1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 01:56:29.27 ID:lgoFMao20
アスカ「なんですって?」
シンジ「冗談じゃないよ・・・14年経っても相変わらずかよクソが」
アスカ「なんだとコラ!」
シンジ「怖いな・・・まるでヤの人だよ」
アスカ「アンタ・・・14年ものうのうと寝てた割には言うじゃない?」
シンジ「14年も長く生きてる癖に中身変わってないね?」
アスカ「ふざけんじゃないわよ!こちとら生きるのに精一杯だっつーのー!!」
シンジ「殴るの?壁に亀裂入れる力で僕を殴るつもりなんだ?」
アスカ「ぐっ・・・」
シンジ「やめてよね・・・何も教えてくれない上に暴力なんて」
アスカ「・・・」
シンジ「おまけに首には爆弾と来たもんだ」
シンジ「こんな事ならヴィレなんかに残るんじゃなかったな」
アスカ「アンタね!私たちがどんな思いでアンタを回収したのかわかってんの!?」
シンジ「知らないよ・・・回収したのは僕じゃなくて初号機でしょ・・・」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 02:02:30.78 ID:lgoFMao20
アスカ「この・・・!!」
シンジ「いいよ・・・」
シンジ「殴れば?」
シンジ「殴ればいいよ・・・」
シンジ「どうせ僕なんてミサトさんのリモコン一つで簡単に消えるんだから」
シンジ「生きた心地なんてしないよ・・・」
アスカ「・・・」
シンジ「早く殴れば良いだろ!!」
シンジ「ついこの間まで一緒に暮らしてた2人に命を握られてるんだ・・・」
シンジ「何を信じろって言うんだよ!!・・・早く殺してよ!!」
アスカ「・・・」
シンジ「殺してって言ってるでしょ!!」
アスカ「・・・!!知らない!!ガキシンジ!!」
シンジ「もう僕は何の為に生きてるのかわからないよ・・・」
アスカ「誰もそんなのわからないわよ・・・」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 02:10:43.17 ID:lgoFMao20
シンジ「綾波に呼ばれた気がしたんだ・・・」
アスカ「・・・言ったでしょ、アレはエコヒイキじゃない」
アスカ「エコヒイキの形をしたモノよ」
シンジ「僕が助けたはずだった」
アスカ「アンタは誰も助けれてないわ」
アスカ「エコヒイキも・・・私も」
シンジ「そうだね」
アスカ「私はエヴァの呪縛に捕われた」
アスカ「多分アンタもそう」
アスカ「私たちはもう成長しないわ・・・人として・・・」
シンジ「なんだよそれ・・・言ってる事が滅茶苦茶だよ・・・」
アスカ「ホントにバカね・・・アンタ、昔のミサト覚えてるでしょ?」
シンジ「僕には昨日の事みたいなもんだよ」
アスカ「本当ならあの頃のミサトと同じくらいの年齢なのよ?私たち・・・」
シンジ「・・・だから余計に意味がわからないんじゃないか!!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 02:17:12.50 ID:lgoFMao20
シンジ「なんだよそれ!!目覚めたら14年後です?エヴァの呪縛?ワケわかんなくて当たり前だろ!!」
シンジ「説明しろよ!!説明しろよッッ!!説明しろ!!説明しろ・・・説明しろ・・・!!説明しろ・・・!!」
アスカ「・・・」
シンジ「なんで何も教えてくれないんだよ・・・!!」
シンジ「その眼帯だって・・・」
アスカ「・・・アンタのせいじゃないわよ」
シンジ「じゃあ何なんだよ!!誰のせいなんだよ!!」
アスカ「うるさい!!誰のせいでもない!!放っといて・・・」
アスカ「それとも見たい!?この下がどうなってるか・・・!!」
アスカ「引くわよ?」
アスカ「私は引いたわ・・・あぁ、もう私人間じゃないんだ、って・・・」
アスカ「納得したもの!!」
アスカ「うぅ・・・う・・・」
シンジ「・・・アスカ」
アスカ「何も知らないくせに!!同情なんてしないで!!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 02:27:38.73 ID:lgoFMao20
シンジ「・・・」
アスカ「何よその目!!哀れみの目で見られるなんてごめんよ!!」
アスカ「私は決めたの!!私はエヴァに乗るしかない!!」
アスカ「人としての幸せなんて、今はもう求めちゃいないの!!」
アスカ「私は14年前からただ人の形をしてるだけ・・・」
アスカ「・・・アンタもそう」
アスカ「誰も私たちを人間としてなんて、見ちゃくれないわ」
アスカ「でも、リリンの為にエヴァで戦えば・・・まだ人間でいられる気がする」
アスカ「そんな・・・気がするのよ・・・うぅう・・・」
シンジ「アスカ・・・」
アスカ「自分だけが苦しいと思わないで!!」
アスカ「アンタなんかにこの14年の重みはわからないわ!!」
アスカ「なんで私・・・ガキシンジなんかにこんな事・・・!!」
シンジ「何か方法があるんじゃないの?」
アスカ「!!」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 02:33:57.57 ID:lgoFMao20
シンジ「人間じゃなくなった僕をわざわざ起こしたのには理由があるんじゃないの?」
アスカ「・・・」
シンジ「いつでも殺せるように首に爆弾つけてまで僕を起こすのはきっと理由があるはずだろ?」
アスカ「・・・秘匿事項だわ、これ以上は話せない」
シンジ「別にいいよ・・・もう期待してないから」
アスカ「シンジ・・・」
シンジ「ブリッジでの皆の反応見ればわかるよ」
アスカ「それは・・・」
シンジ「ミサトさんの態度も普通じゃなかった」
アスカ「・・・」
シンジ「でもアスカと話してわかった事がある」
アスカ「・・・」
シンジ「もう僕も人間じゃないってこと」
シンジ「人間が人間じゃないモノを使って何かしようとしているって事」
アスカ「やめて!モノなんて言わないで!!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 02:40:44.61 ID:lgoFMao20
シンジ「僕もそうなんでしょ?」
シンジ「いいよ・・・もう・・・世界がどうなったって良いって」
シンジ「あの時思った」
シンジ「そして・・・」
シンジ「今またそう思った」
シンジ「こんな世界、どうでもいい・・・」
シンジ「こんな14年後に、僕は何も期待しない」
アスカ「そんな事言わないで!!」
シンジ「アイツらの僕を見る目は汚い物を見る様な目だった」
シンジ「だけどここで生きて行くには、アイツらにシッポを振ってなきゃダメなんでしょ?」
シンジ「だからアスカも・・・」
アスカ「ああああああ!!!!!!やめて!!!!!!!やめてよ!!!!!!!!!」
シンジ「ねぇアスカ・・・?」
アスカ「!?」
シンジ「14年前、僕は何したの?」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 02:45:47.12 ID:lgoFMao20
シンジ「僕は綾波を助けようと必死だった」
シンジ「綾波を助けられたと思ったら、僕は首に爆弾を巻かれて目覚めた」
シンジ「首に爆弾を巻かれる様な事をした」
シンジ「それは何?」
シンジ「・・・答えてよ!!アスカ!!」
アスカ「・・・」
アスカ「サード・・・」
アスカ「インパクト・・・」
アスカ「下、見てご覧なさいよ」
アスカ「しっかり見なさいよね・・・」
アスカ「目をそらさずに・・・」
シンジ「下?」
シンジ「下に何があるって言うの?」
アスカ「コレ全部、アンタがやったんだから・・・」
シンジ「・・・!!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 02:51:16.18 ID:lgoFMao20
シンジ「うわああああああ!!!!!!はぁああああああああああ!!!!!!!」
シンジ「ああああああああああ!!!!!!!わあああああああああああ!!!!!!!!!!」
シンジ「あ・・・がっ・・・!!!!ぐぅう・・・!!」
シンジ「おえっ・・・がっ・・・ぐぅ・・・!!!!!!!!」
シンジ「はああああああああ!!!!!!!!あああああああああああああああ!!!!!!」
アスカ「・・・」
アスカ「・・・これが首輪の理由」
シンジ「ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・おぐぇ・・・」
シンジ「これ・・・全部・・・?僕がやったの?」
シンジ「エヴァで?」
シンジ「嘘だ・・・僕はただ綾波を使徒から・・・助けただ・・・おえっ・・・!!」
シンジ「エヴァって何なんだよ!!」
シンジ「使徒ってなんなんだよ!!」
シンジ「僕は・・・!!なんなんだよ・・・!!」
シンジ「嘘だ!!嘘だ・・・嘘だ!!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 03:00:46.71 ID:lgoFMao20
アスカ「本当よ」
アスカ「アンタがやった」
シンジ「だって僕は使徒を倒したんだ!!」
シンジ「皆を・・・綾波を・・・!!世界を救ったじゃないか!!」
シンジ「なのに僕が世界を滅ぼしたの?」
アスカ「正確には滅ぼしかけた、ね」
アスカ「まだ滅んでないもの」
シンジ「滅んでるじゃないか!!何だよ!!この真っ赤な世界!!人なんていないじゃないか!!」
シンジ「うわああああああ!!!!!!はあああああああああ!!!!!!!!」
アスカ「人間にこんな事、出来るわけないでしょ?」
アスカ「アンタもあの時、人間辞めたのよ・・・」
アスカ「もっとも私は・・・誰かさんがプラグを噛み砕いてくれたらしくて」
アスカ「全部後から聞かされた話だけど・・・」
アスカ「私はアンタより一足先に人間辞めてたけどね」
シンジ「アレは・・・父さんが!!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 03:09:00.83 ID:lgoFMao20
アスカ「この期に及んでまだ言い訳?」
アスカ「見苦しいわね」
アスカ「ま、許してあげる」
アスカ「アンタももう人間じゃないし」
アスカ「私と一生苦しみましょ?」
アスカ「アハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!」
アスカ「いつまで生きるのか、死ぬのかどうかすらわからないけどね!!!!!!!!!!」
シンジ「・・・なんだよそれ」
シンジ「何だよそれ!何だよそれ!何だよそれッッ!!」
アスカ「何よ?」
シンジ「・・・」
シンジ「ああああああああ!!!!!」
アスカ「やめろ!ガキシンジ!!」
シンジ「離せよ!!ここから飛び降りれば死ぬかどうかわかるだろ!!!!!!」
シンジ「殺してよ!!!誰か僕を殺してよ!!!!あああああああああああああ!!!!!!!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 03:18:02.92 ID:lgoFMao20
アスカ「いいかげんにしなさいよ!!アンタ、私をまた一人にする気!?」
アスカ「また私を裏切るんだ・・・?」
アスカ「エコヒイキの事は助けようとした癖に!!」
アスカ「私も助けろ!!ガキシンジ!!」
シンジ「都合の良い事ばっかり言うなよ・・・!!」
シンジ「大体どうやって助けるんだよ!!」
アスカ「私と一緒に居てくれたら・・・それでいい・・・」
シンジ「え?」
アスカ「私はもう人間じゃないから・・・」
アスカ「私には同じ人間じゃないアンタしかいないんだから!!」
アスカ「情けないアンタでも、アンタにすがるしか私には出来ないの!!」
アスカ「ミサトもリツコも年老いてそのうち死ぬわ!!」
アスカ「そうなった時、人間だった頃の私を知ってるのは!!」
アスカ「アンタしか居ないじゃない!!」
アスカ「私は嫌!!本当の私を知りもしない人間と・・・」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 03:26:15.09 ID:lgoFMao20
アスカ「好奇の目に晒されながら生きて行くなんて耐えられない!!!」
アスカ「でも・・・アンタが居れば・・・」
アスカ「私が私で居られる気がするの・・・」
アスカ「お願いシンジ・・・」
アスカ「今度こそ」
アスカ「私を・・・助けて・・・」
シンジ「・・・」
シンジ「・・・」
アスカ「お願い・・・お願いよ・・・うぅうう・・・」
シンジ「・・・アスカ」
シンジ「・・・」
アスカ「シンジ・・・」
シンジ「そんな目で見ないでよ」
シンジ「もう嫌なのに」
シンジ「なにをどうしても上手く行かない」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 03:32:30.44 ID:lgoFMao20
シンジ「そんなのもうごめんなんだ」
シンジ「なのに・・・」
シンジ「そんな顔されたら・・・」
シンジ「放っとけないよ」
アスカ「シンジ・・・!!」
ミサト「シンジ君・・・?」
アスカ「・・・ミサト!」
シンジ「・・・何ですか?また僕を脅すんですか?」
ミサト「違うの・・・シンジ君」
ミサト「この世界を元に戻す方法が一つだけあるわ」
シンジ「!!」
アスカ「何よそれ!知らないわよ!!そんな事・・・!!!」
ミサト「ネルフ本部地下のセントラルドグマ最深部・・・」
ミサト「そこにあるリリスの亡骸に2本の槍が刺さってる」
ミサト「2つの魂で槍を抜けば・・・世界の再生を促すと言われているわ」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 03:43:13.68 ID:lgoFMao20
アスカ「世界の再生?」
ミサト「我々ヴィレは」
ミサト「ネルフが起こそうとしているフォースインパクトを未然に防ぐのを目的に組織された」
ミサト「ネルフのエヴァを殲滅するのもそれが目的」
ミサト「と、同時に我々ヴィレのエヴァでインパクトを起こし」
ミサト「世界を・・・残された人類の望む形に戻す事」
ミサト「それこそが我々ヴィレの真の目的」
ミサト「もしかしたら・・・あなた達も」
ミサト「リリンに戻れるかも知れない」
ミサト「私はあなた達二人にその可能性を賭けたい」
ミサト「今、二人の話を聞いて・・・そう感じたの・・・」
ミサト「辛い思いをさせてしまってごめんなさい・・・シンジ君」
ミサト「でも、やっぱりあなたは・・・私の知っている、昔のままのシンジ君だった・・・」
シンジ「ミサトさん・・・」
アスカ「ミサト・・・」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 03:46:25.98 ID:lgoFMao20
ミサト「副長!例のモノ・・・準備は?」
リツコ「出来ているわ、艦長・・・」
ミサト「そう・・・シンジ君、アスカ・・・案内するわ・・・ついて来なさい」
シンジ「?」
アスカ「何?この艦内に私の知らない所がある訳?」
ミサト「・・・」
リツコ「・・・」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 03:57:26.11 ID:lgoFMao20
リツコ「このエヴァはダブルエントリーシステム・・・つまり、二人のパイロットで操縦するシステムになっているわ」
リツコ「これは、カシウス、ロンギヌス・・・2本の槍を抜く為に2つの魂が必要とされるため」
リツコ「と、裏死海文書の外典に記されていたの・・・」
リツコ「ネルフが元々この計画を推進しようとしていた事からも、その信憑性は高いと考えて良いでしょう」
リツコ「そしてこのエヴァは・・・ネルフを離反時、秘密裏にネルフから徴収していたエヴァンゲリオン」
リツコ「エヴァンゲリオン第13号機」
リツコ「もう察しはついていると思うけど・・・パイロットは」
ミサト「シンジ君」
ミサト「アスカ」
ミサト「あなた達二人よ・・・」
ミサト「残された人類の希望・・・あなた達に預けるわ」
シンジ「・・・またエヴァに乗る・・・?」
シンジ「僕のせいでもっと世界がめちゃめちゃになるんじゃないの!?」
ミサト「今度はアスカも居るわ」
ミサト「シンジ君、あなたは一人じゃない・・・!!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 04:10:51.14 ID:lgoFMao20
ミサト「それから・・・きつい事を言うようだけど・・・その首輪はあなたがもし人類の敵になる様な事があった場合に」
ミサト「未然にそれを防ぐため・・・抹殺という形を持って防ぐ為につけた保険なの」
ミサト「でも・・・それももう必要無いわ」
シンジ「・・・ミサトさん」
ミサト「信じてるわ」
アスカ「よかったわね・・・バカシンジ」
シンジ「・・・アスカ」
アスカ「フン!久しぶりの実戦でしょ!足手まといにならないように精々頑張る事ね!!」
シンジ「・・・うん」
リツコ「ダブルエントリーシステムは相互のシンクロ率の影響を大きく受けます」
リツコ「念のため二人にはこの後シンクロテストを受けてもらうわ」
ミサト「その後は別命あるまで待機、いいわね?」
シンジ「はい」
アスカ「了解」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 04:17:51.27 ID:lgoFMao20
マリ「ワンコ君〜14年ぶり〜?」
シンジ「あなたは・・・学校の屋上で会った・・・?」
マリ「その後も一度会ってるニャー」
シンジ「ヴィレに居たんですか?」
アスカ「居たも何も・・・そいつ元々ヴィレの前身組織からネルフに派遣されてたスパイよ」
アスカ「つまり」
マリ「こっちが本職ニャ」
アスカ「コネで入ったコネメガネ」
マリ「私は二人のキューピッド役ニャ!ばっちしサポートするよ〜♪」
シンジ「宜しくお願いします・・・その・・・」
マリ「マリで良いニャ!」
シンジ「じゃあ・・・マリさん・・・」
マリ「照れてる〜?可愛いワンコ君ニャ!!」
アスカ「フン!うじうじデレデレ気持ち悪いわね!バカシンジ!!」
マリ「ヤキモチは良く無いニャ?姫〜?」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 04:24:15.47 ID:lgoFMao20
アスカ「誰がこんなおこちゃまにヤキモチなんか焼くのよ?バッカじゃない?」
マリ「あれれ〜?これ何ニャ?」
カチッ
『アスカ「でも・・・アンタが居れば・・・」
アスカ「私が私で居られる気がするの・・・」
アスカ「お願いシンジ・・・」
アスカ「今度こそ」
アスカ「私を・・・助けて・・・」』
アスカ「〜〜〜〜!!!!」カァァ
マリ「弱気な姫も可愛いニャ〜!?」うりうり
アスカ「この!アホメガネ!!ざけんじゃないわよ!!」
シンジ「仲いいね・・・二人とも!!」
アスカ「どこが!?」
マリ「でしょ〜?ワンコ君にも負けないニャ〜」
リツコ「そこまで!3人とも集中なさい!」
アスカ「チッ」
マリ「はーい」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 04:32:57.39 ID:lgoFMao20
セントラルドグマ
カヲル「時が来たね・・・待っていたよ、碇シンジ君」
カヲル「エヴァンゲリオンmark.6・・・起動!」
ネルフ
冬月「来るぞ?碇」
ゲンドウ「あぁ・・・レイ・・・」
レイ「はい」
ゲンドウ「出撃だ」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 04:39:12.62 ID:lgoFMao20
日向「ヴンダー、ネルフ直上に到達」
青葉「N2爆雷、投下準備完了」
ミサト「よし!爆雷、投下!!」
ミサト「マリ!用意は良い?」
マリ「私と8号機はいつでもどこでもいけるニャ〜」
ミサト「よし!サポート、頼むわね!」
マリ「エヴァ8号機、起動!」
ミサト「シンジ君・・・アスカ・・・準備は良い?」
アスカ「いけるわ!ミサト!」
シンジ「はい!!」
ミサト「発進用意!!」
シンジ/アスカ「エヴァンゲリオン第13号機!起動!!」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 04:47:56.30 ID:lgoFMao20
ミサト「降下開始!あとは任せるわ・・・シンジ君、アスカ・・・」
リツコ「人類の命運はあの二人の手に委ねられたわね・・・」
シンジ「・・・真っ暗だね」
アスカ「何も見えやしないわ」
シンジ「ライト・・・装備されてるんだよね?」
シンジ「うわああああああ!!!!!!ああああああああああ!!!!!!!」
アスカ「・・・インフィニティの成れの果て・・・!!」
シンジ「これも・・・僕のせいなの?」
アスカ「・・・アンタは気にしなくていいわ」
アスカ「全部元に戻す為にここに居るんだもの」
シンジ「でも・・・」
アスカ「ウジウジしない!大丈夫だから・・・きっと大丈夫よ・・・」
マリ「いまーわたしのー♪」
アスカ「全く!緊張感無いわね!!」
マリ「あれ?いい雰囲気の所盛り上げようと思ったんだけど余計なお世話だったかニャ?」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 04:55:27.13 ID:lgoFMao20
アスカ「余計なお世話よ!うっとうしいわね!!」
マリ「そんな事より姫〜?来たよ・・・」
アスカ「黒き月・・・!!」
シンジ「これをATフィールドで破るんだね・・・」
アスカ「集中しなさいよ!バカシンジ!!」
シンジ「うん!!」
マリ「おぉっ!二人の息ぴったりニャ!!」
シンジ「開いた!・・・え?」
アスカ「・・・何よ・・・コレ」
シンジ「・・・気味悪いね」
マリ「敵さんのお出ましニャ!!」
カヲル「やあ碇シンジ君・・・来る頃だと思っていたよ?」
アスカ「何よあれ・・・エヴァ?」
シンジ「僕を知ってるの?君は・・・誰?」
カヲル「誰でも良いさ・・・僕は君にこの槍を抜かせる訳には行かない」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 05:06:19.09 ID:lgoFMao20
アスカ「・・・!!来た!!なんなのよコイツ!!」
カヲル「悪いけど、お引き取り願うよ!!」
シンジ「誰だか知らないけど・・・邪魔しないでよ・・・!!」
シンジ「僕たちは槍を抜いてもう一度世界をやり直すんだ!!」
カヲル「それは出来ない・・・」
アスカ「ぐっ!何よこのエヴァ!!」
カヲル「ここにはカシウスがない・・・今君に槍を抜かせた所で」
カヲル「二の舞になるだけなんだよ」
カヲル「それはさせない・・・ATフィールド全開!!」
アスカ「なんてフィールドよ!!マリ!!援護!!AA弾でブチ抜きなさい!!」
マリ「おっ!もう使っていいのかニャ!?」
マリ「ねらーいはぁ〜♪外さないよぉっ!!うりゃ!!」
カヲル「ぐっ!!ATフィールドを貫通して来た・・・!!シンジ君!!やめるんだ!!」
シンジ「もうすぐ・・・あと・・・少し!!」
アスカ「あとはこのきったないバケモノを上り切れば・・・!!」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 05:18:56.14 ID:lgoFMao20
カヲル「やめるんだ!!シンジ君!!その2本ではフォースインパクトが起きてしまう!!」
シンジ「アスカ!行くよ!!」
アスカ「わかってるっちゅーのぉおおおおおお!!!」
カヲル「やむを得ないな・・・本気で行くよ!!」
レイ「ダメ」
カヲル「mark.9・・・!!そうか・・・そう言う事か」
カヲル「流石リリンの王、シンジ君の父君だ・・・」
レイ「さよなら」
カッ!
カヲル「やられたよ・・・まさか綾波シリーズを捨て駒にするなんて・・・」
カヲル「さようなら碇シンジ君、次はもっと違う形で巡り会いたいね・・・」
シンジ「綾波!?綾波ぃいいいいいいい!!!!!!」
アスカ「こないだのエヴァ!!自爆したの!?」
シンジ「ダメだアスカ!!綾波が!!綾波ぃいいい!!!」
アスカ「アレはエコヒイキじゃないって言ったでしょ!!」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 05:24:12.36 ID:lgoFMao20
アスカ「バカシンジ!!しっかりしなさい!!」
アスカ「この槍さえ抜けば・・・私たちはやり直せるの!!」
シンジ「・・・そうだね・・・!!」
シンジ「行こう!アスカ!!」
アスカ「そうよ!!」
シンジ/アスカ「ああああああああああ!!!!!!!!!」
I know, I know I've let you down
I've been a fool to myself
I thought that I could
live for no one else〜
シンジ「やった・・・!!抜けた!!」
アスカ「これで・・・私たち、リリンに戻れるのね!!」
アスカ「・・・!?」
But now through all the hurt & pain
It's time for me to respect
the ones you love
mean more than anything〜
シンジ「何?なんなのこれ!!アスカ!!アスカ!!ぁあああああ!!!!」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 05:30:34.93 ID:lgoFMao20
アスカ「コントロールが・・・きかない・・・!?」
アスカ「シンジ!!聞こえてる!?シンジ!!」
アスカ「何これ!!エヴァが・・・勝手に・・・!!」
So with sadness in my heart
(I)feel the best thing I could do
is end it all
and leave forever〜
ミサト「13号機が!!」
リツコ「ありえないわ!!」
シンジ「槍が・・・!!うぐっ!!」
アスカ「・・・あうっ!!」
what's done is done it feels so bad
what once was happy now is sad
I'll never love again
my world is ending〜
シンジ「止まれ!!止まれ!!止まれ!!止まれ!!くそっ!!止まれ!!止まれ!!」
アスカ「止まりなさいよ!!なんなのよコレ!!」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 05:36:48.71 ID:lgoFMao20
冬月「計画通りだな」
ゲンドウ「ヴィレがこの行動に出る事は予測していた」
冬月「月面の少年が地上に降りた時には冷や汗をかいたぞ?」
冬月「アレは槍がこちらにある事に気付いていたな」
ゲンドウ「だからこそヴィレに第13号機を運用させた」
ゲンドウ「全て計算通りだ」
ゲンドウ「・・・老人達に別れを告げるとしよう」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 05:42:00.28 ID:lgoFMao20
マリ「どうしよう・・・かなりまずいニャ・・・」
マリ「虎の子のAA弾はもう無い・・・」
マリ「コレは万事休すだニャ・・・」
シンジ「うわああああああああ!!!!!!!はあああああああああああ!!!!!!!!」
アスカ「いやぁああああああ!!!!!!!」
ミサト「結局また、インパクトが起きてしまうのね・・・」
リツコ「今度ばかりは止められないでしょうね・・・」
ミサト「世界の終わりは結局私たち人類の手で引き起こしてしまうものだった・・・」
リツコ「破滅からは・・・逃れられないと言うの?」
ミサト「そうね・・・全てが終わったわ」
終劇
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/12/05(水) 05:58:48.62 ID:lgoFMao20
ミサト「フォースインパクトが発動し、ついに世界は終焉を迎える」
ミサト「しかし、それは新たな物語の幕開けでしかなかった」
ミサト「終わる世界で溶け合うシンジとアスカの心」
ミサト「その時、二人の願った物とは?」
ミサト「次回、アスカ「ホントにガキね」シンジ「救いようが無いな」」
ミサト「この次も、サービスサービスぅ!」