ハグリッド「立派な事いっちょるが……」ハリー「やめて……」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「ハルヒのやつまた寝てやがる」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 16:40:20.30 ID:beVlMcgr0

ロン「ハリー、どうしたんだい?君がクィディッチの練習に来ないなんて珍しいじゃないか」

ハリー「ああ、ちょっと考え事をね。図書館に行ってたんだ」

ロン「おったまげー、ハリー、君が図書館に行くなんて。ハーマイオニーに知らせなきゃ」

ハリー「おいよせよ。僕だって魔法史の試験前以外は図書館には行かないって決めていたんだ」

ロン「じゃあなんで行くんだよ」

ハリー「ハグリッドを襲う方法を調べていたんだ」

ロン「」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 16:42:53.55 ID:beVlMcgr0

ロン「アー、ハリー?襲うっていうのは?」

ハリー「もちろん、ハグリッドの杖からアグアメンティするのさ。ドピューってね」

ハリー「ロン、そこで一つ頼みがあるんだ」

ロン「あ、ああ聞くよ。もう僕はこれ以上驚かないさ」

ハリー「君の杖を、貸してくれないか?」

ロン「」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 16:47:38.89 ID:beVlMcgr0

ロン「待ってくれ、ハリー。僕はノンケだぞ!」

ハリー「ロン、ナニと勘違いしているんだ。僕は魔法を放つ方の杖を貸して欲しいだけだよ」

ロン「え?」

ハリー「参ったな。僕が親友を襲うわけないじゃないか」

ロン「そ、そうだよな!疑ってすまなかった、ハリー。ほら、僕の杖だ」

ハリー「ありがとう、ロン。じゃあ行ってくるよ」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 16:50:30.21 ID:beVlMcgr0

ハリー(本当は毎晩犯したあげく『忘却術』をかけていたんだけどね)

ハリー(ただ、暴れ柳にぶつかって折れる彼の杖と同様、ちょっと粗末だったんだ)

ハリー(その点ハグリッドのは、大きそうだ……)ゴクリ

ハリー(いくらハグリッドに巨人の血が混ざっているからってこの二本の杖から放たれる二倍の『失神光線』にはかなわないさ)

ドンッ!!

ハリー「イタッ!……なんだ?」

マルフォイ「おや、肩に何か当たったと思ったらポッティーのイカレポンチじゃないか」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 16:52:47.71 ID:beVlMcgr0

ロン「僕は何をやっているんだ……」

ロン「こんなの絶対おかしいよ」

ロン「早くマクゴナガル先生に報告しなきゃ!」

ロン「先生、失礼しま」ガチャ

ネビル「せ、先生……」ハアハア

マクゴナガル「ああネビル、ネビル、あなたは落ちこぼれなんかじゃありませんよ……!」ビクンビクン

ロン「」バタン

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 16:55:45.95 ID:beVlMcgr0

ロン(どうしよう……ホグワーツがおかしい)

ロン(校長先生に会うには合言葉が必要だし)

ドンッ!!

ロン「イタッ!……なんだ?」

スネイプ「はて?ウィーズリー、君のような素行不良の生徒が昼休みに室内にいるとは珍しい」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 16:58:09.67 ID:beVlMcgr0

マルフォイ「しかしどうしたんだい、穢れた血擁護の貧乏ウィーズリー君は一緒じゃないのかい?」

ハリー「黙れ、マルフォイ」

マルフォイ「それより聞いたよ、ポッター。クィディッチの練習を無断で欠席したんだって?」

ハリー「耳障りだ、失せろマルフォイ」

マルフォイ「珍しいじゃないか。いったいどうしたんだい?次の相手がスリザリンだから怖気づいたのか?それとも自慢の傷跡が痛み出し―」

ハリー「ステューピファアアアアイ!」ニバイコウセン

マルフォイ「フォオオオオオオイ!?」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:00:17.81 ID:beVlMcgr0

スネイプ「さてさてこのような場合、素行不良な生徒が昼休みに室内にいる場合という意味ではあるが、ウィーズリー、なにか企んでいると考えるのが普通であると我輩は考えるが?」

ロン「そんなことはないです、先生」

ロン(こいつに相談してもせいぜいグリフィンドールから点数を引かれるだけだろうな)

スネイプ「ほう、そうかね?そういえば君の親友はどうしたのだね?」

ロン「ハリーの事ですか?僕知りませんよ」

スネイプ「その言葉を信じるのは愚かとしか言いようがありませんな。我輩が察するに、またあの便利なマントにくるまっている―」

ドゴオオオオオオオオオオォ!!!!

ロン「え」


スネイプ「ウィーズリー、君がなにか企んでいるかどうかは今の音の正体を見てから考えよう」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:01:36.53 ID:beVlMcgr0

ロン「」

スネイプ「ウィーズリー、今すぐ君の寮の先生を呼んでくるのだ」

ロン「は、はい!」

ロン(マルフォイが、壁に埋まっている……!)

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:03:47.21 ID:beVlMcgr0

ハリー「ちょっとやりすぎたかな?」

ハリー「まあマルフォイだしいいか」

ハリー「ともかく、ハグリッドの豚小屋の前まできたぞ」

ハリー「ハグリッド!」

ハグリッド「おう、なんじゃハリーk」

ハリー「ステューピファアアアアイ!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:06:33.28 ID:beVlMcgr0

ロン(先生を呼びに行った時は事後でよかった)

ロン(でもこんな状況じゃあ……)

ロン(そうだ!この状況を利用してダンブルドア先生と話すって手があるじゃないか!)

スネイプ「さて、ミネルバ?これは由々しき事態ですぞ?」

スネイプ「よもや生徒が生徒を壁に埋めるなどと……!」

マクゴナガル「落ち着いてください、セブルス。幸いミスター・マルフォイは全身骨折で済みました。すこし辛いですが、『骨生え薬』で明後日にでも動けるようになるでしょう」

スネイプ「だとしても、これをやった生徒は、退学処分は免れませんな?恐らくはポッターと―」

マクゴナガル「まさか!私の生徒がこんなことをする訳がないでしょう!」

マクゴナガル「私の見立てでは、生徒一人の魔力ではこんなことはできません。すくなくとも二人以上が全力で『失神呪文』をかけなければ……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:07:52.01 ID:beVlMcgr0

マクゴナガル「話を聞く限りでは、ミスター・ウィーズリーと一緒にいた時に音がしたのでしょう?であれば、ポッターが一人でこんな真似をしたとは考えられません」

ロン(絶対ハリーがやってるよ……)

マクゴナガル「先に言っておきますが、ミス・グレンジャーはホグズミートに出かけた記録があります。どちらにせよ、明後日になれば犯人がわかるはずです」

スネイプ「……よかろう。ウィーズリー、先生は犯人は『お騒がせ三人組』ではないとおっしゃりたいようだ。どこへなりとも行くがよい」

ロン「あ、あのう……」

マクゴナガル「どうかしましたか?」

ロン「僕、ダンブルドア先生に会いたいんです」

マクゴナガル「ウィーズリー、校長先生はとても多忙でいらっしゃいます。不安なのはわかりますが、今日はもう寮にもどって静かにしておくのが賢明でしょう」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:08:47.97 ID:beVlMcgr0

自室

ロン(どうしよう、このままじゃホグワーツはおかしいままだしハリーが退学になっちゃうよ……)

ネビル「先生……先生……!」シコシコ

ロン「……とりあえず寝よう」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:09:41.05 ID:beVlMcgr0

ダンブルドア「この組み分け帽子はいいオナホじゃのう!」シコシコシコ

ダンブルドア「うっ!……ふぅ」

ダンブルドア「さて、ドラコの件について考えねばならんのう」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:11:22.67 ID:beVlMcgr0

ハリー「……ん?ここは……?」

ハリー「!なんで僕が縄で縛られているんだ!」

ハグリッド「おおハリー、目覚めおったか」

ハリー「ハグリッド!早く縄をほどくんだ!」

ハグリッド「そういう訳にはいかんわい。ハリー、お前さん俺を襲おうとしちょったろうが」

ハリー「だ、だからどうしたんだ!早く縄をほどいて、杖を返せ!」

ハグリッド「あわてなさんな。全く、お前さんが初めてここに来た頃はそりゃあ可愛かったもんだ」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:13:37.39 ID:beVlMcgr0

ハリー「だ、黙れ!僕はもう大人だぞ!」

ハグリッド「立派な事いっちょるが……」サワサワ

ハリー「やめて……」

ハグリッド「ここはもうビンビンじゃないか、え?」

ハグリッド「数日は寝かさねえぞ」

ハリー「アッー!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:17:40.06 ID:beVlMcgr0

後日

ロン(フレッドとジョージに新しい杖を買って貰ったはいいものの……)

ロン(ハリーは行方不明だしホグワーツはおかしいままだ)

ロン(僕はこれからどうすれば……)

ロン「ネビル!出すぞ!」

ネビル「ネビル寝取られちゃううう!」ビクンビクン

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:18:34.61 ID:beVlMcgr0

マルフォイ「ポッターが!ポッターがやったんだ!」

マクゴナガル「はいはい、そうですね」ナデナデ

マルフォイ「先生、僕を信じてくれ!」

マクゴナガル「信じますよ。ドラコ」

マクゴナガル(ああ、生徒に手を出す私の癖は治らないのでしょうか)

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:19:27.97 ID:beVlMcgr0

ダンブルドア「セブルス、尻を貸すのじゃ」

スネイプ「何なりと」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:20:57.78 ID:beVlMcgr0

ベラトリックス「わが君、わが君の『広範囲錯乱の術』は成功しているようです……!」

ヴォルデモート「分かっている。俺様の闇の魔術にかかってはホグワーツ掌握などたやすいということだ」

ヴォルデモート「さて、小僧の心の中でも覗いてやるとするか」

ベラトリックス「いいお考えです、わが君。その目で今のホグワーツのありさまを体験なさって下さい!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/29(日) 17:22:46.84 ID:beVlMcgr0

ハグリッド「ええぞ……ええぞお!」ドピュドピュ

ヴォルデモート「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

おわり



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