1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:03:49.44 ID:AMwj+/w40
ブルック「ヨホホホホ!ルフィさん、お疲れ様です!」
ルフィ「・・・・・・」
ブルック「相変わらず、素晴らしいお言葉ですねえ!
私感動しちゃいましたよ!」
ルフィ「・・・・・・」
ブルック「いやあ、仲間ってい・・・」
ルフィ「なあ」
ブルック「え?」
ルフィ「お前、何馴れ馴れしく話しかけてんの?」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:05:02.37 ID:AMwj+/w40
ブルック「えっ・・・」
ルフィ「なに、その喋り方。なんでいつまでも演技してんの?きもいんだけど」
ブルック「」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:05:58.54 ID:AMwj+/w40
ルフィ「てかさ。なんで普通に話しかけてんの?お前新入りだろ」
ブルック「いや・・・でも、私たち、仲間・・・」
ルフィ「・・・は?」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:07:02.33 ID:AMwj+/w40
ルフィ「何、お前・・・本気にしたの?あれ」
ブルック「え?」
ルフィ「ばーっかじゃねえの!?お前が仲間!?アホか!俺の仲間は、金だけだ!(ドン!)」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:08:47.73 ID:AMwj+/w40
ブルック「そ、そんな!あんなに熱く語ってたじゃないですか!
俺たち、仲間だろうがー!って!」
ルフィ「・・・おまえ、演技と現実の区別もつかねーのか?どうしようもねえな」
ブルック「え、演技・・・?」
ルフィ「たりめーだろうが。仲間()とか本気で言っていいのはせいぜい中学まで。
大人が、仲間()とかアホか」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:10:23.88 ID:AMwj+/w40
ルフィ「てかさ、お前、いくつよ?」
ブルック「え、そ、そうですねー、私は幽霊船で漂流してたから・・・ヨホホ・・・」
ルフィ「そういうのいらねえから。実年齢言え」
ブルック「29です」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:11:51.27 ID:AMwj+/w40
ルフィ「29!お前、29にもなって、あんな子供だまし間に受けたの?アホじゃね?」
ブルック「・・・こ、子供だまし・・・?」
ルフィ「そうだよ、子供だましだよ。耳に聞こえのいいこと言っときゃガキは喜ぶんだよ
わかるか?」
ブルック「はあ・・・」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:13:44.94 ID:AMwj+/w40
ルフィ「つーかさ。お前みたいなペーペーの新人が何俺に話しかけてるわけ?
もしかして、対等だとか思ってんのか?」
ブルック「いえ、あの・・・」
ルフィ「思ってんのかって聞いてんだよ!」
ブルック「思ってません!すいません!」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:15:30.56 ID:AMwj+/w40
ルフィ「・・・つーかおまえさ。自分の立ち位置、どう考えてるわけ?」
ブルック「え?立ち位置って・・・」
ルフィ「ぶっちゃけさ。お前とフランキーとロビンのトリオな。
別に、話作る上でいらねーんだわ。これが」
ブルック「ええー!?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:16:41.50 ID:AMwj+/w40
ルフィ「お前さ。話作るのに必要なキャラってわかるか?」
ブルック「え、えと・・・」
ルフィ「まずは、主役、つまり俺だ。中核になって話を盛り上げる役。
一番大事な役だな」
ブルック「はあ・・・」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:18:20.39 ID:AMwj+/w40
ルフィ「次が、サブ主人公的なクールキャラ。これはゾロだ。まあ必要だわな」
ブルック「・・・」
ルフィ「んで、ちょっとお惚けはいってるけど決めるときは決める三番手。サンジだ」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:20:18.56 ID:AMwj+/w40
ルフィ「残りは、にぎやかし役のウソップ。色気担当のナミ。最後にマスコットのチョッパー。
これで、もう十分完成されてんのよ。わかる?」
ブルック「は、はあ・・・」
ルフィ「その点、お前はどうよ・・・お前って、なんのためにいるわけ?」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:21:21.83 ID:AMwj+/w40
ブルック「わ、私は演奏家で・・・」
ルフィ「演奏()んなもんCD流しときゃいいじゃねえか!アホか!」
ブルック「え、えと、外見がお化け的で・・・」
ルフィ「いつも姿みえてるお化けなんか意味あるか!馬鹿にしてんのか!」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:22:54.68 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・」
ルフィ「他は?お前って、他になにができんの?何のために存在してんの?」
ブルック「・・・パ、パンツ見せてもらおうとする芸が・・・」
ルフィ「そんなことは『いちご100%』ぐらいのパンツが書けるようになってから言えや!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:23:56.15 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・・・・」
ルフィ「なんか剣使ったりしてるけどよぉ。もうウチには三刀流っていう
キワモノがいんのにフツーに刀使ってなにがしたいわけ?馬鹿なの?」
ブルック「す、すいません・・・」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:25:52.26 ID:AMwj+/w40
ルフィ「・・・・・・」
ブルック「・・・・・・」
ルフィ「はっきり言って、おまえは不要だ。良いところなんてなんにもねえ。
なのに、製作サイドはお前を入れた。なんでだかわかるか?」
ブルック「え?えと・・・」
ルフィ「ネタがねーからだよ」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:27:32.73 ID:AMwj+/w40
ブルック「え、ええー・・・?」
ルフィ「もうな、俺らの旅もずいぶん長い間になっちまった。
なんつーかさ。もう、元メンじゃやってけねーのよ。もう知り尽くされてるから。
いつまでも、俺の大食い芸やサンジのなみすぁーんやチョッパーの空回りでやってくのはきついんだよ」
ブルック「はあ・・・」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:28:42.34 ID:AMwj+/w40
ルフィ「俗に言う、コテいれってやつだ。
だがな、このコテいれっつーのは諸刃の剣だ。
最近、コテ入れのためにメンバー増やして失敗したいい例があるだろ。なにかわかるか?」
ブルック「え?ちょっと、わかりません・・・」
ルフィ「めちゃイケだよ」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:29:50.19 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・あー・・・」
ルフィ「あれもな、岡村いねーっていうか、まあ、もう飽きられてきてたんだよな。
そこをどうにかするためにメンバー増やしたが、まあ、失敗だわな」
ブルック「はあ・・・」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:31:37.83 ID:AMwj+/w40
ルフィ「ここで、お前らをめちゃイケ新メンバーと比較してみようと思う」
ブルック「え?」
ルフィ「まず、ロビンはまあ、たんぽぽ枠だわな。すでに席のない必要のない女キャラ。
ぴったりだ」
ブルック「(妙に納得した)」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:32:54.47 ID:AMwj+/w40
ルフィ「次に、フランキー。まあ、こいつはジャルジャルだわな。
クソ詰まんないところもそっくりだ」
ブルック「(あれ?この流れから行くと)」
ルフィ「んで、ブルック・・・てめえは、三中だ」
ブルック「」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:34:03.28 ID:AMwj+/w40
ルフィ「必要のない存在。圧倒的な浮いたキャラクター。なのに妙に押してくる。
ぴったりすぎて自分でもびっくりしたぜ」
ブルック「そ、それはあまりに・・・」
ルフィ「なんだ?不満か?」
ブルック「・・・い、いえ、あの・・・」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:36:00.87 ID:AMwj+/w40
ルフィ「んでな。お前らの存在があまりに必要なさすぎるからよ。
上のほうは、何らかの理由をつけて切ろうかと思ってるらしい」
ブルック「えええええ!?」
ルフィ「実はレギュラーじゃなくて準レギュラーだったんですよーって感じで
ちょっとずつフェードアウトさせる計画も出てる」
ブルック「そんな!酷いですよ!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:37:50.82 ID:AMwj+/w40
ルフィ「何が酷いんだよ!正直、お前本気でいらねーんだよ!
おそらく作者も毎回お前の出番を用意するのに四苦八苦してるはずだ!
何もかもが中途半端なんだよおまえは!」
ブルック「そんな!私だって頑張って・・・」
ルフィ「頑張っただけでどうにかなるもんじゃねーんだよ!人気商売なんだからよお!」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:39:07.56 ID:AMwj+/w40
ルフィ「まあそういうこった。お前は、劇中でもそれ以外でも仲間じゃねーの。
以後、勘違いするんじゃねーぞ」
ブルック「・・・はい・・・」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:40:42.99 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・ショックだな・・・私、あんなふうに思われてたんだ・・・」
ブルック「ルフィさんも素はあんな人だったんだ・・・実は演技派だったんだな・・・」
ブルック「・・・やっと人気番組のレギュラーになれたと思ったのにな・・・」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:41:36.81 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・このまま、グルナイを首になったアイドルみたいに
ちょっとずつ消えていくんだろうか・・・」
ブルック「・・・あれ?あそこにいるのは、フランキーさん」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:43:05.23 ID:AMwj+/w40
ブルック「フランキーさん。こんにちは、何してるんですか?」
フランキー「ん?ああ、穴を掘って、自分が入れる大きさになったら埋めてるんだ」
ブルック「え・・・なんで、そんなことを・・・?」
フランキー「ルフィさんにやるように言われたからだよ」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:44:07.25 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・なんのために、ルフィさんはそんなことを?」
フランキー「さあ?しらね」
ブルック「しらねって、自分がやらされてるのに理由が気にならないんですか!?」
フランキー「気にならないって言うか。気にしたら負けなんだよ」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:45:49.13 ID:AMwj+/w40
ブルック「えっ」
フランキー「なんつーかさ。社会で生きていくってこーいうことなんだよ。
やれって言われたらやる。理由なんか考える必要はない。
一番忠実に動いたやつが上にいけるシステムなんだよ」
ブルック「そんな・・・だからって、あんまりです!」
フランキー「しょうがないだろ?俺たちには武器がないんだから」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:47:21.86 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・・・」
フランキー「俺さ、田舎から出てきたはいいけど、学はないし笑いのほうも
まあなんつーか、センスねーのよ。言っちゃえば、小島タイプだな。
知ってるだろ?そんなのかんけーねえ!のやつ」
ブルック「知ってますけど・・・」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:49:44.10 ID:AMwj+/w40
フランキー「一部には受けるけど、すぐに消えて行っちゃうタイプでさ。
正直、船大工って設定も、まあいなくてもどうにかなるでしょ?
港によった時に修理したりとかさあ」
ブルック「・・・う、うん、まあ・・・たしかに」
フランキー「船に凄い装備ついてるぞー!って設定もさ。
正直、生きてないよな。最後は拳で殴るんだもん。そりゃそうだ」
ブルック「(この人、思ってたよりずっと考えてるタイプなんだな)」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:51:31.01 ID:AMwj+/w40
フランキー「そんな俺がさ、どうにか居場所をもらうにはさ。
媚びるしかないでしょ。全力でさ」
ブルック「そ、そんな格好悪い・・・」
フランキー「そうだな。でも、芸能界でも、面白くないのに生き残ってるやつは
かならず兄さんを見つけてひたすら媚びて仕事もらってんのよ。
大きな存在の傘下に入ることでな」
ブルック「・・・いやな現実ですね」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:53:01.13 ID:AMwj+/w40
フランキー「しょうがないだろう。自分でやる実力がないんだから。
スポンサーにやれといわれたらケツから酒も飲むもんだ」
ブルック「・・・」
フランキー「だから、やれといわれたら穴を掘ってまた埋める作業も繰り返すさ。
ちなみにこれで50回目だ」
ブルック「そんなに!?」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:54:15.64 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・私には、できそうにもありません・・・」
フランキー「だろうな。あんた、音楽業界からの鳴り物入りだもんな
現場の現実なんて知らなかっただろ」
ブルック「はい・・・」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:56:06.09 ID:AMwj+/w40
フランキー「今はまだ人気があるからいいさ。
だが、今後屋台骨が傾いたら、あんたや俺やロビンなんかは
いつ切り捨てられるかわからん」
ブルック「・・・・・・」
フランキー「媚びるか、引くか。自分の身の振り方考えといたほうがいいぜ」
ブルック「・・・ありがとうございます・・・」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:57:58.62 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・そうだよな・・・私なんて、一曲ポテンヒットした後
キャラがそれなりにあるからってこっちにきただけだもんな・・・」
ブルック「音楽のほうが不振だからって楽なほうにきたつもりだったけど
考えが甘かった」
ブルック「この業界って、こんなに厳しいところだったんだ・・・」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 01:58:29.57 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・身の振り方、か・・・」
.
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:00:02.68 ID:AMwj+/w40
数年後
.
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:01:08.41 ID:AMwj+/w40
スタッフ「ブルックさん!ライブ、大成功でしたね!」
ブルック「オー!サンキューブラザー!実にホットな夜だったぜ!」
スタッフ「ブルックさん!最高でした!」
ブルック「ありがとよ!お前らも最高だったぜ!」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:01:56.29 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・ふう・・・このキャラクターも馴染んできたけど
やっぱり控え室で一人素に戻るとほっとするな・・・」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:03:23.02 ID:AMwj+/w40
ブルック(・・・麦わら海賊団を抜けて、もう随分たつ・・・
時間がたつのは早いもんだ・・・)
ブルック(あの後、私は自分から降板を願い出た。それはあっさり受理されて
私はフリーのミュージシャンに戻った)
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:04:46.24 ID:AMwj+/w40
ブルック(そうして、もう一度音楽と向き合った私は、ユーチューブなどに
自分の音楽を投稿しつづけて、ついに人気のソウるミュージシャンに上り詰めたんだ)
ブルック(それには、あの海賊団での経験が大きく役に立った)
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:07:00.08 ID:AMwj+/w40
ブルック(キャラクター性の重要さ。自分の武器となるものを考えることの必要さ。
そしてなにより、いわれるままのロボットになってたまるかと言う反骨心だ)
ブルック(今では世界中から依頼がやってくる。私の人生、大成功と言えるだろう)
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:07:45.32 ID:AMwj+/w40
スタッフ「あ、こら、おまえ!どこからはいりやがった!」
スタッフ「殴れ殴れ!袋叩きにしろ!」
ブルック「おや?何か外が騒がしいですね・・・」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:08:47.23 ID:AMwj+/w40
ブルック「ヘーイ、ユーたち、何を大騒ぎしてるんだい?」
スタッフ「あ、ブルックさん!お休み中のところすいません!
楽屋ドロがでまして、弁当を盗もうとしてたんで・・・」
ブルック「え?どれどれ・・・あっ・・・」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:09:35.33 ID:AMwj+/w40
ルフィ「えぐっ・・・えぐっ・・・えぐっ・・・」
ブルック「ルフィさん!ルフィさんじゃないですか!どうしたんですか!」
ルフィ「お、おで・・・おながずいで・・・いいにおいがじだがら・・・」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:10:47.07 ID:AMwj+/w40
ブルック「そんな・・・それに、その格好、どうしたんですか?
ボロボロじゃいですか・・・」
ルフィ「お、俺、今、住むところがなくて・・・」
ブルック「そんな!あんなにお金持ちだったのにどうして・・・」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:13:03.97 ID:AMwj+/w40
ルフィ「うぐっ、うぐっ・・・あの後、ワンピースの人気が急激に傾いて・・・
急激に収入が減っちゃって・・・」
ブルック「でも、前はあんなに収入があったじゃないですか!
貯金ぐらい・・・」
ルフィ「貯金なんてしてなかった・・・毎日一杯使ってたから・・・」
ブルック「そんな、どうして・・・」
ルフィ「だっで!あの生活がずっど続くどおぼったんらもん!俺、天才だから!」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:14:52.69 ID:AMwj+/w40
ブルック「でも、あれだけネームバリューがあれば他の仕事だって」
ルフィ「いろいろやったよ!メチャイケとコラボしたり、ゲーム会社と提携して
美しすぎるカードゲームとかにもなったよ!メンバーも増やしたし!」
ルフィ「でも、一度傾いたらどうにもならなくて・・・
事務所から独立してたから、全部俺の借金になっちゃったんだよ!」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:16:00.85 ID:AMwj+/w40
ブルック「・・・・・・」
ルフィ「流行だからって、女メンバーも48人も増やしたのに、なんでだよ!?
作者の描き分けがなってねーからか!?ちくしょおおおお!」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:17:24.87 ID:AMwj+/w40
ブルック「ルフィさん・・・」
ルフィ「なんだよ・・・俺のこと哀れんでんのか・・・?
そうだよな、俺、お前のこと虐めたもんな・・・ざまあって思ってるんだろ!?そうなんだろ!?」
ブルック「思ってませんよ。だって・・・」
ブルック「私たち・・・仲間じゃないですか」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:18:35.31 ID:AMwj+/w40
ルフィ「えっ・・・」
ブルック「あなたはそう思ってないかもしれませんが、私は
あのときの皆さんのこと、仲間だと思ってます
今でもあのときの楽しさは忘れてなんかいませんよ」
ルフィ「・・・ブルックさん・・・」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:20:11.01 ID:AMwj+/w40
ルフィ「うっ・・・ごめん・・・俺・・・ごめん・・・!」
ブルック「さあ、もう泣かないで。私の楽屋に来てください。
おなか一杯食べていいですよ。私が出しますから」
ルフィ「うっ・・・うっ・・・」
ブルック「仕事がないなら、私の知り合いのツテで探してみます。
だから、元気を出してください」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:20:51.52 ID:AMwj+/w40
ルフィ「ありがどう・・・ありがどう・・・!おで・・・おで・・・!」
ルフィ「おれだぢは・・・なかばだ!(ドン!)」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/23(木) 02:21:30.34 ID:AMwj+/w40
その後、ルフィはブルックが紹介してくれた警備の仕事を始めたが、
三日で嫌になって姿を消した。
終り