1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 21:25:58.12 ID:N6BShDqZ0
コナン「しっかし元太も好きだなー」
コナン「あ、五百円ね」
元太「まぁな。こいつ海に放ると楽しいんだ」チャリン
コナン「マジ?どうなんの?」
元太「た、助けてください元太くん!って言うんだぜwww」
コナン「マジかよwww」
元太「しかもスッゲーマジな顔でさwww」
コナン「ヤベッ、想像しただけでwwwwww」
元太「wwwwww」
コナン「wwwwww」
光彦「」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 21:29:40.49 ID:N6BShDqZ0
元太「じゃ、ちょっと行ってくるわwww」
コナン「おうwww」
コナン「俺も今度やってみよう」
コナン「つか、今日も全然売れねーな」
園子「あんたなにやってんの?」
コナン「おわ!」
コナン「あ、あぁなんだ。園子ねーちゃんか」
園子「何だとはなによ」
コナン「いや、別に...」
園子「まぁいいわ。ところでなにそれ?」
コナン「光彦」
園子「」
コナン「」
園子「え?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 21:33:22.55 ID:N6BShDqZ0
園子「光彦?あんたの友達の?」
園子「まぁ言われてみれば光彦くんだけど」
コナン「あぁ!ダメダメさわっちゃ!」
コナン「うちは新鮮が売りなんだから!!」
園子「ご、ごめん」
コナン「ったく。一つ、五百円だよ」
園子「え?買うの?」
コナン「なに?冷やかしにきたの園子ねーちゃん?」ギロ
園子「」ビク
園子「ひ、一つもらおうかしら」
コナン「毎度ありぃ!」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 21:35:35.90 ID:N6BShDqZ0
コナン「ちなみに、常連からの情報なんだけど」
園子「常連?」
コナン「海に放ると楽しいらしいよ」
コナン「僕がやった訳じゃないからなんとも言えないけどね」
園子「へ、へぇわかったわ」
園子「じゃ、じゃあね」
コナン「バイバーイ」
コナン「あと二匹。売り切らねぇと」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 21:39:25.96 ID:N6BShDqZ0
小五郎「ん?コナンか」
コナン「あ、おじさん」
小五郎「なにしてんだお前、こんなところで」
コナン「ちょっと光彦売ってるんだ!」
小五郎「はぁ?」
コナン「おじさんもどう?安いよ」
小五郎「み、光彦ってお前の友達の」
コナン「海に放ると楽しいんだってさ!やってみたら?」
小五郎「いや、それは犯罪だろ」
小五郎「お前が今やってる行為もだ!」
コナン「固いなーおじさん」
園子「が、ガキンチョー!」
小五郎「ん」
コナン「あ、園子ねーちゃん」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 21:45:51.01 ID:N6BShDqZ0
コナン「どうしたの園子ねーちゃん?」
園子「そ、それがね。私、ついやっちゃったの」
コナン「? なにを?」
園子「光彦を海に放ったの」
コナン「...そ、それで」ゴクリ
園子「そしたらね...」
園子「wwwwwwwww」
園子「あwwwwwwもうダメwwwwww」
園子「くっそwwwおもしろかったwwwwwwヤバイwww」
園子「あれやばいwww」
コナン「い、一体どうなるんだ!?」
園子「なんかこうwww言葉じゃ伝えらんないよwwwwww」
小五郎「」ウズ
小五郎「こ、コナン。一つ」
コナン「え?毎度!!」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 21:52:52.23 ID:N6BShDqZ0
コナン「くっそー。気になるなぁ」
コナン「でも、光彦も一つしか余ってねーし」
コナン「自分で使うのも気が引けるな」
「んー!んー!」モガモガ
コナン「あん?」
コナン「ちっ、オリジナルか」
コナン「目ぇ覚ますと、相変わらずうるせーな」ピシュン
「!」zzz
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 21:54:27.00 ID:N6BShDqZ0
コナン「オリジナル溺れさすわけにもいかねーしなぁ」
小五郎「こ、コナーン!」
コナン「おじさん!どうしたの?」
小五郎「俺、放ったんだ...」
コナン「え?どっ、どうだった!!」
小五郎「あwwwれwwwはwwwヤバイwww」
小五郎「いやー、あんなに人の顔で笑ったのは生まれて初めてかもしれんwww」
コナン「顔!?き、気になる!」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 21:59:24.04 ID:N6BShDqZ0
コナン「あぁクソ!我慢できない!」
海ザザーン
コナン「きょ、今日は店じまいだ」ドキドキ
コナン「いっけぇ!光彦!!」
光彦「!」
光彦「うわっぷ!た、助けっ...コナンくん助けてっください!!」バシャバシャ
コナン「」
光彦「あっぷ!ケフッ!」パシャパシャ
コナン「」
光彦「こ、コナ...!!」バシャバシャ
コナン「wwwwwwwww」
コナン「おまっwww顔wwwwwwwww」
コナン「必死すぎwwwwwwwww」
光彦「ちょっ!うわっぷ」バシャバシャ
コナン「顔wwwwwwwww」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:04:10.84 ID:N6BShDqZ0
灰原「博士ー。私のプリン知らない?」
博士「あぁ、名前の書いてないプリンなら」
博士「さっき新一が食っとったぞ」
灰原「え?」
灰原「あのガキ...」
prrrr
コナン『はい?』
灰原「あんた今どこ?」
コナン『海』
灰原「海?」
コナン『そうだwwwオメーも来いよwww』
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:08:47.53 ID:N6BShDqZ0
海ザザーン
灰原「なによこんなところに呼び出して...」
灰原「え?」
光彦「灰原さん!」
光彦「灰原さんだ!」
光彦「灰原さんですよ!」
ミツヒコワラワラザワザワガヤガヤ
コナン「あ、わりぃ。こんな早く来るとは思わなくて」
コナン「まだ途中なんだ」
灰原「...なんの?」
コナン「量産」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:14:39.56 ID:N6BShDqZ0
灰原「な、なに言ってんの?」
灰原「というかなんなのこの円谷くん達は!?」
コナン「まぁ見てろって」
ドン!ザパァ!ドン!ザパァ!ドン!ザパァ!ドン!ザパァ...
灰原「ちょっ!何してるの!?」
光彦「な、うわっぷ!コナンくん!灰原さん!助け...!」バシャバシャ
光彦「ゲパァ!こ、コナンくん!」バシャバシャ
コナン「顔wwwwww」
灰原「(お、面白くない面白くない)」プルプル
コナン「wwwwwwwww」
灰原「(笑っちゃダメ笑っちゃダメ笑っちゃダメ)」プルプル
光彦「すはー!!」
コナン「すはーwwwwwwwww 」
灰原「」プルプル
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:17:57.83 ID:N6BShDqZ0
ウォッカ「アニキ、間違いありやせん」
ウォッカ「シェリーのガキの頃そっくりですぜ」
ジン「まさか本当にガキになっていたとはな」
ジン「双眼鏡貸せ」
ウォッカ「へい」スッ
ジン「」
ウォッカ「」
ジン「」ピク
ウォッカ「どうです?そっくりでしょう?」
ジン「」プルプル
ウォッカ「アニキ?」
ジン「顔wwwwwwwww」
ウォッカ「アニキ!?」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:22:48.68 ID:N6BShDqZ0
ジン「ちっ!出直すぞ!」ニヤニヤプルプル
ウォッカ「アニキ!どうしたんですか!?」
ジン「う、うるせぇ!」
ジン「...くそwww」
ウォッカ「(あ、アニキに一体なにが?何を見たんだ?)」
ウォッカ「(シェリーは普通だ。いや普通ではないが)」
ウォッカ「(他に何が?)」
ウォッカ「」
ウォッカ「(な、なんだあの死体の数は!?)」
ジン「ウォッカ、行くぞ」
ウォッカ「(あの死体の山見て笑ってたってのか...)」
ウォッカ「(さすがはアニキ...)」
ジン「(あの顔は反則だろwwwwww顔wwwwww)」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:28:26.42 ID:N6BShDqZ0
コナン「そろそろ帰ろうぜ」
灰原「え、えぇ」
灰原「ねぇ工藤くん」
コナン「あ?」
灰原「一つ聞きたいんだけど」
コナン「なんだよ」
灰原「あの円谷くん達はなに?」
コナン「へ?そりゃおめー」
コナン「あ、わかったwww本物かと思ったんだろwww」
コナン「安心しろwwwあれは作り物だwww」
灰原「(作り物?)」
コナン「(本物でやってみたいが、量産出来なくなってはこちらが困る)」
灰原「作り物ってなに?」
コナン「今日はお前の作ったハンバーグが食べたいなっ」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:31:31.24 ID:N6BShDqZ0
灰原「はぁ?帰りなさいよ」
コナン「たまにはいーじゃねーかよー」
「んー!んー!」モガモガ
コナン「ちっ」
灰原「?」
灰原「いまの声...」
コナン「(しまった!麻酔銃切らしてた!)」
コナン「お、俺先お前ん家行ってるから!」タッタッタッ
灰原「あ!ちょっと...」
灰原「あの円谷くん達は何なのよ...」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:35:00.54 ID:N6BShDqZ0
コナン「おい博士!」
博士「おぉ新一。頼まれてたもんできとるぞ」
コナン「マジで!うおスッゲー!」
コナン「トカレフ型麻酔銃だ!」
博士「早速試してみなさい」
コナン「あぁ!言われなくても!」
光彦「んー!んー!」モガモガ
ッターン...
コナン「」
博士「」
光彦「...」カク
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:42:04.54 ID:N6BShDqZ0
コナン「はぁ!はぁ!」
コナン「これで、ばれることはない!結構掘ったからな」
コナン「とりあえず当面は余ってる量産に日常を任せて、俺と博士がいない日に別の光彦に殺させよう」
「安心しろ」
コナン「だ、誰だ!」
ジン「」
コナン「じ、ジン!?」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:42:47.39 ID:N6BShDqZ0
ジン「貴様が殺ったのはオリジナルではない」
コナン「なんだと!?」
ジン「この事態を想定し、すり替えておいた」
コナン「い、いつの間に?」
ジン「さぁ量産するんだ」
コナン「ホンキ...なのか?」
ジン「冗談でこんなことが言えると思うか?」
コナン「」
ジン「」
コナン「任せろ」
ジン「(キターwww)」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:47:18.12 ID:N6BShDqZ0
灰原「あれから一ヶ月」
灰原「工藤くんは学校にも顔を出さなかった」
灰原「そんなある日」
コナン(手紙)「今夜、ショータイムだ」
灰原「こんな手紙がきた」
灰原「一体なんなのこれは」
歩美「哀ちゃんもコナンくんから?」ヒョコ
灰原「え?吉田さんも?」
歩美「元太くんももらったみたいだよ!」
灰原「(工藤くん!あなた一体なに考えて!)」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:51:21.63 ID:N6BShDqZ0
海ザザーン
元太「うー、さびぃ」
歩美「もう冬だねー」
灰原「これ着てなさい」
歩美「え?ありがとう哀ちゃん!」
灰原「」ニコ
小五郎「なんだなんだぁ?こんなに集まって」
園子「あー寒。ったくガキンチョはどこよ」
小五郎「まったくだ!」
灰原「こんな見張らしの良いとこ。花火でも打ち上げようとでもしてるのかしら」
「その通りだ灰原」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 22:56:50.49 ID:N6BShDqZ0
その瞬間、膨大な数の花火が打ち上げられた
赤、緑、青、紫、黄...
様々な色、形をする花火をみて子供たちがはしゃぐ
「たーまやー」
誰かがそう言った。でも言いたくなる気持ちもわかる
それほどまでに美しいのだ。この花火は...
ふと、灰原は視線を下へ向ける...色とりどりの花火を反射する
海を見たくて
でもそこには
色とりどりの光彦がいた
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 23:00:20.56 ID:N6BShDqZ0
灰原「ちょっ!」
灰原「ちょっと!」
小五郎「コポォwww」
園子「こwwwれ
wwwはwww」
元太「wwwwwwwww」
光彦「おわっぷ!た、たすっ!」
光彦「だれっかっぷわ!助けって!ゴポポ」
歩美「w」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 23:04:22.35 ID:N6BShDqZ0
元太「ヤベーwwwあの光彦顔ヤベーwwwwww」
小五郎「必死すぎんだろwwwwww」
光彦「っぷ!ガパポップ!!ゲパア!!」
歩美「今青かったやつ?www光彦くん顔オモシローいwwwwww」
園子「wwwwwwwww」
光彦「ヒュー!ヒュー!」
コナン「ヒュー!wwwwwwwww」
ジン「ヒューってwwwヒューってwwwwww」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 23:08:27.58 ID:N6BShDqZ0
歩美「あー、花火終わっちゃったぁ」
灰原「急に真っ暗になったわね」
小五郎「懐中電灯なら持ってきてる」カチ
園子「いきなり光彦くん照らさないでwww」
コナン「あの光彦目がいっとるwwwwww」
ジン「こっちのは舌出してやがるぞwwwwww」
元太「なんのホラーだよwww」
「なんのホラーでしょうね」
元太「え?」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 23:11:45.92 ID:N6BShDqZ0
「なんなんですかあなた達はぁ!」
コナン「」
「人のクローンを勝手につくって!たくさん殺して!」
「なにがしたいんですか!?」
コナン「やべぇ見ろよジンwwwあの光彦の顔www」
ジン「ちょwwwちょっと待ってwwwwwwえ?wwwwww」
「聞いてください!!」ドン!
歩美「あんた喋ると萎えるからマジ黙ってて」
「」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 23:16:53.69 ID:N6BShDqZ0
灰原「ね、ねぇ工藤くん」
コナン「んあ?」
灰原「いい加減、やめてあげたら?」
コナン「でもあの顔笑えるだろwww」
灰原「えっ!?え、えぇまぁ...」
コナン「ならいーじゃねぇか灰原」
コナン「それでさ」
コナン「《笑う》ってのは、スゲー大切なことなんだぜ...?」
灰原「(絶対なんか違う)」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 23:25:58.18 ID:N6BShDqZ0
冬間近の秋の埠頭
一般人が趣味で打ち上げた花火は多数の人から支持を受け、市の恒例行事となった
秋の終わりと、冬の始まりを伝える今年最後の花火大会
そこにはある
空を見上げれば色とりどりの美しい空が...
海を見れば勿論、花火を反射し輝く海が...
人々を癒す、美しき《ヒカリ》が
えんど
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/15(土) 23:43:14.33 ID:N6BShDqZ0
あっしたー