1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/19(金) 18:47:08.55 ID:V7KCEz8WO
アスカ「くっだらなぁい。あんたそんな非科学的なもの信じてるわけ?」
シンジ「信じてるってわけじゃないけどなんとなく見てもらったんだ」
アスカ「お金の無駄以外のなにものでもないわね」
シンジ「そしたらさ、僕は20歳で結婚するって」
アスカ「ふーん・・・それで?」
シンジ「それでって?」
アスカ「他にはなんか聞かなかったわけ?」
シンジ「聞いたよ。相手はどんな人かなって」
アスカ「それで?」
シンジ「今もう知り合ってるんだってさ。それもすごく近くにいるらしいんだ」
アスカ「へ、へぇー」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/19(金) 18:55:27.44 ID:V7KCEz8WO
シンジ「その人と結婚したら凄く幸せな一生になるって言われたよ」
アスカ「あぁそう。占い師も中々面白いこと言うわね」
シンジ「で、具体的に聞いてみたんだ。誰ですかって」
アスカ「そしたら?」
シンジ「あなたの頭に浮かんだ人ですよ、だって」
アスカ「なによそれ。結局適当なこと言ってるだけじゃない」
シンジ「でも実際にその時思い浮かべてたからびっくりしたよ」
アスカ「っ!」
シンジ「告白するなら早いほうがいいって言われたんだ。アスカはどう思う?」
アスカ「はっ、はぁ!?そんなのわたしに聞くんじゃないわよ!!」
シンジ「あ、そうか。それもそうだよね」
アスカ「で、でも告白が早いほうがいいってのには同意するわ。そういうのは男から言うべきだと思うし」ソワソワ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/19(金) 18:59:50.36 ID:V7KCEz8WO
シンジ「うーん・・・でも断られたら一緒に居づらくなるし」
アスカ「男ならうじうじ言ってないでさっさとしなさいよ!断んないかもしんないでしょ!?」
シンジ「うーん・・・そうだね。こういう時は思いきっていかないとね」
アスカ「あ、でも告白ならもっとムードがあるとこでドラマチックにしたほうがいいわねきっと」
アスカ「そしたら万が一、いや億が一くらいの可能性で成功するかも」
プルルルル
シンジ「・・・あ、もしもし綾波?僕だけど・・・い、今から家行ってもいいかな」
アスカ「・・・?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/19(金) 19:04:54.69 ID:V7KCEz8WO
シンジ「うん・・・いや、会って話したいんだ。うん・・・じゃあ30分くらいでいけると思うから」
シンジ「じゃあ行ってくるね」
アスカ「どこ行くの?」
シンジ「綾波のうちに」
アスカ「なんで?」
シンジ「なんでって、告白しにきまってるじゃないか」
アスカ「よくわかんない」
シンジ「わかんないって、アスカが男ならハッキリしろって言ったんだろ」
アスカ「わかんない!だってシンジはわたしに告白するって」
シンジ「誰もそんなこと一言も」
アスカ「凄く近くにいる。1m」
シンジ「確かに距離でいえば今は1番近いかもしれないけど」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/10/19(金) 19:10:26.23 ID:V7KCEz8WO
アスカ「既に知り合ってる。凄く近くにいる。つまりシンジはわたしに告白するってこと?」
シンジ「いや違うよ。綾波に告白しにいくんだってば」
アスカ「なんで?わたしのこと好きなんじゃないの?」
シンジ「だって・・・」
シンジ「だってアスカ、理科の実験で手で扇いで嗅がないといけない薬品みたいな匂いするんだもん」
ミサト「はいはーいただいまー」
ミサト「あれ、シンちゃーんアスカーいないのー?」
ミサト「なんだいるじゃないのアス・・・アスカ!?」
ミサト「し、死んでる・・・」
劇終