カヲル「御安いごようさっ」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:佐々木「キョン、僕は・・・」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:01:01.02 ID:1DmENNFe0


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カヲル「・・・で、S-DATってなんだろう・・・・・・」

カヲル「そう表記されている限り、どこかで調べればわかるかな」

カヲル「これもシンジ君のためだ」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:04:12.11 ID:1DmENNFe0

カヲル「とりあえず、図書室かな」

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    ────────

カヲル「ないか・・・ それにしても、本もいいねぇ。これもリリンが生みだ(ry」

カヲル「さて、そういえばリリンはコンピュータというものも使うんだっけ?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:11:07.68 ID:1DmENNFe0

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    ────────

カヲル「あ、そういえば壊れているんだったねこの施設。
    どうやらコンピュータは硬化ベークライトの中みたいだ、フフッ」

カヲル「いよいよリリンの産物に頼れなくなってきた・・・」

カヲル「一体、誰に訊けばいいのだろう・・・」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:15:00.30 ID:1DmENNFe0

カヲル「アダムスの器かな・・・そういえば彼女と話したことないなぁ」

カヲル「話の話題提供として、なにか手土産でも持っていってあげよう」

カヲル「とはいっても、彼女・・・何が好きなんだろうか」

カヲル「・・・・・・そうだっ! フフッ!!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:20:04.39 ID:1DmENNFe0

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    ────────

カヲル「やぁ、アダムスの器」

レイ(仮称)「・・・・・・・」

カヲル「君、本は好きかい?」

レイ(仮称)「本・・・すでに・・・・・・」

カヲル「え、ああ。こんなに・・・」

カヲル(失敗だったかなぁ・・・シンジ君のかな)

カヲル「まぁ、良かったら読んでくれたまえ」

レイ(仮称)「命令? じゃあ・・・貴方のだけ読んでおく・・・」

カヲル「・・・そうかいっ」

カヲル(それはちょっと可哀想、じゃないかな)

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:23:38.69 ID:1DmENNFe0

カヲル「・・・さておき、今日は君に訊きたいことがあってきたんだ」

レイ(仮称)「・・・なに?」

カヲル「これなんだけど・・・・・・」ガサゴソ

カヲル「これ、知ってるかい?」

レイ(仮称)「知ってる・・・」

カヲル「そう、S-DATっていうらしいんだけど・・・」

レイ(仮称)「知ってるって・・・・・・何?」

カヲル「・・・フフッ」

カヲル(だめだこりゃ)

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:28:19.06 ID:1DmENNFe0

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    ────────

カヲル「・・・どうしようか」

カヲル「このままじゃシンジ君に顔向けできない」

カヲル「できないよッ!!」

カヲル「・・・僕としたことが、自らの激情を抑えられないなんて、フフッ」

カヲル「よし、こうなったらとことんやろう。明日までにこのS-DATを・・・」

カヲル「修復させるんだ・・・!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:41:24.60 ID:1DmENNFe0

某BGM──デンッデンッデンッデンッデンデンッ──

カヲル「まず空中を浮遊できるぐらいの微弱なATフィールドを使って・・・」

カヲル「これならネメシスシリーズの斥候としてカモフラージュできるはずだ」

カヲル「これで、赤木博士と接触を試みることができるか否か・・・」

      ────────1ヶ月前────────

カヲル「リリンの王よ」

ゲンドウ「なんだ」

カヲル「優秀な部下達を失って、どうなんだい? やっぱり、悲しいのかい?」

ゲンドウ「・・・確かに優秀な人材はいるにこしたことはない・・・」

ゲンドウ「赤木君には、色々な意味で残ってほしかった・・・」

カヲル「それは、どういう・・・?」

ゲンドウ「色々弄るのがうまいのだ・・・機械など、な」

    ────────────────

カヲル「ヴィレは、僕を歓迎してくれるわけない。だけど・・・」

カヲル「これもシンジ君のためだ」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:51:28.43 ID:1DmENNFe0

 ────────────────

    ────────

カヲル「そろそろ飛んで一時間だけど、へぇ・・・
    意外と近くまできてるみたいだねぇ」

カヲル「そろそろ感付かれる距離かな・・・」

     ────────ヴンダー内────────

ヒデキ「半径10km圏内に、ATフィールドを確認!」

ミサト「メネシスシリーズ? この前倒したのに、早いわね」

リツコ「詳細、急いで」

ヒデキ「了解!」

   ────────────────

カヲル「戦う気はない、っていえば大丈夫かな・・・」

カヲル「シンジ君がいってたリリン達って、
    優しいイメージだし・・・うん、きっと大丈夫さっ」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 14:58:04.69 ID:1DmENNFe0


 カキィィィィン!!

カヲル「あれ・・・最低限以外のATフィールドは使わないつもりだったのに・・・」
   カキィィィィン!!
カヲル「めっちゃ撃ってくるよ・・・なんだか恐いなぁ」
   カキィィィィン!! カキィィィィン!!
カヲル「リリンというものは分からないね、フフッ」
   カキィィィィン!! カキィィィィン!! カキィィィィン!!
カヲル「でも、どう弁解すれば・・・
    僕、今日は戦いにきたわけじゃないのに・・・」

カヲル「ってうるさいよ!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 15:06:07.86 ID:1DmENNFe0

  ────────ヴンダー内────────

ヒデキ「敵、依然沈黙を守っています!」

ミサト「構わずう──」

リツコ「待ってミサト、今までとは行動パターンが別だわ」

リツコ「敵影もよく確認できていない・・・
    舟の守りを固めて、一度攻撃中止を提唱します」

テラ子安「しかし! あまりにも危険すぎます!」

ミサト「・・・前も言ったわ、それでダメだったらそれまで″って」

ミサト「打ち方やめ! 全砲門は開いたままで、ATフィールドを展開」

みな「了解!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 15:13:52.82 ID:1DmENNFe0

 ────────────────

    ────────

カヲル「・・・ん、敵の攻撃がとまった」

カヲル「僕を試しているの、か・・・?」

カヲル「ここは友好的に・・・リリンの大好きなバイバイだっ」ノシ フリフリ

   ────────ヴンダー内────────

テラ子安「敵影を確認、主モニターに回します」シュンッ

ミサト「まさか・・・なんでここに」

リツコ「艦長、即刻砲撃の再開を──」

ミドリ「え〜でも手ぇ振ってな〜い?」

マコト「確かにそう、見えなくもないですね」  

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 15:25:32.45 ID:1DmENNFe0

カヲル「手を振り続けるってつらいんだね・・・」ノシ フリフリ

ミサト〈渚、カヲルくんでいいのかしら〉ガガッ…

カヲル「おおっ、僕のバイバイが功を奏した、フフッ!」

ミサト〈そちらの声は聞こえないから、yesだったら腕で○を。
    noだったら腕で×を作ってもらえるとありがたいわ〉

カヲル「僕はカヲル、渚カヲ(ry ・・・じゃあ、この答えは○だね」 

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 15:32:56.22 ID:1DmENNFe0

   ────────ヴンダー内────────

ミサト「こっちの言葉は理解できるようね・・・」

ミドリ「えぇ〜何あの子かなりカッコよくない!?」

テラ子安「状況を考えろ!」

コウジ「確かにな・・・昔の加持を思い出す」

  ────────────────

カヲル「あれ、でもこれじゃあ僕の言いたい事が言えないじゃないか・・・」

カヲル「どうしよう・・・」

ミサト〈貴方がここにきた目的は、ヴィレの壊滅かしら?〉

カヲル「うーん、なんか血の気が荒いなぁ・・・もちろん、×だよ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 15:37:21.01 ID:1DmENNFe0

ミサト〈それを表す証拠はあるかしら〉

カヲル「・・・・・・えぇ」

ミサト〈どうなの?〉

カヲル「そりゃあ・・・」×

カヲル「正直者が一番ってシンジ君から聞いたからねっ、フフッ」
     カキィィィィン!! カキィィィィン!! カキィィィィン!!

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 15:42:49.60 ID:1DmENNFe0

カヲル「こういうのを・・・理不尽っていうんじゃないかな」
     カキィィィィン!! カキィィィィン!! カキィィィィン!!

  ────────ヴンダー内────────

マコト「でも、○と×だけで表せっていうのも可哀想じゃないですか?」

テラ子安「モニターで確認したところ、何か話していますね」

リツコ「そうね、敵対する様子もない・・・ミサト」

ミサト「・・・・・・」

サクラ「入れてあげたら、どうです?」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 15:49:26.42 ID:1DmENNFe0

カヲル「もう・・・無駄撃ちだっていうのに。ただうるさいだけだよ・・・」

  ────────ヴンダー内────────

マコト「サクラちゃん!? いたの!?」

サクラ「ずっといましたよ! みてる限り、
    あの人は敵じゃない、って思うんです」

コウジ「わしもそう思ってたところだ、この眼に狂いはない・・・艦長」

ミサト「・・・・・・打ち方やめ!」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 15:56:12.24 ID:1DmENNFe0

カヲル「あ、止まった。馬耳東風って言葉はリリンの生み出し(ry」

ミサト〈・・・今一度問うわ。敵対は、していないのね?〉

カヲル「ちょっと喰い気味の方がいいのかな。○だよ!」

 ────────ヴンダー内────────

テラ子安「さっきより○のポーズに気合がはいってますね」

ミドリ「つーかそこは関係なくない?」

ミサト「・・・いいわ、ゲートを開きましょう」

マコト「ゲート開放、急げ!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 16:02:59.97 ID:1DmENNFe0

 ガシャン! グオォォォン…


ミサト〈一番ゲートを開いたわ、要件は入ってから訊く〉

カヲル「これもバイバイと気合の○の力だね、やっぱり心が必要なんだね、リリンには・・・」

  ────────────────

    ────────

────────ヴンダー、一番ゲート────────

カヲル「君は?」

サクラ「本部までご案内します、鈴原サクラいいます」ペコッ

カヲル「フフッ、可憐だね・・・よろしく」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 16:09:41.29 ID:1DmENNFe0

カヲル(それにしても、すごい護衛だね。まあしょうがない、か)

カヲル「ねぇ──」
 ガチャッ

サクラ「いいんです、会話は原則禁止なんで・・・
    この人は危ない人じゃないと思うんで・・・」

サクラ「どうしました?」

カヲル「君は優しいね、ところで・・・これ知ってるかい?」ガサゴソ

カヲル「S-DATって言うんだけど」

サクラ「? さぁ・・・さっぱりわからんです。すいませんお役にたてなくて」

カヲル「いやいや、フフッ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 16:17:47.20 ID:1DmENNFe0

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    ────────

サクラ「お連れしました」

ミサト「ありがとう、下がっていいわ」

カヲル「サクラちゃん、ありがとう・・・
    へぇ、不思議な司令室だねぇ。ネルフとは大違いだ」

ミサト「渚・・・カヲル君ね」

カヲル「カヲルでいいよ」

リツコ「こっちへ、聴取室に案内します」コツッ コツッ

カヲル「・・・お願いするよ」

カヲル(どこか面影がある・・・あの眉毛、赤木博士だっ)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 16:28:03.04 ID:1DmENNFe0

────────ヴンダー内、聴取室────────

カヲル「なんだかボロボロだねぇ」

ミサト「シンジ、君が出て行ったときの
    損壊部分の修理が追いついてないのよ」

カヲル「なるほど・・・」

カヲル(シンジ君。立つ鳥後を濁さず″だよ・・・)

ミサト「で、使徒である貴方が私達にコンタクトをとったのは何故?」

カヲル「・・・これだよ」ゴトッ

ミサト「シンジ君の・・・S-DAT?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 16:31:29.61 ID:1DmENNFe0

カヲル「そうだね、今回は赤木博士に用があってきたんだ」

ミサト「リツコに・・・?」

リツコ「私に何か用かしら」

カヲル「これ、直せないかい?」

ミサト「・・・・・・」

リツコ「・・・・・・」

カヲル「・・・・・・フフッ」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 16:41:29.11 ID:1DmENNFe0

リツコ「もしかして、それだけなのかしら?」

カヲル「・・・そうさっ! 開き直るというのはいいねぇ、リリンの(ry」

リツコ「残念だけど・・・我々の今の科学力と人材では力になれないわ」

カヲル「・・・どうしてだい? こんな小さいものを」

リツコ「貴方達ネルフと対抗するため、隊員達は昼夜かまわず働いている。
    そのS-DATのパーツを作っている余裕はないわ」

リツコ「私が昔持っていた音楽プレーヤーなら譲ってもいいけど・・・」

ミサト「だめよ・・・! それは、シンジ君のものなんだから」

リツコ「・・・ミサト」

カヲル「・・・・・・」

カヲル(やはり、リリンという生命体は素晴らしいね)

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 16:46:02.56 ID:1DmENNFe0

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    ────────

カヲル「今日はお邪魔したね」

リツコ「一つ提案なんだけど」

カヲル「?」

リツコ「そのS-DATの元の持ち主は、碇しょ・・・碇ゲンドウよ」

リツコ「彼に訊いてみたらどうかしら」

カヲル「そうだったのかい、分かった。訊いてみるよ」

サクラ「さぁ、渚さん」

カヲル「それじゃあ、また会おう。約束の時は近い」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 16:50:13.20 ID:1DmENNFe0

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カヲル「なんだ、やっぱりいい人ばかりじゃないか」

カヲル「何故、互いに傷つけあい・・・争うんだリリンは・・・」

カヲル「皆の幸せなのか、シンジ君の幸せが・・・」

カヲル「・・・とりあえず戻ろう、ネルフ本部へ」

カヲル「リリンの王の元へ・・・」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 16:57:14.69 ID:1DmENNFe0

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    ────────

カヲル「リリンの王はいるかい?」

冬月「碇なら、ユイ君を見に行ったよ」

カヲル「そうかい・・・」

冬月「・・・・・・」

冬月「・・・少年、しょう──」

カヲル「なんだい? 僕は今少し急がしいんだ。
    急ぎの用事じゃなかったら、今度にしてくれるかい?」

冬月「そうか、それならいい」

カヲル「ありがとう、じゃあね」

冬月「(´・ω・`)将棋……」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 17:03:58.01 ID:1DmENNFe0

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    ────────

カヲル「ここにいた、リリンの王よ」

ゲンドウ「・・・なんだ」

カヲル「鑑賞中に悪いんだけど、貴方に頼みたいことがある」ガサゴソ

カヲル「これを・・・直してほしい」

ゲンドウ「・・・シンジのか」

カヲル「壊れて使えなくなったらしいよ、
    それと・・・元は貴方のものだ」

カヲル「シンジ君に申し訳ないけど、僕には直すことができなかった
    貴方はどうなんだい?」

ゲンドウ「・・・・・・」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 17:09:44.15 ID:1DmENNFe0

ゲンドウ「・・・まだここがネルフではなかった頃、よくこれをいじっていた」

ゲンドウ「ユイと話しながら、よくいじっていた・・・」

カヲル「・・・・・・」

ゲンドウ「・・一時間待っていてくれ」

カヲル「・・・・・・フフッ」

カヲル(リリンの王もまた、ただの父親なんだ・・・)

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 17:30:51.60 ID:1DmENNFe0

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    ────────

カヲル「ねぇ」

冬月「・・・・・・」

カヲル「一時間、暇になったよ」

冬月「(`・ω・´)シャキ-ン」

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    ────────

冬月「そうか・・・碇が息子のために」

カヲル「今日は今までの人生で最も充実した日だった」

冬月「ふふ・・・そうかそう──」

カヲル「あ、あと32手で君の詰みだ」

冬月「(´・ω・`)ツヨイ…」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 17:35:21.50 ID:1DmENNFe0

────────────────

    ────────

ゲンドウ「できたぞ・・・」ポンッ

カヲル「わぁ・・・うん、中も動いている。リリンの王、改めて尊敬するよ」

ゲンドウ「・・・・・・一つ、約束してほしい」

カヲル「なんだい?」


ゲンドウ「・・・シンジには・・・・・・お前が直したことにしてくれ」


カヲル「・・・わかったよ、フフッ!」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 17:44:10.23 ID:1DmENNFe0

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    ────翌日────


シンジ「こんなことまで・・・ありがとう、カヲルくん」

カヲル「・・・だって僕は、シンジ君の友達だろ」

カヲル(そう、今シンジ君の手にあるS-DATには、
    たくさんのまごころがこもっているんだ)

カヲル(それを、僕が友達という媒体で受け継いでいるにすぎない)

カヲル(これから僕がいなくなっても、シンジ君なら心配いらないね)

カヲル(だってシンジ君への僕の想いは・・・)



     また、きっと誰かが受け継いでくれると思うから



                           ──完──

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 17:44:46.93 ID:1DmENNFe0

アスカだすの忘れたあああああああああああああああああああああ

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[age] 投稿日:2012/12/31(月) 17:48:13.55 ID:1DmENNFe0

親戚のうちに行くってなって焦ったwww

次はアスカ主人公で書くわ・・・(´・ω・`)



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