1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:03:46.68 ID:S5w6Z5t30
キョン「俺はやるぞ」
10 名前: [] 投稿日:2012/08/02(木) 13:06:20.90 ID:Yt+iW1xh0
ハーバード大学
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:07:27.34 ID:S5w6Z5t30
キョン「ハーバード……」
ハルヒ「え、なに?」
キョン「ハーバード……」
ハルヒ「あんた、ハーバード大学目指すつもり?」
キョン「……」
ハルヒ「もちろん冗談よね?」
キョン「」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:10:29.22 ID:S5w6Z5t30
ハルヒ「仕方ないわ。私も手伝ってあげる」
キョン「しかし、今からでも間に合うのか」
ハルヒ「やってみなくちゃわからないじゃないの」
キョン「まあな……でも俺英語全くできないぞ」
ハルヒ「朝から晩まで勉強すればどうにかなるでしょ」
キョン「まあやってみるか(たぶん無理だが。いや絶対無理)」
ハルヒ「明日からこの部室でハーバードに向けた勉強を開始するわよ!」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:14:11.71 ID:S5w6Z5t30
1日目 午後4時
キョン「まずは英語からか。あ、そういえば、他3人はいないのか」
ハルヒ「用事があって来れないらしいわ」
キョン「珍しい」
ハルヒ「つべこべ言ってないのでさっさとやる! のろのろ勉強していたんじゃ間に合わないわよ」
キョン「へーい、ちくちくと〜」
ハルヒ「まずは英語からね」
こうして俺たちのハーバード大を目指す受験戦争が幕を下ろした。
しかしそれは決して簡単なものではなかった……。
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:16:53.52 ID:S5w6Z5t30
午後11時過ぎ
キョン「ハルヒ、もうそろそろ帰らないとやばい気がするぞ」
ハルヒ「今日はここで泊まるのよ」
キョン「は? 何言ってんだ?」
ハルヒ「今日は徹夜で勉強するの。まさかあんた1日6時間程度の勉強だけで
ハーバードに行けると思ってんの!?」
キョン「……」
ハルヒ「大学受験っいうのはもっとハードなのよ。しっかりしなさい!」
キョン「涙出る」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:18:04.97 ID:S5w6Z5t30
2日目 午前1時
キョン「やばい、まじで眠気やばい」
ポコッ、ポコッ
ハルヒ「キョン、起きなさい!」
キョン「……んぐぅうう……ハルヒ……、お前は眠たくないのか……」
ハルヒ「私は平気よ。まだまだ寝ずに頑張るわ」
キョン「さすが団長様だ…….....っいうことでおやすみなさss..zz」
ハルヒ「キョンンンンンンン!!」
バシッ
キョン「(泣」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:22:48.49 ID:S5w6Z5t30
午前3時
ハルヒ「ちょっとキョン、もうちょっと近づきなさいよ」
キョン「な、なんでだよ。そんなことする義理は俺にはないぞ」
ハルヒ「怖いのよ。辺り一面真っ暗だし……」
キョン「はあ……仕方ないな」
ハルヒ「……朝まで頑張るわよ」
キョン「おう」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:24:26.84 ID:S5w6Z5t30
午前5時
ハルヒ「日が差してきたわね」
キョン「そ、そうだな……」
ハルヒ「少し……疲れたわ」
キョン「だな。だけどお前、いつ寝るつもりなんだ」
ハルヒ「私は授業中に寝るつもりよ。学校の授業は受験の役に立ちそうもないしね」
キョン「じゃあ俺も授業中に体力を蓄えておくか」
ハルヒ「6限目が終わったらまたすぐに部室に集合して徹夜で勉強だからね」
キョン「お前もしかして今日もここで徹夜する気なのか!?」
ハルヒ「当たり前でしょ! もちろん来なかったら私刑の上に死刑だからねっ!」
キョン「」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:26:51.83 ID:S5w6Z5t30
午前12時
ハルヒ「あんた授業中にいびきかいて寝てたわよ」
キョン「仕方ないだろ。徹夜していればああなるわ」
ハルヒ「でも勉強漬けの毎日って言うのも悪くはないわよね」
キョン「いや悪い」
ハルヒ「時期にわかるわよ。とりあえず昼食たべましょ」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:29:34.40 ID:S5w6Z5t30
午後4時
キョン「ああ、またこの部室で16時間ほど過ごすのか」
ハルヒ「古泉君とみくるちゃん、有希は用事で今日もこれないらしいわ」
キョン「まじかよ」
ハルヒ「マジよ」
キョン「朝比奈さんの煎れてくれるお茶を飲みたかった……こんなときだからこそ……」
ハルヒ「今日は特別に団長の私がいれてあげるわ」
キョン「(まあ、たまにはそれも悪くないか)」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:32:29.89 ID:S5w6Z5t30
午後7時
キョン「ハルヒ、夕飯はどうすんだ」
ハルヒ「コンビニにでも行って何か買ってくるわ」
キョン「俺もそうするかな……にしてもこれを毎日繰り返していたら出費が嵩むな」
ハルヒ「仕方ないでしょ。これも大学を目指すためには必要なことなのよ」
キョン「はいはい」
ハルヒ「じゃあ行くわよ。キョン、部室の鍵閉めておいてね」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:35:02.89 ID:S5w6Z5t30
コンビニにて
キョン「ラーメンはだめだ。夕食にラーメンなんて言語道断だ。
おにぎりで我慢するしかない」
ハルヒ「あんた、おにぎりだけで大丈夫なの? 私はパスタにチーズパン、焼肉ライスも食べるわよ」
キョン「太るし、何せ眠くなるだろ」
ハルヒ「一日中勉強するんだからこれくらいのカロリーは必要よ」
キョン「まあ団長さんが決めることだ。勝手にしてくれ」
ハルヒ「まあ、おにぎりだけじゃかわいそうだからファミチキを奢ってあげるわ」
キョン「お、優しいな」
ハルヒ「私は団長よ! それくらいはしてあげる」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:36:52.64 ID:S5w6Z5t30
午後9時
ハルヒ「なんだか眠くなってきたわ……」
キョン「だから言ったろ」
ハルヒ「私としたことがぁ…….....ふにゅふにゅ」
キョン「まあいいか……俺だけでも頑張ろう」
ハルヒ「............スゥスゥ」
キョン「なんだか俺まで眠くなってくる……ぐぅガマンガマン」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:39:50.09 ID:S5w6Z5t30
3日目 午前1時
キョン「ハルヒが眠りに入ってから4時間が経つぞ。
起こさない俺もどうかしていると思うが」
キョン「まあ、そんなことは置いておいて、
とりあえず今日は英文法をほぼ完璧にした。
仮定法と分詞構文らへんがややこしいが、どうにかなるだろ……」
キョン「俺もちょっと仮眠させていただこう」
キョン「ほんの30分だけだ……」
キョン「30分だk…….........」
キョン「....................」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 13:41:07.15 ID:S5w6Z5t30
午前6時
ハルヒ「キョン! 何してるの! さっさと起きなさい!」
キョン「ふぅううう……さあべんきょぅかぃしするぞぅおうう……って」
ハルヒ「もう6時じゃないの!! 何やってたのよ!」
キョン「朝からうるせぇな! 寝ていたのはお前もじゃねーか!」
ハルヒ「なんで起こさなかったのよ!」
キョン「お前があまりにも気持ちよさそうに眠っていたから、
起こすのは悪いと……まあ良心的だろ」
ハルヒ「グチグチしゃべっていても先にすすないわ。とりあえず勉強開始よ」
キョン「ったく何なんだよ」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 14:24:33.95 ID:S5w6Z5t30
午前10時
ハルヒ「キョン、ちゃんと勉強してるんでしょうね」
キョン「してるわ。授業中だから少しは黙っていてくれ」
ハルヒ「授業なんか頼りにならないんだからちゃんと内職しなさいよ」
キョン「はいはい」
ハルヒ「目指すはハーバードなんだからねっ!!」
岡部「そこ、うるさい!」
キョン「」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 14:35:22.79 ID:S5w6Z5t30
午後4時
キョン「またこの部室で朝まで過ごすのか……ああ」
ハルヒ「仕方ないわ」
キョン「こうなると、家から生活必需品を全て持ってくる必要があるな」
ハルヒ「私はもう持ってきたわ」
キョン「やる気満々だな」
ハルヒ「あんたも明日、仕度して持ってきなさいよ」
キョン「へーい」
ハルヒ「じゃあ勉強開始!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 14:49:22.74 ID:S5w6Z5t30
午後10時
キョン「ハルヒ、長文の具合はどうだ」
ハルヒ「まあまあ順調よ」
キョン「すげーな、俺にはまだ長文は難しい。英文解釈やってもっと精読力鍛えねえと」
ハルヒ「頑張りなさい、応援してるわ」
キョン「お前も頑張れよ」
ハルヒ「あたりまえでしょ」
自分の勉強だけに集中する。音の概念がなくなるほどに。
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 14:52:45.86 ID:S5w6Z5t30
4日目 午前2時
キョン「……さすがにこの時間帯になるといつもやばくなるな……」
ハルヒ「……そ、そうねぇ……」
キョン「目が……目が……」
ハルヒ「ちょっと……眠気覚ましにキャッチボールでもしましょ……」
キョン「そうだな……」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 14:59:03.75 ID:S5w6Z5t30
キョン「うぅ……やっぱり外は寒いな」
ハルヒ「この寒さも多少とも眠気覚ましにはなるわね」
キョン「ハルヒ、投げるぞ」
ハルヒ「かかってきなさい!」
キョン「(ハルヒと出会ってから、もう二年が経つのか……考えてみると早えもんだな)」
キョン「(こう深夜に学校の庭でキャッチボールしているシュールさ)」
ハルヒ「キョン、ちょっと何考えているのよ! ボール後ろにいったわよ!」
キョン「今とりにいく!」
キョン「(こんな、さらなる非日常的生活も悪くねえか)」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 15:05:02.11 ID:S5w6Z5t30
午前8時
キョン「……なんとか乗り切ったな」
ハルヒ「……そうね」
キョン「あとは授業で寝て……今日やったことを記憶するだけだ……」
ハルヒ「……とりあえず、教室に向かいましょ…ぅ…」
キョン「……そうだな」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 15:09:09.75 ID:S5w6Z5t30
午前8時20分 トイレにて
古泉「おや、久しぶりですね」
キョン「古泉……か」
古泉「なんだかものすごく疲れているようにうかがえますが」
キョン「ちょっと色々あってな……っていうよりなんでお前は部室にこねえんだ」
古泉「緊急の仕事がありましてね」
キョン「仕事っていうのはあっちのやつか」
古泉「いえ、個人的なものです」
キョン「そうか」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 15:36:36.85 ID:S5w6Z5t30
午後4時
キョン「あー良く寝た」
ハルヒ「やっぱり授業中の睡眠は最高よね」
キョン「それをいうなら勉強した後の睡眠は最高よね、だろ」
ハルヒ「ハーバードはもう、すぐ目の前まで来てるわよ!」
キョン「だといいんだがな(世の中はそこまで甘くない)」
ハルヒ「さあやるわよ!」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 15:40:16.60 ID:S5w6Z5t30
キョン「とりあえず英語を英語である程度理解できるようになったな、ある程度だけども」
キョン「まあ今日の昼休みに学校を出て、家に戻って仕度したし」
キョン「親には適当な理由を付けて許可はもらった」
キョン「妹はシャミセンがいるから大丈夫って言ってたし」
キョン「あとはこの勉強地獄を乗り切るだけだ。頑張るか」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 15:43:34.96 ID:S5w6Z5t30
午後10時
ハルヒ「キョン、銭湯に行くわよ」
キョン「せ、銭湯だと!」
ハルヒ「当たり前でしょ。たまには体も洗ってあげないとダメだわ」
キョン「(まさか公衆浴場に行くことになるとは)」
ハルヒ「ほら、早く用意して! 行くわよ!」
キョン「そうだな、てかこんな夜中でも銭湯はやっているのか」
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 15:54:09.79 ID:S5w6Z5t30
ハルヒ「500円で入れるなんて安いもんね」
キョン「だな。じゃあ午後11時30分にまたここで落ち合お、ってあれ」
キョン「ここって男湯と女湯に分かれていないのか」
従業員「はい。脱衣所は男と女で分かれていますが、入る湯は混合になっております」
キョン「そんなまさか、」
ハルヒ「たいして変わらないでしょ。じゃあ湯で落ち合いましょう!」
ハルヒはこの上ない満面な笑みをもらした。
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 16:11:20.50 ID:S5w6Z5t30
ハルヒ「キョン、こっちこっち」
キョン「お、おう……」
キョン「(そこにはカチューシャをとり、白いタオルで胸から下を包み隠したグラマーなそれがいた)」
ハルヒ「久しぶりの湯。気持ちいいわね」
キョン「おう……(目のやり場に困る。綺麗な谷間がいっそう俺を誘惑する)」
ハルヒ「ちょっと口数少ないわよ」
キョン「すまん……ちょっと考え事をしていてな」
ハルヒ「あんたが考え事なんて珍しいわね」
キョン「……そうかい」
ハルヒ「でもこうやって二人で湯につかるのも悪くないわ」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 16:47:03.16 ID:S5w6Z5t30
ハルヒ「あんたぜんぜん筋肉ないわね」
キョン「まあSOS団に入ってから運動なんて全くしてねえからな」
ハルヒ「少しは鍛えなさい」
キョン「そうしたいんだけどな」
ハルヒ「鍛えればもっと男らしくなるのにもったいないわ」
キョン「(もっと男らしくなる、か……)」
ハルヒ「また何か考えてたでしょ!」
キョン「ハルヒ、頬っぺた赤くなってんぞ」
ハルヒ「うるさいっ!//」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 17:59:09.52 ID:S5w6Z5t30
ハルヒ「ハーバード受かるかな」
キョン「どうだろう」
ハルヒ「あんたは受かると思う?」
キョン「さあな、俺に聞かれても」
ハルヒ「何かたまに不安がこみ上げてくるのよね。
このまま勉強して受からなかったらどうしよう、って」
キョン「そのときはそのときだ。今はひたすらやり続けるしかないだろ? 団長さん」
ハルヒ「そうね。そうこなくっちゃ! 今日はサービスで私が背中を洗い流してあげるわ!」
キョン「ちょぉおおおおおおおぉおおお、ハルヒィィィィイイイイ!!!」
バッシャアアアアアアアン
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 18:13:05.26 ID:S5w6Z5t30
午後12時
ブハッ
ハルヒ「銭湯の後の一杯は最高よね!」
キョン「だなっ」
ハルヒ「飲み終わったら学校に戻って勉強開始しましょ」
キョン「というか学校に戻れるのか。この時間帯」
ハルヒ「戻れるでしょ……たぶん……」
キョン「たぶん…って……」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 19:58:18.81 ID:S5w6Z5t30
5日目 午前1時
ハルヒ「なんとか部室棟に侵入できたわね」
キョン「意外と楽勝だったな」
ハルヒ「そうね。セキリュティがゆるゆるなのよ」
キョン「にしても深夜に文芸部室だけが明かりを灯しているっていうのもなんだかシュールだな」
ハルヒ「まあばれなきゃいいのよ」
キョン「(近日中にバレるだろうよ絶対)」
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 20:03:19.86 ID:S5w6Z5t30
午前4時
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「ねむい」
ハルヒ「そう。もう少し頑張りなさい」
キョン「ねたい」
ハルヒ「じゃあ二人で英会話的なものをしましょ。
ハーバードに行くならコミュニケーション能力も必要だと思うし」
キョン「I want to sleep」
バシッ
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 20:07:10.34 ID:S5w6Z5t30
午前8時
キョン「……..」
ハルヒ「……......」
キョン「……ハルひ」
ハルヒ「……なぁのにょ」
キョン「とうこぅのじぃつなしかんだ……....」
ハルヒ「soぅ.dplx……」
……
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 20:10:32.14 ID:S5w6Z5t30
午前12時
キョン「んん、んんんって」
キョン「ああああああああああああああああああ!!」
ハルヒ「ちょ、ちょっと何よ! いきなり大声出してどうしたのよ!」
キョン「もう12時じゃねーか!!」
ハルヒ「あれ、授業は!? まさか……!」
キョン「そのまさかだ」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 20:14:54.32 ID:S5w6Z5t30
岡部「廊下に立ってろ!」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「俺たちいつから寝てたんだ」
ハルヒ「わからないわ。気づいたらこんな時間になってた……」
キョン「いつのまにか眠っているほど怖いものはないな……」
ハルヒ「こうなったら、レッドブル、眠眠打破を買って勉強するしかなさそうね」
キョン「体が悲鳴をあげるぜ」
ハルヒ「とりあえず廊下に立っていても時間の無駄だから、このまま部室に行きましょ」
キョン「まじかよ」
ハルヒ「まじよ。もうこのクラスは見捨てるわ。明日から毎日部室で勉強よ」
キョン「oh........」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 20:20:39.63 ID:S5w6Z5t30
午後1時
キョン「クラスを見捨てるっていっても単位とかは大丈夫なのか。卒業はできるのか」
ハルヒ「できるわよ。私がなんとかするわ」
キョン「なんとかって……」
ハルヒ「あんたは私を信じてればいいの。さあ、さっさとやる!」
キョン「へーい」
ハルヒ「本当に許せないわ、あのバレーボール馬鹿」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 20:24:50.90 ID:S5w6Z5t30
午後4時
ガチャッ
キョン「ん、誰だ」
ハルヒ「有希じゃないの、どうしたの」
長門「……」
キョン「長門、久しぶりだな」
ハルヒ「活動は今休止中よ。今はただの勉強部」
長門「……読書しにきた」
ハルヒ「そう。ならいいわ」
キョン「(前にハルヒ、隣に長門……なんていう状況だ)」
長門「……」
キョン「(なんだか難しい本を読んでいるな……俺には全くわからん)」
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/02(木) 20:51:57.41 ID:S5w6Z5t30
ハンドボールだた
おわた