「してくれる?」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:25:26.29 ID:K6p1/Yxo0
シンジ「そ、それなら買い物して行っても良い?」
シンジ「ほら、綾波っていつもサプリメントしか摂ってないだろ」
シンジ「僕が何か作るよ。今日はミサトさんもアスカも居ないし」
レイ「構わないわ」
シンジ「うん! それならスーパーに行こうか」
レイ「そうね」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:27:55.14 ID:K6p1/Yxo0
店員「お会計、2658円になりまーす」
シンジ「ネルフカードで」
店員「カードをお預かりします。…………はい、カードお返しします」
店員「あ、お客さま。本日ネルフカード使用初めてですので景品がありますよ」ガサゴゾ
シンジ「景品だって、なんだろう?」
レイ「……」
店員「アロマオイルセットですね。ありがとうございましたー」
シンジ「アロマオイルだって。綾波はこういうのは使ったりするの?」
レイ「いいえ」フルフル
シンジ「そっか」
シンジ「折角だから綾波の家で使おうか」
シンジ「綾波が良ければ、だけど」
レイ「構わないわ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:33:50.26 ID:K6p1/Yxo0
―――綾波ハウス
シンジ「お邪魔します」
レイ「どうぞ」
シンジ「じゃあ最初にアロマオイルを使ってみるね」
シンジ「ええっと、このセットになってるスタンドにアロマオイルを何滴か落とせばいいのか……」
シンジ「……うん、出来た。ジュニパーベリーって初めてだけど、すごく落ち着くなぁ」
レイ「そう?」
シンジ「うん。綾波のイメージにもピッタリだと思う。ゆったりとリラックス出来る……まるで母さんみたいな」
シンジ「あ……。ごめん、何か失礼なことを言っちゃった」
シンジ「同い年の女の子に母さんみたいだなんて」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:41:38.17 ID:K6p1/Yxo0
レイ「碇くんは、お母さんの事、好き?」
シンジ「……好きだったと思う」
レイ「今でも?」
シンジ「分かんないや。母さんの記憶がもう、随分と前の事だから。でも、多分好きなんだと思う」
レイ「それじゃ」
レイ「わたしの事も、好き?」
レイ「好きでいてくれると」
レイ「わたし、嬉しい」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:44:38.23 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(これは……どういう事なの!?)
シンジ(そもそも、この話の流れからこういうやり取りは予想外だよ……)
レイ「」モジモジ
シンジ(でも、綾波のこの態度)
シンジ(僕はすごく嬉しいよ)
シンジ「す……好き、だよ」
レイ「!!!」
シンジ「本当に、好き」
レイ「……わたし、嬉しい。体中がくすぐったい感じ」
レイ「碇くん、手を」ニギ
シンジ「あや、なみ」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:49:03.73 ID:K6p1/Yxo0
レイ「碇くんの手、温かい」
シンジ「綾波の手も同じぐらい温かいよ」
レイ「そう……。ふふ」グゥ~
シンジ「」
レイ「」
レイ「うぅ///」
シンジ「お腹すいてたんだね……」クスクス
レイ「ええ///」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:54:03.75 ID:K6p1/Yxo0
―――調理中
レイ「何か手伝うわ」
シンジ「いいよ、綾波はベッドで待ってて」
レイ「分かったわ」
シンジ「………」♪
レイ(すごい包丁さばき)
レイ「碇くん」
シンジ「何?」
レイ「料理」
レイ「料理、頑張って」
シンジ「うん」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:57:55.97 ID:K6p1/Yxo0
シンジ「はい、お煮染めとホウレン草。ご飯も今、鍋で炊いてるのが出来たから」
シンジ(まさか、炊飯器が無いのは予想外だったな……)
レイ「……すごいわ」キラキラ
シンジ「本当は汁物も作る予定だったけど調理機材が足らなかったから」
シンジ「少し足らないかもしれないけど食べてみてよ」ゴハンヲヨソイ
レイ「……いただきます」
レイ「……」パクパク
レイ「……」モグモグ
レイ「っ!」トントン
シンジ「はい、お水」ハハ...
レイ「///」ムシャムシャ
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:03:04.30 ID:K6p1/Yxo0
レイ「? 碇くん、箸が進んでない」
シンジ「あ……ゴメン。何だかすごく美味しそうに食べてくれてるから」
シンジ「アスカも口が悪いけど美味しそうに食べてくれるし」
シンジ「誰かが僕の作ったもので幸福になってくれているのを見ると」
シンジ「なんだが、とっても嬉しくてさ」
レイ「そう……」
レイ「それで、どちらの方ががいいの?」
シンジ「へ?」
レイ「セカンドとわたし」
レイ「どっちの方が碇くんのご飯を美味しそうに食べてる?」
シンジ「……」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:07:29.86 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(もしかして綾波)
シンジ(嫉妬してるのかな、アスカに)
シンジ(そうだよね。好きな人の前で他の女の子の話をしちゃ駄目だ)
シンジ「……綾波だよ」
シンジ「綾波のほうが料理の作り甲斐がある」
レイ「セカンドや葛城三佐よりも?」
シンジ「うん。綾波は僕が何かしてあげなくちゃって思うんだ」ヨシヨシ
レイ「あっ……」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:10:48.98 ID:K6p1/Yxo0
シンジ「食事中にゴメン」
シンジ「でも、綾波に僕の気持ちを伝えたいっと思って」
レイ「……」ホクホク
レイ「ご飯、温かい」
レイ「体の芯もぽかぽかする」
シンジ「僕も」
シンジ「僕も綾波の側にいるだけで温かいよ」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:13:58.78 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(お香のせいかな。何だかすごくドキドキする)
レイ「ご馳走様」
シンジ「お粗末さまでした」
レイ「茶碗、洗うわ」
シンジ「手伝うよ」
レイ「お願いするわ」
シンジ「……」カチャカチャ
レイ「……」カチャカチャ
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:17:48.04 ID:K6p1/Yxo0
レイ(横に碇くんが立っている)
レイ(碇くんの横顔)
レイ(すごく嬉しそうで何だか、むず痒い感じ)
レイ(わたしの側にいるから?)
レイ(わたしと彼の距離)
レイ(わたしと彼の絆の強さ?)
レイ(セカンドチルドレン)
レイ(碇くんの横にいつもいる人)
レイ(わたしが碇くんの側にいると割って入ってくる人)
レイ(碇くんとの絆が強い人)
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:20:31.11 ID:K6p1/Yxo0
レイ(でも……)
レイ(今日は彼とわたしで二人っきり)
レイ(邪魔者はいないわ)
レイ「碇くん」ダキ
シンジ「ちょ、あ……あやな、み?」
レイ「碇くんの心臓の音」
レイ「早くなってる」
シンジ「そ、そりゃ、早くなるよ!?」
レイ「わたしのせい?」
シンジ「う、うん」
レイ「そう……」ギュッ
シンジ「」ドキドキ
レイ「それなら」
レイ「わたしの心臓の音」
レイ「確かめてくれる?」ドキドキ
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:23:50.78 ID:K6p1/Yxo0
シンジ「えっと、後ろからでいいのかな?」
レイ「前から」
シンジ「それはちょっと……」
レイ「前からがいいわ、碇くん」
シンジ「わ、分かったよ」
シンジ(お腹の辺りでいいのかな?)ドキドキ
レイ「んっ……駄目」
シンジ「えっ」
レイ「そこは心臓の場所じゃない」ギュ
シンジ「え……」モガモガ
レイ「心臓は胸の位置にあるのよ」ドキドキ
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:28:56.41 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(あわわ……綾波のむ、胸がぁ! 胸が!)
レイ「わたしの心臓、ドキドキしてる?」
シンジ「そ、そんなの分からないよ」
レイ「どうして?」ドキドキ
シンジ「どうしてってそりゃ……」
シンジ「好きな人の胸に顔を埋めてる状態じゃ、そんなの分かりっこないよ!」
レイ「そう、そうなのね……」フフ
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:31:58.74 ID:K6p1/Yxo0
レイ(わたしの胸の中にいる碇くん)
レイ(かわいい)
レイ(つむじ、右巻きなのね)
シンジ「あ、綾波?」
レイ「お返し」
シンジ「?」
レイ「公園のと、食事のお返し」サワッ
シンジ「……!」
レイ「グルーミング、してあげる」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:34:19.40 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(そのままなし崩し的に僕は綾波のベッドに寝かされて)
レイ「碇くん。わたしの膝、硬くない?」サワサワ
シンジ「丁度いいよ」
シンジ(伏目がちな綾波の顔は慈愛に満ちてて)
シンジ(朱がさした頬はすごく色っぽくて)
シンジ(それなのに、僕は綾波に欲情してる)
レイ「碇くん、何か耐えてるような顔をしてる」
シンジ「そんな事は……」
レイ「大丈夫」
レイ「碇くんがして欲しい事は拒まない」チラッ
シンジ「うっ……」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:37:00.12 ID:K6p1/Yxo0
レイ「……」ヨシヨシ
シンジ「……」
レイ「……」ヨシヨシ
シンジ「……」
レイ「……」ヨシヨシ
シンジ「……」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:40:06.30 ID:K6p1/Yxo0
レイ「……」チュッ
シンジ「!!!」
レイ「バードキス」チュッ
シンジ「ん……」
レイ「碇くん……」
シンジ「綾波ぃ!」チュッ
レイ「ぅんん―――!」ドサッ
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:41:39.82 ID:K6p1/Yxo0
レイ「心が雑巾で締めあげられている感じ」
レイ「こういう時、どう言えばいいの?」
シンジ「……僕も同じ。切ないって言うのかな? 分かんないや」
レイ「碇くんと同じ気持、それだけで」
レイ「それが分かっただけで」
シンジ「うん」チュー
シンジ「……」レロレロ
レイ「!」
レイ「……」レロレロ
レイ「わたし、嬉しい」ハム
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:44:06.82 ID:K6p1/Yxo0
シンジ「大人のキス」
シンジ「しちゃってる」ハム...クチュ
レイ「ん――ッ。んん……」ペロレロ
シンジ「胸、触るね」
レイ「ええ……んっ」
シンジ「大丈夫?」
レイ「大丈夫、続けて良いわ」ハム
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:46:31.12 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(お互いの服を脱いで)
シンジ(ベッドの上でお互いの体を抱き締め合ってる)
シンジ(綾波の体が程よく温かくて、それが逆に気持ちが落ち着く)
シンジ(それなのに……)ビンビン
レイ「碇くん」スリスリ
シンジ(綾波の体)
シンジ(僕より華奢なのに、柔らかさを感じる体)
シンジ(その色んなところが僕の敏感なところを擦る)
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:48:16.24 ID:K6p1/Yxo0
レイ(それが気持ちいいものだと最初から分かっていたように)
レイ(わたしは自分の秘所を碇くんに擦り付けている)
レイ(その度に)
レイ(わたしの心は乱れて、心も体も高揚する)
レイ(けれど)
レイ(その高揚感はすぐに擦り抜けてしまって)
レイ(心は満たされず、わたしは何度もそれを求めてしまう)
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:50:56.13 ID:K6p1/Yxo0
シンジ「―――やめよう、綾波」
レイ「……どうして?」
シンジ「これ以上続けても多分、満足できないと思う」
シンジ「だって、僕は綾波がもっと欲しい」
レイ「それなら」ジィ
シンジ「今日は色々な事があり過ぎたんだ」
シンジ「だから、熟成させる期間が僕たちには必要だと思う」
レイ「熟成?」
シンジ「うん。ただでさえ、綾波と僕が同じ気持ちだって分かったばかりなんだ」
シンジ「だから、今はその余韻をもう少し味わいたい」
シンジ「その先はもう少し先にnんん―――ッ!」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:52:47.01 ID:K6p1/Yxo0
レイ「駄目」
シンジ「ぷはっ……どうしてッ」
レイ「これ以上続けないと、後悔すると思う」
レイ「だって、わたしはみんなと違って長く生きられない」
シンジ「そんな事……!」
レイ「わたしは碇くんより先に死ぬ」
レイ「だから、駄目」ウルウル
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:55:44.31 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(確かに、僕たちはエヴァのパイロット)
シンジ(トウジやケンスケとは違って危険だらけだ)
シンジ(でも、だからって!)
シンジ「綾波は僕が護る」
シンジ「だから、そんな顔をしないで」
レイ「ちがう、違う! わたしの代わりは沢山いる」
レイ「でも、この気持ちはわたしだけのモノだもの」
レイ「だから、お願い」
レイ「お願いします。碇くん」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 02:57:10.95 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(そうだ)
シンジ(僕だって同じだ)
シンジ(最初にエヴァに乗った時だって僕はまるで予備のパーツみたいだったじゃないか!)
シンジ(父さんやリツコさん。ミサトさんだって! 本当に僕を必要としてたわけじゃない!)
シンジ(誰かに必要とされたい。少なくとも綾波は僕を本当に必要としてくれてる)
シンジ(それでいいじゃないか……)
シンジ「分かった、綾波」
レイ「碇くん?」
シンジ「一つになろう、それはきっと気持ちの良い事だと思うから……」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 03:00:41.19 ID:K6p1/Yxo0
―――発令所
青葉「強力なアンチATフィールドが展開されています!」
日向「爆心地、出ました! ……えっ」
マヤ「……再開発地区。ファーストチルドレンの所在地です」
リツコ「まさか、そんな」
日向「間違いありません。エネルギー、マイナス値を表しています!」
マヤ「MAGIの計測出ました! サードインパクトが始まります」
リツコ「どういう事なの……」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 03:04:11.75 ID:K6p1/Yxo0
冬月「……今回はどうだ、碇」
ゲンドウ「それなりだな。だが、しんの補完には程遠いよ」
マリ「何より完全に姫を始めとして他のチルドレンがおざなり!」
冬月「計画の執筆者の経験不足が露呈したか」
ゲンドウ「ああ……」
マリ「でも、これで前回レイちゃんに言ったアドバイスが果たせたから良かったにゃ」
ゲンドウ「―――貴様、アダムスの一柱!?」
マリ「じゃあ、おっさきー! バイバイ、ゲンドウ君。まったねー」ニャハハ...
冬月「居なくなったな」
ゲンドウ「だが、この世界は存在し続ける」
ゲンドウ「シンジとレイによる補完の遂行を願うまでだ」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 03:07:14.77 ID:K6p1/Yxo0
シンジ(融け合う心が)
レイ(セカイヲコワス)
シンジ「綾波っ! 綾波っ!」ズンズン
レイ「そう……もっと、奥まで」
レイ「そうすればきっと、二人はひとつになれる」ハァハァ
シンジ「ひとつに、綾波とだけひとつになりたい!」グリグリ
レイ「!!!」プッシュプッシュ
シンジ「綾波のナカ、痙攣して……うわぁぁ」
レイ「駄目、碇くん!! ヒトとしての形を保てなくなる!」
シンジ「綾波が悪いんだ、綾波がキモチイイから!」
レイ「ひゃっ……いか、り、くん、コワイ……!」
レイ「わた、しが、わたしが……わ、たしじゃなくなって―――!!」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 03:10:03.94 ID:K6p1/Yxo0
シンジ「綾波のだらしない顔っ! もっと見せて!」パンパン
レイ「やっ! そん……なぁ、だめっ、やああああぁぁぁぁ―――っ!!!」ビクビク
シンジ「あや、なみぃ! はやなみぃ―――っ!!!」ググ...
レイ(碇くんのペニスが一番深いところに押し付けられて―――!)
レイ(弾ける、頭が真っ白になる……!)
シンジ「くううぅぅ!! うぉぉおおおっ!!!」パンパン
レイ(体が、心が高いところへ飛ばされて―――! 駄目、射精しながら、ソコ、擦ちゃ、だめぇ―――ッ!!!)
レイ「んっ! ああ……、だめ、だめ、だめなの、に―――! やっ、いかり、くん。いかりくん――――!!!!!!」
シンジ「あやなみっ、レイっ……れいっ―――!!」ドピュドピュ
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 03:13:16.65 ID:K6p1/Yxo0
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ユイ「おはよう、レイちゃん。家の息子ならまだ寝てるわ」
レイ「大丈夫です、叔母様。わたし起こしてきます」タッタッタ
ユイ「……」
ユイ「いい子ね」
ゲンドウ「ああ、シンジもな」
ユイ「ふふ……そうね。でも今頃は……」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 03:17:23.57 ID:K6p1/Yxo0
シンジ「多分、母さんにはもうバレてると思うな」
レイ「ええ、でも何も言ってこないってことは容認しているってことよ」ズリッ
レイ「碇くんの朝立ちんこ、もうこんなになってる」チョンチョン
シンジ「だって仕方ないじゃないか」
シンジ「離れているだけで恋しいんだ」
シンジ「僕も綾波ももう、一つだから」
レイ(碇くんが望んだ世界、わたしが望んでいたのかもしれないセカイ)
レイ(解け合う心がわたしを壊さなかった世界)
レイ「ありがとう」
シンジ「? どういたしまして」
レイ(感謝の言葉を言い続けられる世界)
終劇
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 03:27:18.31 ID:K6p1/Yxo0
次回予告
ミサト「LAS、LRSと続いた投稿作品」
ミサト「しかし、それを快く思わない人々も存在していた」
ミサト「暗躍するホモォ」
ミサト「猫と眼鏡を愛するフェチズムの権化」
ミサト「親友の妹とライバルが気勢を上げる中で使徒は何を思うのか」
カヲル「次回、TS、性別を超えて」
カヲル「ふたなり、そういうのもあるのか……」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 03:33:06.47 ID:K6p1/Yxo0
LAS人が純粋なLRSを書いてはいけないという見本
見てくれた人は乙乙乙にゃんにゃん