1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 15:19:34.17 ID:PrRqCeul0
ハルヒ「あんた何言ってんの?」
みくる「キョンく〜ん」
長門「ナンセンス」
古泉「んっふ」
キョン「いや、今よりもっと普通になって、青春とか楽しもうかなと」
ハルヒ「今よりって、あんた自分が普通の範疇の高校生とか思ってたワケ?」
キョン「違うのか?」
ハルヒ「全然違うじゃない。どこの高校生がシーシュポスなんて知ってんのよ」
キョン「普通知ってるだろ?」
古泉「んっふ。いやいや、普通の高校生は知りませんよ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 15:23:51.55 ID:PrRqCeul0
長門「普通の高校生と自称。とてもユニーク」
キョン「長門まで……」
ハルヒ「とにかくね、あんたは普通じゃないんだから」
キョン「おいおい、それはないだろう。俺は普通」
古泉「では聞きますが、カエアン聖衣ってご存知ですか?」
キョン「あぁ、知ってるぞ」
古泉「ではメーザーは?」
キョン「教養の範囲内だろ?」
古泉「……なんというか」
ハルヒ「普通の人はそんなの知らないわよ」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 15:27:13.50 ID:PrRqCeul0
キョン「とにかく! 俺は普通に彼女作って普通の高校生になるんだ!」バン
古泉「行っちゃいましたね」
ハルヒ「フンッ、どうせすぐに戻ってくるわよ」
〜一週間後〜
キョン「なぁ〜面白いだろ?」
女子生徒「う、うん」
女子生徒(何かキョンくんって理屈っぽくて嫌だなぁ)
キョン「ところで、俺が君の事好きって言ったらどうする?」
女子生徒「も〜冗談辞めてよ〜」
キョン(このノリ、行ける!)
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 15:32:17.78 ID:PrRqCeul0
キョン「何ていうか、俺、結構好きだ」
女子生徒「そーなんだ」
キョン「付き合って、くれないか?」
女子生徒「無理。じゃあね」タタタッ
キョン「……は? 何で?」
キョン「そうか、オズボーン効果だ。俺という新商品がつまり彼女の心を圧迫し、とうとう彼女の
心が倒産してしまった、と言うことか」
古泉(そんな小理屈毎度捏ねられたら、女の子逃げますよ。普通)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 15:39:24.21 ID:PrRqCeul0
キョン「悲観にくれても無意味だ。次だ次」パンパン
三日後
女子生徒2「キョンくんって本好きなんだよね?どんなの読むの?私はナナとかかな〜」
キョン「ナナ面白いよな。でも俺はどっちかっていうと、小説かな」
女子生徒2「恋空とか?」
キョン「ちょっと違うな。有名所だと、トルストイとか」
女子生徒2「へ、へー」
女子生徒2(トルストイって何?)
キョン「面白いから、読んで見るといい」
古泉(あ〜これも失敗パターンですねぇ)
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 15:45:37.85 ID:PrRqCeul0
二日後
キョン「またフラれた。手ごたえあったと思ったんだが」
古泉(見ていられないですね。んっふ)
古泉「お困りの様ですね」
キョン「うわっ! 古泉、お前どっから」
古泉「別にどこからでもいいでしょう」
キョン「はいはいそんで俺に何の用だ」
古泉「ちょっと協力しようかな、と思いまして」
キョン「お前が? なんで?」
古泉「見ていられなくて。んっふ」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 15:47:54.87 ID:PrRqCeul0
キョン「いっとくが俺はSOS団には戻らんからな」
古泉「まぁその話はひとまず置いておいて、あなたはサブカルに詳しいのですから、オタク系の
女子を狙ってみては? 彼女とか」スッ
女子生徒3「あのアニメ見た〜? 面白いよね〜」
キョン「そうか……盲点だった。クソッ、サンキューな古泉」
古泉「んっふ。別に礼なんていいですよ」
古泉(これで彼女出来るといいんですが)
キョン「ちょっといいか」
女子生徒3「な、なんですか?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 15:53:06.65 ID:PrRqCeul0
キョン「いや、俺もアニメとか好きなんだが、ちょっと話とかしたいなって」
女子生徒3「そ、そーなんですか?」パァ
古泉「上手くいきそうですね。んっふ」
三日後
キョン「ゲームとかだと、ほら、ヴェドゴニアとか知ってるか?」
女子生徒3「う、う〜ん。ちょっと知らないかも」
女子生徒3(キョンくんマニアック過ぎて付いていけない……)
古泉(あぁ〜彼はなんてことを……)
古泉「少しは自制ってものが出来ないんですかね……」
長門「無理。彼はいわゆる厨二病を患っている」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 15:56:50.62 ID:PrRqCeul0
長門「合わせる事が出来るのは涼宮ハルヒだけ」
古泉「うーん」
二日後
女子生徒A「ねぇ古泉くん今度どっか行こうよ〜」
古泉「んっふ。そうですねぇ。あっ、そういえば駅前にスタバ出来たの知ってますか?」
女子生徒B「えーウソー」
古泉「そこ行きましょうか」
女子生徒A「いこいこ〜」
キョン「クソッ、なんでアイツモテてんだ……」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 16:01:28.98 ID:PrRqCeul0
長門「あなたと彼では基本スペックが違う」
キョン「そりゃ古泉の方が顔はいいだろうけど」
長門「容姿ではなく、場の空気を読む力」
キョン「なっ、それなら俺の方が上だろう。俺普通だし」
長門「それは勘違い。あなたは現実を直視すべき」
キョン「はぁ、それは違うぜ長門」
長門「そうやってすぐ否定に走るのがいい証拠」
キョン「ぐっ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 16:05:44.07 ID:PrRqCeul0
キョン「じゃあ俺はどうすればいいってんだ」
長門「そうやってすぐ投げやりになるのも典型的モテない男」
キョン「く、くっそおおおおおおお」ダダダダッ
みくる「な、長門さ〜ん。それはあんまりな言い方じゃ」
長門「ではあなたは彼と付き合える? 性行為を出来る?」
みくる「そ、それは無理ですけどぉ〜」
長門「なら黙るべき。その優しさは彼を苦しめる」
みくる「うぅ〜」ショボン
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/25(火) 16:08:17.65 ID:PrRqCeul0
出かけるスレ落としていいよ
じゃあね