ハリー「僕の箒知らない?」ロン「さ、さぁね!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「何書いてんだ?長門」長門「……SS」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 18:30:03.75 ID:yrT36hPC0

ハリー「うーん……確かに磨いた後、ここに置いておいたはずなんだけど」

ハーマイオニー「わ、私達が探しておくわ。それより、ハリー。チョウが、あなたを探していたようなのだけれど」

ハリー「本当かい!?」

フレッド「あ、あぁ。レイブンのお姫様からお呼び出しだなんて羨ましいね、ハリー!」

ジョージ「そのままダンパティに誘いっちまえよ!僕達みんなでハリーを応援するぜ!」

ハリー「ダンパティはやめてくれよ……そ、それじゃあちょっと行ってくる。あー、僕、変じゃないかい?」

ロン「き、傷跡が決まってるよ相棒!もちのロンでね!」

ハリー「君、今の言いたいだけだろう……そ、それじゃ」

バタンッ

ロン「……さぁ、どうしようか」

ハーマイオニー「……そうね」

フレッド「この、ハリーがシリウスからもらって心の底から大事にしてる」

ジョージ「俺達がバタービールにまみれにしっちまった、ファイアボルト」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 18:36:07.40 ID:yrT36hPC0

ロン「僕ら、って言うけどな!フレッド、ジョージ!」

ハーマイオニー「そもそもあなたたちが突然ロンを後ろからくすぐる、だなんてくだらないことをしなければ!」

フレッド「じゃあそう言えばよかったじゃあないか。庇ってくれてありがとさん。でもつまりは君らも加担しちまってることを認めるんだろ?」

ジョージ「あぁ、そもそも君らがハリーの箒を持って、かつての痴話喧嘩の思い出話になんて明け暮れていなければこうはならなかったろうさ」

ロン「痴話とはなんだ!マーリンの髭!」

ハーマイオニー「……私達同士で言い合うのはやめましょう。それより、この状況をどうするべきか考えないと」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 18:42:41.74 ID:yrT36hPC0

ロン「なんだか清める呪文があったよな。えーっと、スピューだかなんだか」

ハーマイオニー「『スコージファイ・清めよ』ね。あとその反吐はやめなさいS・P・E・Wだってば!」

ジョージ「とっても簡単な掃除魔法のご教授ありがとさん」

フレッド「でもなぁ。俺達は生憎箒職人の腕前はないのさ」

ハーマイオニー「そうね……箒は繊細で精巧な魔法がかけられているそうだもの」

ロン「素人の僕らに弄くろうものなら、台無しになっちまうかもしれない、そういうことかい?」

ハーマイオニー「えぇ、でもこのままこうしていても」

フレッド「ハリーは試合の度に、三本の箒のマダムを思い出しっちまうことになるな」

ジョージ「それはそれは。ロニー坊やなら前かがみになりすぎて試合どころじゃない」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 18:50:25.48 ID:yrT36hPC0

ハーマイオニー「真面目に考えて頂戴、ってば。あなたたち、ハリーに大目玉を食らうことになるわよ」

ロン「僕ら四人全員で、ね……最近落ち着いてるけど、キレたハリーは怖いんだぞ、二人とも」

フレッド「この夏、君らにあまーいお小言をしてるのを聴いたから重々承知さ」

ジョージ「かの有名な冷徹監督生グレンジャー嬢が涙目になるほどの剣幕でな」

ハーマイオニー「冷徹っぷりを発揮させてもらってもいいのよ?」

フレッド「おぉ怖い怖い……とにかく、ローブでもなんでもいいから、件のハリーのお宝であるの炎の雷を拭こうじゃないか」

ジョージ「バタービールまみれのまま僕らの足元で机の下に押し込んでる今の状況こそ、ハリーの逆鱗に触れると僕ぁ思うね」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 19:02:21.39 ID:yrT36hPC0

ハーマイオニー「……どう?」

ロン「……あー、トネリコとシラカンバ材の優しい香りの中に、確かなバタービールの芳香と、クリーミーな」

フレッド「端的に的確に分かりやすく表現すると、だね」

ジョージ「汚れまくった雑巾をこすりつけた臭い、だな」

ハーマイオニー「どうしましょう……香水でもかけてみる?」

ロン「君、そんなもの持ってたのかい?」

ハーマイオニー「あら、失礼ね。私だって女の子だもの」

フレッド「そりゃ驚きだ」

ジョージ「今世紀一番の」

ハーマイオニー「鼻の中にねじ込んでさしあげましょうか」

ロン「大方、ビッキーにでももらったんだろ。全く、君に香水だなんてお門違いだよな。かっこつけて勘違いした奴がよこしそうなものじゃないか、香水だなんて」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 19:10:44.61 ID:yrT36hPC0

シューッ!シューッ!

ハーマイオニー「……あー」

フレッド「……もっと酷い臭いになっちまったな」

ジョージ「まぁ、結果はもとより明らかだったな」

ロン「ビッキーのセンスが伺えるよ」

ハーマイオニー「ビクトールのことをそんな風に呼ぶのはやめて! オホン。どうしましょう、悪化したわ」

ロン「このさい、色んな臭いで誤魔化しちまおうか」

フレッド「よしきた」

ジョージ「糞爆弾な」

ハーマイオニー「最終手段に入るには早すぎるから意気揚々とするのはやめなさい」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 19:16:16.88 ID:yrT36hPC0

ロン「手段と言えばね、ハーマイオニー」

ハーマイオニー「何かしら。名案でも浮かんだの?」

ロン「そうじゃないんだけどさ。君がさっき、ハリーがチョウに呼び出されてる、って誤魔化したことのことだけど」

フレッド「あぁ、そういやあれは非道いぜハーマイオニー。あのハリーの顔ったら、完全に期待に満ち溢れてたってのに」

ジョージ「いざ『必要の部屋』に行ってみたはいいが待ち惚けをくらうハリー。親友にやる所業とは思えないもン」

ハーマイオニー「その辺は大丈夫よ。咄嗟に、チョウの金貨にだけ緊急呼び出しされるよう細工したもの……なんで突然あの子の口調になるのよ」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 19:26:52.72 ID:yrT36hPC0

その頃、『必要の部屋』

ハリー「あ、あはは。それで、その時のロンったら『なまけもの式グリップロール』をね」

チョウ「ふふっ、随分とキーパーとして優秀になったのね。対戦が楽しみだわ」

ハリー「は、はは(くそ!くそ!さっきからクィディッチの話しかしてないじゃないか!)」

ハリー「(何が魔法界の英雄だ!何が選ばれし者だ!僕は女の子一人楽しませられない!)」

ハリー「(とりあえず、僕の得意なクィディッチの話で繋ぐしか方法が……得意、そうだ!)」

ハリー「あ、あー、チョウ。あのさ。年明けから始めようとしてたものがあるんだけど、ちょっとみていてくれるかい?」

チョウ「? なにかしら」

ハリー「コホン……『エクスペクト・パトローナム!守護霊よ、きたれ!』」

ハリー「(父さん!たすけて!)」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 19:31:08.82 ID:yrT36hPC0

チョウ「まぁ……ハリー、すごいわ。これって、有体守護霊?」

ハリー「は、はは。まぁね……」

守護霊「……」

ハリー「……ゴクリ」

守護霊「お・し・た・お・せ」

ハリー「角文字でなんてこと言うんだ!」

チョウ「?」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 19:31:54.29 ID:yrT36hPC0

方向性を見失った
ルーナは可愛い
おわり

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 19:38:02.24 ID:iSWKDcFz0

なぜハリーは子供の名前にルーナを付けたのか?
ダンブルドアとスネイプは分かるが

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/01/04(金) 19:46:31.10 ID:yrT36hPC0

ちゃうねん。なんかフレジョの台詞数合わせてるはずなのに書き込むとズレるしなんかやる気そがれてなんか
>>26リリー・ルーナ・ポッターな。五・六巻で理解者としてのキャラは立ってるから後見人に選ばれるのは当然
あと可愛いからな。可愛い。ルーナは可愛い



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