1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/04(土) 18:09:16.29 ID:62cstSm+0
キョン「手から電撃が出せるようになった」
キョン「イメージだけで出せるらしい。これも退屈な数学と、フリーダムな物理法則のせいだ」バチッ
ハルヒ「ちょっとキョン、さっきからパチパチ何やってるの?」ヒソヒソ
キョン「すまん、チャックに挟まったチンコの皮がなかなか剥がせなくてな」
ハルヒ「チ……ちょっ……」
キョン(とりあえずハルヒにはバレないようにしないとな)
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/04(土) 18:16:28.20 ID:62cstSm+0
――放課後
キョン「明らかな異常だってのに、不思議と胸中は穏やかだ」
キョン「とはいっても、放っておくわけにはいかないし……どうしたもんか」
>>3
1:部室に向かう
2:教室に留まる
3:帰る
4:その他
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/04(土) 18:17:27.94 ID:WoL5CnkAO
1
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/04(土) 18:31:58.64 ID:62cstSm+0
――部室
キョン「……長門は不在か」
古泉「おや。今日はいつにも増してお早いですね」
キョン「ああ、長門に聞きたいことがあってな」
古泉「奇遇ですね、僕もです」
キョン「お前もか」
古泉「ええ。ということは、あなたも既に気付いているようだ」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/04(土) 18:40:24.31 ID:62cstSm+0
キョン「話が早くて助かる。つい数時間前の出来事だったんだが」
キョン「どうも俺は、手から電気が出せるらしい」
古泉「羨ましい限りです」
キョン「そうは言っても、使い道なんて思いつかないがな……これもハルヒ関連か?」
古泉「恐らく、お察しの通りかと」
キョン「もしかして、お前にも同じ能力が?」
古泉「いいえ、僕のは一風変わって居まして……笑いませんか?」
キョン「笑うつもりはないが、手からから揚げでも出るようになったのか」
古泉「いえ、蜂蜜が」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/04(土) 18:50:01.88 ID:62cstSm+0
キョン「そうか」
古泉「いやに無関心で逆に傷つきますね。汗の代わりに蜂蜜が出るんですよ」
キョン「エンゲル係数が下がりそうだな」
古泉「嫌なこと言わないでください。蜂蜜味の汗を舐める節約術なんて願い下げですよ」
古泉「ペンとノートなんて涎にまみれるのとそう差がない状態で……」
キョン「文句を言うな。生きていられるだけ僥倖だと思え」
古泉「今日はいやに辛辣ですね。心がへし折れそうですよ」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/04(土) 18:56:45.57 ID:62cstSm+0
キョン「とにかく、まずは原因を解明しないとな」
キョン「電気と蜂蜜か……ハルヒの懐事情がピンチなんじゃないか?」
古泉「いえ、機関に確認をとりましたが、彼女の所持金は10348円と充足しており」
古泉「彼女が昨晩視聴した番組に、蜂蜜健康法を謳うものもなかったようです」
キョン「ちょっとしたストーカーだな」
古泉「これも世界平和のためですよ」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/04(土) 19:08:31.05 ID:62cstSm+0
キョン「つまり、原因不明ってことか」
古泉「ええ。ですから彼女の意見を仰ぎたかったのですが」
キョン「仕方ないさ。はやいとこ出て調査に向かおう」
キョン「俺の能力は隠せても、お前のは時間の問題だろうしな」
古泉「いいじゃないですか。全人類の手から蜂蜜が垂れるようになれば食糧問題も解決しますよ」
キョン「冗談じゃない、気色悪い」
古泉「……」
調査先 >>19
1:教室
2:廊下をぶらぶら
3:部室に留まる
4:その他
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/04(土) 19:13:17.14 ID:k25hsEbB0
3
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/04(土) 19:28:05.80 ID:62cstSm+0
ハルヒ「なによ、みんな揃ってるじゃない」ガチャ
キョン・古泉「!」
ハルヒ「うっ……なにこの甘ったるいニオイ」
キョン「……ああ、それは古泉のせいだな」
古泉「えっ、ちょっと」
ハルヒ「古泉くん?」
キョン「ああ、今日の昼食が蜂蜜だったらしいんだ」
キョン「そうだよな、小泉」
古泉「えっ、ええ……ええ?」
キョン「しかもスプーンを忘れたらしくてな。手ですくって食べている内に、臭いが染みついたんだとか」
キョン「そのことについて、愚痴をさっきまで聞かされていてな」
飯なのでおわり