18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/22(月) 08:31:09.71 ID:deKEHBYt0
朝倉「っていうかなんで脱いでんのよ」
キョン「お前は何を言っているんだ朝倉、当然着替える為だろ」
朝倉「だったら下着まで脱ぐ必要は無いでしょうに……」
キョン「そういう訳にはいかん。俺の日課であるマイサンにサンを拝ませる儀式をしないといけないからな」
朝倉「……そのドヤ顔やめてもらえる?イラッとするから」
キョン「この日光を浴びてそそり立つ俺の息子の雄姿を見てもそんなことが言えるのか?」
朝倉「ばっ!?こっち向かないでよ!」ブンッ
キョン「ぶっ!?」バスッ
朝倉「せめてはやくそれ履いて!妹ちゃんに見せていいものじゃないでしょ!」
キョン「俺は一向に構わん!」
朝倉「少しは構え!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/22(月) 08:36:50.61 ID:deKEHBYt0
キョン「ったく、いちいち口うるさい奴だな……やれやれ、履けばいいんだろ履けば」ハキハキ
朝倉「この件に関してはキョン君がおかしいんだって少しは自覚してくれないかな」
キョン「ふっ……朝倉、俺は俺に対して疑問を持ったことなど一度もない!」
朝倉「はいはい」
キョン「……最近幼馴染のりょーこちゃんが冷たいんです」
朝倉「だったら少しは行動を改めなさいよ」
キョン「断る、これは俺のスタータスシンボルだからな」ヌギッ
朝倉「改めて脱ごうとするな!」
ダダダダダダ…
キョン「お」
バーン!
妹「きょーんーくーんー!あっさだよー!!」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/22(月) 08:43:15.89 ID:deKEHBYt0
キョン「よう」
妹「あれー?キョン君もう起きてるー」
朝倉「おはよう妹ちゃん」
妹「あ、りょーこちゃんだー!わはー!」バッ
朝倉「きゃっ!?も、もう危ないでしょ?」
妹「ん〜♪りょーこちゃんおはよう」
朝倉「はいはい、おはよう」
キョン「兄より先に朝倉に飛び掛る妹を見て一抹の寂しさを覚えるな……」
妹「それにしてもキョン君今日は起きるの早いねー」
キョン「わざわざ朝倉が起こしにきてくれているからな」
朝倉「キョン君の朝の奇行にいつか妹ちゃんが鉢合わせると思ったら気が気じゃないのよ」
キョン「奇行とはなんだ奇行とは!神聖な儀式だぞ!」ヌギッ
朝倉「だから脱ごうとするな!」
妹「んー?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/22(月) 08:53:53.02 ID:deKEHBYt0
朝倉「もう、いいから早く着替えちゃってよ。朝食食べる時間なくなっちゃうわよ」
キョン「お、もうそんな時間か」
朝倉「先に行って準備しておくから早く着替えて降りてきてよね」
キョン「あー、わかったわかった」
朝倉「ほんとにわかっているのかしらね、もう。それじゃ行こ、妹ちゃん」
妹「うん!」
ガチャッバタン
・
・
・
キョン「母さん朝飯なにー?」
朝倉「誰がお母さんか!」
キョン「ノリって奴を理解せん奴だな」
朝倉「へんなことばっかり言ってるキョン君が悪いんでしょ、そんなことより歯は磨いた?顔は洗ったの?」
キョン(こういうところがお母さんなんだが……)
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/22(月) 09:03:17.47 ID:deKEHBYt0
妹「今日は和食だよー」
キョン「おお、いつもすまないねぇ涼子さん……」
朝倉「はいはい、それは言わない約束でしょそれは言わない約束でしょ」
キョン「……最近嫁が冷たいんです」
朝倉「だ、誰が嫁か!?」
妹「りょーこちゃんはキョン君のお嫁さんなのー?」
朝倉「ち、ちがっ」
キョン「ああ、実はな」
朝倉「キョン君!?」
妹「わはー、それじゃりょーこちゃんは私のお姉ちゃん?」
キョン「ああ、そしてお前は朝倉をネチネチと虐め倒す小姑だ」
妹「ネチネチ……んー?このなっとー?」グリグリ
キョン「ああ、その調子でよくかき混ぜなさい」
妹「はーい!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/22(月) 09:10:26.27 ID:deKEHBYt0
朝倉「……からかったわね」
キョン「なんのことだ?」
妹「なっとーにからしは入れてないよー?」
朝倉「な、納豆の話はもういいのよー妹ちゃん」
キョン「うっし、ご馳走様!」
朝倉「ええっ!?もう食べちゃったのキョン君!?」
キョン「お前がもたもたして全く食事に手をつけてなかっただけだろーが」
朝倉「そ、それはキョン君が変な事言うから!」
妹「へんなことって?」
朝倉「ふぇっ!?そ、それはその……」
キョン「んじゃ学校行ってくるわー」
朝倉「ちょ、待ってよキョン君!」
妹「いってらっしゃーい♪」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/22(月) 09:18:16.94 ID:deKEHBYt0
朝倉「はぁ、もう!もうちょっと朝はゆっくりしたいんですけど!」
キョン「すればいいじゃないか」
朝倉「誰のせいで出来てないと思ってるのよ!」
キョン「…………妹か?」
朝倉「キョン君よ!……ったくもう!」
キョン「まぁ悪いとは思うが毎日毎朝の光景だしもう慣れただろ?」
朝倉「悪いと思ってるならちょっとは改めてよね……」
谷口「お、ご夫妻!仲のよろしいことで」
キョン「お、谷口ーはよー」
朝倉「あら、おはよう谷口君。あといつもそんなんじゃないって言ってるでしょ」
谷口「いやいや、もう2人は学校公認のカップルみたいなもんなんだしキョンはもげろよ」
キョン「おい」
朝倉「か、カップルって……」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/22(月) 09:30:03.62 ID:deKEHBYt0
谷口「だってそうだろー我が校のアイドル・朝倉涼子!眉目秀麗・成績優秀・文武両道の完璧超人!」
谷口「その朝倉と家が隣だからって毎日毎日登下校しているようなうらやまけしからん奴はもげるべきだ!もしくは替われ!」
キョン「ンな事言われてもなぁ……朝は朝倉に起こしてもらわんと困るし、朝食も朝倉のじゃないとなんかなぁ……」
朝倉「ちょ、キョン君!?」
谷口「なん……だと……?」
キョン「あ?どうしたんだよ?」
谷口「お、お前はまさか朝倉さんに朝は『もう早く起きてよ!む〜……お、起きないとキスしちゃうんだからね!』とか」
朝倉「んなぁ!?な、なんで知……んぐ」
谷口「そして朝食のときも『はい、キョン君あーん……どう、美味しい?』とかやって貰ってんのかよ!?」
キョン「お前の幼馴染像は一体どうなってんだ」
谷口「KUSOGA!お前なんか『一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし』って言われちまえー!!」ダッ
キョン「……なんだったんだアイツは?」
朝倉「さ、さぁ……?」
キョン「ところでさっきやたら反応していたがなんかあったのか?」
朝倉「し、知らないっ!」プイッ
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/22(月) 09:39:06.09 ID:deKEHBYt0
キョン「さって、やっと着いたな。教室までもうひと踏ん張り、か」
朝倉「変なとこで時間食っちゃったからもう余り時間無いわよ?早く靴履き替えて行くわよ」
キョン「わーってるって…………ん?なんだこれ手紙……?」
朝倉「……どうか、したの?」
キョン「ああ、いやなんでもない……ほら、行くぞ」
朝倉「う、うん」
仕事に戻る、後は頼んだ