10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 19:28:44.71 ID:zpmNJ9PqO
長俺でも構わないからはよ
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 19:31:13.24 ID:6Xan5sxzO
>>10
じゃあ長門と>>10の物語を俺が書いてやろう
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 19:36:45.38 ID:6Xan5sxzO
>>10「……」チラッ
長門「……」
>>10「……」ハァハァ
長門「……?」
>>10「ッ!?」
キョン「ごめん、長門待ったか?」
長門「大丈夫」
キョン「それじゃ行こうか?」
長門「……」コク…ギュッ
キョン「はは、先に本買いにいくか?」
長門「……」コク
>>10「……」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 19:42:44.05 ID:6Xan5sxzO
長門「……」
キョン「どうした?さっきから黙ったままだけど」
長門「……」キョロキョロ
>>10「……」ハァハァ
長門「ッ!?」ビクッ
キョン「誰だアイツ?長門知り合いか?」
長門「知らない…先ほどからずっと私を見ていた」
キョン「なんだそりゃ…?ストーカーか?」
長門「分からない」
>>10「……」ゴクッ
キョン「気持ち悪いな…まぁいこっか」ギュッ
長門「……」ギュッ
>>10「……」ワナワナッ
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 19:47:10.85 ID:6Xan5sxzO
長門「……」スタスタ
キョン「……」スタスタ
>>10「……」スタスタ
キョン「……ちっ、なんだよアイツずっとつけやがって。ちょっと行ってくるわ」チラッ
長門「相手にすると危険。何するか分からない」
キョン「はぁ…最悪だな」
長門「……」
>>10「……」ハァハァナガトタン…
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 19:53:47.55 ID:6Xan5sxzO
>>10「……」スタスタ
キョン「……」イライラ
長門「……」
>>10「……」スタスタ
キョン「はぁ…本当に何だよアイツ?」イライラ
長門「分からない…待ち合わせ場所からずっとつけられている」
キョン「もうダメだわ…ちょっと此処で待ってろ長門」クル、スタスタ
長門「あ…ま、待って」
>>10「!?……」オロオロ
キョン「おいッ!」
>>10「……」ピューピュー
キョン「お前だよおまえ!」
>>10「……え?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 19:59:07.01 ID:6Xan5sxzO
>>10「な…なんですか?」
キョン「なんですかじゃねーよ!ずーっと後つけてきやがって!用があるなら目の前に来て言え!」
長門「あ、危ないから…」オドオド
>>10「い、いや…別に貴方に用事があった訳では…」
キョン「はぁ?長門に用があんのか?」
長門「…」ビクビク
>>10「ぇ…まぁ…はい」
キョン「なら、早くしてくれないか?後ろつけられると気になってしかたないんだ」
長門「……」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 20:07:00.65 ID:6Xan5sxzO
>>10「あ…あの…貴方関係あり、ありません…よね?」
キョン「は?」
>>10「だ、だからおまえは…関係ないんだから…ぼ、オレと長門ちゃんの問題だから…よ」
キョン「……それで?」
>>10「長門ちゃんと二人きりにしてくれたら…話せる…」
キョン「……長門…どうする?」
長門「……無理…」フルフル
キョン「長門もこう言ってるからさ、用件言えなきゃどっかいってくれないか?はっきり言うけど迷惑なんだ」
>>10「ぼ、僕も君がいるから迷惑して…してるんだ」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 20:18:53.04 ID:6Xan5sxzO
キョン「俺が迷惑って…いやいや、お前おかしだろ」
>>10「な、何もおかしい事はないだろ?だって僕はずっと長門ちゃんを見てたんだ…図書館ですれ違った日からずっと」
長門「……」ビクビク
キョン「……悪いけどさ、長門も怖がってるから今日は帰ってくれるか?」ポンッ
>>10「ビクッ!触るなぁ!!!」ドンッ
キョン「痛ッ!」ドサ
長門「ッ!?」
>>10「フーッフーッ!」
キョン「痛たた…ちょ、ちょっと落ち着けって」
>>10「僕に触れていいのは長門ちゃんだけだ!」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 20:24:49.43 ID:6Xan5sxzO
長門「……」スッ…
キョン「おい、長門やめろ!お前も警察呼ばれたいのか!?」
>>10「け、警察が来ても事情を話せばいいだけじゃないか!お、お前が長門ちゃんを連れ回すかッら!」
長門「どいて…」
キョン「長門いいから…。分かった、なら警察を呼ぼう」
>>10「……」
キョン「お前が正しいと思うなら警察呼んでもいいよな?」
>>10「べ、別に警察を呼ぶ理由が…ないじゃないか…」
キョン「この状況見てよくそんなことが言えるな。とにかく警察を呼ばせてもらう」
>>10「……」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 20:32:18.76 ID:6Xan5sxzO
キョン「……」プルルルルッ
>>10「……」
キョン「……」プルルルルッ、ガチャッ
キョン「……あっ、もしもし警察でy>>10「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあッ!!!!!」
キョン「なっ!!?」
長門「ッ!?」ビクッ!
>>10「うわああああああああああ助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」ガンガンガンガン
キョン「おい!な、何やってんだ!!!やめろって!」
>>10「うわああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 20:39:11.45 ID:6Xan5sxzO
キョン「お前何がしたいんだよッ!!!頭血だらけじゃねーか!」ガジッ!
>>10「さ、触るなぁ!!僕に触っていいのは長門ちゃんだけッ!?……だぁ…」フラフラ…
キョン「お、おい大丈夫か!?」
長門「……今のうちに…」クイクイ
キョン「あ…あぁ分かった。行こう」
>>10「うぅ…ま、待てッ」フラフラ
キョン「お前もしつこいな…」
長門「……」
キョン「長門?どうしたんだ?」
>>10「な、長門ちゃん?」ハァハァ
長門「貴方は…何故私の後をつけるの?」
>>10「はぁ…はぁ…それは…僕が長門ちゃんを…」フゥフゥ
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 20:49:00.46 ID:6Xan5sxzO
>>10「愛しy 長門「ごめんなさい…」
>>10「ぇ…?」
長門「私は貴方の気持ちに答える事はできない…」
>>10「な…なんで?僕は君のすべてを知ってるだよ?絶対に泣かせないし、絶対に幸せにしてみせるよ」
長門「……」フルフル
>>10「なんでだよ!!?そんな奴より僕の方が絶対にッ!」
長門「私は…私は彼が好き」
>>10「なっ!?」
長門「貴方が悪いとかそんな話ではない…貴方や他の人間がどんなに魅力的でも…私は貴方の気持ちに答えない」
>>10「そ…そんな…なぜ?」
長門「何故?……何故と言われても分からない……ただ…」
>>10「……」
長門「彼以外の異性はすべて同じに見えてしまう」
キョン「……長門」
長門「私は彼が好き。彼だから好き。選択肢は無い。私には初めから…産まれた日から彼一択」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 20:55:23.79 ID:6Xan5sxzO
>>10「……」
長門「だから諦めてほしい…」
>>10「一つだけ…一つだけそっちの男に聞かせてほしい…」
キョン「ん?なんだ?」
>>10「君は……君は長門ち…長門さんの事が好きなのか?」
キョン「……」
長門「やめて…私は別に彼の気持ちを望んではいない…私が彼を好きなだけ…彼には……彼に…は……」
キョン「あぁ、俺も長門が好きだよ」
長門「ッ!?」
キョン「だから長門を困らせるのは辞めてくれないか?
好きな子が悲しむのはお互いに気分悪いだろ?」
長門「……」
>>10「……そうだな…」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 20:57:09.72 ID:6Xan5sxzO
>>10生きてるか?
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 21:08:51.36 ID:6Xan5sxzO
>>10「自分勝手だったよ…長門さんの事を何も考えずに……本当に申し訳ない」
キョン「いや、分かってくれたらいいんだ……とにかく病院に行こうな?ほら肩かして…やるけど殴るなよ?」
>>10「あぁ…分かってる…ありがとう」ガシ
キョン「長門…どうする?」
長門「私もいく」
キョン「分かった…それじゃ病院へ行こうか」
>>10「…すまない…」グスッ
キョン「泣くなよったく…それよりあんた歳いくつなんだ?俺よりは歳上なんだよな?」
>>10「29歳だ」
キョン「そ、そうか…わりと歳行ってるんだな?」
>>10「はは…もうすぐ30歳だよ。君も長門さんを大切にしなきゃ…後々後悔するぞ」
長門「大丈夫…彼は私が大切にするから」
>>10(29)「そ、そうか…それは良かった」ズキズキ
キョン「はは…ありがとう」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 21:16:29.53 ID:6Xan5sxzO
――病院。
>>10(29)「迷惑をかけて悪かったよ」
キョン「いや、俺達のことは気にしなくてもいいよ。なっ?」
長門「私は気にしていない…少し恐かったけど彼の気持ちが聞けたから…貴方には感謝している」
>>10(29)「はは…完敗だな…それじゃ…長門さん…キョンくん…ありがとう…
そしてさようなら…」
キョン「(恐い…か…随分人間味が出てきたな長門も…)あぁ、元気でな」
長門「……」フリフリ
キョン「……ふぅ…疲れたな」
長門「大丈夫?怪我は?」
キョン「大丈夫だよ……もう夜になっちゃったな…」
長門「……」
キョン「また次の休みに一緒にさ…デ…デート…しようか?」
長門「……貴方がいいなら…」ドキドキ
キョン「ん…」ギュッ
長門「……」ギュッ
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 21:24:22.53 ID:6Xan5sxzO
キョン「お…空見てみ…」
長門「…?」
キョン「スゲーな…」
長門「……星…」
キョン「お、流れ星だ……願い事したか?」
長門「願い事?」
キョン「流れ星が流れてる間に三回願い事を言うと、願いが叶うんだ……おっ?また流れた」
長門「……」ボソボソボソボソ
キョン「今度は願い事したか?」
長門「した」コク
キョン「なんてしたんだ?」
長門「貴方と結婚して幸せになりたい」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 21:31:20.33 ID:6Xan5sxzO
――翌朝。
キョン「ふぁ〜あ……眠たい…」
長門「……おはよう」
キョン「うぉっ!?ビックリした!」
長門「?」
キョン「家まで迎えに来てくれたのか?」
長門「……」コク
キョン「そうか…んじゃ行こうか」
長門「……」
キョン「ん?なんだ手なんかだして……あぁ、そうか」ギュッ
長門「…ふふ」
キョン「あれ?長門今…」
長門「早く行かないと遅刻する」ギュッ、スタスタ
キョン「お、おう」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 21:40:47.06 ID:6Xan5sxzO
キョン「そう言えば昨日の人大丈夫だったかな?」
長門「命に別状は無かった」
キョン「そうか。壁に頭をガンガンぶつけだしたから気が狂ったのかと思ったよ」
長門「初めから気は狂っていた」
キョン「そ、そうだな」
長門「そんなことより日曜日…」
キョン「あぁ、今度はちゃんとデートしような」
長門「うん…」ギュッ
キョン「約束もあるしな…絶対に幸せにするよ」
長門「ありがとう…」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 21:42:10.93 ID:6Xan5sxzO
キョン「あぁ……ん?」キョロキョロ
長門「どうしたの?」
キョン「いや、なんか視線が……いや、昨日の事があったからだな…気のせい気のせい。早くいこうぜ長門」
長門「…」コク
>>10(30)「はぁ、はぁ………キョンたん…キョンキョンたん」
フヒヒ…ヒ…
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 21:43:06.57 ID:6Xan5sxzO
オワリですよ〜
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/12(月) 21:52:24.36 ID:6Xan5sxzO
まぁ>>10は本当はイケメンだって知ってるけど、たまにはこんな役回りもいいだろ?
30歳オメデトウ
>>10には魔法使いエンドの呪いをかけた