1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:00:17.35 ID:P+Qxp+M1I
ネルフ シンクロテスト
リツコ「アスカ、集中して。エヴァの起動指数ギリギリよ」
アスカ「やってるわよ……」
マヤ「第十五使徒戦……かなり響いてますね」
リツコ「ええ、精神汚染は無い筈だけど……心理的ダメージが大きかったみたいね」
マヤ「……はい」
アスカ(シンクロ率が二桁を切りかかってる……くっっ)ギリッ
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:01:23.86 ID:P+Qxp+M1I
アスカ(このままじゃエヴァを降ろされる……)
リツコ「アスカ?グラフ乱れてるわよ。もっと集中して」
アスカ「やってるっての!!」
リツコ「……もういいわ。今日はあがって」
アスカ「くっ……」
アスカ(エヴァに乗れなくなったら……誰も私を見てくれないってのに……)ギリギリ
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:02:23.35 ID:P+Qxp+M1I
ロッカー
アスカ(エヴァに乗れなくなったら……私……どうなるんだろ)
アスカ(ネルフには……居られないわね……そしたらミサトの家も追い出されて……シンジとも……)
アスカ「っ!バカシンジなんか!」
アスカ「……あいつは……私を見てくんないわよね……」
ミサト「そんなことないんじゃないの?」
アスカ「ミサト!?あんたいつから居たのよ!」
ミサト「ついさっきよ、ついさっき」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:03:19.16 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「盗み聞きするつもりはなかったんだけど、アスカってば真剣に考え事してたから声かけずらくってね。ゴメンゴメン」
アスカ「……今の聞いてたの?」
ミサト「ええ」
アスカ「…………サイアクね」
ミサト「まあまあ……それで、シンジ君のことだけど」
アスカ「……なによ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:04:12.20 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「もっと自信を持ちなさい。あなたは十二分に魅力的な女の子なんだから」
アスカ「っ!なによっ……こんな落ちぶれてるあたしに……あたしをおちょくってんの!?」
ミサト「そうじゃないわ!ただ……アスカも気付いてるんでしょ?自分の気持ちに。自分の感情に蓋をしたっていいことないわよ」
アスカ「知らない……知らないわよ……そんなの」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:05:22.76 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「……」
ミサト「……シンジ君は繊細だから自分から人を求めることには慣れてないわ」
アスカ「……」
ミサト「だからアスカからアプローチしないと」
アスカ「なにしたって……あのバカは……あたしのことなんか見やしないわ」ボソ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:06:13.33 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「いいえ!アスカに迫られたらきっとシンちゃんもイチコロよ!」
アスカ「……なにバカなこと言ってんのよ…………あたし帰るわ」
ミサト「アスカ……」
アスカ「…………礼を言うわ、ミサト。少し楽になった」
ミサト「アスカ……頑張んなさい」
アスカ「うっさいわねぇ……ふふ」
アスカ(シンジにあれ……してみよっかな)
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:07:03.72 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「……」
ミサト「……」
ミサト「シンクロ率を回復させる為に子どもの恋心を利用する…か……最低な大人ね…私……」
ミサト「……アスカ……ごめんなさい……」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:08:00.85 ID:P+Qxp+M1I
ミサトのマンション 夜
シンジ「アスカ、今日の晩ご飯……何か食べたいものとかある?」
アスカ「……あ〜ら無敵のシンジ様は強いだけじゃなくってお優しいのね〜
こんなダメパイロットにまで気を使ってくれて。こりゃさぞかしモテるでしょうねぇ」
シンジ「そ、そんなんじゃないよ」
アスカ「はんっ!ならあんたが作りたいもん作りゃいいでしょーが」
シンジ「わかったよ……」
シンジ「なんだよ折角聞いたのに」ボソボソ
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:09:07.62 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「ねぇシンジ」
シンジ「なんだよ」
アスカ「キスしよっか」
シンジ「え、急になに言い出すのさ」
アスカ「…………暇だからよ」
シンジ「僕はご飯作るから暇じゃないんだけど」
アスカ「今は暇でしょ」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:10:49.51 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「あんたもしかして……」
シンジ「怖くないよ」
アスカ「ならいいでしょ……前したのってあんたのお母さんの命日よね」
シンジ「……そうだね」
アスカ「今日はなんの変哲もない至って普通な日だけど……逃げる?」
シンジ「……逃げないよ」
アスカ「だったら…………さっさと息止めなさい」
シンジ「うん、それ前も聞いた」
アスカ「なら言われる前に止めなさいよ。……いくわよ………んっ」チュ
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:12:02.21 ID:P+Qxp+M1I
シンジ「……………………………」
アスカ「ん…………………………」
シンジ「ぷはぁ……はぁ…はぁ…長いね」
アスカ「………信じ……らんない」ワナワナ
シンジ「ア、アスカ?どうしたの」
アスカ「……っ!!」ダダダダダ
バタン
シンジ「ア、アスカ?どうしたんだろう……自分の部屋に帰っちゃった」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:13:07.86 ID:P+Qxp+M1I
アスカの部屋
アスカ(なんで……なんでなにもしないのよっ!……この私がキスしてるのに……なんで抱きしめてもくれないのよ…………)ワナワナ
アスカ「!!どーしてあたしがこんな事で悩まなきゃいけないのよっ!」
アスカ「ちくしょうっ!!」ガンッ!ガンッ!
アスカ「……」
アスカ「うっ……ううぅ……ひっく…」ボロボロ
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:14:34.70 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「うっ……ひぐっ…ひっぐ……」ボロボロ
コンコン
アスカ「!!」
シンジ『アスカ僕なにか怒らせるようなことしちゃったかな……ごめん、謝るよ』
アスカ(上っ面ばっかり謝って……私のこと……なんとも思ってないクセに)
シンジ『それで……晩ご飯はハンバーグにするよっ!アスカ、ハンバーグ好きでしょ!?すぐ作るから待ってて!』
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:16:02.22 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「……いら……ない」
シンジ『え……』
アスカ「いらないって言ってんのよ!」
シンジ『な、なんだよ……アスカの為にハンバーグに決めたのに……なんで機嫌悪いんだよ……もし僕のせいならちゃんと謝るから、何が悪かったか言ってよ』
アスカ「それは……あんたが……あんたが…………」ジワ
アスカ「……あんたと……あんたなんかとキスしたからよ!」
シンジ『なっ』
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:17:14.13 ID:P+Qxp+M1I
シンジ『アスカから誘ってきたんだろ!』
アスカ「……もう知らない!あたしここ出てく!!」
シンジ『え……ア、アスカ?なんだよ出てくって……そんなのだめだよ』
アスカ「煩いっ!あんたはあたしを傷つけるだけよ……あんたと同じ空間に居たくない!あんたと同じ空気なんか吸いたくない!」
シンジ『っっ!そこまで言うなら勝手にしろよ!』
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:19:37.38 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「言われなくともそうするわよ!!」
バタン
シンジ「アス――」
アスカ「……バカッ!」ボロボロ
ダダダダダ
シンジ「え………アスカ……泣いて……たの……?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:21:00.84 ID:P+Qxp+M1I
第三新東京 街中
アスカ(……あーあ……財布は持ってきたけど……どうしよ……行くアテ……ないなぁ)
トボトボ
アスカ(ヒカリは鈴原の事で疲れてるだろうから頼るワケにはいかないし……)
トボトボ
アスカ(ネルフには……エヴァを動かせないパイロットなんかの居場所は……ないだろうし……)
トボトボ
アスカ(加持さんは…………もう居ないし……)
アスカ「……もう私の居場所なんて何処にもないのね……誰も私を見てくれないし……私が生きる理由なんて……」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:22:32.95 ID:P+Qxp+M1I
ミサトのマンション 夜
ミサト「アスカが出て行ったって諜報部から報告があったわ。理由についてなにか知らないかしら」
ミサト(急ぎすぎたか……私)
シンジ「……アスカと……言い合いになって……そしたらここ出てくって」
ミサト「……なにか他には?」
シンジ「……」
ミサト「シンジ君」
シンジ「……キス……しました。アスカと」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:24:06.90 ID:P+Qxp+M1I
ミサト(アスカ……)
ミサト「それで?」
シンジ「それだけです。キスしたら突然不機嫌になって」
ミサト「……シンジ君……アスカが出て行った時追いかけなかったの?」
シンジ「当たり前ですよ。そんなことしたらアスカはもっと怒ります」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:26:02.01 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「シンジ君……アスカはね……心細かったのよ、支えて欲しかったのよ……あなたに」
シンジ「そんなわけないじゃないですか……彼女言ったんです……僕はアスカを傷つけるだけだって。なら……傷つける位ならもう関わらない方がいいんだ」
ミサト「シンジ君…………後悔してからじゃ遅いのよ」
シンジ「え……ミサトさん……?」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:29:35.71 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「アスカのことは私と諜報部でなんとかするからシンジ君はもう休みなさい」
シンジ「……はいおやすみなさい」スタスタ
ミサト「ええ、おやすみ」
ミサト「……」
ミサト「なにが家族よ……女の子を焚きつけて……傷つけて……ごめんね……アスカ」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:32:02.26 ID:P+Qxp+M1I
ミサトの部屋
プルルルルガチャ
ミサト「アスカの様子は?」
諜報部『郊外の廃墟に潜伏中です』
ミサト「そう、保護して。抵抗しても、乱暴しちゃだめよ」
諜報部『はい』
ミサト「……シンジ君とちゃんと話しつけないとだめね……」
ミサト(もう失敗はゆるさるないわよ……私!)
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:34:18.75 ID:P+Qxp+M1I
廃墟
アスカ「……お腹……空いた……ハンバーグ……か」ポー
黒服「惣流・アスカ・ラングレーだな」
アスカ「…………なによ……あたしはもうエヴァを動かせないわよ」
黒服「来い」
アスカ「…………ちっ」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:36:56.03 ID:P+Qxp+M1I
翌日 リビング
シンジ「あの……」
ミサト「なーに?シンジ君」
シンジ「アスカ……見つかったんですか?」
ミサト「…………シンジくーん、二人で出かけよっか」
シンジ「え……そんな気分じゃありません」
ミサト「んもぅツレナイわねっ!ドライブ行くわよ〜!」グイグイ
シンジ「わわ!ちょっとミサトさん!?」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:39:38.74 ID:P+Qxp+M1I
車内
・
・
・
ミサト「こうしてシンジ君と二人でドライブするの何時ぶりかしら」
シンジ「……さぁ。それより何処行くんですか。ジオフロントですよね、ここ」
ミサト「ん〜ちょっちね」
シンジ「……」
ミサト「……ねぇ、昨日の話しなんだけどまた聞かせてくれる」
シンジ「話すこと残ってないですよ」
ミサト「ううん、まだ聞いてないことがあるわ」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:41:13.06 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「アスカとキスしたねよね。どうだったの?」
シンジ「どう……って言われても」
ミサト「…………」
シンジ「…………ドキドキしました」
ミサト「うんうん」
シンジ「前した時はなんともなかったんですけど」
ミサト「ぶっ!!ちょ、ちょっと待って!あなた達今回が初めてじゃないの!?」
シンジ「あ…………いやなんでもないです!!キスしてすごくドキドキしただけです!!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:42:50.75 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「そう。ふふっ」
シンジ「ううぅ」カアアア
ミサト「それで、他には?昨日感じたことはない?」
シンジ「他?……他は…………アスカが泣いてるのを見て……なんだか嫌な気分になりました」
ミサト「……シンジ君はアスカが好き?」
シンジ「……わかりません。でもアスカが傷つくのは嫌です……アスカが泣くのも見たくないです」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:44:14.92 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「……」
シンジ「……」
ミサト「着いたわ」
シンジ「着いたってここ……ネルフですよ」
ミサト「ええ、目的地よ」
シンジ「……」
ミサト「病棟にアスカがいるわ」
シンジ「え?怪我したんですか!?」
ミサト「ううん。軽い栄養失調よ。命に別状はないわ」
シンジ「そうなんだ。よかった……」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:47:02.46 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「会ってく?」
シンジ「…………やめときます。アスカ怒るだろうから」
ミサト「……」
シンジ「……ここまで連れて来て貰ってすみません。……帰りましょミサトさん」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:49:11.24 ID:P+Qxp+M1I
ミサト「それでいいの?」
シンジ「……いいんです、だって――」
ミサト「『アスカが』とかじゃなくてあなたはそれでいいの?」
シンジ「僕……僕は……アスカが好きなんでしょうか」
ミサト「それはあなたにしかわからないわ。好意の形は人によって異なるのだから」
シンジ「……」
ミサト「ただ、あの子と一緒に居たいと思うなら……後悔しない選択をなさい」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:51:17.94 ID:P+Qxp+M1I
シンジ「ミサト…さん……」
ミサト「アスカの病室はA棟の1204号室よ」
シンジ「ありがとう……ございます!!」ダッ
ミサト「……これでよかったかしら……ねぇ……加持くん」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:53:12.92 ID:P+Qxp+M1I
病棟 廊下
シンジ「はぁ…はぁ…Aの……1204号室!」タダダダ
医師「き、キミ!!病棟では走っちゃいかん!」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:55:33.04 ID:P+Qxp+M1I
病室
アスカ「……キライ」
アスカ(生きて行くことはキライ……誰も私を必要としないもの
皆キライ……
ファーストは人形みたいでキライ
ミサトは家族面するからキライ
加持さんは私を置いてっちゃったから……キライ
シンジは私を見ないからキライ
孤独に耐えられない私はいっちばんキライ!!)
アスカ「…………利用価値のないパイロットなんて処分すればいいのに」ボー
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 04:58:09.88 ID:P+Qxp+M1I
バァン
アスカ「!?」ビク
シンジ「はぁ…はぁ……アスカ!」
アスカ「シ、シンジ!?な、なによあんた!!なんでここにいるのよっ!!出て行け!!人を呼ぶわよ!!」
シンジ「ま、待って…!はな…話しを聞いて!」ゼェハァ
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 05:01:06.06 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「あんたの声なんて聞きたくもないわよ!!」
シンジ「聞いてくれるまで……何時までも話し続けるよ!追い出されても戻ってくる。だから……聞いて……」
アスカ「……な、なによ……」
シンジ「僕……アスカとキスたとき…すごいドキドキしたんだ」
アスカ「はあ!?」
シンジ「それで……またキスした後にうがいされるんじゃないかって怖かったんだ」
アスカ「あんたふざけてんのっ!?」
シンジ「でもっ今度はうがいしななくて…嬉しかった」
アスカ「……っ!」
シンジ「でもアスカは怒ってて……僕はアスカに嫌われたくなくて……」
アスカ「……」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 05:03:48.80 ID:P+Qxp+M1I
シンジ「アスカが泣いてるのを見て悲しくなったんだ」
アスカ「な、泣いてなんかないわよっ!!バカシンジ!!」
シンジ「ご、ごめん」
アスカ「……」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 05:05:08.39 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「……それを言いにわざわざここまで来たの?」
シンジ「それもあるけど……別にアスカに伝えたいことがあって……」
アスカ「…………」
シンジ「僕はアスカと一緒に居たいんだ。だめかな」
アスカ「〜〜〜〜!!」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 05:07:45.06 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「……………………あんたは私を傷つけるじゃない」
シンジ「そうしない様に努力する。もし僕がアスカを傷つけたらアスカも僕を傷つければいい……痛いのは嫌だけど…」
アスカ「………………あんた言ってる意味わかってんの?」
シンジ「うん。他にまだある?」
アスカ「…………あんたが他の女に惚れりしたら殺すわよ」
シンジ「そんなのあり得ないよ」
アスカ「……あんたがどっか行ったりしたら私死ぬわよ」
シンジ「僕はアスカから離れないし、アスカは僕を離さないで」
アスカ「ぐっうう……ひっく…バカシンジ……うっうぅ…ひっく」ポロポロ
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 05:08:57.36 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「うっ……ひっぐ……あんたなんかに泣き顔見られるなんて……屈辱よ……」
シンジ「アスカ……」
アスカ「黙って……ひっく……」
シンジ「ごめん」
アスカ「…うっ……うぅ」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 05:09:38.83 ID:P+Qxp+M1I
シンジ「……大丈夫?」
アスカ「へーきよ」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「あのさっ」・アスカ「ねぇ」
アスカ「……なによ」
シンジ「……な、なんでもないよ。アスカこそなにか言いたいことあるの?」
アスカ「あたしはいいからあんた言いなさいよ」
シンジ「え、あの……その」
アスカ「早く言いなさいよ」
シンジ「う、うん。アスカ……キスしよっか」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 05:12:06.36 ID:P+Qxp+M1I
アスカ「………………あんた暇なの?」
シンジ「ううん、今凄く充実してるよ。だから……その……アスカと…………キ、キス……したっ……したいんだ」
アスカ「……ふふっ…あんたバカぁ?」
シンジ「そうかもしれない。でも、いいんだ、それで。アスカと、一緒に居られるなら」
アスカ「……」
アスカ「ホントにバカね」
終
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 05:14:06.78 ID:P+Qxp+M1I
おまけ
アスカ「き〜〜〜っ!!なんでまだあんたの方がシンクロテストの結果がいいのよ!」
シンジ「さ、さぁ」
アスカ「なにかコツがあるんでしょ!?白状しなさいよっ!!」
シンジ「そんなの知らないよ!」
リツコ「アスカ、見事に回復したわね。それどころか以前より好成績を叩きだす様になったわ」
ミサト「ええ。それに人あたりも良くなってなによりだわ」
リツコ「変わったわね」
・
・
・
アスカ「バカバカバカ!い〜〜っだ!!あんたなんか知らないっ!」
シンジ「ま、待ってよアスカ〜」
終
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/23(日) 05:17:08.75 ID:P+Qxp+M1I
久々に22話見たら救いなさすぎてww
こんなん書いちまった
見てくれた人ありがとね