1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 13:55:15.65 ID:UIkjSzUR0
シンジ「そう」
ゲンドウ「……」ガタッ
ミサト「司令!」
リツコ「ちょっと待って下さい!勝手に帰られては……!」
ゲンドウ「……」スタスタ
冬月「待て碇!帰らせはしないぞ」ガシッ
ゲンドウ「シンジが乗らないのであれば帰る」
ミサト「シンジ君!お願い!エヴァに乗って!」
シンジ「え、イヤですけど」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:00:21.68 ID:UIkjSzUR0
ゲンドウ「葛城一尉。有給の申請を」
ミサト「無茶言わないで下さい!有給はせめて前日までに取っておくものです!」
ゲンドウ「体調不良の場合は仕方あるまい」
リツコ「それでしたら医務室へ」
ゲンドウ「……帰る」
ミサト「……クッ!……シンジ君お願い!エヴァに乗って」
シンジ「いや、それはちょっと」
ゲンドウ「……」スタスタ
冬月「あ、こら、待てと言っているだろう碇!」
ゲンドウ「……」
冬月「流石に司令と副司令が両方いないのはマズイ!」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:05:08.22 ID:UIkjSzUR0
リツコ「え?」
ミサト「ちょっと、副司令まで帰る気ですか!?」
冬月「俺はちゃんと一昨日有給申請したぞ」
マヤ「あ、はい、確かに聞いてます」
リツコ「……ねえ。今年副司令ってかなり有給使ってなかった?」
ミサト「ええ。週一くらいで取ってた気がする」
冬月「有給は消化せねばなるまい」
ゲンドウ「その通りだ」
ミサト「だからって副司令は休みすぎです!」
リツコ「そして碇司令が今日帰る事も看過出来ません!」
ゲンドウ「……何故だ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:09:56.19 ID:UIkjSzUR0
冬月「とにかく帰るのは俺だ」
ゲンドウ「私が帰る」
リツコ「ダメです!二人とも席に戻って下さい!」
ミサト「……ねえシンジ君、おねg」
シンジ「僕は碇シンジ。君は?」
レイ「綾波レイ」
シンジ「そっか。よろしくね!」
ミサト(あ、なんか邪魔できない雰囲気)
ミサト「ええい、青葉君!日向君!ロープ持ってきて!」
青葉「強硬手段に出る気ですか!?」
ゲンドウ「やめろ。私は帰る」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:14:37.10 ID:UIkjSzUR0
マヤ「あの、それはさすがにやりすぎなんじゃ……」
ミサト「何!?碇司令の味方する気!?」
マヤ「いえ、そういうわけじゃ……」
リツコ「……そういえばアナタ、来週ライブに行くって言ってたわよね。午後から有給使って」
ゲンドウ「……」ピクッ
マヤ「そ、それは確かにそうですけど、別に碇司令の味方をしてるわけじゃ……」
ゲンドウ「その有給、許可する」
マヤ「え!?」
ミサト「司令!?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:18:52.04 ID:UIkjSzUR0
ゲンドウ「半日と言わず、一日分使って構わない」
リツコ「この子を味方につける気!?」
シンジ「あ、メアド交換しようよメアド」
レイ「ええ」
ミサト「碇司令!勝手にそんな事を……!」
マヤ「そ、そうです、私は半日で十分……」
ゲンドウ「……ライブ会場はどこだ」
マヤ「え?」
ゲンドウ「交通費も付ける」
ミサト「ちょっと!?」
マヤ「碇司令は帰っても良いと思います」
リツコ「マヤ!?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:24:07.50 ID:UIkjSzUR0
ビーッ! ビーッ! ビーッ!
日向「葛城一尉!隔壁封鎖完了しました!」
ゲンドウ「何!?」
ミサト「グッジョブ!」
冬月「ちょっと待て!これでは俺も帰れんだろう!」
リツコ「諦めて下さい。これも碇司令を帰らせないためです」
マヤ「センパイ!さすがに酷いですよ!」
ゲンドウ「……クッ!」
シンジ「あ、綾波ってスマホなんだね」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:29:53.66 ID:UIkjSzUR0
冬月「……葛城一尉!ロープをこちらへ!」
ゲンドウ「……!」
ミサト「副司令!?」
冬月「碇は俺が拘束する!だから隔壁を開けろ!」
リツコ「ミサト!この際副司令の有給は許可しましょう!」
ミサト「そ、そうね!副司令!今投げます!」
マヤ「そうはいきません!」ガシッ
リツコ「マヤ!?」
ミサト「クッ!青葉君、日向君、お願い!」
レイ「碇くんはガラケーなの?」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:34:17.68 ID:UIkjSzUR0
マヤ「動かないで!動くとこの人を撃ちます!」チャキッ
ミサト「な、何ですって!?」
日向「そんな!銃まで持ち出すなんて!」
リツコ「大丈夫!それはただのエアガンよ!」
マヤ「エアガンでもこの距離から撃てば痛いですよ!」
ミサト「え、い、痛いのはイヤよ!」
マヤ「さあ、ロープを渡して隔壁を開けて下さい!」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:38:47.86 ID:UIkjSzUR0
リツコ「ミサト!我慢して!膠着状態が続けば碇司令も帰れない!」
ミサト「え、ちょ、見捨てる気!?」
青葉「いや、だけど……」
ゲンドウ「……伊吹マヤ……。……よくやった」
ミサト「……え!?」
ビーッ! ビーッ! ビーッ!
日向「隔壁が、開いていく……!?」
冬月「しまった……!ドサクサに紛れて直接自分で開けたな!?」
ゲンドウ「帰る」ダッシュ!
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:44:14.19 ID:UIkjSzUR0
ミサト「まずい!副司令!追って下さい!」
冬月「やむをえん!これも有給の為!」
マヤ「そうはさせません!」ダッ!
リツコ「アナタの相手は私よ!」ガシッ!
ミサト「リツコ!その子は任せた!日向君はここをお願い!青葉君!追うわよ!」
日向・青葉「はい!」
ミサト「シンジ君も手伝t」
シンジ「へえ、結構サクサク動くんだね」
レイ「ええ」
ミサト「……クッ!いくわよ青葉君!」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:50:31.02 ID:UIkjSzUR0
ゲンドウ(追ってきているが……、これなら撒ける……!)
ピーンポーンパーンポーン!
ゲンドウ「!?」
ミサト『総員に通達!命令です!碇司令を捕えなさい!繰り返す!碇司令を捕えなさい!』
ゲンドウ「葛城……!」
職員A「あ、あれ碇司令じゃないか!?」
職員B「走ってるぞ!え、どうする?」
ゲンドウ「……!」
職員C「とりあえず捕まえて……」
ゲンドウ「……有給休暇!」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:55:03.57 ID:UIkjSzUR0
職員ABC「!?」
ゲンドウ「私の帰宅を助けた者には有給を与える!」
ミサト「青葉君!あなたはそっちへ!」
青葉「はい!」
ミサト(ネルフには職員が大勢いる……。これなら……!)
職員A「あ、いたぞ!葛城一尉だ!」
ミサト「え!?」
職員C「足止めだあああ!」
ミサト「何ですって!?」
シンジ「何コレ、『アングリーバード』?」
レイ「やってみる?」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 14:57:54.04 ID:UIkjSzUR0
この後何も思いつかねぇ……
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 15:30:38.03 ID:UIkjSzUR0
http://www.youtube.com/watch?v=8Pk-f7HttEY
予告
碇ゲンドウはネルフ職員を手懐けた
捕えられるオペレーター。ドサクサに紛れる副司令
碇シンジは綾波レイと親交を深め、スマホ派とガラケー派の垣根を取り払っていく
だが、ネルフを脱出しようとした碇ゲンドウの前に立ちはだかったのは、使徒サキエルのATフィールドだった
次回
動かない、エヴァンゲリオン
この次も、サービスサービスゥ!
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/27(土) 15:34:14.22 ID:UIkjSzUR0
じゃあ、続きは頼んだ
俺は帰る