キョン「長門、なにしてるんだ」 長門「排尿」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:橘「ここに隠れてるとは…」 キョン「人のベッドで何をしている」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/09/06(木) 16:51:59.65 ID:Goe2HF9d0

キョン「トイレでしなさい」

長門「やだ」

キョン「なんでだ」

長門「ここが一番落ち着く」

キョン「そうか…じゃあしょうがないな」

長門「ドアを閉めて」

キョン「おう」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/06(木) 16:59:28.41 ID:Goe2HF9d0

キョン「……」

長門は机の上に乗り、いつもの無表情で、和式の便器に跨るような格好をしている。

長門「……」

しかし尿自体は出ていない。

長門「見られていると出ない」

キョン「おう」

長門「部屋から出て行って」

キョン「断る」

長門「なぜ」

キョン「見たいから」

長門「……」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/06(木) 17:04:08.39 ID:Goe2HF9d0

長門「なら仕方ない」

キョン「ああ」

長門「……」

キョン「……」

それからどれくらい時間が経っただろうか。
五分か、十分か、いや三十分は経ったかもしれない。

長門は微動だにしない。
俺は長門を見つめ続ける。

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/06(木) 17:17:11.01 ID:Goe2HF9d0

不意にドアが開く。

古泉「すみません、遅れました」

キョン「遅かったな」

古泉「クラスの野暮用が…おっと、これは」

長門「排尿中」

古泉「え?」

キョン「おい、レディがトイレしてるんだぞ。ドアを閉めろ」

古泉「え? あれ? ここはトイレじゃなくて団室…」

キョン「ドアを閉めろって言ってんだよ! 殺すぞ!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/06(木) 17:20:48.93 ID:Goe2HF9d0

古泉「こ、殺すぞって…」

長門「恥かしい」

キョン「ほら、長門が恥ずかしがってるだろ」

古泉「……?」

古泉はわけがわからない、と言いたげな顔をしてドアを閉め、椅子に座る。

キョン「まったく…」

古泉「これは、つまりそういうプレイなんですか?」

キョン「ん?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/06(木) 17:28:18.81 ID:Goe2HF9d0

古泉「涼宮さんや朝比奈さんがいないのは、こういうことをするために帰らせたとか」

キョン「いや、違うぞ。俺も来たら長門がこんなことをしてただけだ」

古泉「そうですか…」

長門「さらに出そうにない」

古泉「…トイレですればいいじゃないですか」

長門「やだ」

古泉「……」

キョン「見守ろう。な」

古泉「な、じゃありませんよ。なにが悲しくて宇宙人のおしっこなんて見なきゃいけないんですか」

長門「宇宙人の貴重な排尿シーン」

古泉「ウミガメの貴重な産卵シーンみたいに言わないでくださいよ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/06(木) 17:37:42.07 ID:Goe2HF9d0

キョン「……」

古泉「おかしな光景だ」

長門「……」

キョン「そういえば今日の昼にCCレモンを飲んだ」

長門「私のCCレモンはまだ出そうにない」

古泉「出さないでいいです」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/06(木) 17:42:57.41 ID:Goe2HF9d0

ガチャ「ドア」

ハルヒ「ごめんねー、遅れちゃっ……た……」

長門「……」

キョン「おう」

古泉「どうも」

ハルヒ「有希、なにしてるの?」

長門「排尿」

ハルヒ「そう…わかったわ」

古泉「えっ」

ハルヒ「早めに済ませるのよ」

古泉「おかしくないですか!? なんでそんな簡単に受けいられるんですか?」

ハルヒ「だって…有希だし」

古泉「ここにはキチガイしかいないんですか?」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/06(木) 17:55:59.54 ID:Goe2HF9d0

ハルヒ「今日はなにしようかしら」

キョン「桃鉄でもやるか?」

ハルヒ「いいわよ」

古泉「テレビもゲーム機もありませんが」

キョン「何言ってるんだ、脳内桃鉄に決まってるだろ」


古泉「なんですかそれ、初耳です」

ハルヒ「脳内で桃鉄をするのよ。団員なら全員できて当たり前よ」

キョン「俺からでいいな? 目的地は…鹿児島だ」

古泉「時間かかりそうですね…僕は本でも…」

長門「本棚に近づいたら殺す」

古泉「どうしろっていうんですか」

キョン「あ、リニアカード出た」

ハルヒ「ちょっとキョンずるいわよ! ならこっちはぶっとびカードで直接目的地に着くわ!」

古泉「こちらもさっそく崩壊してるし」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/09/06(木) 18:17:20.21 ID:Goe2HF9d0

ハルヒ「飽きたわね」

俺「そうだな」

おわり



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