1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/10(金) 23:37:38.14 ID:scBZZMlf0
〜秋原エリア〜
熱斗「この先か、正体不明のネットナビが現れたエリアってのは!」
ロックマン「うん 急ごう、熱斗君!」
チャド「ここは一体……どこなんだ……?」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/10(金) 23:43:28.54 ID:scBZZMlf0
熱斗「いたぞ……あそこだ!」
チャド「ん? なんだ?」
ロック「お前は誰だ! ここで何をしている!?」
チャド(なんか全身青タイツヘルメットが話しかけてきた……)
チャド「別に、なにもしていないさ」
ロック「嘘をつくな! さっき、すぐ近くのエリアで大規模な爆発が起こった。そこのエリアでお前を見たという証言があるんだ!」
チャド(……ああ、そういえば、どうにも通れないところを攻撃したな)
熱斗「まさか……WWWの残党か!?」
チャド「は?」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/10(金) 23:45:13.50 ID:scBZZMlf0
チャド「ワールドスリー? なんのことだ」
熱斗「白を切るつもりか! こうなったら……いくぞ、ロックマン!」
ロック「うん!」
熱斗「バトルオペレーション・セット!」
ロック「イン!」
チャド(なんなんだこいつら)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/10(金) 23:49:14.58 ID:scBZZMlf0
熱斗「バトルチップ、ロングソード! スロットイン!」
ロック「『ロングソード』!」
ブォン!
チャド「!?」
熱斗「いけ、ロックマン!」
ロック「うぉぉ!」
チャド「クッ……!」
ズバッ!
熱斗「やったか!?」
チャド「……あぶなかった……下がるのが一瞬遅かったら……俺は確実に死んでいた……!」
ロック「なんで……確かに切ったのに!」
チャド「こちらとしては、別に闘うつもりなどなかったんだが……」
チャド「仕方がない……!」
ゴォッ!
ロック「うわぁ!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/10(金) 23:52:07.93 ID:scBZZMlf0
チャド「『巨人の一撃』……!」
熱斗「ロックマーーン!」
ロック「く……だ、大丈夫だよ、ネット君……」
チャド「まだだ」
ヒュンッ!
ロック(は、速い!)
チャド「うぉぉ!」
熱斗「バトルチップ、インビジブル! スロットイン!」
スッ
チャド「何!?」
チャド「青タイツが……消えた……?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/10(金) 23:58:26.36 ID:scBZZMlf0
熱斗「大丈夫か、ロックマン!」
ロック「ありがとう熱斗君……助かった……」
熱斗「リカバリー80! スロットイン!」
キュイン!
チャド「……」
チャド「そこか」
ロック「!?」
チャド「姿を消しても無駄だ……!」
ドォォォン!
ロック「くっ!」
ロック「熱斗君! こいつ強いよ!」
熱斗「くそ……こうなったら!」
熱斗「ロックマン、フルシンクロだ!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:05:05.75 ID:Zc+T8Cs40
ロック「でも熱斗君! フルシンクロをしたら熱斗君まで危険な目に!」
熱斗「馬鹿野郎! ロックマン一人で闘わせるわけにはいかない! 俺も一緒に闘う!」
ロック「熱斗君……!」
熱斗「いくぞ、ロックマン! フルシンクロ!」
キュィィィィン!
チャド(なんか微妙に発光しだした……)
チャド「なるほど、本気と言うわけか……」
チャド「ならば、こっちも全力で行く!」
ゴォォォォッ!
チャド「『悪魔の左腕』!」
熱斗「バトルチップ、ハイキャノン! トリプルスロットイン!」
熱斗・ロック「プログラム・アドバンス! 『ギガキャノン2』!」
チャド「『魔人の一撃』!!」
熱斗・ロックマン「うぉぉぉぉぉ!」
ズドォォォォォン!
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:07:02.47 ID:scBZZMlf0
???「バトルチップ、バリア! スロットイン!」
???「やめろ、チャド!!」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:11:42.27 ID:QOxgl7B80
チャド「!?」
熱斗「だ、誰だ!?」
ブルース「ふぅ……なんとか間に合ったようだな」
ロック「ブルース!?」
ブルース「まったく、お前という奴は……」
チャド(赤タイツが増えた……いや、そんなことより)
チャド「一護! こんなところで何をしている!?」
一護「それはこっちの台詞だ馬鹿野郎!」
チャド(なんか怒られた)
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:17:59.51 ID:QOxgl7B80
熱斗「おい炎山! どういうつもりだよ!」
炎山「見ての通りだ。お前たちが無駄な戦いをしていたから、止めに入った……それだけだ」
熱斗「無駄って……。こいつはWWWの残党だぞ! 何を企んでるのか知らないけど、放っておいたら何をしでかすか!」
チャド「いや……だからなんなんだワールドスリーって」
一護「この世界の悪の組織……ってところらしい」
チャド「なんで知ってるんだ」
一護「そこの赤いのから聞いた」
ブルース「赤いのじゃない、ブルースだ」
一護「どうでもいいよそんなの」
炎山「ともかく、そこの変なのはWWWの残党なんかじゃない」
チャド「」
炎山「ただの……人間だ。戦闘能力は無視して、だが」
熱斗「どういうことだ?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:25:00.88 ID:QOxgl7B80
〜かくかくしかじか〜
熱斗「……つまり、この人たちはネットをしていたら、いつの間にかこの世界に紛れ込んじゃった、ってことか?」
炎山「どうもそうらしい。現実では考えられん話だがな」
チャド「ちょっと待て。俺はネットなんか全くしていなかったぞ」
炎山「えっ」
一護「えっ」
熱斗「えっ」
ロック「えっ」
ブルース「えっ」
チャド「えっ?」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:29:22.22 ID:QOxgl7B80
熱斗(インターネットを全くしない人間っているのか?)
炎山(今では珍しい話だが……過去からきたのだと思えば、あるいは)
一護(確かにこんなネットじゃないけど……全くしないってのは……)
チャド「お、おい! なんだその目は!」
熱斗「だって……どっかの原住民だってネットを使ってる時代だ、っていうのに……」
ブルース「原住民以下……」
チャド「」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:40:22.89 ID:QOxgl7B80
チャド「と、ともかく。さっきのは誤解だったようだな。すまない」
ロック「い、いや、こっちこそゴメンよ……いきなり攻撃しちゃって」
熱斗「悪かったな……オッサン」
チャド「……まだ高校生だ」
一護「それで、どうやったら元の世界に帰れるんだ?」
炎山「ああ……今しがた考えていたんだが」
炎山「熱斗、ロックマン、お前たちは昔ウラインターネットで『ジャンゴ』という少年に出会ったと言っていたな」
熱斗「ああ。太陽少年だろ」
炎山「彼は電脳世界以外から来ていて、そしてどこかへ消えていったんだよな」
ロック「うん」
炎山「彼が電脳世界以外の世界から来たと考えると……恐らく、ウラインターネットにはどこか別の世界に通じる入り口があるはずだ」
一護「なんか論理が飛んでねえか」
ブルース「黙れ」 ジャキッ
一護「おっと……。ともかく、その……ウラインターネットってところに行けば、帰れるかもしれないんだな
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:44:46.91 ID:QOxgl7B80
炎山「確証はないが……思い当たるのはあそこしかない」
ロック「でも、ウラインターネットは凄い危険な場所なんだ。凶暴なウイルスもいっぱいいるし……」
一護「帰れる可能性が少しでもあるなら、やってみるしかねぇだろ」
一護「それに、どれだけ強い奴がいようと、俺は絶対に負けない」
チャド「うむ。俺もd」
ブルース「そうと決まれば話は早い。ウラインターネットへ向かおう」
チャド「」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:50:06.43 ID:QOxgl7B80
〜ウラインターネット〜
一護「邪魔だ!」
ズバッ!
メットール「ピギィィ!」
熱斗「つ、強い……!」
ロック「僕たちも負けてられないね! いくよ、熱斗君!」
熱斗「おう!」
炎山「調子はどうだ、ブルース」
ブルース「問題ありません。この程度なら、炎山様のお力が無くとも十分に闘えます」
チャド「ぐぁぁぁ!」
チュインチュインチュイン
一護「えっ」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:53:51.14 ID:QOxgl7B80
一護「チャドが……消えた……?」
チャド「ま、まだだ!」 ブォン!
ロック「じ、自力でバックアップを!?」
熱斗「色々な意味でタダモノじゃねぇ……!」
ブルース「口ほどにもない」
炎山「ブルース、そいつの援護もついでに頼む」
ブルース「……承知しました」
一護「大丈夫かチャド……お前今霊圧どころじゃなくて全身消えてたぞ」
チャド「大丈夫だ……問題ない……」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:56:23.53 ID:QOxgl7B80
???「……この感覚……」
???「……ロックマンとブルースだな……そして残りは……」
???「クククッ……久々に強い奴らと闘えそうだ……!」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:59:57.45 ID:QOxgl7B80
ロック「!?」ゾクッ
熱斗「どうした、ロックマン」
ロック「いや……今、何か……」
熱斗「? 気のせいだろ」
一護「おい、何やってるんだ。お前らが道案内してくれないと先に進めねえだろ」
ロック「あ、ゴメンゴメン!」
チャド「ちょ、ちょっと……休憩……しないか……」
ブルース「何を言っている。ここにはあまり長居していられないんだ」
炎山「先を急ぐぞ」
一護「おう」
チャド「……」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:03:22.94 ID:QOxgl7B80
チャド「ちょ、ちょっと先に行っていてくれ……」
一護「え?」
チャド「少し休んだらすぐに追いかける……霊絡を辿ればなんとかなる」
一護「……そうか、気をつけろよ」
ブルース「俺も残ろう。炎山様の命令だ」
チャド「すまない……赤タイツ」
ブルース「ブルースだと言っている」
チャド「……すまない」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:07:17.92 ID:QOxgl7B80
〜三十分後〜
ブルース「おい、いつまでそうしている気だ!」
チャド「あと五分……あと五分だけ……」
ブルース「全く……」
炎山「もうあいつらは着いている頃か……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
ブルース「!?」
チャド「じ、地震か!?」
炎山「これは……まさか!」
チャド「おい、どういうことだこれは!」
ブルース「休憩している暇がなくなった……早くあいつらの下へ行かないとまずいことになる!」
チャド「くそっ……どういうことだ……!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:13:51.55 ID:QOxgl7B80
ブルース「行くぞ!」
チャド「あ、ああ!」
一護「ぐぁぁぁ!」
ロック「く、黒崎君!」
熱斗「くそっ! どうして……どうしてお前がこんなところに!」
フォルテ「『どうして』……? おかしな質問だ。ここは俺のテリトリー……いつ俺が現れても不思議ではないだろう」
ロック「お前は、デリートされたはずだ!」
フォルテ「ふん……俺がデリートされるとでも?」
一護「くそ……なんだよコイツ……!」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:16:51.81 ID:QOxgl7B80
フォルテ「そこの黒いの……貴様、人間だな」
一護「だ、だったらなんだ!」
フォルテ「人間……貴様ら人間のせいで、俺は……俺は!」
ゴォォォォッ!
一護「くっ!」
ロック「危ない!」
熱斗「バトルチップ、ドリームオーラ! スロットイン!」
ロック「『ドリームオーラ』!」 ブォン
一護「ロックマン!」
ロック「下がって、黒崎君!」
フォルテ「無駄な足掻きを……! 消し飛べ!」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:23:48.65 ID:QOxgl7B80
フォルテ「アースブレイカーァァ!」 ゴォォォォォォォォ!
ロック「うぁぁぁぁ!」
一護「ロックマン!」
熱斗「ロックマーーーーン!」
フォルテ「ふん……邪魔立てするからだ」
熱斗「ロックマン、ロックマン!!」
ロック「熱、斗……君……!」
熱斗「リカバリー300! スロットイン!」
フォルテ「まだ足掻くか……!」
一護「やめろ! 俺が……俺が相手だ!」
フォルテ「……せっかく拾った命を、むざむざ捨てるとはな」
一護「うるせえ! 月牙!!」
フォルテ「む……?」
一護「天衝!!」 ゴォォォォ!
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:26:10.21 ID:QOxgl7B80
フォルテ「ちっ……」
ドォォォン!
モクモクモク……
一護「はぁっ……はぁっ……や、やったか!?」
ドドドドドドド
フォルテ「……ハハハ」
ドドドドドドドドド
一護「!?」
フォルテ「この程度で勝ったつもりか!」 ドン!
一護「なん……だと……!?」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:29:21.06 ID:QOxgl7B80
一護「月牙天衝でかすり傷……グリムジョーかってんだよ……!」
フォルテ「しかし、人間にしてはやる方だな……いやそもそもなんで電脳世界に人間がいるのか知らんが」
一護「俺だって知るかよ! 俺たちはさっさと元の世界に帰りたいんだ! そこをどけ!」
フォルテ「それこそ俺の知ったことではない。帰りたいというのであれば、俺を満足させてからにしろ!」
チャド「なんかやばいことになってる」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:38:37.60 ID:QOxgl7B80
ブルース「やっと追いついた……お前、瞬間移動とかできるなら最初から使っていればよかったものを」
チャド「今はそんなことを言っている場合じゃない! なんなんだあいつは!?」
炎山「あれは……フォルテ……!」
チャド「フォルテ?」
炎山「完全自律型ネットナビ……恐らく、俺が知る中でも最強のナビだ」
チャド「最強……」
ブルース「……炎山様、出撃の許可を」
炎山「馬鹿を言うな! アレと闘えば、いくらお前とはいえただではすまないぞ!」
ブルース「それは承知です! しかし、何もせずにただ黙って見ているわけには行きません!」
炎山「ブルース……わかった。だが、今回は俺も行く」
ブルース「炎山様!?」
炎山「行くからには、全力で行くぞ! ブルース!」
ブルース「炎山様……承知!」
炎山・ブルース「フルシンクロ!」
チャド「……」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:45:30.79 ID:QOxgl7B80
ブルース「そこまでだ、フォルテ!」
フォルテ「……? なんだ、貴様か。今丁度楽しいところなんだ、邪魔をするな」
一護「赤いの……じゃなくて、ブルース!」
炎山「ナメられたものだな……行くぞブルース! バトルチップ、ロングブレード、スロットイン!」
ブルース「『ロングブレード』!」 ブォン!
フォルテ「全く……そうまでして死に急ぎたいか。いいだろう、二人まとめてかかって来い!」
一護「こんなところで、負けるわけにはいかねえ!」
炎山・ブルース「うぉぉぉぉ!」
ガキィン! ズバッ! ズドォォォン!
チャド「…………zzz」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:54:29.16 ID:QOxgl7B80
一護「月牙天衝!!」 ゴォォォッ!
フォルテ「同じ技が何度も通用すると思うか!」ガシャッ!
一護「!?」
フォルテ「ヘルズローリング!」ギュォォォッ!
一護「ちっ!」 ヒュンッ!
フォルテ「ふん……避けたか。そうでなくては――」
炎山・ブルース「そこだ!」ブォンッ!
フォルテ「何!?」
炎山・ブルース「てりゃぁぁ!」
ズバァッ!
フォルテ「く……!」
一護「どけ、ブルース!」
炎山・ブルース「!? あの仮面は!?」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:01:52.58 ID:QOxgl7B80
フォルテ「ほら、どけってよ!」 バキッ!
炎山・ブルース「ぐあっ!」
一護「ブルース!」
フォルテ「ふん! お前の技は通用しないと!」
チュインッ
フォルテ「!? 貴様、ロックマン!」
ロック「ハァ……ハァ……! いけ……黒崎君!!」
炎山・ブルース「黒崎!!」
一護「うぉぉぉぉぉぉ! 月牙!!」
ズッ……
フォルテ「な、何だコレは!?」
一護「天! 衝!!」
ゴォォォォォォォォォォォォォッ!
チャド「…………もう食べられないよ…………アブウェロ……ムニャムニャ」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:07:02.87 ID:QOxgl7B80
フォルテ(く……この力……! さっきまでとは桁違い……! 直撃でもしたら……!)
フォルテ(だが……この程度で俺は消えはせん!)
フォルテ「うぉぉぉぉ!」ゴゴゴゴゴゴ!
ロック「あ、あれは……!」
熱斗「迎え撃つ気か!?」
フォルテ「消え失せろ……ダークネス! オーバーロードォォ!!」 キュイイイインン!
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:08:52.83 ID:QOxgl7B80
キュイン!
ズドォォォォォォォォォォォォン!
フォルテ「ぐあああああ!」
一護「ぐあああああ!」
ロック「うわぁぁぁぁぁ!」
ブルース「く……!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
チャド「…………ハッ!」
ドン!
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:13:43.53 ID:QOxgl7B80
チャド「いかん……あまりの出る幕の無さについ寝ていた……」
チャド「こう……出番がなくなると眠くなるのは、しょうがないよな」
チャド「……! そうだ、一護たちは……フォルテは!?」
チャド「おい、一護! えっと……ブルース! 青タイツ!」
フォルテ「…………フフフ……! ハハハハハ!」
チャド「!?」
フォルテ「ハーハハハハハハッ! 俺が、俺が最強だ!」
一護「……」
ロック「……」
ブルース「……」
チャド「みんな……!」
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:18:01.87 ID:QOxgl7B80
フォルテ「……ん? なんだ、まだ一人残っていたか」
チャド「くそ……!」
フォルテ「今まで出てこなかったところを見るに……お前が大将だな?」
チャド「えっ」
フォルテ「えっ?」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:24:58.41 ID:QOxgl7B80
フォルテ「まぁいい……なかなかいい駒を持っているじゃないか……」
チャド「えっと……」
フォルテ「ここまで楽しめたのは久々だ……。セレナードには遠く及ばんが、それでも十分だった」
チャド(誰だセレナード)
フォルテ「しかし、こいつらを束ねているということは……お前、相当な猛者だな」
チャド「いや、だからあn」
フォルテ「いやいい、何も言うな」
フォルテ「楽しませてもらった礼だ。駒の命はとらないでいてやる」
チャド(なんなんだ)
フォルテ「……とでも言うと思ったか?」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:28:04.76 ID:QOxgl7B80
チャド「!?」
フォルテ「フハハハ……今は気分が良い! どんな猛者であろうと消し飛ばせそうだ!」
フォルテ「あいつらよりも、もっともっと! 楽しませてくれよ!」
チャド「ちっ!『悪魔の左腕』!」
フォルダ「フハハハハハ!」
フォルテ「ぐはっ!」
チャド「えっ」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:31:59.04 ID:QOxgl7B80
フォルテ「くそ……やはり強い……!」
フォルテ「しかも一瞬……なにかとんでもない間違いをされた気がする……!」
チャド(……弱りすぎだろう……)
チャド「もうやめろ、お前はもう闘える体ではない!」
フォルテ「黙れ……黙れ黙れ! 俺が最強なんだ!」
フォルテ「貴様如きにまけるわけが!」 キュイイイン!
チャド「やめろと言っている!」
フォルテ「ダークネスオーバーロード!」
チャド「くそ!『魔人の一撃』!」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:37:12.30 ID:QOxgl7B80
フォルテ「ぐあぁぁぁぁぁ……! 俺が、この俺が……!」
チュインチュインチュイン…
チャド「はぁ……はぁ……はぁ……ぐっ」
熱斗「……! ……っくマン! ロックマン!」
チャド「お前……!」
熱斗「お、オッサン! やっとつながった……! み、みんなは!?」
チャド「相当なダメージを受けている……! すぐに手当てを!」
熱斗「プラグ・アウトした方が早い! ロックマン、プラグアウトだ!」
キュインッ
チャド「青タイツが……消えた……?」
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:41:19.30 ID:QOxgl7B80
ブルース「うっ……」
チャド「ブルース!」
ブルース「……お前……フォルテを倒した、のか……」
チャド「喋るな、傷に響く」
ブルース「……! 炎山様!」
チャド「どうした!?」
ブルース「炎山様! 炎山様!! ご無事ですか!?」
チャド「……おい、どうしたと訊いている」
ブルース「炎山様からの応答がない……! 俺は一足先に戻る!!」
チュインッ
チャド「ブルースも……消えた……?」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:43:50.90 ID:QOxgl7B80
チャド「一護! 一護!!」
一護「……うぅ……」
チャド「霊圧が消えかかっている……!」
チャド「急がなければ……!」
一護「ちゃ、チャド……」
チャド「しっかりしろ一護!」
チャド「……!? なんだ、あの穴は……!?」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:45:30.82 ID:QOxgl7B80
チャド「まさか、これがあいつらの言っていた……別の世界への入り口……?」
一護「…………」
チャド「……くそ! 迷っている暇はない! 一護、しっかり掴まっていろ!」
一護「…………」
チャド「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:51:14.33 ID:QOxgl7B80
???「………………」
???「………………君!」
???「……き君! 黒崎君!」
一護「!?」 ガバッ
井上「黒崎君! よかった、目が覚めた!」
一護「…………いの、うえ?」
石田「全く、みんなに心配かけさせて……」
一護「……石田……」
ルキア「この愚か者が! 皆に何も知らせず突然消えて、戻ってきたらこの様とは! 一体どういうことだ!」
一護「ルキア……」
一護「…………! チャド、チャドは!?」
石田「え? 茶渡君がどうかしたのかい?」
一護「チャドが助けてくれたんだ……おい、チャドはどこだ!?」
井上「チャド君は一緒にはいなかったけど……」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:52:33.28 ID:QOxgl7B80
〜ウラインターネット〜
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
チャド「……」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:55:39.50 ID:QOxgl7B80
チャド「……一護が……消えた……?」
END
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 03:06:54.24 ID:QOxgl7B80
〜後日〜
一護「どうだ、浦原さん。チャドの行方は掴めたか?」
浦原「ああクロサキさん。それがですね、つい先程チャドさんの霊圧に酷似したデータの残骸が発見されましてね」
浦原「もう少しで居場所を特定できそうです」
一護「本当か!?」
浦原「ええ……無事だといいんですが……」
一護「しかし、未来のインターネットに接続するなんて、あんたも無茶苦茶やるぜ」
浦原「アタシだって、結構無理してるんですよコレ」
一護「ありがとうな。……ん? 浦原さん、モニターに何か映ってるぞ」
浦原「あ、ホントだ……どれどれ」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 03:09:51.27 ID:QOxgl7B80
チャド『…………』
一護「チャド!」
浦原「ようやく見つけましたよ……! さて、それじゃあ早速元の世界へ……」
チャド『…………一護……か……?』
一護「チャド! 大丈夫か!? 今すぐもとに戻してやるからな!」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 03:15:20.44 ID:QOxgl7B80
浦原「これをこうして……! よし」
浦原「プラグアウト!」
チュインッ!
ズドォォォォォン!
一護「うわっ!」
モクモクモク
一護「チャド……!」
チャド「……ああ、頭が痛い……」
浦原「ふう……無事成功っすね」
チャド「……ここは……そうか、戻ったのか……俺は」
一護「心配かけさせやがって! この野郎!」
一護「……浦原さん! ありがとう! 本当にありがとう!」 ドゲザッ!
チャド「ありがとう……」 ドゲザッ
浦原「い、いえいえ……仲間が困ってるなら助けるのが当たり前じゃないっすか。ははは……」
浦原(そもそもはアタシのせいで二人が向こうに飛ばされた、ってのは秘密にしておこう……うん、そのほうがいい)
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 03:21:06.99 ID:QOxgl7B80
その後、ウラインターネットで起こったあの日の出来事を語らいながら、二人は浦原商店を去っていった。
浦原「さて……じゃぁ、あの機械をぶっ壊してきますか」
今度こそEND