1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/07(金) 23:42:24.15 ID:mpi2shY+0
アセム「……そうだな」
ゼハート「……」
アセム「……」
ゼハート「……」
アセム「……お前が迎えに来てくれるなんてな」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/07(金) 23:44:08.95 ID:mpi2shY+0
ゼハート「……」
アセム「……」
アセム「……隣に座ってもいいか?」
ゼハート「……ああ」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/07(金) 23:46:44.38 ID:mpi2shY+0
アセム「……」
ゼハート「……」
アセム「……そっちはどうなんだ?」
ゼハート「……ああ、皆いるよ。お前の両親も、部下も、仲間もだ」
アセム「……そうか」
アセム「……」
ゼハート「……」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/07(金) 23:49:10.32 ID:mpi2shY+0
ゼハート「……私がここに来た時…」
アセム「?」
ゼハート「……誰も、誰も私を責めなかったよ」
アセム「……そうか」
ゼハート「……ダズも、ドールも、レイルも……フラムも…皆が笑って迎えてくれた」
アセム「……」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/07(金) 23:51:34.30 ID:mpi2shY+0
アセム「……」
ゼハート「……」
アセム「……俺は…どうだろうな…」
ゼハート「?」
アセム「軍にいた時も、海賊だった時も、平和の為に戦っていた時も、大勢の部下や仲間を失った」
ゼハート「……」
アセム「案外、恨まれているかもな…」
ゼハート「……」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/07(金) 23:54:24.65 ID:mpi2shY+0
ゼハート「……お前に感謝している者も大勢いる」
アセム「……」
ゼハート「……誰しも過ちは犯すものだ。なぜなら俺達は」
アセム「人間だから、か?」
ゼハート「……ああ、その通りだ」
アセム「……」
ゼハート「……」
ゼハート「……お前が教えてくれた」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:00:40.65 ID:tIZsWNyi0
アセム「……今でも思うんだ」
ゼハート「……何をだ?」
アセム「絶対に正しい人なんかいやしなかったんだ。俺もお前も、間違いを犯した」
ゼハート「……」
アセム「……」
ゼハート「だが、私の間違いはお前が正した」
アセム「……」
ゼハート「私は最後に間違えた。だがお前はそうはならなかった。最後まで息子と共にいた」
ゼハート「……お前は脇道に逸れただけだ。私は、お前は正しい道に戻れたと思う」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:04:37.99 ID:b4ERK6XP0
アセム「……変わらないな」
ゼハート「……見た目がか?」
アセム「ハハッ…そうだな、お前は見た目も変わらないな」
ゼハート「……コールドスリープで定期的に眠っていたからな」
アセム「ああ……どうりで20年以上経ってたのに老けていなかったわけだ」
ゼハート「……」
アセム「……」
ゼハート「……! …クッ」
アセム「……クッ アハハハハハ!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:10:28.90 ID:b4ERK6XP0
アセム「お前……俺が40過ぎて皺まで出てきてたっていうのになんだよあの若さは!」
ゼハート「好きで歳を取らなかったわけじゃない!お前こそなんだ!40過ぎてあの格好は!あの傷跡なんだ!誰に付けられた!?」
アセム「シドだよ!一度負けたんだよ!というかいいだろあの服は!かっこいいだろ!」
ゼハート「正気かお前!?そもそもいい歳をした一児の父がなんだあの格好は!」
アセム「ちょっと待て!キオは…息子はかっこいいと言っていたぞ!ディーヴァのクルー達からも好評で…」
ゼハート「嘘をつけ貴様!」
アセム「嘘じゃない!」
ゼハート「あれはダサイ!」
アセム「いやダサくない!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:14:18.01 ID:b4ERK6XP0
アセム「息子の友達もかっこいいと言っていたぞ」
ゼハート「信じられん」
アセム「わかる人にはわかるんだよ」
ゼハート「お前の師匠だと名乗る男にあったぞ」
アセム「!……ってウルフ隊長か!?」
ゼハート「……そうだ」
アセム「……本当か?」
ゼハート「……」
ゼハート「『赤とか黒とか、イケてねぇんだよ』と言っていたな……」
アセム「……隊長だ…」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:17:36.34 ID:b4ERK6XP0
アセム「色かぁ〜〜〜…」
ゼハート「そういう問題じゃないだろ」
アセム「デザインには何か言ってたか?」
ゼハート「……『俺なら白に染める』と言っていたな」
アセム「……あー…やっぱ色かー…」
ゼハート「……」
アセム「……」
アセム「……プクッ」
ゼハート「……ククッ…アッハッハッハッハッハ!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:21:37.65 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「そ…そういう問題じゃないだろ!」
アセム「ふ…不満点…不満点が色だけって……ホラ見ろ!白ならカッコイイって言ってたんだ!!やっぱりカッコイイんだよ!!」
ゼハート「いや絶対におかしい!ククッ…師弟揃ってセンスが…センスがダサイ!!」
アセム「お前こそなんだよ!お前だって変な仮面ずっと付けてたじゃないか!!」
ゼハート「アレにはちゃんとした理由があったんだ!」
アセム「……」
ゼハート「……」
ゼハート「お前私がどれだけ恥ずかしかったか考えた事あんの?」
アセム「ブフッ」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:27:10.89 ID:b4ERK6XP0
アセム「……恥ずかしかったの?」
ゼハート「当たり前だ!」
アセム「そうだったのか?」
ゼハート「気をつかったダズが同じような仮面を付けて艦内での私の違和感を払拭しようとした」
アセム「ダズ?」
ゼハート「……体育館で卒業式に発砲したあの」
アセム「ああ……あの時ロマリーを人質にした」
ゼハート「そうだ」
アセム「……で、どうなったんだ?そのペアルック作戦は」
ゼハート「……」
ゼハート「正直死にたくなった」
アセム「……っっっ!!!!」バンッバンッ
↑言葉にならない
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:30:32.93 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……」
アセム「……あーあー笑った笑った」
ゼハート「信じられるか?あの仮面を付けた人間が2人同じ艦にいたんだ」
アセム「ブフッ!」
ゼハート「しかも……お前ダズの外見覚えてるか…?」
アセム「……?」
ゼハート「……ちょっとお腹出てるんだ」
アセム「ーっ!!−っ!!−っ!!」バンッバンッバンッ
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:33:06.44 ID:b4ERK6XP0
アセム「お前ら俺達と戦ってるって言うのに何してたんだよ」
ゼハート「……戦争中だったのにか?」
アセム「……ああ」
ゼハート「……」
アセム「……」
アセム「……不思議な縁だな…俺達は」
ゼハート「……ああ、そうだな」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:38:52.48 ID:b4ERK6XP0
アセム「戦争がなかったら、出会うこともなかったんだな」
ゼハート「それだけじゃない。もし出会えたとしても、友達にはなれなかったかもしれない」
アセム「?」
ゼハート「言っただろ?俺はコールドスリープを定期的に行っていた。眠っていた分の歳はとっていないが、本当はお前よりもずっと年上だったんだ」
アセム「……」
ゼハート「……」
アセム「ややこしいな、俺達は」
ゼハート「ややこしいのは私だけだ。年上なのに同い年になって、今度は私だけ若いまま年下になって」
アセム「……本当は出会うはずが無かったのに出会って、こうして親友になって…」
ゼハート「互いが互いをかけがえの無いものだと思っているのに戦って……」
アセム「……」
ゼハート「……」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:45:21.29 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……お前は本当に強くなったな」
アセム「……色んな人が支えてくれただけさ。俺は駄目なままだ」
ゼハート「いや、お前は強くなった」
アセム「……」
ゼハート「きっとそれは、色んな人に支えられ、助け合いながら歳を重ねていったから培われた強さだったんだろう」
アセム「……」
ゼハート「人間は本来助け合って生きていくことが出来る。……心からだ。お前の強さは人間が本来得るべくして得る力だったんだと思う。だから誰より強くなった」
アセム「……ゼハート」
アセム「確かに俺の強さは周りの人のおかげで培われた力だ。俺を支えてくれた人達がくれた力だ」
ゼハート「……」
アセム「その人達の中には、お前だっているんだ。お前が俺を支えてくれたんだ」
ゼハート「……!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:49:57.20 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……変わらないな、お前は」
アセム「変わらずにいれたのはお前のおかげだ」
ゼハート「……変わらない、優しいアセムのままだ」
アセム「……お前が優しいゼハートのままでいてくれたからだ」
ゼハート「……」
アセム「……」
ゼハート「……私は」
アセム「……?」
ゼハート「私は優しさというものを、人間らしい感情というものを全てお前から教わった」
アセム「……俺はお前から戦う覚悟を、戦う重さを教えられた」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:54:38.34 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……あの場所、学校には私の求めているものが全てあった。今ならわかる。確実にあったんだ」
アセム「……ああ、わかるぞ」
ゼハート「……それと同時に、故郷の…ヴェイガンの多くの人間が望む事も、存在を知ることすら出来ない眩しい存在の中に自分がいることに耐えられなかった」
アセム「……」
ゼハート「幸せであればあるほど……愛せば愛すほど辛くなるのがわかるから……」
アセム「……だから、愛そうとしないようにした?」
ゼハート「……惜しくなるのが怖いから、その気持ちから目を逸らそうとした」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/08(土) 00:57:20.10 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……学校の皆は、皆真っ直ぐに学校を、あの場所を愛していたな」
アセム「……」
ゼハート「大切な人達と過ごせば過ごすほど愛することの出来る場所……私達の故郷には、そんな場所はなかった」
アセム「……」
ゼハート「……辛くなるだけだ」
アセム「……ゼハート」
30 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:03:36.10 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「全てに解放された今だからわかるんだ。私はあの場所を愛していた。あの毎日を愛していた」
アセム「……ああ、俺もだ」
ゼハート「……幸せだったよ」
アセム「……楽しかったな。馬鹿やって、MSいじって、騒いで、MSいじって、怒られて…」
ゼハート「宿題をして、帰りに買い食いをして、休みには映画を観て」
アセム「……」
ゼハート「……」
アセム「あの映画覚えてるか?ホラ」
ゼハート「ああ…『感動したなぁ、特に』」
アセム「『MSが隕石を押し返すところが』!」
2人「「『ちょっと荒唐無稽だったけど』!!」」
32 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:06:44.43 ID:b4ERK6XP0
アセム「あの後ロマリーが『私はよくわからなかった』って拗ねて」
ゼハート「そうだ、2人でご機嫌とろうと食事を驕ることになって」
アセム「高いもの頼まれたらどうしようって戦々恐々だったな」
ゼハート「ああ見えてよく食べるからな」
アセム「……」
ゼハート「……」
アセム「本人に聞かれたらまた拗ねるな」
ゼハート「そうだな。きっと拗ねる」
34 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:11:38.17 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……一度も言ってなかったな」
アセム「……?」
ゼハート「結婚おめでとう、アセム、ロマリー」
アセム「……ああ、ありがとう」
ゼハート「……」
アセム「……お前がいたら結婚式のスピーチを頼んだんだがな」
ゼハート「そうか……だったらそうとう困っただろうな」
アセム「ハハッ…しどろもどろなお前は想像できないな」
ゼハート「……じゃあもし私が誰かと結婚していたら、式のスピーチはお前に頼んでいたんだろうな」
アセム「……そうだな、それこそ緊張したと思う」
ゼハート「そうか?」
アセム「ああ、親友の結婚式だからな」
36 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:15:58.27 ID:b4ERK6XP0
アセム「……お前がモテたのに学生時代恋人を作らなかったのは、やはり任務があったからか?」
ゼハート「……モテたかどうかは知らないが、そうだな。あの時はそういうこと、考えもしなかった」
アセム「転校初日にファンクラブができていたじゃないか」
ゼハート「……ああ、そんなものもあったな」
アセム「告白とかもされただろ」
ゼハート「おかげでシャーウィーが口を聞いてくれなくなってマシルにずっと間に立ってもらった時もあったな」
アセム「……俺達はモテなかったからな」
ゼハート「……」
38 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:21:23.75 ID:b4ERK6XP0
アセム「……ロマリーも最初はお前が好きだった」
ゼハート「……」
アセム「嫉妬していたんだぞ、俺は」
ゼハート「ロマリーにか?」
アセム「馬鹿、お前にだよ」
ゼハート「冗談だ。……俺は、さっきも言ったように、誰かをそういう目で見たことは無い。……ロマリーもそうだった」
アセム「……」
ゼハート「そもそも俺には人を愛する資格も権利もないと思っていたからな。恋愛なんて尚更だった」
アセム「……その点、男同士の友情は楽だったろ?」
ゼハート「! ……ああ、楽だ」
アセム「……フッ」
ゼハート「ハハッ……ああ…楽だったな」
39 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:27:25.45 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……憧れたんだ」
アセム「?」
ゼハート「人間が当たり前に持つ幸せに。私達は皆そうだった」
アセム「……」
ゼハート「学校に行って友達と遊んで、勉強して部活をやって卒業して、仕事をして、恋人をつくって……」
アセム「……」
ゼハート「そうして、一緒になって子供をつくって、子供が大きくなっていく様を眺めながら家族の為に働いて……そうして子供がやがて同じように学校へ行って……」
アセム「……」
ゼハート「……そんな幸せが欲しかったんだ。支えあう家族が、護るべき家族が欲しかった。……私にはいなかった」
アセム「……」
デシル「……」
42 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:31:50.42 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……お前の息子は、元気か?」
アセム「……ああ。元気だよ」
ゼハート「……そうか。フラムから聞いたよ。優しい子供だったようだな」
アセム「ああ、真っ直ぐに育ってくれてたよ」
ゼハート「お前の息子だからな」
アセム「まあ、な」
ゼハート「オイ……」
アセム「冗談だ。お互い嫉妬してばっかだな」
ゼハート「そうだな」
アセム「……」
ゼハート「……」
43 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:33:44.82 ID:b4ERK6XP0
アセム「結局俺達はシャーウィーの言ったとおりだったのかもしれないな」
ゼハート「……」
アセム「ただのMSバカで、似た者同士だったんだ」
ゼハート「……そうだな」
アセム「……」
ゼハート「……」
44 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:36:09.00 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……きっとそれは、何処までいっても変わらないんだろうな」
アセム「……そうだな。俺がこうして杖に頼る爺さんになっても変わらなかったんだ。もう二度と変わらないんだろうな」
ゼハート「……」
アセム「……」
46 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:38:42.19 ID:b4ERK6XP0
アセム「……駄目だな、歳食っちまうとつい長い事干渉に浸っちまう」
ゼハート「……」
アセム「永い事待たせたな…ゼハート」
ゼハート「……」
アセム「折角迎えに来てくれたのにな」
ゼハート「……」
アセム「……さぁ、連れていってくれ」
47 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:43:10.64 ID:b4ERK6XP0
ゼハート「……私は、お前を迎えに来たんじゃない」
アセム「……?」
ゼハート「お前がこっちに来るのは、もう少し後だ」
アセム「……そうなのか?ならなぜ…?」
ゼハート「……ただ、少し話したくなったんだ。……待ち切れなくなったわけじゃないぞ」
アセム「……そういうの、待ちきれなくなったって言うんじゃないのか?」
ゼハート「……」
アセム「……フフッ」
ゼハート「……フッ」
アセム「……わざわざ会いに来てくれてありがとな、ゼハート」
48 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:46:07.09 ID:b4ERK6XP0
アセム「……次会う時は、もっと色々話そう」
ゼハート「ああ、そうだな……お前の息子の話も聞きたい」
アセム「いいのか?息子自慢をするぞ?言っておくが俺は鬱陶しいぞ」
ゼハート「いいんだ。俺がもし生まれ変わったら、参考にするよ」
アセム「……そうか」
ゼハート「……ああ」
49 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:47:26.37 ID:b4ERK6XP0
アセム「……ありがとう、ゼハート」
ゼハート「……ああ…ありがとう、アセム」
「またな」
50 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:51:25.71 ID:b4ERK6XP0
キオ「ああ、おはよう父さん」
アセム「ああ、おはようキオ。ロマリーは?」
キオ「花に水遣りに行ってるよ」
アセム「そうか…コートを探しているんだが……」
キオ「あれ?父さん、こんな朝早くからどこかにいくの?」
アセム「ああ、久しぶりに墓参りにでも、ってな」
キオ「そっか……父さんのお墓参り?」
アセム「そうだな。後は……」
アセム「久しぶりに親友に会いに、な」
終わり
55 名前:保守感謝ですm(_)m[] 投稿日:2012/12/08(土) 01:59:22.91 ID:b4ERK6XP0
ここまでです。読んでくださった方、保守してくださった方、本当にありがとうございましたm(_)m
AGEのこの2人の関係は本当に好きだったので書けて良かったです。
ちなみに僕はAGEは大好きで、アニメやゲーム派です。こっちも勿論良い所や魅力がいっぱいある作品なので、いつかアニメの方のAGEが再評価されればいいなーと思ってたりします。
読んでくださって、本当にありがとうございましたm(_)m