シンジ「戦う理由は見つかった?アスカ」 アスカ「ガキシンジィ!」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:朝倉「キョンくんっていい匂いするのよね」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 02:26:56.15 ID:JrjABDnn0

なんか暇だからエースコンバット・ゼロのラストミッションに適当に合わせてみた。
ゼロの登場人物がエヴァキャラなってるって設定だから、ゼロネタわからない人ごめんね。
わかる人はまぁ、それっぽく想像してちょ。
あと若干Qネタバレあるかも…。



マリ「これで戦争も終わるニャー」

アスカ「そうね……、まぁコネメガネはほとんど役に立たなかったけどね…」

マリ「えー、そんなことないよー!ちゃぁんと姫の援護してたじゃーん!」 プンプン

マリ「そうだ!私、実は基地のみんなにプレゼントがあるんだよねー」

アスカ「へー、終戦祝いとかアンタにしては気が利くじゃない。何あげるのよ」

マリ「それはさすがに内緒ニャー。姫でも教えなーい」

アスカ「なっ!?コラ!教えなさいよーっ!!」

ミサト「警告!!アンノウン急速接近中!二人とも緊急回避して!!」

マリ「ちょっ!?どこから!?」 アスカ「チィィィッ!!!!」

ドォォォォォン!!!!

マリ「や、やられちゃっちゃったぁぁぁ!!ひめぇ〜、あとはよろぴくーーー!!」 ヒュルルル

アスカ「コネメガネェェェ!!!!」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 02:38:26.16 ID:JrjABDnn0

シンジ「戦う理由は見つかった?アスカ」

アスカ「ガキシンジィィィ!!アンタ自分が何したかわかってんの!?」

シンジ「……うん」


ZERO


ミサト「駄目だわ!核サイロの再起動を確認!」

アスカ「なっ、なんですって!?」

ミサト「アスカ、作戦続行!交戦して!」

ミサト「今から状況分析を開始するわ!それまで持ちこたえて!!マリもこっちに任せて!」

アスカ「わかった!!コネメガネよろしく!」

シンジ「………」

シンジ「…降ってきたね」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 02:48:25.74 ID:JrjABDnn0

ミサト「(シンちゃん……)」

ミサト「とにかく今は敵機撃墜を最優先とします!」

ミサト「結果は追って知らせるわ!」

アスカ「了解!!」

アスカ「ガキシンジィ…、あんたよくもコネメガネを!わかってんでしょうね!!」

シンジ「……そう怒らないでよアスカ。僕はただアスカと二人だけで話したかっただけだよ」

アスカ「ハァ!?アンタバカァ!?こんな話しかけ方フツーあるかっつーの!やっぱりアンタは最高のバカね!」

シンジ「ところでさ、アスカ、知ってる?不死身のエースって言うのは戦場に長くいた人の過信だよ」

シンジ「…そうだよ、アスカのことだよ」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 02:57:51.18 ID:JrjABDnn0

アスカ「そんなこと知るかゴラァ!!いーからさっさと落ちろぉぉ!!」 ロックオン!

シンジ「そんなの!当たらないよ!!」 クルッ

シンジ「僕はもう嫌なんだよ!たった一本の線のために戦いが起こるのが!!」

ミサト「第一分析終了!敵機から地上への信号を確認!」

ミサト「彼がV2の発射を握っているわ!」

アスカ「……やっぱり」

ミサト「やめなさい!シンジ君!!そんなことしても何も変わらない!」

ミサト「更に憎しみが増えるだけじゃない!!それがなんでわからないの!?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 03:10:14.83 ID:JrjABDnn0

シンジ「ミサトさんまでそんなこと言うんですか…。やっぱり僕のまわりはわからずやばっかりだ…」 ブツブツ

シンジ「……見てくださいよ、二人とも。ここから境目が見えますか?その国境は僕たちに何をくれました!?」

シンジ「ミサトさん!アスカ!!僕は…、いえ、僕達は全てをやり直すたいんです!そのためのV2なんです!!」

シンジ「…そうだよね、カヲル君……」 ボソッ

アスカ「アンタ黙ってれば身勝手なことをペラペラと…」 ワナワナ

アスカ「アンタらのエゴに付き合ってられるかっつーの!!」

アスカ「それに巻き込まれる何も関係ない人達はどーすんのよ!?」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 03:31:07.28 ID:JrjABDnn0

シンジ「(…ック!機体ダメージが…!!)」

シンジ「…でもさ、考えてみてよアスカ。その人達もみんなこの戦争で疲れ切ってるんだよ?」

シンジ「いっそのこと消えちゃいたい…ってね!!」 バシュゥ(散弾ミサイル)

アスカ「っはん!!アンタって本当にバカね!!そんなとこに撃ったって当たるわけないじゃない!」


ドォォォォォン!!!!


アスカ「んなっ!?…なんつー威力なの……」

シンジ「見くびらないでよ、アスカ。僕だってなんの準備をせずにくるわけないじゃないか」

シンジ「ほらっ!もう一発いくよ!!」 バシュゥ


ドォォォォォン!!!!


アスカ「ふ…っざけんなゴルァァァ!!」 ビービービー

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 03:46:45.84 ID:JrjABDnn0

シンジ「うわぁっ!?」

シンジ「(あんな状態も当ててくるなんて…、やぱりアスカは強いよ…)」

アスカ「っほーら!まぁーたアンタに当ててやったわ!!そろそろヤバイんじゃないの!?」 ニヤニヤ

シンジ「まだっ!!まだいける!!」 グッ

シンジ「アスカ!道はただ一つだよ!!信念に従って行動する!!それだけっ!!」

シンジ「戦いに慈悲はないよ…。生きる人と死ぬ人がいる…。それが全てじゃないか…」

アスカ「ッフン!!それじゃアンタも落とされても文句はないわよね!!…オラァくらえぇ!コネメガネのカタキィィ!!」

シンジ「あの子を落とされて奮い立つかいっ!?だったら僕を落として止めてみせてよっ!!」 バシュゥ

アスカ「またソレェ!?いい加減単純過ぎなのがわからないなんて可哀想ね!!だからアンタはガキなのよ!!」

アスカ「国境だってそう!地上で賢明に生きてる人の気持ちがわからないんだったら余計なことすんじゃないわよ!!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 04:04:20.35 ID:JrjABDnn0

シンジ「(そろそろかな…)」

シンジ「……時間だ」 ピッ


カシャン…、ゴゴゴゴゴ


ミサト「そんなっ!?」

ミサト「V2の発射を確認!!」

アスカ「ッチィ!!」

シンジ「…惜しかったね、二人とも…」

シンジ「こんな酷い世の中は一度リセットするべきだよ…。このV2で全てを『ゼロ』に戻して、また新しい世界に託そうよ。」

シンジ「国境も、…人の心の壁もない世界に……」

ミサト「こちらHQ!聞いて!アスカ!!」

ミサト「敵機体の解析が完了したわ!!」

アスカ「遅いわよミサト!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 04:25:39.44 ID:JrjABDnn0

ミサト「コードネームは『モルガン』!この機体は最新のECM防御システムで護られてるの!」

ミサト「唯一の弱点は前方のエアインテーク!正面角度から攻撃を行い、モルガンを撃墜して!」

ミサト「今そこで彼を…、シンジ君を討てるのはあなただけよ!」

ミサト「アスカ!!幸運を祈る!!!」

アスカ「あったり前でしょ!!」

アスカ「そーゆーことよ、ガキシンジ。アンタの手の内全てバレたわよ」

アスカ「もうアンタに勝ち目はないわ!!」 オラァ!

シンジ「…僕とアスカってさ、鏡みたいだよね」

シンジ「僕は暗くて正直人間関係も上手くいかないさ」

シンジ「でもアスカは明るくて気が強くて、その上みんなに注目されてる」

シンジ「そんなアスカが羨ましいんだよ!!」

シンジ「だから…、だから滅茶苦茶にしてやる…」

シンジ「こんな世界、なくなっちゃえばいいんだよ!!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 04:37:43.25 ID:JrjABDnn0

アスカ「…こんのバカガキ甘えんなぁぁぁ!!」

アスカ「ぬぅぅぅわにが羨ましいよ!!人の気持ちも知らないクセに偉そうなことばっかりいいやがって!!」

シンジ「っ!?」

アスカ「あたしだって努力してんのよ!苦労してんのよ!!辛い思いだってしてんのよ!!!」

アスカ「確かにアンタからはそう見えるかもしれない。だけどあたしはアンタと違って他人に弱みを見せたくないだけ!!」

シンジ「………」

アスカ「そんな努力もしないで他人のせい、…世界のせいにしてる奴に!!」

アスカ「勝手に世界をどうのこうのできる資格なんてないのよ!!」

シンジ「…やっぱり、アスカは強いや…」

シンジ「前、本でこんなことが書いてあったんだ…」

シンジ「『人と向かい合って初めて本当の自分に気づく』…って」

シンジ「やっぱり僕とアスカは正反対だね」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 04:46:31.98 ID:JrjABDnn0

シンジ「アスカ……」

ミサト「V2再突入まであと5分!」

シンジ「(やっぱり、アスカみたいに強い人が世界を支えていくんだろうね…)」

シンジ「(っよし!!)」

シンジ「…さぁアスカ、これ以上はもう何も言わないよ!!」

シンジ「決着を付けよう!!」 グッ

アスカ「オラこい!バカシンジ!!アンタの想い、アタシに全部ぶつけてみなさい!!」

アスカ「アンタのその卑屈でひね曲がった根性、このアタシが叩き直してやるんだからぁぁぁ!!」 グッ

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 04:56:00.00 ID:JrjABDnn0

ミサト「V2再突入開始まであと4分!」

アスカ「くらえぇぇぇ!!!!おぉぉぉりゃぁぁぁぁぁ!!!!」 バシュゥ

シンジ「まだだよ!!もう一度正面からだっ!!」 バシュゥ

シンジ「ここで全てが決まる……」 ボソッ

ミサト「V2再突入開始まであと3分!」

シンジ「くっ、お互い腕は衰えていないね…」

アスカ「当たり前でしょ!!アタシだって腐りきった奴相手に生半可な攻撃が通用するとは思ってないわ!!」

アスカ「この超天才超美少女のアスカ様がアンタみたいな超大馬鹿野郎に全力で相手してやってるんだから感謝しなさいよね!!」

シンジ「…アスカ……」 フルフル

ミサト「正面から彼を狙い撃って!」

シンジ「来い!!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 05:05:07.37 ID:JrjABDnn0

ミサト「あと2分!!」

アスカ「うおぉりぃゃぁぁぁぁぁ!!!!」 バシュゥ

シンジ「このぉぉぉぉぉ!!!!」 バシュゥ

ミサト「あと1分!!!アスカ!!」

アスカ「わかってるわよぉぉぉ!!さっさとおちんかバカシンジィィィ!!!!」

シンジ「いくぞ!」

シンジ「(ははっ、また当たっちゃった…。もうダメージが限界だ…)」 ビービービー

シンジ「(次で多分最後かな…)」 ビービービー

シンジ「(ごめん、みんな…。僕は達成できそうにないや……)」 ビービービー

シンジ「(だけど…)」

シンジ「(だけどゼロからやり直さなくても良いのはわかったよね?)」

シンジ「(だってこんなに強い人が世界をまた支えなおしてくれるはずだから……!!)」

シンジ「(次で…、決めよう…!!)」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 05:16:28.33 ID:JrjABDnn0

シンジ「撃て!」 ヘッドオン!

アスカ「てぇぇぇぇぇいい!!」 バシュゥ!


ボンッ!!!!


アスカ「やった…!?」

シンジ「……………った……ハハ……」 ヒュルルルル……

ミサト「……敵機撃墜を確認!!」

ミサト「同時にV2の大気圏外での爆発を確認!!目標!!沈黙!!!!」

アスカ「……ふぅ…」

アスカ「(シンジ…ごめんね……、気付いてあげられなくて…)」

アスカ「(アンタも苦労してたんだよね……)」 ウルッ

ミサト「…アスカ、任務完了よ。お疲れ様」

アスカ「ふんっ!!あたしにかかればこの程度なんざお茶の子さいさいよ!」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 05:23:28.62 ID:JrjABDnn0

ミサト「…そうね、なにせ最強超美少女超性悪女のアスカ様ですものね!」 フフッ

アスカ「一言多いわよ!!」 プンスカ

ミサト「おおーこわいこわい!」

ミサト「そんな怒ってるアスカにお話がある人がいるみたいよ」

アスカ「もー、あたしはさいっこうに疲れてるのよ!」

アスカ「軍のお偉いさんのありがたいお話なら後にしてちょーだい!」

ミサト「まぁまぁ、とりあえず繋げるわね」 ピッ

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 05:33:41.89 ID:JrjABDnn0

マリ「ちょっ!姫おそーい!!」

アスカ「なっ!?アンタてっきり死んだかと思ってた……」 ウルッ

マリ「ひっどーいにゃー!………ワンコ君、どうだった……?」

アスカ「…あいつ、最後わざと撃ってこなかった…。シンジ如きに…、舐められたものね……」 フゥ

マリ「…ふーん」 ニヤニヤ

アスカ「何よ…?」

マリ「それがさー、みつけちゃったんだにゃー、ワンコ君」 ニヤニヤ

アスカ「なっなっ!?」

マリ「なんか落ちた衝撃で気絶してみたいなんだけどさー、どーするー?このまま置いてくー?」

アスカ「……赤十字条約に則って連れて行くわよ。そうよね!ミサト!」

ミサト「フフッ、そうね、黒幕はまだ他にいるわけだし、洗いざらい聞かせてもらわないといけないわね!」 フフッ

マリ「もー、素直じゃないにゃー、二人ともー!!」 プンプン

マリ「(まぁよかったね、ワンコ君)」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 05:34:12.13 ID:JrjABDnn0

マリ「とりあえず回収よろぴくぅー!!くたびれちゃったーーーっ!!」

ミサト「さぁ、帰りましょう、私達の家へ。あなたたちの帰りを待っている人達がたくさんいるわ!」

アスカ・マリ「了解っ!!!!」



終わり

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 05:37:47.47 ID:JrjABDnn0

ところでさ、あのステージ難易度高め+旋回性能低めの機体でやるとピクシーこっちがヘッドオンする前に撃ってくるよね…。
あの曲者どうにかならんの?



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:スネーク「こちらスネーク、タマムシシティ郊外に到着した」