1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 20:08:57.26 ID:O18f/VrU0
キョン「それがその…抜けないんだが」
長門「そんな訳がない。入ったものは抜けるはず」
キョン「で、でも…クックッ…!」
長門「…あっ、あ、あぁっ…」
キョン「うっ…くうぅッうー!糞!糞オォッ!」
長門「嘘…本当に抜けないと?」
キョン「抜けねえよ!!どどどどーなってんだよ!!」
長門「どうしても抜けない?」
キョン「だからそう言ってるだろうが!!精一杯だこれで!!」
長門「どうかまず落ち着いて欲しい」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 20:14:15.12 ID:O18f/VrU0
キョン「あ、ああ…すまなかったな長門…一番辛いのはお前なのに…」
長門「問題ない」
キョン「んなわけねぇだろうが!!なんだよこれ!!物理的におかしいだろ!!」
長門「どうか落ち着いて欲しい」
キョン「来ちまう!!抜けねえ!!ハルヒが来ちまうよ!!抜けねえッ!!」
長門「わたしが何とかしてみせる」
キョン「なんだって?長門…そうか!お前の力があれば!」
長門「お任せあれ」
キョン「さすが宇宙人!頼りになるな!」
長門「…………」
キョン「長門?どうしたんだ?まだ?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 20:18:05.01 ID:O18f/VrU0
長門「ふむ…?」
キョン「うん?なんだ?なにをもったいぶってるんだ?」
長門「ちょっと待って欲しい…………」
キョン「早くお得意の宇宙パワーで、ちょちょいとやっちまってくれよ」
長門「おかしい」
キョン「んなこた分かってる」
長門「違う…これはもしかしたら…」
キョン「ハッキリ言え、お前らしくもない」
長門「涼宮ハルヒの世界改変能力」
キョン「なんだって?!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 20:20:54.95 ID:O18f/VrU0
長門「情報統合思念体に働き掛けても、干渉する余地すらない」
キョン「そ、それじゃあなんだ、ハルヒか!?」
長門「少なくとも情報操作やその類ではない」
キョン「ハルヒがこの状況を望んでるとでもいうのか!?」
長門「…それしか考えられない」
キョン「糞ッ!ハルヒの奴!一体どういうつもりだ!!」
長門「…分からない…」
キョン「尻穴から俺の指が抜けないんだぞ!!」
長門「ユニーク」
キョン「俺達をこんな目に遭わせてユニークだと!?」
長門「どうか落ち着いて欲しい」
キョン「お、お、落ち着いてられるかこれが!!」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 20:26:26.65 ID:O18f/VrU0
みくる「あのぉ〜キョン君、お茶どうれしゅかぁ?」
キョン「あ、これはどうも朝比奈さん」
みくる「長門しゃんも道場」
長門「気が利く」
キョン「ふー」
長門「…」
キョン「落ち着くな〜…」
長門「全く」
みくる「うふふぅ〜よかったれしゅう〜」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 20:33:09.03 ID:O18f/VrU0
キョン「…って、それどころじゃないんですよ!!尻穴から指が抜けないのに!!」
みくる「ひゃあぁっ!?」
長門「空気嫁、胸爆ぜろ」
みくる「ご、ご、ごめんなしゃいいぃぃ〜!!」
キョン「それは言いすぎだぞ、長門よ」
長門「申し訳ない」
みくる「あ、あ、あぁ、いいんでしゅよぉ〜長門しゃん!」
キョン「逆切れにもこの心の広さ、やっぱり朝比奈さんは天使ですよね〜」
みくる「へえぇぇっ!?しょ、しょんなことないれしゅよぅ〜!」
キョン「ははははは」
長門「…許可を」
キョン「へ?」
長門「この舌足らずで甘ったるい声を、中尾彬に改変する許可を」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 20:39:25.54 ID:O18f/VrU0
キョン「長門…そんな事してる場合じゃないぞ」
長門「許可を」
キョン「だからな、尻穴から指が抜け…」
みくる「なきゃおあきゅらって誰でしゅかぁ〜?」
キョン「…やっちまえ」
長門「了解した(改変ビーム)」
みくる「なながとひゃ、なにしゅるるるる…」
キョン「あ…本当にやっちまったー?」
長門(コクリ)
みくる「おいおい、人をおもちゃにするんじゃないよぉ?」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 20:46:49.59 ID:O18f/VrU0
キョン「うおっ!?」
みくる「何を驚いているんだい、全く。大体君がね〜、命じたんだろう?」
キョン「ずいぶん渋い声になりましたね、朝比奈さん」
みくる「ん…んん…あぁ…何だ、どうせアレだろ?」
長門「お似合い」
みくる「だろ?分かってたからねぇ」
キョン「何でまた、性格まで変わっちまったんだ?」
みくる「おいおい、そんなの僕に分かるわけ無いじゃないか」
長門「ユニーク」
キョン「お前がやったんだろが」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 20:53:32.25 ID:O18f/VrU0
みくる「所でそれ、いつまでやってんだい?」
キョン「ああ、指が尻穴から抜けないんですよ」
みくる「長門さんの力でも、どうにもならないものなのかねぇ?」
長門「非常に困っている」
みくる「馬鹿だねぇ〜、どうしてそんな事になっちまうのさ?」
キョン「何かいい方法あります?朝比奈さん」
みくる「知らないけど涼宮さんが来る前にどうにかした方がいい。だろ?」
キョン「…そんなの僕にも分かってるんですけど」
みくる「だろ?」
キョン「何も出来ないなら、そのドヤ顔はやめていただきたいんですが」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 21:03:28.02 ID:O18f/VrU0
古泉「あのぅ…僕から一つ提案があるのですが」
キョン「何だ古泉、騒々しい」
古泉「今はじめて喋ったんですけど」
キョン「やかましい、こんな緊急時に爽やかイケメンボイスは癪に障る」
長門「同意。チャットなら誰しもが一斉退席するものと推測される」
古泉「…それは失礼しました。ですが、その…」
キョン「尻穴から指が抜けない」
古泉「はい。僕の見解でもそれを涼宮さんに拝ませるのは危険かと」
キョン「当然だ。なんせハルヒだからな…馬鹿にされるに決まってる」
古泉「そうです…大変です…大変な事ですよそれは」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 21:12:57.68 ID:O18f/VrU0
キョン「で?結局、何が言いたいんだ古泉よ」
古泉「いえ、そこでその危機的状況からの対策を、僕なりに考えてみたのですが」
キョン「やれやれ、言うだけ言ってみろ。聞いてやるよ」
古泉「それは…」
長門「!!涼宮ハルヒが向かってくる!!」
キョン「なっ、なんだと!早過ぎる!!」
長門「後、1分12秒でこの部室へ辿り着く」
古泉「これは計算外ですね…」
みくる「おいおい、マズいんじゃないのかい?なぁ?」
キョン「糞ッ!!抜けねえ!!いくら引っ張っても尻穴から指が抜けねえよぉ!!!」
国木田「キョ、キョン…僕達どうなっちゃうの?」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 21:23:39.99 ID:O18f/VrU0
キョン「おい古泉!!お前の妙案とやらを聞かせてくれ!!」
古泉「なんですって!?」
キョン「なにもせんよりはマシだろう!!」
長門「もし失敗しても古泉一樹の責任」
国木田「キョン!怖い!!僕怖いんだ!!」
キョン「く、国木田…!国木田あぁぁぁっ!!俺も怖いぞバカヤロー!!」
国木田「…そ、そうだよね…僕だけじゃなくってキョンだって」
キョン「お前と繋がって…幸せすぎて怖いくらいだ…!!」
国木田「!!キョン!!キョーーーン!!」
みくる「だね」
長門「ドヤ顔禁止といった筈」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/21(土) 21:30:38.56 ID:O18f/VrU0
古泉「ずるいです!!やっぱりずるい!!」
キョン「ハッ!何言い出すんだテメーは?そして何ゆえマイズボンをずりおろす?」
古泉「僕だって貴方と繋がりたいんです!!繋がっていたいんだ!!」
キョン「ふざけんな古泉!!男同士でなんてな気持ち悪いやめ…アーッ!!!」
国木田「キョ、キョン!?」
長門「…なるほど、尻穴は一つしかない。でも…」
古泉「指先ひと〜つでぇ〜♪」
みくる「みんなの心は一つになるんだねぇ」
キョン「ひゃっ、ひゃああああっ!!みんならめええぇぇっ!!」
ハルヒ「良かった…あたしにも挿せる場所があるんだ…」
みんなの心が一つになればSOS団は一つに、そして世界も一つになれると信じて…-貫-