1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/26(月) 17:45:37.07 ID:EaSAAfOk0
シンジ「何だ、夢か。14年後とかありえない展開だ。そうだ!綾波は!? ぽか波はどこ!?」
ミサト「起きたわね。シンジくん。ゼルエルとの戦いから一週間眠っていたのよ」
綾波「シンジくん…」
シンジ「綾波!良かった!! 本当に良かった!」
綾波「ぽかぽかする…」手をギュ
シンジ「綾波…。綾波のおかげで、ボク…」
綾波「シンジくんのおかげで、私……」
アスカ「何やってんのよ!! このあたしに心配かけさせて!!バカシンジ!」ボコッ
シンジ「いたいよ! ……アスカ? 生きてたの…!?」
アスカ「エヴァの呪縛よ…。本当に、心配かけさせて…」
シンジ「ボクのほうこそ、アスカが死んだんじゃないかって心配だったんだ!」
アスカ「こっちこそあんたのことが……バカシンジ! もう知らない!」
ミサト「早速で悪いけど、これからあたしたちはネルフを抜けるわ」
シンジ「!? どうしてですか!?」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/26(月) 17:54:27.52 ID:EaSAAfOk0
ミサト「サードインパクトの儀式を見せられた日にゃね…。ネルフは、いや、碇司令はサードインパクトを止めようとしている風には見えなかった」
シンジ「……サードインパクト……トウジたちは大丈夫なんですか!?」
ミサト「大丈夫よ。生きてる。ニアサードインパクトは最小限に抑えることが出来た」
ミサト「あそこにいるカヲルくんのおかげでね」
ピアノを弾いている。
カヲル「ボクたちはこれから…フォースインパクト、ファイナルインパクトを止めなければならない…」
カヲル「それがキミの幸せなんだろう?」
シンジ「ボクはただ……綾波を救いたくて……」
綾波「シンジくん…」
シンジ「綾波…」
アスカ「なーにいちゃついてんのよ! こっちまで恥ずかしくなるわ!」
ミサト「うふふふ」
アスカ「何笑ってるのよ! ミサト!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/26(月) 18:05:30.90 ID:EaSAAfOk0
マリ「姫様は顔赤くしてご乱心〜」
アスカ「うるさい! コネメガネ! いきなり出るな!」
マリ「よっ、わんこくん。きみはどうする? ネルフを抜ける?」
シンジ「分かりません。でもその前に、やらなければならないことがあるんです。使徒との戦いで、すっかり忘れていた。ね、綾波」
綾波「うん。……頑張る」
ミサト「やらなければいけないこと?」
ゲンドウの部屋
シンジ「…………」
ゲンドウ「…………」
綾波「…………」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/26(月) 18:08:16.05 ID:EaSAAfOk0
シンジ「(静かだ…。これじゃ、何のために食事をしているのか分からないよ)」
綾波「……碇指令。私のご飯、どうですか?」
ゲンドウ「よく出来ている」
シンジ「あ、おいしいと思うよ!」
綾波「良かった……」
ゲンドウ「…………」
シンジ「…………」
綾波「…………」
シンジ「あっ、あの! しっ、知りたいことがあるんだ……」
ゲンドウ「……何だ」
シンジ「ミサトさんから聞いた…」
シンジ「どうして……サードインパクトを止めようとしなかったの?」
ゲンドウ「…………。……お前には知る必要がない」
シンジ「知る必要あるよ…」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/26(月) 18:11:15.52 ID:EaSAAfOk0
シンジ「だって綾波が…綾波が消えそうになったんだよ!?」
ゲンドウ「…………」
シンジ「ちゃんと答えてよ! 父さん!!」机を叩く
ゲンドウ「……父さんか……………」
ゲンドウ「…………」
ゲンドウ「……愛しているからだ」
シンジ「……え?」
ゲンドウ「お前の母親……。碇ユイを愛しているからだ」
シンジ「どうして……愛しているから……? 愛していたら、サードインパクトを起こさないといけないの…?」
ゲンドウ「そうだ」
シンジ「綾波を犠牲にして!? わけがわからないよ……父さん! 父さんはいつもそうだ! 意味深なことだけ言って、おいてけぼりにする!」
綾波「…会うため……」
ゲンドウ「…………」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/26(月) 18:12:26.80 ID:EaSAAfOk0
綾波「サードインパクトを起こして、人類を補完して、私のオリジナルと会うため……」
ゲンドウ「…………なぜそのことを…」
綾波「サードインパクトの中で、初号機の中で碇ユイという人物に会ったから……。碇指令は、とても可愛い人……」
ゲンドウ「……………その言い方は……ユイ……」
ゲンドウ「……こちらへ来てくれ」サングラスを外す
綾波「はい」
シンジ「行っちゃだめだ!」
綾波「大丈夫。シンジくん」
ゲンドウ「ユイは……ユイは……何と言っていた?」
綾波「…私は大丈夫。ずっと、あなたのことを、見守っている。だから、シンジに苦労をかけさせないでちょうだい」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/26(月) 18:13:49.05 ID:EaSAAfOk0
ゲンドウ「そうか……そうか……」
ゲンドウ「……ユイ…………」サングラスをつける。
ゲンドウ「……人類補完計画は必要なくなったか……」
ゲンドウ「…………」
ゲンドウ「……一三○○をもって、これよりネルフは、ゼーレ殲滅の任に就く」
シンジ「父さん!?」
ゲンドウ「迷惑をかけたな、シンジ」
綾波「出てきて」
綾波が部屋の扉を開ける。
アスカ、ミサト、マリ、カヲル、リツコ、加持、冬月、伊吹、日向、シゲルが扉から崩れて入ってくる。
アスカ「あ、あは……」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/26(月) 18:18:53.75 ID:EaSAAfOk0
ミサト「…ご無沙汰しております」
加持「これから大変だな」
ミサト「他人事みたいに言っちゃって」
加持「他人事みたいに言わなくちゃ、やってられないのさ…」
リツコ「太鼓を叩くのは任せてちょうだい」
冬月「いいのか」
ゲンドウ「ああ、問題ない」
予告「ついに反撃の狼煙を上げたゲンドウ率いるネルフは、ゼーレと相対する!
そしてフォース、ファイナルインパクトを食い止めることが出来るのか!?
様々な思惑が交差するなか、17年の時を経て、ハッピーエンドを迎えることが出来るのか!?
さぁ?て、最後まで、サービス、サービスぅ!」
おしり