5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:42:18.68 ID:+su6M8MI0
ミサト「最近、ずっと部屋に篭りっぱなしねシンちゃん」
アスカ「リビングにいてもゲームばっかしてるし…なんなのかしら」
シンジ「」ガラッ
シンジ「」スタスタ
アスカ「たまに部屋から出てきたかと思えば」
ミサト「トイレか水分補給」
ミサト アスカ「はぁ……」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:46:38.21 ID:+su6M8MI0
シンジの部屋
シンジ「ふふ…」ピコピコ
シンジ「ふふふ」ニヤニヤ
シンジ(み〜んな、可愛いな)
シンジ(それに優しいし)
シンジ「こんなの一人に絞るなんて僕には無理だよぉ」エヘヘ
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:48:53.76 ID:+su6M8MI0
シンジ「紗江ちゃん……可愛い」
シンジ「絢辻さんはいいや。こういう強気なのはアスカで十分だよ」
シンジ「七咲も、う〜ん悩みどころだなぁ」
シンジ「あぁもう!!一向に進まないよ!」
アスカ「バカシンジ」ガラッ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:50:51.79 ID:+su6M8MI0
シンジ「なんだよ、アスカ。ノックくらいしてよ」
アスカ「アンタ、最近部屋にこもってなにしてんの?」
シンジ「なんだっていいじゃないか」
アスカ「携帯ゲーム?」
シンジ「あ、アスカだっていつもしてるだろ…」アセアセ
アスカ「ちょっと見せてよ」
シンジ「やだよ!」
アスカ「いいじゃない、みせないさいよっ」ガシッ
シンジ「ちょ!アスカ!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:53:08.05 ID:+su6M8MI0
アスカ「なにこれ、アマガミ?」
シンジ「」
アスカ「ふ〜ん」
シンジ「な、なに?」モジモジ
アスカ「気持ち悪いっ!もてないからってこんなので現実逃避してるわけ!?」
アスカ「あ〜、なんだか寒気してきた」
シンジ「気持ち悪くないよ!みんな可愛いよ!!!」
アスカ「いや、アンタが気持ち悪いって言ってんの!」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:56:15.15 ID:+su6M8MI0
アスカ「まぁ、こういう絵も私は苦手なんだけどね〜」
アスカ「ホント、日本人って悪趣味だわ」
シンジ「やめろよ……」
アスカ「?」
シンジ「みんなの悪口はやめてよ!!!」
アスカ「へ?」
シンジ「僕をどれだけ罵倒してもいい!!でも!!」
シンジ「輝日東のみんなを傷つける発言は…それだけは絶対に許さない!!!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 22:58:43.15 ID:+su6M8MI0
アスカ「うわ……ホント、気持ち悪い」スタスタ
シンジ「待てよ!!」
アスカ「一生、現実逃避しとけば?」ガラッ
シンジ「」シーン
シンジ「何が悪いんだよ……」ボソッ
シンジ「嫌なことから逃げ出して…恋して……」
シンジ「何が悪いって言うんだよ!!!!!!!!!!!」ドンッ
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:04:19.58 ID:+su6M8MI0
シンジ「うぅ……」シクシク
シンジ「」グスン
シンジ「使徒をみんなやっつけて、パイロットをやめて…」
シンジ「それで、高校生になればきっとこんな恋だってできるはずだ…」
シンジ「そうだよ……きっとそうなんだよ」
シンジ「もう少し我慢すれば」
シンジ「きっと楽しい高校生活が」
シンジ「きっと……」
――
―
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:07:57.80 ID:+su6M8MI0
ジリリリリリリ
シンジ「朝かぁ…ふぁぁ」
シンジ「もうちょっと…」ウトウト
ユイ「シンジー!朝ごはんできてるわよー!」
シンジ「わかったよぉ!今行く」
――
―
シンジ「いってきま〜す」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:10:11.66 ID:+su6M8MI0
登校途中
シンジ「ふぁあ……眠い」ウトウト
梅原「よぉ!センセ!」
シンジ「おはよう」
梅原「相変わらず、朝は弱いなぁ!」アッハハ
橘「ふぁぁ…」
梅原「なんだぁ、大将も眠そうだな」
橘「夜中にビーバー三国志一気読みしちゃって…」アハハ
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:16:24.77 ID:+su6M8MI0
シンジ「今度、貸してほしいなぁ」
梅原「なんだ?センセは読んだこと無いのか?」
シンジ「う、うん」
橘「それは!!まずい!重症だよ!!」
シンジ「え、えぇ…」アセアセ
橘「人生の半分、いや八割は損してる!早急に手を打たねば!!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:19:52.04 ID:+su6M8MI0
学校
昼休み
棚町「あれ?もしかして今日はみんな弁当なし?」
梅原「そうだけど」
棚町「へっへっへ〜それじゃぁ」
棚町「じゃんけん大会といきましょうか」
梅原「いいねぇ!!動きたくないし〜」
シンジ「みんなの分、持てるかな」モジモジ
橘「負けなければどうということはないよ!!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:22:53.25 ID:+su6M8MI0
シンジ「結局、僕が負けるんだ…」トボトボ
絢辻「よいしょっと」
シンジ(あ、絢辻さんだ)
シンジ(重そうなダンボール……やっぱり、僕が持ってあげたほうが)
シンジ「あ、あの…えっと」
絢辻「?」
絢辻「どうしたの?碇君」
シンジ「え?えっと」
シンジ「ダンボール、重そうだから…僕が…」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:25:39.44 ID:+su6M8MI0
絢辻「?」
絢辻「あぁ、これね。ふふ、大丈夫よ」
シンジ「だけど」
絢辻「平気よ?これくらいのものも持てないんじゃ実行委員もやってけないしね」フフッ
絢辻「ありがと」ニコッ
シンジ「え、いやぁ」モジモジ
絢辻「」スタスタ
シンジ「あぁ…」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:28:18.61 ID:+su6M8MI0
食堂
シンジ「うわぁ……相変わらずの人だなぁ」
ワイワイガヤガヤ
シンジ「みんなの分、買えるかな…」モジモジ
中多「パン…」モジモジ
シンジ「はぁ……やっぱり、かき分けて行くしか」
中多「……」モジモジ
シンジ「?」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:31:32.69 ID:+su6M8MI0
シンジ「さ、紗江ちゃんだ/////」
中多「?」
シンジ「え!?えっと」
シンジ「き、君もパンを買いに来たの?」
中多「……」コクリッ
シンジ「こんなに、人がいっぱい居ると買いにくいよね」アセアセ
中多「はい…」モジモジ
シンジ「……」モジモジ
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:34:42.96 ID:+su6M8MI0
シンジ(僕が紗江ちゃんの分も買ってあげないと…)
シンジ(でも、この人集りじゃ……)
シンジ「……」モジモジ
シンジ「ぼ、僕が買ってきてあげるよ」
中多「え?」
シンジ「よ、よし……」ゴクリッ
ワイワイガヤガヤ
シンジ「……」モジモジ
中多「…」モジモジ
シンジ(できるわけないよ!!!無理だよ!!こんなの!!)
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:37:46.33 ID:+su6M8MI0
シンジ「ど、どうしよ……」アセアセ
中多「…え?」モジモジ
森島「き〜みたちっ!」
シンジ 中多「!?」
森島「パン買いにきたんでしょ?」
シンジ 中多「」コクリッ
森島「ふふ」
森島「ちょっと〜!この子たちにも買わせてあげて〜♪」
ザワザワ
「うわっ!森島先輩だ!」 「どうぞ!どうぞ!お先に!!」
「やっぱ美人だなぁ!」 「後輩思いとか性格まで完璧だぜ!!」
シンジ 中多「」モジモジ
森島「どうぞ♪」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:39:58.05 ID:+su6M8MI0
シンジ「買えた……」フゥ
中多「え、えっと……ありがとうございました」
森島「どういたしまして」ニコッ
中多「そ、それでは」スタスタ
シンジ「あ!」(紗江ちゃん!行かないで!!)
森島「〜♪」
シンジ「あ、あの、ありがとうございました」
森島「いいの♪いいの♪」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:42:07.24 ID:+su6M8MI0
森島「あそこでオドオドしてた君たちが子犬みたいで可愛くて♪」
シンジ「こ、子犬?」
森島「うん!わんちゃん!」
シンジ「うわっ!近い///」ドテッ
森島「?」
シンジ「ぱ、パンが…」アセアセ
森島「もう!君は慌てん坊さんだね」フフッ
シンジ「す、すいません……」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:48:33.15 ID:+su6M8MI0
放課後
桜井「じゅんいち〜!」
橘「なんだよ梨穂子?」
桜井「茶道部行こう?」
橘「どうしてまた」
桜井「新しいお菓子に挑戦してみたんだ〜」
桜井「君たちもどう?」
シンジ「え?」
梅原「俺は別にいいぞ」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:51:05.56 ID:+su6M8MI0
茶道部
桜井「どうぞ♪」
橘「」モグモグ
橘「うん、美味しい」
桜井「それだけ〜?」
橘「うん」
シンジ「美味しい!」
桜井「そうそう♪こういう反応を期待してたの」
橘「センセはちょっとオーバーなところがあるからなぁ」
桜井「えぇ!そうなの?」
シンジ「そ、そんなことないよ!!!」ブンブン
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:54:25.74 ID:+su6M8MI0
帰り道
橘「そういえば、もうすぐ創設祭かぁ」
梅原「で、どうなんだよ?お前ら」
シンジ「?」
梅原「なんだ?忘れたのか?創設祭までに彼女作るって話!」
橘「忘れてなんかないぞ?梅原!」
橘「僕だって今、頑張ってる最中なんだから!」
梅原「センセは?」
シンジ「僕は……あはは」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/06(日) 23:56:55.83 ID:+su6M8MI0
シンジ(創設祭かぁ)
シンジ(冬ってこんなにも寒いんだ)
シンジ(息だって白くなるし、だけど……)
シンジ(なんだか暖かいなぁ)
シンジ「」フフッ
梅原「どうしたセンセ?」
橘「まさか!もうすでにゴールインしたとか!?」
梅原「おいおいおい!俺たちに黙って」
シンジ「え?違う!違うよ!」
アハハハハ
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:00:46.73 ID:5WrQex0E0
美也「お兄ちゃん、相変わらず声でかい」
橘「なんだ美也か」
七咲「どうも」
橘「それに七咲も」
シンジ(七咲さんだ……)
七咲「?」
シンジ「!」
シンジ「」モジモジ
七咲「なんですか?」
シンジ「え?なんでもないよ」
七咲「いえ、何かあります」
シンジ「ひぃ!」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:02:48.68 ID:5WrQex0E0
梅原「こらこら、下級生が上級生をいじめるな〜」
七咲「いじめてなんかいません」
中多「あ、あの人」
美也「どうしたの?紗江ちゃん」
橘「センセと知り合いなの?」
中多「せんせい?」
梅原「あぁ、碇シンジって言うんだよ」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:06:15.40 ID:5WrQex0E0
シンジ「どうも///」モジモジ
シンジ(やっぱり、可愛いなぁ…僕より身長低いし)
梅原「どうした〜?後輩のムチムチボディに興奮でもしたか?」
中多「え//////////」カーッ
シンジ「そ、そんなことないよ!」アセアセ
美也「ひょっとして、紗江ちゃんが言ってた食堂で助けてくれた人ってこの人なの?」
中多「」コクリッ
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:10:00.32 ID:5WrQex0E0
――
―
梅原「おっと!センセが一歩リードか?」
中多「えっと、今日は……その、ありがとうございました」
シンジ「い、いいよ……結局、僕は何もできなかったし」モジモジ
中多「」モジモジ
シンジ「……」モジモジ
橘「あはは……」
美也「なんか、2人そろうと気まずいね」
梅原「とりあえず、歩こうか、な?」アセアセ
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:12:07.60 ID:5WrQex0E0
次の日
学校
橘「それは本気なの?」
シンジ「」コクリッ
棚町「後輩を狙うなんて碇君らしいじゃない」
梅原「俺は全力で応援するぜ!!」
橘「うん!僕も手伝うよ!」
シンジ「ありがとう…みんな」モジモジ
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:14:21.81 ID:5WrQex0E0
食堂
橘「というわけで、今日のお昼は美也達と食べることにする」
シンジ「」モジモジ
中多「」モジモジ
美也「やっぱ、気まずいよぉ」アセアセ
七咲「そう?」
梅原「とにかく!食べようぜ!」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:18:17.70 ID:5WrQex0E0
創設祭が近づくに連れて、少年と少女は互いに心を許すようになっていった。
廊下
シンジ「それで、初めてビーバー三国志をよんだんだ」
中多「へぇ」モジモジ
シンジ「面白くて可愛いから!今度、紗江ちゃんにもかしてあげるよ!」
中多「」コクリッ
森島「あぁ!子犬ちゃんたち発見!」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:20:56.78 ID:5WrQex0E0
シンジ「大丈夫!ちゃんと橘くんから許可」
森島「やっほ〜」ギュゥ
中多 シンジ「!?」
森島「2人とも本当に可愛いなぁ!キュンキュンしちゃう♪」
シンジ「え?せ、先輩////」
中多「くるしい…」アセアセ
塚原「こら!はるか!!!」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:23:03.30 ID:5WrQex0E0
塚原「離しなさい!!怯えてるじゃない!!」
森島「えぇ!もう!響ちゃんのいじわるぅ」
塚原「呆れた……ごめんね?君たち」
シンジ「い、いえ…///」モジモジ
中多「」モジモジ
塚原「行くわよ!はるか」スタスタ
森島「え〜待ってよぉ。子犬ちゃんともっと遊びたい〜」
塚原「だ〜めっ」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:28:08.43 ID:5WrQex0E0
シンジ「な、何だったんだろ?今の」
中多「」
シンジ「どうしたの?紗江ちゃん」
中多「ぐぬぬ……」
中多「」プイッ
シンジ「え?何か悪いことした?」アセアセ
中多「知りません」プンプン
シンジ(よくわからないけど、怒った紗江ちゃんも可愛い)
シンジ「」ニヤニヤ
中多「何ですか!?」プンプン
シンジ「ううん!なんでもない」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:31:05.58 ID:5WrQex0E0
更に数日後
橘「明日は創設祭!」
シンジ「楽しみだね!」
梅原「いいよなぁ〜お前らはよぉ」
棚町「碇くんはまだ告白してないのよね?」
梅原「明日までとっておいたんだろ?」
シンジ「え?」(そういえば……告白、してないな)
シンジ(紗江ちゃんといるのが当たり前だって思ってたから……)
シンジ(本当はそんなのありえないのに)
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:33:26.85 ID:5WrQex0E0
創設祭
桜井「お二人さ〜ん!甘酒はいかが〜?」
シンジ「甘酒、のみに行こ?紗江ちゃん」
中多「はい♪」
桜井「はい、どうぞ」
シンジ「ありがとう」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:35:43.13 ID:5WrQex0E0
シンジ「やっぱり、夜は寒いね」
中多「先輩って少し寒がりですね」フフッ
シンジ「そうかな?」
中多「はい」ニコッ
シンジ「寒いのには慣れてないんだ」
シンジ「冬なんてずっと知らなかったから」
中多「?」
シンジ「そうだ!ツリー見に行こうよ!」
中多「はい!」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:37:18.39 ID:5WrQex0E0
ワイワイガヤガヤ
シンジ「」
中多「」スッ
シンジ「!?」
中多「やっぱり、先輩の手、冷たい//」
シンジ「紗江ちゃん」
中多「温めて、あげます」
シンジ「うん、ありがとう」ニコッ
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:39:02.38 ID:5WrQex0E0
森島「響ちゃん!見てみて!あの子たち!」
塚原「?」
森島「手をつないでる!!可愛い!!!」
塚原「行かせないわよ!」ガシッ
森島「えええ!どうして!」
塚原「2人の時間の邪魔になるでしょ」
森島「ふふ、そうね」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:42:04.20 ID:5WrQex0E0
クリスマスツリー
シンジ「大きい…」
中多「とても綺麗ですね」
シンジ「来年も……またみたいな」
中多「はい」
シンジ「紗江ちゃん」
中多「?」
シンジ「好きだ。僕は紗江ちゃんのことが大好きだ」
中多「先輩///////」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:45:41.68 ID:5WrQex0E0
中多「私も…先輩のことが大好きです。先輩と居る時間がとても幸せで…」
中多「ずっと、先輩と一緒にいたいです」
シンジ「僕もだよ。ずっと一緒にいようよ!来年も再来年も!また2人でツリーを見ようよ!」
シンジ「もっと色々してあげたいことがあるんだ……」
シンジ「もっと2人で行きたい場所があるんだ!だから!」
中多「先輩…」ギュッ
シンジ「紗江ちゃん…」
中多「それはできません……」
シンジ「…え?」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:48:46.56 ID:5WrQex0E0
中多「先輩にはやるべきことがあるでしょう?」
シンジ「何言ってるんだよ…」
中多「先輩の居るべき場所はここではないんです」
シンジ「何言ってるんだよ!?紗江ちゃん!!」
中多「先輩と……もっとおしゃべりしたかった…」
シンジ「できるじゃないか!?そんなの!」
中多「先輩」
シンジ「紗江ちゃん」ウルウル
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:50:25.62 ID:5WrQex0E0
中多「先輩と出会えて私は幸せでした」
中多「だから、先輩も幸せになって」ウルウル
シンジ「行かないでよ……紗江ちゃん」シクシク
中多「先輩、大好きです。愛してます」ニコッ
シンジ「紗江ちゃん!!!!!!!!!!!」
――
―
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 00:52:19.03 ID:5WrQex0E0
シンジの部屋
アスカ「起きろ!!バカシンジ!!!」
シンジ「え?」キョロキョロ
アスカ「何時だと思ってんのよ!!早く!弁当作ってよ!!」
シンジ「……夢?」
シンジ(そうだよな……あんな幸せな日々…夢に決まってるよな…)
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:00:41.61 ID:5WrQex0E0
シンジ「紗江ちゃん…」ウルウル
シンジ「やっぱり、紗江ちゃんがいないと僕は幸せになんかなれないよ……」
シンジ「PSP…PSP」ガサガサ
シンジ「今日は学校休もうかな」ピコピコ
シンジ「……」
『先輩と出会えて私は幸せでした』
『だから、先輩も幸せになって』
シンジ「夢じゃなかったのかもしれない」
シンジ「そんなこと…ありえないけど……紗江ちゃんがそう言ってくれるのなら」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:05:09.82 ID:5WrQex0E0
登校途中
アスカ「遅刻するわよ!バカシンジ!」タッタッタ
シンジ「う、うん」
シンジ(もう一度、会いたいな。紗江ちゃんに…みんなに)
シンジ「?」
シンジ「ポケットに何か」ガサガサ
アスカ「何よ!急いでんのに!」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:08:32.49 ID:5WrQex0E0
クリスマスツリー
中多「」シクシク
美也「紗江ちゃん!!!どうしたの?急にいなくなったと思えば!」
中多「わからない……なんだか、悲しくて」
美也「紗江ちゃん…」
中多「うぅ……」グスン
中多「きっと、幸せになれますよ」
美也「?」
中多「先輩」ウルウル
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:11:20.56 ID:5WrQex0E0
シンジ「輝日東高校、創設祭」
アスカ「なに、その紙くず」
シンジ「夢じゃなかったんだ」
アスカ「はぁ?もう!遅刻するわよ!!」
シンジ「うん!」タッタッタ
アスカ「て!ちょっと!待ってよ!バカシンジ〜!」
シンジ(きっと、また会えるよね)
シンジ(紗江ちゃん)
おわり
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/07(月) 01:54:13.37 ID:5WrQex0E0
即興でかいたんだ
ごめんね(´;ω;`)